人狼物語 三日月国


33 【恋愛RP】Umbrella×School×Love!【R15】

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【人】 教育実習生 青柳 慶

[ スッとコルクは的の横を通り過ぎて
  落ちて行ってしまった。

  そこに居合わせた誰もが、
  それはそれで歓喜の雄叫びを
  あげ始める。

  奢ってもらうというのは、
  やっぱり誰でも嬉しいのだろう。

  そんな様子を見ながら、
  店番で離れられない生徒たちの分と
  財布から2000円ほど取り出して
  会計にいた生徒に渡しておく  ]

   あれ、なんか店番減ってない?
   とりあえず、さっきのあいつと
   法被きた子にもなんか奢っといて。
(237) 2020/06/16(Tue) 14:38:43

【人】 教育実習生 青柳 慶

    景品は、貰っとく。
    また取りに来れるとは思わないし。

 [ ちょっと落胆してる生徒を励ましながら、
   ハードとその他の小さい景品が入った袋を
   受け取れば、カレーとタピオカ以外の希望を
   聞くこととしよう。

   園芸部が販売してる花束が欲しいっていう
   聞き捨てならない希望も出てきたが、
   それは自分で買え、と促す。

   結局、カレー、タピオカ、焼きそばの
   3つに分かれることになった。
   とはいっても、体は3つもないので、
   多かったカレーと焼きそば組にはお金を渡し、
   タピオカ組とは、一緒に行動することにした。

   まずは、職員室のロッカーの中に
   この荷物たちを片付けてくるから、
   職員室に行ってから、クラスに行こうと
   教室を出ていくのだった   ]*
(238) 2020/06/16(Tue) 14:40:03
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。
(a66) 2020/06/16(Tue) 14:43:20

次期生徒会長候補 赤羽 神一は、メモを貼った。
(a67) 2020/06/16(Tue) 15:15:57

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 普通のアイスならある、と答えるその
  男子生徒は、明らかに落ち着きのない様子で>>231


  ビビられているのか、接客に緊張しているのか。
  多分その両方だろうな、と苦笑する。


  よくよく考えなくても、こんな髪の色で、
  おまけに制服ですらなく黒スーツなわけで。  ]


     あー、じゃ普通のアイスひとつ。


[ そう注文をしつつ、そりゃビビるわな、と
  多少は申し訳ない気持ちになりながら、
  彼に勧められたように適当な椅子に腰を下ろした。 ]
(239) 2020/06/16(Tue) 15:20:46

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


[ 
   
幽霊。
  自分のことを幽霊みたいなものだと言う
  その男子生徒。
  彼にはちゃんと足があるようだし(?)
  おそらく美術部幽霊部員、というような
  意味合いで捉えて間違い無さそうだ。  ]


     へぇ。
     なぁ、これって自分で描いたやつ?


[ 黒板の方を指差して聞いてみる。
  絵のことはさっぱりわからない。
  でもポップなカラーと、その隣り合う
  真っ黒なキャンバスの対比が良いな、と感じた。 ]
(240) 2020/06/16(Tue) 15:23:50

【人】 教育実習生 青柳 慶

ー3年廊下ー

 [ なぜか、下手に出て先生かどうか
   目の前の生徒は確認してきた。
   彼が軽く動くと、
   タバコの香りがしたような気がする。

   当たり前だが、未成年の喫煙はご法度。
   注意してもいいが、ぱっと見、
   彼が持っているようには
   思えないので、触れないでおく。

   こういう日には、喫煙者も多いため、
   その移香かもしれない。

   彼の質問には、首を縦に振って答えた ]


    大学の文化祭とはまた違うから、
    マジで3年の今日の文化祭、
    後悔なんてするなよ。

 [ 3-Aの生徒と聞けば、
   真面目な目をして彼に告げる。
   後悔したって、今日この日は戻ってこない。
   

   やらない後悔よりやる後悔。
   全ては、これだ    ]
(241) 2020/06/16(Tue) 15:27:36

【人】 教育実習生 青柳 慶



 [ 目の前の金髪生徒が言うには
   3-Aはコスプレカフェらしい。
   どういうものか興味はあるから、
   もう少ししたら行くことにしよう ]


