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【人】 部隊長 シュゼット[瞼が、震える。] ………… [ルークが唇を離した直後に。 目と鼻の先の距離で、僕の瞼は開くだろう。 瞳と瞳が合ったなら。 左手は、彼女の手を弱く握り返し。 耳は震え、顔は頬に添えられた手の温度に擦り寄った。 そうして。おはようでもなく。 心配かけてごめんでもない。 僕は僕の言葉で、ルークに言うんだ。] (172) 2020/05/29(Fri) 2:45:44 |
シュゼットは、/*(。・x・)見られてた! (a0) 2020/05/29(Fri) 3:06:19 |
【人】 女子高生 雨宮 千夏[その後は>>96、とにかく ふわふわと現実味の薄い時間を過ごした。 今まで、どうやって食べてたんだっけ?…って 思うくらいに いつもの自分が行方不明。 (せ、先生がアタシ たち もぐもぐ咀嚼してる。 あ、飲み込んだ。 お腹に入って、栄養になっちゃうぅぅーーっ!) てな具合に ぽーっと動きを止めてたり。 (このスプーンだって いつぞやに先生がお使いになられたモノかも、 お皿も、椅子も、だ。……あああああ) なんて考えながら カレーを口へ運ぶのと 上の空で受け答えしてしまうのとを同時にして、 入ってはいけない場所に入ってしまって ケホケホ噎せ込んだり。] (173) 2020/05/29(Fri) 8:57:41 |
【人】 女子高生 雨宮 千夏[お風呂に至っては>>98 想像なんてしたら畏れ多すぎるお姿を 脳内から必死に追い出しつつ、] 1+1=2 2+2=4 4+4=8 … …… ………八千百九十、二 たす 八千、 ………… ……………十三万、んーあー、七十??? [なんてことをやっていたら 湯船に浸かってもいないのに 湯気だけで逆上せて イリヤに心配かけちゃったり…した、かもしれない。] (174) 2020/05/29(Fri) 8:59:19 |
【人】 女子高生 雨宮 千夏[この家の全てが 先生につながってしまうから 萌えの宝庫で、嵐で 悶え死んでしまうんじゃないかって思ったけど でも、 それを分かってくれてる親友が 傍に居てくれたから。] どうしよう、先生が…… ぴったん、ぴったん、考えてる…っ [内に閉じ込めたら爆発しそうな感動を 席を外されてる合間とか 耳打ちとかで こっそり吐き出せて 適度にガス抜き出来たおかげか 卒倒してしまったり 天国へ旅立ってしまうようなことは避けられて、 怒涛の、夢のような時間を 翻弄されながらも堪能することができた。] (175) 2020/05/29(Fri) 9:05:19 |
【人】 女子高生 雨宮 千夏[寝床に入る頃に どうにか約束を思い出して 母に電話をしたら イリヤちゃんに変わって欲しいと言うので] ごめんね、ちょっとだけ‥‥、いい? [携帯を手渡した。 信用ないのかな?って 少し不満に思いつつ聞いていたけど 今度は、うちにもぜひ泊まりに来て下さいっていう お誘いだったみたい。] (176) 2020/05/29(Fri) 9:07:14 |
【人】 女子高生 雨宮 千夏[それなら、大大大歓迎だっ。] 妹と一緒の部屋で狭いけど 泊まりに来てくれると、すごく嬉しいな…っ! [妹は、アタシと一緒のゲームオタクで 賑やかを通り越して やかましい子だって話から始まって 家族のこととか いーーーっぱい話してしまった。] (177) 2020/05/29(Fri) 9:09:28 |
【人】 女子高生 雨宮 千夏[こんなに自分のことを 聞いてもらったのも初めてだ。 (……退屈じゃなかったかな?) ひとしきり話してしまってから 心配になったりもした。 アタシの親友は、すごく優しいからね。] (178) 2020/05/29(Fri) 9:32:50 |
