人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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【人】 ヴィム



 [ しかし真に恐ろしいことは
   冒険者の存在が戦争を仕掛ける大義名分に
   なってしまう可能性。

   冒険者が我が国が得るべき資源を奪った。
   冒険者が勝手に我が国の土地へ入り込んだ。


   理由などなんでもいい。
   冒険者は国土を問わず自由に冒険できる
   などという一般論など先の時代では無価値。


        世界は、
W悪役W
を欲していたのだ。]



(23) 2022/05/23(Mon) 3:35:06

【人】 ヴィム



 [ そんな紛糾の世界の中で
   愛弟子は仲間達を集めて言う。


   「もっと大きな仕事をしよう。」



   それは全て、愛する師に認めさせるため。
   たかがそれだけの事でも
   彼女にとってはそれが全てだったのだから。]



(24) 2022/05/23(Mon) 3:36:05

【人】 ヴィム



      そんな折、彼女が受けた依頼は
      隣国の所有する洞窟の探索


      それは国を破滅に追いやる、
爆薬




(25) 2022/05/23(Mon) 3:37:23

【人】 ヴィム




          すべては、隣国の謀略だった。**

(26) 2022/05/23(Mon) 3:38:06

【人】 ヴィム



 [ 愛弟子の一行が己の土地に踏み込んだと
   知った隣国は呆れるぐらいの行動力を見せた。

   「メルヴェイユは我が国へ侵攻するつもりだ。
    悪しきを討ち、我が国を守れ。」


   即席の大義名分の元、
   問題は発覚して数時間で部隊は整わせる。
   それはそれは呆れるほど、手際良く。


   その頃には何も知らない愛弟子の一行が
   ただ真っ直ぐ、洞窟の奥を目指していた。

   その事態を察したのはたった一人
   遠くの気配に気づくことが出来た


                Violet=Mirrorのみ。]


(27) 2022/05/23(Mon) 4:32:21

【人】 ヴィム



 [ このままではどうなるか。
   想像するに難しくはないだろう。

   メルヴェイユが勝利すれば
   クロエは戦争を引き起こした大罪人となり


   メルヴェイユが敗北すれば
   クロエの夢は二度と叶わない。>>0:179


   彼女はもはや、この世界に必要なW悪役Wなのだ。]



(28) 2022/05/23(Mon) 4:35:03

【人】 ヴィム



 [ メルヴェイユの国民は何も知らない。
   国に気づかれないまま自体を収めなければ

   愛弟子に待つ未来は、ただひとつだけだ。

   全てを悟った青年は独り
   隣国の軍勢の前へと立ちはだかる。

   己の宝を...愛する弟子の未来を守るために。]



(29) 2022/05/23(Mon) 4:37:19

【人】 ヴィム



 [ しかし国と魔法使いの戦争は三日三晩続き
   その事実は次第に明るみとなってゆく。

   その果てにはメルヴェイユにも行き届き、

   「隣国が我が国を攻め入らんとしている。」


   伝えられた事実は国を大きく揺るがすことになる。


          青年の決意を、嘲笑うかのように。]

   


(30) 2022/05/23(Mon) 4:40:09

【人】 ヴィム



 [ 国に悟られずに事態を収める。
   到底成し遂げられないその目的のため
   青年は一人、また一人と兵士の命を奪う。

   怯え逃げ惑う兵士を追いかけては
   その命が尽きるまで攻撃の手を緩めることはなく。

   胸元の紫色の薔薇が赤く染まってもなお
   青年は兵士の殺戮をやめることはない。

   戦い、戦い、闘い。
   ついに青年は最後の一人を仕留めると
   辺り一面は紅の花畑へと変わり


         ひとつの戦争が、終幕を告げた。]



(31) 2022/05/23(Mon) 4:41:25

【人】 ヴィム



 [ 返り血に塗れた青年は痛みに顔を顰め
   足を引きずりながら愛弟子の元へと向かう。


   クロエが戦争の引き金を引いたと
   誰にも悟られてはならない。

         彼女を、守らなければならない。



   そう遠くない時間に、メルヴェイユの兵士が
   戦場となった地へと到着するだろう。


         青年に、選択の余地はなかった。]



