ランダム機能


ユーザ登録




人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 宝石人 リリス

「うん、体自体は大丈夫。痛くない。
 でも、…夜、どうする?」


そう言えば夜にお部屋に誘われていたはずです。
多分、先ほどしたようなことをする予定…と思っていたのですが、この場合はどうするのでしょう。
膝に力を入れているのでちょこちょこしか歩けません。
その状態でスノウの腕に腕を絡めて、少しばかり体を預けます、、
 
 
「あと、この後も。…一先ずシャワー、浴びたいし。
 あと明日も、グランドあるから。
 楽しみ!」


もちろん、一緒に居られると信じています。
もしスノウに何か用事があったなら仕方がないですが、グランドは二日あるのです。
けれど今は、シャワーを浴びて、できればパンツを履きたいと願っていました。

いつ、トロリとこぼれてしまうかわからないですからね。*
(58) 2023/06/25(Sun) 22:44:49

【人】 宝石人 リリス

−現在1日目・泉のそばの木陰で−

夜はお部屋に向かうけれど、無理はしない事になりました。
その時の気持ち次第となりそうですが、きっとすんなり一緒に寝られそうな気がします。

歩き始めようとするとふわりと抱き上げられました。>>61
驚きましたが、やったあと嬉しそうに抱き上げられます。
抱きつきながら、楽しげにマーリン寮へと向かう姿が見られたでしょう。


「ありがとう、スノウ。
 でも無理しないでね?」


部屋に戻って身なりをきちんとした後は、のんびりスノウとグランドを回ります。
そう言えばお互いルームメイトはいたのでしょうか。
男女でルームメイトになれたのでしょうか。
折角だから卒業まではルームメイトになれたら良いのに、なんて笑いながら話した気がします。
そして夜はもちろん遊びに行って、キスをしたり身を寄せたりしながら、早めに就寝したのでした。*
(63) 2023/06/25(Sun) 23:20:54

【人】 宝石人 リリス

−2日目−

「…おはよ、スノウ。」

目を覚ましたら好きな人が目の前にいた。
一緒に寝たからそうなるのですが、穏やかな気持ちでおはようのキスができるなんて、とても素晴らしい朝です。

ああでも、きっとスノウの魔法が解けていたのでしょう。
ベッドから降りた途端、内側の痛みはありませんでしたが脚に力が入らなくてぺしょんと床に座り込んでしまうハプニングはありました。
あと、変なところが変に筋肉痛です。
魔力は多いリリスですが、フィジカルな面はめっぽう弱いので仕方がありませんね。

二日目の始まりは、保健室からの可能性が出始めました。*
(64) 2023/06/25(Sun) 23:21:16

【人】 宝石人 リリス

−2日目・スノウの部屋−

「えへへ、おはようスノウ。」


ちゅ、と軽くキスをします。
ベッドに寝ている時の良いことは、水に浮いている時のように背丈を気にせずキスをしやすいところです。
すりすりとすり寄ってきてくれたスノウ>>70にこちらからもスリスリと頬を寄せて、なんで素晴らしい朝なんでしょう。

でも、今日もグランドに行こう、とベッドから降りようとしたら足に力が入りませんでした。
あれ、と呆然としていると心配をかけてしまいました。>>71
(73) 2023/06/25(Sun) 23:57:17

【人】 宝石人 リリス

「だ、大丈夫…。その、昨日のが、うん…。」


恥ずかしくなって、膝をぎゅっと閉じながら照れ笑いを浮かべました。
まだ脚の間に何か挟まっているような、そんな気がするんです。
よたよたと傷む体(主に内股と腰)を酷使して何とか立ち上がりました。
前屈して、背を伸ばして、少し体を動かせば何とかなりそうです。


「ゆっくり歩けば大丈夫、だと思う?
 保健室よりは、体力回復の何かを探してみたい。

 保健室で理由聞かれたら、ちょっと…。」


ね、と何が"ね"なのか自分でも分かりませんが、何となく同意を求めてみます。
あんまり心配かけないように、朝の準備の中にストレッチを入れて体を動かせるようにしたら、体力回復の何かを求めてグランドをまた巡ってみましょう。*
(74) 2023/06/25(Sun) 23:57:41

