237 【身内R18】冬来たりなば春遠からじ
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[彼が笑って、ようやくはっとするくらいに、
目が釘付けになってしまっていた。
若干の気恥ずかしさを覚えつつ、
もっと恥ずかしい事をする為に、唇を寄せる。
濡らしてと言われたから、
扱くんじゃなくて舐めるばかりで彼を責めたけれど。
ふと思い立ってクリームを性器に乗せるなんて、はしたない行為に手を染める。
彼はさっきよりもわかりやすく笑って、
こちらのはしたない台詞も受け取ってくれる]
[楽しい、は、そうかもしれないけど、]
ぃや……癖にはなりません、よ……
[と、反抗する様に真面目なトーンで返してから、
「……クリスマスだけ、です」と呟いた。
この聖なる夜だけ、少しだけなら……
してもいいかもしれない、と。
でも今、目の前にあるお菓子は、
言われるまでもなく欲しくて。
先っぽからゆっくり味わえば、
頭を、髪を撫でてくれる。
言葉だけでなく行動でも受け入れていると教えてくれて、胸が温まるし、純粋に、そうされるのが気持ちいい。
味を聞かれればひと時唇を外し、
こくりと恥ずかしそうに頷く。
……自分では上手くできているかとかわからなかったし、男性の身体を得た時の事を思い出した訳じゃないけど……、きっと、あの淫らで淡い夢の様な経験は、自分の中に生きていたんだろう。
そんな風に愛撫を続けていれば、
髪を通して感じる彼の手が止まり、
気持ちよさそうに目を閉じてしまう。]
[濡れて艶めかしさを増した彼越しに、
彼の瞳を見つめる。
何か言いたそうにしている、と
こちらの心の内を当ててしまう彼に、目を見開く。
その艶めいた表情と裏腹な穏やかな声に、
優しく心を全部暴かれてしまったかの様。
声がうまくでなくて、
でも彼から視線を外さないまま、
う、とか、あ、とか、喉奥でまごまごする。
だって、言ったらそうしてくれるって。
彼に待ってもらったのは僅かな時間だった筈だけれど、
自分にとっては長い、長い時間だった。
ようやくそっと口を開いて、]
……ナカに、
このまま、挿入れてほしい……
ずっと……欲しかった、です
[濡れた幹を、焦がれる手付きでそっと撫でた]
[勿論自分だけ気持ちよくなる気はなくて、
彼が望むなら何でもしたいと思ったいたけれど]
えっ? ……ぅ……
[彼の願望は、即答できるほど生易しくなかった。
今から撮るって事は、あられもない姿……いや、
それ以上の姿も撮られるかもしれない、のか。
そう思えば、胸を肌蹴たままだった事が気になってしまって、
そっと布を上までたくし上げる。
一旦下げて変な皺が入っていたから、
乳房を覆ってもすぐ落ちそうなくらい頼りなかったけれど]
そんな、の……
[写真が欲しい。わかる。
えっちな写真が欲しい。……まあ、わかる。
でも頷き難い。嫌というより……恥ずかしくて死んじゃいそう]
[お互いの体にクリームを付けて舐め合うの、
楽しくて癖になりそうじゃない?って聞いたら、そうでもないみたい。
]
(……そうか)
[クリスマスだけの特別なのか。
この後、君の誕生日やバレンタインデーなど、甘いお菓子を口にする機会が増えそうなのに残念だ。
とはいえ、根は真面目な君だけど、その気にさせちゃえば乗ってくれるそうな気はするから、今はそんなに悲観しないでおくんだ……、こっそりと、ね]
[そうして君からのお願いを聞く。
俺としても君の中に突っ込みたかったので、
同じ気持ちなのが嬉しい。
小声でずっと欲しかったと呟くのまで耳が拾えば、
今すぐ君の願いを叶えてあげたくて]
うん……いいよ、
それじゃあ、下着脱いで……またこっちに来て
[床に跪いたままの君に向けて、
自分の太腿の上を軽く叩いて示す。
撮ると言った以上、下着以外の服は自ら脱いだりはしないか。
赤い衣装はクリスマスっぽいし、君の赤い髪とも親和性が高いのでいいけどね。どうせ途中で脱がすし。
]
[浴衣の袂から取り出したスマホで、まずは君が下着を下ろしていく様子を撮影する。
スカートを履いたままだと秘部は映らないけど、
裾から下着が現れて、赤い網タイツの上を滑り降りていく様が撮れただけでも、今は十分だ。
結局、俺から提示した無理難題は、君からの条件付きでOKが出されて]
もちろん、君の裸は俺だけのものだから……、
他の誰にも見られないようにするよ
[言われるまでもなく、君の裸を誰かに見られるなんて
死ぬほどイヤなので、その条件は難なく飲める。
でも、それを言うなら君だって、]
君も、俺がいない所でバニーちゃんになる時は、
細心の注意を払ってくれよな……?
