人狼物語 三日月国


118 【身内】光の向こう側【R18】

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【人】 ウイエ


ン………

[そっと唇が寄せられて目を閉じた。

そこもひんやりしてて、柔らかくて、
自分の体温と熱が混じりあって溶けていく。]


…仁志、くん………


[ぼうっと見つめ合い、熱に浮かされたように名を呼んだ。
先程は店だったし、往来だったけど。
今なら誰も咎める者はいない。
彼の微笑みも、声も、自分だけに向けられたもの。]
(15) 2021/12/28(Tue) 18:44:35

【人】 ヒトシ

[この日も結局のところ、ひと休みを挟みながらも明け方まで2人で夜を過ごした。終わりを迎えたのは、本当に体力の限界を迎えたからだ。]


……羽衣恵さん……


[2人で並ぶには狭いシングルベッド。
ぎゅっとその身を抱きしめて、愛しいその名を囁く。]


今日も……たくさんしましたね。
羽衣恵さんが、こんなにえっちだなんて意外でした。


[知っていたのは、厨房で料理をする姿や、仲間と談笑する時や接客の時の笑顔。だから、自分が知らない羽衣恵がきっとまだまだあるのだろう。]
(16) 2021/12/30(Thu) 17:01:18

【人】 ウイエ

[そうして、その後も何度か交わって
最後の方はほとんど意識を失うような形で果てた。

そろそろ空が白んできた気配を感じながら
狭いベッドのなかで身をよせあう。
たっぷりと愛された充足感に包まれつつ
ぽーっと彼の胸に顔を寄せていた。]

う、うぅっ......、
......いつもは、こんなんじゃない、つもり、
なんだけどなぁ......

仁志くんとするの、気持ちよくて......その......
つい夢中になっちゃうっていうか......


......引かないでね?

[恥ずかしさで顔が赤くなる。
彼の言葉に咎める響きはないけれど、
遊んでるみたいに思われていたらそれはちょっと不本意なので。]
(17) 2021/12/30(Thu) 20:02:52

【人】 ウイエ

[そのまま、彼の腕のなかで泥のように眠りについて。
目が覚めたら遅い朝食を食べていくように促すだろう。

メニューは卵とウィンナーを挟んだホットドッグと
ごろごろ具材が入ったミネストローネ。
デザートにはコーヒーゼリーにミルクソースを添えて。**]
(18) 2021/12/30(Thu) 20:29:00

【人】 ヒトシ

 
美味いっすね。


[朝からなにやら贅沢な気がした。
ホットドッグと、ミネストローネ。自分ひとりなら作るどころか、そんな朝食食べることはないだろう。
しかもデザート付き。]


羽衣恵さん。
やっぱ料理する仕事やりません?


[切り出したのは唐突に。
でも、前からずっと思っていた。]
(19) 2021/12/30(Thu) 23:06:02

【人】 ヒトシ

 
俺としては、
これを独占できるっていうのも悪くないんすけど。


[でも、何か勿体無い気がする。
それに、こうして食事を作ってくれる羽衣恵の姿もいいのだけど、やはりあの店で見た羽衣恵の姿。あれが頭から離れない。
きっとそれが、惚れた瞬間だったから。]


それに……


[少しだけ言い淀む、そして照れ臭そうに。]
(20) 2021/12/30(Thu) 23:06:25

【人】 ヒトシ

 
……いつか、2人で店がやれたらなって。


[朧気な、本当にぼんやりとして夢。
まだ目標とも呼べないような、ただの夢だけど。]


俺やっぱり、厨房に立ってる羽衣恵さんが好きです。


[美味しそうにランチを食べる羽衣恵も。
大人っぽくバーで酒を飲んでいる羽衣恵も。
身体を重ね、官能に蕩けた羽衣恵も。
全部好きだけど、それでも厨房に立っている羽衣恵の姿が一番好きなんだ。]*
(21) 2021/12/30(Thu) 23:07:02

