147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】
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| [ あれから季節がひとつ過ぎて、 学園内の景色もすっかり冬の装いとなった。
わたしたちは、というと相変わらずで。
わたしは学園の生徒として普通に授業を受けて。 彼はそのあいだ、暇を見つけては 図書館でよく本を読んで過ごしている。 このままいくと、わたしが卒業するまでには あの図書館の蔵書を全て 読み終えてしまうのではないかしら…。
他にも、お互い時間があるときに料理を作ったり お休みのときには二人で何度か、 街や郊外の森に出かけたりもした。] (1) 2022/05/25(Wed) 22:53:49 |
| [ 少しずつ、重ねられていく穏やかな日々。 そして少しずつ、彼について知っていることが 増えていった。
粥とお菓子以外の料理を作るのが実は苦手なことも 都合が悪かったり面倒なことは笑って誤魔化そうとすることも、
世界を破滅させることに対する拘りは、結局のところ、 「自分を召喚した、誰かの願いを叶えるため」で。
……今まで彼をこの世界に喚んだ人たちは皆、 既に此の世にいないということも。 ] (2) 2022/05/25(Wed) 22:54:20 |
| [ ……もし、望みが叶うなら。
わたしの知っている彼が彼のままで在てくれたらと、 そう、願わずにはいられない。
あのひとたちが幸せでいられる「美しい物語」が 続いてほしいと思っているのは変わらない。
――…でも、それとは別に。
彼の冷たくて、あたたかな掌に、…離れがたい。 離したくないと、その気持ちを抑え難く感じている。 ] (3) 2022/05/25(Wed) 22:58:04 |
ミンナと言う人物はとても優しく、
けれどもきちんとすべき時は臆せず物を言い、
ただただ守られるだけのお姫様ではない。
お姫様でも十分可愛いけれど、
それでいて冒険者であると言うポイントもある。
そうなれば魅力が満載で人目をひく。
「ん……そんなに締まって、…恥ずかしいの?」
震えた声で教えてくれる彼女。
それと一緒に、中が締まり体で更に教えてくれると
口が綻んでしまい、可愛すぎてちゅ、っと
唇を重ねてしまった。
ゆっくりと動いているせいか、
動くたびにぬちゅ、っと音が立ち、
ぱちゅん、っと肌が触れ合う。
柔らかい体にぶつかる硬い体が受け入れられる。
都度、彼女の可愛い声が聞こえてしまって
徐々に腰の動く速さが上がっていく。
「可愛い……。可愛いよ、ミン、っ……」
絡まれた彼女の指が強くなる頃、
彼の方も少しずつ吐息が漏れはじめ、
彼女が気持ちよく感じる箇所を感じ取った気がした。
体勢を変えようかと彼女を抱きしめ、
座る体勢にするために体を起こしてあげれば
体重が乗ることもあり彼女の奥に届いたのではないだろうか。
[恥ずかしいのかと問われたら、朱を散らしたまま
気恥ずかしそうに小さく頷きを返す。
何より身体の動きを言葉で伝えられることが恥ずかしい。
悦ぶように蠢いた膣が、口にされることでまたひくりと蠢いて。
彼の昂りにまとわりつくように蠕動を繰り返す。]
……ん、ぁッ……や、……
言わないで……っ……、ぁッ、んぅ……
[甘く非難の声を上げれば、それを塞ぐように唇で覆われる。
機嫌を取るように幾度もキスを落とされれば、
唇が綻んで、隙間から舌先が滑り込んできては喘ぎ声を攫われて。]
[口付けを交わしながら、彼の口腔に吐息を吹き込む。
突かれる度に喉奥から溢れる声は、
彼の唇に寄って吸いこまれていき、掻き消えていった。]
……ぁッ、んんッ、……ふッ……
ぁ、ぁッ、……いい、ッ……、
テンガン……っ、きもち、いッ……
[名を呼ぶ声に応えるように彼の名を呼んで。
徐々に腰がぶつかりあう音が大胆になっていく。
間近で彼の吐息を感じて、ぞくりと身を震わせて、
縋るように絡めていた指先に力が入らなくなっていく。
くらくらと目眩がするほどに快楽に溺れて、
弱い場所を何度も突き上げられて、甘い声を上げれば。
不意に身体を抱き起こされて、視界が変わる。]
[変わった体勢に咄嗟に彼の肩を掴む。
彼の膝の上に乗せられて、自重でより結合部が深く繋がる。
届いたことのない場所まで深く彼を感じて、
目の奥が明滅するような感覚を覚えた。]
……ひぁ、っんッ……!
