【人】 苛々 フィウクス>>37 >>38 エルナト 「……俺は、お前と同じようには考えられない。 お前と同じようにはできない。 お前の病への対処法は、お前の病への対処法だ。 そうやってできる事があるのは、…恵まれてるよ」 だからお前はまだマシな方だとか、言うわけじゃなくて。 「俺と同じようにならなきゃいいな」 無愛想に、ぶっきらぼうに。 声色は変わらず不機嫌そうで、苛立ちの篭もったものだけど。 やっぱり特別あなたを煩わしく思っているわけではなくて。 問いへのあなたの答えにそんなふうに言葉を返して、 その前の不満げな言葉には返事をしないまま。 図書室を後にするべく踵を返し、背を向けた。 「俺は、……自分以外に構ってる余裕なんて無い…」 「俺には視野を広げる余裕なんてない。」 独り言のように呟いて、一歩、二歩、出入り口の方へ。 内に籠もる事でしか自分や他者を守る事ができない。 いつも片眼を遮る前髪は、 どこかそれを物語っているようだった。 (40) 2022/05/04(Wed) 10:52:13 |
充溢 バレンタインは、メモを貼った。 (a15) 2022/05/04(Wed) 11:52:58 |
シャルロッテは、バラニに恋をしている。 (a16) 2022/05/04(Wed) 12:29:38 |
シャルロッテは、でも、 (a17) 2022/05/04(Wed) 12:29:48 |
シャルロッテは、—————— (a18) 2022/05/04(Wed) 12:29:57 |
夢見る乙女 シャルロッテは、メモを貼った。 (a19) 2022/05/04(Wed) 12:32:33 |
夢見る乙女 シャルロッテは、メモを貼った。 (a20) 2022/05/04(Wed) 12:32:55 |
夢見る乙女 シャルロッテは、メモを貼った。 (a21) 2022/05/04(Wed) 12:33:39 |
夢見る乙女 シャルロッテは、メモを貼った。 (a22) 2022/05/04(Wed) 12:34:26 |
バレンタインは、筆記用具を取りに行って勉強会へ。 (a23) 2022/05/04(Wed) 12:55:23 |
バレンタインは、歩けるうちに歩いておくべきだ。 (a24) 2022/05/04(Wed) 12:55:32 |
【人】 充溢 バレンタイン「……興味のある分野だけ、勉強してえなあ」 声色に眠気はあまり宿っていなくて、 その上で溢した言葉は久方ぶりの、不安以外のワガママ。 「その前に、宿題の範囲は聞けてないし…… エルナトか……あるいはAクラスの子が、 他にいてくれたらいいんだけど。どうだろうな」 (41) 2022/05/04(Wed) 13:11:27 |
【人】 高等部 ラピス「?」 「!」 勉強会が始まる少し前。 疎らに集まり始めた下級生を相手している。 持ってきた課題の内容を軽く見て、教科毎に適した参考書が置いてある席を指す。 後でその分野が得意な生徒もやってくるだろう。 勉強の合間につまめるお菓子類も食堂からいくつか運んできて、空いたテーブルに準備していた。 (42) 2022/05/04(Wed) 14:17:29 |
バレンタインは、勉強会の光景をみて僅かに苦笑じみた息を吐いた。 (a25) 2022/05/04(Wed) 14:51:24 |
【人】 司書 エルナト>>40 フィウクス 「まぁ、そうだろうね。君と僕は違うから。」 「患ったものも、苦しんだ境遇も。」 「きっと僕は君よりマシだよ。」 「だって僕には、友達がいるもの。」 だから君は哀れだとか、いう訳じゃなくて。 「僕と同じようになれたらいいね。」 柔らかく、穏やかに。 君の言葉からは棘を感じない。ずっと。 だからきっと、本当は優しい人なのだと思う。 勿体ない。勇気一つで、変われるかもしれないのに。 生まれ変わる勇気があれば。 「"What does not destroy me, makes me stronger. "」 去り行く背中に、投げかけて。 「またのご利用をお待ちしております。」 図書委員として、利用者を見送った。 (43) 2022/05/04(Wed) 16:56:39 |
リアンは、分からないと声の上がった子の勉強を見て回っている。 (a26) 2022/05/04(Wed) 17:13:22 |
