111 【身内村】あの日の、向こう側【R18】
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――ぅ、あッ、あ……に、きッ、
夏、き……ッ、き、だ……
[ ぐちゃぐちゃになりながら、
愛しさから、満たされる幸福感から、
生理的だけではない雫が、頬を伝って、
ぽたり、と兄貴の肌を伝っていく。
―― 涙ですら、兄貴を穢せたらいい
そんな些末なことにすら、独占欲を滾らせながら
兄弟だからかな、タイミングよく、
腰をおとして、突き上げられて、
蝶の奥深くを抉り犯された衝撃と快感に、
ほぼ同時に、どく、と白濁を解き放った。]
[ 膜越しじゃない熱が、腹を満たす幸福感。
こうして注がれても、何も生まれない。
それは分かっていても、嬉しくて――]
…… 知って、る
[ ふふ、と無邪気に、
可愛くない返事をしながら、
繋がったまま、胸の中に倒れ込み、]
[ べたべたで、ぐちゃぐちゃで、
それでも、ひっつきあって、
触れ合った熱の温度は、不快さなんて微塵もない。
心地良くて、幸せで、満たされる。
繋がったまま、この胸の中で眠ってしまおうか。
そんな考えが頭をよぎるけれど。
腹に収めたままでは、腹を壊すというのは、
さすがに理解している。
シャワーに行こうとか、風呂に入ろうとか、
そういうことを提案されたなら、素直に頷いた。
一緒に入ろうと言われたら、
狭いだろ、と眉間にしわを寄せただろうが、
掻き出してやる。という約束を持ち出されたら、
ぶつくさ言いつつ、しぶしぶ了承しただろう。]
[ 風呂にも入って、ベッドの片付けもして、
寝る準備を整えたなら、自身の部屋は、窓を開けて
換気をしていて、暑いだとか。
まだまだ、残暑厳しく寝苦しい夜だからとか。
色々な理由をつけて、]
今日は、兄貴の部屋で寝ようぜ
[ そんな風に強請ったなら、
まぁ、弟に甘い兄のことだ。
きっと、了承してくれただろ?
満足そうに笑って、きっと同じ布団に潜り込む。]
…… 俺だって、不安だったんた
兄貴は、いつでも手放せるようにしてる
そんな気がして――…
[ 愛してる。
ただ、それだけなのに、
ただ、それだけが難しい俺たちは、
きっと、お互いに、終わりが来る日を悟ってた。
だから、自分からは言わないけれど、
相手に、終わりを言われたら、受け入れようとしてた]
でも、さ……
やっぱり、どう考えても……無理、だろ?
手放せない、手放したくない
そんなこと―――― 許せねー
[ ぽつり、ぽつり。
喘いで枯れた、いつもより低く艶のある声で、
語らなかった胸の内を語る。
キスマークをつけられて、不安になった。
兄貴に幻滅されたり、軽蔑されたり、
―――― 嫌われて、終わりになるのが怖かった。
だけど、最中の黒い嫉妬の色濃い言葉を聞いて、
俺は、不謹慎にも嬉しかった。同時に、腹を決めた]
少なくとも、今はそんなこと考えられない
今も、これから先も、――――
[ かたん、と空調の口から響く音に、
微かに肩を震わせて、冷えた空気から逃れるように、
逃がさないように、縋るように、
兄貴の胸に顔を押し付ける。
抱くのも、抱かれるのも、
時に逆転する俺たちだけど、
どんな形であれ、こうして心臓の音を
一番近くで聞ける場所に、居続けたいと思う。]
[ ほたり、ほたりと涙の雫が落ちてくる。
熱で溶けてしまったみたいな身体に
冷たさが沁みて、心地良くて。
雨、みたいだな、と思った。
乾いた地面に染み込んでいくように、
俺の肌から吸収されればいいのに。
なにも、逃さないで、ぜんぶ、俺のものに。 ]
[ 繋がったまま倒れ込む身体をがっしりと
受け止めることが出来たのは良かった。
海斗の出したものが腹の間でサンドイッチの具になって、
汗だくだしもうなんかぐちゃぐちゃだったけれど、
珍しく囁かれた素直な愛の言葉は、
やっぱりとても小さかったから。
声も吐息も、一言も聞き漏らさないように
きつく抱き寄せたなら、
頬に触れたキスのお返しを、
俺は優しく、唇に。 ]
[ べたべたで、ぐちゃぐちゃで、
それでも、ひっつきあって、
触れ合った熱の温度は、不快さなんて微塵もない。
心地良くて、幸せで、満たされる。
繋がったまま、この胸の中で眠らせてしまおうか。
そんな考えが頭をよぎるけれど。
腹に収めたままでは腹を壊すというのは、
俺が口にした通り。
経験談?さぁどうだったかな。
]
[ とりあえず重たい身体を引き摺るように起こして
風呂に入ろうと提案したら、素直に頷いたかな。
きっと狭いだのなんだのと
眉間にしわを寄せただろうが、
掻き出してやるっつったろ、と有無をいわせず
にんまりと嗤って約束を持ち出せば、
ぶつくさ言いつつ、しぶしぶ了承してくれただろうか。 ]
[ あの夜とは比べ物にならない、自宅の浴室。
幼い頃から、何度も一緒に入ったけれど。
さすがにせまいな、とそれでも心底楽しそうな表情で
男二人、みちみちと入浴を楽しもう。
ざざっと浴槽を流して湯をためる間、
シャワーを手にして、海斗の後ろへ。
適温の湯を頭からかけてやりながら、
どうしても身体が密着してしまうのは、狭いからよ?
