【人】 機関設計士 スタンレー「んー…、7:00か。」 のっそりと目を覚ます。 タナバタ休暇で、向こう数日は仕事は休みだ。 仕事気質のスタンレーは、毎年この時期は必ず手持ち無沙汰になる。 スタンレーは恋愛に興味がない訳ではないが、仕事に熱中するあまり、この歳まで独身だった。 リビングの窓から外を見ながら、コーヒーを啜る。 街の大通りが、たくさんの屋台でひしめきあってるが見える。 「昼から、外に屋台でも見に行くか。知り合いに会えるかもしれない。」 (9) 2020/05/11(Mon) 7:05:51 |
機関設計士 スタンレーは、メモを貼った。 (a6) 2020/05/11(Mon) 7:47:14 |
【人】 機関設計士 スタンレー[スタンレーは、昼食を屋台で取ろうと、外に出た。 目当ては、遥か東の国が発祥の食べ物「たこやき」だ。 ブーヨプスキュリテ王国の設計技術は、他国を凌ぐ程で、遠い国から技術を学びに技術者がしばしば訪れる。 スタンレーは、若い頃に出会った東の国の技術者に作ってもらった「たこやき」が、大好物であった。この国でも知る人ぞ知る珍味になっている。] 「おばちゃん、ありがとな。」 [人の良さそうな婦人から、コロコロと丸いものが8つ並んだものを受け取る。ようやくありつけるので、スタンレーは満足そうな顔だ。] 「広場のベンチに座って食べるか。」 [見知った顔は、今のところ居ないようだ。] * (19) 2020/05/11(Mon) 12:36:14 |
機関設計士 スタンレーは、メモを貼った。 (a12) 2020/05/11(Mon) 12:39:09 |
【人】 機関設計士 スタンレー「あれは…。」 [遠くの方に、剣を持ち騎士の服を着た男の後ろ姿が見えた。 スタンレーは、クレソンだと判断するが、クレソンは、そのまま何処かに向かって行く。 ーまぁ、また顔を合わせるだろう。ー スタンレーは、たこやきを頬張った。]* (20) 2020/05/11(Mon) 12:50:15 |
【人】 機関設計士 スタンレーー>>21 ジゼルー [スタンレーは、熱々のたこやきを頬張ったが、案の定熱く、それを口の中で転がす。] 「アッツ、はふっ」 [その時、すっと水筒のコップが差し出される。 漂うジャスミンの香り。 パッと顔を上げると、物静かそうな女性が立っていた。] (ユンカー家の使用人、ジゼル…。) [名前を呼ぶ余裕もなく、スタンレーは差し出されたお茶をバッと受け取り、ゴクゴクと飲み干す。] 「はーっ、生き返った。助かったよ、ジゼル。」 [スタンレーは、少し涙目で片目を瞑ってジゼルに笑いかけた。] 「ジゼルは、今から何処に行くんだ?主人のお使いごとか?」* (35) 2020/05/11(Mon) 18:01:20 |
【人】 機関設計士 スタンレー>>40 ジゼル [彼女は、「おはかまいり」と声に出さずに言った。] 「そっかそっか、お礼にたこやき奢ろうと思ったんだが、忙しそうだな。気を付けて行ってこいよ。」 [スタンレーは、ジゼルの頭にぽんっと片手を乗せた。 スタンレーにとっては、その行為に他意は無かった。 歳が離れているので、妹感覚でそのようにしたのだろう。 また、彼女が家族がいないのは、噂では聞いたことがあり、少し寂しそうな様子に思えたので、元気付けの意味もあった。 ぺこりと頭を下げると、ジゼルは後を去った。 スタンレーは、改めてたこやきに向き合う。 今度は念入りにふーふーして、食べていた。] * (42) 2020/05/11(Mon) 18:48:44 |
機関設計士 スタンレーは、メモを貼った。 (a43) 2020/05/12(Tue) 17:21:15 |
【人】 機関設計士 スタンレーー広場にて:マチー >>114 マチ [ふと、煌びやかな光を感じて、目線をそちらに向ける。 踊り子の衣装を着た、マチと目が合った。彼女が身に纏う装飾に街の灯りが反射したのだろうか、彼女がとても輝いて見える。] 「マチ!久しぶりだな!」 [遠くのマチに声をかけ、おいでおいでをする。そして、ベンチの空いてるスペースをぽむぽむと叩き、「座らないか?」というジェスチャーをした。] * (124) 2020/05/12(Tue) 17:29:25 |
【人】 機関設計士 スタンレーー回想ー [スタンレーは、己の仕事に誇りを持っていた。 何より、機関車が大好きだった。 (二番目は、おそらく、たこやきであろう。) 日頃から、1メートルはあろうコンパスを肩に担いでいる。それは、彼のトレードマークになっていた。 そのせいか、彼の上半身は筋肉でがっちりとしている。 彼が、仕事の話をし出すと止まらない。 「インジェクターハンドル」の位置がどうだ、「イコライザー」の回転数がどうだと、専門用語が多く、周りをポカンとさせてしまうのだった。]* ー回想終了ー (168) 2020/05/12(Tue) 21:52:52 |
機関設計士 スタンレーは、メモを貼った。 (a62) 2020/05/12(Tue) 22:10:19 |
【人】 機関設計士 スタンレーーマチとー >>175 マチ [スタンレーは、マチが隣に腰をかけたので、嬉しそうな満足そうな表情だ。] ー確か、技術者の歓迎の席で、踊って貰った以来じゃないだろうか。ー [その時のマチの美しい舞を思い出しつつ、たこやきの空き箱が邪魔にならないようにと、マチとは逆側のスペースによけた。] >>175 「リアムとリナに土産か!それはいいな!マチは本当に弟妹思いだな。」 [スタンレーは、尊敬したように柔らかく微笑む。] 「んー…何が良いだろう。」 [腕を組み、顎を右手にのせ、目を閉じる。] 「そうだな…。確か今8歳か…?蒸気機関の模型、音の鳴るおもちゃの汽笛…、蒸気機関のプレートのレプリカ…」 [彼は、独り言のように提案していく。ただし、彼の趣味に走っていることに、彼は気付いていないのであった。]* (190) 2020/05/12(Tue) 23:25:30 |
(a70) 2020/05/12(Tue) 23:37:14 |
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