人狼物語 三日月国


52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】

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視点:


【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



( 俺の憎しみは俺だけのものだ。
  この手で選び取り、踏み締めた路に続く者達もまた
  俺を信じるという選択の責を負ったのだから。

  逃げたいのならばとうの昔にそうしている。
  此処に今存在する事こそが決意の証左。 )


  [ 矛盾の内側で鬩ぎ合う ]

     [ 『王』としての答と『人』の本音 ]


   ( 否定するには死以外の退路はなかった。
     故にこそ路は“元より一つ”だったのに……
     これは俺自身の意志だと思い込まなければ
     何処かで折れていたのかも知れなかった。

     そうして……愛する民を焚き付け巻き込んだ。
     何を詫びるにも遅過ぎる。 )


 
(8) 2020/12/01(Tue) 15:41:05

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



     では問おう。
 謀反により得た貴様らの領地は
屍の積み重なる燎原より清いのか?


          貴様らの家名は?
   主君に背を向けて金を得る“騎士の誇り”とやらは? 



 [ 当事者ではないにせよ、家名は残り続ける。
   裏切られ、殺され、虐げられた記録が蝕む。
   看板に泥を塗られた過去は深い爪痕を遺す。

       ────だから、一思いに滅ぼした。
           旗を焼き落とし、首を晒した。
           かつての皇帝家がそうされた様に。 ]



 
(10) 2020/12/01(Tue) 15:42:49

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




[ 正しさを問う心算も、
  この行いを正当化する意志も無かった。
  自分はヒトである前にそういう“モノ”だから。
  情けも救いも求めてはいない。


  “何故自由を望まなかった”と訊かれれば
  『路は元より一つだった』と答え、

      “何故運命に従う儘生きる”と問われれば
      『これは己が選んだ路だ』と返すだろう。


    強がりを強いられ、弱音を吐けぬ弱み。
    自我とは、意志とは、何処ぞへ往く? ]



 [ 萌芽から矯正を受けて育った『自己』とは、
   果たして真に『自己』と呼べるのだろうか──── ]*



 
(11) 2020/12/01(Tue) 15:45:26
燎原の獅子 ヴィルヘルムは、メモを貼った。
(a0) 2020/12/01(Tue) 16:03:28

 
[ 呆けていれば、どこからか
  靴音が響く音が聞こえた。

  音のする方へ視線を向ければ
  扉の向こうから姿を現す男がひとり。]


   お、お前は……!


[ それは気を失う前
  己に地獄のような苦しみを与えた者。

  見れば、着衣のあちこちが赤黒く汚れており
  思わずその不気味さに背筋を戦慄かせた。

  一人分の血だけでここまで着衣が
  血に塗れるとは思えなかったからだ]
 

 
[ そんな時、ふと頭に過る、
  つい先ほどの出来事の記憶。

  全身に脂汗が浮かび、顔が強張る。

  何故自分は殺されていないのだろう。
  何の為にこんな身体にされたのだろう。

  男に対して疑問が次々と湧く。

  奴は、魔王と呼ばれた
  人々に恐れられている存在。

  ────その男が、何の為に?


  思案を巡らせていれば、
  男の口から告げられた言葉。

  その内容に思わずチッと舌を鳴らした。

  改めて、自分が仕事に、盗みに失敗したと
  そう思わされたからだった]
 

 
[ 機嫌よさそうな姿は己の神経を逆なでするもの。

  短剣が手元にあれば、すぐにでも
  その首を掻き切ろうとしただろう。


  続いて告げられた言葉に
  納得できないという表情を浮かべて

  無理やり顔を上げさせられながらも
  三白眼を男の顔に向けたまま]


   はっ……悪い、だと?


[ 不機嫌そうな、敵意剥き出しの声音で言葉を発し]


   人の家に侵入して何が悪いんだ。
   金目の物を盗む為なら仕方のない事だろう?


[ 悪びれもせずにそう告げた。

  侵入した事も、盗もうとした事も
  己にとって何ら悪いものだとは思っていない]
 

 
[ 何故なら、そうしなければ
  自分は生きてこれなかったからだ。

  失敗して捕まればどんな目に遭わされるか
  そんな事はとっくのとうに分かっていた。

  実際に盗みに入って失敗して
  死にかけた事だって何度もあった。

  けれども、それを止めるなんて
  そんな選択肢は最初から存在しない。

  身寄りのない人間に
  手を差し伸べてくれる人間など
  何処にもいない。

  とにかく、生きていく為───それが全てであった]
 

 
[ 他の連中の事など元より興味はない。

  最初から、何かあった時の為の
  囮のようなものであった。

  それよりも、言い聞かせるよう
  告げられた言葉の内容に]


   このっ……悪趣味め…!


[ 悪態を吐く。


   
( 女で、奴隷で、道具? 冗談じゃない。

       
誰が、お前なんかに…───! )



  両脚の間に落とされた男の足を
  右手を剣のように横に振り
  力づくで無理矢理退かす。

  そうして、すぐに台から降りれば両手で
  下着とズボンを引き上げて。

  地下室から脱出しようと
  脇目も振らず扉へと向かっただろう]
 

 
[ そのまま扉を無事に開ける事が叶ったなら
  急いで階段を上ろうと足を前へと伸ばす。


  けれども、身体が以前と違う事に
  慣れていないせいだったのか。

  足先が階段の段差に引っ掛かり
  身体が一瞬宙に浮く。


  しまったと、小さく零した───その直後。

  勢いよくうつ伏せの姿勢で
  階段の上へと倒れ伏しただろう]*
 



 おぅ、吠えるねぇ。
 まったくもって盗っ人猛々しいとはこの事だ。


[盗みを働いて何が悪いと
こちらを睨む眼差しと目が合う。

なるほどこいつは思った以上に野良犬で
骨がありそうだと、俺様の笑みはより深くなり。


──鳴かせて、みたくなったのだ]

[ところがどっこい、
下心満載で伸ばした俺様の手は
見事に跳ね除けられる事となる]


 ッ、な……!


[くっそ、腐っても剣士と言うべきか。

細身ながらも程よく筋肉の着いた
しなやかな体捌きは顕在で。

やべぇと思う間もなく、足をすくわれ押し返される。


これでも魔術師ん中じゃ
鍛えてる方なんだがなぁ……!

そう、内心で毒付きながらも
俺様は反対の腕をガントレットの宝石へと伸ばし。

その中に、指を沈めた]

[けれどまぁ、その必要も無かったのか。

──もしくは俺の指先が、
彼女の"足"に触れたのか。

アシュレイちゃんは階段に足をひっかけ、
盛大にすっ転んだのだった。

いや、痛そうだな!?]


 やれやれ……

 逃げられるとでも?


