47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】
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ただ生きているだけの生に意味はあるのかしら。
とは言え、バツイチの行き遅れなんて不要でしょうしね。
[平均寿命が40歳に満たない世界である。
女は20歳になれば年増であり、30歳になれば婆だった。
売れ時は10代前半。
そこで戻ってきてしまえば普通は瘤でしかない。
普通でも瘤なのにスピネルの末娘は火薬庫でもあった。
だから修道院の中でも腫れもの扱いで――]
……おはよう、カザリ。
もう随分と暖かくなったわね。
[...はノックの音の後、物音を耳にしていた。
声が掛かればそこで漸く布団から頭を出して身体を起こし、
暗に遅かったと告げる。
別に虐めているわけではないのだ。
貴女は私にとっては唯一話が出来る相手なのだから。
夢にまで出てくる存在なのだから]
……着替えは?
早く脱がせてくださる?
[...はベッドから起き上がると三歩離れた距離にいるカザリへと声を掛けた。
着る衣装は修道院の服だ。
地味で質素、紺色の修道女の服。
尤もシオンのそれは内側がえらく精緻に編み込まれたレースを使っていたり色合いが派手なものがあるのだがそれはそれ]
ほら、早く〜。
[これは我儘なのだ。
深いつながりはない。
強い絆もない。
それはまるで蜘蛛の糸のようなものだけれど、
灰色だらけの世界で唯一見える色は存在を誇張して見せられてしまうのだ。
例えそれが錯覚であったとしても、
縋るものなど存在しないのだから――**]
| この世界が……本当にそこに書いてある通り、とは限らないけどね。 [ 「原作」の一部に目を通す彼女 >>75に、そう一言だけ投げた。 そもそも今の私――アリアは、原作には存在しない筈の人物。 オリジナルキャラクターなのだから。 何が違っていても、おかしくは無いとも言えるはず。] …………。 [ メイベルの手の中で燃え上がり、焼失する紙片。 >>76 険のある声音と表情は私に口を差し挟もうとは思わせなかった。 ただ無言で見守り、考えるだけだった。 私がこの世界で果たすべき役割かなにかが、もしかしたら あるのだろうか、と。]* (79) 2020/10/22(Thu) 1:02:20 |
| ――浴室にて―― >>77>>78[ いらない知識を与えてしまったと後悔しても時すでに遅し。 寝るときといい言葉づかいといい、どうしてこうも メイベルはお淑やかじゃないのだろう。 頭の中でひとつメモしつつ。] う、うぅん……なかなか慣れないよ、それはぁ……。 それにこの泉は冷たいままでしょう? [ だとするとやっぱり、プールを連想してしまう。 その意味では現代社会の常識がまだ私の中には色濃く残っているのだ。喜ぶべきか哀しむべきかはさておくとして。] あ、それなら温かいお湯に入ってみない? それだったらむしろ、裸の方が私、馴染みがあるもの。 [ 日常習慣の違いって面白い。 個人的にそこそこ切実な交渉ではあるのに、 緊迫感なくそんなことをふと思っていた。 そこにメイベルから投げられるひとつの提案。 >>78 ぴくっと耳たぶが動く気がした。] (80) 2020/10/22(Thu) 1:22:17 |
| [ このメイベルは >>78、何か悪戯を考えてる顔をしてる。 この数日で身についた警戒心はそう悟らせるのだけど、 彼女の提案に乗ってみるのは面白い気がしていた。] え、お互いに……? 作って、着てみる。う……うん。 [ そもそも原作界隈でのキャラ人気もそんな所にあるのだ。 傍若無人で無慈悲な、強大な敵役のわりにそこかしこの場面で ちょっと顔を出してはアクセントを与えていく。 メイベルが損な目を引くこともあっても、それはそれ、と また別の機会で取り返す様に感情移入する読者も少なくないのだ。 ゆえに私も彼女の案に同意を返してしまう。] それは……どんなものでも良いの? まあ、サイズとかは合ってないと、着ようがないけれど。 [ スレンダーな彼女を身体を眺める。 今の私もそうだけど、というかまるで凹凸のないような身体だけど、 目測でもサイズ感は把握しておかないと、と。]* (81) 2020/10/22(Thu) 1:30:17 |
── 修道院 ──
[監獄のような場所。
此処での生は死と同然だと云う者もいる。
此処に来たことで、全ては終わったのだと。
けれど、それならば私はどうなのだろう。
この修道院の門前に捨てられていた私は、ここより他を知らない。
始まるより先に終わった生、なのだろうか。
わかっている。考えること自体が無駄なこと。
終わりを嘆く彼等が羨ましいだけなのだと。
だから、今日もこうして]
そうでしょうか?