トットは、勉強会にいる。紙で手を切らないように手袋着用。 (a27) 2022/05/04(Wed) 17:23:23 |
ラピスは、今日は黒板に公式を書いている。 (a28) 2022/05/04(Wed) 17:42:34 |
【人】 充溢 バレンタイン>>44 エルナト 「エルナトッ……!ちょうどいいところに。 明日の自分に何もかもを押し付けるとこだったよ」 わかってくれるか、と話しかける口元は、 いつになくハキハキと動いている。 クラスメイトであるあなたなら、 何らかの要因で“眠気がない”ときのバレンタインは、 割とこんな感じなことがわかるかもしれない。 「いやさ、今日の授業はあまり集中できなくて…… そしたら宿題をどこまでやりゃいいか聞けてなかった」 ・・・・・ 「この通り調子も悪いし、 けど勇気を出して共有スペースまで来て良かった……」 シャルロッテ様様だな、と安堵に、 ほんの僅かに口を歪ませた。表情の堅さは相変わらず。 (45) 2022/05/04(Wed) 17:54:54 |
【置】 司書 エルナト消灯時間間際。 廊下の一番端の空き教室、そのすぐ外でボヤ騒ぎがあったらしい。 火の不始末か、それとも故意犯か。 大人達が慌だたしく動いているのを見た。 きっと子供達が寝静まってるうちに、色々と 調べたりするのだろう。 「怖いなぁ………」 そんな様子をちらりと部屋の窓から眺めて。 少年は今夜も穏やかな夜を過ごすのだった。 (L3) 2022/05/04(Wed) 18:04:34 公開: 2022/05/04(Wed) 20:55:00 |
バレンタインは、この恋愛小説は読み切ってもいいか。とか思ってた。 (a29) 2022/05/04(Wed) 18:07:08 |
【人】 司書 エルナト>>45 バレンタイン 「お、おぉ………随分調子が悪そうだね。」 いつもと違う、勢いのある様子にたじろいて。 調子が悪い、という評価は。 同じクラスである君が、同じような状態になった時に、 決まって自分をそう評するから、そうなのだと理解してるだけで。 正直、少年からしてみればすこぶる調子がいいようにしか見えないのだけれど。 「シャルロッテさんに、行ってみたらって言われたの?」 「まぁ、僕が通りがかってよかったねぇ。」 「宿題、共有スペースでやっていく?」 今は勉強会もしているらしいし。 楽に宿題を終わらせるチャンスだよ、とお勧めしつつ。 「それとも、調子が悪いから部屋でする?」 勇気を出して、と言っていたし、 あんまり人の多い所はまずいのかな、と首を傾げ。 (46) 2022/05/04(Wed) 18:13:26 |
充溢 バレンタインは、メモを貼った。 (a30) 2022/05/04(Wed) 18:17:11 |
半分の仮面 リアンは、メモを貼った。 (a31) 2022/05/04(Wed) 18:26:10 |
【人】 充溢 バレンタイン>>46 エルナト 「相談に乗ってもらったくらいで、 行こうかなって思ったのは僕だよ。 勉強に集中すれば不安なこと考えなくてすむし、 そう、不安な言葉が溢れなくていいかなって…… っと、まあ一緒に行こうとは言われてたんだけど」 記憶を漁ろうとして、嫌なものを思い出しかける前に、 手前に浮かんできた言葉で堰き止める。 真の意味で、調子はいいのかもしれない。 「……というか、うん、君に声を掛けられて、 思わず走ってきたせいで置いてきたかもな」 部屋まで一緒に戻って筆記用具とか取って、 勉強を見てくれる、とついてきてもらってたのに。 多分後ろを振り返れば見えるくらいの位置にはいるか。 (47) 2022/05/04(Wed) 18:36:36 |
シャルロッテは、バレンタインとエルナトにのんびり手を振った。 (a32) 2022/05/04(Wed) 18:41:47 |
【人】 司書 エルナト>>47 >>a32 バレンタイン シャルロッテ 「そっか、まぁ、何かに意識を向けるのは、悩みを忘れる一番の手段だよね。」 「読書もそう。そういえば、紹介した本は読んだ?」 首を傾げつつ。 一緒に行こうのわりには片割れの姿が見えないようだけれど、と辺りを見渡して。 そうして、背中越しにその姿を見つける。 「わんこじゃないんだから。」 苦笑して。 手をひらりと振り返す。緑髪コンビ(と勝手にエルナトが心の中で呼称している)が今日も仲が良さそうで安心だ。 「とりあえず、宿題の範囲は43から47ページまでだよ。」 「君、授業ちゃんと聞いてる?問題とけそう?」 シャルロッテさんがいれば大丈夫かなぁ、と思いつつ…思いつつ……………… ………中等部の子達はみんなちょっと抜けてる所があるので、心配だ。 (48) 2022/05/04(Wed) 18:56:19 |
