人狼物語 三日月国


161 完全RP村【こちらアンテナ、異常アリ】

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視点:


そのままコールドスリープ室に入っていった*

[そうして、ラサルハグとゲイザーと共に
コールドスリープ室に戻り、
壁にもたれかかって様子を伺っていた。

やがて眠った二人が自分達のように
形をとってその場に現れたなら]

や、おつかれぇ〜。昨日ぶり。
短い別れだったね。

[と、へらり。
いつもと変わらぬ笑顔で手を振る
ルヴァの姿がそこにあったはずだ。**]

メモを貼った。

メモを貼った。

船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a4) 2022/07/17(Sun) 0:13:35

【人】 船医 チャンドラ

[スリープの処置が終わると、アンテナから発せられた通信>>1の声が辺りに響く]

明日はその二人、か。
……艦長殿に訊いても仕方無いのだろうが、どういう基準なのだろうな。

[技術組と頭脳労働組、どちらも浅くとも交流があるのはどうしたって後者で。
問いにもならない呟きを、つい漏らした]
(2) 2022/07/17(Sun) 0:29:32

【人】 船医 チャンドラ

[――此処、ここに来て。
自分が選ばれないことに対しての不安や、諦めに近い感情や、様々な思いもあれど]

[ラサルハグの脚を取り戻す意思のあるアマノが生還する可能性が上がったことを「よかった」と思えた自分の心に、僅かに安堵した*]
(3) 2022/07/17(Sun) 0:32:55
……これは。

[そうだ。コールドスリープ処置にはチャンドラも立ち会うのだった。
最後の名残を彼女に見られたのは…別に構わないが。

そうして、そのままカプセルの中に収容された記憶まではある。
コールドスリープについて、経験のない身はよく知らない。
全身麻酔にかかったように記憶が途切れるか、夢を見ているような形になるか。そのどちらかだと思っていた。

そういうわけでもないらしい。]

……ルヴァ?

[いつもと変わらない様子の姿に、どうやら今の船内の様子もわかると知って]

…それは、ある意味ではきついな。

[予想外の事に、どちらかと言えば深くため息をついた**]

【人】 船医 チャンドラ

― 自室 ―

[ごろりと寝返りを打つ。
ただでさえ寝不足で、慣れないことばかりで、眠い筈なのだけれど――今日も睡魔はなかなか訪れてくれない]

[書面での交流が主で、こちらの顔を忘えているのかいないのかすら怪しい>>1:120>>3:6同僚の顔を思い出す]

[人が持つ五感の記憶の中で、最初に忘れてゆくのは聴覚――『声』なのだと、どこかで読んだ。
次は視覚、その次は触覚、味覚。そして、最後に嗅覚。
顔が忘れられているのなら、声などとっくに忘れられているのだろう]

[流石に起きてすぐ忘れられているのは寂しいから、せめて声くらいは聞きに――聞かせに行った方が良いだろうか]
(9) 2022/07/17(Sun) 1:14:42

【人】 船医 チャンドラ

― 自室 ―

[そうして朝が来て。
目覚ましのコールを掛け忘れたが故に朝寝を堪能してしまった自分が目覚めたのは、一通の文字通信>>8の通知だった]

…………ざんげ?

[寝起きで好き勝手に跳ねている髪を抑えながら、ぼんやりと端末を眺める。
何故医師に懺悔を?カウンセラーと間違えていないか?と、考えてから]

『あと(38)20n40分待ってくれ。
 その後なら時間を取るから』

[文字で訊ねる事はせず、自分の身支度の時間を確保した予定だけ送信した*]
(10) 2022/07/17(Sun) 1:15:16
船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a10) 2022/07/17(Sun) 1:22:17

【人】 船医 チャンドラ

[身支度の時間に、朝食を含めるのはすっかりと忘れていた。
約束したばかりのゾズマの笑顔が思い出されて、少し気まずい]

[味覚が嗅覚に次いで人の記憶に残るもの>>9なら、アマノの料理の味は皆の記憶と心に長く残るだろう――]

[それは兎も角として、早く身支度を終えないと]
(13) 2022/07/17(Sun) 1:40:56

【人】 船医 チャンドラ

― 医務室 ―

[ノック>>14を受け、ふぅっと息を吐いてから、声を出す]

――ああ、いるよ。
時間通りかな。

[髪もきちんと整え、化粧もして、白衣の裾はヨレているかもしれないけれど。いつも通りの医師の顔で、余裕ぶった声で応対する。
直前までばたばたと身支度を整えていたとは、多分バーナードにも他の誰にも気付かれないだろう。
――いや、サダル辺りなら勘付きそうだけれど]

……で、懺悔、だったか。
カウンセラー相手じゃなく、私にする懺悔とは何かな?