シャワーフックに引っ掛けて、
海斗がシャンプーでもしていれば、
ボディソープを手にして背中を洗ってやろう。
もちろん下腹部も尻のあたりも、念入りに。 ]
[ 泡だらけの身体を一度、流してしまえば、
壁に手をつかせてシャワーを手に取る。
せっかく綺麗にしたのにまたローションを纏わせて
ゆるりと後孔へ忍ばせた指を、ゆっくり沈めていく。 ]
……掻き出して、いいんだっけ?
[ と背後から耳元でいやらしく囁けば、
ぐにぐにと無遠慮に動かしてしまおうか。
だってほら、出さなきゃ腹下すからさ。 ]
腹に力入れてよ。
[ と愉しげに耳朶を喰みながら、
ベッド部を外したシャワーをそっと、当てて。
人肌に温い湯をほんの少しの水流で、入れて、
流して、綺麗にしなくちゃな。
変態、恥ずかしい、そんな罵倒もどうぞご遠慮なく。
甘んじて受けましょう。
だって腹、下すよりいいだろ?
やっていいって言ってくれたし、と
にっこりと笑いながら、いい加減怒られるまで
しつこく洗浄しようかな。
風呂から出たら、シーツとバスタオルをはがして
洗濯機に突っ込めば、
必然的に俺の部屋へ来てくれるだろうなって、
海斗の顔を思い浮かれるのは、
めちゃくちゃ、いい気分。 ]*
[ 一般家庭の大きさよりは、
多少広いという認識はあるけれど、
それでも、大人の男が二人、入るには狭い。
そんな風呂場に、渋々同行して、
心地良い温度の湯をかけられながら、
背中を向けて、鏡に手をつく。
密着されると、今更だとしても、
すべてが終わった後は、やはり照れくさく
避けるように、出来る限り距離は置こうとする。
真っすぐ鏡を見つめれば、
濡れて曇ったガラスの向こう側でも、
視線が絡みそうで、視線を逸らしながら、
髪を濡らして、シャンプーを泡立てていく。
触れてくる指や手のひらの感触は、
意識しないようにしようと努力するけれど――]
う、……ッ、ん……
さっさと、しろよ――
[ 鏡越しに、羞恥に染めた瞳で睨み
気を抜くと、甘くなりそうな声を耐えながら、
兄貴の手を攫うことなく、自由にさせた。]
……っ、ぅん、掻き出す、だけ、だろ
[ まだ、ひくつく肉壁が、
指を埋め込まれて、嬉しそうに波打って。
思わず、甘え切った吐息が漏れてしまって、
八つ当たりのように、言葉を紡ぐけれど、
無遠慮に動かされてしまうと、
それ以上、文句も言えず、
耳朶に走るもどかしいような、優しい刺激に
肩と、声を、跳ねさせ、意図せず、
言うとおりに、腹に力が入れば、
とろり、と粘度の高い白く濁ったものが、
足の間を垂れていく。
それは、すぐに温い湯に紛れて、足元を通り、
排水溝へと消えて行ってしまった。
あぁ、と熱い吐息が、切なげに漏れる。
出て行ってしまうのが、ほんの少し寂しくて。]
ば、ぁ……か、もう……ちょ、
[ 大体、掻き出しただろうに、
しつこく弱いところを捏ねくり回されると、
垂れ下げっていた俺のものが、
少しだけまた、首をもたげ始めてしまって。
罵倒を口にするけれど、
どこ吹く風と受け流されて、
この野郎と、心のうちで幾度も文句を言いながら、
兄貴が機嫌良さそうに、笑っている声を
蕩けそうになる思考の端で、聞いていた。
風呂の後は、大分ぐったりしていて。
いつもの強がりや反抗心も口にする気にもなれず、
兄貴の部屋で寝かせてくれと、
それでも、多少の言い訳のようなことを
織り交ぜながら、強請ったのだった。*]
[ 本日二度目の風呂と、ついでにシャンプーだったのかも
知らない。
だから長湯をすればのぼせてしまうな、とは
心の片隅では海斗を案じながら、
それでも注ぎ込んだ胤が湯に混じり流れていく様に
視線ごと身体を離すことが出来なかった。
鏡に映る海斗の白い肌に、いくつもいくつも
赤が咲いていて、感じたことがないほどの
充足感に満たされてしまうから。
ぶつけるつもりなどさらさら無かった、
それでも迸らせてしまった嫉妬と執着心を
思い出せば我ながら呆れて苦笑いするしかない。
受け止めてくれた海斗が愛しい。
あんなにどす黒い、穢い欲望なのに。 ]
[ 排水口に消えていく白に、抱きしめた海斗から
吐息が漏れる。
ほんの少し、切なさと寂しさを含んでいるような声に