[昨日のような写真はこれからも見たいし歓迎だけど、
万が一事故らないとも限らない。
一応、外で肌を晒す際は気を付けてほしいと念を圧す]
[君から撮影の許可をもらうと、
下着を脱いだ君を膝の上に呼んで、再び跨ってもらう。
右手でスマホを構えて、左手で濡れたペニスに手を添えて、]
……両手でスカートを摘まんで、
見えるところまで裾を上げてくれる…?
そう、
……で、少しずつ腰を落として……俺のをゆっくり、
挿入れて…
[左手で角度を決めて、君の方から腰を落としてもらって
膣内へと招き入れてもらう]
……っ
[先っぽだけは体験済だけど、
ズブズブと奥まで入っていくのは初めてだ。
今まで指でしか触れた事のない君の中を、
直接触れながら進んでいく。
さらに指では届かない奥へと向かい、やがて先端が子宮の入口へと到達する]
[カメラは君と俺がぴったりと合わさって、
お互いの髪と同じ色した繁みが触れ合う様子まで映している。
少し角度を変えれば、赤い網タイツに包まれた太腿のアップまで撮れて、たまんない。
次にカメラを上に向けると、奥まで突っ込まれたままの君の顔を捉える]
ねぇ……、
いま、…どんなきぶん…?
きもちいい…?
[
甘える
ような囁きで訊ねれば、どんな反応が撮れたかな。
スマホを構えたまま、左手で君の頬に触れてそっと撫でる。
頬から顎へと移り、顎の下を指先で擽ってから、首筋を辿ってチョーカーの上を渡り、胸元へと手を向かわせる。左手の動きを、右手のカメラが同じ速度で追っていく]
…───、
[左手が胸元の服を剥がす前に、腰をゆっくり動かして、君を下から突き上げる。
擦れる刺激に互いの息や声が上がったかも。続けて二度三度と揺らして反応を得てから、左手で君の胸元を覆った服を引き下ろす]
[カメラが捉えたのは、露わになった白い胸元と、
俺の左手が君のおっぱいを掴んで揉みしだくところまで。
これ以上するとなると、手にしたスマホが邪魔になる。
撮影よりも君に触れたい欲求の方が高まって、
スマホをソファーの座面に放り出して、両手で君の胸を改めて鷲掴みにした。乱雑に揉んで自由自在に形を変えて弄びながら、]
……ね、…動いて…
[君に動くように促す。
君だって、カメラを向けていない方が動きやすいよね
(音声は拾ってるけど)
]
……っ、…んっ…、ぅ…
[やば。
気持ちよすぎて俺も変な声出そう。
君の動きに合わせるように、俺も下から突き上げる。
君の腰が浮くと、ゾクゾクと這い上がる快感を伴う締め付けに引っ張られた。間を置かずに君の腰が落ちれば、お互いの肉体がぶつかる音が響いて、カチカチに固まった俺の先端が君の一番奥に衝突する]
[いいよ、だって。
自分の望みはきっとこの場でおかしくないものだったけど、
そんな当たり前みたいに受け入れられて、
嬉しいという気持ちを優に超える]
は、ぃ……
[だから彼の言う通りに……
スカートの中に手を入れて、下着を下ろしていく。
途中で彼がもう撮っている事に気付いたら
一瞬手が止まるけど……
目を逸らして爪先から抜き取って、ソファの傍に隠す様に置く。
心許無くなった部分をそっと押さえながら彼を見上げる。
お守りにしたいなんて言われていたけど、スマホの中にデータがあるのなら、外で見られたらやだなって思ったけど]
よかった、です……
あ……えっと、
もう、あんな事しませんよ……
[彼はもちろんって頷いてくれたからほっとして、
あと、唆されたってもう外であんな格好しないと伝える。
翡翠さんが言うからじゃなくて、バイトは学校を卒業するまでの間と決めていたからもうそんな機会は無いだろうし、
……これからああいう服を着るなら、
彼の前でだけにしようと思っていたから]
[呼ばれるまま彼の上にまた乗っかって、
彼の右手と左手を交互に見遣る。
カメラにはどんな風に映ってるのかなと
気になる様な、知りたくない様な気持ちでどきどきする]
ぅ……
[監督の指示通りに、
両手でスカートを摘まみ、ゆっくりと持ち上げる。
いつもより恥ずかしい気持ちが強いのは、