[通信は間違いでは無かったらしいと内心思いながら、笑顔で訊ねた]
(15) 2022/07/17(Sun) 1:51:26

【人】 船医 チャンドラ

うん?
いや、大丈夫。今の時間なら予定は無いから。

[明日以降の朝の時間は――考えたくはないけれど、朝食の支度をしなければいけないのだろうか。自分が]

私に?頼み?
医者として役に立てるようなら聞いてあげたい、が

[「実行」だの「保留」>>16だの、あまり一般的に頼み事に対しては使わない言葉が並ぶのに、眉を顰めて]
(18) 2022/07/17(Sun) 2:12:51

【人】 船医 チャンドラ



…………とりあえず、聴くだけ聴くよ。
 
(19) 2022/07/17(Sun) 2:13:01

【人】 船医 チャンドラ

[と、言った>>19ところに、聴こえた言葉>>17に]

――――――――は、あ?????


[思わず、大声で返した*]
(20) 2022/07/17(Sun) 2:16:04

【人】 船医 チャンドラ

…………。

[順を追って話すというバーナード>>21に、じとりとした視線を送って先を促す]

[――最初の話は、分からないでもない。
可能性の話だけであれば、確かにこの船の中ではバーナードが残るのが一番全員での生存率が高いだろう。
飽くまで可能性だけの話で、実現性は脇に置いた場合の話ではあるものの]

[ただ、次の話>>22>>23からがおかしい]

[「脚が元気なうちに切れ」だとか「身体の有効活用」だとか。
それは、それこそ、彼が彼自身の身体を安価な生体パーツ・・・・・・・・としてしか見ていないようで]
(25) 2022/07/17(Sun) 3:09:53

【人】 船医 チャンドラ

[ふぅっと、大きく、大きく息を吐く]

あのねぇ……
言いたいことは、色々あるのだけどさ。

[今度は、吐いた息を大きく吸って]

…………こっっの、ばか!!!!!!


[本日、二度目の大声を出した。
壁に住んでいるかもしれないメアリーさんやミミアリーさん、バーナードの鼓膜がどうなろうとこの際どうでも良い]
(26) 2022/07/17(Sun) 3:10:19

【人】 船医 チャンドラ

…………あのさ、まずだけど。
君は、医者を血も涙もない悪の組織の一員だとでも思ってる?

それとも、私個人をそういう人間だと思っているということでいいかな?

[個人的な思想や姿など、眠っている彼くらいにしか見せてこなかったのだから、そう思われている可能性があってもおかしくはない。
――おかしくはないけれど。医師としても、それこそ個人的にだって、面白くはない]
(27) 2022/07/17(Sun) 3:11:35

【人】 船医 チャンドラ

それにさ、前にも訊いたけど、君の希望と態度は矛盾しているけど……自覚、ある?

――って、ああ、あの時は君、寝ていたのだっけ。

[いつかの問い>>2:260と、聞けなかった答え>>2:265>>2:266
特別を増やしたくないだろう彼が、アマノに出自を明かした>>23というのなら、余計に]
(28) 2022/07/17(Sun) 3:11:51

【人】 船医 チャンドラ

……ラサルハグの義足は、きちんと預かって医務室ここに保管しているよ。
私がスリープ対象になったなら、アンテナに託すことになっているがね。

[一応は、問い>>23には答えて。
アマノの熱烈過ぎてここだけ切り取っても意味が分からない又聞きの台詞>>24には、ノーコメントを通そう。後で本人に訊けば良い話だ]

[肩を竦めて息を吐く仕草をするバーナードに、そうしたいのはこちらなのだけどと目を伏せた*]
(29) 2022/07/17(Sun) 3:13:01

【人】 船医 チャンドラ

[相手が再就職先>>30について考えているなど知らないから、ただ表面から見える歯切れの悪い言葉>>31を拾って]

うん、君が私の人間性に疑問を持っている訳でないことは喜ばしいね。

……で、だけど。
『いいひと』は病んでもいない仲間の脚をちょん切ったりもしないし、そんな行為を『医療行為』とも世間は呼ばないのだけど、知っているかな?

[口を尖らせこの期に及んで「リソース」などと口にする彼>>32に、にこにこと問い掛ける。
思わず子供に向かって諭すような口調になってしまうのは仕方が無いことだろう]

[これは自分個人の医師としての思想以前に、人間としての常識なのだから]
(34) 2022/07/17(Sun) 4:21:45

【人】 船医 チャンドラ

[何故ラサルハグの義足の行方を気にしているかと思えば、また碌でもない質問>>33をされて]

……可能か不可能かで言えば、技術的には可能。
ただ、アレはラサルハグの体格や様々なデータに合わせて作られたもので、君には合致しない。

で、技術的には可能だが、実現可能かで言えば、不可能。
そもそもアレはラサルハグの資産だからね、君の希望や私の判断で勝手に使えば盗難か横領になる。

[敢えて感情を排した、分かり易い言葉を選んで返す]
(35) 2022/07/17(Sun) 4:22:09

【人】 船医 チャンドラ

それに……

君がそうしたところで、ラサルハグが喜ぶはずがない……と言い切れるほど、私は彼のことを知っている訳ではないけどね。
君の知る彼は、それを喜ぶような人間だったかい?