ぁッ、ぁぁんッ……、やぁっ……
この、……体勢ッ……、
おく、まで……っぁ、あぁッ……ひぅッ……!
[あまりの快楽に動けずに、はくはくと酸素を求めて。
開いたままの唇から、切なく啼くような声が溢れ落ちた。]
見てわかることをあえて口にするのは、
そのほうが彼女の体がとても反応するから。
本当は聞かされたくないとわかっていても、
良い反応を示すのを知ってしまうと、
ついつい状況を説明して、改めて彼女に問うてしまう。
やりすぎはよくないと思っていても、
これはどうしてかやめられなくなっている。
恥ずかしいと体現するように蠢く中は、
彼女の感情1つで更に絡みついて離れない。
いわないで、と言われると言いたくなる。
けれどもそれをごまかすように口づけを交わし
彼女の細い喘ぎはすぐに受け止める。
全てがいとおしいから、彼女の言葉ひとつも
飲み込んでしまいたいという欲望が湧いて出る。
「好きだよ、ミン……は、っ……
大丈夫?きつかったら、ン……いうんだよ?」
絡まっていた指がほどかれていき、
彼女の手が離れれば抱きしめ体勢を変えて。
突然のことで肩をつかんできた彼女の頭を
そっとなで、無理はしないように伝えたが、
時すでに遅しのようで、彼女の体が固まり、
中だけが蠢き動いているような状態になる。
「もう少しだけって思ったけど、
そんなに感じてしまってるなら……」
ちゅ、っと頬に口づけを落とせば、
背後を確認して今度は彼が寝ころんだ。
つまりは、彼女は彼に跨っているような
そんな体勢に変えられてしまった。
もしかしたら、先ほどまでよりも
もっと奥まで届いてしまうかもしれない。
その時の表情はどんなときよりも、
多分綺麗で見惚れてしまうことだろう。
ン……ッ、だいじょうぶッ……、
……ぁっ、きもち、から……っ、ぁんッ……
……はっ……、ぁッ、ぁッ……
[気遣う声にしきりに頷いて、変わった体勢に慣れるまで
息を吐き出し、暫く堪えるように彼に抱きついて、
波が通り過ぎていくのを待っていた。
自身でも分かる程にひくつく内部は、
彼の形を覚えるように蠢いて、欲深く奥へと誘い込む。]
[彼も動かないで待ってくれているのか、
しばらくして落ち着いてきたと思えば、不意に動き出す。]
……ぅ、ん……ッ……?
[口づけと共に呟くような声をうつろに聞いて、
顔を上げれば、彼がシーツに沈んでいく。]
……ッ、やぁっ……、ぁんッ……、
あっ、だめっ、これッ……
[目の前に縋るものがなくなって不安を覚える。
下から見上げられるような形で、彼と目が合えば、
目尻に涙を溜めたまま、いやいやするように首を横に振った。
下から突き上げられるような感覚に、
喉を震わせて、ぶるりと身体を震わせる。]
彼女の
吐息
彼女の
声
彼女の
体
すべてで彼女の様子が落ち着いてきたと思う頃、
体内が奥へ奥へと誘われていく。
蠢く肉壁は熱を取り込むように絡みつき、
彼はそれに合わせるようにぎゅっと抱きしめて。
だからこそ寝ころびやすかった。
彼女は驚いたような、理解が追い付いていないような
声をあげながら顔を上げて、すごくかわいい。
「ダメ?でも気持ちいいって思ったけど……
もう少し、感じてもいいんだよ?」
彼女と視線が合うとき、彼は彼女の腰に
手を添えてぐっと、何度か奥を突いていた。
不安そうにしていたなら、
おいで、と声をかけて彼の上に寝そべるよう促してみる。
彼女の体が密着したなら、先ほどまでと変わらず
ぎゅっと抱きしめて下から突き上げて。
彼女が本格的にいやいやをしてきたら、
どうしようかと考えながら、髪を整えるように撫でて。
[いつもは見上げる顔が、真下にある。
下から見上げられるのは全てを見られているようで、
羞恥を煽られて、頬を赤く染めた。]
……ぁっ、……ぅ、……
きもち、よすぎて……だめぇっ……、
ぁんッ……ァッ、ンぅッ……、
……あッ、……ぁッ、あぁッ……ひ、んッ……
[腰に手を添えられて下に引き落とされる。
身体の奥を揺さぶるように、突き入られられて身悶えて、
思わず支えるように両手を彼の腹に据えて、
びく、びく、と大きく身体を震わせた。
軽く達してしまったかもしれない。
は、は、と短かな呼吸を紡いでいれば、
続けて下から突き上げられて、身を起こしていられなくなる。]
ひぁッ、……ぁんッ、ぁッ……
いいっ……、きもち、いいよぉッ……、
ぁッ、おくっ、もっと、……ついてぇッ……
[くしゃりと顔を歪めて涙を散らして、
下肢に与えられる刺激に、甘く腰を揺らして啼く。
次第にへにゃりと力を失くして、彼にしなだれかかれば、
胸と胸がぺたりとくっついてしまう。
揺さぶられる度に、胸の先端が彼の胸板で擦れて、
得も言われぬ快感が駆け抜けていく。]
ぁ、ッ……ふっ……ンンッ……
だめっ、……イッちゃ……う、……イッちゃう……!
