【人】 3年生 黒崎 柚樹[そして、私は、何度も何度も瞬くことになる。 武藤が、"走れるかもしんないし"と言った >>223 、その一言に。 全然、自覚してはいなかった。 "外に出たい"という事ばかりが自分の心に浮かんでいたけれど、それは本当のところは、"叫びたい"とかじゃなくて、ただ、"走りたい"で。 悩みがあった時、悲しい事があった時、どうにもやるせない事があった時────そして、一人になりたい時。 私はひたすら走っていた。 それは大学構内の競技場トラックだったり、川べりのサイクリングロードだったり、単に家の近所の路地だったり。 頭が真っ白になるまで走って、ようやく、頭の中がリセットできた気になれた。 ────それを、今日は、全然出来ていなくって。] (234) 2022/09/04(Sun) 20:06:51 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹…………そっか。そっかあ…………。 [零れた言葉は、全く、無自覚。] 私、走りたかった……んだ…………? [ふにゃ、と笑み零れた表情も、そして自分が何を口走ってるかの自覚もないまま、小さく、ふふ、と微笑んだ。 その場に居た、誰の耳に届いていたのかなんて、なお知らない。 ふる、と小さく、首を振った。] (236) 2022/09/04(Sun) 20:08:32 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹────ね、武藤。 さっきの、ここにして欲しい。あの、"バチン"っていうの。 [顔を上げ、武藤に乞うた。 ここ、と自分の頬を指さしながら。 眼前で見たそれ >>222 は、なるほど、顔を赤くしていたあの時 >>70 も、それをしたのかと気付いたから。 それはきっと、武藤の"儀式"なんだろう。 自分が自分で在るための。 自分でやっても良いけど、でも、誰かにして欲しいと思った。できれば、武藤に。] してくれないなら、津崎か小泉さんか松本さんに頼むけど。 [そう告げたら、してくれるんじゃないかな?多分だけど。 遠慮なくどうぞ? むしろ遠慮なんてしたら許さないよ。] (237) 2022/09/04(Sun) 20:10:24 |
【人】 2年生 松本志信[ 「 ――生きるのって面倒くさいよね 」 生きにくい、世の中だ。 少しでも“普通”と違えば弾かれ、レールから落とされる。 それはどのコミュニティにおいても同じこと。 家族、友人、男女、学校、会社。 それぞれに“普通”が存在し その“普通”を逸脱することは、狂気であり時に嫌悪にまで値する。 人は普通でないものを恐れ、警戒し、ともすれば攻撃し、排除する。 排除されても死んではいけない。 「死にたい」なんて口にしてはいけない。 親に与えられた尊い命だから。 神様から授かった唯一の命だから。 そういう、美しい、美しい、道徳にあふれた 生きにくい世界。] (238) 2022/09/04(Sun) 20:11:09 |
【人】 2年生 松本志信[告げられた言葉>>227に、一瞬どんな貌をしたらいいのかわからなくて 目を丸くして純粋に驚いた顔を向けてしまった。] あ、あ〜…… [こういう時、笑ってありがとうと言える思想であれば。 こういう時、素直に喜べる生き方をしていれば。 良かったのになぁ。 わしょわしょとばつが悪そうに自分の頭を掻いて] 朝霞ちゃんも、津崎くんも本当に優しいね。 ありがとね……、…いや、…ごめんね。 なるべく心配、かけないように、するよ。 [こうして嘘を重ねようとしてしまうから] いや、違うな… 心配はかけちゃう、かも。 そういう生き方しか出来んからさ…、だから… うん、…っはは、ごめんうまく言えねぇや。 [不定形で曖昧な気持ちを言葉にすることは出来なくて。] (239) 2022/09/04(Sun) 20:12:01 |
【人】 2年生 松本志信[とりあえずみんな色々役割が決まってるっぽいのは把握した。 そして俺は一人にならん方がよさそうだということも。 さて誰が聞いてくれるかはわからないが意思表示だけはしておこうか。] 今泉ちゃんが見当たんねぇんよ、さっきから。 俺探しに行きてぇんだけど…誰かついて来てくれる? [じゃないと俺一人になっちゃうからさ、と]* (244) 2022/09/04(Sun) 20:22:03 |
【人】 3年生 武藤景虎[外に出たら発散できそうなことで思いついた提案にくっきーが何か驚いたような顔をしているのを見て>>234、また短絡的なことを言ってしまったかな、と思う。 だけど、随分気の抜けたように崩した表情から>>236、暫く目が離せなかった。 微かに聞こえた「私」って一人称は、何故だかすとんと腑に落ちる。 今までくっきーが一人称をどう使ってたか思い当たらないのは、多分発されてなかったからで。 俺とか僕とか言ってるとこを当てはめてみたけど、どれもあまりしっくりとは来なかった。 ………ああ、そっか。 って、わかった時、不思議とそこに違和感はなかった。] (250) 2022/09/04(Sun) 20:46:25 |
【人】 3年生 武藤景虎[ぼやっとそんなことを考えながら見てたら不意に顔を上げて此方を見たから>>237、少しびくりとして、告げられた言葉に、数度瞬きする。 さっきまでの思考のパズルが当てはまってるなら、頬を叩くのは躊躇われた、けど。 他の人に頼むと言われれば、数秒逡巡して。] ………、 ん、いいけど。普通に痛いと思うが、 手加減しねえよ? [そう告げてから、一息呼吸をして。 自分の頬を叩いた時と同じくらいの強さでその両頬を平手で勢い良く挟んだ。 パチン!という大きな音と手がビリビリする感触、に実際手加減は出来てないと実感する。 これで正解だというのは、何故だかはっきり信じられた。*] (251) 2022/09/04(Sun) 20:48:00 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a74) 2022/09/04(Sun) 20:53:47 |