[言い切れはしないけれど、自分の知るラサルハグだって、そんな人間ではなかったと思う。
きっと、バーナードを『馬鹿』と叱る仲間になってくれるだろう]

バーナードが脚をくれると言って喜んで受け取るような男なら、そもそも君の脚である必要だってない。
君なんかよりよっぽど頑健で、ラサルハグの体格や体質にも合致する、よりよいパーツ・・・を地上で選び放題なんだから。

[突き放すような言い方になるけれど、有り得ないその前提さえ正しければそれは真実だろう]
(36) 2022/07/17(Sun) 4:23:13

【人】 船医 チャンドラ

君は、なんでラサルハグに脚を渡したいのかな。

……ああ、リソースの有効活用なんて世迷い事はもう言わないでね。

ラサルハグに感謝されたい?
それとも、彼に負い目を背負わせて自分を忘れないで欲しい?
自分が世界に居たという証でも残したい?それにラサルハグを利用するのかい?

[猫が、他人が何を考えているかなんて分からないから、自分で思い付く限りの予想を並べ立てる。
何故か必要以上に感情が昂ってしまって、後の方の言葉は唇が震えて上手く言えていなかったかもしれない**]
(37) 2022/07/17(Sun) 4:24:23
船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a12) 2022/07/17(Sun) 4:33:29

メモを貼った。

メモを貼った。

メモを貼った。

【コールドスリープルーム】

[ルヴァとゲイザーと共に、コールドスリープルームに戻る。
 そこでの施術は昨日受けたもので、

 身体的な苦痛は限りなく少ないだろう]

二人とも、まずは、休もう。

[きっと、ここに来る前までは激務だっただろうゾズマとダビーに、
ルヴァに続き、声をかけた]



そうだな。

[それは、ある意味キツい、というのはわかる。
 俺とルヴァは、昨日の最初の混乱が、
 しばし、そんなことを忘れさせていたのか、或いは、あえて、二人ともそれを避けたのか。


 ヒロミの様子を見にいきたくないわけではなかったが]

でも、見守らないと。
見れるんだから。*


ちょっと、行ってくる。


[ゾズマやダビーが、今の状態を把握認識したならば、
 今日は、団体行動の必要はないだろう。


 ゲイザーはやはり、居心地の良い場所、
 キッチンや食堂に行ったかもしれない]**

メモを貼った。



さて、ヒロミはどこかな。


[昨日は見つけることが出来なかった。
キッチンにいると思ったが、そこには、立派な作成物だけで、
時間もなかったが、
展望デッキで酒盛りとは想像がついてなかったな]


とりあえず、ヒロミの部屋か、キッチンかな。



お、いた。

[自室から出てくるところで発見した。
 研究者らしい猫背だけど、忙しなく歩く様子は、大学時代と変わらないなと思った。
 そして、目の前に立ってみたが、すり抜けていく。

 本当に不思議な現象だ。

 その後ろというか、後方やや上部からついて行ってみる。
 まさに、お化けポジションである]

[キッチンに向かうヒロミについていくと、
 ヒロミは、無言で、身支度を整え、
 厨房業務に入り始めた。

 面白い。

 何を作ろうか悩んでいる。
 あ、おもむろに動き出した。
 そんなにでっかい鍋使うのか。
 野菜を出してる。
 いちいち見聞する時、眼鏡が光って見える。
 仕事人っぽい。


 え、


 カッコよくない?]*

ヒロミお料理教室をすぐそばで見ている。手元とか。**

【ちょっといろいろぶっ飛ばして、カウンセリングルーム】




は?



[え?!バカなの?
 ごめん、これに関しては、バカなの?]




ガチか。




[そ、そんな相談する?!
 さ、流石にヒロミの横で頭抱えた]**


ヘイ、ルヴァでーす。

[名を呼ぶ声に明るく応答すれば
続いてラサルハグが声をかける。]

うわすごい、やっぱみんなそんな感じになるんだ。
不思議だよね〜これ。

あのねー、僕ら…
つまり眠った人同士は見えるし触れるっぽいんだけど、
それ以外の人らには見えないし聞こえないみたい。

あ、食堂で祈れば食事も出てくるよ。
お腹は減らないっぽいけど。

[などなど、二人に向けて一頻り説明などをしているさなか。
ダビーの深々とした息が、空気を震わせる。]


………… 心配? ……だよね。


[零れた言葉の意は恐らく正しくくみ取った。

主語もなく、穏やかに眉を下げて、
多分聞くまでもないことをあえて聞く。

ダビーの眠る前の様子は見てないものの、
僕らは不可抗力(と言い張る)で
最後の時間を過ごす彼らを目撃してしまっているので
あっでも健全な場面しか見てないから安心してね!


彼の考えていることは何となく察しが付くし、
心情はとてもよくわかる。つもりではある。
なんせラサルハグ同様辿った道だ。

昨日の僕らはまだこの状況に
まだいまいちなかったのもあって
(あとすぐ傍に話す相手がいたのも大きい)
あんまりシリアスな空気にはならなかったけれど
ため息をついてしまうのもむべなるかな。]


ダビーダビー。

もし気が向いたらあとで酒盛りでもしようよ〜。
暇持て余してると滅入っちゃうもん。
目覚める前に僕らの方がやられるとか、洒落になんないでしょ。

[コールドスリープ中
脳に負担かかって精神がやられるケースあるって
ラサルハグから事前に聞いてたのと
どうにもできずにただ見てるだけなの
多分そこそこ精神に来るものがあるのでね。

一人で悶々としてるよりは
横でガヤ入れる人がいた方が気楽じゃない?っていう
経験則からのお誘い。

あっでもほんと暇だったらでいいからね!
全然やりたいこと優先してね!