撮られているからなんだろうか。
もうさっきからずっと疼いて堪らないところを映されて、
ひくりと腰ごと震える]
ん、……
[触られていなくても十分に濡れたそこを、
勃ち上がった彼の先端にくっつける。
彼の肩に手を置きたかったけど、
スカートを持ち上げていないといけないから、と
真面目に撮影に協力してしまう]
[ゆっくりと腰を落とす。
先端だけ挿入れてもらった事はあるけど、
もう一年くらい前の記憶だから、正直殆ど覚えていない。
だから何にも隔たれていない感覚を、
新鮮に感じてしまう]
ふ、ぁ…… あ、
ひすい、さん、
[熱い……それに、
身体の中を抉られる感覚がいつもより強くて、
びくびくと何度も身体を震わせてしまう。
不安定な体勢で招いているから、まっすぐ挿入れられなくて、
色んなところに当たる分、余計に感じてるみたい。
スカートを掴んだまま、両手を胸の下あたりでぎゅっと握る。
撮られている事も忘れて小さく何度も喘ぎながら、
行き止まりまで届いたら、甘く息を吐く]
[なんかすごいところを映しているのが見えても、
咎める気にならない。熱くお腹を満たされて、
脳まで湧いてしまっているのかも……
でも顔にカメラが向けられれば、
恥ずかしさが僅かに勝って、そっと顔を逸らした]
……もちろん、です。
すごく……うれしい、です。
[代わりに、甘えた声で尋ねる彼にちゃんと言葉を返した。
かわいくない反応をしただろう自分の頬を、彼は優しく撫でてくれて……その手が色んなところを辿って下りていく]
[そのまま胸に触れるのかと思っていたら、]
っあ、ん、 ゃ
[腰を揺らした彼と繋がった自分は、一緒に揺れる。
逃げる気がなかったから、
内壁が擦れて、奥がまたぐっと押される。
これだけでも、繰り返されたらイっちゃいそう……
一回揺らされただけでもう落ちかけていた胸元の布を、
彼の手が引っ張った]
[再び晒した乳房に、彼の手が触れ、揉みしだく。
あっ、て声を上げたところで、彼がスマホを手放した。]
(いいのかな……)
[そんな気持ちもあったけど、
両手で触れてくれる事に、悦びが勝る。
両手でいっぱい、乱暴に揉まれる方が好き……って
仄暗い感情に目を瞑ったけど、彼に声を掛けられて、
彼を見つめる。
撮ってないからと言わんばかりのその瞳に、
カメラがもう終わっていると思い込んだ自分は、頷く]
[彼の両肩に手を置いて、腰をゆっくり浮かせて、
味わう様にゆっくりとまた腰を近付けていく。
ずるずると肉襞が彼に直に纏わりついて、
自分も背が反るくらい気持ちよかったけど、
顔を見たら、声を聴いたら、彼も気持ちよさそう……。
手を離したせいで結合部はスカートに覆われたけど、
熱くて気持ちいいのは変わらない。
ずちゅ、と聞いた事のない音が中から聴こえる]
ひすい、さ……
きもちい、ぃ、よぉ
[動きが早まる前にそう呟く。
幸せなのに切なくて、不思議な気持ち。
突き上げられて快楽が強くなれば喋る余裕がなくなって、
甘ったるい声で何度も鳴いた]
[そうか。
もう外ではコスプレ衣装には着替えないのか。
でも俺の前ではしてくれるのかな。それなら、いずれ訪れる機会を楽しみにしていようか。(何を着せようかな)
俺のが入っていく様子を撮りたかったから、両手でスカートの裾を摘まんで持ち上げてくれと頼んだ。
途中で手が離れたら、裾を口に咥えてもらうのもアリだな。
けれど、君はちゃんと言いつけを守って、離さないでくれたね。君は姿勢のバランスを取らないといけないから、カメラが撮影する動作はひどくゆっくりしていて。結果として俺も焦らされて、煽られることになる]
んぅ…、ぜんぶ、…は、いった…
[ようやく根元まで埋まって快楽を伝えると
君も同意を示してくれた。
同じように快楽と幸福感を得てくれているようで嬉しい]
[けれど、二人の愛の営みを撮影したのは途中まで。
片手にスマホを持ったまま君と愛し合うには手が足りない。
カメラを固定して撮影続けようとも思ったけど、