【人】 充溢 バレンタイン>>48 エルナト 「途中まで読んで終わりが気になってるところで…… 勉強が終わったら心置きなく読み切ろうかなって」 見失うほど置いてきたわけではなかったみたいなので、 振り返り、緩く手を挙げてよかったと息を吐く。 確かに毛長で目元が隠れた犬とか、 漫画でいるよな〜って他人事のように思うなどして。 「これでも予習復習はしてるから、 多分大丈夫なはず……じゃねえかなあ。 ダメだったらやっぱりシャルロッテさんに頼る」 「43から47ページまで、と…… ありがとう、助かった。 やろうって気になって出来ませんでした、じゃあ、 ちょっと笑い話にもならないところだったし……」 (49) 2022/05/04(Wed) 19:29:06 |
夢見る乙女 シャルロッテは、メモを貼った。 (a33) 2022/05/04(Wed) 19:34:03 |
クロノは、照れる様に頬を赤らめて、頷いた。 (a34) 2022/05/04(Wed) 20:11:50 |
【人】 中等部 バラニ「…………」 この日、お昼を過ぎた頃からどこか浮かない顔のままふらふらとこの学び舎を歩き回っているバラニがいた。 いつものような明朗さはどこへやら、ぼんやりとしていた心ここに在らずと言った具合で。 何をしているのかと尋ねれば、姿が見えない子を探していると答えるが、きっとそれだけだろう。 (50) 2022/05/04(Wed) 20:11:57 |
バラニは、珍しく勉強会に参加する気分にはなれなかった。 (a35) 2022/05/04(Wed) 20:13:08 |
【人】 司書 エルナト>>49 バレンタイン 「そっか!それは早めに勉強を終わらせないと。」 「物語は熱のあるうちに読み切らないとね。」 興味は時間が経つごとに薄れていく。 紙のページが鉛の重さになってしまう前に。 結末を読んでほしいものだ。 何かと動物に例えることが多い。 お勧めした本も、動物が主人公だったし。 動物好きなのかもしれない。 「大丈夫だといいけどねぇ。」 「まぁ、シャルロッテさんにお任せしようかな。」 「ファイトだよ、バレンタインくん。」 応援、まぁ宿題を終わらせて本を読んでほしいだけなのだが。 「宿題を忘れたら怒られちゃうからね。」 「お仕置きもされちゃうかも。ちゃんと終わらせるんだよ。」 ほら、消灯時間前に終わらせて!と、 とてとて背中に回って、その背中を押して勉強場所まで動かそうとしつつ。 (51) 2022/05/04(Wed) 20:13:08 |
【置】 物思 フィウクス動物達の世話と、飼育小屋の手入れを終えて。 気付けばもうじき日は沈む頃。 水草が浮き、時折小型の魚影が水底を過ぎっていく。 小さなビオトープの、風に揺らぐ水面を。 暫くの間、一人黙って見下ろしていた。 ある程度生徒に任せられている動物達とは違う。 これは基本的に大人が手入れし管理しているものだ。 箱庭の中にある箱庭の縮図。 (L4) 2022/05/04(Wed) 20:16:35 公開: 2022/05/04(Wed) 20:50:00 |
司書 エルナト(匿名)は、メモを貼った。 2022/05/04(Wed) 20:32:27 |
【人】 半分の仮面 リアン「分からないところはもうないのか? 分からないまま放置すると、どんどん理解が遅れていく。 どんなことでも良い。遠慮せず聞け」 少し詰まっている子にも、進んでしまった課程の基礎が分からないという子にも対応して。 理解度が高いのか、噛み砕いて説明しながら勉強会を進めている。 進行度が重なっている、その学年のメインとなる箇所は、ラピスにも任せてしまっているだろうが。 (52) 2022/05/04(Wed) 20:33:21 |
バレンタインは、幸か不幸か眠気がないので、手間取ることなく宿題を終わらせられるだろう。 (a36) 2022/05/04(Wed) 20:41:38 |