ラサルハグも思うところがあったようで、
ある程度皆と会話した後にその場を抜けて行く。
たぶんアマノを探すんだろうな、って思ったので
引き留めることはせず。]

[…で、あのですね。

僕はここまで結構頑張って
普段通りの態度を作っていたぞ。

対面したら色々と崩れそうな自分がいたので
(格好つけたいんです!!男の子なので!!!)

なんなら微妙に目を合わせないようにすらしてたと思うんだけど。
でもいつまでもそうしているわけにもいかない。
しゃーない、観念するか。
あ―― と、何とも形容しがたい息を吐いて。]



……おつかれ、ゾズマ。
頑張ったね。


[改めて彼女の顔を真正面から見て、
少しだけ苦笑が混じった顔で穏やかに微笑む。

結局昨日姿を見ることはできなかったけど、
どうせあっちこっち駈けずり回ってたんだろう。
いろんな感傷を取りあえず一旦置き去りにして
最後まで自分が出来る最善を尽くしていたんじゃないかな。
僕の知ってるキミはそういう子だから。

無愛想で、メカが大好きで、責任感と芯が強くて、
パワフルでさっぱりしてて逞しい、
でも決してそれだけじゃないってことも知ってる。]

[相応に脆くて危なっかしい所もあって、
自分のことにも人のことにも鈍いから
自覚なく無茶して抱え込んじゃったりするんだ。

そんなキミをずっと見てきたからさ、
身勝手でもやっぱり思わずにはいられない。

キミが最後に残る人じゃなくてよかった。
キミをひとり、置いていくことにならなくて良かった。
]



……あのね。ゾズマ。
僕、キミに聞いてほしいことがあるんだ。
落ち着いたらでいいから、部屋に来てくれる?


[スリープ前の体の酷使が
どれだけこの思念体の状態に
影響を及ぼすかは分からないけれど
(人にもよるだろうけれど)
状態に慣れるまで少し休んだ方がいいかもしれない。

でも、今のこの時はもしかしたら
僕らに最後に与えられた猶予かもしれないから。
任務から解放された今、許されるなら
少しでも僕だけのために時間をくれると嬉しい。

……思い残すことがないように。
キミの顔をちゃんと見て、
あの時言えなかったことを伝えておきたい。]

[心は今この場では口にしないまま。
避けられなければぽん、と軽く一度頭を撫でて。]

僕、ちょっと皆の様子見てくるね。

[と、告げて。いったんその場を離れようかな。**]

メモを貼った。

メモを貼った。

【人】 船医 チャンドラ

― 午後のどこか・医務室 ―

[本を返しに訪れたアマノ>>54をいつものように医務室のデスクで出迎える]
[どんな顔で彼を迎えたかは朝の訪問者との話の終着点にもよるけれど、恐らく『いつものようなお医者さん』の顔は出来ていなかっただろう]

ああ……返しに来てくれたのか。ありがとう。

[律儀に貸した本の返却に来てくれた彼は、更に律儀にも彼自身が整理してくれた本棚に本を戻していく]

[彼の言う「あと3冊」に『はじめての一人暮らしごはん』が含まれていることに気付いて「あれは返さなくていい」と言い掛けたけれど、彼が居なくなってしまえば必要なものかもしれず。
アマノの置き土産を食したかは置いておいて、少なくともまだストックのメモ>>41は見ていないから、口を噤んだ]
(79) 2022/07/17(Sun) 14:41:41

【人】 船医 チャンドラ

何か飲んでいくかい?

[この時間だ、この船でアマノが飲む珈琲があと何杯かは知らないけれど、その少ないだろう数の中、わざわざ医務室の不味いコーヒーを飲むという選択肢は恐らくないだろう。

けれど、いつものように問い掛ける]

……それとも、今のうちに検査でもしておく?

[この問い掛けだけは、いつもの流れには含まれなかったなと思う]
(80) 2022/07/17(Sun) 14:41:51

【人】 船医 チャンドラ

[話がバーナードの『世迷い事』に及べ>>55ば、一瞬、どんな表情を浮かべれば良いのか分からない顔をして]

……ああ、アマノに止められて、『保留』だとか言っていたね。

[はぁっと、目を伏せ溜め息を吐く。
「止めてくれてありがとう」というアマノへの感謝の気持ちと、これだけ心配してくれているアマノに止められていて何で分かっていなかったんだという気持ち半々に]

――……馬鹿な子供が馬鹿な真似をしないように止めるのも、大人の仕事だろう。

[実際はバーナードの方が自分よりは歳上で、自分だって情緒の面ではそう大人という訳でも無いのだけれど、そう零す。
――それは、未だ知らないスピカの状態>>45>>46にも言える訳で]
(81) 2022/07/17(Sun) 14:42:40