そのわずかな時間でも君と離れるのが惜しくて、結局どうでもよくなってしまった。
君の胸を両手で無茶苦茶に揉んで、結合部を下から突き上げて君を鳴かせる。
全身で快楽を得ながら、君の肉体に溺れて、やがて俺は限界を迎えようとしていた。なのに、君ときたら、]
っふ、…もっと、……だって
[乱した息と一緒に低い声で囁いて、
両手でぎゅうっと痛みを感じるほど強くおっぱいを鷲掴む。
君の悲鳴が聞こえたらすぐに手を離し、
左腕を腰に回して右手で首チョーカーのリボンを解く。
紐を緩めてからチョーカーに噛みついて引き剥がすと、
首筋に舌を押し付けてねっとりと這わせてから、
まだ白い部分をきつく吸い上げて色濃く鬱血痕を刻みつける]
……っ、と…
[君が着てきた服では隠しきれない場所にキスマークを付けた後は、両手で君の背中をかき抱いて、横へ向きを変える。
深くつながったまま、君をソファーの座面に仰向けに倒して、その上に覆いかぶさった。
スマホはどこ行った?君の尻の下あたりかな。
]
[今までの体位も君の体重が乗った分深く刺さってはいたけど、
こうして君を組み敷いた方が、俺が動きやすい。
もっと、と求められたからには、君が泣きそうになるまで
激しく一方的に犯したくなった。
廊下でした時以上に強く腰を叩きつけ、君の全身を
容赦なく揺さぶる。
君の膝裏を持ち上げ、足を両肩に担いで体重をかけた。
息苦しい恰好を強要しつつ、熱と固さを保ったまま
君の中を掻き回し、好き勝手に暴れまくる]
こ、の、…ままッ、ぜ、んぶ…っ、
ぶちまけて、…っやるッツ
[俺も全身汗びっしょりになって、君の上に雨を降らせる。
先程と同じような体位で、君が絶頂を迎えるタイミングを
待って、一緒に限界を迎える]
――ん、ぅ
[淫らで、幸福な時間。
終わってほしくなくて、不可能な願いを口にした。
その事に後悔はなかったけれど、]
んにゃ、ぁっ
[今までで一番強く胸を鷲掴みにされて
、
痛いけど快感も伴う刺激に悲鳴みたいな声を上げたら、
彼の手がすぐに離れて。
片手が腰、もう片方の手がチョーカーのリボンに伸びる。
リボンが解かれたらチョーカーは彼の口で剥がされて、
そのまま首筋が舌で濡らされて、
強く吸われて、隠せないところに痕をつけられて。
こんな、何もかも乱暴にされても……
どきどきして、嬉しい。
愛されているってわかっているし、
これだけしても壊れない、弱い女じゃないって思ってくれているみたいで……それに、本能的な慾を、遠慮せずぶつけてくれていると、思えて]
んっ……翡翠さん……
[背を抱かれて、体勢を変えられる。
ソファの上に押し倒される様な格好で、
でも、身体の中に彼は深く埋まったままで。
スマホは敷いていたとしても気にも留めず
]
[そのまま、強く、何度も穿たれる。
彼の腰の動きに合わせて、心も身体も揺さぶられる。
身体の中が彼のかたちに抉られて、
奥を突かれる度に満たされて、同時に切なくなって]
ひ、すぃ、 さんっ あっ、
[でも、足を担がれてもっと激しく責められたら、
もう、切ないとか感じている余裕もなくなる。
声にならない嬌声と涙をぽろぽろと零しながら、
息が苦しくなるのさえ快楽に変わるほど、溺れる]
、ぜん、ぶ、 ぜんぶ、ちょうだい……
[彼の汗を浴びながら首の後ろに手を回して、
貴方の心も身体も全部欲しいと、唇で紡ぐ]
[君の体に全体重を乗っけるように覆いかぶさって密着して、君の内側の最奥へありったけを注ぎ込んだ。
愛しい女の子宮に種付けして孕ませたい、って
生殖本能の欲求に従うと、筆舌に尽くしがたいほどの快楽を伴うんだな。
だから人類は地球上で繁殖を続けてきたんだトカナントカ
]
……っ、ハァ…、はぁ…
[共に絶頂を迎えて果てた後、担いだ両足を下ろしてから、再び君の体に腕を回して、改めて抱き込む。ぐったりと力尽きている様子だけど、背中に君の手が回されてる事に気付けば、すぐには離れがたい。
二人で並んで寝るには狭いソファーの上で体を重ねて、まだ恍惚としている君の顔を間近に見下ろす]
気持ちよかった……?