【人】 1年生 工藤美郷──移動後・絵の異変── [レストランから出た後、工藤は誰かと合流しただろうか。 合流していればその人と、誰とも会わなければ一人で、元来た道を戻った。 そうして元居た特別展の場>>0:177に戻ると、林檎の頭部の絵が変わっていた。 1枚から10枚へと。 そして、林檎が来ている服は、同じ研究室の面子と同じ。 顔が見えなくとも、誰を描いているのかは明白だ。] ………………。 [それぞれにスポットライトが当てられている。 工藤が無表情のまま、一歩、足を出した途端。聞き覚えのある音>>n0がして、パッとすべての照明が落ちた。窓の無いその空間は、一瞬の暗闇のうち、すぐに光度を取り戻す。 再びライトに照らされた絵は、様相が変わっていた。] (252) 2022/09/04(Sun) 21:00:46 |
【人】 1年生 工藤美郷[全ての林檎が、砕けていた。 弾けた果汁は赤黒く、白くぶよぶよとした果肉が巻き散らかされ、薄ピンク色の果汁を纏っていた。 工藤がじっと絵を見ている間に、壁の上部に一本、また一本と線が引かれていき、やがてそれは文字を象った。] WHOSE APPLE WAS CRUSHED? (“誰の林檎が砕けたの?”) [ぽた、ぽた、と、静かな展示室に音が反響する。 それは、文字と絵から糸を引いて垂れた、赤色が滴る音。 むせかえるような生臭い香りが、窓のない展示室にこもっていく。] ……………………。 [工藤は青い顔で、しかし無表情のまま、筆記具を取り出した。 滴る水音と、しゅ、しゅ、とペンの走る音だけが、その空間に広がっていく。]* (253) 2022/09/04(Sun) 21:03:04 |
1年生 工藤美郷は、メモを貼った。 (a75) 2022/09/04(Sun) 21:05:25 |
1年生 工藤美郷は、メモを貼った。 (a76) 2022/09/04(Sun) 21:07:28 |
1年生 朝霞 純(匿名)は、メモを貼った。 2022/09/04(Sun) 21:12:16 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹ありがとう、武藤。 大丈夫になった気がする。 [でも、走れる場所あったら走りたいし、それが屋外だったらすごく嬉しいし、きっと楽しい。 その本心も隠さず言えるくらいには、鬱々と沈んでいた気持ちは上昇していた。 でもまだ、本当に告げなきゃいけないことは、 まだ告げる勇気がないんだ。 ────ごめんね。 人を傷つけることを私以上に厭っている武藤だから、少し赤くなった頬に気遣わしげな視線を向けてくるかもしれないけれど。 あいにく、私の皮膚は象より頑丈なんだよね……なんて言ったら、象に失礼になるくらいには、武藤より数段早く、頬の赤みなんて消えてしまうんだと思うよ。] (258) 2022/09/04(Sun) 21:20:26 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a77) 2022/09/04(Sun) 21:20:38 |
【人】 4年生 小泉義哉―― 現在:館内捜索・スタッフルーム ―― 今泉、いるか? [ 館内捜索中に辿り着いたスタッフルームの中で 今泉を呼び掛けてみても、 入れ違いだったのかどうなのか、見当たらなかった。 荘厳な造りの美術館だからか、 スタッフルームもそれなりに豪華で広く、 なんとベッドが5台も設置されている] お。毛布もあったぞ。あと、救急箱も。 [ 室内に設置された箪笥の中を捜索すれば、 予備の毛布が10枚ほど入っていて、 戸棚の中には救急箱も入っていた] (259) 2022/09/04(Sun) 21:20:38 |
4年生 小泉義哉は、メモを貼った。 (a78) 2022/09/04(Sun) 21:24:22 |
4年生 小泉義哉(匿名)は、メモを貼った。 2022/09/04(Sun) 21:28:46 |
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2022/09/04(Sun) 21:29:54 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[さっきから、津崎との間には、分厚いコンクリートの壁があるようにしか思えない。 顔が見えない。 声すら届かない。 何を告げても、反響して自分に返ってくるだけ────みたいな。 だから、謝罪の言葉が届かなくても >>249 、"ああ、やっぱり"って、思った。] ────うん。 私が自覚できちゃったから、伝えたかっただけ。 ごめん。 [この時は理性が働いて。 一人称、外そうとして。 でも、もういいや、と、そのまま告げた。 告げたところで、やっぱり届かないんだろうって、思ったしね。] でも、一緒に連れていくからね。 津崎を一人で放っておくとか、絶対、しないから。 [今になって武藤に叩かれた頬が痛くなってきた気がしたけれど。それでも言うだけ言って、私はその場を離れたのだった。 ちょうど入れ違いにやってきた松本さん >>254 には、軽く会釈だけ返して。*] (262) 2022/09/04(Sun) 21:30:59 |
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