[首筋をこきこきと鳴らしながら、
近付いていく。

ゆっくりと歩みをすすめながら
少しばかりネタバラシと洒落込もうか]



 簡単に言うとだな、
 お前さんの"本体"はこっちにあんだよ。

 つまり、感覚を共有してるこいつを弄れば
 ……こんな事もできるワケだ。


[宝石の中には、まるで人形の様に力を失った
全裸のアシュレイ青年が浮かんでいた。

こん中は言うなれば異空間になっていてだな。
魔力を籠めた指先でこう、ぎゅっと片脚を捻れば。


目の前のアシュレイちゃんの片脚もまた、
あらぬ方向に捻り曲がって。


いやぁ、
痛みの共有
ってのは辛いねぇ?]

[とは言え、また近付き過ぎて
手痛い反撃を食らっちゃ堪らない。

さっき手刀を喰らった部分が
まだいてぇんだよおい。
おっさん舐めんな……!

足を留め、壁に走った魔法陣に手を付き
ちょっとした指示を出す。

      ・・
……そろそろ食事も終わった頃だろう]


 なに、悪い事は言わん。
 一つばかり手伝って欲しい事があるだけっつかな。

 ───アシュレイちゃんにはさ、
 とあるダンジョンを攻略して欲しいんだよねぇ。


[そんな風に、こちらの要件を伝えるそのうちに]

[荒々しい足音が、階上から響いてくる。

石造りの階段を踏み鳴らすその音は、
一つ、二つ……いや、四匹分程だっただろうか]


 おっ、早かったな。
 お疲れちゃんっと。


[丁度アシュレイちゃんを間に挟む形で、
やって来たオーク達に手の平を振る。

もちろん、爽やかな挨拶が返って来るハズも無く。

こいつら基本的に、欲望でしか生きて無いからなー。

時は朝方。
たっぷりの睡眠を取って睡眠欲はばっちり。
そしてぴちぴちの死体を喰って、食欲もばっちり。

ならまぁ、残るは……]



 なーなー、アシュレイちゃんさー。

 意地はらないで、
 "助けて下さいご主人様。何でも言う事聞きますぅ"って
 俺の靴舐めろよ。

 そしたら助けてやらない事もないよー?


[実験台に腰を下ろし、組んだ足を揺らしながら。

俺は目の前の饗宴を特等席で愉しんでいた。


動きは鈍いが体力と精力だけは有り余ってる
二足歩行の豚型モンスター、オーク。
ちいとばかりオツムも足りないせいで、
未だ二匹は階段に挟まってつっかえてるが……

先頭の二匹は、目の前の美味しそうな雌に群がって。

バキバキに怒張を勃起させながら、
邪魔な着衣を引き千切り、上から伸し掛かり
押さえ付けようとしてやがってなぁ。

血に塗れたその口元からは、ブヒブヒとくっせぇ息と
興奮からか止め処もなく唾液が垂れて。
床とアシュレイちゃんを汚すのだった*]

 
[ 服越しに伝わってくる床の温度は冷たい。

  ああ、失敗したと歯噛みしつつ
  起き上がろうとすれば、後ろから投げ掛けられる声。

  本体? 感覚の共有?
  一体何の事だと顔だけ向ければ

  突然片脚に何かが触れるのを
  感じた────次の瞬間。

  ボキリ、という鈍い音が響く。
  次いで脚に走る強烈な痛み]


   っ! あ、ああああああああっ──!


[ 脚が折れたのだろうか。
  そのあまりの痛みに
  我を忘れて叫び声を上げたのだった]
 

 

   く……う、ぅ……。


[ 彼の指先が宝石の中から離れた後も
  呻き声を上げて床に倒れ伏せたまま。

  奥歯を噛み、痛みに堪えていれば、
  男の意外な申し出が耳に飛び込んできた。]


   て、手伝い、…だ、と……!?
   なんで、お、れ…が……。

   じ、自分で……行けば、いいだろ……。


[ 何故自分に頼むのか。魔王と呼ばれた男が。

  こんな目に遭わされて、さらに仕事の手伝いまで
  しなければならないだなんて。

  冗談ではなかった]
 

 
[ そんな時の事。

  何かが地上から降りてくる
  騒々しい足音が階上から響いてきた。

  苦労しながらも、上体だけ起こし
  様子見をしていれば扉から姿を見せたのは
  数匹のオークたち。


  早かったとは、一体何をしていたのだろう。

  そんな事を思っていれば
  彼らの視線がふいに、男から此方に向く。

  鼻から荒く吐息を漏らす怪物たち。
  此方に注がれる視線は尋常ならざるものであった]
 

 
[ 背筋にぞくりとしたものが走る。

  二匹がこちらに襲い掛かってくる。

  成す術もなく着衣が引き千切られ、
  一匹のオークに床へと押さえつけられる]


   くっ……なめるなっ!


[ 股間の盛り上がった部分を
  渾身の力を込め蹴り上げる。

  そうしてオークが怯んだ、その瞬間。
  腕を伸ばし両目に指を突き刺した。

  ぐちゅり、と球状の物体に指先が刺さり
  ゼリー状の生温かい感触が伝わってくる。

  目を潰した後、すぐに指を抜いて
  腹を思い切り蹴っては突き飛ばして。

  腕を床に突いてはバク転。

  実験台まで後退するのであった]
 

 

   っ……く、くそ……。


[ 扉近くに目を向ければ
  全部で四匹いるのが確認できた。

  一匹は視界を潰したとて、残り三体は健在。

  片脚が自由に動かせない今
  どう考えでも分が悪い。

  脂汗が全身に湧き出す。
  段々片脚の感覚がなくなってきた。

  せめて短剣か、
  武器になるものさえあればと思うものの、
  残念ながら周囲に目を走らせても
  見つかりそうにはなく。

  最早万事休すか]
 

 

   
( これは罰なのだろうか )



[ 一瞬頭に過るのは、ある少女の姿。
  次いで、その顔が絶望に染まる光景。

  頭を横に振り、浮かんだものを掻き消す。


  何にせよ、他に手はない以上
  選ぶ手は一つだけか。

  そう悩んでいる間にも
  オークたちは此方に距離を詰めてくる。
  もう迷ってる暇はない]
 

 
[ 一瞬目を閉じ、くそっと毒吐く。

  それから実験台の上に腰を下ろした男に
  視線を向けて、台に手を突き頭を下げながら]


   た……何でも言う事聞くから……
   助けて、ください、……ご主人様。


[ そう言って、彼の靴に口を寄せただろう]*
 



 それがさぁ、だめなんだよなぁ、男じゃ。

 まぁ、俺様も高みの見物───…
 兼、サポートで着いてってやるから。 


[未だアシュレイの片脚を
宝石越しに圧し折った感触が残る指先を
ちっちっちと左右に振って。

そりゃ自分で行けるなら行っていると
言外にそのダンジョンの高難易度さを
チラつかせたりしたのだった。

まぁ、あそこはなー。
色々やっべぇからなぁ……]