    ありがと。
    人が多かったら多分また後から
    行くことになると思うけど、
    絶対遊びに行くわ。

 [ 目の前の生徒と駄弁りすぎても、
   貴重な時間を奪いかねないので、
   きりのいいところで、
   彼と分かれよう  ]*
   
(242) 2020/06/16(Tue) 15:28:06

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ その男子生徒がマッチを擦って、ガスバーナーに
  火をつけるのを見てたら、なんでかすごく
  懐かしいような気持ちになって、 ]


     ごめん、タバコ吸っていい?


[ と声をかけた。
  さらにビビられてしまうだろうか、とちょっと
  不安になった。 ]*
(243) 2020/06/16(Tue) 15:29:49

【人】 絵描き 要

「へぇ。なぁ、これって自分で描いたやつ?」

そういう彼はどう足掻いたって黒板をじっとみているようで。
あ……あー。
ぬぅ。

調子に乗ってかざってみたけれど、やはり人の目に触れるとなると恥ずかしい。僕がいない場所で見てる分には全然なんとも思わないのになあ!

「えっと、そうです。お目汚しすいません?」

そんなに恥ずかしいなら見せなきゃいいんだろうけど……。それでも、自分の描いた絵を見てもらいたい、って気持ちもあるから複雑なんだよなあ。

だからこそ、興味を持って貰えたことに、嬉しくて、自分の描いた作品について少し語ってしまう。

「色が多いのは、さっき、ピアノとギター?の音楽が聞こえてきて、その時の演奏が好き?というか、心に響いて、気付いたら筆が動いてたんですけど……、ああ、黒い方はまだ未完成で、乾かし中……なんです……ね?」

ちらちらと彼の様子を伺うが、どんな表情をしているかは分からない。
(244) 2020/06/16(Tue) 15:44:49

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

  
三年廊下・青柳先生と
  


[ あ、やっぱり先生なんだな、そう思った。>>241
  近くで見たって俺たちとそう変わらないような
  風貌に見えていたから。


  でもふいにそんな爽やかな先生の口から、

  【後悔すんなよ】

  なんて言葉が出たもんで、思わずその顔を
  じっと見つめてしまう。


  
  
うわ説教くせぇ。
  そう茶化そうとしたけど、出されたその言葉には
  なんとなく妙な重みを感じて、口を閉じる。


  胸がザワザワする。 ]


     …後悔なんて。
     これまで死ぬほどしたっつーの。


[ と小さく吐き捨てて、足早にその場を離れた。 ]*
(245) 2020/06/16(Tue) 15:50:58

【人】 絵描き 要

ガスバーナーに火をつけると、

「ごめん、タバコ吸っていい?」
と聞かれて気がつく。

そうか、この人スーツなんだし、この高校のOB?とかかもしれないな……。

ええっとタバコ、高校で吸うのは良いのだろうか……?一応学校だし、ああ、でも文化祭だからいいのか?
まあ理科室だから、火災には発展しないだろうし……?

「えっと?多分大丈夫だと思いますよ」

まあ多分大丈夫だろう、と結論づけて、彼の前に水を入れた金属の皿を置いておく。

それから、カップに使い捨てドリッパーを引っ掛けて、少し多めに粉を入れた。
コーヒーの香りが辺りに漂う。

ぷくぷくとお湯が沸騰したのを見計らって、カップにお湯を半分ほど注いだ。
あとは氷を入れて……。

カランカランと子気味良い音が理科室に響く。

「アイスコーヒーになります」

美味しいかは知らないけど。と保険をかけるように内心で呟いた*
(246) 2020/06/16(Tue) 16:01:38

【人】 教育実習生 青柳 慶



 [ 金髪の青年と分かれて、
   人がごった返す3-Aに向かっていると、
   目の前から、転校生が彼の方に向かっていた。

   彼のクラスは知らなかったが、
   まさか3-Aとは思ってもいなかった。
   
   あのくしゃくしゃにされて
   息絶え絶えだった紙はおそらく、
   クラスの模擬店の説明書だったということだろう。

   最初にあったときのような
   暗い表情ではなかったことから、
   多分頑張ったということだろう。
   後悔は、しなかったらしい。
   
   そんなことを1人勝手に考えて
   彼を見ていると、視線があったような。
   その後、手を振られればふっと笑って
   軽く手を振り返そう  ]
(247) 2020/06/16(Tue) 16:03:07
教育実習生 青柳 慶は、メモを貼った。
(a68) 2020/06/16(Tue) 16:10:47

