203 三月うさぎの不思議なテーブル
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そうだね、風とか匂いとか
そのまま感じるれるから、好きなんだ。
[ ドライブインに着いて、バイクを降り、
那岐のヘルメットを預かり、バイクに固定しながら ]
あったかくしてきて、良かったでしょ
[ 思ったより寒かったと言われれば
声を上げて笑って、答える。
食事をしながら、話すのはこのあたりの
観光地の話とか。
目的地よりもう少し走ると、温泉宿があり
いつか行きたいと思っているのだが
まだ行けていない、とかそんな事も話した。 ]
急カーブはないけど、
一応山道だから、さっきまでより
もっと揺れるかも。
[ そうしてまた、愛車に乗り込み
車道へ出る。
こちらに取っては当然なのだが、
今日、財布出させること、ありませんのでよろしく。
デートなのでね* ]
| [何で幻滅するのかって? まあ、色々あるんですよ。 言い寄られて付き合ってみたはいいけど 面倒な所出すと重いって振られるとか、そういうこととかね。 今はあえて語らないけれど。 でも、本気で気にした様子もなく あっけらかんと笑う彼を見て。] ……君ってさ〜… ちょくちょくやたら男前だよねえ。 [なんて感想がしみじみ出てしまう。 >>115でも、出会った最初からずっとそうだった。 屈託なくて、免疫なくて、揶揄うと可愛い顔する癖に。 それでいて自分の中に一本譲れないものがあって。 自分にも他人にもまっすぐで。] (131) 2023/03/10(Fri) 0:06:04 |
|
それとも
[ちょっと視線を下げる]
私に似合いそうな服、見つけてくれた? 自分でもみてみたけどなんだか……ファッションの世界がひろすぎて途方に暮れてしまって
(132) 2023/03/10(Fri) 0:08:37 |
| ……ふふふ。「良い女」か。 それならまあいいかな。 [あ、今。何か言いかけて止めたなって。 >>115その気配には気づいたけれど、 その場で深くは追及しなかった。 また誘うよという約束に頷き、目を細め。 代わりに話題を向けるのは苺ショートについて。] (133) 2023/03/10(Fri) 0:08:42 |
は、はい……それは、もちろん……?
[ 彼とのお泊り用のパジャマを新調するつもりだったから、
全く問題はないのだけれども。
予想外の反応につい語尾に疑問符がついて、
友達とお泊り会、という言葉に、ふと速崎が思い浮かぶ。
……話し合って 仲直りしたら。
そんな未来もあるだろうか。
少しの感傷を抱いたまま、見送られては買い物を済ませ
こんな時間でもそこそこ客で溢れた店内を出る。
集中してスキンケアのブランドを吟味したのもあり
神田が買い物をしていたことは全く気付かなかった。
]
| -というわけで、今夜- (仕事、ようやく終わった……) [調べ物取材執筆の連続で休む暇のなかった仕事がようやく終わり、一時的に自由の身となった。 とはいっても明日からまた仕事なんだけど。 フリーランスに定休日なんて概念はないので。 いつものように、そのドアを開ける。 黒板の内容もしっかりと見て、メニューを選ぶ。 ……今日は魚系が強いな。 栄養補給のジャンクフードで荒れがちな胃にはありがたい。ナイスタイミング俺。 カウンター席に座って、オープンキッチンの向こうにその姿を見つけたなら >>129] (134) 2023/03/10(Fri) 0:11:05 |
[ 手は繋ぎたいし、何でも持って貰うタイプでもないので
お互い片手を埋めたまま、もう片方を繋ぎ合う。
咲いた桜を眺めながら
そういえば、まだ教えていない好きと嫌いがあることを
ぼんやり思い出していた。
好きな季節は冬。 一人の寂しさを寒さのせいに出来る。
嫌いな季節は春。 暖かいのに、ずっと寒いままだった。
でも貴方のおかげで、四季の美しさを知れたから
今は春も好きになれそうです、って。 ]
……ん。
なら、良いです。……うれしい。
[ 嘘や誤魔化されるかもなんて不安は最初からないので
回答へ満足そうに微笑み、「来訪」も初めてと悟れば
尚更心は浮き立つものだ。 ]
[ 前置きには「急にお願いしたのは私なので」と答え、
けれど言葉のように物が多いわけではない室内を見渡す。
取り立てて目に入るのは本棚に隙間なく詰まった、
雑誌と──アルバム? だろうか。
彼の職業を思い出し、なるほど、と一人納得して。
いかにも性能が良さそうなPCと一枚ではないモニター。
凄い。絶対大咲には使いこなせない。
二枚以上のモニターなんてドラマ以外で初めて見た。 ]
あ、はい!