[そんなこんなの後に
よばれてとびでたオークちゃん達。

目の前に匂い立つような雌が転がってりゃ、
そりゃあ、奴らにとっちゃいただきますってなもんだよなぁ。

そんでアシュレイちゃんといえば
片脚も負傷した状態で、多勢に無勢。

はー……
せっかくの初物が豚の餌食かって、
ちぃとばかし勿体ねぇなぁと見てたんだが]


 ……うっあ、痛そ……


[伸縮性のある黒のインナーが
オークの指の形に引き千切れ。

肌色の面積を大幅に増やした肢体が
冷たい床になすすべもなく貼り付けにされた────

と、思いきやだ。

大事な部分を蹴り飛ばされ、
オークの濁声が地下研究室に響き渡る]

[それからは見事なもので、
躊躇の無い目潰しは完全に豚の視界を奪い。

もう一匹をも怯ませる事に成功したのだった。

いやそりゃ片割れが上下の玉潰されたの見りゃ
縮み上がるってなもんだよなぁ……


とはいえ、それでビビらんのが
肉欲獣人の怖えところとゆーか。

「この雌犯す」が「犯して殺して食う」に変わった分、
状況は悪化したとも言えて]


 さぁて、どうする?

 絶体絶命だなぁ……?


[実験台に腰掛けたまま、
口元に張り付いたにやにや笑いと共に問いかければ]



 おーけー、奴隷ちゃん。

 変なプライドより最善手を取れるトコ、
 プロって感じで好感が持てるねぇ。


[あの時何を思い描いたのか。

首を振るアシュレイの一瞬の表情の変化の
所以までは分からなかったものの……

生きる為に、なんだってやってきた男という
当初の見込みは間違っていなかったとみえる。


つーかそういう兄ちゃんを屈服させるのが、
何より愉しいんだよなぁ。
ゾクゾクする顔で見上げやがって]



 そんじゃ、ご主人様の偉業をとくとご覧あれっと。


[革靴の爪先を
アシュレイちゃんの口元に押し付けながら。

実験台に下ろした両掌に魔力を込める]


 
……帰し返し、現せ姿を。



[呟く様に唱えれば、
オーク達の丁度真下の床が、波打ち。

真ん中よりばくりと。
巨大な口となって四匹を飲み込んだ。
一瞬の後に、研究室は再び静寂を取り戻し。


ちなこの生きた罠。
談話室にいた人食い宝箱と同じ種である。
上手い事育て上げるとこんな事もできるってゆーな。

なおオーク達は丸呑みにされただけなんで、
消化される前に後で出してやろうと思う。

使える物は骨まで使い倒さんとなー]



 さって、じゃあ、オシゴトの話をしよう。


 やる事ぁ簡単。
 とあるダンジョンに潜って、
 最奥の悪魔をぶん殴って、とあるブツを取り返す。

 そんだけだ。


[説明しながら、俺は再び両手から魔力を操作し。

この屋敷を覆う蔦の一部を呼び込んだ。
そいつらはアシュレイちゃんの折れた脚に絡み付き、
ぺろぺろと舐めはじめて。

昨日の胸の傷が無くなっていた事を思い出せば、
蔦の行うそれが回復行為だと判るだろう。


故に、説明もそこそこに俺は話の続きを口にした] 

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



  
         [ 赤黒く死が積み重なる峠。
           処理の追い付かない死体が
           敵味方問わず一絡げに燃やされる。 ]


 ( 通った後には築かれる炭の山か、
   焔が嘗め尽くした灰の原のみ。
   どう歩いたのかも、どう生き抜いたのかも、
   ある時を境に覚えていられなくなった。 )




 
(45) 2020/12/03(Thu) 0:05:38

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム





   
( この憎しみが背負わされたものだと言うのなら、

     
沸き起こる悲哀もそう在って欲しかった。 
 )

 
(47) 2020/12/03(Thu) 0:09:49

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



[ 山脈の冷気が裾を広げるかの様に、
  焼け爛れた平原の戦場に新雪が降り注いで行く。
  その中に立てられた軍幕の一つに仄かな光が灯り、
  中央に横たえられた寝台の傍に立つ影が一人。 ]


    サー・アルベルタ=フォン=アイゼナハ。
   誓を守り、王の意に添い、逆境にて闘い抜く。

      彼女の務めは此処に終わった。


 [ 別れの言葉を読み上げれば一度だけ振り返り、
   遺体の安置された其の場を後にする。
   爆発と崩落に巻き込まれた彼女の亡骸は、
   戦い続きの兵士達に死に物狂いで捜させたのだった。 ]


 
(48) 2020/12/03(Thu) 0:10:01


 目的を達成できたら、
 俺様ができる範囲で"何でも一つ"
 願いを叶えてやるよ。

 男に戻して欲しけりゃそれでも良いし、
 自由の身にして欲しけりゃそれでも良い。
 
 ただし、一つだけだからな?

 当然願いを増やしてくれとか、ズルはだめだ。


[そして、揺らめくブーツの先っぽを、
彼女の唇から胸元へと伝い下ろして]


 それはそうと……
 そういやそっちは
 何でも言う事を聞いてくれるんだよなぁ?


[ガシャリ、と。
魔力の鎖を引き上げ、俺様の奴隷を上向かせる] 

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



[ 軍幕の外では大勢の臣下や各家の当主が控えていた。
  同じ歳に生まれ、同じ王宮で育った騎士団長が
  皇帝にとってどんな存在であったのかは
  彼等の殆どが理解している。

  おくびにも出さぬ様に振舞ったとしても、
  心情もある程度は窺い知れるもの。
  誰もが彼の言葉を待った。 ]


         生まれた家へ送り届けてやれ。
     その際、戦から退きたい者はそうして構わん。
     隊列に加わり、安全に帝都までの路を往くが良い。


[ そうして軍議は明日に回された。 ]


 
(49) 2020/12/03(Thu) 0:10:25

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



[ 散っていった名も知らぬ駒を幾つ掻き集めても、
  その名と生まれと家族の有無を一つ一つ聞かされても、
  到底将たる其れには及ばない。
  『価値』がではない。意義の有り様がだ。

  陽動の為に割いた二千の兵の命より、
  バルバロスの森に斃れた戦士達より、
  この峠を超える際に失った臣民より、

         彼女は
心の中で
重い存在だった。 ]



[ 彼自身が知る喪失の痛みとは
  彼の瞳が初めて開く前に産褥の床に亡くなった実母、
  既に定められた運命の中で手に掛けた父帝……

   判断を誤って身近な人間を喪う事はなかった。
   故にこそ訃報は失態を確実に物語る。

   そうして男は冬季の撤退を取り止めた。 ]