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

  
喫茶店アトリエ
  


[ 彼の言葉>>244に、え、と思わず動きが止まる。

  いいなと思ったあのカラフルな絵は、
  ピアノとギターのセッションが心に響いた
  彼が描いたのだと告げられて。


  正確には俺らはピアノとベースだったから、
  もしかしたらあのセッションの話では
  ないのかもしれないけれど、それでも。


      
  
あぁ、こんな風に。
      こんな風に、聞こえていたのか
  



[ あちこちに散らばるたくさんのカラフル。
  弾けるようなその色の塊を、
  背景の白が包んでいるような。


  喉の奥が熱くなる。
  俯いて、懸命にそれをやり過ごすために、
  タバコに火をつけた。 ]*
(248) 2020/06/16(Tue) 16:49:50

【人】 帰宅部  雨宮 健斗

[ 出されたアイスコーヒーを口にする。
  熱くなった喉を、冷たい液体が通り過ぎて、
  そうしてようやく顔を上げた。  ]


     うっま。


[ 怪しさ満載の自分を誤魔化すように、
  ちょっとオーバーにそう言って彼の方を見やる。
  実際、それは旨いコーヒーだった。  ]
(249) 2020/06/16(Tue) 17:08:33

【人】 帰宅部  雨宮 健斗


     そっか。
     さっき3-Aでピアノとベースの
     セッションやってたから、
     もしかしたらそれかもな。


[ タバコの煙を吐き出して、そう伝える。
  自分が弾いていた、とは言えないけれど。  ]


     あ、もし気に入ったんならさ、
     その…ベース弾いてたやつ、
     バンドでライブもやるっつってたから、
     時間あったら見に行ってやってよ。


[ コーヒーのカップについた滴に目をやりながら話す。 ]


     あ、ってか何年?
     3年じゃないよな? *
(250) 2020/06/16(Tue) 17:10:43
帰宅部  雨宮 健斗は、メモを貼った。
(a69) 2020/06/16(Tue) 17:15:12

【人】 絵描き 要

ん?
動きが止まった。>>248

なにか思うところでもあったのだろうか?
さらりと彼の金髪が下を向く。

どうしたの?とは聞けずに、なんとなく彼の手の動きを追う。
慣れた手つきで、タバコを吸う姿は、さすが大人。と言った感じだ。カッコイイ。

それから、流れるようにコーヒーを手に取った。

「うっま」

そのセリフは心の底からの素直な感想、のように思えて、
つい、にへら、と口が緩みそうになるのが自分でもわかる。
む、む、む。
動きそうになる口元に抵抗するため、力み過ぎて、どうしたらいいか分からなくなる。

