52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
| (a0) 2020/11/28(Sat) 10:10:46 |
| [ 学園生活は飛ぶ様に過ぎて逝った。 そう感じるのは濃密な日々の所為か、 疾く去れと秒針に向かって吼えたからなのか。 ] [ 何れにせよ、彼女の居ない季節は少し色褪せて、 再び零れ花の時期を迎え、終わりを意識する頃には 学び舎を懐かしむ想いもいつの間に消えていた。 ] (25) 2020/11/28(Sat) 23:06:26 |
|
( ……あんな物は、 未来が無いから終わらせてくれと 自ら明かしている様なものだ。
ならばお前は何故に戻れない路を征く? 其れ程迄にお前を突き動かす訳は、 )
[ 其れが■■であると気が付けないのは、 或る意味では幸運だったのかも知れない。 ] (26) 2020/11/28(Sat) 23:06:49 |
| [ 誰かに激しい執着を注がれては息を奪われる日も、 誰かにしがみ付いては温もりの分け合い方を教わる日も、 隣から寝息が立てられるのを聞き取れば 決まって同じ人物の行方を思い浮かべた。 ] [ 歪んだ執心と、真心による献身の違いは 二人と関わっていれば次第に判るもの。 遊びでは済まされない行為に火傷を重ねながら、 恋 慕と博 愛 の相違を学ぶ。 ] ( 盲愛の火に飲まれる前に身を引き、 それ以上燃え広がらない様に振る舞う。 未知である仁慈の施しに慣れる頃には、 それが夫婦の間にある様な物とは異なると知れた。 ────人心掌握と処世術を身に付け、 知りたいものを欲のままに得る為に 上手く立ち回っていたつもり。 ) (27) 2020/11/28(Sat) 23:07:42 |
| [ 執のエヴァーグリーンを、最期までこの眼は視ない。 ] [ 気心知れた仲だとばかり思い込んでいた白の王子を 情欲に狂わせてしまったのが自分だと云うのなら、 とどめの銃爪を引いたのも己に違いなかった。
柔らかな笑みの裏に隠したものを暴いてみたいと、 好奇心から踏み込んでしまったこの過ちは 未だ薄く残る縄の痕と花の残り香に代わる。
────其れでも、心までは渡せない。 だから何も告げずに去った。 ] 演じた [ 獅子は演目の末に冷酷無比な暴君に成った。 ] (28) 2020/11/28(Sat) 23:08:12 |
| [ 深い に似た抱擁を擦り抜けて、炎獄に身を置く。 ] [ 唯一恐れたものと言えば、 何かを得てこれまでの自分より弱くなってしまう事。 空の器に仁愛を溢れんばかりに注げば脆くなる。 其れを乗り越えて抱き締め方を知ったからこそ、 自分の居場所は此処ではないのだと強く思えた。 与える先 ────『ありがとう』で正解だったのか、 正直今もよく分からないまま。 ] [ 愛されなかったこどもは得た知識と共に飛び立った。 ] (29) 2020/11/28(Sat) 23:08:36 |
|
[ 己はこれから学友をも殺す。 教師を手に掛ける事だって有り得る。 報復の為に死ぬと解っている闘いへと赴き、 英雄となり────そして死ぬのだ。 ]
( 近い未来に起こりうる事実を話したのは一人だけ。 己が戦を巻き起こした事もいずれは耳に届くだろう。
だからお前達は「今は」何も知らなくていい。 初めから遥けき星屑に過ぎなかったのだと、 嘆息の儘に────老いて逝け。
其処に悲哀を背負い続ける様なことだけは あってはならんのだ。 )
[ 悪役になるからには、飽くまでも解り合えぬ存在として 使命に生き、生涯を捧げ、必ず最期には滅びよう。 ]
[ “だからどうか誰も引き止めないで” 正門を去る背はそう語っている様に見えただろう。 ] (30) 2020/11/28(Sat) 23:09:36 |
| [ ────花など受け取った所で副葬品になる様なものだ。 解っている筈なのに、同級生にも在校生にも さんざ揉みくちゃにされて贈り物に埋もれた。 静かに過ぎ行く充実した日々に 何もかも忘れて閉じ篭っていたいと思ったのは、 二年生の頃までの話。 ] [ 砂時計は逆さには昇らない。 ] [ 既に自分の闘いに身を投じているであろう者に、 腑抜けた姿は見せられんと、一年振りの花道を踏む。 門を過ぎれば立っているのは暴虐の王だ。 そう念じながら 愛した 学び舎を後にした。 振り返ることはもうない。 ]* (31) 2020/11/28(Sat) 23:10:11 |
─仄暗い地下の奥から─
…───あぁ、来たね?