 
(50) 2020/12/03(Thu) 0:10:48

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




( 若き騎士団長を屠ったのは、
  我々の恩師でもある魔術学園の老教師だった。

   本来の領分は名家お抱えの研究者だったからか、
   戦争を機にダンメルス家に戻って来たらしい。 )



 [ 憎かったのは彼そのものではない。
   奪われた物を取り返す事だけが目的だったのに、
   雪を踏み締める脚は次第に感覚を失くし……


      暫しの間、
しきものに躰を委ねる。 ]



 
(52) 2020/12/03(Thu) 0:12:00

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



[ この深紅の鎧も、ベルベットの外套も、
  眩いまでの炎を宿す宝剣も、
  その悉くを血に染めながら立ち尽くしていた。

  眼前には見知った顔の男。
  膝をつき、擦り切れた魔導書を手に、
  最後の悪足掻きに置き土産を残そうとしている。

       何を思ったのか、王はつい手を止めた。
       携えた剣を振りあげようとした格好の儘。 ]


 ( ……どう闘っていた?
     どうやってこのホールキープまで来た? 

      そう思った時、足が動かなくなった。
      得体の知れぬモノから自我を取り戻し、
      宿ったのは躊躇だったのだろう。 )




        
(53) 2020/12/03(Thu) 0:12:37

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



 [ その掌の雷が爆ぜる前に、
   剣を墓標の如く

           き
            立
             て
              た
               ゜
   鮮血が足許を濡らし、耳障りな音を立てる。
   動かなくなった其れを兵に運ばせた。


   ────何も、返す言葉がなかった。
       つい先程まで何かに身を任せていた者には。 ]



  ( だからこそ決めた。
     この闘いは自分独りになろうとも続けると。 )


 
(56) 2020/12/03(Thu) 0:14:34

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




( 足が、身体が重い。
  二度目の遠征に出て既に一年近くが経過している。
  数の有利を覆す為にどれだけ力を使っただろう。
  契約は確実にこの身を蝕んでいる。

    此処で国に戻れば、間違いなく次はない。
    そうなれば誰がこの恥を雪ぐのだ? )



 
(57) 2020/12/03(Thu) 0:14:51

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム

 

[ 使い鳥はこの所頻繁に本国と送り合っていた。
  兵站の要求や人員の増量、必要物資の買い付けなど
  用途は多岐に渡るが、
  数ある中でも一番大きな報せは男児の誕生であった。 ]


( 帰った処で抱いてやれるかも定かではなく、
  己に似てゆく成長ぶりを見る事も叶わない我が子。

  ならばせめて乱世は俺の代で終わらせよう。
  そして泰平の名君となり、その統治の栄えんことを。 )



[ その為には誇り高き家名と、慕う民草と、
  豊かな国土と、其れを治める貴族が要る。

         故にこの交渉は重要な意味合いを持ち、
         彼が下した決断は────…… ]

 
(60) 2020/12/03(Thu) 0:16:18

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム





       ( ────あの様な小物を
          生かしておく理由があるのか? )


 
(61) 2020/12/03(Thu) 0:16:36

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 ( 死んで欲しい奴こそ、金で命を買い戻す。 )


[ 穢れた施しは受けぬと心に決め、
  腐り果てた精神を隔絶する為に裏切りを選ぶ。
  招き入れられた城に武器は持ち込まず、
  その代わり……ありったけの“火酒”を振舞おう。

  独断での交渉に走った子爵を守る味方はない。
  僅かな兵のみが控える城内で
  仇敵を一思いに燃やし尽くすのは容易かった。 ]


 
(62) 2020/12/03(Thu) 0:17:10


 ならまずは、洗いざらいお前さんの事を話してもらおうか。

 ある程度能力を把握しておきたいし、
 あとはまぁ、純粋に好奇心だな。

 なんでケチな盗人なんざやってんだよ。
 俺にとっ捕まらなくても、
 何処で野垂れ死ぬか分かんねー様な生き方しやがって。
 若人のくせに生き急ぎ過ぎじゃねーの?


[そっちも聞きたい事がありゃ聞いて良いぞー、と、
心の広い所なんぞを見せつけながら。

俺のブーツの爪先が、
アシュレイちゃんの頬を持ち上げる]


 そうそう、あと。

 ……お前さんさぁ、女を抱いた事はあるのかよ?


[そんな、質問を*]

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



[ 燃え盛る階下。
  増設された回廊から大広間を見下ろし……
  其れから床に額を付けた眼前の男に視線を移す。

  この二百年シェーンシュタインを支配してきた子爵は
  肩書きだけ与えられたに過ぎなかったらしい。

         『未来永劫忠誠を誓います』と
          上擦った声で命乞いする様には
          嘲笑だけを降す。 ]



  (  悪意の芽は摘まなければならない。
    いつか玉座に着く息子の敵は全て滅ぼし、
       その上で汚名は返上し
     皇族の立場を確固たるものとする。 

         ……故に。        )


 
(63) 2020/12/03(Thu) 0:17:33

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




  ────貴様がこれまで重い税を巻き上げて来たのは
      誰の民だったのだろうな。

( 冷たく言い下した先の、気に食わぬ髭面が歪む。
  懇願が通らぬと知れば歯を剥き出して怒り狂う。
 
  嗚呼、醜く、鼻持ちならぬ、人の子に有るまじき貌。
  そんな唾棄すべき様が“見たかった”。 )



        
[ なれば己は是と思えたから。 ]


 
(64) 2020/12/03(Thu) 0:17:48

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム

 

         
もっと深く跪け

      
Mehr knie dich, Scheisse!


[ 憎しみの儘に、床を掻く指先を靴底で踏み躙る。
  骨が砕ける音が響く迄、悲鳴と嗚咽が言を封じる迄。 ]



 
(65) 2020/12/03(Thu) 0:18:08

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



[ ────薄汚れた腕を掴み、
  片手で軽々と短躯の男を釣り上げれば
  廻廊の手摺から業火が渦巻く階下へと放り出した。]


   貴様の先祖が好き勝手に造り換えたこの場所は、
   いずれ七諸侯が隠し持つ金で再建しよう。

   故に、貴様の手垢と靴底の泥が着いた
   偽りのシェーンシュタインに────価値などない。



      [ 呪われた血に流れる祖先の記憶が
        この場所を懐かしむ事はなかった。

        或いは、感動など既に失くして
        人でなくなってしまったのかも知れない。 ]*


 
(66) 2020/12/03(Thu) 0:18:36

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 ( 勇敢な人物の死に目には、必ず雨が降る。
   天泣という言葉がある様に────
   餞なのだとすれば其れは、

                 ・・
               実に結構な事だ。 )