【人】 ウイエ

[何でもない朝の、穏やかな朝食。
美味いと口にする彼に微笑みながら
自分も口にミネストローネを運ぶ。

そんな中でふいに切り出された言葉に、
ぱちぱちと瞬きをして彼を見た。]

ーーーー......、

[彼は、もしかしたらずっと
気にかけてくれていたのだろうか。
それでいて触れずにいてくれたのだろうか。
あの日を境に厨房から消えた自分。
迷子になって、どこにも行けずにいた自分を。]
(22) 2021/12/30(Thu) 23:50:12

【人】 ウイエ

[彼の顔をじっと見つめて話を聞いていた。
少し照れ臭そうに告げられた台詞には、
ぶわわっと顔を赤くして。]

あ、あのねっ!......そ、そんなこと......
言われたらあたし、真に受けちゃうんだからねっ??
......その、プロポーズ的な、あれそれと言うか......


[付きあいはじめたばかりの年下の男に
そんな話をするなんて重いだろうなと
あえて口にしなかったと言うのに。

ふう、と息を吐いて、彼をまっすぐ見つめる。]
(23) 2021/12/30(Thu) 23:51:46

【人】 ウイエ

.....あたしもね、考えてたよ。

仁志くんと出会って......
ううん、その前からずっと、
自分がどうしたいのかなあって。

[すぐに復職しなかったのは
これを機に地元に帰って、
どこかの誰かと結婚して
大事な人のためだけに食事を作る、
そんな幸福もあるのかなと考えていたからだ。

でも、彼と過ごしたこの数日間。
久々に料理に触れて、彼と話して痛感した。
自分はやっぱりこの道から離れられない。

だから......、]
(24) 2021/12/31(Fri) 0:05:52

【人】 ウイエ


......あたし、やっぱり諦めたくない。

料理人として生きるのも、
好きな人と家庭を作るのも、どっちも。
......それがあたしの夢だから。


[もしかしたら大変で難しいのかもしれないけど、
この手に幸せの欠片があると言うのなら、
それを育てていきたいと思う。]
(25) 2021/12/31(Fri) 0:08:12

【人】 ヒトシ

 
ぷ、ぷろぽっ?!


[その言葉に驚いた。
言われてみれば、確かにそうと取れる様な言い方だったかも知れないけど。まだ付き合いたてで、そんな結婚とかそういうことを意識していたわけじゃないけど。]


そうじゃないくて!
あ、嫌だってことじゃなくて!


[あたふたと慌てて首と手を振ったけど、彼女が見つめる視線にすぐに落ち着きを取り戻す。]
(26) 2021/12/31(Fri) 9:13:39

【人】 ヒトシ

 
夢……羽衣恵さんの……


[そうだ。
夢。いつか自分の店を持つっていう夢。
それが、彼女と一緒にって夢に変わる。
それぐらい、彼女用のことが好きなんだ。]


俺も……同じ夢を見てもいい?


[羽衣恵が料理人としていきること。家庭を作ること。その両方と、自分の夢が重なって、2人で一緒に夢を見られたらどれほどいいだろう。]
(27) 2021/12/31(Fri) 9:13:59

【人】 ウイエ


分かってるよ。

でも、適齢期の女はすぐそういうこと意識しちゃうんだから。
ちゃんと肝に命じておいてよね。


[慌てて首を振る様子にくすりと笑い
ちょっとだけ拗ねたように唇を尖らせて。

その目を見つめ、そっと彼の手を握った。]
(28) 2021/12/31(Fri) 12:09:54

【人】 ウイエ


ーー......うん。
きみがいいの。


[もちろん、新しく店を経営するのも、家庭を築くのも、
今すぐにというわけにはいかないだろう。

でも、2人でこれから共に歩む道が
そういう幸福に繋がっていればいいと願う。

一緒に店をやりたい。
料理人としても女としても、
あたしを必要だと言ってくれる。
それがどれほど嬉しかったことだろう。

そんなきみとーー......
だから、きっと、この先も。
互いに同じひかりを見続けられると信じたい。]
(29) 2021/12/31(Fri) 12:14:42