[君の額に貼り付いた前髪を指先で掻き分け、汗の浮いた額にちゅ、と音を立ててキスをする。あとは、ちょっと照れくさくもあるけど、幸
せ?とか]
俺も君とこうなって、今はすごい幸せ……
でも、さっきは痛くなかった? 強すぎたらごめんね
[俺ときたらもう、君から「もっと」と言われた後は、
欲望が更に加速して、君を優しく扱う気遣いが失せてしまったようにも思う。
肌に付けた鬱血痕だって、あそこまで濃く付けるつもりはなかったのに。
ただ、俺が激しく求めたのも、君を愛するが故だよ。伝わってると思うけど]
疲れちゃったかな
ここでもう少し休んでから、ベッドに行こうか
[果てた後も君がすぐに結合を解きたがらないのは知ってるから、
しばらく繋がったまま、事後の熱が冷めるまで、快楽の余韻に身を委ねよう。
そういえば中出しの事後処理ってどうするんだっけ。
この辺りにティッシュはない。ベッドの脇にはあったかな。
君が零れちゃうっていうんだったら、手で抑えてもらって、俺がお姫様抱っこして運んでもいいな。
ベッドに入る時は、お互いに邪魔な服は脱ぎ捨てて、裸のまま抱き合えばいいか。
そこで気分が盛り上がったら三回戦だ
]
[などといかがわしい事を考えていたら、どこかで小さくアラーム音が鳴った。
正確には俺の下。…───否、君の下、か]
あ。俺のスマホ
充電切れそうかも
[君の体の下にある俺のスマホを探し当てて取り出す。ずっと録画モードだったので、ようやく停止ボタンを押した。途端に画面が真っ暗になる]
……切れちゃった。
ま、ギリギリセーフだな
[後で動画ファイルを確認するのが楽しみだ。
無論君が居ないところで一人でやるから、安心してね。**]
[愛しい人の乱れた呼吸が聴こえて、
薄ら目を開ける。
いつの間にか目を閉じていたのは、
もう既に夢見心地だったから、だろうか。
足がゆっくり下ろされて、
ソファの生地に網タイツが擦れる。
それから抱きしめられて……
おかしいかな、
そんな触れ合いも全部、甘い余韻に染められて]
きもちいい、です……
[汗に濡れた前髪を、彼のきれいな指が掻き分けてくれて、
額にもキスをしてくれて、
それでそんな可愛い事を聞いてくれて、
こくんと、嬉しそうに頷いた]
[彼も幸せだって言ってくれて、涙が出てしまった。
痛かったからじゃないです、と、首を振って、
「嬉しいから泣いてます……」と可笑しな申告をしてしまう。
痛かった事もあったかもしれないけど、もう覚えてない]
激しいの、も、
よかったです……
どんな翡翠さんも、すき
だいすき、なんです
[片手で涙を拭いながら、精一杯の愛を囁く]
[気遣ってくれる彼にへへ、と笑ったけど、
もう少し休んでから、と言われれば
照れくさい色が濃くなる]
(……もう少し繋がってて、いいんだ……)
[何やら恥ずかしい事を把握されている
とは露知らず、
嬉しい、って力の戻って来た腕で彼をぎゅっと捕まえる。
事後処理のティシュについては考えてなかったけど……
抜いた時に零れそうになったら、
きっと手で押さえたのかな。
なんか、こんな事できるのも嬉しい、って思いながら
]
[ベッドに行く事はまだ考えられていない時に、
小さな音が聞こえる。音にちょっと驚いて、
それが彼のスマホで、自分が敷いていたと気付けば、
びくっっと身体を跳ねさせてしまった]
あ、ぁ、ごめんなさい、 自分が……
[壊してないかな、と慌てて
彼が取り出したスマホの画面に目を落とす。
割れてたりはしなさそうで―――ずっと、録画モード、だった?]
…………、あの、
……いえ、なんでもないです。
[ギリギリセーフ、って……それって……
考えるのを止めて、そっと目を逸らす。
きっと見せ付けてきたりはしないと思っているから、
何も言わずに……でもゆっくりと横を向いて、顔を覆った。*]
[今の気持ちをありのまま伝えたら、
君の瞳から涙が零れた
のでドキッとした]
…───、……
[君の涙は何度か見た事があるけど、
慣れるものではなくて、いつも動揺する。
咄嗟に色んな思いが駆け巡ったけど、
すぐに君から嬉し泣きだと聞かされれば、
分かりやすくホッとしたように見えたかな]
……ふ、…激しいのもよかった?
