139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】
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| 「ボクも、ボクも〜! 蜜を取られないよう、頑張るぞ〜!」
周りの楽し気な声に合わせて、少女もえいえいおー! 首から提げた蜜の小瓶は、取られないようにするためか、 ぎゅっと手に握りしめています。 (12) 2022/03/22(Tue) 22:03:46 |
「あっ、蜜取られてる……?!
いつのまに……」
*びっくり
*しょんぼり
ラキ
「あー……、色んな人にランタンを手に取ってもらえる
祭りの時こそ、お店のお手伝いしたいですものね。」
*こどもに祭りぐらいやること忘れて楽しんで欲しい親父さんと、
*ランタンが好きだからせめて店の手伝いをしたいあなた。
*親父さんの気持ちも、あなたの気持ちも分かる。
*なだめるように言いながらクッキーをすすめます。
「ははは……。
親父さんも、多分心配で言ってるんでしょうけどね。
う〜ん、子の心親知らずって感じ……。」
*しみじみ
*自分の母親の顔がふっと浮かんで首を振ったとか。
*そうしてクッキーもだいぶ無くなった頃、
*果物飴の屋台にたどり着くのでしょう。
テレベルム
*なんだかちょっと視線を感じた気がして
*こそこそと近寄って来ました。
「……気を取り直して行きますか」
*早々に蜜がなくなってしまって悲しい。
*ネックレスからはちみつ瓶の部分を外して
*フタだけのネックレスを胸元に揺らします。
*指先に銀色のあかりをともして
*今日も祭りを練り歩いていきましょう。
「さあさ、祭りのお供に指先のとも!
コルポサントの灯火はいかがですか〜」
ラサルハグ
「ええ、魔法の灯火でして……
まいど!1回3分、ワンコインです!」
*やってきた客に頷いて
*お買い求め?と聞けばうれしそうに言いながら
*お金を受け取れば、
*灯火のついた人差し指をくるりとひとまわし。
*ふより ふわり
*指を離れて浮かんだ銀の灯りの玉は
*まるでほたるの灯りのように
*ふより ふわり
*あなたのそばを漂います。
*捕まえようとしてみればきっと、
*手の中につかまえることもできるでしょう。
「コルポサントの灯火、暗闇のみちしるべ。
……あたたかい気持ちになれる、おまけ付きです!
おまけといいつつ、そっちの効果のがメインですけど」
*これをあかりにして歩くにはちょっと頼りないし
*時間制限つきなものですから。
テレベルム
「わ」
*差し出された物に驚きひとつ。
*おそるおそると受け取って
*まじまじと見つめます。
*これには現実のポルクスもにっこり。
*……ちょっと照れくさいけど。
「はい、そうですポルクスです。
……え、えと。もらっていいんですか?」
テレベルム
「ハ、ハイ……」
*もしかして殺られる?
*ちょっと身構えました。
*でも落ち込んでそうだからと描いてくれるあなたは
*流石に裏社会のあぶないひとではないだろう……
*たぶん……そう思いたい……。
「……知らない人に売られるのもなんか恥ずかしいですし
うん、いただきます。
えっと、お代とかって……」
*売れるほどのものならただでもらっちゃ悪いかなと、
*あなたの表情を伺っている。
テレベルム
「のわっ?!」
*突然のなでまわしにすっとんきょうな声。
*わしゃしゃしゃしゃしゃしゃ……
*髪質は固めで、なでごこちはそんなによくないかも。
*背もだいぶ伸びてしまったし、こう撫でられるのはいつぶりか
*気はずかしいけど、あなたがあんまりに無表情なものだから
*それがちょっとおもしろくて、
*こまったようにはにかんでみせました。
「……は、はい。
そんなのでいいなら、ぜひ。
俺でよければ、見させてください。
……俺あんま芸術は分かりませんけども!」
*好かれてるのかどうなのかはよくわからないけど
*仲良くしたいと思われてる気がして、
*元気よく返事をして、
*もらった絵を大事そうに腕の中に抱えました。
わちゃくちゃにされた髪を直しました。でもまんざらでもないです。
ラサルハグ
「あはは……俺のこれはちゃんとした商売というより
半ば道楽みたいな……魔法の練習も兼ねてというか
そういうところありますから……。」
*どちらかというと、アルバイト感覚。
*祭りの間だけだし、
*そんなに立派なものじゃないよと
*あらわすように苦笑します。
*ランタン屋と違いをきかれれば
*お店の方向をかるく指し示しながら
「ランタン屋さんはランタンの貸出をしてるんですよ。
値は張るけどランタンを買うことも出来ます。
ラキ兄……『舞踏会』にも参加してるあの、
黒髪の男の人。あの人のうちがランタン屋でして、
あそこの親父さんのランタンはほんとに綺麗なんですよ!
花の光がこう、ほろっとこぼれるみたいで
とっても幻想的で……妖精でも宿してるみたいで……
貸出ならさほど高くないですし、
ぜひ試してみてください!」
*おなじく灯りを扱う立場だからか
*ポルクスはたいそうランタンは推しなようで。
*自分の商売そっちのけのダイレクトマーケティングだ。
ラサルハグ
*魔法を褒められると、うれしくて照れくさくて。
*小さな声で「ありがとうございます」って
*言いながらぺこりと頭を下げました。
*それから
*話に熱が入ってしまったことに気付いたら
*あっ、といまさら口を隠して
*恥ずかしそうに顔を赤らめながら、
*こくこくと何度もうなずきました。
*商売敵だなんて、とんでもない。
*今も昔も、あそこのランタンは大好きだ。
「じゃ、若輩者ですから、呼び捨てで構いません。
そちらはええと、ラサルハグさん……でしたっけ。
俺、生まれも育ちもレッヒェルンですから、
気になるものとか知りたい事あったら、
訊いてくれればお答えしますからね!」
*羞恥をふきとばすように、ちょっと大きく声を出してみて。
「ラサルハグさんは、物書きなんでしたっけ?
題材になりそうなものとか、見つかりました?」
ラサルハグ
「いえ、……こちらこそ。」
*穏やかで柔らかなあなたの態度は
*あたたかでほっとする。
*ぺこりと頭をもうひとつ下げて
*ふわりと消えたともしびを見届けました。
「花があまり育たないところ、ですか。
全然想像がつきませんね……。
出来たらぜひ、俺も読んでみたいです!
お名前そのままで本出すんですか?
それとも、ペンネームとか使うんでしょうか。」
*生まれてこのかた、この街から離れたことは無い。
*花の豊かなこの街以外の場所は、
*想像しようと思ってもイメージがつかないものだ。
*物書き、というなら本にするのだろうと
*当然のように思うポルクスは、そんなふうに問いかけます。
*ペンネームとか、名前で辿ったら
*あなたが見てきた外の世界のお話も
*いくつか見れるんじゃないか、という考えもあって。
ラサルハグ
「へえ、雪!そんなにたくさん積もるのなんて
見た事無いし……
いつかきょうだいと一緒に行ってみたいですね」
*ちらつくのは見た事もあるし、
*軽く積もったことぐらいはあるけれど
*いつまでも雪のなかなんて事も、そんなにない。
*うんうんと頷いて。
*本はまだ先だろうときけば、
*まだ出した事もないのに
*ああ問いたのは失礼だったろうかと、
*ちょっと申し訳なさげに首を傾ぎました。
*でも、いつかその名で本を出すというなら
*嬉しそうにちょっとはにかんで。
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