 [ また一つ、名家が滅びる。
   主君に背いてまで独立を志した者達の旗が燃える。
   地図から、歴史から……消されていく。

       全ての領民と兵の行く末を賭けて
       決闘を申し込み、そして破れた男。
       その亡骸を雨が濡らしていくのを見据えては
       己が胸の内の向き合っていた。

   惜しい人間を亡くしたものだと、
   この戦争で初めて敵側に抱いた感情。 ]

 
(67) 2020/12/03(Thu) 12:55:55

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 [ 其れでも振り返る為の時間が足りないのは
   残るベストラ家の本拠地が山脈の先、
   堅牢な自然の要塞の中にある故だった。

   21回目の命名日を迎えても、祝う暇もなく。
   葬られた墓も、焼けた城も、総てを春の芽吹きの中へ
   置き去りにして行軍は続く────…… ]


( 兵は休み休み入れ替わるが、己は違う。
  常に前線に立って軍を率いるのは、
  気が狂いそうになる程の熾烈さに身を置くことだ。

    戦場に出ると悪夢を見ずに済むことは、
    血腥い本質ではあるが、幸運とも呼べる。 )


 
(68) 2020/12/03(Thu) 12:56:17

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




  [ 人間にとってはこの世こそが地獄であると
     かつて説いたのは何処の誰だったか。 

        そして時は紡がれ
      戦況は刻一刻と姿を変え
      最期の仇を前にして、
 城壁の外ではまたも冷たき秋の雨が降る…… ]

          ・
          ・
          ・



  
(70) 2020/12/03(Thu) 12:57:35

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム

 


[ ────迸る焔は怒りそのもの。

  向けられた切先に宿る其れは留まる事を知らず、
  溢れ出る程に術者の命を削る。
  業火に照らされる王の面持ちは対照的に冷たく、
  這い蹲る黒衣の男を無感動に見据えていた。>>0:64 ]


    [ 二百年の記憶を得てしても、
      彼等が背いた理由を悟ることは出来ない。
      それ程までに欲は歴史を左右し、
      同時に歴史書を複雑に変えていく。

       戦争の歴史こそが人間の歴史ならば、
       その火種である『欲』とはインキだ。


時と共により深く染み渡り、誰にも消すことは叶わない。 ]


 
(71) 2020/12/03(Thu) 12:58:18

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 貴様らは眠っている幼子も、
 きょうだいも、その妻も殺した。

 唯一落ち延びた我が祖先を錻力の玉座に追いやっては
 囃し立て……嘸かし可笑しかっただろうな。

 俺は貴様と同じ轍は踏まん。
 だがその旗を燃やし、史書から抹消するのは変わらない。


       [ 対峙する王は瞳こそ焔の色であれど、
         声色は何より冷たく悍ましかった。 ]


 
(73) 2020/12/03(Thu) 12:59:22

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



 では誰が対価を支払う。天が恵み給うとでも?
 貴様の血肉と首に代えねば、
 我々に残るのは家名だけだ。

 ────貴様らが身勝手に踏み躙り、貶めた家名がな。


       [ 受け継いだ記憶がそうさせるのか、
         微かに声色に怒りが混じる。
         在り方で言えばとうの昔に人間ではなく、
         其れは四年に及ぶ戦で表面化していた。 ]


 
(75) 2020/12/03(Thu) 13:00:14

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 死者は蘇らない。これは生者への報酬だ。
 再びの栄光を示し、その忠誠が報われたと証明する為の。

         ・・・
       [ 誰もがお前の死を望むと言わんばかりに
         鋭い言葉を用いて言い切る。
         国の為、一族の為、家名の為。 ]



 [ 此処まで殺めて来た。これ程迄に死なせた。
   墓標が生者にとっての罪や喪失になるからこそ、
  
           “後戻りなど出来はしない”。 ]


 
(77) 2020/12/03(Thu) 13:01:18

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム




 奥方の命は保証してやる。
 精々西の大陸で慎ましく暮らすが良い。
 全てを失った時、命に価値など無いと分かる。

        [ 見え透いた問いには答えない。が、
          僅かに覗かせたのは生き様への価値観。
          まるで自分が“そう”在るかの様に。 ]


 
(79) 2020/12/03(Thu) 13:02:16

【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム



 [ ────だが、最期の仇を前にして火は揺らがない。
       降り頻る雨に掻き消されることもない。 ]



[ むしろ落ち着き払った様子で言葉を受け止め、
  やがて静かに唇を開いた。
  配下達が掲げる篝火の明かりが近付く。 ]


     ……“我 Wilhelm von Arenberg、
        テリウスの指導者にしてブラバントの王。
        家名の誇りに懸け、獅子の御旗の許に”



   “汝、Judas von Bestlaに死刑を言い渡す”。


( 吐き出せば、重荷は自然と消えた。
  而してArrynに然うした様に、首を落とすだけ。 )



 
(81) 2020/12/03(Thu) 13:03:54

【人】 征伐者 ヴィルヘルム



 [ 使い鳥に終戦の報せと行き先を託し、
   たった一羽、籠から高く送り出す。

   もう暗号を用いる必要も、
   撃墜される心配をする必要もない。
   筆は軽く、迷うことなく進み────


              “待っている”

          そんな一言で締め括られた。 ]


 
(83) 2020/12/03(Thu) 13:07:39

【人】 征伐者 ヴィルヘルム




 [ 誰かが訊いた。
   契約の果たされる時は来たか、と。 ]


        ( ────否、未だだ。
          報せを国に持ち帰る迄。
          得た物の処遇と治め方を決める迄。
          全て『王』の役割よ。 )

 [ 声は脳裏で囁いた。
   城に戻れば必ず命を貰う、と。 ]
 

 
(84) 2020/12/03(Thu) 13:07:56

【人】 征伐者 ヴィルヘルム




 [ 悪夢は完全に消え去り、
   一人の脳が抱えるには重すぎる二百年の記憶は
   眠る度に少しずつ薄れて往くのだった。

   三週間に及ぶ帰郷の中で誰かの名が消える。
   今では古き当主の名が思い出せない。 ]



[ 幼い頃から夢の中で継承し、植え付けられて来た記憶が
  抜け落ちれば、何も知らない子供に戻って行くかの様。

  充たされず、飢えと渇きに支配された獣の如く
  思考を占めていた
悪はその名残もなく。 ]


 ( 其の憎しみが誰の物であったのか、

      影も形もなければ確かめる術もない。
               ……そんなものだ。 )


 
(85) 2020/12/03(Thu) 13:08:17

【人】 征伐者 ヴィルヘルム

 

[ ────祝賀に飲み交わす兵達の宴から抜け出して、
      砦の暖かな寝室に戻る。
      従者に火を焚かせ、灯りを付け、机に向かう。 ]


