【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[『悪魔』が22人の中でいつ死んだのか、 経典には記載されておりません。 その諍いの終盤にもいたという説、 序盤でとっくに死んでいたという説、 様々とあります。 死因についても議論は交わされますが、 これが正しいという主張が強いものはなく、 しかし箱庭が壊れ切った時、 そこに居なかったのは確実です。] (46) 2022/12/20(Tue) 12:27:02 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[ゼロが洋館で『名称』で人を呼んだのは、 無意識ながらきっと魂の記憶の一部である。 だから彼は、その『名称』を呼ぶことを、 "仲良しごっこ"だと自分でも思っていたのだ。] (47) 2022/12/20(Tue) 12:27:41 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ聞きたかったんだ、神様。 ざまあみろ……。 [よく解らない。前世の記憶なんてない。 でも、強くそう思う。 この感情は多分正しくなんてない。 彼が愛していないのは"俺"であって、 『悪魔』ではないのだから。 それでも、神に見放されたのが嬉しくて、 悲しくて、取り返しがつかなくて、楽しくて、 正しい事のように思えて、どうしようもない。 混じるのは俺に対する羨ましさもあるのかもしれない。 この気持ちがある限り、きっと『悪魔』は、 何度だって『神』を否定するのだろう。 『神』がそれに気づかぬ限りは。 別れの言葉に返す挨拶はない。 倒れる男を助けるでもなく、ただ見ていた。] (50) 2022/12/20(Tue) 12:51:07 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[次に現れるのは喪失感だ。 重くなったような、軽くなったような。 今感じていた感情ももう遠い。 けれど確実に残っていて、苦い顔をする。 最後にひどい置き土産をするものだ。 そして、少しだけ隣を見るのが怖い。 『恋人』に対する崇拝にも似たあの感情が、 薄れているような気がして。 妙に指先が冷える感覚がある。 それに触れ、掬いあげるその手があって、 ぱっとそちらへと視線を向け、 ……そこにある姿には愛しさを覚える事が出来たから。 安堵のように、確認のように。恐る恐ると握り返す。] (51) 2022/12/20(Tue) 12:52:08 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ頼もしいな。 だったら俺がベルを護るよ。 [きっと考えてるほど甘くはないし、 嫌な予感もとてもしている。 22人揃う前にとっとと攫って行っておけばよかったという気持ちと、この区切りは必要だったのだと思う気持ちが両方あった。 正直、洋館を出た後の話に、 『証持ち』の身体の丈夫さを計算に入れていたのだ。 それが損なわれているとしたら、 もう少し準備がいるように思う。 できる事、できない事を確認しなければ。 でも、ここを出て、二人で、 彼女が見せてくれるだろう世界を 見てみたいから>>3:456。 手を握りしめたまま、少しだけ頭を寄せて、] (53) 2022/12/20(Tue) 12:52:47 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a20) 2022/12/20(Tue) 13:20:17 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a42) 2022/12/21(Wed) 7:17:38 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a52) 2022/12/21(Wed) 22:22:56 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 回想:邂逅の日 ── [クリスタベルにはじめて会った日の帰り道。 帰る先に家はない。 雨風を凌げる場所を確保できている程度。 あのスラム街で、自分はそこそこ有名だ。 あの日以来身体も鍛えて技も盗んで 逞しく生きるために強かであるために いきて、いきて、いきて、いきていた。 陽が沈むと少し肌寒くなる。 寝床に帰ると石壁からレンガを外し 中から私物を取り出した。 薄布だけどないよりもマシである。] はあ…… [興奮冷めやらぬとはよく言ったものだ。 薄布よりも体温の方があたたかくて、 また会えると思うと胸がいっぱいになった。] (264) 2022/12/21(Wed) 23:49:22 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[夜、と呼ぶ声と、 撫でる手を思い出す。 ぎゅっと目を瞑った。 寝転がって、 空を見て、] ……… 夜だ。 [そうか、今が夜なのか。 スラム街は薄暗く街灯もなく、 建物の隙間から見える空に星がよく見える。] (265) 2022/12/21(Wed) 23:49:34 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[意識したことはなかった。 そもそも月や星の事もよく知らなかった。 ただの空に見える遠い光。 だけど、夜の中に、それがあって。] (これがおれのなまえ、…) [泣きそうだった。嬉しかった。 何があっても絶対に、絶対に、 彼/彼女の事だけは裏切らないと、夜に誓った。*] (266) 2022/12/21(Wed) 23:49:49 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 自室 ── [窓から外を眺める。 朝も、昼も、──夜も。 この窓からはもう見慣れた景色だ。 準備を整えたらこの洋館を出る。 その準備には時間がかかりそうだけど。 当初の予定よりも不安は多い。 それでも今まで生きてきた経験は、 きっと自分たちの力になってくれるだろう。 生きて、生きて、生きて、生きていくだけだ。 ……だけじゃだめだな。 幸せにしたい。 楽をさせてあげるのは多分無理だと思う。 彼女の生活能力も多分低いだろうとも思っている。 挫けられたら、 その辺りに住むことも考えておこう。 諸々考えても、 やはり準備は想定以上に必要そうだ。] (276) 2022/12/21(Wed) 23:58:43 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[恐らく一人で出ていく方が 100倍楽だろうとも思うけど。 一人で出ていきたいとは、 もう微塵も思っていない。*] (277) 2022/12/21(Wed) 23:58:52 |
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