【人】 船医 チャンドラ

[熱烈過ぎてここだけ切り取っても意味が分からない又聞きの台詞>>29については]

そういえば、バーナードが言っていたのだが。
……「ラサルハグの右脚は俺だけのものだ」そうだけど、ラサルハグの義足はアンテナに管理してもらうから、スリープには持ち込めないからね。

[恐らくそういう話ではないだろうことは何となく理解しながら、そう言い置いておく。
アレは、自分が眠るにしろ残されるにしろ、いずれはアンテナに管理してもらうことになる。

医務室ここに置いているのだって、半分は自分の感傷故のようなものだ]

[器用にも顔色を赤くしながら青くするという芸当を見せたアマノ>>56に、「やっぱり私は君のことも全然知らなかったのだね」と、くすりと笑った*]
(82) 2022/07/17(Sun) 14:44:49

【人】 船医 チャンドラ

― 朝・医務室 ―

[臓器移植ならする>>70というバーナードの言葉に、元より全く愉快な気持ちを含まなかった笑顔が更に曇る]

[あまり誰にも――それこそバーナードには特に言いたく無い話ではあるけれど、生体パーツ・・・・・を使った移植の経験がゼロとは言わない。
母星を出た時点で元大病院の娘の権力などあまり効力が無く、現代で医師になる為には、どうしたって必要な行為だった。
直接、彼ら彼女らからソレを取り出すことだけは避けられたけれど、それはその時に運良く脳死患者が居たという理由からだ]

[動揺を悟られずにいたから、彼が視線を合わせずに居てくれたのはこちらとしても幸運だった]
(83) 2022/07/17(Sun) 15:38:47

【人】 船医 チャンドラ

[ラサルハグの人間性をそう認識>>72しているのなら、何故そんなことをしようとしたのか。
サダルにも相談していたなんて知らないから、分かるのはバーナードの言葉から知れる『敢えてラサルハグの寝込みを襲うようなタイミングでの計画を立てていた』という事柄のみ]

……費用面か。
君は知らないかもしれないが、アンドロイド艦長付きの宇宙船の機関士長ともなれば、結構な高給取りな筈だね。
地上に浪費家の恋人でも居ない限り、そう使う機会も無いだろう。

[要は、「恐らくラサルハグの持つ資産はなかなかのものだろう」と。
いや、実際のところは知らないけれど]

期間だって、ラサルハグがその気になれば秒で手配は整う。
実際に施術するまでは色々と手続きや調整は必要だろうけど……
スリープさせた人体の一部だけを、本当に実用に耐えられる物か検査して、使えるように調整してから施術するよりは余程早いだろうね。

[飽くまで軽い調子>>71で話していたバーナードが諦め悪く口にする言葉を、口にする度、丁寧に潰していく]
(84) 2022/07/17(Sun) 15:39:07

【人】 船医 チャンドラ

[気持ちが分からないから訊いているのに、俯く彼>>73は、首を傾げたり振ったりするだけで、言葉にしてはくれない。
彼が俯いているうちに、昂りからの生理的なものだろう涙を、溜まった目の端から拭う]

[やがて何を考えているのか分からない彼>>74の、謝罪の言葉が耳に届く]

――――――……

[「本当に悪いと思っている?」
……そう訊きたかったけれど、きっとそれも答えて貰えない気がして、押し黙る]
(85) 2022/07/17(Sun) 15:40:06

【人】 船医 チャンドラ

[やがて無言の時間が破られて。
こちらの顔色を窺うように「もうひとつ質問と相談」と声>>74を掛けられれば]

――――……はぁ。

[無言の時間は、きっと自分の気持ちも多少は落ち着かせてくれた。
溜め息なのか深呼吸なのか分からない息を吐いて]

……いいよ。聴くだけ聴こう。

[つい最近、地頭は良くても『自分は他人の気持ちが分からない人間だ』と自覚したばかり。
それでも、今のバーナードが持ってくる話が碌なものでないだろうことは、余程鈍くでもない限り察せられる]

[だから、一つ目の『懺悔』>>19の時と同じように、ただ少しだけ覚悟のニュアンスを混ぜて返した*]
(86) 2022/07/17(Sun) 15:41:05
船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a24) 2022/07/17(Sun) 15:52:37

【人】 船医 チャンドラ

[サダルから、いつもの書類ではなく文字通信>>66>>67が入ったのは、昼間のこと]

[バーナードの話については朝本人から聞いていたから、「サダルにも相談していてあれか」と一瞬、記憶の中のバーナードへと胡乱な目付きを向けて]

[ラサルハグとアマノの関係性については。
報告されたところで、複雑な人間関係や……まして色恋沙汰に絡む話になるのであれば、医師としても個人としても言えることも出来ることも無いから。
彼らのプライバシーの為にも、恐らくは報告されずに正解だったのだろう]
(98) 2022/07/17(Sun) 17:28:30

【人】 船医 チャンドラ

[通信の内容がスピカのことに及ぶと、昨晩の様子のおかしいスピカの姿>>90を思い出す]

[未だ大人げなくも、責任の所在を誰何>>1:240>>1:263していた時の複雑な気持ちは晴れていなくて。
そんな彼女にどう声を掛けたら良いかも分からず、アンテナと共にスリープ室を出るとそっと立ち去ってしまった]

[あの後、彼女はきちんと部屋まで帰れたのだろうか]
(99) 2022/07/17(Sun) 17:29:13

【人】 船医 チャンドラ

― 夜・カウンセリングルーム ―

やぁ、サダル。……久しぶり?