[慇懃無礼に出迎えれば、
盗人君の短剣が俺様に向かって伸ばされる。
ひっでぇなぁ。
普通は宝の守護者たるガーディアンがいるくらいで、
ダンジョンの主たる俺様に出逢えるのは
冒険者的には超絶ラッキーなんだがなぁ。
まったくイマドキの若者は、
礼儀って奴がなってやしない。
まぁ、俺の顔を知ってて生きてる奴なんざ
精々同業者くらいのもんではあるが]
[なんて嘆息している間にも
その切っ先が俺様に届く事は無く。
先程起動しておいた
元気いっぱいの蔦触手ちゃん達が
その腕を、脚を。
ぎゅるぎゅると締め上げていく]
そ。俺様がこの館の主。
通称魔王様ってな。
獲物を手放さないのは立派だが、
変に力を入れるのはオススメしないどくなー?
君もさぁ、折れたり千切れたりしたくないっしょ?
[朝顔に釣瓶とられてもらい水ってのは、
どっかの異界のポエムだったか。
その言葉の通り、腕に巻き付いた蔦の先端が
短剣を握り締める青年の指の一本一本に
巻き付き、拡げさせていって]
[やがて地面に落ちた短剣を、
よいしょと屈んで拾い上げると]
俺様の噂は知ってっかなぁ?
人体実験してるとか、人殺しだとか。
[ペチペチと峰の部分で、
目の前の魔法剣士君の頬を叩く。
胴体の部分だけ自由にしつつも、
反撃とかされたらほら、嫌だからさぁ。
手足の拘束はしっかりと。
半ば天井から宙吊りにするような体勢で持ち上げて]
────あれな、
なんだよねぇ。
[にやりと嗤って、上から下へと。
短剣を、縦に振り下ろす。
青いマフラーと、その下の黒の着衣を
臍のあたりまで切り裂いて]
[うっすい胸板のあたりまで切っ先が入って
肉を裂いちまったが……
これくらい、後ですぐに治せる。
念の為服の切れ目に指を突っ込み、
血に汚れるのも構わず横に引っ張れば]
……んだよ、やっぱ野郎かよ。
[中性的な面してやがるから、
一縷の望みをかけたんだが……
貧乳ちゃんという訳では無かったらしい]
なぁ、お前名前なんつーの?
[俺様が手を引き抜いたその切れ目に
何本かの蔦が集まって来る。
ある一本は疵口を舐める様に這い回り、
もう数本は着衣の更に奥────…
早い話が、尻穴と性器に群がっていったのだった。
精々腰を引くくらいの抵抗ならできるだろうが……
それもただの時間稼ぎ]
[やがては俺様の見ている目の前で
蔦達は青年の下の装束を半ばずり降ろし。
剥き出しになった前の竿と後ろの孔。
両方を、指先程の蔦が責め立てはじめただろうか。
膨らみのある根本から
雁首へと向かい螺旋状に巻き付いていき。
辿り着いた蔦の先の細い部分が、
そうやって無理矢理立たせた亀頭の先端を
押し潰す様に弄くりまわす。
尻は尻で、つぷりつぷりと
蔦触手が人ではなし得ない柔らかな抽挿を繰り返し]
お前を俺様のモノにしたくてな?