ありがとうございます。
[ 無造作に椅子へ投げられたリュックと、
ジャケットを背もたれへ掛ける動作があまりにも自然で
今更ながら、ここが彼の家だと実感を覚えては
意識しすぎないよう、邪魔にならない場所へ荷物を。 ]
| へえ、そうなんだ。 うん、勿論シェアするよ。 なんでもない日のお祝いに。
[彼にとって特別な日のケーキ。 それはわかったし、ほほえましいけど、 それであんな顔するなんて、 よほど良い思い出なのだろうか。 なんだかこどもみたいで照れ臭いとか?
そんな風に、考えていたから。 続いた言葉は完全に予想外からの方向で。]
(135) 2023/03/10(Fri) 0:11:37 |
[ それから広げられた腕と、掛けられた甘やかしの言葉へ
一も二もなく抱き着いた。 ]
ぎゅって、してほしいです
……その。色々ちょっと、考えて、疲れちゃって……
[ ぶわ、と桜が散る時のように
大咲の頭を悩ませ続けている速崎との記憶が蘇る。
抱いていた一度目のクッキーの否定理由は
ただ、大咲が「私が知っているけいちゃんなら」という
思い込みに過ぎない。
大咲の知っていた速崎。あの時確かに聞こえた失言。
傷付く権利があるのは当事者二人でしかないのに。
恋の実が落ちて、それでも最後まで逃げなかった、
彼女の姿もちゃんと見たのに。 ]
| お、大河くんだ。まあまあ久しぶりだね。 今日初鰹入ってるんだよね確か。タタキにして食べたいんだけど、頼んでいい?
[そんなふうに声をかけるだろう。 ついでに、]
あ、そうそうLINEでも言おうとして忘れてたんだけどさ。
あのカクテル、すげー美味かったよ。 度数はアレだったけど、そこは成人男性の俺の自己責任だし。
だからさ、気にしないでね。
[そう言って、申し訳なさそうに笑った。 いや、大河くんももう成人男性なんだけどね] (136) 2023/03/10(Fri) 0:11:45 |
| あ、 [ >>130手、止まってた。] ……うん、何やればいい? [ここでなら、まだ素直に手伝いを申し出られる。 何が違うの、と言われたら――ボクにもまだ、わからない*] (137) 2023/03/10(Fri) 0:11:46 |
私なりに解決出来たら、全部、ちゃんと言います
──ううん。聞いて欲しいです。
突き詰めれば多分 私の自業自得なところもあるんです。
だから今日お店に来てくれた時、ほっとしました
──自分で自分を責めて、嫌いになっちゃったら
それこそ全部終わりだって気付いたから。
その、……神田さんの、顔を見たときに。
[ 全部自分が悪い、なんてことはないし
全部向こうが悪い、なんてことも、きっとない。
少なくとも この二人の間なら。
大咲はそれ以上、これに関しては語らなかった。
話した内容も相談というよりは独白めいて、
少しずつ、彼を寄る辺に、心を整理していくような。 ]
[ 全部自分が悪いと思う癖があった。
遠藤には「残されたご飯」を怒って良いと言ったのに
自分は最後まで、母へ怒る権利もないと思っていた。
だって、大咲から見れば、母もある種の被害者だ。
お金を渡すだけの、関心もない存在。
母の日のケーキを捨てるくらい嫌いな存在。
そんな子供を高校まで行かせて、お金を渡し続けて。
でも、心のどこかで怒りたかった。
怒ることも一種の甘えなのだと知らなくて
壊したくないから、自罰で流し続けて。 ]
[ 料理を謙遜しないのは、
美味しいと食べてくれる人を否定することになるから。
自分自身となるとどうにも難しいその考えは
けれど、貴方のおかげで、一歩ずつ変わっている。
甘えたいと示せるようになっただけ、大きな変化。
貴方が好きでいてくれる私自身を
私も、自分なりに、大事にしていきたいから。 ]
…………ん。よし、リセットできました。
あの、後一個、今のうちにお願いして良いですか?