「お口にあったようで何よりです」

下を向くのは接客態度として宜しくないのは分かるけれど、今だけは許してほしい。
(251) 2020/06/16(Tue) 17:35:41

【人】 絵描き 要

「そっか。さっき3-Aでピアノとベースの、セッションやってたから、もしかしたらそれかもな」

ふわりと煙とそれからタバコの独特の匂いが辺りに広がる。

へー。三年生の教室だったんだ。
吹奏楽部?とかなんかその辺の人達かと思ってたけど、違ったっぽい。

その事を知ってる、ってことは、
ああ、この人もその現場を見てたのかな。羨ましい。うーん。羨ましい。

そんな羨ましげな視線がバレたのか、こうも続けた。

「あ、もし気に入ったんならさ、その…ベース弾いてたやつ、バンドでライブもやるっつってたから、時間あったら見に行ってやってよ。」

え、それすごい気になるし行きたい。けど、ライブ、かあ。
ライブ、人、集まるよなあ……。うぅん。

「時間なら有り余るほどあるんですし、すごい興味ありますけど、やっぱり人、沢山来ますよね?」

念の為聞いてみるのは、未練があったからか。
(252) 2020/06/16(Tue) 17:46:01

【人】 絵描き 要

「あ、二年です。何組かは忘れましたけど」

実際授業にもいってないんだからそりゃ忘れる。し、あんまり興味もなかった。……と言ったら嘘になるだろうけど。
興味があるからこそ、それでも無理だから、諦めるために、見なかった、のが正しいのかもしれない。

「まあ、授業とかはろくに受けてないですし、というかそもそも教室にすら入ったことも無いダメなやつ、ですけど」

そう言って笑う。

「あ、お客さんこそ、えっと?何歳なんですか?やっぱりここ卒業です?」

なんて柄にもなく矢継ぎ早に質問したのは、恥ずかしさと自分への嫌悪感とそれから、暗い雰囲気にならないように、と取り繕ったわけで……*
(253) 2020/06/16(Tue) 17:56:57

【人】 無表情 トオル

「これ…食べる?」

[トオルが急に話しかけたせいか、少女は必要以上に驚いた顔をして、そしてパーカーのフードを急いで被って背を向けた。]

「私のことが怖くないの?」

「怖い?え、なんで??チョコ、嫌いだった?」


「…ううん。」


[少女がチロルチョコを受け取ろうと手を伸ばし、少し安心した表情でチョコを頬張っている。それからぽつりぽつりとトオルに自分の話をしてくれた。名は【しずく】と言うこと、小さな頃から体が弱くて入退院を繰り返していること、そのせいで学校で友達がなかなか出来ないこと…。しずくはまた涙目になって、フードをさらに深く被った。その動きに合わせて、彼女のパーカーからヒラリと一枚のポストカードのようなものが落ちた。真っ白な背景に紫の紫陽花が描かれている。トオルはそれを拾ってしずくに手渡した。]

「コレ、綺麗な絵だね」

「わ…私が描いたの…」

「え!?君が?すごいや、大人が描いた絵みたい!」

[しずくは自分の絵が褒められて素直にとても嬉しかった。絵を描くことは一番好きなことだったから。]


「この絵、なんだか君に似てるね」

「え??どこが??」

「君のその紫色のシュシュってやつだっけ?それ、この紫陽花みたいだね。君の白い髪によく似合ってる」*
(254) 2020/06/16(Tue) 18:33:18

【人】 テニス部 ちあ

ー2-Cタピオカ屋ー

ええっ?!同じクラス?!わー!ごめんなさいー!

[失礼なことをしてしまった。と、ちあは慌てる。ももと同じクラスになって三ヶ月は経つと言うのに、気付かないとは…。ちあは、自らを恥じた。]

(それにしても、この子、初めて見たな…。あれ?!肩の辺りが透けてる?!)

[ちあは、ゴシゴシと両目を擦った。透けは治っており「気のせいかな?」と一人、首をひねる。気を取り直して、目の前のももに向き直る。]

藤堂さん!これから、よろしくね!

[せっかくの同じクラスだ。これからも仲良く出来たらという思いがあったのだろう。ちあは、無意識に「これから」という言葉を使った。 ]*
(255) 2020/06/16(Tue) 18:46:50
テニス部 ちあは、メモを貼った。
(a70) 2020/06/16(Tue) 18:53:16

テニス部 ちあは、メモを貼った。
(a71) 2020/06/16(Tue) 18:53:55

【人】 美術部 雨蓮 しずく

「怖い?え、なんで??チョコ、嫌いだった?」 >>254

[ しずくはこの優しいお兄ちゃんに今まであったこと、悲しいこと、寂しいことを話した。
初めてあった人なのにとても話しやすかった。

しずくが、雨と紫陽花を見て描いた紙がポケットから落ちてしまった。]

(は、はずかしい…)

「コレ、綺麗な絵だね」

(き、きれい?うれしい…)