んでちぃとばかし、その身体イジらせてもらうんで。
[まぁ、拒否権はねーんだが。
蔦達が兄ちゃんの身体を好き放題にしてる間。
俺様は実験台の準備をしながら
その様子をじっと観察していたのだった。
──俺様の目的の為には、
ある程度感度が良い方が助かるからなぁ。
これはほんの、事前調査って奴だ*]
| [ ────アーレンベルクもその例外でなく。 血の禁術に悪魔との契約、 生まれ落ちた時より背負った使命に 死後の振る舞いでさえ異邦の存在に委ね…… 生殺与奪を投げ打って尚、 故国に戻って初めに果たすべき役目は決まっていた。 ] [ 即ち、父帝の 殺 害。 帝国の命運を握る皇子は玉座に上がる時機を 意のままにする事さえ出来た。 命を刈り取り、力を得ることで戦支度は整う。 帰国して直ぐ行うと決めていたのは、 還御の報せが冷めぬ内に民を焚き付け 士気を保ったまま火蓋を切り落としたかったから。 ] (39) 2020/11/29(Sun) 2:26:38 |
|
( 人殺しも初めての経験ではない。 剣で兵を殺す方法なら十の頃、罪人を練習台に教わった。 大将であり、最も強力な駒で在るべき『王』は 血を見ることを誰より早く知っておかねばならなかった。
王とは象徴だ。そして同時に兵器でもある。
国の治め方をありとあらゆる視点で習ったが、 どれも空虚な教典の様に記憶からすり抜けた。 父と己とではまるで本質が違うと知っていながら、 殺して奪う事には……一抹の不安が存在した。 )
(41) 2020/11/29(Sun) 2:27:41 |
| [ 少年は剣を取る。 新たな王に相応しい佇まいで陽の光に其れを翳す。 抱いたあらゆる雑念を振り払おうとする様には、 まだ僅かに幼さと未熟さが混ざっていた。 咎人でも、魔女でも、平民でもなく。 誰より神聖な存在である実の父は、 同時に運命に呪われた子を生み出した張本人で。 ] ( ……この路を恨んだ事は無いが、 選択肢などあってなかったようなもの。 “自身で選んだ”などと宣えたのは 俺の見栄か、或いは恐れからだったのか。
今となってはもう分からないが、 この瞬間、確かなのは──── )
──────── 父上、 (42) 2020/11/29(Sun) 2:28:10 |
|
栄光を掴み取ったその後──── 再び相見えるは地獄にて。
( 我々はどうしようもなく、 業火に灼かれるべき人殺しだと云うこと。 ) (43) 2020/11/29(Sun) 2:28:41 |
| [ 空を裂いた真一文字、 音もなく一陣の風が通り過ぎれば 一つの肉体が統率を失って膝を突いた。 ] (44) 2020/11/29(Sun) 2:29:02 |
| [ 僅かに横に『ずれた』果実は、 重力に従って滑り落ちようとする。 重い剣を庭園の床へと放り捨てて、 代わりに蜜を零す赤い実を胸に受け止めた。 新皇帝の足許には切り倒された木が横たわり、 その洞から同じものを垂れ流していた。 ] ( 何を言い立てた所で 我々が殺人者なのは明白だとしても、 この 業 は神にさえ裁かせはしない。 ) (45) 2020/11/29(Sun) 2:30:32 |
|
進軍準備をせよ。 アルビ砦にて中央軍の再編成を行う。 我々は今日より、簒奪者の歴史に終止符を打つ!
(47) 2020/11/29(Sun) 2:31:43 |
魔王、だ、と……ぐぅ。
[ 目の前に現れた男は魔王だと名乗る。
一体何の冗談なのか。
しかしそれに異を唱える余裕はなく。
男が言葉を述べてる間にも
蔦はさらに身体に絡みつき固く締め上げてきて。
指の一本一本に巻き付いてきたかと思えば
強引に固く握った指先を広げていく。
得物を離して堪るかと
指に力を入れるも抵抗虚しく。
カラン、と乾いた音を立てて短剣が地面へと落ちた]
[ 男は地に落ちた短剣を広い、
此方へと向き直っては剣の峰で頬を叩く。
軽口めいた口調で告げられるのは
何時ぞや聞いた、魔王と呼ばれる男の噂。
まるで自分の事のように語る言い草に
最初は何を言っているのか理解出来なかった。
( 魔王だと? こんな男が?