(32) 2022/05/23(Mon) 4:43:02

【人】 ヴィム



 [ そして、青年は辿り着く。

   パーティの仲間達が全滅し
   独り洞窟から帰ってきた愛弟子の元へ。

   仲間達を失い悲嘆にくれる愛弟子の頭を
   血にまみれたこの手ではもう撫でることもできない。


   師の惨状を目の当たりにし
   驚いたような愛弟子はすぐに気づく。
   自分のせいで、こうなってしまったのだと。

   しかしそれでも青年は
   決して彼女を責めることなどなく、告げた。]

   

(33) 2022/05/23(Mon) 4:48:36

【人】 ヴィム



     「お前が無事で、良かった。」



(34) 2022/05/23(Mon) 4:49:02

【人】 ヴィム




   「いいかい。クロエ。

       これは僕からの、最期の指南だ。」



(35) 2022/05/23(Mon) 4:54:41

【人】 ヴィム




     「僕はメルヴェイユの転覆を企て
      隣国を唆し、攻めさせた。

      お前の仲間を死に追いやり
      国の皆を混乱に陥れた。

      だけど僕の計画に気づいたお前は
      一人立ち向かい、この国を救った。


                これが、真実だ。」



(36) 2022/05/23(Mon) 4:56:08

【人】 ヴィム




      「僕を.........殺せ。」>>0:14**



(37) 2022/05/23(Mon) 4:57:26

【人】 ヴィム



 [ ウーヴェと共に店の中へと戻れば
   もう既に準備を始めているカイルと
   ユスターシュの姿が見える。>>39>>50


   ただいま。

      遅くなってごめんね。


 [ 青年は二人へと手を振り
   そのままマスターの元へと足を進める。

   さっきの窓ガラスへの衝撃を考えれば
   彼の身に何も起きないはずがなく。>>0:438

(66) 2022/05/23(Mon) 11:25:22

【人】 ヴィム



     大丈夫かい。レイ。


           店の事は僕らに任せて
           君は裏で休んでいるといい。



(67) 2022/05/23(Mon) 11:26:12

【人】 ヴィム



 [ それはマスターに対しての助言ではなく
   友に向けた進言に等しい。

   彼を裏へと連れて行けば
   店の中へと戻ってきて、皆に言うだろう。]


   今夜は、楽しみだね。


 [ 繋がる線は何を描くか
          その答えは、魂の数だけ。]


(68) 2022/05/23(Mon) 11:28:04

【人】 ヴィム


   ───『MiraggiO』───


 [ 開店を控えた『MiraggiO』の店先に立つ青年は
   胸元に添えた青いバラを見せながら
   生を得ているW彼らWに微笑みかける。]


     君を待っていた。

         さぁ、こっちだよ。


 [ 意味深な台詞とともにその先の扉へと
   案内すれば、その先は────────>>46]**


(69) 2022/05/23(Mon) 11:30:02
ヴィムは、メモを貼った。
(a9) 2022/05/23(Mon) 11:31:26

ヴィムは、メモを貼った。
(a10) 2022/05/23(Mon) 11:31:42

【人】 ヴィム




 [ 青年は彼の問いかけには答えずに
   青年はただ小さな微笑みを浮かべたまま
   扉の奥へと進むその姿を見送る。>>80


   お腹を鳴らした彼女が客引きが上手いと
   己を褒めるように冗談を口にすれば


   「君から来てくれたんだ。
      僕は何もしちゃいないよ。」


   なんて笑ってみせただろう。>>84


(137) 2022/05/23(Mon) 22:50:53

【人】 ヴィム



 [ それから少し間が空いた後だろうか。
   もう一人、Wお客さんWが姿を現すと

   青年はいつものようにその言葉を口にして>>69
   何かを繋げようと模索した少女の答えに。>>91


   次からはやったらいけないよ。

     この場所が大切だという人がいるのに
     そんなことをされたら哀しむだろう?