「わ、私がかいた絵なの…」

[ しずくは、はじめて同じ年頃の子に褒めてもらえて嬉しかった。]

「この絵、なんだか君に似てるね」

「君のその紫色のシュシュってやつだっけ?それ、この紫陽花みたいだね。君の白い髪によく似合ってる」

(やっぱり…かみのけ見られてた…。けど、こわいとか、きもちわるいとか言われなかった…。うれしいな)

[ しずくは、嬉しくて嬉しくて今までで初めてではないかというぐらいの勇気をだしてお願いしてみた]

「お、お兄ちゃん…またしずくとあってくれる?しずくの絵を見てくれる?…」*
(256) 2020/06/16(Tue) 20:41:37

【人】 光学迷彩 もも

[『わたしは壁。』
そんな壁にも友達はできたの、かな?>>255]

よろしくっス。
べつにいっスよ、珍しくもないので。

[クラスの中であってもわたしは壁でしかない。
名簿に名前が載っている優遇された壁だ。
壁の名前も、姿も、覚える必要性は無いだろう。
そんな些細なことなんだ。]

[わたしの姿を見ては目を擦る彼女。
きっと半透明にでも見えてるのだろう。
中学生まではものの例えだろうと思っていたが、両親に確認してみると本当にそう見えるとのことだ。
大人になる頃には完全に空気に溶けてしまうのかも。
慌てる彼女を見て、ぼんやりとそう思う。]

タピオカ楽しみっスね〜。

[目線を店内に巡らしながら素っ気無く言う。
コミュニケーションの仕方を知らない。
こういう時、同じクラスの女子とどんな話をすればいいのだろう?彼女なら容易いものだとは思うが…。
もちろん、相手をつまらなくさせない様に努力しなければとは思うけど、できれば得意そうな彼女に頼りたい。*]
(257) 2020/06/16(Tue) 21:05:23

【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一

  
  [教室後方の調理場を出る。
  
  飲食スペースは
  普段の机を合わせたものに
  白いレースのクロスが敷かれ
  真ん中には小さな容器に花がある。


  天井からは雲のような綿が
  きらきらと装飾されている。

  色とりどりのガーランドは虹のようだ。


  黒板には天使の羽が2人分
  向き合うように大きく描かれていた。

  そこでは恋人も友達も
  自分の背中に羽を合わせ
  楽しげに写真を撮っている。

  黒板に名前とメッセージを
  残している者もいるようだ。

  
  クラスメイトに注文を聞くよう急かされ
  ちあとももの席に行く。>>255>>257]

  ミルクティかイチゴミルクどっちにする?*
(258) 2020/06/16(Tue) 21:57:18

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ 流行りに乗るタイプだという>>224
雨宮くんには思わずわらって。
「いいね、乗ろう、流行りに」と
伝えて約束を交わした。

教室の隅に未練のように残したアコベは、
また弾けたら、という気持ちのあらわれ。
それを悟ってくれたとして、
彼が喜んでくれるか、はたまた
負担に思うかはわからないけれど。
たのしかったのだと、伝わればいい。

半ば急ぎつつリハへ向かう途中、
今朝方職員室前で話した例の先生と
すれ違ったから、>>247また念押しに
宣伝をしておいた。]

 
(259) 2020/06/16(Tue) 22:34:18

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ 足取りは軽い。
いい音楽に触れた。いい演奏者に会えた。
それは音楽を楽しむ者としてこの上ない
幸せだと今強く感じる。
その上、このあとはリハだ。

ステージに立つのは好きだ。
あの空気が、熱が、会場が、
一体になるのはたまらなく心地いい。

ベースを背負い直す。

ああ、またコーヒーのいい香りがした。]*

   
(260) 2020/06/16(Tue) 22:35:10

【人】 転校生 矢川 誠壱

 ──リハーサル──


   「おせーよイチ!ギリギリ!」


  ごめん、 ちょっとクラスの方手伝ってて



[ メンバーのいる体育館の袖にいくと、
ボーカルである坂口祐樹に怒られてしまった。
まあまあ、とその隣でなだめるのは
ボーカルと同じ顔のギター担当・裕也。
ドラムの智は「間に合ったんだからいいよな」
とゆるっとした口調で笑いかけてくれる。