木桶の水はまだ汲んだ時のまま
かわらずに冷えておりますが
[遅いと言われているのはわかっている。
当たり前だろう、敢えて回り道をしているのだから。
けれどそれは、単に困らせるためだけではなく]
たまにはご自分でされては?
暇をつぶすという意味ならば
その方がよほど
[繰り返される毎日。
仕事を一つ片付ければ、また次の仕事が現れる。
けれど、全て片付けてしまったなら後には空白が広がるだけ。それが何よりも恐ろしいから]
……かしこまりました
[回り道も、反発も元を辿れば同じ。
後に広がる空白の時間を少しでも遅らせるためのもの。
だから結局は要求通り、彼女の服へと手をかけて]
今日の色は、紫ですか?
こちらの色は、青が強いようですが
[ぷつり、とボタンを外していけば裏地に使われたレースの色が目に入る。
修道服に相応しくない艶やかな色、夢に見た色に近いと目を細めた*]
―― 修道院 ――
[此処は現世に現れた地獄のような常世の世界。
煌びやかな世界を知る子女にとってはそう映る。
だが、平民はどうだろうか。
動乱を知る平民にとっては此処は楽園なのかもしれない。
日々に食事に困ることはなく。
暖かな寝床が用意されている。
その差が一層と子女たちを浮世離れさせて見せているのだろう]
そうよ。
それにね、今は冬前よ?
温めてないなら冷えたままで当然でしょう。
[一日は長い。
だから此処での生活に於いて遅れることをとやかくと詰める必要はない。
必要がないことをしているのは時間を弄ぶからだ。
未だ十代の身にとって一日はとても長く感じるものだった]
私にフォークより重たいものを持てと?
そんな事を言うんだ?
[...は口角をあげた笑みを浮かべた]
今夜のお風呂、連れていってあげないわよ。
その手……痛いのでしょう?
[自分のために作らせているあかぎれの手指を視線で示す。
この修道院での娯楽は限られている。
その中に地中より湧き出る湯があった。
それを張った湯舟が地下にある。
温かいと言っても色付きなので洗濯や飲料には向かないが、
身体を温めることはできる。
子女は従者を伴い其処に行く。
時間は分けられているので混むことはない。
臭いもあるので頻繁に入る子女は少ないが、
...は毎日のように其処へと通っていた]
い〜のよ、見つかっても見ぬ振りなのだもの。
少しくらいはお洒落をしないとね。
[...が折れることはない。
手を広げて着替えしやすいようにして脱がされるまま、
着せられるままにしている。
誰かにしてもらうことに慣れていると言っても良い。
甘やかして育てられた王族の末娘に自分でを期待する方が酷だろうに――]
そうそう、そろそろハロウィーンでしょう?
皆全然乗り気ではないのよね。
だから――。
[...は楽し気に笑う。
夢の中での笑いのように、一寸変わらず少しでも世を楽しもうと空元気を振る舞う]
今年は私たちだけでするわ。
お部屋を飾って、衣装はお父様にお願いしましょう。
衣装は貴女も着るのよ?