[ とはいえまだまだ遠慮も線引きも探してしまうので、
一緒に手を繋いで、付き合ってくださいね。
面倒な性格の自覚はあるけど、それさえ受け入れてくれた
貴方じゃなきゃ駄目になってしまったみたいです。 ]
| それで、もしよかったらなんだけど。 今日もなんかお酒作ってもらえたら嬉しいなって……あっもちろん、大河くんが嫌じゃなかったらで!
[慌てて付け足しながら、相手の表情を伺う。
ルームシェアをするにせよしないにせよ、再び会えたこの縁だ。
彼のことをもっと知りたいと、今の俺は思っているので**] (138) 2023/03/10(Fri) 0:12:45 |
今日、一緒に……んと、くっついて、寝たいです
──夜綿さん。
…………だめ ですか?
[ これは大咲の想定では、友人同士のお泊り会のような
そんなお気楽なお願いだったのだけれども。
ぽん と咲いた、約束通りの名前呼び。
お願いと言いつつも「イエス」以外を想像していない顔で
へにゃりと頬を緩め、小首を傾いだ。** ]
|
......へっ、
[ぽかん、と口を開けてしまう。 目の前でみるみるうちに赤くなっていく彼を 目を丸くして見つめ。
一拍置いてぶわ、とこっちにまで熱が移った。] (139) 2023/03/10(Fri) 0:14:46 |
[ 緩やかな山道を抜けるまでの間に、
自然公園へ向かう道と、
観光牧場に向かう道、
そして湖に続く道へと、行き先が分かれる。
ほとんどが前者二つへ向かう道に
流れるので、自然と前後の車両は減る。
ここまで来たら、あと十分程。
申し訳程度のやや整備が雑な駐車場には
今日は、トラックが一台。
カーテンを引くように、運転席が隠れて
いるので、お休み中だろう。
自販機が二台、公共トイレの設置もあるが
他にはなにもない。それを気に入っている。
自分の、とくべつな場所。 ]
何か飲む?
[ 問いかけて、自分は水を一つ買い、
ジャケットの前を開いて、湖の方を指差した。 ]
なんもないでしょ
[ 湖の近くに行っても、なにもないことは
変わらない。昔はボートのレンタルなんかも
やってたのかなって思えるような小さな小屋、
ベンチもたった一つだけ。かなりボロいやつ。 ]
俺のお気に入りの場所へようこそ
[ あの日、夢想した、
この景色の中に佇む君、という絵が
今完成した。ときどき、跳ねる水の音。
鳴くような虫はまだ居ないだろうけど、
ひらり、と目の前を名前も知らない蝶が横切った。* ]
| (a26) 2023/03/10(Fri) 0:18:35 |
|
...えっ、あっ、あ〜〜〜〜...
[なるほど。なるほどね??