じゃあ、今度またがんばるね
……、…え、…ぅん…、俺も…
君の事、全部すき…
[改めて言葉で深い愛情をストレートに示されれば、
思わず心臓がドキリとする。
どんな俺でも好きだって。
嬉しくて幸せで。達したばかりなのに、
君に埋めたままの芯がピクリと反応してしまう]
[俺の僅かな変化は、きっと君に伝わったであろう。
くすぐったいような気恥ずかしさを伴いつつ、
君の顔を覗き込んで照れ笑いする]
アハ、…君の言葉があんまり情熱的すぎて、さ…
……でも、君は初めからそうだったね
俺が弱い処を見せても、君は深い愛情で寄り添ってくれた
[思い出されたのは、君と初めて抱き合った時の事。
君の気持ちに俺の方が上手く答えられなくて、
あの時も君の事を泣かせてしまった。
なのに君は覚悟を決めたように、俺に対する愛情を示した上で『お嫁さんにしてくれ』って言ってくれたね。
あの言葉で俺は、随分と救われたような気がしたんだった]
[このまま気分が盛り上がったところで、
もう一度出来そうな気がしてきたけど、
このままソファーでするよりは場所を変えたい気もする。
この宿に到着してから君とは既に二回抱き合っているが、
いずれもベッドでないあたり何だか申し訳ない。それに、]
……
[自分のスマホを取り出して操作をした後、
君は何かを言いかけて、その後で何かを察したかで
顔を覆ってしまった。
横を向いてしまった君を改めて真上から見下ろし、
遠慮のない視線を体に這わせて]
すっげー恰好……
[俺の直球的な言い回しは、君に追い打ちを
かけたかもしれなかった。
だって、君のおっぱいは剥き出しで、
胸元や首筋は俺が着けたキスマークだらけだ。
ミニスカの中は俺とまだ繋がったままで、
こちらが僅かに動くだけで、結合部がクチュっといやらしい音を立てる。
大きく開いた両足は片方だけソファーから落ちて、
透き通るような色をした白い太腿は、
ビビットな赤い網タイツに覆われている。
君と愛する気持ちを交わし合い、幸せで胸を
いっぱいにして浸っていたのに、改めて君の姿を
目の当たりにすれば、刺激的すぎて目がチカチカして、
一気に退廃的エロスに引っ張られそうになる]
君の恰好を見てると、いくらでも出来そうな気がするけど、
もうそれ脱いでもいいよ
……そろそろ、ベッドに行こうか
[十分休憩は取れた気がするし、ここで寝るわけにはいかないしね
風邪ひいちゃうから
体を起こしたまま、腰を引いて君の中から出る。
たったそれだけの動作でも、君の内壁が直接擦れるから
気持ちよくて、離れがたい気持ちが湧いてくるから
苦笑してそれを打ち消す]
[そして君から出た後、
己の股間を見下ろしたら、自ら放ったもので濡れたままだ。
これまでだったらゴムを外すところだけど、そうはならなくて]
ちょっと待って、……ティッシュ取ってくる
[手の届く場所にティッシュ箱がないので、
ここから最も近い場所…───洗面所に行って、
目的のものを見つけてすぐに戻ってくる。
ソファーの上に置いて、各自で数枚取って以降はセルフで]
……
[何だかこんな風に後始末するのは初めてで擽ったい。
お互いの間に流れる空気が、そんな風な色に染まったのを感じつつ、俺たちはベッドのある部屋へと向かったんだった。**]
[彼の前で泣いてしまって、
でもその涙の理由を話せば、ほっとした表情を見せてくれる。
それから、
またがんばる、って。
その言葉には嬉しい様な恥ずかしい様な気持ちになってしまうけど、すきって伝えたら、同じ温度で返ってくる。
それがどんなに幸福な事か知っているから、
目を閉じて浸ってしまおうとして、]
ぁ、
[お腹の中で何かが動いて、小さく身を震わせる。