【人】 宝石人 リリス

−2日目・スノウの部屋−

昨日のことは、自分で言っておいて少し恥ずかしくなってしまいます。
服が濡れてしまったとは言え、外で裸で、あんな事までしてしまうなんて思ってもいませんでした。
ウンディーネの泉で無ければ、遠慮なしに洗浄魔法で水気を飛ばしたのですけれどね。
でも、スノウと子作り出来たこと自体は良かったと思います。スノウの属性について垣間見れた事も。
ただ、今まで違和感があって身につけていなかった下着でしたが、昨日一度自室に戻ってからは念のため身につける事にしたようです。
それでもショーツだけですが。
リリスの中ではローブも服なので、更に色々着込む事があんまり理解できないようです。
冬ならともかく、今は夏ですからね。
ローブが黒い上に肌も黒いですから、チラリズムしても気づかれにくかったようです。
逆に今はいているショーツは白ですから、チラリズムしたらそのコントラストから気づかれやすいかもしれませんね。
(84) 2023/06/26(Mon) 5:25:30

【人】 宝石人 リリス

「魔法生物?どんな子か見てみたい!
 二人で乗れるのが良いなあ。」


スノウの提案>>76には大賛成です。
パッと顔を明るくして、同時にリリスの魔力がこぼれて煌めきました。
頭のイメージでは昨日買ってもらったぬいぐるみのフクロウが出てきます。もちもちふわふわです。
軽く朝ごはんを食べたら早速出発しましょう。
パーシヴァル寮には特に行く理由が無かったのであまり行った記憶がありません。
なので、スノウに案内されながら、スノウの腕にしがみつきながら、魔法生物貸出のところまで頑張るのでした。
(85) 2023/06/26(Mon) 5:25:54

【人】 宝石人 リリス

「そういえば、スノウは何かやりたいことある?
 私はね、昨日のシュリンプロールをお土産に買いたいのと
 ウンディーネへのお詫び探し…かな?」


シュリンプロールはフォボスへのお土産にするつもりでした。
お魚も木の実も美味しいけれど、昨日のシュリンプロールがそれよりとびきり美味しかったからです。
とびきりを用意する約束をしましたからね。エビが被ってるなんて言うことは気にしません。
ウンディーネへのお詫びは見つかれば良いな、と言う気楽さです。
何も見つからなかったとしても、自分の魔石や魔力を納めたり、何か気持ちのこもるものを渡せばきっと許してくれるでしょう。**
(86) 2023/06/26(Mon) 5:26:14

【人】 宝石人 リリス

−2日目・スノウの部屋からアルマジロ−

そう、リリスは黒のローブしか持っていません。
それでも一応三着は持っています。毎日着替えもしていますよ。
ただ、学院に入学する際に渡された着替えから増えていないのです。
下着もその時に渡されましたが、その必要性がイマイチ分かっていなかったのと、精霊に近い種族だったからか、自然と一体化できる薄着である事を好む性質があったようです。
それでも一応ヒトの仲間ですし、特に今は社会性と言うものを身につけ始めていますから何だかんだで裸は恥ずかしかったようです。
けれど、ショーツを身に付けたことで「安心してください、穿いてますよ」と、ローブが捲れても気にしなくなる可能性が高いのです。
だって穿いてますからね!

なので、スノウの心配やその行動>>94は、もしかしたら直ぐにみられるようになるかもしれません。
(97) 2023/06/26(Mon) 12:45:28

【人】 宝石人 リリス

「まんまる…大っきい…もちもち?」


頭の中は完全に巨大ぬいぐるみが連想されています。
ですが、ぬいぐるみじゃないとか、別の動物と教えられればそれはそれで楽しみにしているでしょう。
スノウの言う、バザーで魔導書探し>>95も気になるところです。
もちろん、ミラーゴートのチーズも!