【人】 女子高生 雨宮 千夏[そんな気持ちの温かい彼女を 育んできた環境のことは、ずっと気になってて。 けど、今まで 立ち入ってしまって良いのかどうか 迷って踏み込めてなかった部分でもある。] イリヤのことも、知りたいなー? [って、話の流れで それとなーく訊ねてしまったけども 教えてもらえたんだったかな。 それとも、 唐突にやってきた眠気に 邪魔されちゃったりしたんだっけな?]* (179) 2020/05/29(Fri) 9:33:51 |
【人】 女子高生 渡辺 入矢[あー、はるおじのこと意識してるな、って わかっちゃうのが悔しい。>>173] 大丈夫? 落ち着いて食べなさいよね 食いしん坊なんだから [噎せてたら素知らぬ顔で背中を撫でた。 自分から見たらあからさまだけど はるおじは気づいてないんだろうな。 想いの矛先が私に向いていないのが 堪らなく悲しいけれど こんなに可愛いチカの挙動に気付かないなんて ものすごーく勿体ないことだと思う。 私にしとけば良いのにな。] (180) 2020/05/29(Fri) 13:21:05 |
【人】 女子高生 渡辺 入矢[お客さんは一番風呂! と、チカを風呂場に押しやったら なかなか出てこなかった。 浴室の扉越しに「大丈夫ー?」って声かけたら 逆上せてた! それも湯気だけで?>>174 器用なことをする。] ばっか、なにやってんのよ……! [なに考えたんだか知らないけど これもはるおじの影響なのかな。 仕方のない子だと呆れつつ あんま見ないようにバスタオル被せて引き上げて 服着せるの手伝って水飲ませてって ちょっと大変だった。 貴女の世話を焼けたのは嬉しかったけどね。] (181) 2020/05/29(Fri) 13:21:08 |
【人】 女子高生 渡辺 入矢[もえぴったんは私の圧勝である。 だと言うのに、この親友は 勝ってる私よりはるおじに夢中なのだ。>>175 はるおじそこ変われよ!] (マジf○ck……) あいあい、悔しそうにしつつ頑張ってるよねー [少々不貞腐れてしまいつつ はるおじが帰ってくれば 完膚無きまでに倒して気を晴らすのだった。 大人気ない? 子供だからいいんですー。] (182) 2020/05/29(Fri) 13:21:24 |
【人】 女子高生 渡辺 入矢[ベッドは広いけど枕は一つしかない。 二つ揃いの猫のクッションを 枕がわりに並べてたら チカがスマホを渡してきた。>>176] お電話かわりました こんばんは、渡辺入矢です いえ、こちらこそ 千夏さんにはいつもお世話になってます [チカはとても大切にされているみたいで そのチカと仲良くしてる私は お母さんから深く感謝されてしまった。 仲良くして貰って有り難いのはこちらの方なのに。] (183) 2020/05/29(Fri) 13:22:10 |
【人】 女子高生 渡辺 入矢はい。はい。……えっ 千夏さんのお家にお泊まり…… 良いんですか? [電話越しにお泊まりのお誘いを受けて、 チカに目配せすると、後押しされた。>>177 断る理由? ないでしょ。] はい、是非お邪魔させて下さい はい。はい。嬉しいです ……では千夏さんに変わりますね [そんな風に通話を終えて 「次」の楽しみににやにやと笑って。 チカのお家の話を聞かせて貰ったのだった。**] (184) 2020/05/29(Fri) 13:22:56 |
【人】 女子高生 渡辺 入矢[半生を聴かせて貰い相槌を打ちながら 納得していった。 こうして家族思いで友達思いの 雨宮千夏が形成されたのだと。] それで今の貴女があるのね [退屈なんて程遠いから>>178 話が終わった時には 感心しながら微笑いかけた。] (185) 2020/05/29(Fri) 20:10:33 |