こちらが締め付けたんだと勘違いしたけど、
顔を覗き込む彼が照れくさそうだったから、
翡翠さんの方が反応したの?と目を瞬く。
彼が紡ぐ言葉はそうだと教えてくれて、
そして、彼と近付いた日の事を思い出させてくれる。
そんな……そんな風に言ってもらえる事を、
自分はしたんだろうか。
勿論言った事やした事は覚えているけれど、
……思い出しても恥ずかしい事もいっぱいあるけど、
]
[……と、甘やかに時間が過ぎていくのかと思ったら、
電子音に意識を持って行かれて、
そして、新事実に顔を覆ってしまった。
彼の視線に気付く術もなく、
回復までしばし時間がかかります……といった体で現実逃避していたら、ストレートな言葉が降って来た。]
ふ、ぇ……
[思わず手を離して彼を見て、
それから視線の先の自分の格好を見る]
あ、ぁ、
[夢中だったから意識の外に追いやられていたのか、
改めて今の姿を認識すると、穴に入りたくなってしまった。
でも相手は好きな人だったから、
顔を真っ赤にしながら、
隠すところを胸に変えるくらいしかできなかった]
[脱いでもいいよって言われてもえっとえっとってなってしまったけど、ベッドに誘われたら、こくん、と頷いた。
その為に、彼が腰を引いて、
胎内を擦りながら後退していく]
ひぁ、ん
[いつもよりぬるっとして、違った気持ちよさがあって、
でも、切なく眉を寄せる。
苦笑いの彼と目が合って、目を細める。
また、入ってほしいなって、色付く瞳が隠れる様に]
[そして繋がりが完全に解けた時、
堰き止める栓がなくなった処から、零れそうになる。
ぱっとスカート越しにそこを押さえて、
同じ様に濡れた彼自身を見つめる。
膜を纏わない姿に、しばし目を奪われて……
彼が起き上がって、ティッシュを取りに行ってしまう。
上半身を起き上がらせて、彼の帰りを待っていたけど、
彼はすぐに戻って来た]
あ、ありがとうございます……
[彼が数枚取るのに倣ってティッシュを引き抜き、
彼が自身をきれいにしている姿を何となく見つめて……
少ししてから、自分もスカートの中に手を入れる。
取り出したティッシュは白く塗れていて、
ほぅ……と小さくため息をついてしまう。
そしてまだナカに残っているのも感じられて、
彼の瞳に、ふっと微笑んだ]
「…───っ、…んっ…」
俺たちは今、乗ってきた車の中にいる。
後部座席をフラットシートにして、その上で激しく愛し合った。
車中泊が出来る車に買い換えたのは、君とこうするつもりがあっての事ではなかったんだけどな
……なんてね
外は寒いし、今からホテルに向かうには我慢できないし。
「……っ、思いっきり叫んでもいいよ。
どうせ、人も車も、滅多に通りかからない…穴場、だし、」
君の肌に貪りついて、熱い吐息を吹きかけながら囁く。
暗い車内は、携帯用の小さい電気ランタンの明かりだけが頼りで、君が仰向けになって寝ている脇に置かれていた。
俺はその上に覆いかぶさって、性急な手付きで衣服を捲ったりしながら、徐々に君の体を裸へと近づけていく。
俺はというと、君から贈られたネクタイとタイピンを外す時は細心の注意を払って、絶対に失くさない場所に退避したけど、後は超適当だ。
シャツの前ボタンを全部外して、ベルトも外して、
下着ごとズボンを下ろす。
「クリスマスの時は安全日だったけど、
今は違うのかな?
それじゃあ、今日は着けるね」
一方的に確認を取ると、尻ポケットからゴムを取り出して装着する。車内は狭いしね……君に着けてもらうのは、また今度ということで。
君の秘部に指を這わせて、割れ目の内側の濡れ具合を確認する。
「もうビショビショ……、こういう場面で感じちゃった?