[...は着替えさせてもらいながら小首を傾げて貴女を見つめる**]
| ――寝所にて―― >>114>>115 う……うん。 えと……ありが、とう? [ 魔物を統べる皇女らしく尊大に、私へ許可を出すメイベル。 >>114 裸の身体を触る、というのに色気も何もないその様子に、 かえって私の方がどぎまぎしてしまった。] 興味。……そっか、この城にいるのは皆、 あなたが産み出した魔物ばかりだものね。 [ 創造者を評価や判定すること自体、彼らが思考する中には無いのかも、と想像する。もしそうだとしたら、壮大な規模ではあっても一人で遊んでいるのとそう変わらないのかな、なんてことも。先走りすぎた考えかもしれないから、ほどほどにして。] そうねえ。 ……こういうときは、こう答えるの。 [ 顔が触れ合いそうな位の近さで質問が飛ぶ。 >>115 くすりと笑ってメイベルの頬へ手を伸ばした。] (124) 2020/10/22(Thu) 23:00:05 |
| それは、触ってみてからのお楽しみ。
[ 滑らかな頬に指を滑らせて、肩に手を乗せるようにして。]
メイベルのこと、全部触ってみたいなって思うくらいには、 魅力――というか。 関心を持ってはいるけどね。
[ 瞳へ向けた視線をすぅ、と下へ下ろす。 スレンダーな胸の膨らみ。 お腹とお臍も見て取れたろうか。] (127) 2020/10/22(Thu) 23:03:29 |
| ……ふふ、そうだ。唇は? キスしたりされたりしたこと、ある? [ 両手を肩へ掛ける。 儀式的なそれなら、したこともあるだろうか。 だけど私が言ってるのはそういうのじゃなく。] プライベートな空間で、裸の姿を相手に示して。 そう―― [ 右手の甲に宿る力。メイベルの瞳を優しく見つめて。] 「恋人同士がするみたいなキス。 してみましょう?」 [ ゆっくりと彼女の唇へ唇を近寄せていった。]* (128) 2020/10/22(Thu) 23:07:01 |
| [ 湯温が変わるとなぜお風呂になったりプールになったりするのか。メイベルの疑問は >>116、言われてみれば答えに困る気がした。そういう場所だから、じゃ納得してくれないだろう。この辺りは本当に子供みたいな(いい意味で)感性だって思った。] うぅん……、私の国での習慣、だもん…… って言ったら、ここはメイベルの国だものね。 ローマではローマ人のするようにせよ、だわ。 [ 国かどうかはさておき、今の論法では穴がある。 困ったなと思いつつ、話題が変わるまで適度にやり過ごそうかなんてずるい考えも。子供というのはすぐに興味の向け先が移るものだから。] (133) 2020/10/23(Fri) 0:27:36 |
| [ 本当に子供、という訳めもないだろうけど、水着の話。 >>117 異世界ながらご多分に洩れずファッション関係の技術レベルは現代と変わらないくらいに高い。無茶なデザインでも仕立てられちゃうあたりは現代以上かも。] どんなものであっても、必ず着ること、ね。 約束するわ。 [ あえて能力は使わずに。 自分の意志で着ることがこの場合大事だと思う。 すぐに水着のイメージを構築し始めるメイベルを見て、 どんなのが良いかなと考えた。] ……せっかくだから、こっちにはあまり無さそうな…… ……だけど私が思い描けるような…… ……あ。あれだ。 [ 思い付いた。もちろんただ見た目通りじゃつまらないし。 仕掛けも施しておくことにしよう。 参考にするのは今までに見た薄い本である。]* (134) 2020/10/23(Fri) 0:34:11 |
| ――浴室にて―― >>134[ 想像を凝らすことしばし、私の手元に独特の光沢を帯びた紺色の水着が出現する。白い糸でしっかりした縁取りがされているワンピース型の水着。この世界ではたぶんあまり流通してはいないだろうそれは、一言で言ってしまうと『スクール水着』である。 ちなみに広げて見れば胸のところに名前用のゼッケンが縫い付けられていて、「めいべる」と書かれている。平仮名だけど読めるだろうか。読める気もするし謎の記号と思われるかもしれない。 だけど本題は実はそこじゃないのだ。 薄い本を参考にしたこのスクール水着の材質が何かといえば―― 触手 なのです。 普段は休眠状態で普通の水着と変わらない手触りだけど、 着用者の体温で温められると徐々に目覚めて活動し出すという一品。 まずはさらりとした粘液を分泌して性感を高めさせ、 その後に繊毛を蠢かせてわずかずつ快感を与えていきます。 やがて着用者が汗やその他の体液を滲ませたなら それを糧とする触手は正体を現し、犠牲者を責め始めるのです。 といっても体液を吸い付くされて死ぬようなことはないでしょう。 あくまで性的な快感を与え絶頂させるのが存在意義の水着なので。 そう―― (2)1d6回くらい?] (137) 2020/10/23(Fri) 1:18:13 |