バレンタインは、この式ってなんだっけ…… (a37) 2022/05/04(Wed) 20:41:47 |
【人】 高等部 ラピス「♪」 面倒見良く生徒の相手をしている同学年を見て、どこか機嫌が良さそうだ。 リアンの身体が空かない分は、ラピスが受け持っている。 中等部生に任せられるところはこちらも任せて。 わからない問題を解けた下級生と拍手で喜んだり。 言葉の代わりに公式や語句が多く並ぶ黒板を片手に、小さな授業を行っていた。 (53) 2022/05/04(Wed) 20:42:45 |
ラピスは、いつか学校の先生になりたい。 (a38) 2022/05/04(Wed) 20:43:37 |
エルナトは、リアンに手を振って、バレンタインを指さしてる。教えてあげて (a39) 2022/05/04(Wed) 20:43:43 |
リアンは、教える事は嫌いじゃない。 (a40) 2022/05/04(Wed) 20:46:17 |
シャルロッテは、一人で宿題に取り組んでいる。いつも通りだ。 (a41) 2022/05/04(Wed) 20:49:28 |
フィウクスは、今日も本の頁は捲らなかった。 (a42) 2022/05/04(Wed) 20:50:07 |
【置】 中等部 バラニ──消灯時間もとっくに過ぎた頃。 ルームメイトのふれあいで寝るタイミングを失い続けながらも。 それが落ち着き、ようやく静かに寝床に着く時間がやってくる。 ……だというのに、バラニはずっと眠れずにいた。 色々な事があって疲れていたのだから、すぐに寝付くことができてもおかしくないのに。 思い出さないように、考えないようにしていた不安や恐怖が、静かな夜にはゆっくりと忍び寄ってくる。 それを感じていると、ぞわぞわと身体が疼いて仕方がなくて。 まるで抑え込むようにしながら、自らの腕を掴んで気分を落ち着かせようとしている。 けれどこのまま、じっ、としていてはどんどん膨らんで行きそうで、何より恐ろしい。 こんな時間に部屋の外を出歩くのはいけないことだともちろん理解はしている。 だから、少し気分転換をしたいと願ったこの気持ちは……ちっぽけな出来心だ。 すっかり寝ているはずルームメイトを起こさないようにそっ、と部屋を出て行って。 (L5) 2022/05/04(Wed) 20:53:37 公開: 2022/05/04(Wed) 20:55:00 |
バラニは、それから、部屋の外に出た後に誰かと出会った。 (a43) 2022/05/04(Wed) 20:55:34 |
【置】 充溢 バレンタイン───君はどうしてそんなことをしたの? 鉄錆びた匂いが、月光が照らした表情が、 頭でずっと反響している言葉が、 溢れ出て収まらない不安が、 孤独に対する恐怖が、 僕を充溢していく。 そんな夜だった。 薬を飲んだ。 (L6) 2022/05/04(Wed) 20:55:53 公開: 2022/05/04(Wed) 21:00:00 |
バラニは、とある貴族の跡取りだ。その病気を治療することを、強く求められている。 (a44) 2022/05/04(Wed) 20:55:54 |
エルナトは、いつものように微笑んで (a45) 2022/05/04(Wed) 20:56:08 |
バラニは、けれども、そんな方法で病気を治療したいと思ってはいなくて。 (a46) 2022/05/04(Wed) 20:56:11 |
エルナトは、冗談だよ、とルームメイトに言った。いつかの夜の事。 (a47) 2022/05/04(Wed) 20:56:28 |
バラニは、けれど、それを許されるような人間ではなかったのだ。 (a48) 2022/05/04(Wed) 20:56:49 |
バラニは、その夜……部屋に帰ることはなかった。 (a49) 2022/05/04(Wed) 20:57:57 |
エルナトは、この狭い部屋の中の、子供らしくあれる時間が好きだった。 (a50) 2022/05/04(Wed) 20:58:28 |
エルナトは、この時間が、明日も明後日も欲しかった。 (a51) 2022/05/04(Wed) 20:58:41 |
エルナトは、欲しかっただけなのに。 (a52) 2022/05/04(Wed) 20:59:28 |