「うん、魔導書も見たい。チーズも食べたい!
 全部回れるかな、でも、スノウの言ったの先にしよ?
 私はスノウがいるだけで楽しい!」


それに、スノウは来年は生徒ではありません。
卒業生として遊びに来ることはできるかもしれませんが、まだ卒業しておらずクラブにも参加しておらず、親類縁者がいないので外から誰かを呼ぶ事もないリリスはその辺りの説明を全く聞いていません。
来年も何らかの形で一緒にグランドに参加できたら嬉しいですね。
ウンディーネに関しては頷いて肯定しながら、いよいよアルマジロとご対面です。
(98) 2023/06/26(Mon) 12:46:09

【人】 宝石人 リリス

「…大っきい。」


確かに、リリスとスノウが乗るのですから大きいのは当たり前なのですが、リリスは最初少し怖気付いていました。
スノウの背に隠れてジーッとアルマジロを観察します。
つぶらな瞳に、固そうなのに滑らかに動く表皮。体の下側にはふぁさっと毛も生えていますが他には生えてない様子。
キャベツを購入して、大きさに圧倒されながら近づきました。
すると、キャベツを持っているからでしょう。ふすふすふす、と鼻先を此方に向けてきました。
(99) 2023/06/26(Mon) 12:46:59

【人】 宝石人 リリス

「ひゃっ!?
 あっ、えっと、よろしく…ね?」


ちょっと体を引いてしまいましたが、両手でそっとキャベツを進呈します。
そうすると、上手にもしゃもしゃパリパリ、キャベツを食べ始めました。
はわ〜…、と、ちょっと感動しているのでしょう。
チカチカ、キラキラ、リリスが光ります。
(100) 2023/06/26(Mon) 12:47:22

【人】 宝石人 リリス

「可愛い…。今日は、よろしくね?」


そっと手を伸ばすと、鼻先を撫でさせてくれました。
それでリリスは警戒を解いたのでしょう、ご機嫌でスノウの横に戻ります。
アルマジロに乗るときは横座りで乗せてもらいました。よじ登る形もありましたが、そこは楽をして昨日の魔法陣を使ってしまいます。


「わあ、たかーい!お、っと?」


昨日の空から見た景色も楽しかったですが、何かに乗ると言うのもまた楽しいですね。
けれどアルマジロが動き始めると思ったより揺れたので、ひしっとスノウにしがみついたのでした。

それではまずはどこに行きましょうか。
ミラーゴートが近そうですが、返却のことを考えると遠くのことから済ませても良さそうです。
知っている誰かに会う事もあるかもしれません。*
(101) 2023/06/26(Mon) 12:47:46

【人】 宝石人 リリス

−2日目・アルマジロに乗って−

スノウの言葉通り、後ろに座る彼にしがみつきながら>>104アルマジロに揺られて移動します。
キャベツ効果なのか、今のアルマジロはおとなしく言うことを聞いてくれました。
出かける場所の提案には素直に頷きます。>>105
とは言っても、筋肉痛があるのと脚の間の異物感を除けば体力はそこそこ回復していましたけれどね。
そこはちょっとスノウに甘えたくもあったのです。
(108) 2023/06/26(Mon) 18:47:55

【人】 宝石人 リリス

ホワイトビーの蜂蜜入りレモネードは、蜂蜜がしつこく無くてレモンが爽やかに香っていました。
確かに普通の蜂蜜より魔力の回復が早い気がして、口にするとリリスはぱちくり止めを瞬かせました。
美味しい、と小さく呟いて、またお気に入りがひとつ増えました。
元々そんなに多くを食べないリリスですから、リリスはそれだけで十分だったようです。
けれどそれでも「チーズなら買い置きできる?」と言う疑問と共にミラーゴートのチーズが食べられるあたりへと向かいました。
もしスノウがチーズを食べるなら、一口欲しいとおねだりします。
近くで試食があったミルクジャムの滑らかさがとても気に入ったので、小さな瓶に詰められたものを買いました。
美味しいものを食べたり飲んだりすると、ふわふわと穏やかな光が溢れます。
(109) 2023/06/26(Mon) 18:48:51

【人】 宝石人 リリス

「ふふ、美味しいのたくさんいっぱい!
 スノウはどんな食べ物が好き?」


アルマジロに乗って揺られながら、ご機嫌で問いかけます。
本当に、火を上手に使ったものはどうしてこんなに美味しいのでしょう。生でも新鮮で美味しいものは多いですが、チーズだってとろけますしジャムだって煮詰めて水分を飛ばして作ると聞きました。
一般的なヒトの食べ物は本当に美味しいのです。
火を通さなくても果実や蜂蜜みたいに美味しいものも多いですが、火を扱うと美味しさがまた変化するんですから。