【人】 女子高生 渡辺 入矢[チカの凝り固まった表情筋は>>0:216 妹ちゃんと二人きりで遊んだ時期が 影響してるのかしらね。 慣れ親しんだ家族間だと 些細な息遣いだけでも感情が伝わるから わざわざ表情を変える必要ないし。 予想が当たっているかわからないけど はるおじと暮らし始めた頃は 感情が読み取れなくて苦労したものだと 過去を振り返ってみたり。 いまは顔見なくても何となくわかるのよ。] (186) 2020/05/29(Fri) 20:10:36 |
【人】 女子高生 渡辺 入矢[チカは私のことも知りたいと言う。>>179 家に呼んだのは そんな目的もあったなと思い出した。 二人きりになったことだしと口を開く。] 私の母はね、旅が大好きで 一ヶ所に留まって居られないのよ 私を産む前後だけは安静にしろって 留まらせたらしいんだけどさ 一週間家に居たのが奇跡、みたいな? [そんな出生時の笑い話を始動に 順を追って話していった。] (187) 2020/05/29(Fri) 20:10:39 |
【人】 女子高生 渡辺 入矢[長く続けてるブログの広告収入と 観光客相手の通訳のバイトで 食べ繋いでいる母に連れ回されたことや 義務教育を受ける年齢を迎えたから 叔父に預けられたという経緯を 生まれて初めて家族以外に明かした。 日本語が余り得意じゃなかったし がさつだった(これは今もか)から リアルの友達は余りできなくて 代わりにオンラインのゲームでは 元気にファンメールを送りあったりして 気軽に遊ぶことが出来たってことも。 リア友が居ない時期があった同士だから チカとは仲良くなれたのかも知れないと 言いながら気づいたりした。] (188) 2020/05/29(Fri) 20:10:51 |
【人】 女子高生 渡辺 入矢[さて彼女はどこまで意識があったのかな。 もえぴったんをやったり はるおじが買ってきたアホみたいな量の おやつを食べたりしてた時点で もう結構な時間だった。 幾らでも聴かせて欲しいお互いの話も 決して短いものじゃない。] 続きは起きたらね [きっと眠たいくせに、それでも話を聞くのだと 気合入れてる可愛らしい彼女がいた気がするけど。 リモコンでライトを落とし リボンが解かれシーツに緩く広がる髪を撫でて 無理矢理寝かしつけたのだった。**] (189) 2020/05/29(Fri) 20:11:23 |
【人】 世界の中心 アーサーふふ、君が守ってくれるだろ。 ──僕は誰の顔も覚えているけれど、 先代の顔だけは覚えていないんだ。 あの人は、残したくない人だったのだろうね。 (190) 2020/05/29(Fri) 20:52:59 |
【人】 世界の中心 アーサー[ それでも、血脈だけは残したのだから、 今、“先代と同じ年”の男としては、 彼の方が進んでいる。女嫌いも拗らせたものだ。 母は、顔だけの存在だから、 …もしかしたら似たもの同士だったのかもしれない。] (191) 2020/05/29(Fri) 20:53:43 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 先代の亡き後、 ──彼は残さない人だったから、 残るものへの言葉も無く、 屋敷や、財産なんかもそりゃあ実子である己に 大半残されたとは言え、…色々あった。 何故か文章を偽証するものもいたし、 能力ももたないくせに後継ぎと言い出す者もいた。 結局、幾つかを虫食いされている。] (192) 2020/05/29(Fri) 20:54:21 |
【人】 世界の中心 アーサー[ そりゃあ そうだ。 そのときの“実子”は齢8つの子どもである。 すべてを理解し、すべてを手に残すなんて 抑考えていなかったのだ。 欲しい人がいるなら、あげればいい。 …どこまでも貴族の子であった。 それまでは唯純粋で純朴な、一貴族でしかなかった。] (193) 2020/05/29(Fri) 20:55:03 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 指先が、銀を攫った。 使い方になんか慣れていない、知らないものだ。 ──これからだって、使うことなど無いだろう。 それだから振り下ろされた銀色は、 広がる茶を1束切るようなもの。 絨毯に突き刺さっている。 …目測だけは正確だ。] (194) 2020/05/29(Fri) 20:57:19 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 切り落とした茶を片手で掬うと、 片手になったことが災いしたか、彼女の横に転がった。 どてん、と格好悪く。体幹がゆるふわなので仕方がない。 絨毯に2人並ぶ景色も珍しい。 久しぶりに天井を眺めている。] (196) 2020/05/29(Fri) 20:58:25 |
【人】 軍医 ルーク[ 義手を使ったのだ、今までのことを思うなら、 身体もろくに動かないに違いない。 頬に当てていた片手を今度は背に添えて、 身体を支え、地面にそっと寝かせる。 そうして、自分もすっと体を落とし、 胸の上――心臓の辺りに、白い耳を寄せた。] ……よかった、本当に。 [ その鼓動の音ひとつ一つを、大切に、確かめるように。 白い尻尾が嬉しそうにゆらり、と大きく揺れる。 そうしているうちに――こう、 自分が何をやらかしたのか、不意に、実感が。 ] (198) 2020/05/29(Fri) 21:26:01 |
【人】 軍医 ルーク[ あまりにも必死だったし、 あまりにも、こう、 好きでどうしようもないというのが溢れたというか。] ――… ! 顔、絶対、今見ちゃだめだ [ 心臓が早鐘を打つようにどきどきと走り始めて、 頬に血が上り、かっと赤くなる。 顔を隠すように、その胸に顔をさっと埋めたけれど、 尻尾は大きく忙しなく振れて、 ぴたんぴたんと左右の地面を打っている。 自身の鼓動の音も、 これ外に聞こえてしまっているのでは――? というありさまだから、 自分がどんな状態であるかなんて、 きっと、筒抜けだったことだろう。] (199) 2020/05/29(Fri) 21:27:34 |
【人】 軍医 ルーク[ 暫くぴたんぴたん言っていた尻尾がようやく落ち着いたころ、 顔を上げ、辺りを見渡した。 中庭まで侵入を果たした蛇型が撃退された今、 防衛部隊は外壁の防衛に総員で当たっているようだった。 前線の戦いもまだ、終わってはいないだろう。 崩れかけた建物からわらわらと出てきたぺんぎんたちが、 互いの無事を確認するように、 駆けまわっては鳴き交わし、 中の何羽かが、崩れた外壁の隙間から、 鈴なりになってひょこっと外を覗く。 やがて中に振り返り、ぐっ、と片方の羽根を上に突き出した。 中にいたぺんぎんたちが、歓声を上げて跳ねる。] 状況は、悪くないみたいだな。 良かった。 [ 外にいた虫型がここまで入って来ることがあったなら、 足が動かなかろうと、例え千切れようと、 彼を引っ張って、 一緒に安全な場所まで動こうと思っていたけれど。 あの様子なら、その心配はなさそうだ。] (200) 2020/05/29(Fri) 21:29:19 |
【人】 軍医 ルーク医務室まで運べればいいんだけど、 わたしも足が動かないんだ。 いま、ぺんぎんに 救急キットを持ってきてもらってるから、 それが届いたら、ちゃんと手当てする。 [ そうして、ぺんぎんの一羽を呼び寄せる。] 頼まれてほしいことがあるんだ。 倉庫の方に詳しいぺんぎんがいたら、 直ぐに使えそうな義足を調達してもらえないかな? いまだけ使えればいい、どれだけ旧式でも、 兎に角歩ければ。 [ 医務室でちゃんと彼の手当てをしたい。 それに、戦闘が終わったなら、そこからが自分の仕事だ。 これだけの規模の戦闘だ、 被害を楽観するわけにはいかない。 基地内の損害も相当なもののはず。] (201) 2020/05/29(Fri) 21:31:24 |
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