[昼の通信は特に返信を必要とする内容では無かったから、それには触れず、訪れたカウンセリングルームで彼に対面する]

昼のうちに検査に来るかと思ったけど、来てくれなかったから私から来てしまったよ。
……まぁ、ここじゃきちんとした検査はできないから、結局はスリープルームですることになるのだがね。

[そもそも「来い」とも言っていないのだから、彼が勝手に察して医務室に来る筈は無いのだけれど、そう言って]

少し雑談に付き合ってくれないかな。
ああ、ここに残った菓子類を提供してくれると嬉しいな。

[図々しくも、そう続けた*]
(101) 2022/07/17(Sun) 17:29:36
→医務室

[スリープ室を出て、ふらりと。
昨日姿を確認できなかった面々はどうしているかな〜と
何となく医務室の方に姿を向ける。と。
ちょうど部屋に入っていくバーナードの姿があった]

あ、バーニーだ?
ルヴァだよ〜!イエーイ。ピースピース。

[なんせバーナードだし、
昨日のスピカへのような気遣いは無用だろう。

彼が入っていくのを追って
するりと医務室の壁を抜けて入り込み
昨日と同じように目の前でさかさまになってみたり
目の前で変顔をしたりして一頻り遊んでみた後。

どうもなんだか普段と様子が違うというか
空気が重々しいことに気づく。
いや状況を考えれば軽くなりようはないのだが……。

てゆか珍しいなバーニーが医務室来るの。
なんかあったんかな……と耳を傾けて。]


………はあ?????



[声がきれいにチャンドラとハモった。
いや向こうには聞こえてないだろうけど。]

[その後も淡々とバーナードの口から明かされる衝撃の事実。
思わずぽかーんとしてしまった。
いや、何言ってんだこいつ??]

おま………計画って、そーゆーことぉ?????
な―――んかはぐらかしてるなあとは思ったけどさ〜〜〜〜

[思わず呆れたように肩を落としてしまう。
うっかりネタバレを聞いてしまったが、
そりゃあ言えないはずだ。

その考えが、自身が彼に告げた言葉
曲解したものだと知ったなら。
そんなつもりで言ったんじゃないんだけど!?
って激しく突っ込みを入れていただろうが。]


うお。

[チャンドラの珍しい怒号が響いて、
思わず目を瞬かせた。もっと言ってやってくれ。

チャンドラが粛々と説教し、
身を縮こまらせるバーナードを
ふよふよ宙に揺蕩いながらしばし眺め]


……キミはさあ〜〜〜
一人で残るつもりなんだ?

[さっき知った衝撃の事実その1。

そのこともこのことも、
っていうかなんならキミの寿命のことも
こうやってまた聞きみたいな形で知るばかりで
起きてる間はなんにも本人自身からは教えて貰えなかったこと
僕はちょっと不満なんですけど。
なんか信用されてないなあって感じでさ。

床に降り立ち、テーブルに頬杖を突いて
ジト目でバーナードを見る。]

納得はできないけど
まあそれはこの際いいよ。

[いや全然よくはない。が。
バーナードがどういうつもりだろうが
アンテナがどう判断を下すかは分からないし
何にせよどのみち一人は残らねばならない。

"長生き"というのがどれくらいの範疇かは分からないが
人より丈夫な部類ではあるのだろう。
なら低い可能性に賭けて自分を、と考えるのは
思考として分かんなくもないけど。]

…キミの一番バカなところはさあ、
何でバカバカ言われてんのか
いまいちわかってなさそうなとこだよな。

[呆れながら、聞こえていない言葉を紡ぐ。]

【人】 船医 チャンドラ

[事務的な会話、最近の出来事、検査の中>>92で話すのは、そんな他愛のないもの。

――なら、良かったのだけれど]

[アマノのバーナード評>>94の前半には]

……ああ、そういうことか。

[自分が理解させようと――して欲しいと思っても中々通じなかったのは、そもそもその考えが『無』だったからなのかと、すとんと腑に落ちた]
(104) 2022/07/17(Sun) 17:52:25

【人】 船医 チャンドラ

[後半については、どうだろうと思う。
肉親からの情など記憶に無く、そう親しい間柄の人間も実は居なかったと気付いてしまった自分のような人間でも、浅ましくも自己愛には満ちている]

それこそ、呪いじゃないのかな。
生まれた場所で植え付けられたものが、あるのだろう。

[ラサルハグやアマノを巡る『呪い』の事は知らないし、勿論それとは性質が違う事も知らない]