…────そんな馬鹿な )
こんな辺境の地に、あの、人々に恐れられる魔王が
存在したなどど、信じられる筈もなく]
[ けれど、身体を宙吊りにされるように
蔦で天井の方へと持ち上げられた後。
その氷のような冷たい笑みに、向けられる刃に
背筋にぞくっとしたものが駆け抜けた]
( まさか、コイツが……まさか!? )
内心驚愕を浮かべるものの、
表情は努めて平静を保ち。
こめかみから冷や汗がぽたりと滴り落ちる。
滴る汗が地面へと到達した、───その直後。
短剣が目の前で振り下ろされる。
ちくりと皮膚に走る痛みと共に
マフラーと黒の着衣が
胸の辺りから臍に掛けて切り裂かれた]
[ 露になる己の胸元。
筋骨隆々というほどでもないが、
引き締まった胸筋が形作るそれは
明らかに男のものだったであろう。
それを見た男は何処か不満そうな顔で
身勝手なその言い分に片眉を上げては
睨みつけるもそんなものはどこ吹く風。
名を問われても
射貫くような眼差しは変えぬまま]
聞いて…どうするんだ。
貴様にはどうでもいい事だろう。
[ 人間を物のように扱う男が人の名を聞くなどと。
全く理解出来なかった。知ってどうするのかと]
| [ 刀身を伝う雫を振り払う。 平原は赤く染まり、立ち開かる者は全て斬り殺してきた。 かつての学友。見知った顔。 家を継ぐ為に生家に戻り、戦に駆り出された者達。 打ち拉がれるものも、心悩ますことも最早存在せず。 ] [ 見えない痛みばかりが降り積もっていく。 ] [ 未熟な若者を殺した。肉盾紛いの老兵を殺した。 奴等が戦支度など出来ていなかったのは明白だった。 その上で、退かぬならば討ち滅ぼすのだ。 汚泥と化した大地に屍を積み上げ、 必要とあらば いた。 表面上の平穏を長年貫いて来たこの大陸に、 これ以上ない程の巨大な篝火を上げる。 ] (67) 2020/11/29(Sun) 17:14:14 |
[ 何本もの蔦が開いた胸元に伸びてきては
服の中を蠢き、這い回り。
傷口を舐められる度じくじくとした痛みを覚える。
それだけならまだ良かった。
蔦は胸元だけではなく下腹部の方へと伸びて
着衣ををずり下ろしては下半身を
男の眼前に曝け出す]
っ…! あ、アシュレイ、だ……。
な、何を……ぐ、ぅ……ぁ、あぁ……!
[ 屈辱この上なかった。
手足を拘束され、下腹部を、陰部を
敵の前に曝け出すなどと]
[ それだけに止まらず、眼下では蔦が己の陰茎に這い
背面では不浄の穴にまでそれは伸びては蠢いて]
は、ぁ゛……ッ、…やめ……ん、ぐぅ……
[ 蠢く蔦から齎されるその感触に
目を閉じ、唇を強く噛んで堪えるものの。
堪えきれない声が唇の隙間から零れ落ち。
自然と下腹部に血が集まり肉茎は大きさを増して。
浅ましくも無意識の内に腰は前後に揺れる。
そのうち、蔦の動きが止まらなければ
鈴口から白く粘ついたものを垂れ流し。
身体をびくびくと小刻みに震わせた後
全身をくたりとさせただろう]*
| 我が民よ 篤と視よ。之こそがお前達の拝する力。 幼帝に始まる暗黒の時代の幕を引く者の姿だ。 お前達は再びの栄光の先駆者となる。 我が祖先を屠りし雨を晴らさんとする者達よ、 其の御旗を、武器を、天に掲げるが良い! (70) 2020/11/29(Sun) 17:15:54 |
| [ 血のような瞳に映り込んだのは、 城壁を焦がしてゆく無数の焔。 誰もが天を仰ぎ其れを見詰めた。 斯くも怨みとは激烈であるか、と。 対岸から黒煙が上がるのと同時、 眼前の橋は遂に降ろされた。 然れど望むのは交渉ではなく。 裏切り者の 命 を以て代価とする未来のみ! 雄叫びを上げ、軍勢の先頭から境内へ流れ込む。 退路を切り開く為に現れた敵兵とぶつかり合い、 全ては燃え盛る戦場と赤い霧の中に消え行く──── ] (72) 2020/11/29(Sun) 17:17:05 |