そんなふうにチョコチョコ食べたり、お土産を買ったりしながら今度は魔導書のバザーです。
乗せてきてくれたアルマジロに新しくキャベツを揚げて撫でてから、スノウと手を繋いで降りていきます。
大部分を座って過ごしましたし、ホワイトビーのレモネードのお陰でしょうか。
魔力がより満ちて筋肉痛も少し治ってきたようです。
(110) 2023/06/26(Mon) 18:49:14

【人】 宝石人 リリス

「バザー、一緒に歩く?
 それとも、スノウはどこか見たいところある?」


一緒にのんびり歩くのも楽しいでしょう。
けれど、これでも二人ともマーリン寮の生徒です。調べ物や研究に熱が入りがちな生徒が多い寮ですから、それぞれ見たい分野があるかもしれません。
特にリリスは、本に夢中になっているとついフラフラとはぐれてしまう可能性も多分にあるでしょう。
種族特有の魔導書>>105なんてものもありますから、何か特別な魔導書を調べたいかもしれません。
スノウが何か見たければ基本的にリリスがついていくつもりではありますが…前述の通り、夢中になって、は想像に難くないのです。
図書室でもよくその場で座り込んで熟読して、早く寮にかえりなさいと注意されていたりしますからね。
もしかしたらそんな場面は、同じ寮の先輩であるスノウなら見た事があったかもしれません。
食堂のソファで本を読んで、そのまま寝ている事もたまにあるのですから。*
(111) 2023/06/26(Mon) 18:50:39

【人】 宝石人 リリス

−2日目・魔導書バザー−

チーズはにんじんのスティックと共に頂きました。>>112
採れたてなのかにんじん自体も美味しかったですし、それに濃厚でトロトロしたチーズが絡むと野菜の甘さとチーズの塩気が相乗効果でお口の中を幸せにしてくれます。
でも、チーズだけでも食べてみたいとつい指を突っ込もうとしてしまいました。
すぐにあちっ!となって、火傷する前に冷やしましたけれどね。
それはそれで美味しかったので良かったようです。

スノウがピザが好き>>113と聞いて首を傾げます。
円形の小麦生地にトマトやチーズやお肉。なんだかとても贅沢な料理のようです。


「ぴざ。お祝いの時に食べたい?」


豪華な料理ならそうなるのかな、と推測します。カテゴリとしては大きいケーキと同じようなものですが、それもまだ食べたことはありません。
誰かが焼いているのを見たことがありますが、その時にはまだ人に慣れていませんでしたし、じっと遠くから見て首を傾げるくらいだったのです。
(118) 2023/06/26(Mon) 20:27:14

【人】 宝石人 リリス

そんなやり取りを続けているとバザーに到着しました。
手を繋いで暫くは一緒に歩きます。
賑やかながら、基本的に周りの視線は本に向けられていました。
リリスも本のタイトルに視線を落とします。
気になる本があると、つい足が止まりました。繋いだ手が離れることはなかったけれど、足が止まって本をジッと見てる、時には手に取る、なんてことはすぐにあったでしょう。
手に取るタイトルはまちまちです。
古代文字の話であったり、光魔法の応用であったり、魔石の加工法であったり。


「…うん。一時間後。
 えっと、この針が一周したら、だよね。」


そんなふうに他に意識が向いてしまったので返事は一拍遅れましたが、スノウの方を向いてにっこりと頷きました。
懐中時計>>114の見方も確認してバッチリです。
小さく手を振ってからまた視線は本へと落ちていきます。
(119) 2023/06/26(Mon) 20:27:41

【人】 宝石人 リリス

リリスの場合いろんなものに興味があるのでどうしても進みが遅いですが、購入まで進んだのは生活魔法の本でした。
リリスは火の属性がありませんから、火の魔法は一切できません。
けれど、生活魔法の範囲なら、もしかしたら魔力自体を操作して火起こしくらいできるようになるかもしれないからです。
ついでにそこに並んでいた料理の本も買いました。
そして、少し気になって見ようとしたのは"反転"の言葉があるものです。


