人狼物語 三日月国


241 【身内】冬の物語

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【人】 松場 雪奈

[がんばった…が、部屋に入ったら耐えた分だけ涙があふれた。
声を上げたかったが、泣いている声が隣に聞こえたらと思うと、声を押し殺してしまう。

言ってしまった。壊してしまった。
友達で良いから、ずっと傍にいたかった。
でも、楽しく、熱く好きな人について語る柊を見たら、ダメだと思った。

上手くいった時、自分が傍に居たら害になると思ったから、友達と言う関係を壊した。
これで良い。これで良いはず…。
そう思いたいのに、傍に居られない事が、悲しくて、苦しい。]


 …ごめん。……ごめんね……


[誰にも届かない謝罪の言葉を繰り返してしまう。]
(10) 2024/01/03(Wed) 20:39:41

【人】 松場 雪奈

[それから、これも最後にしようと、のろのろと、部屋の中を歩き、柊の部屋の方の壁に身体を預ける。
壁隔てて隣の部屋は、彼の部屋。
初めは何の偶然かと笑ったし、その偶然が嬉しかった。
隣の部屋がたまたま好きになった人と言う事が。

壁越しに小さな声で]


 
──好き



[初めは、好きの楽しさ、嬉しさ。
そんな呟いてしまう事が恥ずかしくも楽しかった。

でもいつからか、それは]


 
──好き気づいて



[祈りの言葉になっていた。
友達のままで居たいけど、この気持ちに気づいてほしいからと。

そして今では]

 
(11) 2024/01/03(Wed) 20:41:24

【人】 松場 雪奈

 

 
──好き苦しい



[どうにもならない胸の内を吐き出す言葉になってしまっていた。
でも、これももう最後…]


 
──好きよさようなら



[本当は、こんな気持ちを込めたくなどないけど、終わりにするために。]
(12) 2024/01/03(Wed) 20:41:43

【人】 松場 雪奈

[その後……。

連絡を取るのを止めた。
何を送ればいいのか解らないから。

出社時間をずらすようにした。
朝…ほんの少しでも顔を見たいと言う気持ちで、ずっと合わせていたから。

休日の日、たまに作りすぎたと言って、おすそ分けと言っていたのもやめるだろう。
それも会うための口実だったから。


そうやって、距離を置いてからは、仕事に没頭した。
率先して手伝いをもうしでて、残業もしてと。

何かをしてないとつい考えてしまうから。
告白した事も、バイバイと言った事もなかった事にして、連絡を取りたいと。

だから、その日も、帰りは遅くなるのであった。*]
(13) 2024/01/03(Wed) 20:42:27

【人】 高井 柊

[ それから雪奈とは会っていない。

隣の部屋にいるのに声を掛けられない。
いつも朝は顔を合わせていたのにそれも無くなった。
偶然に
出会うこともなかった。

出かける時に、ドアを開けて外に出ると雪奈の部屋のドアを見る。
それが開く気配はない。

そうして日々は過ぎていく。
先輩に告白することもなく。
それはクリスマスを過ぎて、そしてら年の瀬も過ぎて。
正月にを迎えても変わらなかった。

何度もスマホの画面を開く。
雪奈からのメッセージはない。
雪奈へのメッセージを送ろうとしてやめる。

一日、一日と、失くしたんだって実感させられる。]
(14) 2024/01/04(Thu) 9:40:46

【人】 高井 柊

[ 仕事始めの日。
俺は先輩に声を掛けた。
新年会をしませんかって、できれば二人だけで。

先輩は頷いてくれた。

だから俺はその日、先輩に想いを伝えると決めた。]*
(15) 2024/01/04(Thu) 9:41:04

【人】 松場 雪奈

[朝は、足早に出ていくのに、帰りはいつも、柊の部屋のドアを見つめてしまう。
もう帰ってきているのか。まだなのか……元気でいるのかどうか……。

部屋に戻って、リラックスした格好になって、落ち着くのは彼の部屋がある方の壁。
好きと言うのはやめたけど、代わりに寄り添うように背を預けるようになってしまった。

部屋にいたら、否応なしに考えてしまう。
柊を想ってきた年月に比べたら、たかだか数週間。
簡単に忘れるような時間ではない。
それどころか、会わないようにしているぶん、よけい考えてしまう。