| [ 其れから幾許かして出された手紙。 小さく丸められた羊皮紙を渡鴉の鉤爪に括り付け、 小瓶に残された微かな魔力を道標に、空へ送り出す。 “Arryn” 『 白き鯉は獅子の懐にて灰へと変じ、 アズールの流れに揺蕩う薔薇の一欠片が 今は遠き故郷への路を報せるだろう 』 初陣から快進撃を重ね、兵を引き上げれば 次に攻め込むのは山脈に掛かる雪が融けた後。 暫しの休息であると示す様に。 ] ( ……何も変わりない。地図が少し塗り返されるだけだ。 其れを真っ先に伝えたかったのは待つ民でなく、 一足先に戦いへ身を投じた誰かだった。 返事は期待しておらなんだ。 故に復路の為の筆と紙を運ばせる事もせず。 )* (73) 2020/11/29(Sun) 17:17:33 |
| (a1) 2020/11/29(Sun) 17:21:01 |
ほいほい、アシュレイちゃんね。
[青年の鋭い眼光が
驚愕に見開かれるのを楽しく眺めながら、
蔦に絡まれたその全身を観察する。
均整の取れた良い身体だ。
肉の付きっぷりも悪くない。
下のサイズは────
これくらいなら、射精は一度で良さそうか。
頭の中で、オペレーションプランを構築する。
いやしかし、こいつぁ良い声で鳴きやがるな……
先に味見をとも食指が動いたが、
鈴を着ける前に近寄って
引っかかれるのも阿呆らしい。
此処は我慢だバルトロメオ]
[そんな葛藤をしている間にも、
垂れ下がった蔦はまるで
熟練の娼婦の指先の様に青年をもて遊び。
若さに溢れたその肉茎に
絡み付き、大きく育てあげていった]
おぅ兄ちゃん、腰が揺れてるぜぇ?
なんだよ相手が触手だろうがなんだろうが
全然イケる口かよ。
[……まぁ、そうでなけりゃ困るんだが。
誂う様な俺様の一言は、
同時にアシュレイちゃんへの合格通知で。
一際強く、蔦触手が熱の塊を擦り上げる。
容赦も遠慮もない、捕食するかの如き陵辱に
捕らわれの青年はひとたまりもなく気を放ち。
その身を弛緩させたのだった]
さぁって、準備完了だな……
[両手両足を絡め取られたまま
ぐったりとしたアシュレイを
触手達が実験台へと寝かせていく。
仰向けに、大事な部分だけを露わに露出させて。
そういや胸元に着いた傷が
いつの間にやら塞がりかけている事に。
後孔を穿っていた蔦触手が、
不浄の物を喰っていた事に。
こいつは気が付いたんだろうか?
……そんな余裕は到底無かった気もするが]
[無数の実験体の血を吸って、
赤黒く変色した実験台。
その上に、
まさに大の字型に拘束された青年に
俺は下からゆっくりと近付いていった。
その腕に、灼熱の鋸を手にして]
よいしょ、っと……
これで切れば疵口が焼けるからさ。
出血死はしないですむと思うんだよねぇ。
だから、さ。
────痛みで狂わないでな?
[
ジュウ
、と。
鋸の刃が触れた睾丸の付け根から
人肉の焼ける嫌な匂いが漂ってくる。
あんま暴れると、手元がブレて更に痛いだけだぞー?]
[そうして。
ジュゥ。
ジュブリ。
ブツリ……
ジュ ッ。
ジュ、ジュ……ジ ュ……
真っ赤に焼けた鋸のギザギザの刃が、
白の飛び散った青年の性器を切り裂いていく。
切り裂くっつーか、焼き千切る?
当然既に縮まってるだろうから、
そこは蔦触手ちゃんに引っ張ってもらって、な]
[俺様が一仕事終えた時、
奴さんの意識はまだあっただろうか。
これで、第一工程は完了だ。
焦げた血と脂にまみれた鋸を
俺様は床に置き、そして────]
[アシュレイが気が付いた時、
部屋は静寂が支配していた事だろう。
それこそ、自分を拘束していた大量の蔦も
幻の様に消え失せて。
誰もいない地下研究室の実験台上に、
一人寝かされていたのだった。
先程までの事が嘘だったかの様に
全身に痛みは無く。
────けれど、ズボンや下着は未だ膝下近くまで
引き下げられたままであり。
視線を下げれば違和感に気付いた事だろう。
黒の着衣の切れ目から、
零れ落ちそうな程に膨らんだ胸元に。
そして、茂みの下の
あるべきものが無い部分に生じた
後孔とは違うもう一つの、孔に*]
|
──── だとしたら何だと言うのだ?
