人狼物語 三日月国


251 【身内村】on a Snowy Day

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視点:


【人】 癒月

 
[この世界でのおれは永いこと
 空を海のようにして"泳いでいた"。
 親の脛を齧って家にばかり居た頃に比べると
 随分と出世したものだと思われた。

 後から知恵をつけ文明を得た人間からすれば
 己は"泳いでいた"のではなく
 "飛んでいた"ことになるらしかった。
 まあそれはすきに語ればいい。]
 
(3) 2024/03/18(Mon) 19:30:52

【人】 癒月

 
[いつしか有力者に気に入られ祀られ
 この地に縛られることになっていた。
 結局自分の肩書きは変わらぬらしく笑えた。

 文明の進化は加速度的で
 信仰が失われるのもまた早かった。
 比例して衰えていく力。
 年に一度だけ会いに来る欲深き者たちは
 かわいい我が子のようなものだった。
 永きを人のそばで生活すると
 全ての父と母になったように錯覚するのだ。

 だけど誰であっても祠の中まで
 案内したかというと違う気がする。
 あくまで気だが。]
 
(4) 2024/03/18(Mon) 19:32:43

【人】 癒月

 
[己を知る者がいる限り存在は続く。
 もしも自分を題材に
 本を書いてくれる者がいたなら
 読者の分だけ延命されるのだろう。
 出逢いと別れを繰り返しながら。]
 
(5) 2024/03/18(Mon) 19:52:05

【人】 癒月

 
[祭りの日。
 地底湖ではパシャリと水飛沫が上がる。
 松明の灯りを反射して七色に輝く鱗が微かに見える。
 それは非常に俗っぽい言い方であるが……、
 ソシャゲのログインボーナスの様なものだった。**]
 
(6) 2024/03/18(Mon) 19:52:51