「反転。反転。はんてん。
 …うーん、無いなあ。」


今のスノウのままでもちろん大好きです。
でも、スノウはもしかしたら、元の属性に戻りたいのでは無いでしょうか。
もしそうなったとしても、絶対にスノウのことが好きなままでしょう。
でも、もしそうする手助けができたならと探してみたのですが…ありません。
懐中時計を見るとそろそろ針が一周しそうです。
アルマジロの所に戻らなきゃ。そう思って元来た道を戻ろうとしました。
(120) 2023/06/26(Mon) 20:28:03

【人】 宝石人 リリス

ところで、宝石人は希少種です。
あまり知られていない種族ですからダークエルフかその亜種ではないか、と間違えられることがあります。>>0:135
だからエルフの一部には冷ややかな目を向ける人も居ました。
もちろん、良いエルフの方が多いですけれどね。
そんな視線をリリスは気にしません。と言うかあまり気づきません。
自分に関わってこないなら、気にする時間が惜しいと思います。
関わってこれたら「違うよ、宝石人だよ?」とはっきり言えるのですけれど。
ただ…。


『ねえ、君って本当に宝石人?』


こんなふうに、この種族に関わることを求めるような人の方が、ちょっと迷惑だったりします。

ただ他者を傷つける事を目的とした者。
無知に付け込んで、闇に引き込もうとする者。
そうと望んでいない他者の心を操り、闇に堕とそうとする者。
こうした人たちは防護結界に阻まれて学院から追放されると聞いています。>>0:L2
でも、中には好奇心であったり、彼らの中の善意からであったり、研究熱心さ故に持論を展開する人も中にはいるのです。
そして今回の場合は。
(121) 2023/06/26(Mon) 20:28:50

【人】 宝石人 リリス

『ね、卒業したらうちに就職しない?
 魔石を提供してくれるなら学院から出ても
 きちんと保護してあげるよ!
 もし宝石人を他にも見つけることができたら
 ちゃんとその子も二人の子も保護してあげるから!』


「やだ!知らない!そう言うのキライ!」


断っても『君にとって悪い話じゃ無い』だとか『よくよく考えてみなさい』なんて言うあたり、彼らの中の善意+研究熱心タイプのようでした。
ヤダヤダと拙い言葉ながら拒絶しながら相手を早足で撒こうとするリリスの足はどんどんアルマジロから遠ざかっていってしまいました。*
(122) 2023/06/26(Mon) 20:29:57

【人】 宝石人 リリス

−2日目・魔導書バザー−

攻撃のための魔法は好きではありません。
もしここでそんなものを使って、悪意を持って傷つけたと判定されて追い出されるのだけは避けたかったからです。
だからリリスは物陰に回り込んだ後、光魔法の応用で自分の光を消し、影に紛れて例の人を撒いたのでした。
もしかしたら、まだ近くには
『宝石人の子、見なかったかい?』
『保護の条件が嫌だったのかなあ』
なんて話している人がいたかもしれません。
ああ言う人は少し怖いです。
自由を知る前のリリスなら、是非そうしてくださいと身柄を預けたかもしれません。
でも、自分で生きてきたくてここに来て生活を始めていたリリスにはもうそんなのは窮屈でしかなかったのです。
自分のことは自分で決める。
そうして生きていきたいと考えていたのですから。

カチコチカチコチ。懐中時計を見るともう約束の時間を過ぎてしまっています。
そろそろ大丈夫かな、と物陰からひっそり姿を現しました。
まだ、自分の光は抑えています。慌てていたから辺りは見覚えのない本ばかりが並んでいて、リリスはどうしようかと途方に暮れました。
そんな時です。
(132) 2023/06/26(Mon) 21:32:38

【人】 宝石人 リリス

白いツバメが飛んできて>>128>>129ビクッと体を震わせて警戒します。
思わず顔をこわばらせて、辺りを見渡しました。
けれど視線の先にスノウ>>129がいたから、目をまん丸に見開いてスノウの元へと走り出します。


「スノウ!スノウ!
 良かった…やだだった…あの人キライ…。」


その胸に飛び込む勢いで駆け込みました。
しがみついて、ぐりぐりと頭を擦り寄せながら泣き言を溢してしまいます。
こう言うことは、入学当初に比べたら大分減りました。それでもまだ時々あるのです。
(133) 2023/06/26(Mon) 21:33:05