[『自分が常人とは違う』やら『有効活用されるべき存在』だなんて考え、普通なら持ち得ない。
それが『絶対』で『正しい事柄』だとバーナードに植え付けた輩が、環境が、存在するのだろう]
(105) 2022/07/17(Sun) 17:54:00

【人】 船医 チャンドラ

[常は割と澄ました顔ばかり見せられていた気がする生物学者>>95>>96の、珍しい姿]

[彼の言う「くそ野郎」は……まぁ、バーナードの事だろう。
ぶん殴るという言葉は医師として淑女としては止めるべきなのかもしれないけれど]

[うん、まぁ、いいんじゃないかな。
だって今日眠るのはバーナードじゃないし、最悪明日に響かずアマノの拳も無事ならさ]

[そんな割と酷い内心の言葉は口にせず]
(106) 2022/07/17(Sun) 17:54:35

【人】 船医 チャンドラ

……君のことを知らなかった不甲斐無い私だから、参考までに聞かせて欲しいけど。
言葉の綾ってことは、本意はどこにあったのだろうか。

[感謝してくれただなんて気付かないから、悪意無く追い打ちをする。
だって、他人の気持ちは本人に訊かないと分からないものだって、この歳でやっと分かったからね*]
(107) 2022/07/17(Sun) 17:54:56
[命を切り売りする星、命を生み出しては搾取する星、
広い宇宙にいくらでもあるのは
嫌というほど知っているけど。
この船の人々はそうではない。

だからこそ僕はここに自由と安寧を得た。
だからキミだって、皆に生き延びてほしい。違う?]


本当は、できることなら、
誰かを犠牲にして生き延びたくなんてないんだ。誰も。
その単純なことを、もっとおまえは知るべきだよ。

この大馬鹿。


[感情があれば、人間はアンドロイドにだって恋をする。
彼の生まれも育ちも知らないが、
同じ船で同じ釜の飯を食って短くない時間過ごした仲間を
ただの資源とみなせる人間がどれだけいると思ってるんだ。

馬鹿カウントをひとつ上乗せて
バーナードの頭を小突けば
すかっと宙をからぶった。**]

船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a28) 2022/07/17(Sun) 18:01:48

メモを貼った。

ヒロミストーカー中



[それからはまさに針の筵状態。
 まてまてまてまて、カウンセリングって、そんな
 そんなこと言っちゃうのか?

 う、はい、言いました。
 言ったよ。いいました。
 嘘じゃないよ、とても好きぐらいいいじゃないか。

 そして、確かにお前は何もいってない。
 って、は?
 こっちは何が?好き?
 じゃ、お前は俺のこと好き要素はあるってことでいいよな。
 もう、それでいいじゃないか。
 好きに種類ってあるの?

 ああ、友愛とか家族愛とか親愛とか?
 もう、どれでもとりあえず、いいじゃないか。
 俺がお前が可愛いって思ったからつい、うっかりしちゃったわけだけど、
 ねえ、それをそんなにべらべらいう?いうの?

 や、やめて、
 サダルの顔みるのがガチで怖いから!!]




うわああああああ、ほら!
ほら!ヒロミ見ろ!サダルの顔!
あれは地球の裏側までドン引いてるぞ!


[訴えてみたけど、聞こえてるわけもなく]



は?場所?
そんなものは知らん。

[混乱状態は続く。]



自分で考えろって言う!!
っていうか、これ、聞いてこられるのか?
ヒロミが?俺に?

いや、絶対ないな。それはない。

[想像して、冷や汗、が流れたような感覚]



え?

[でも次のサダルからのヒロミへの問いかけには、
 今度は畏る畏るヒロミを見る。

 回答は 嫌ではない、に、ほっとする。
 続く言葉を待って、
 少し、神妙な顔になった]



[ぽつぽつと出る言葉に、
 接触恐怖症、昔からの慣れ、
 嫌いではない、大丈夫
 あいつだけ
 拒まない]

[足を再生し、また宇宙に来る]


[一通り黙ってきいて、困ったように笑うしかなかった。
 全く、本当に
 なんていうか]**

地球に関しては、昔地球という惑星があって、それがうんぬんかんぬん

【医務室】


[カウンセリングルームのあとは医務室。
 ついていけば、チャンドラに本を借りていたようだ。
 そして、それからの話、



 は、ちょっと内容が見えない。

 なんの話をしてるんだ?
 バーナード君のこと???
 彼が何か言ってるのだろうか?]*



[どうやら、バーナードが、ヒロミとドクトル二人に何か言ったらしい。
 それについて、二人して𠮟りつけた、とのことだが。
 この時の二人の会話だけでは、バーナードが何を言ったのかは不明で]*

>>

[ただ、言葉の綾、という問題で、
 ドクトルの問いに、いきなり自分の名前が出てきて、
 眉が寄る。

 バーナードの右脚を俺につける???は???]

 
はぁああ?!?!?