(99) 2020/11/30(Mon) 9:21:40 |
| [ 父帝に剣を振りかざしたその時とは異なり、 唾棄すべき謀反人の頭は石畳に転がり落ちた。 その髪を掴み上げ、戒めの様に掲げる。
断罪とは呼べぬ二百年越しの報復だったが、 獅子がその爪と牙で一つの貴族の全てを奪い 歴史から消し去ったのは確かだった。 ] ……生まれ落ちた其の日から、 欠かさず貴様の死を望み歌い続けたが 聴こえていなかったのか? 其れは遺憾だ。 (100) 2020/11/30(Mon) 9:22:04 |
| [ 騎士団長に渡された毛皮で懐剣を拭う。 刀身には焼き焦がされた血が硬化してこびり付いている。 切り伏せた刹那に命まで燃やそうとしたかの様だ。] 加え、俺の様な男はこの俺だけだ。 ( 俺で最期にすべきだ ) [ その眼が、主君の死を見届けた敵兵をなぞる。 恐怖に竦み上がり、思わず声を上げる者までいる始末。 だが、而して屠った無抵抗の羔などに価値は無く。 ] [ 出生から将来に至る生涯の全てを火に焚べた心には、 仇敵の言葉など最早何一つ届かない。 ] (101) 2020/11/30(Mon) 9:22:53 |
| 施しがあれば受け取るのは構わん。 だが、此方から要求する事は許さない。 奪い取るなど言語道断だ。 ────彼等は“今も昔も”余の民であるが故に。 ( 恐怖による支配を望んだ訳ではなかった。 とは言え、歴史書が其れを記す事はないだろう。
……後の世など知った事ではないが。 ) (103) 2020/11/30(Mon) 9:24:01 |
|
[ 添い遂げられないと知っていて選ぶのは、 他国からの協力を得られる可能性があったから。 政略結婚など幾らでも目にして来たが、 いざ当事者となっては誰の眼も直視出来ず……
家柄も、容姿も、振舞いも考慮はせず 唯一人悲しむでもなく、一度たりとも俯かなかった 凛々しい横顔の彼女を選んだのだ。 ]
( 選ばれた者が幸運なのか不幸なのか、 其れすら確かめるには時間が足りない。)
(105) 2020/11/30(Mon) 9:25:06 |
|
( 選ぶ立場でありながら、誰と向き合っていても 『何かが違う』と過去に思いを馳せるなど──── 図々しいにも程があるとは解っている。
其れでも、夫婦の務めは果たさねばなるまい。 ) (106) 2020/11/30(Mon) 9:25:43 |
[ ぐったりとした後、何時の間にか
何かの台に寝かされている事に気付いた]
はー……、はー……
[ 荒い呼気が唇から漏れる。
胸郭が呼吸に合わせて上下に動く。
未だに手足は蔦に絡め取られたまま。
身動きも出来なければ逃げられそうもなく
まさに、まな板の上の鯉といった状態であった]
[ 暫し、深呼吸を繰り返していれば
視界の端で何かが動くのを目に捉える。
この悪夢の元凶たる男。
そいつが足先の方から近付いてくる。
睨みつけるのは今出来る精一杯の抵抗。
怯えた表情を見せないのは己の矜持故。
けれどそんな強がりは長くは続かず
すぐに視線は別の場所へと引き寄せられた]
[ 男の手にしている金属、鋸。
鋸は部屋の照明を受け、冷たくギラっと輝く。
それを目にし、認識した瞬間。
目を大きく見開き、恐怖に顔を歪ませて]
っ……! や、やめ、ろ……!
[ 必死に蔦から身体を自由にしようと藻掻く。
けれども、蔦は頑丈に絡みついており
己の力ではそこから逃れる事など出来もせず]
っ……! あ、ぁ、 ───────っ!!!!