[限界を訴えるように瞳を潤ませながら、
テンガンを見上げて、続きを乞う。]
下から眺める彼女の姿が艶やかで、
もっと眺めていたいと切に思う。
否、何度も、何度も眺めたいが正しい。
羞恥心を感じている顔はいつもの彼女と違い、
それでいていつもと変わらず視線を離せない。
「俺もきもち、いい。………可愛い……」
彼女が腹部に手をついて体を震わせている姿は
胸が寄せられて更に淫靡に見え、
欲が抑えられなくなっていく。
だから彼女が体をくっつけてくれたなら、
何度か胸が擦れ合い、もっと彼女の声が聞こえる。
不意に起こる接触はとても感じてしまうのか、
彼も少しだけ声が出たことだろう。
「もっとしてあげる。っ…ふ……
あとは、いつもの体勢にしよっか」
達してしまいそうな彼女の腰をしっかりと抱え、
少し腰を上げて、彼女の奥を突いた。
彼女が達してしまうのを促せたなら、
絶頂を越えるまでその体勢を止めることはなく。
それが落ち着いてしまえば、また最初の体勢に
戻そうと彼女を抱きしめて起き上がるのだった。
| …えへへ。 [ >>4>>5自分でも気持ちが悪いくらい、 頬(というより表情)が緩むのを感じた。 差し出された、彼が淹れてくれた紅茶の味も、 肩から背にかけられたわたしには大きいマントも、 口調こそ厳しいけれど、優しさに満ちた声も。 ――…その全てが、わたしにとってあたたかかったから。] (33) 2022/05/27(Fri) 23:33:49 |
|
……星を、見ていたんです。
[ マグカップから紅茶を一口啜る。 そうして見上げた空には、濃淡を描く藍色の空と 銀粉と雲母を散らしたような星々。
「私」の元居た世界では、普通に街で暮らしていたら 絶対に見ることのできない光景が この世界では当たり前に存在している。 わたしの故郷でも、王都でも、それは同じ。 ] 子どもの頃、先生に教わったんです。
「夜の星は、亡くなった人たちの魂で 今も遠い彼方から私たちのことを ずっと、見守ってくれているんだよ」って。
(34) 2022/05/27(Fri) 23:35:31 |
|
……小さい頃のわたしにとって、 愛とは星のようなものでした。
真っ暗な夜の闇の中、きらきら輝いて わたしの心を温かく照らしてくれるけれど。 ……でも、決してこの手が届くことはない。
[ どれだけ、背伸びをして手を伸ばしても 懸命に飛び上がろうとしても、 あの輝きに、手が届くことはなかった。 ]
だから、憧れました。
星の輝きに、愛に、それに触れたときの温もりに。
誰かを愛して、そして愛されたとき、 それはどれだけ温かくて、眩しくて。 ……素敵なもの、なんだろうって。
[ 小さな頃、夢に見ていた遠い世界でも 終ぞ触れることの叶わなかった願い。 ]
(35) 2022/05/27(Fri) 23:36:34 |
|
わたしは、選ばれませんでした。 この世界の誰かに愛されるような、 そんなニンゲンにはなれませんでした。
でもね。 あの夜、貴方に出逢って、 わたしは、自分の物語を自分で綴ることを知りました。 誰かの幸せを祈るのと同じくらい、 自分自身のことを選択することの大切さを 教えてもらいました。
貴方と共に綴った時間は わたしにとって、かけがえのないものです。
[ そしてこれからもきっと。 わたしにとって、かけがえのない星であり、道標。]