 [ “もう下がって良い”と告げれば、
   目的のものを執筆する為に羽根ペンへと手を伸ばす。

     相続に関しての取り決め、領主の割り当て、
     功績を立てた者への褒賞、戦死者の弔い、
     やるべき事は山ほどある。そして……


 真実を知らぬ息子に宛て、最期の言葉をしたためようと。 ]



          ( 何も浮かばないのは
            疲労の仕業であって欲しい。 )


 
(86) 2020/12/03(Thu) 13:08:50

【人】 征伐者 ヴィルヘルム

 

 [ 考える内に時間は徒らに過ぎ、
   窓の外を見遣れば宴の気配も殆ど消えていた。

   秋の終わりの長い雨は月の見えぬ晩を一層冷たく、
   憂鬱なものに変える。 ]


[ 黄金のゴブレットに葡萄酒を注ぐ。
  遺書の為にも多少は“馬鹿”になった方が良いだろうと。

        薬は既に不要であるから、
        代わりにシナモンを加えて温める。
        甘く芳醇な味わいが喉を満たした。 ]



 [ 再び筆を手にしては溜息を吐いた。
   背凭れに頭を預け、時折寝室の天井を仰ぐ。
   揺れる髪には古びた紙紐。誰かが遺した依代。

    彼女の生存を知らせた最も古い手紙の代わり。 ]*

 
(87) 2020/12/03(Thu) 13:09:11
 
[ 男の言葉に内心舌打ちをしつつも
  この場を切り抜けるには致し方ない事。


  押し付けられる靴先。

  今すぐにでも男の首の骨を圧し折りたい。
  そんな事を思いつつも、相手は魔術師だ。

  下手に手を出したら
  更なる災難に見舞わされるかもしれない。

  今は堪えろ、堪えるんだと
  胸の裡で何度も繰り返し唱え
  溢れ出そうになる激情を押し留めていた]
 

 
[ 迫って来ていたオークたちは
  男の魔術…なのだろうか。

  突然現れた巨大な、何か生き物の口のような
  深い暗闇の中に呑み込まれた。


  地下室に再び静寂が訪れる。

  醜い怪物たちが姿を消した事により
  束の間の平穏、肩の力が抜けて
  手術台の上に上半身を凭れさせた]
 

 
[ そうして身体を休めていれば
  仕事の話が男の口から告げられて

  顔を持ち上げては視線を向けよう]


   魔王なら何でも簡単に
   手に入ると思ったのだがな。

   ……以外にそうでもないのか。

   それに取り返す、と言う事は
   その悪魔にむざむざと奪われてしまったと?


[ 取り返すだけだと、簡単な話に見えて
  色々引っ掛かる事があった。

  少し皮肉気に問いを投げ返してみたが
  彼はどんな反応をしただろう]
 

 
[ 説明された直後に伸びてきた蔦には
  思わず昨夜の出来事を思い出し
  上半身をびくっと震わせては硬直してしまう。

  また何かされてしまうのかと身構えていれば
  蔦は怪我した脚に絡みつき、
  表面を舐めるように這っていく。

  訝し気にその様子を眺めていれば
  何度もそれは這っていくにつれて
  脚の痛みが次第に薄れていくのを感じた。


   
( まさか……治癒魔法? )



  胸の傷が消えたのが蔦のお陰と知らなかった俺は
  思わず目を瞠り、唖然としてしまった。

 
尚、悪趣味な回復方法だと思った事は

 
胸の奥に仕舞っておく
]
 

 

   願いをなんでも、な……。


[ 正直願いを叶えてやると言われても
  相手は魔王。そう易々と信じられる筈もなく。

  しかしながら例えとして出されたそれに
  片眉がぴくりと反応した。

  当然出来るなら男に戻して欲しいし
  解放されて自由の身になりたいのが
  己の心情というもの。

  元に戻して貰った後で
  奴の息の根を止めるのが一番だろうか。

  そんな事を思っていれば、
  首を引っ張られ無理矢理上を向かされる]
 

 
[ 何でもいう事を聞く。
  先程自分自身口にした言葉。

  一体どんな命令をしてくるのかと
  身構えて睨みつけるような視線を向ければ
  意外な内容を告げてくるのであった。


   
( 俺の事を知ってどうするというのだろう。

    
元々殺そうとしていた癖に。


    
奴隷の事を理解しようとする主など

    
普通はいない……何が狙いだ? )



  どんな心変わりがあったのやら。

  正直に答えてやる義理などなく。
  とはいえ、下手に答えて
  散々な目に遭わされるのもごめんだ]
 

 
[ 俯き、顎に手を当て思案を巡らす。
  暫しの間が空いた後、口を開き]


   元々貧しい生まれだからな。
   人の物を奪う事でしか生きる事が出来なかった。
   出来なければ死ぬだけだ。

   他の生き方なんぞ知らん。

   貴様みたいに家があって金もあって
   力のある者には理解出来ようもない。


[ まるでお説教をするかのような言い方に
  きっぱりと些か強い口調で答えた。

  声色には少し苛立ちが
  滲んでいるのが分かるだろう]
 

 
[ 聞きたい事があればの話には
  お前に聞きたい事など何もない、と言おうとして
  ハッとしてはそれを喉奥に押し留めてから]


   ……お前みたいに、
   どうすれば"力"を持てるか、だな。

   魔族じゃないとやはり難しいのか。


[ 魔王と呼ばれるからには魔族だと
  こちらは何の疑いもなくそう思っている。

  実際そうかそうではないかは知らないが
  これから先の事を考えて、より強くなりたい。

  そう思っての問い掛けであった。

  尤も、素直に答えてくれるとは
  全くもって思ってもいないのだが]
 

 
[ 無理矢理爪先で頬を持ち上げられ
  片目を眇めて不機嫌な顔。

  質問の内容に眉根が寄った。

  馬鹿にしてるのかと思いつつ
  此処は正直に答えよう]


   あるに決まってるだろ。


[ ぶっきら棒な言い方で言葉を返す。

  金で買う事もあれば、
  仲間内(仲間だとは思ってもいないが)
  の女を抱く事もあった。

  とはいえ、すぐに飽きるし
  恋人のような存在がいた事はなかった]*
 

 
[ 父親はアル中で殴る蹴るの暴力を振るう。

  母親は男の尻を追い掛けて、
  子供たちはほったらかし。

  食事は僅かな残飯だけ。

  そんな家庭に育った男には
  異性と恋をして、子供を作り家庭を作る。
  そんな考えなど生まれる筈もなく。

  愛を知らない心は歪むばかりであった]*

 

【人】 征伐者 ヴィルヘルム




 ( 冷たい戦乱が心さえ凍らせていたかのように、
   凝り固まった情緒は言葉として表すことが出来ない。
   揺れる暖炉の炎にもう一つ薪を加えて、
   再び机に向かおうとした時だった。 )



