人狼物語 三日月国


199 【身内RP村】ラブ♡トライアングル(仮)

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 桧垣 やよい

 


[ 生きてくれてありがとう、と
  朔也くんは、言う。>>141

  それが正解なのかどうなのか、
  わからないのはきっと、朔也くんも私も一緒。
 
  はづきちゃんはここにいる。
  そう思えたとしても、居なくなったのは事実で
  朔也くんに言われてより、淋しさは募る。

  だからね。
  祝福も、幸せを願う言葉も>>144
  ありがとう、とは言えなかった

  うん…、って曖昧な返事で中途半端に俯いたから
  より、朔也くんを不安にさせてたらごめんね。 ]

 
(148) 2023/02/21(Tue) 21:49:51

【人】 桧垣 やよい

 


[ 受け取った桜の形の飴細工
  朔也くんは約束に来た方にあげるつもりだった≠ニ
  そういう意図があったのかもしれないけれど、
  私はこうも思う、

    朔也くんと約束していたのははづきちゃん
    これはわたしが受け取るはずだったもの。
    ごめんね、私が。受け取っちゃって。
 ]


  かわいい。ありがと。
  食べるの、もったいないね


[ 手の中の飴細工をくるくると弄べば
  季節外れの桜が夏の夜空に煌めく。
  春に生まれた、私たちのことを、……想う。 ]

 
(149) 2023/02/21(Tue) 21:50:40

【人】 桧垣 やよい

 


  [ 本当は、春に生まれたのがどちらだったのか
    今でも、私は真実を知らない。

    だけど、そんなことはどちらでもよかった
    わたしか、私。どちらでも変わらない。

    桧垣やよいが大切な人に見守られながら
    春に生まれてきてくれたこと

    やよい、と名前を貰ったこと

    それがなかったら、
    私ははづきちゃんに出会うこともなかった
    あなたがはづきちゃんになることもなかった

    特別な友だちに、
    出会うことは、なかったんだよ。 ]


 
(150) 2023/02/21(Tue) 21:52:29

【人】 桧垣 やよい

 


[ けれど
  春を残して、朔也くんは去っていく ]


 
(151) 2023/02/21(Tue) 21:52:43

【人】 桧垣 やよい

 


   
朔也くん!



[ 私が驚いてしまったのは、
  思いのほか大きな声が出たからじゃない。 ]
 
(152) 2023/02/21(Tue) 21:53:31

【人】 桧垣 やよい

 


[ 私には呼び止める理由がなかった
  ありがとう、って見送ればよかった

    じゃあ、呼び止めたのは誰=H ]


 
(153) 2023/02/21(Tue) 21:53:47

【人】 桧垣 やよい

 


     [ 一瞬、眩暈がした ]


 
(154) 2023/02/21(Tue) 21:54:01

【人】 桧垣 やよい

 


     [ この感覚、知ってるなあ、って ]


 
(155) 2023/02/21(Tue) 21:54:14

【人】 桧垣 やよい

 


     [ これが、本当に最後なのだと、
       私は、
わたしは、
理解していた。 ]


 
(156) 2023/02/21(Tue) 21:54:38

【人】 桧垣 やよい

 


[ 一瞬の眩暈ののち、
  私はすぐに、朔也くんの後ろ姿を見ることになる
  ぱち、と瞬きして、今度こそ見送るんだ。

  もしまだこちらを向いていたならば
  なんで呼び止めたのかわからない私は、

  そうだなあ、

  「飴細工、ありがと」って言って微笑もうかな。 ]**

 
(157) 2023/02/21(Tue) 21:56:09

【人】 桧垣 やよい

 


[ 話できた?と聞かれたら、
  一瞬悩んで、考えて、
心に問いかけて

  それからようやく、首を縦に振ったかな ]


   大丈夫。


[ 大丈夫だよね、はづきちゃん。
  その問いかけに、返る声はもうない。

 
私は、ひとりになったんだ。
 ]

 
(178) 2023/02/22(Wed) 19:26:46

【人】 桧垣 やよい

 


[ 手を差し出されたら一度瞬きして。
  それから自分の手を、愛智くんの手に重ねた

  だって、慣れない、
  愛智くんだからどきどきするのはもちろん、
  人と手を繋ぐ経験すら、私は、乏しい。

  わたしは、どうだったのかな。
  誰かと手を繋いだこと、あったかな。
  なんて聞いても、答えは返らない。
 ]



 
(179) 2023/02/22(Wed) 19:27:30

【人】 桧垣 やよい

 


[ あなたが私の名前を呼ぶ

  もともとは、私たちの名前。
  いまは、私ひとりの名前。
 
  愛智くんに呼ばれる、特別な名前。

  名前を呼ばれて嬉しい、なんて
  私、初めての経験かもしれないな。

  状況は全く違っても、
  はづきちゃんが喜んでいたのも
  こんな気持ち、だったのかな。 ]


 
(180) 2023/02/22(Wed) 19:28:04

【人】 桧垣 やよい

 


── 思い描いた未来の先に ──


[ うさぎに猫、犬のぬいぐるみ。
  ベッドに並べられたいくつかのぬいぐるみが
  私の目覚めと眠りを見守っている。

  古びたぬいぐるみたち。
  どこに行くにも、一緒だった。

  抱きしめていたその子たちを枕元に並べ直して
  小さく笑ってその子たちを撫でた

  私は、もう夏だねえ、と独り言を言う。>>0:5

  カレンダーに書かれた『葉月』という文字を見て
  私は緩く目を細めた。 ]