彼に負けず劣らず顔を耳まで真っ赤にして 言葉にならない声を発していたので。 残念ながら笑ってくれという願いは 叶えられなかっただろう。**]
(140) 2023/03/10(Fri) 0:19:31 |
| [洗い物が一折片付いたタイミングでドアが開いた >>134ものだから思わず顔を上げてしまった。 アッ、これ逃げられないやつじゃん] …お、お久しぶりです。 この間は無茶なもの出してしまってすみませんでした、 [LINEで送りそびれていた謝罪も、当人 >>136が目の前に現れてしまえばもう逃げ場もなくて、カウンターから出ると座るその人の前で頭を下げた。 味は悪くなかったらしいが、遠藤さんの脅し文句がまだ喉に引っかかった魚の骨のようにぐいぐいとハートを抉ってくる。 気にしないでと言われても、流石にそれはちょっと無理だ] はい、初鰹です。 …タタキですね、かしこまりました。 えーと、今日の気分は和食ですかね?洋食っぽいタタキとかもできますけど。 ……えっ、俺ですか?……俺かぁ… [予想外のオーダー >>136にうーん、とオーダーをとるペンがくるくると回ったり、それを握ったり。 いくら落ち込んでいるとはいえ、それでも練習はしたしレシピも色々調べたりはしている。 それでもつい、ちらりと真白さんのほうを見てしまうのは、どう思います?っていう無言の確認*] (141) 2023/03/10(Fri) 0:32:31 |
| あ、葉月さんだ。 いらっしゃいませー。なんか久しぶり。 来てくれてうれし。 [手を洗いながら迎え入れてたら、本人もそんなこと言ってる >>136。 それを聞いて、ちょっとほっとした。 お仕事の都合か、しばらく姿を見かけていなかったので。 あれで懲りて来てくれなくなったとかだったら寂しいなと思っていたのだ。 大河とも特にわだかまりなく話してるようだし、一安心。] (142) 2023/03/10(Fri) 0:40:33 |
| 洋風のタタキってどんなのだろ。おいしそ。 [ >>141葉月さんの思考を左右するつもりはないが、興味あったので聞いてみちゃう。 賄いのおねだり? いやいやそんなつもりじゃないとも。] 大河ってさぁ、お酒強いの。 [この間の様子からすると、強そうなんだけど。 何せその日はボクに余裕がなくて聞いてられなかったのだ。 余裕がなかった理由は聞いてくれるな。] (143) 2023/03/10(Fri) 0:46:18 |
|
一緒にね 今日はちょっと目先を変えて、豆腐を入れてみようと思って
[谷底に突き落とす系の獅子ではないので、”一緒に” 葉月さんが来店したら、いらっしゃいませの声を]
これは玉ネギと長ネギ、いつもよりも細かくみじん切りにしたやつ
じゃあ、冷蔵庫に牛と豚の合い挽きがあるから、塩を加えてよく練……あ、チエはホール対応あるからベトベトに手が汚れない方がいいのかな じゃあこっちの炒めるのを代わる? 水気を飛ばすようなつもりで。透明になったら氷に当てて冷やして欲しい
(144) 2023/03/10(Fri) 0:51:06 |
| [ちなみに自分はといえば、普段から飲む習慣がなくてわからないのが本音。 まだたいしてアルコール自体をおいしいと思ってもなくて、甘いカクテルなら、という具合。
だから最初、この前のカクテルも甘くておいしそうだなと思ったくらいだ。 危険性は充分、充分認識したけど。] (145) 2023/03/10(Fri) 0:52:55 |
| [カウンター越しに目が合った、その表情を見て思う >>141。 ……さてはまあまあ怒られたな? いや、店的にはそりゃそうか。客がぶっつぶれたわけだしなあ。 飲みたいって言ったのは俺だし、酔いたい気分でそれを求めたのも俺だからほんとに気にしてないんだけどね] お、チエちゃんも久しぶりだ。 ……洋風のタタキ、俺も気になるわ。じゃあそっち頼んでいい? [彼が包丁を握る手を止めてしまっていることまでは流石に察せていないから >>129、気軽にそれを頼んでしまう。 彼の料理が美味しいことを、俺はもう知ってしまっているので。 彼の目がちらりとマシロちゃんの方を見る。 先輩に判断を仰ごうとしている後輩の顔だ >>141。偉いね、仕事覚えるの早そう。 ダメと言われれば客の俺にはどうにも出来ないけれど、どうせなら良い思い出を更新したいなあなんて思っている**] (146) 2023/03/10(Fri) 1:00:41 |
| あ、うん。 そっちでいいなら、一応そっちのほうがいいかな。 豆腐ハンバーグ、いいね。 [ >>144そんなこと言ったらシャミさんだって、サーブくらいはするだろうけど。 呼ばれるタイミングはお客様次第なこともあるから、すぐ動けるのはありがたい。] 水気を飛ばす感じ、広げるみたいってことでいい? [透明になったら冷やす、透明になったら冷やす。 頭の中で唱えながら、玉ネギ長ネギを炒めていく。] (147) 2023/03/10(Fri) 1:01:28 |
| (a27) 2023/03/10(Fri) 1:03:01 |
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