[ ────使い鳥の嘴とするには大きい、
      硬質的な音色が部屋に反響した。>>99
      天候が雹に変わった様子でもない。

       敵襲など有り得ない立地と高さだ。
       加えて周囲は砦に収容し切れない人員が
       軍幕を張っているものだから。


  思い当たる前にナイトガウンの裾を翻し、
  窓辺へ駆け寄った。
  見れば薄闇の中に濡羽色の魚鱗めいたものが光っている。

  思わず框に手をかけて、一息に頂点まで押し上げた。 ]

 
(105) 2020/12/03(Thu) 22:07:18

【人】 征伐者 ヴィルヘルム

 

[ すると破れた布切れと不規則な黒鱗に覆われた脚が、
  それに続いてヒトの輪郭を保った顔が視界に現れる。

    血溜まりの如く濁った
であっても、
    一度目の当たりにした其の姿を忘れる筈もなく。


  吹き込む風に混じる死の匂いは、
  彼女が長い長い闘争に身を置いていた事を悟らせた。 ]


            リヴァイ、お前……
          今晩はまだ三日月の筈────

 
[ 言い切る前に其れは窓の下枠に脚を掛け、
  濡れそぼつ身のまま飛び込んで来た。

   寛いだ衣装では一人分の質量以外に抗うものはなく、
   衝突した威力に押されるままに後ろ向きに倒れ込んだ。
   古びた絨毯から鈍い音が鳴る。 ]

 
(106) 2020/12/03(Thu) 22:08:08

【人】 征伐者 ヴィルヘルム

 

[ 振動と共に全身へ打ち広がる様な鈍痛。
  痛みには慣れてきたが、頭の中が揺れたまま治まらない。

  深い瞬きを繰り返して定まらない視界を確かめるが、
  一向に効果は出ない。

  言うべき事も、迎える言葉も、募る話も、
  沢山あった筈なのに。
  瞼の裏に文字通り星が散る有り様では、
  “ああ”と短く肯定を返すのが精一杯だった。 ]


 [ その実、狭義的な“無事”とは言い難く。
   命を酷使したお陰で身体は重い上に、
   受けた矢傷は今も包帯の内側で疼いている。

         取引の『刻限』が迫る身体は、
         不可逆で緩やかな衰弱の途中に在る。 ]



 [ 分厚い生地に冷たい雫が染み渡る。
   背へ控えめに回る腕があれば体温は尚更混ざり合い、
   腕を広げて迎え入れようとした中途半端な格好のまま
   疲労困憊への追い打ちとなった眩暈と戦っていた。 ]*

 
(108) 2020/12/03(Thu) 22:09:53
[長く伸びた赤みがかった黒髪に
均整の取れた細身の躰。

愛想も化粧っ気も無いが、
その分素の睫毛の長さやら
瞳の大きさがよく判る。

黙って笑ってりゃ
落ちねぇ男はいないだろうってなもんなのに
いやー、今にも素っ首掻っ切られそうな
すげぇ眼差しで見てくるんだもんなぁ。

ったく、こえーこえー。
たまんねぇなぁ、おい
]


 言うねぇ。

 ま、そういうワケだ。
 元々俺様が造ったダンジョンで、
 俺様が召喚したその迷宮の主だった筈なんだがなー。


[言いながら、片目を隠す前髪をかき上げた]

[


    
そこには、何もなかった。



]

[瞼の奥。
眼球があるべき部分に広がるのは
光すら飲み込むような暗黒の虚空で。

痛くも痒くもねぇんだが、
当然こっちの方じゃなんも見えやしねぇ]


 口達者なやつでさ。
 ついうっかり盛り上がって、
 あいつが言った

 "ダンジョン全部を見渡す事ができると良いんですが"

 って、呟きに
 
 "おー?良いぞー?"

 って返事しちまったんだよなぁ。

 そしたらあの野郎、本性あらわしやがってよ。
 水晶玉の一つでもくれてやるつもりだったんだが、
 俺様の目玉そのものを持っていきやがった。

[お手製ダンジョン内を観察できる
特別な魔力回路を組み込んだ自分の眼。

アレが無けりゃ、こちとら商売上がったりだ]


 つうか無謀な冒険者ちゃん達の
 断末魔をじっくり間近で見たいからこそ
 ダンジョンマスターやってる所もあるからなー。

 あー……
 すっげぇ辛いけどしょうがない。

 目の前の奴隷ちゃんが苦しむ姿で
 我慢するしか無いかー、という現状だな!


[最後はひっひっひと意地悪く。

蔦に絡まれ回復中のアシュレイちゃんに
残った片目でウインクを送るのだった]

[そんな訳で、色んな意味でデバフ中の今。

頼りになる相棒ちゃんを
絶賛生産中だったんだが────

まさか自分からやって来てくれるとはなぁ……
これも俺様の日頃の行いって奴か]


 へぇ、貧しい生まれん中、
 腕一本でのし上がって来たって訳か。

 道理で歳に似合わず
 修羅場慣れしてると思えば。


[ひゅぅ、と軽く口笛を吹き。

続く言葉にはぱたぱたと軽く片手を振った]



 まー、確かに俺様には
 家も金も力もあるけどさ。

 その俺様の所有物な奴隷ちゃんも
 この家を自分ちだと思ってくれて構わないし。


[オークとか徘徊してるし、
そこら辺中事故物件だが]


 おちんぎんだって欲しけりゃあげようか?


[使える所に行けるかは別として]



 そんで"力"を手に入れるにゃ、
 やっぱ経験とマジックアイテムっしょ。
 だからこそ魔術師は開発に心血を注ぐし、
 冒険者の皆様方は、奪い取ろうと躍起になるし。

 ちな、俺様も人間だぜぇ?
 うっかり悪魔に騙されて、
 眼玉を取られちまうレベルには善良な。


[俺様が魔族だと思ってたのか、と
カラカラと破顔して。

まぁ、モンスターを使役してっからなぁ。
要はちょいと才能のある召喚師なんだが
魔術系統に詳しくなけりゃ
魔族と思っても仕方がないだろう。

いやしかしこいつ、素直なやつだな……]



 だから俺様の言う事を聞いて
 がんばって経験を積みゃあ
 お前さんだってこの程度にゃなれるってこった。


[首輪から伸びる魔力の鎖を、
チャリチャリと指先で揺らし遊びながら。

少しばかりセクハラな質問を
アシュレイちゃんに一つ。


……いやだってだな。
すげぇ真面目な顔で会話してっけど、
格好、すごいからな!?

