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【人】 Another Story セレスティア[ 寧ろあったら怖くないですか?>>3:29 多分流石の狼もドン引いてしまうと思う。 死者と生者の四つ巴じみた番外編は 赤い彼岸の名を持つ店の主に聞くとして、 今は白い羽毛と一緒に話題を飛ばしてしまおう。 ばっさばっさに羽根先の乱れたペンを引っ掴んで 荒い息を吐きだしながら横目で犯人を睨め付けた。] 生理現象は我慢できないデス! 大事な話の最中に漏らされるよりましデショ! [年頃の女子が言うべきではない言の葉巻き散らして ペンを折ろうとして、止めた。 父親の貯金がたんまりあるとはいえ無駄遣いはいけない。 そもそもどっちの羽根ペンかわかったもんじゃない。 ────煮え切らない気持ちと共に、机に置き戻す。] (80) 2019/04/23(Tue) 0:34:37 |
【人】 Another Story セレスティア[シリアスな物語はあまり好みではないし、 うさぎはそもそもワンダーランドにいるべきで 悲しみも愉快なものに変えてしまうのだ。 下がる話題の中で、少しでも上がるものを見つけて そっと上げていこうとする癖がどこかにあった。 鉛みたいに重い語り口調も、 綿みたいに軽く跳ね返してやれば彼の荷もなくなるだろう。] ( デリカシーの欠片も無い彼女に そんな気遣いが出来るのかと聞かれてしまえばあれだけれど 自分が紡ぐ言の葉に嘘偽りなんて含まれないから。 ) (81) 2019/04/23(Tue) 0:34:46 |
【人】 Another Story セレスティア……フフフン、大人デスネ? アレクサンのこと少しだけ見直しました。 逃げずに考えられてるんデスネ。 ( デコピンにはビビるくせに、 もっと恐ろしいものからは逃げ出さない。 覚束ない足で必死に立ち続けている性根が好きだ。 諦めないマグルの執念によく似た決意だ。 ……どうしてかっていう理由はさておいて、ね。 ) (82) 2019/04/23(Tue) 0:34:50 |
【人】 Another Story セレスティア 「 素敵な最後を、願ってますカラ。 」 ( 一番辛いものを見続けて、 共犯者 一番傷を負う定めにある貴方が前を向いていたら それはそれでハッピーエンドなんじゃないの? ) (83) 2019/04/23(Tue) 0:34:54 |
【人】 Another Story セレスティア寧ろ、それをしなきゃ損ってやつデス。 何をすればいいかわかんないんなら 手探りにやるしかないんデショ? 宿題がわかんないからって 真っ白の羊皮紙を出したら一点も入りませんし。 [涎の乾いた羊皮紙と羽ペンに向けて杖を振れば 落書き程度のうさぎの絵が描かれて埋められる。 悪戯っぽく笑ってしまえば暗闇だって大丈夫。 禁じられた森に比べたら大したことはないんだから。] (95) 2019/04/23(Tue) 0:53:26 |
【人】 Another Story セレスティアセレスは───────……………… 、 [和らいだ問いかけに応えようとした時に、 声が警報音に覆いかぶさって引っ込んでしまった。>>3:47 春眠でさえの暁を迎えてしまいそうなけたたましい音は コバルトブルーの瞳に激しい点滅を焼き付ける。 思わず塞いでしまった両耳の鼓膜がじんじん痛み ほんの少し下を向いて蹲って、 飛び出かけた心臓を元の位置に戻していたのに 追い打ちみたいにかけられた知らせは 少女の口を顎が外れるくらいに開けさせてしまう。] (96) 2019/04/23(Tue) 0:53:30 |
【人】 Another Story セレスティア どらごんんンんン!!?? なんデスカそれ!シン・ゴジラデスカ!? 新作のサメ映画デスカ!?それはお断るデスヨ! [マグルのテレビで得た余計な知識を喚き散らしながら どうにかならないのかと彼を揺さぶった。 狼から喰われるのを逃れたうさぎでも 流石にドラゴンには丸焼きにされかねないし 犠牲の印ももう唯の噛み跡と化していてもおかしくない。] ( どんな未来でもいいとか言ったけど、 こんな終わり方は余りにもひどすぎるから! )** (97) 2019/04/23(Tue) 0:53:32 |
【人】 Another Story セレスティアレトロじゃないデス! 今ならえええぇぇえ〜〜〜〜っと、 そう、シンシン・ゴジラ!上映してますシ! ……っと、そ、ソーリー…… [シンが多くなっただけじゃないか、だとか そういう野暮なことは聞かない方がいい。 無駄な知識を増やしてからばたつく腕を宙へ飛ばした。 昔は炎の杯から選出された生徒も対峙したというけれど、 やっぱりドラゴンを並の人間が相手取るなんて 今の時代じゃ考えられない話だ。 それこそゴジラのような図体をしているし 空迄飛ばれたら専門学者ですら扱いが難しいのに!] ( 年下だから頼りっきりってわけじゃあないけれど いざという時に滅法弱いのは 彼よりも少女の方が上なのかもしれない。 ) (226) 2019/04/26(Fri) 0:44:56 |
【人】 Another Story セレスティア[ び ッ ちん。 額に当たった衝撃に呻き声をあげれば ひりひり痺れる額を押さえて睨みつけてから 軽く頭を振って、生理的に滲んだ涙を払いのける。 近所の悲鳴がそこかしこに響いていて、 尋常じゃあない雰囲気だけが背中に走る。 シンゴウキってやつがあるなら、今頃機能していないだろう。] セレス、おっきな存在になってマス? キャ〜、恥ずかしい!なんて、ネ。 ……セレスを褒めるのは後デスネ。 流石にドラゴン相手に突っ込むのは野暮。 丸焼きにされたくもないデスシ。 [無駄に大きく揺れる室内に酔ったわけではないが、 眉を潜ませて窓の外を眺める。 よくしなる柳の先端を指先で撫でつけ、 隣と前を交互に見合った。] (227) 2019/04/26(Fri) 1:17:57 |
【人】 Another Story セレスティア[────判断が良い。 冷静に唱えられた強力な盾は相手を阻むものの、>>-148 巨大な魔法生物相手には足止め程度にしか収まらない。 ……なら、もうひとつ足止めを増やしたらいい。 盾が広がる前に呪文を滑りこませようと口を開いた。] “縛れ” ────Incarcerous!! “マグルを避けよ” ────Repello Muggletum!! [前者はドラゴンに、後者はその周囲に。 暴れ馬の如く巻き付くロープは頼りないけれど、 盾を潰すその強靭な動きをほんの少しだけ封じられる。 全体にかけられたマグル避けの呪文のおかげか、 周囲の悲鳴もほんの少しおさまり始めたようだ。 忘却魔法がかけられることになるとはいえ、 邪魔な野次馬が増えることはないでしょう! ほぼ同時に唱えた呪文の後、 彼に視線を合わせれば、視線に広がる鳥の影。 ほんの少し瞬けば───反応が鈍い。] (228) 2019/04/26(Fri) 1:18:00 |
【人】 Another Story セレスティア[差し伸べられた片腕に、頬が膨らむ。] エ〜〜〜〜、 セレスおうち帰るのヤデス…… [文句をいいはすれ、 結果的に従うのが少女の性である。 ついていきたいだのぶつくさ文句を言いながら 彼の腕にひょい、としがみついた。 なんだかんだで姿現しという名の小旅行のようなもの。 好奇心から瞳はほんの少しだけ輝いていた。 ……“ばらける”?そんな心配、鼻から忘れてる!]** (230) 2019/04/26(Fri) 1:18:05 |
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