【人】 宝石人 リリス

「遅れて、ごめんね。来てくれて嬉しい…。」


やっと、リリスの光が戻ってきます。
ふわふわ、ふわふわと、安心したように。*
(134) 2023/06/26(Mon) 21:33:27

【人】 宝石人 リリス

−2日目・スノウと一緒−

実は、一時期は"魔法生物"という言葉にも拒否を示していました。
人によっては、魔法生物も宝石人も"研究対象"と一括りにしてしまうからです。
魔法生物を愛でて大切にする人は沢山います。
同じように希少な研究対象として、涙を提供するように言われ、同種がいたら番うように言われるのは嫌でした。
リリスはヒトとしてこの学院に入学し、保護されているのです。
決して、研究対象として保護し観察され実験されているわけではないのです。

でも、場合によってはその方がマシである事も知っています。
家族で捕らえられてしまった時は悲惨でした。
涙を無理やり流すために辛いことを見せられ、両親は体を痛めつけられました。
そして、最期には。
(141) 2023/06/26(Mon) 22:34:51

【人】 宝石人 リリス

リリスがこの学院に保護されたことは幸運なのです。
運良く発見され、保護され、両親の最期の願いを叶えることができる立場を得たのですから。

今は宝石人の"所持"は禁止され、ヒトとして人権が認められる立場となっているはずです。
それでも、宝石人を、リリスをヒトではなく"希少種"としか見ないヒトも確かにいるのです。
その多くが、善意の元協力しようとしてくれます。
その協力が欲しいのではなくて、ヒトとして一人前に生きていきたいのに。
(142) 2023/06/26(Mon) 22:35:16

【人】 宝石人 リリス

「うん、ちょっと、怖かった。
 こう言うの減った。だけど、たまにまだ居る。
 …悪いヒトじゃ、ないはず。」


悪意を持って接してるわけじゃない。
だけどリリスを同等のヒトとして見ていないのです。
頭を撫でられて、スノウの温もりに暖められて、だんだん気持ちが落ち着いてきます。
すー、はあ、と深呼吸をしました。
肺いっぱいにスノウの香りを取り込みます。


「あっ、そうだ、お料理の本買ったよ。
 生活魔法の本と一緒に。
 わたし、お料理覚えたい!」


そして、明るい話題に変えようとします。
あんまり気にしていたらいつまでも引きずってしまいそうで嫌でした。

せっかくのグランドです。
楽しみたいでは、ありませんか?*
(143) 2023/06/26(Mon) 22:35:36

【人】 宝石人 リリス

−2日目・スノウと一緒−

もしかしたらいつか、そんな日>>144が来てしまうかもしれません。
リリスの方から自分を"所持"して欲しいなんて願ってしまう日が来てしまう可能性も、ゼロとは言い難いのです。
でも、想いが、気持ちが先にあるのと無いのとでは違うではありませんか。
確かに一番最初はスノウも魔石を求めてきました。
でもスノウは優しくて、泣くのを強要したりはせずそれどころか謝罪までしてくれたのです。
そんな優しいヒトだと知っているのですから、だんだんと惹かれていったのです。

ちなみに、汗のにおいだってスノウのにおいなら落ち着きます。
…昨日を思い出してしまうなんて事は、今のところはありませんよ?
(150) 2023/06/26(Mon) 23:21:36

【人】 宝石人 リリス

「うん、美味しいものたくさん、覚えたい。
 一緒に作ろ、一緒に食べよ?」


そもそも、これはスノウに食べてほしくて、そのために勉強したくて買いました。
スノウが一緒に楽しんでくれるなら心強いですし嬉しいです。
今度一緒にやって見よう、なんて笑顔が戻ります。


「うん?うん、ローブだけ。
 入学の時に支給されたけど…良いの?
 私、よく分からないから、スノウが選んでくれる?」


実際、洋服はよくわかりません。
黒いローブは隠れるのにも便利でしたし、ブカブカなのでのんびり過ごせます。
でも、他の子たちを見ていて可愛いと思った事だってありました。
それが、自分が着るという思いに繋がらなかっただけ。
だから、スノウが選んでくれるのなら着てみたいと思いました。
きっと今日の宝物の一つになるでしょう。
手を繋いで、彼と共に洋服を買える場所まで向かいます。
いろんな色が好きですが、今回はスノウに全部選んで、と言って笑いました。*
(151) 2023/06/26(Mon) 23:22:01