| ん。これですか? スクール水着といって、私の世界の学校――人間の国にあるよね? 学校の生徒が泳ぐ時に着るの。 この世界には無いだろうし、って。 [ そういうフェチがあるのは知ってるけれど、 私がそうでないことはあえて言っておく。 メイベルと水着を交換すれば渡されたのは >>117 セパレートの白い水着。にっこり笑って身体に合わせてみた。] ありがと。 フリル可愛いね。それにサイズもぴったり。 [ まずは下から、次に上用、と身につけていく。 私が仕込んだような変な感じは今のところない。 もっともメイベルに渡したスクール水着だって、 着てしばらくするまでは何の変哲もない水着のままだけど。] (138) 2020/10/23(Fri) 1:28:19 |
| [ 私が言ったのを繰り返すメイベルに >>135くすっと笑う。 そういうところは素直なんだと感じてしまった。 名前が書いてあるのも悪い印象じゃなかったみたいだし。] んん、ことわざよ。 こっちの世界にだってきっとあるでしょ? 五十歩逃げるのも百歩逃げるのも、逃げたことは同じ。 略して五十歩百歩、みたいな。 [ これは故事成語だったかな。まあいいや、と脇に置いて。 スクール水着を着ていくメイベルを見ると >>137 呟きが聞こえて、苦笑する。] あ……ごめんね。 そいえば私も……スクール水着きつかった記憶、あったなあ。 胸のところがね。今はこんなんだけど。 [ そう自分の身体を見下ろして。] (139) 2020/10/23(Fri) 1:38:56 |
| [ セパレートの水着で覆われて、 胸の曲線はいっそうなだらかなものになっていた。 肩が凝るしじろじろ見られるし、大きな胸を厄介に思うことも しばしばだった現実世界のボディが少し懐かしい。]
でも、似合ってるよ。 活発な女の子って感じがする。 身体動かすのとか、好きそうな。
[ 見たままの印象を口にして、戯れに泉の水を手で掬って、 えい、とメイベルの方へ掛けてみた。] ** (140) 2020/10/23(Fri) 1:39:38 |
── 修道院 ──
[温めていない水は冷えたまま
彼女のいう通り、それは当然だろう。
真夏でもない限り、木桶の水が自然と温まることはない。
かといって湯を持ち込めば良いかといえば、それはまた別の話であり]
温めたものであれば
今度は逆に冷えてしまいますが
[湯を沸かせる調理場からこの部屋までの道のりは長い。なにより敷き詰められた石畳の床はシン、と冷えて温もりを奪うもの。
湯を運んできたところで、どうせ部屋に着く頃には冷めてしまう。
非効率なことならば、はなからしないほうが良いでしょうとため息まじりにぽつり]
[時間つぶしのやりとりの最中にも、手を止めることはない。
また、口角を上げた笑みに反応することも
フォークより重たくとも本は持てるでしょう。なんて心の中で言い返したとして、彼女の服を脱がすのも、着せるのもどうせ自分の役目なのだから。
従者であるかといえばそれは違う。
自分は彼女専属のモノではない、ただその役を多く任されているだけ。
身寄りがないということはそういうこと。
『万一』が起きた時に責任を取らせやすい、そんな位置だと自覚はあった。
媚びれば良いのかもしれない、そうすればもっと生きやすくなる。
湯も、薬も、目の前の相手に強請ればよい。そのはずなのに]
構いませんよ
温めたところで翌日にはまた水仕事ですから
[湯に浸かるのは嫌いではない。
とはいえ彼女が来る前は、水浴びで身を清めるのが当たり前だった。
慣れていることだと口の端をわずかに歪ませて]
[寝巻きを脱がせ替えの服を手に取る
傷一つないキメの細かい肌。
この肌ならもっと華やかな色──
あの夢のような色が合うだろうかと思い浮かべたところで]
ええ、ハロウィン
洗濯物が増える日で……
は、い??
[楽しそうな笑い声に混じり、予想外な言葉を聞いた。
突飛な提案、けれど彼女ならばきっと出来るだろう。
長い長いため息を一つ、リボンを結きつつ]
室内だけ、でしたら……
それ以上は叱られてしまいますから
[着替えは終わり。
脱がせたばかりの衣服をくるくると丸め*]
―― 修道院 ――
[従者の名はカザリと言う。
生まれた時から此処に居て不幸にも瘤に宛がわれた。
他に成り手がいなかったのかもしれないが、
少なくとも一番身の回りの世話を任せている。
...はカザリに完全に満足はしていなかった。
視線を瞳から落とせば大きな膨らみがあろうか。
更に視線を落とせば自身の足元が見える。
見事なる絶壁がそこにあり凡その満足していない理由であった。
...は落としていた視線を挙げる。
反対に満足している点は何だろうか。
それはやはり何かと口答えをしてくれることだろう。
他の従者であれば口を噤むことも言ってくれる。
今もそうだ。
普通のツッコミだがそれすら得られぬ場所が此処である]
あら、それなら冷めないように考えれば良いのよ。
例えば冷めにくい入れ物を用意するとか。
[夢の中ではそうしたものが出てきていた。
中に入れたものの温度がそのままの筒とかだ。
...は会話を楽しんでいた。
時間は有限だが無限にある]
そんな事言うんだ?