だから、年末年始はいつもと違う行動をとった。
部屋にいたら、ずっと考えそうだから、長期的に実家に戻った。
それは一人暮らしを始めてから、初めての事。

実家にいる間は、考える事もなかったが、戻ってきたら今まで以上に考えてしまった。]
(16) 2024/01/04(Thu) 11:24:23

【人】 松場 雪奈

[──あなたはどうやって過ごしたの?
とか、去年は、その前は…と、走馬灯のように。
思わず会いたいと漏れ出てしまうくらいに。
漏れ出た言葉にいけないと頭を振り、気持ちを切り替えよう。

そして仕事始めの日のお昼休み、合コンをよくやる先輩が、また合コンをするからと、メンバーを集めていた。
どおと声をかけられても、断っていたが、今回は、自分から参加したいと声をかける。
驚かれたけど、参加する事になった。

──忘れる為の出会いを求めて。*]
(17) 2024/01/04(Thu) 11:24:52

【人】 高井 柊

[ その日の夜遅く。
俺は一人でいつもの居酒屋にいた。
いつものお酒、いつものメニュー、でも隣には誰もいない。
ひとりだけでただ飲んだくれていた。

自分の何が駄目なのか。
タイミング?考え方?能力?
選択を誤った?それとも自分という存在が誤り?

無意味なネガティヴ。
自分の何もかもが嫌になるような。
そんな気分を酒で誤魔化す。

……キツいな

呟く言葉は誰にも拾われない。

失恋というのはいつ味わっても辛いもの。
ただ自分は本気であの人のことが好きなんだって、それが嘘や勘違いでなかったことだけが僅かに救いになる。]*
(18) 2024/01/04(Thu) 14:52:21

【人】 松場 雪奈

[無理だった。
最後に会ったのが、代打で参加した合コンの後。
嫌な思いをしたと愚痴ったからかもしれない。

出会いを求めると思ったのに、その場で思い出すのは全部、柊の言葉。
振り張ろうと思うのに、どうしても言葉が、顔がちらついてしまう。
先輩には、謝って、先にお暇させてもらったが、このまま帰る気もしない。

帰ればよけい柊の事を想いそうだから。
どこかで時間を潰そうにも、浮かぶのはいつもの居酒屋くらい。]
(19) 2024/01/04(Thu) 16:22:20

【人】 松場 雪奈

[夜遅く、女一人で居酒屋と言うのもどうかと思うが、
行き慣れた場所だからこそ、出来る事。
でもそれが間違いだったと気づいたのは、店内に入ってから。

いつも二人で飲んでいたからか、今日もそうだと思われたのだろう。
通されたのは柊のところ。

まさかここで会うとは思わなかった。
驚きと、嬉しさと…でも申し訳なさがない交ぜになってしまうが、
どうも様子がおかしい。
何かあったんだろうと推測できるから、何もなかったように、]


 よぉ。お兄さん、元気ないね。どうしたの?


[以前と変わらないような口調と表情で隣に座りながら、いつものお酒を頼むのであった。*]
(20) 2024/01/04(Thu) 16:22:50

【人】 高井 柊

[ 見られたくなかった様な、見られたのが彼女で良かった様な。
そんな複雑な心境も、失恋の痛みとアルコールが押し流す。]


 雪奈……

 振られちゃった。


[ 力無く笑って、レモンサワーをぐいっと流し込む。
さほど強くないアルコール、酸味と炭酸が喉を刺激する。

でも、二の句が紡げない。

雪奈を振った自分に何が言えるというのか。
何も言えない。
だから一人で飲んでいたんだから。]*
(21) 2024/01/04(Thu) 19:28:24

【人】 松場 雪奈

[それ以外であってほしかった…。
でもやっぱり、それだったから、期待と落胆。
振られているのに、結局は繰り返してしまう。
そんな自分が嫌になりながらも、億尾も出さずに、]
(22) 2024/01/04(Thu) 20:35:29

【人】 松場 雪奈

 
 そっか………。
 がんばったんだね………。

 辛いよね………でも、ちゃんと言ったのはかっこいいよ。


[振られる辛さは解っているから、良かったなんて思えない。
届いた梅酒でのどを潤した後、覗き込むように見つめ]


 どれだけ飲んでいるか、解らないけど、今日はぱっと飲む?
 それとも、カラオケとか行って大声でも出す?