服というよりもはやボロ布ってな有り様だし、
そのせいもあって、動くたんびに
手の平で握れるくらいのたわわな何かが
ふるふるしてやがるしさぁ。

これが元男の無防備さってやつか……
アシュレイちゃん、恐るべし……]



 ま、色々知識があるのは助かる。
 恋人ちゃんがいたんなら悪いがな。

 お前さんはもう、俺様のだから。


[魔王様は独占欲が強いのである]


 そんじゃさっそくご主人さまからご命令だ。


  ……俺様を誘って、性奴隷として満足させてみろよ。

 
 別に貞操観念なんざ、持ち合わせちゃいないんだろう?
 上手くできたら、
 美味しいご飯と新しい武器防具をくれてやるよ。

 別にその格好のままダンジョンに突撃したいんなら
 俺様はそれでもかまわないしなー。


[下手な真似をするようなら、魔力の首輪を締めるも良し。
さっきみたいに宝石越しに身体をいじってやるも良し。

鞭と飴をチラつかせてみれば、果たして──…*]

【人】 征伐者 ヴィルヘルム



 『他の国家の如何なる法もこの地では無効。
  敵意を持たない対象への攻撃は許可しない』

 [ いつか戦争が始まる前に敷いた則。
   其れは実質的には彼女を保護する為の決まり事で。
   獅子の御旗は定めた獲物以外には靡かない。

   ────たとえ国際的な指名手配であったとしても。 ]



[ どれ程冷たく過酷な闘争であったとしても、
  生命の証明は、体温と鼓動は変わりなく其処にある。

  本来なら死に至る運命を幾度となく捻じ曲げ、
  “違和感の無い程度”に書き換えられた筋書きは
  何もかもが悪魔の筋書き通りであるが、
  同時に約束を確実に守る動因となった。


      床に落ちた黒髪を受けたばかりの雨粒が伝う。
      揺れる度に張り付いては触れたものを
      しっとりと濡らして行くのが擽ったい。>>109 ]

 
(114) 2020/12/04(Fri) 2:14:03

【人】 征伐者 ヴィルヘルム

 

[ 碌に身動きの取れないまま放り出されれば、
  自ずと暖炉の火に近づく事になる。>>110
  気付けば窓はいつの間に閉められていて、
  寝室は暖かな空気と橙色の光に満たされつつあった。 ]


    四年闘って無傷で済む戦士が居ると思うのか……?
    だとしたら其奴の度胸を疑った方が良かろうに。


[ 結局、再会して初めてのまともな返答は
  いつかの日にも似た憎まれ口になってしまう。
      回り始めた思考は傷の手当だとか、祝杯だとか、
      先程浴びた湯を従者に沸かし直させる事だとか、

  ────考えたその全ては再び何処かへ葬られた。 ]



 [ 漸く平常に戻りつつある視野が最初に捉えたのは
   揺れる火に照らされ浮かび上がる女の肢体。
   末梢や頬、背と尾を除いてヒトの形を既に取り戻し、
   この身を覆い隠す形で寝台に膝を乗り上げていた。 ]

 
(115) 2020/12/04(Fri) 2:14:44

【人】 征伐者 ヴィルヘルム

 
[ 艷めく鱗と同じ色合いをした髪が首筋に描く線が、
  宗教画じみた非現実的さを孕んでいたものだから。 ]



  ────おい、 …………

       
     ( 今、“月に頼らず”と言ったか? )



[ その行動に異を唱えようとしていた唇を閉ざした。
  壊れ物を扱うかの様に触れた掌は恐ろしいほど冷たく、
  同時に零された言葉は最早意味を成してはいない。>>111

    安堵の意味を思考し、
    手繰り寄せた結論は酷く苦しいものだった。 ]


( 温かな家庭で得られる幸福の選択肢を蹴り、
  同胞も、名誉も、故国も、居場所でさえも投げ捨てた。

     お前が自ら望んで獣に身を窶す程に、
     この
約束
は重かったのか。 )



 [ 中和されるかのように肌は冷えて行くと言うのに、
   長き戦に凍り付いていた情緒は溶け出し始める。 ]

 
(116) 2020/12/04(Fri) 2:16:09

【人】 征伐者 ヴィルヘルム




( 立場が異なるからこそ、
  同情は叶っても共感は出来ぬ。

  だが、憐れみに混じる喜びに似たこの感情は何だ?
  ……奴は血に染まるのが喜ばしい、
  これまでの復讐相手とはまるで違う筈なのに。 )


       [ ────不理解。空白感。
         掴み所のない感情の出処を知らないのは
         彼が精神的充足と共にある『恋』を
         経た過去がまるでないからだった。 ]


 
(117) 2020/12/04(Fri) 2:20:56

【人】 征伐者 ヴィルヘルム

 



         ( ────嗚呼、だとしても。 )

(118) 2020/12/04(Fri) 2:21:45

【人】 征伐者 ヴィルヘルム



 
守るべき平民

[ 唯の田舎娘にそこまでさせる程の呪いを投げ掛けた。
  互いに律し、戒め合ったこの運命は
  漸く終局に差し掛かろうとしている。 

   戦を終えれば、心を奮い立たせる理由も
   慈悲や情けを殺して埋める必要もなく。
   奇運に振り回され続けた少女のこれまでを思えば、 ]

       
■かな■り

 ( せめて安らぎを、と思わずには居られまい。 )



 [ いつかの様に凭れ掛かる身体を受け止めて、
   “今度は”紛れも無く自らの意志で華奢な背に腕を回した。
   体長の半分はあろうかという尾が
   応えるように巻き付けば、体温は更に奪われる。>>112 ]

 
(119) 2020/12/04(Fri) 2:21:55

【人】 征伐者 ヴィルヘルム



[ 微かな震えが起こるのも厭わずに、
  唯々凍え切った身を温めようときつく抱き締めた。

  濡れて張り付いた衣服の残骸など投げ捨てて、
  人と獣の合間に在り、倒錯的ですらある肉体の
  薄い肩をさすっては、髪を梳いて退かしてやる。 ]



   ……幾ら祝賀とは言え、女など頼んでおらんわ。
       
( お前はもう“物”から脱却したのだから )



 [ ずっと前に教わった抱き締め合う事の喜びを実践し、
   やはりと言うべきか、突っ慳貪に吐き捨てたのは
   彼なりの“逢いたかった”の感情表現だった。 ]


 
(120) 2020/12/04(Fri) 2:22:19

【人】 征伐者 ヴィルヘルム




[ 縛り付けられて来た心が、愛されなかった子供が、
  本当は心の中で何を求めていたのか。

  其れを表現する術を持たない儘触れ合って、
  名前も知らない“与え与えられる喜び”に溺れていく。

  枷の外れた心は二十余年未知だった領域に踏み入っても
  もう、どんな恐怖を覚えることもなかった。

  ……総ては雨の降り頻る、長い夜の秘め事の中に。 ]*


 
(121) 2020/12/04(Fri) 2:23:48
 




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