【人】 ヒトシ

[────可愛い羽衣恵さん。
恋人として、申し分なくて、でもそれだけでは満足できなかったのは、きっと俺のわがまま。俺が好きになった羽衣恵さんでいて欲しいなんて、きっとエゴなんだと思うけど。
だけど、2人のひかりが重なり合って、ひとつの目標ひかりになったから。]


羽衣恵さんのこと、
これからもっともっと好きになります。


[一緒に歩むためにも、俺は羽衣恵さんにいつだって元気で、格好良くて、可愛くて、素敵な羽衣恵さんでいて欲しい。
その代わり、寂しい女なんて絶対に思わせないから。]
(30) 2021/12/31(Fri) 17:03:03

【人】 ヒトシ

 
頑張りましょうね。
たくさんデートして、お互い仕事も頑張って。


[色んなことを2人で共有して。
たまには喧嘩して、それで仲直りして、色んなことを乗り越えていこう。]
(31) 2021/12/31(Fri) 17:03:42

【人】 ウイエ



……うん、 あたしも。
仁志くんのこと、これからもっともっと好きになるし……

あたしも、何度でも惚れ直して貰えるように
もっともっとイイ女になるから。



[美味しそうな顔で料理を食べるきみ。
好きな仕事に一生懸命なきみ。
エッチの時のちょっと意地悪なきみ。
喜怒哀楽が結構コロコロと顔に出て、
たまに照れ臭そうにはにかむきみ。

そして、
―――あたしがあたしらしく生きられるように
寂しくならないように抱きしめて
そっと背を押してくれる、そんなきみ。

これからも新しいきみを見つけるだろう。
時には喧嘩もするかもしれないけれど
今この時の気持ちを忘れないでいたい。

いつかこの「好き」が「愛」に変わるまで。
変わった後も。]
(32) 2021/12/31(Fri) 19:01:10

【人】 ウイエ


ん。仁志くんも頑張るんだよ〜?

自分のお店を持つって、
やっぱり一筋縄じゃいかないだろうからね。


[へらっと笑って残ったゼリーを口に運んだ。
インスタントコーヒーの味は苦いけれど、
ミルクソースの甘さが癒してくれる。

挑戦的に軽口を叩き
ひとまずは次のデートのプランでも考えよっか、
なんて水を向けて彼を見れば
目の前にあったのはイイ笑顔で。]
(33) 2021/12/31(Fri) 19:03:51

【人】 ヒトシ

 
何処か行きたいとこあります?


[季節はもう冬で寒さも厳しくなってくるけど。
そういえば、そろそろクリスマスも近くなってくるし、そうなれば年末年始だってやってくる。]


クリスマスか。
休み入れなきゃな。

年越しに、初詣。
羽衣恵さんとしたいこと……たくさんあるんですよ。


[春になったら桜を見にいこう。夏になったら海に行こう。
そうやって2人で色んなところに行って、色んなことをしたい。]
(34) 2022/01/01(Sat) 11:15:57

【人】 ヒトシ

 
羽衣恵さん。
俺も……イイ男になりますね。

今はまだ、ずっと一緒に居ようって言えないけど。


[この先の未来。
羽衣恵と一緒に夢を描くには、まだまだ自分には足りないものが多過ぎるから。それでも、きっとそうなりたい、そうしたいと思うから。]


いつか必ず言うんで、
その時まで側にいてくださいね。


[だから、いつか未来を約束できる日まで、もう少し待っててください。]*
(35) 2022/01/01(Sat) 11:16:42

【人】 ウイエ

ふふ。いーね。
初詣、あたしも行きたいな。
参拝なんてここ数年行ってないかも。

[デートプランを聞かれて考える。
どこに行っても心弾むだろうけど。]