なら、余計にいけないわ。
決めました。
[...は着替えの最中に手を合わせた。
軽やかな音を立てると微笑を浮かべた]
明日また水仕事でも今日は私のお風呂のお供よ。
新しい石鹸を出しましょうね。
ヴェネツの良い香りのを送ってくれたのよ。
[まるで猫のようにアマノジャク。
嫌がると言うよりは否定的な反応をするとどうしてかその反対を行くようになったのは夢を見始めてからだろうか。
...は衣装を身に纏うとくるりとその場で一回転した。
ダンスを踊るように優雅な動きにあわせて、
スカートの裾が柔らかく翻りやがて重力に従い脚を隠した]
またため息。
いーのよ、叱ると言っても表面上だけだもの。
それよりも聞いていて?
貴女も変装するのよ。
[衣装を丸めるカザリに対して宣言すると、
用意してもらった水で顔を洗い始めた。
冷たいなどと悲鳴をあげることもない。
そんなことはもう慣れてきたことだった*]
── 修道院 ──
[物心ついた時にはこの石造りの建物にいた。
持っていたのは『カザリ』という名と、それが刻まれた銀のプレートだけ。
どこの誰が産んだものなのか、記すものはどこにもなかった。
とはいえ今の時代、捨て子はそう珍しいものではない。
どの街にも一つや二つ孤児院は存在するし、貧民街に行けば親のない子同士で身を寄せ合って生活していたりもする。
ありふれた存在──ただ、その中で少しだけ他とは違っていたのが、捨てられたのがこの修道院だったということだ。
訳ありの子女ばかりが送られてくるこの場所。
この修道院は、文字通り世間とは隔絶された場所にあるのだから。
孤児院や貧民街、花街。そういった場所ではなく、手間をかけ此処に捨てた。
それはきっと、必要があれば探せるようにするためで──]
そう仰られても
私は此処で養われている身ですから
お嬢様方とは違う
……そういうものでしょう?
[幼い頃には迎えが来ることを夢見ていた。
けれど結果として、迎えは来ずに此処にいる。
『誰か』自分を捨てたものにとって、必要となる時は来なかったのだろう。
だからこれは八つ当たりだと、よくわかっているけれど]
……石鹸もお風呂も
そう望まれるのでしたら
あぁ、でも洗うお手伝いだけで
水浴びをと言われるならばそうしますが
[夢の中、異なる姿の彼女もお風呂にこだわっていた。
やはり夢は夢、あれは記憶の整理だったのかもしれない。
くるりと舞う彼女を視線で追いかけて]
変装……は、構いませんが
採寸はどうすれば?
[仕立て屋をここに呼ぶのだろうか、と顔を洗う彼女の後ろで首を傾げた*]
| ――浴室―― >>161>>162 ……え、へへ。 もっと可愛いの、創れたら良かったんだけどね。 [ 軽く含み笑いを洩らして、スクール水着を身につけたメイベルを見る。述べた感想 >>140は思ったままを告げたもの。活発そう、という印象は元からあったけど、リゾートとかで着るみたいな可愛いのでも良かったかなとは、ちょっと思った。] んんー? 遊べることって、あんまりなかったもん。 メイベルとちょっと、遊ぼうかなって。 [ 水を掛けておいてその言い種。 彼女が仕返ししてくれるなら想定の内、 跳ねかかる水に目をつぶって私からも掛け返す。] (169) 2020/10/24(Sat) 0:19:31 |
| ……へへっ。 メイベル、油断してるよ!? [ ちょっとドヤ顔してた彼女に向けて、 >>162 片手で水面を切って飛沫を飛ばす。 続いてもう片方でも同じように。] ほらほら、反撃したっていいんだよー♪ [ ざぶざぶ水をかき分けて、 もっと近くで攻撃しようと寄っていく。 離れるのでもそのまま応戦されるのでも、 私はばっちり受けて立つつもりだった。] (171) 2020/10/24(Sat) 0:23:17 |
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