 
(181) 2023/02/22(Wed) 20:57:48

【人】 桧垣 やよい

 


[ いつか
私が
思い描いた未来の先に、私はいる>>0:64 ]


 
 
(182) 2023/02/22(Wed) 20:58:29

【人】 桧垣 やよい

 


[ 並べられた大切なものや、好きなもの
  それを見るたびに、
  一人だけど一人じゃない気がする >>0:21


  
‥‥だけど並べられてないものもあるよ
 ]


 
(183) 2023/02/22(Wed) 20:58:44

【人】 桧垣 やよい

 


[ テディベアの小さなぬいぐるみのキーホルダー
  はづきちゃんが大切にしていたものだというのは
  教えてもらえなくても、わかってた。

  もしそれがいつも身につけられていたなら勿論
  どこかにしまってあったとしても、
  私は、見つけてしまったのだろう。


  だけど、私はそれを
  あの日以来、使うことはしなかった。

  私はそれを鍵のかかる箱に入れて
  クローゼットに入れてある
  一緒に添えられているのは国語のノートと
  当時使っていた、スマートフォン。


        私たちの、思い出の箱として。 ]


 
(184) 2023/02/22(Wed) 20:59:19

【人】 桧垣 やよい

 


[ 私はクローゼットを開く。

  思い出の箱は目にするけれど、
  別に手を伸ばすわけじゃない。

  取り出したのは水色を基調とした服。
  昔、はづきちゃんが好きだったような服。

  ……なんでかな、
  私ね、あのあとからずっと、
  水色もピンクも、両方とっても好きなんだ。


    枕元にはさっきまで抱きしめられていた
    猫と犬のぬいぐるみが揃って並んでる。 ]

 
(185) 2023/02/22(Wed) 20:59:43

【人】 桧垣 やよい

 


[ あのあと生活はだいぶ変わった。
  一日はだいぶ長くなったし、
  全部ひとりでこなすのってすっごく大変なの。

  だけど傍には哲弥くんが居てくれる。
  私は、ひとりじゃなくなった。

  変わらないことだってたくさんあるよ
  私の髪にはまだあの日の桃の花が煌めいてる

  お気に入りのぬいぐるみ、お気に入りの服
  私たちが大切にしていたものは、変わらない。 ]


 
(186) 2023/02/22(Wed) 21:01:12

【人】 桧垣 やよい

 


[ それにね、
  私、今は日記を、つけてるんだ。

  国語のノートでもメモアプリでもない
  私以外の誰が、見るわけでもないけれど
  私は、ずっと、あなた宛てに書き続けてる ]


 
(187) 2023/02/22(Wed) 21:01:24

【人】 桧垣 やよい

 


[ 春を迎えて、夏を越え、秋が巡って、冬が来る
  私とわたしが生きてきた、十二か月は
  いつの時代も同じように繰り返す。 ]


 
(188) 2023/02/22(Wed) 21:03:18

【人】 桧垣 やよい

 


[ だれもいない、一人きりの家。>>2:29
  投げかけても何かが返ってくるわけじゃない。

  でも私はずっとひとりじゃなかった。
  私が生まれてからいままで、
  あなたはずっと、そばにいてくれたでしょう?

  それに。きっとこれからは、違うよね。
  おはよう、おやすみ、行ってきます、ただいま。
 
  私たちを出迎えてくれる、家族ができるの。 ]


   行ってきます。


[ 私は、最後に一人きり私たちの家に声をかけた。 ]**


 
(189) 2023/02/22(Wed) 21:04:25

【人】 桧垣 やよい

 


     [ 一瞬、眩暈がした ]


 
 
(218) 2023/02/22(Wed) 23:43:28

【人】 桧垣 やよい

 


     [ おかしいなあ、もう眠る時間なのに ]


 
(219) 2023/02/22(Wed) 23:43:32

【人】 桧垣 やよい

  


     [ そっか、これは、
       やよいちゃんがくれた、最後なんだ ]


 
(220) 2023/02/22(Wed) 23:43:35

【人】 桧垣 やよい

   


[ 世界が明るくなって、視線の先には彼がいた。

  それだけで、わたしは嬉しくて、
せで。>>161

 
 
  朔也くん …… 朔也くん ……

 

 

  思わず、唇がなぞった溢れて止まらなかった言葉。 ]

  
(221) 2023/02/22(Wed) 23:44:16

【人】 桧垣 やよい

   


[ 世界が明るくなって、視線の先には彼がいた。

  それだけで、わたしは嬉しくて、
せで。>>161

 
 
  朔也くん …… 朔也くん ……

 

 

  思わず、唇がなぞった溢れて止まらなかった言葉。 ]

  
(222) 2023/02/22(Wed) 23:44:16

【人】 桧垣 やよい

  

[ 隠せるわけがなかったよね。
  気が付かないわけがなかったよね。


  だって、わたしの表情は ―― 特別だったよね?
 

  そして彼がわたし桧垣やよい≠見つめてくれていることも
  ずっとずっと、知っていたのに、
  気が付かないようにしてたんだよね。




                  
馬鹿だな。わたし。
 ]

 
(223) 2023/02/22(Wed) 23:44:57

【人】 桧垣 やよい



 
  [ わたしのこと、覚えていて
    わたしのこと、忘れて


    そのどちらも言うことはできなかったから、
    せめて、お別れは笑顔で。 ]

 
(224) 2023/02/22(Wed) 23:45:29

【人】 桧垣 やよい

   

   [ これが、
葉月
桧垣やよい
の終わり、だった。 ] *
 

 
(225) 2023/02/22(Wed) 23:46:12