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【人】 どこかのあるじ ???[ 校舎三階。 少女はこの世界を自由に移動できる。 ひと思いに空中に飛び上がり街全体を鳥瞰する事も そうかと思えば虫瞰視点を持つことも可能。 なのに気づけばいつもここにいる。 柱時計の隣。三階の外れの放送室に。 この周辺は何故か"客人"も近付かない。 少女にはそれが居心地がよかった。 ──何故ならずっと前、ちょうどこの場所には… ] (17) 2021/02/06(Sat) 13:05:24 |
【人】 どこかのあるじ ???[ だから、突然放送室のドアがガチャガチャと 音を立てた時はひどく驚いた。>>2:128 しかもドアの外にいるのは、かの "禍々しき極悪の猥雑物"を携えた あの男ではないか。 猥雑男と、もう一人、 男に翻弄されつつもずっと仲良くやって いるように見える小説家の女は ひそひそと話をしたのち、去っていった。 少女の胸中にざわざわとした蟠りを残して。]* (18) 2021/02/06(Sat) 13:08:37 |
【人】 どこかのあるじ ???[少女の忌み嫌うあの男だが、 (忌み嫌う理由もひとえに『履かない』ことにあるのであって履けば何の文句もないのだ、が) 推理している事自体はあながち間違っていなかった。< >>2:104 … まぁ、少女とはいえ各人の心の内を見透かすことは できなかったから、この事実に気付くことは無いのだが。] (20) 2021/02/06(Sat) 13:09:51 |
【人】 どこかのあるじ ???[ 例の二人組は、 今度は放送室の鍵を携えてやってきた。>>2:188 そのまま、こともなげに室内に侵入する二人。 そして小説家は何を感じ取ったのか、 唐突に何かのセリフを言い始めた。>>2:197 少女にとっては耳馴染みのない言葉で、 何をしているのか分からない。 猥雑男に至っては見るもおぞましい身振りを しながら室内を行き来している。>>0 少女は男から出来るだけ距離をとり、そして 柱時計からも離れないように 慎重に部屋を移動する。] (21) 2021/02/06(Sat) 13:10:31 |
【人】 どこかのあるじ ???[ そんな事をしている内に、少女と彼らの立場が 逆転しているような、妙な錯覚を覚える。 もしや彼らは、少女の姿は見えないまでも 何かの存在を感知しているのではないか?と。 何故ここにタロットなど隠してしまったのだろう。 早く居なくなってくれ… 少女はそう念じながら、 現代人の感覚からするとかなり時代遅れに見える ネグリジェの裾をぐっと掴んだ。]* (22) 2021/02/06(Sat) 13:12:35 |
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