[ 手のひらから溢れるローションが
火照る身体にぼたりと落ちて、びく、と反応する。
子どもが粘土を捏ねるみたいな手つきに目を細めて
淫らに響く粘っこい水音を聞きながら、
身体を這う熱い掌に酔った。
担ぐように持ち上げられる足。
動揺したりはしないけれど、
刺激を求めて震えて涎を溢す熱を
ゆるく扱かれれば声が出る。 ]
……ッふ、ァッ……ぁっ……
[ 待っていたそれの刺激は長くは続かなくて
すぐに離れた手はまた胸元へ。
腰から伸ばし塗られる滑りがぞわりぞわりと
悦を呼んで、喘ぎ声に閉じられない唇を
また、塞がれる。 ]