彼らのバンドWTwo winsWは、
ギターとボーカルを担当している双子、
坂口兄弟によって発足したらしい。
帰国子女ゆえの流暢な英語で
がなるように歌い上げるのは、邦楽ロック。

英語がそれだけできるのに洋楽にする
という選択肢はなかったのかと
ふとしたときに聞いたことがある。
だが祐樹の答えはシンプルだった。]

 
(261) 2020/06/16(Tue) 22:35:48

【人】 転校生 矢川 誠壱


[ W洋楽とか邦楽とかどうでもいいW


…間違い無いな、と思った。
自分たちがいいと思ったものを演奏する。
そのジャンルが今はたまたま、
ラウド寄りのオルタナティブロックだった。
で、その中でも気に入っているのが
邦楽アーティストだったというだけ。

以前は他のものもやっていたらしいが、
今回の文化祭では1組のバンドの曲に
しぼって演奏する。

ちなみにオリジナルはやらない。
すべてコピー曲ばかりだ。
曲はかけない、と一蹴された。

発足したのは兄弟が中等部2年の頃で、
毎年文化祭には出ているし、
なんならライブハウスなんかでも
やっているらしい。比較的、学園内では
有名で人気のバンドだ。]

  
(262) 2020/06/16(Tue) 22:36:42

【人】 転校生 矢川 誠壱



[ 人気の理由は…彼らの顔面偏差値に
よるところもきっと大きいだろう。
身長はそう高いわけではないけれど、
整った顔をした双子。
甘いマスクから飛び出す迫力のある歌声は、
男子も女子も魅了する。
ドラムの智はおっとりとしていて、
柔らかな雰囲気なのに、曲が始まると変わるのだ。
以前いたベースも劣らず整っていたから、
正直顔面偏差値を下げた自覚はある。
背が高いだけで顔が綺麗なわけではない。
気落ちされなければ上々だ。

顔面のことばかり言ったが、もちろん
演奏テクニックもかなりのものだった。
だからこそ、ベースとして急遽加入して
そりゃもう必死で練習したのだ。

運良くやったことのある曲もあったから、
救われた部分は大きい。
ベースを取り出して、取り急ぎチューニングする。
ちょうど1弦を合わせ終わったところで、
リハーサルの順番が回ってきた。]

 
(263) 2020/06/16(Tue) 22:39:54

【人】 転校生 矢川 誠壱




  「おっしゃー!いくぞー!」



[ 大きな声を出して舞台に出て行く
祐樹に困ったように笑う裕也が
「まだ本番じゃねーぞ」と声をかけた。

マイクのハウリングが響く。

肩にかけたベースが、なんとなく重い。

智に「大丈夫か?」と声をかけられる。
ああ、と微笑みかけて、ステージへ出た。]

 
(264) 2020/06/16(Tue) 22:40:18

【人】 転校生 矢川 誠壱




[ 7分間のリハーサルが終わる。
セッティングは問題なさそうだった。]


  「あ、そうだ」


[ と祐樹が口を開く。]


  「なんかさ、1組出れなくなったらしくて。
   俺ら、もう一曲なんかできねーかって。」


   え、


[ 裕也と智も目を開いている。
どうやら二人とも聞かされていなかったらしい。
ぱちくりと目を瞬かせて、無言の時間が流れる。]
 
(265) 2020/06/16(Tue) 22:40:34

【人】 転校生 矢川 誠壱



  「え、まさか、OKしてないよな?」


[ 裕也が心配そうに尋ねる。]


  「え、OKした。」


[ 祐樹が悪びれる様子もなく答える。]


   え


[ え?なんだって? だっ て、
おれは、 1ヶ月前に入ったばかりで。]



  「あれやろうぜ、NAME。」



[ あっけらかんと言った。
言いのけやがった。
己が何かを言う前に祐樹の「はぁ!?」が
先にきた。思わず唇を結ぶ。]
(266) 2020/06/16(Tue) 22:40:55
 




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