俺も気付かれないよう眉尻を下げた。
必要以上に丁寧な愛撫を文句も罵倒も聞き流して
しつこく続ければ、3回も出したものがまた
ゆらりと反応を始めているのが、
動かしている手に微かに触れる。
くつくつと含み笑いを噛み締めながら、
それでもこれ以上ふやけてのぼせると危ないなと
理性を奮い立たせて身体を離した。
湯船に浸かるか、もう先に出るか、
どちらにしても海斗が離れればその間に
俺もざっと身体を洗う。 ]
[ ふいに痛みを感じたのは肩で、
視線を落とせば歯形とそこに沿う傷が鮮やかで。
キスマークより深く、きっとそれより
ずっと消えづらい所有印。
さらに満足気に湯気のカーテンの下、ひとり笑んだ。 ]
**
[ 海斗は部屋の窓を開けていて。
俺は一応、酷使された働き者のマットレスに
シトラスの香りの除菌消臭剤をシュシュっとしておいた。
自室に戻る前にリビングに寄って、
親父の好きなジャパニーズウイスキーをちょっと拝借。
グラスを氷と琥珀色の液体で満たして、
それを手に自分の部屋へ戻れば、
幼い頃と同じように、遠慮もなく俺の布団に潜り込む、
変わらず愛しい弟が居て。
酒を一口、ぐいと呑んだ。
喉を焼くアルコールが心地良い。 ]
[ ぽつりぽつりと語られる胸の内。
声はいつもより掠れて、低く艶を帯びて。
妙に大人びて、色っぽく鼓膜を揺さぶる。 ]
……まぁ、な。
どっかで、俺のこと嫌いになって、
離れていってしまうことを望んでた。
それが、幸せだって
思い込もうとしてたから。
[ 返す言葉を、同じように訥々と。
期せずして海斗も同じ気持ちだった、と悟るから、
声はやっぱり同じように少し掠れて。
きっと、俺から終わりを示唆すれば
受け入れるつもりだったのだろう。
避けた唇に、酒が滲みる。 ]
───…… ああ。
おれも、おんなじ。
[ 社会的な道義や、モラルや常識の傘を被って、
目を背けていた自分の感情に、
不謹慎にも嬉しくて、
不覚にも、喜んでしまったから。
だから、腹を括る。
高い酒をそんな飲み方するなと
親父の憤慨する声が聞こえそうなほど、
グラスの中身を一気に呷って。
海斗の覚悟を全部受け止める。
そんな決意を一滴残さず、飲み干すように。 ]
[ ベッドの海斗にゆっくり近づいた。
胸元に押し付けられる温もりを、優しく、
そしてしっかりと抱きしめながら
狭い布団に滑り込む。
あたたかい、離したくない。
離れたくない、誰にも、渡せない。 ]
ああ、そうだな。
ずっと、な───。
[ 自信に満ちた表情でにやりと笑う、
その唇に口付けを落として、髪を撫でる。 ]
ふたりは、いつまでも、
しあわせに、くらしました。
[ いい歳して、デカい図体で、
そんな御伽噺を信じるロマンチックな兄貴でも
海斗は、
しゃーねぇな、良いよって
言ってくれるだろ?─── ]**
[ 少し日焼けした肌に、
白く普段晒されない肌に、
愛しい人にしか見せない肌に、
一片、二片――…
無数に散った
赤
い花弁が、
鏡越しの曇った視界の向こうに滲んで見える。
痕の数だけ、それ以上に、
愛情を感じるように、ふいに胸の奥が熱くなった。
そして、ちら、と
視線をあげれば、兄貴の肩に浮かぶ、
赤い歯型の痕―― 俺がつけた独占欲の
証
。]
* * *
[ 布団に潜り込んで待っていれば、
兄貴は、片手にグラスを持って戻ってきた。
父のとっておき、という奴。
グラスの中で揺れる煌きを、ぼんやりと見つめて
心の内を吐露すれば、おなじだったと、と。]
[ グラスを呷って、喉元が上下する。
その光景すら少しだけ、どきり、としてしまう。
頬が赤くなりそうなのを、隠すように布団を被って
抱きしめられてもいないのに、兄貴の匂い包まれて
これは逆効果だな、と顔をまた出して。
近づく足音に視線をあげて、
抱き寄せながら、一緒にまた横になる。
怖いものなんて、なにもない。
そんなことは、本当は言えないけれど。]
……その言葉、忘れんじゃねーよ?
[ ずっと、な―――。
その言葉を信じるから。 ]
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