【人】 茶道部顧問 ユリコ[すっかり萎びてしまったアザレアの花束と黄色の百合の花束を片付けながら] ………やっぱり。 何も、無かったじゃないですか。 私にだけ、何もくれなかった。……それが答えなのでしょうね。 ……「全部受け止めるつもり」だなんて。 うそつき。 いじわる。 …………… (111) 2020/11/24(Tue) 6:32:28 |
【人】 茶道部顧問 ユリコ…………最初から、分かっていた、はず、なのにね。 絶対に届かない人だってくらい。 それでも、どうしようもないくらい惹かれて、焦がれて、苦しくて。 ………恋って、そういう味だったのね。 ちゃんと、忘れられるのでしょうか。 忘れられると、いいな。 (112) 2020/11/24(Tue) 6:35:13 |
ユリコは、全員にお辞儀をした。 (a326) 2020/11/24(Tue) 6:47:57 |
【人】 茶道部顧問 ユリコ[生徒たちの明るい声を聞きながら。 多分、来ない事は分かっていても。 少しだけ期待してしまう自分に自己嫌悪しつつ。] ………そろそろ、行かないといけませんね。 (113) 2020/11/24(Tue) 6:56:06 |
【人】 茶道部顧問 ユリコ[萎れた花束を抱えて、去っていった。数枚の、アザレアの花弁が落ちてゆく。] [部屋の中には白百合と黒百合が一本づつ、飾られていた] (114) 2020/11/24(Tue) 6:59:58 |
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