(36) 2022/05/27(Fri) 23:41:47 |
| [ だから。 ]
もし、今もわたしの願いを叶えてくれるというのなら。
これからも、学園を卒業してからも、ずっと。 わたしと、一緒にいてほしいんです。
[ 自分なりの一世一代の告白に、 果たして返答は、あっただろうか。 たとえなくても、そのまま彼の肩に頭を預けて、 すやすやと寝息を立て始める。
まぁ間違いなく怒られるだろうけど、 でも、彼はなんだかんだ面倒を見てくれるだろうなんて、 ―――…そんな甘えに瞼を閉じながら、 すやりすやりと、狸寝入りをする。 ]** (37) 2022/05/27(Fri) 23:47:21 |
[互いに気持ちよくなっていることが分かる。
肌を寄せ合って、下肢を落として。
自らも、少しずつ腰を揺らめかせて快感を拾っていく。]
……あンッ……、ぁッ、ぁ、ぁッ……
ん、ッ、……おく、あたって……ッ、ぁッ……、
ふ、……ぅっ、ン……、ぁうッ……!
[彼の先端が子宮口にまで届く。
狭い入り口が、彼のものを受け入れて広がっていく。
中はきゅうきゅうと淫らに吸い付いて、
僅かに身動ぎする度に、水音がいやらしく響いていく。]
ぁ……、テンガンっ、……
キス、して……ッ……
……ぁ、ぅんッ……ンンッ、ぅ……
[顎先に頬を寄せて、伸び上がるように唇を近づける。
最初は優しく食んで、舌を差し出せばすぐに飲み込まれていく。]
[もっとという声にこくこくと頷いて。
唇を合わせたまま、高みを目指していく。
呼吸が苦しくなって、唇を離せば
後は次から次へと溢れ出る嬌声が喉を突いた。]
……ひぁッ、ン……ッ、あっ、ア、アッ……!
あ、んッ、だめぇ、イっちゃう……、ッ!
ぁ、あッ、ぁ、アッ、…………
ぁ、ぁぁぁあんッ!
[一際奥を突き入れられれば、堪らずに身を仰け反らせる。
背を撓らせて、びくん、びくんと激しく痙攣するように蠢く。
同時に中で、彼のものをきゅうぅと強く締めつけた。]
[酩酊するような快楽の余韻に浸りながら、
呼吸を乱して彼の胸元に倒れ込む。
中は、まだ痙攣するようにひくひくと襞が蠢いていて。]
……ふ、ぅ…………、
……ぁッ、……や、だめっ、
まだ、動いちゃ、らめぇッ……!
[しばらくぽうっとしたまま惚けていれば、
身体を起こされて、再び始まる律動に嬌声を上げた。]
「いっぱい奥に当たってるね、ミン、っ……
っ、…ぁ………そんなに締め付けて、…
可愛すぎる、好きだよ……
もっと、感じてるの教えて、……!」
キスして、とお願いされると
勿論と言わんばかりに唇を重ね合わせ、
何度か食めば、舌を差し出されてちぅっと吸い付く。
そしてそのまま舌を絡め合わせ、
呼吸も嬌声も彼女のものを奪ってしまう。
舌の絡み合う水音と、結合部が擦れ合う水音、
どちらがどっちなのかとわからなくなってきている中、
唇が離れてしまえば今度は彼女の甘い声が
抑えられることなく口から漏れていった。
それを聞けば腰が勝手に動いていき、
彼女の体がピンっと反って大きく震えれば、
彼女が達してしまったとすぐにわかる。
「可愛いよ……そんなに可愛い声出して、
こんなに感じて、……最高。
よしよし、もう少し感じてね」
呼吸の乱れ、中の蠢き。
彼女が落ち着くまで待ってみたけれど、
抱き抱えて体を起こし、
彼女をベッドに寝かせるまでの間に
また嬌声が鼓膜の中に響いていった。