 [ 青年は肯定の代わりに、少女を諭す。

   何も怒るようなことはない。
   少女本人がその事を重く受け止めたのなら>>92
   あとはもう、何も言うことなどないのだから。]


(138) 2022/05/23(Mon) 22:52:17

【人】 ヴィム



   さぁ、いらっしゃい。


 [ ハーメルンの笛吹きよろしく
   水に流した後は、少女を案内しようとするのだが
   肝心のWお客さんWは何処吹く風。>>92

   それは正しく何を探す素振りで
   その心当たりは直ぐに思いつくものだった。]

   
   
(139) 2022/05/23(Mon) 22:53:24

【人】 ヴィム



 [ あの時預かったブレスレットに込められた願い。
   言うに言えずにいたとでもいうのだろうか。

   汚名を全て背負い、死を選んだ青年は
   術者が秘めたその願いを語り伝えようなどとは
   微塵も思えずにいた。

   言葉にしてはいけないものが
   世界にはあるのだと、青年は知っているのだから。]




(141) 2022/05/23(Mon) 22:54:50

【人】 ヴィム



     お探し物はこれかな?

     駄目だよ。大切なものなら
     ちゃんと無くさないようにしないと。



(143) 2022/05/23(Mon) 22:58:01

【人】 ヴィム



 [ 青年が指先を鳴らすとふわりと
   宙に浮いたブレスレットが姿を現す。

   しかし青年は
   少女にすんなり返すことなどなく。]


   さて...小さなお嬢さんはこの場所で
        何を得ることになるのかな。

                   楽しみだ。


 [ ブレスレットを冠に見立てて
   そのまま少女の頭へと乗せると
   イタズラな笑みを浮かべていた。]*


(145) 2022/05/23(Mon) 23:03:26

【人】 ヴィム



 [ これは余談だが。

   かの少女がそこに居たかどうか
   どちらが先に訪れたのか、その順序はさておき
   蒼空を翔ける彼が訪れた時には。]


   礼には及ばない。
   きっかけが僕であったとしても

   ここに来たのは君の意志だ。そうだろう?



 [ 彼が楽しんでこられることを祈って
   青年はその姿が酒場に吸い込まれる姿を
   静かに見送ることになっただろう。]**


(153) 2022/05/23(Mon) 23:11:24

【人】 ヴィム



   もしかしたら僕かもしれないし
   僕じゃない他の誰かかもしれない。

        あるいは、君かもしれないね。



(216) 2022/05/24(Tue) 19:44:24

【人】 ヴィム



 [ そんなことを言っていたからだろうか。
   話を打ち切られてしまう。>>201

   彼女にしたってバツが悪いのだろう。
   続けるべき話題に相応しくないといえばそう。

   さて、探し物はこれで合っているようだ。>>203
   他に心当たりなどないのだからそれもそうだが。


   バツが悪い、だけではないのか。
   心做しかそういう風にも見えるというのに。

   そんなに大事なものじゃないのかと思えば
   ブレスレットに手が届かないことに
   至極不服そうな雰囲気を醸す。


           まったくもって、不思議な事だ。]



(217) 2022/05/24(Tue) 19:45:17

【人】 ヴィム



   おや、ごめんね。

   数百年も死に損ねていると
   100歳までは皆子どもに見えてしまって。


 [ そんな最中、
   どうやら彼女の琴線に触れたらしい。
   物理的に触れられない以上どうもしないが
   屈んで彼女に目線を合わせると
   素直に謝罪を伝える。

   ブレスレットを頭に乗せたのは
   なんとなくその方が加護っぽいからと
   ただ、それだけの話だ。



(218) 2022/05/24(Tue) 19:45:44

【人】 ヴィム



 [ 数々の無礼を働いたものだから
   なんとも顔色が濁っていて。]


   どうかな。僕よりイタズラが好きな人が
   この店の奥には、いるかもしれないね。

   けど話してみるといい。
   皆、良い人達だよ。



 [ そんな言葉が彼女に届くかどうか。]**
   

(219) 2022/05/24(Tue) 19:47:44
ヴィムは、メモを貼った。
(a33) 2022/05/24(Tue) 19:48:37