[ 肉の焦げる匂い。足の付け根に走る
今までに一度も感じたことの無い、地獄の痛み。
思わず、口から声にならない叫びが迸る。
あまりの痛みに背筋を海老ぞりにして全身を硬直させる。
刃が進む度、己の口から
悲痛な叫び声が飛び出していく。
それでも男の手が止まることはなく
ただ押し寄せてくる
強烈な痛みを享受する事しか出来ず。
そのうち限界を超えたのか意識は薄れ始め
最終的に真っ黒に塗り潰されたのであった]
[ それからどれだけの時が過ぎたのだろう。
闇に沈んだ意識は浮上し
薄っすらと目を開ければそこは知らない天井。
頭は霞がかってぼんやりとする。
自分はどうしてここにいるのだろう。
記憶を辿っていけば、浮かび上がってくるのは
悪夢のような出来事。
思い出すだけで全身にじとりとした脂汗が湧く。
目を閉じ、あれは夢だ、夢なんだと
胸に手を当てては己に言い聞かせるように
内心呟く。
────と、その時であった。
自分の身体の変化に気が付いたのは]
な、なんだ…これは…!?
[ 胸のたわわな膨らみ。
それは本来男である自分には存在しない筈のもの。
そして下半身の妙な違和感に
思わず上半身を跳ねるように持ち上げ。
己の下腹部に目を向ければ、
剥き出しになった足の付け根、
本来あるべき筈のものがそこにはなく]
な……なんで、いや。
俺は……一体、何を……?
[ 手を伸ばしてもそこには何もない。
最初からなにも存在しなかったというように。
すぐに現実を拒絶するように
目を閉じては首を大きく横に振る。
だが、そんな事をしても何も意味はなく。
ただ時間は残酷に過ぎ去っていくだけであった]*
─スリーピングビューティー─
おぅ、目が覚めたか。
[革靴が石造りの階段を叩く音を響かせ、程無く。
俺様は扉からひょっこりと顔を覗かせた。
最初に出くわした時と違うのは、
着衣に赤黒く乾いた
血の染みがいくつかこびり着いている事。
それと大きな緑色の宝石が埋め込まれた
ガントレットを片腕に嵌めている事だった。
さって、お互い一晩休んで気分爽快──
と行きたいところだが、
やっこさんはそういう訳にはいかなかったらしい]
ふん……
訳が分かんねーって顔してんなぁ?
お前さんは俺様の館に不法侵入した盗っ人で、
それがあえなくとっ捕まったのはおーけー?
[よしよし。
溶けても死んでもいないっつー事は
無事改造魔導手術は成功したとみて良いだろう。
邪魔なブツを取り払い、
仮死状態にした身体から魂を取り出し
本人の細胞と精液で培養した
女性体ホムンクルスに定着させっつーな。
いやー、やっぱ今までの失敗の原因は魂だったか。
しかし今回はなにせ原材料が本人だからな。
性別が逆な以外は、100%人間と変わりゃしねぇ。
とはいえ……
何せこいつ見て思いついての突貫工事だったからなぁ。
よくまぁ成功したもんだ。
余程素材と俺様の腕が良かったっつー事だな、うん]
[そんな訳で俺様は、実に機嫌よく
やっこさんの元へと歩み寄ったのだった。
実験台の前に仁王立ちとなり、
アシュレイを見下ろすと]
悪ぃのは人様んちに勝手に入って来たお前らだ。
……つまり。
何されても文句は言えねぇよなぁ?
[ぐぃ、と、ガントレットを着けた右腕で
虚空の何かを引っ張り上げる。
魔法の素養のあるこいつなら
ガントレットに着いた宝石から伸びた
魔力の鎖を俺が握っているのが判っただろう。
その鎖の先は、アシュレイの首筋に。
────透明な魔力の首輪が、その首に嵌っていた]
他の奴らは豚どもの餌になっている。
お前は……
[鎖を引き、無理矢理見上げさせたアシュレイに
言い聞かせるように宣言した]
俺様の、女で。奴隷で。道具だ。
判ったかい?
・・・・・
お嬢ちゃん?
……しっかし………
[愉しげに眇められた俺の視線が、
剥き出しのままの奴の秘所に注がれる]
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る