あ、デート、っていうのとは
またちょっと違うかもだけど、
そのうち仁志くんの家に行ってみたい、かな。

[それだけじゃなくて、たとえば。
クリスマスにイルミネーションを見に行ったりとか。
家で鍋をつつきながらのんびりするとか。
バレンタインにガトーショコラを作ってみたりとか。

やりたいこと、楽しいだろうな、と思うことは沢山ある。
他愛もないやりとりをして、たくさんキスをして愛し合う
そんな日常のやりとりですら、きっと。]
(36) 2022/01/01(Sat) 21:29:27

【人】 ウイエ


......うん。

待ってる。


[イイ男になると告げる彼に
穏やかに目を細めて微笑んだ。

未来の約束。
いまはまだ冬の地面の中で、
芽吹く前の小さな種。

冬が過ぎて、春が来て。
やがて花を咲かせる日をきみの側で待っている。*]
(37) 2022/01/01(Sat) 21:34:57

【人】 ヒトシ

── 数年後 ──

羽衣恵さん!
パスタランチセットふたつ。
デザートはフォンダンショコラで。


[未来は遠くなかった。
決して、近かったとは言い難いけど。
それでも俺たちはこうしてら未来を今に変えた。]


いらっしゃいませ!
2名様?すいません今席が埋まってて。


[店はそこそこ上手くいっている。
昼は、あまりの忙しさに人を雇おうかなんてことすら。]
(38) 2022/01/01(Sat) 22:06:48

【人】 ヒトシ

[昼はランチ。
夜はお酒も楽しめる小さなレストラン。

ここまで来るのに苦労もして。
楽しかったことだけじゃない。
でも振り返れば楽しかったことと、羽衣恵の笑顔ばかりが思い出せる。

デートして、ご飯を一緒に食べて。
たまにお互いの店に偵察に行ったり。
それから時々は喧嘩したり。
でも、そんな日の夜はいっぱい愛し合った。]
(39) 2022/01/01(Sat) 22:07:08

【人】 ヒトシ

[────ねえ?
俺、イイ男になれましたか?

聞かなくたって、羽衣恵さんがこうして側にいてくれる。
それが、答え。

大好きな人の側で、大好きな姿をみていられる。
こんなに、幸せなことは他にはない。]
(40) 2022/01/01(Sat) 22:07:42

【人】 ヒトシ

[だから……]


ずっと一緒に居てください。


[ようやく。
その言葉を貴方に伝えよう。]**
(41) 2022/01/01(Sat) 22:08:13

【人】 ウイエ

ーー その後 ーー

[それからの日々は忙しかった。
あたしは再び料理店に就職し
料理と経営の勉強に追われながら
合間を縫って彼との時間を過ごした。

いろんなところに行って
おいしいものを作って、
時には衝突して喧嘩したり、
朝まで抱き合ったりしながら。

新しくレストランをオープンしてからは
そちらで働くことになって。
目まぐるしい日々は大変なことも多かったけれど、
すごくやりがいがあって楽しかった。]
(42) 2022/01/01(Sat) 22:42:21

【人】 ウイエ

[出会った日から色んな経験を積んで、
少し大人になったきみ。

イイ男になったかなんて
言うまでもないけれど、
あたしの前で見せてくれる
眩しい少年みたいな顔は変わらないまま。

夏が来て、秋が終わって
そうして何度かの季節が巡り
かつて寂しがりだったあたしにも、
また春がやってくる。]
(43) 2022/01/01(Sat) 22:44:38

【人】 ウイエ

[だから。]


 ......はい。喜んで。


[ずっと待っていた、
きみからの約束の言葉。
それに、目を細め頬を染めて頷く。]
(44) 2022/01/01(Sat) 22:47:00