[元気出せなんて言えない。
それが無理な事は解っているから。

どれを選ぶかは解らないが、勝手に柊のレモンサワーのお代わりと早々だが梅酒のお代わりを頼んでいる。
飲みに付き合うと言うように。]
(23) 2024/01/04(Thu) 20:36:02

【人】 松場 雪奈

[考えるようにまたお酒でのどを潤した後、]


 ………どうして振られたか、聞いていい?
 やっぱり年下がとかだった?


[好きの欲目か、柊はとてもいい男だと思っている。
振られる要素ってどこにあるんだろうかと思ってしまうのもあるが、それを聞いて良いのか。
それでも、聞かぬ事には、何もできない気がして、おずおずと聞くのであった。*]
(24) 2024/01/04(Thu) 20:36:17

【人】 高井 柊

[ 静かに頭を横に振った。
それは聞いていいへの答えではなくて、年下が理由という問への答え。]


 違う。
 ちゃんと男として見てくれた。
 多分だけど。


[ あの人は、出会ってから一度も一度も年下とか未熟だからって言葉を使わなかった。もしかしたらそれすらも優しさだったのかもしれないけど。]


 結婚……するんだってさ。
 今年の春にはもう婚約してて。
 来年の春には結構するって。


[ 力無く笑って涙は浮かべない。]
(25) 2024/01/04(Thu) 21:17:18

【人】 高井 柊

[ 視線がテーブルに落ちる。
溶けかけた氷がグラスの中でカラリと音を立てた。]


 好きになった時には……
 出会った時にはさ……
 もう、チャンスなんか無かった……

 ……キツいな。
 年下だからって…言われた方がマシだったかも。


[ 勝負すらさせて貰えなかった。
土俵にすら登れず、負けの確定していた勝負にそうと知らずに挑んでいた。
それが悔しくて悲しかった。]*
(26) 2024/01/04(Thu) 21:18:46

【人】 松場 雪奈

[聞かない方が良かったのか問う解けるが、そうではないようである。
静かに語られる事。
茶化す事はしないで、ただ耳を傾ける。]


 そ、そうなんだ……。


[それしか言えなかった。
それ以上の言葉が出てこないのは、その表情を見たから。
静かに胸の内を聞きながら、グラスを傾ける。

他人事なのに、自分の事のように思えてしまう。
柊への気持ちに、似通ったところがあったのかもしれない。
でも、それ以上に、好きな人の辛そうなところが、辛い。]
(27) 2024/01/04(Thu) 21:54:23

【人】 松場 雪奈

 
 は、初めにさ…その事を言って………くれていたら、良かったのにね。
 そ、そうすれば…きつい、想い…しなくて、すんだ、はずだから…さ。


[声が震えてしまう。
自分が泣いてどうするとと思うのに、泣けてきて、それでも泣かないように頑張って、]


 で…でもさ、…がんばってきた事は…む、無駄じゃない、だろうし…。
 あ、あれだ。出会いの…遅さを、後悔させてしまうくらい、になれば、良いんだよ。


[結局は我慢できずに、涙があふれてしまう。
自分事なら、最後まで我慢できるのに、柊の事だからだろうか。
でも自分が泣く事ではないからと、お絞りを目に当てて、涙をすべて吸い取ろうとする。*]
(28) 2024/01/04(Thu) 21:54:55

【人】 高井 柊

[ 行き場のない想い。
悔しさも悲しさも、どこにも行けなくて。
でもそこにら雪奈がいるからぶつけてしまいそうになる。

お前があの人の何を知ってる。
頑張っても無駄だった。
後悔させてどうする。

八つ当たりの言葉が喉を通って口に出そうになる。
そんなこと、本当に無駄なことなのに。

それでこの想いの行き場は本当になくなってしまう。
アルコールすらも薄れさせてくれない。]
(29) 2024/01/04(Thu) 22:49:11

【人】 高井 柊

 
 なんで……お前が泣いてんだよ。


[ いろんな言葉を飲み込んで、出てきたのはそれだけ。
半月前の雪奈は今の自分と同じだっただろうから。
だから、八つ当たりなんてできない。]


 ……やめろよ。
 

[ 何をやめろと言うでもなく。
それだけ口にすると、空になったグラスを口に運ぶ。
氷が溶けた水が喉を冷やす。]*
(30) 2024/01/04(Thu) 22:49:28