えっちだね……
サイコーだよ
」
指を突っ込んで中を掻き回して、君のアソコから滴る温かい分泌液が、俺の手のひらを濡らすくらいまでトロトロに蕩けさせて。
「すごい……欲しそうな顔をしてる。
ね、……この後、どうして欲しいか、言ってごらん?」
あの時、言葉を促して言ってもらった後、聞くのがすっかり癖になってしまった。
君の願望を聞いた後で、君の足の間に入って
ペニスの先端を膣口へ当てる。
その時、フロントガラスに通行車のヘッドライトが
当たって通り過ぎた。
さっきは、バイクが目の前を通過する音も聞こえたっけ。
誰かがこの車に近づいてくる可能性はゼロではない状態で、
「んっ……」
君の中へと侵入した。
そのまま奥へ向かって、根元までを埋めていく。
やっぱりナマで入った時の方が快感は強いけど、
膜付きだからといって、君に対する愛しさが損なわれる
わけではない。
「愛してるよ……」
嘘偽りのない愛を囁いて、律動を始める。
動きが大きく速くなるにつれ、振動が車体に伝わって、
車全体が上下に揺さぶられる。
「……海瑠…、…──み、る……ッ」
二人の声と息遣いが重なって、次第に大きくなっていく。
君の左手に俺の右手を重ね、君の顔の横に縫い留めた。
絡めた指の外側から二番目の指には、愛を伝えたばかりの
ダイヤモンドが輝いている。
それが目に入った途端、俺の中で強い欲望が湧き上がった。
[冬の気温の中なのに熱くなってしまって、
車に戻ったら誘ったのは自分の方だったかもしれない。
でも後部座席が倒せて、
そこに寝かされるのは、予想外で]
……そう、ですね
[叫んでもいいなんて、普段なら受け入れられない言葉。
人気がないとはいえ絶対に誰も通りかからないかと言えば
そうではない場所なのに、彼に触れられ、熱く囁かれれば、
茹だった頭で頷いてしまう。
暗くて広くはない場所で、
でも彼の吐息に、指先に反応して
声を漏らし、身を捩らせる。
彼の手を取って背中のファスナーに導いて、
彼の手で肌を暴いてもらう。
私が贈ったものだけ丁寧に身体から外して、
そして、薄明りの中に彼の屹立が浮かび上がる]
[今日は大丈夫な日じゃなくて、
確認を取ってくれた彼は見慣れた薄膜を取り出す。
最近はゴムを着けさせてもらってないなと思ったけど、
そんなに悲しむ事でもないと、
生の気持ちよさを知った身は、思う。
彼の指が秘処に触れて、
内側の滑りを拾ったら、ぴくんと震える。
掻き回されたら、車内に音が響いてしまう]
んぅう、 や、ぁ、そんな、こ、と
[彼の言葉は時々、酷く羞恥心を煽る。
そんな事言わないでって首を小さく振るけど、
身体は正直に、滴るほどに彼の手を濡らす。
それから、何かを言わせようとする彼に
薄っすらと眉を寄せる。うう、と口を噤むけど、
下の口はひくひくと震えて、早くと私を急かす]
……翡翠さんの、お……
ちんちん
挿入れて、
いっぱい、
突いて、
[尻すぼみになりながらちゃんと言葉にした。
彼のお気に召しただろうか……
ぴたりと入り口にゴムが当たって、
彼が挿入ってくれる、ってその首に手を伸ばしかけたところで、ぱっと車内が一瞬だけ明るくなって、びくっと手を引っ込めた]
……。 あ……
[車の外を気にして身を強張らせたけど、
彼はそれでも腰を押し進めていった。
身体に力が入ったせいで、最初だけきっと彼もキツかっただろうけど、よく知るかたちを胎内も感じて、
安心感と快感に、簡単に身が蕩ける]
あぁんん ひすいさん、っ
[彼の首の後ろを捕まえて、
好きって、愛してるって、言葉にする代わりに
車体と一緒に揺さぶられるまま、
ぐちゅぐちゅに蜜を溢れさせて、甘い声を車内に響かせる。
快感はきっとあの夜の方が強かったけど、
愛おしさは変わらない。
私を呼ぶ彼の声にくらりと意識を薄めながら、
指輪をした指を、彼の手に絡める。]
真新しい寝具の上に、君を押し倒す。
美男子風な君の服をひん剥いて、女体へと暴きたい欲望はある
ものの、仕立てのいい服をグチャグチャにしたい程、分別が無いわけではない。たぶん
出来るだけ皺にならないように気遣いつつ、
でもやっぱり性急な手付きで、君を裸にしていく。
「……ねぇ、やっぱり今日はまだ着けないとダメ?
三日後に君の苗字が北神になるまでお預けかな」
君の体を散々弄って鳴かせた後、蕩けたような目つきをしている君の手のひらに、ゴムのパッケージを握りこませながら訊ねる。
「君に、選ばせてあげる。
着けるんだったら、君の手でして。まだ上手に出来るよね…?
ナマでいいなら、こっち来て……俺に乗っかって」
覆い被さっていた君の体から身を起こし、
ベッドの上に胡坐をかく。
俺の勃起した逸物を包むのは薄い膜なのか、
それとも君自身なのか。
ベッドに横たわる君を見つめながら、この先の行動を予想して、
……口元に薄く、笑みを浮かべた。*
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