【人】 松場 雪奈

 
 ……柊が、つらい、から…………


[振られた…それだけ聞けば同じだが、
自分の場合は、振られる事が初めから解っていた事。
でも、柊は違うから、辛さが自分の比ではないきがしてしまったから。]


 ……ごめん。


[それはなに対しての謝罪か自分でもよく解らない。
一度深呼吸をして、]
(31) 2024/01/04(Thu) 23:22:20

【人】 松場 雪奈

 
 慰めてあげると言ったのに…うまくできなくってさ……
 柊が楽になるならさ、全部吐き出してしまいなよ。

 聞くだけ……聞くだけは、するから………


[自分が出来るのはそれくらいな気がして、
でも、無理維持をするつもりは無いから、どうすると問うように見つめる。

そこに、勝手に頼んだお代わりが届くだろう。*]
(32) 2024/01/04(Thu) 23:22:50

【人】 高井 柊

[ 吐き出すことなんか何もない。
どこにも行き場のない気持ちが渦を巻いているだけ。
言葉にできることなんか何もない。

勝手に頼まれたお代わりを口に運ぶ。
酸味も炭酸もアルコールも何の役にも立たない。

まるで今の自分みたいだと。
馬鹿らしいけど思ってしまう。
ただ失恋しただけなのに、自分に価値がないかのように思ってしまう。]
(33) 2024/01/05(Fri) 10:46:51

【人】 高井 柊

 
 ……くそ……


 ……本当に……


[ 優しい笑顔、笑った顔、真剣な横顔。思い出せるのはそんな顔で、嫌なとこなんて全然思い出せなくて。
もう、悲しいのか悔しいのか苦しいのかもわからない。]*
(34) 2024/01/05(Fri) 10:47:10

【人】 松場 雪奈

[吐き出された言葉の後に続く言葉はきっと──。
どんなに好きか聞かされていた。
だけど、改めて、どんなに好きかと思い知らされるよう。

今すぐ抱きしめたい。だけど居酒屋だから、そんな事は出来ない。
抱きしめる代わりに、柊の手に手を重ねてぎゅっと握る。]


 
……好きなんだね……。



[隣にいるのに、何もできない。
何を言っても、届かない気がする。
いつもそう……何かしてあげたいのに、何もできない。
でもせめて………]
(35) 2024/01/05(Fri) 12:17:37

【人】 松場 雪奈

 
 柊……好きだよ。
 どんな柊も好き。
 先輩の事が好きでしかたない柊でも…好き………。


[ずっと、近くて遠い位置で、その背中を求めていた。
言葉にしたのは一度だけ、だけど、何度も振られたような気持ちを味わい、
私では無理なんだと、自信を失い…。
でも、一緒にいる事で、また好きになってしまう。その繰り返し。]


 好きだから、何かしてあげたい。
 でも……私が何か出来るのかが解らない。
 解らないけど………
(36) 2024/01/05(Fri) 12:18:32

【人】 高井 柊

[ 雪奈の言葉が今は殊更に痛い。
その好意も、優しさも、今は痛くて辛い。

テーブルに落とした視線を上げられない。
雪奈を見れない。

雪奈だってこんな風に接するのは辛いのに。
思うのは先輩のことばかりで。
自分の告白を聞いてた先輩もこんな風に痛かったのかとか。

そんな身勝手な自分をさらに嫌悪する。]
(37) 2024/01/05(Fri) 15:35:42

【人】 松場 雪奈

[いつものように、軽くかわされると思っていた。
そうしたら、冗談だったって事にしたのに、何も言われない。

…そんな事はない。
だけど、初めて見てもらったような気がしてしまう。

それが嬉しいと言う思いと、
つけ入っているようで、悲しいと言う思いが、交差する。

今なら、まだ引き返せるだろうが、どうしてもほっとけない。


一度視線を外して、一気に梅酒を飲み]
(38) 2024/01/05(Fri) 16:31:32

【人】 松場 雪奈

[何も言わないなら、押し切ってしまえばいい。
気が変わらないうちに、さっさとお会計をすませて、行こっと促す。
しっかりと、柊の手を握ったまま。

アパートまでは、歩いていける距離だけど、冬の夜の寒さで我に返るかもしれない。
だからあの日とは逆で、自分がタクシーをとめて、乗るように促す。

それでもアパートにつくまでに、我に返ったら、手を離すつもり。
何も言わなければ、そのまま自分の部屋へ連れて行こう。*]
(39) 2024/01/05(Fri) 16:32:21