[大きい声を出してしまったが、いや、聞こえてない聞こえてない。
 ただ、ガチでびっくりした。本当にガチで。
 いやいやいやいや、バーナード!何考えてる。
 そんな、もし、是が非でも移植したいなら、可能なんだが、
 俺はそんな生きてる奴から脚をもぎとるとか絶対ごめんだ。
 今、俺自身のこの喪失感とか失望感とかやけくそ感とかもう、そのいろいろを
 知ってるからこそ、そんなことだけは、俺が俺であるためにも選んでない道なんだよ。

 と、さすがにかなり驚いたわけだが]



………え

[ヒロミの言葉にも大概だ。
 ちょっと、おい、

 さっきのカウンセリングルームでは、好きといってないとか、
 嫌いじゃないとか、そんなもやっとした言い方なのに、

 俺の脚だけは独占欲なのか?



 ……ったく]**

しかし、寝てると生きてる奴には抵抗できないってことがよくわかった。**

 


……ちょっと、離れよう。
これは、いろいろ精神的打撃が強い。


[ヒロミから一旦離れる。
 右脚がないのでふわふわした状態で、食堂に移動した。
 するとキッチンにゲイザーがいた]

 ゲイザー済まないが、
 何か飲み物と菓子でもくれないか。

[昨日ルヴァの食べてたし、なんかあるんじゃないかと]

ゲイザーが出してくれたミルクセーキdrinkプリンsweetを見分している。

……まあな。

[ルヴァに頷く。心配でないはずがない。
現に、分かれる前でさえスピカはあまり安定しているようには思われなかった。
自分がいなくなった今日の様子も、正直見に行くのは不安だが]

…わかっている。
お前に言われるまでもない。様子を見に行かせてもらう。

[ラサルハグに告げてその場を離れコックピットを確認しようとする少し前、ルヴァの提案を聞き、怪訝そうな顔を浮かべた]

飲食ができるのか…どういう原理か知らんが、そうか…

今はそんな気分ではないが、いずれ相伴しよう。
……ただ、酒は飲めない。オレンジジュースのようなもので頼む。

[そう告げて、スピカのところに向かうことにした。
まさか、最後のあれこれを見られているとは予想だにしなかったが**]

メモを貼った。

【人】 船医 チャンドラ

― カウンセリングルーム ―

[カウンセラーは、本棚を整理していたらしい。
こちらはカウンセリングに訪れた訳ではないのに、診断結果>>108を告げてくるサダルに苦笑して]

そっちこそ、職業病なんじゃないか?

[流石に冗談だとは分かっているから、同じ調子で返す]

ああ、じゃあ紅茶を頼む。ミルクも砂糖も要らない。

[今日は苦い物を飲み干し過ぎた。さっぱりした物で口直しがしたい。
それに提供された菓子類は、アマノの料理を食べた後には少しばかり重過ぎる]
(119) 2022/07/17(Sun) 21:28:17

【人】 船医 チャンドラ

[用向きを訊ねられたなら]

ほら、君、昼間に通信してきただろう?
スピカのことを聞いておこうと思って。

[紅茶を一口飲んでから、そう答える]

あとは、前に相談した『猫』のこと。
まぁ一応、あれは参考にはならなかったのだけど、礼は言っておくよ。

[紙片の事を指して、そう伝えて]

それに……そう、少し君のことを知っておきたいと思って。

[今夜眠るのは目の前の男で、立場が逆ならおかしくはないけれど。
自分の側から言うには、少しおかしな話だったかもしれない*]
(120) 2022/07/17(Sun) 21:29:38

【人】 船医 チャンドラ

― 昼・医務室 ―

ああ、呪い。

[問いの形で『呪い』の単語を鸚鵡返す>>113アマノに、更に言葉を重ねる]

……考えてみてくれ。
生まれた時から、「お前達は人間ではない」「人間とは存在する意味が違う」「人間の役に立ってこそ価値がある」――そんなふうに吹き込まれて育って。
周りの同年代の子供達も、少し年嵩の者達も、それを当たり前のことだと疑問も持たず受け入れている環境に身を置いていたら。

『洗脳』と、言い換えた方が分かり易いかな。

[医師が口にするにしては少し詩的過ぎた先程の言葉を、直接的な単語に置き換える]
(122) 2022/07/17(Sun) 22:11:19

【人】 船医 チャンドラ

……もっとも、これは私の想像でしかないがね。
きっと似たようなものだろう。

…………彼はとても人らしかったし、そんな素振りも無かったから。
そんな洗脳からは、逃れた個体なのだと思っていた。

[敢えて、『個体』という単語を使う]

[少なくとも、自分はそう捉えていた。
あまり医務室に来ていないことは記録上も記憶上も知っていたけれど、それを理由に避けられているとまでは――言われていないので、未だここに来ても気付いてはいない]

[もし彼が度々体調不良で医務室を訪れていたなら、彼の身体の特異性を度々思い出すことになっていたのだろうけれど]
(123) 2022/07/17(Sun) 22:12:22

【人】 船医 チャンドラ

[分からない事は訊くことにしようと思い立ったから、実行をした]

[最初は歯切れ悪く>>114、やがて順々と重ねられる言葉>>115たち。
蒼みを帯びていた顔色は、すっかり紅く色付いてみえる]

[『バーナードの右脚をラサルハグに付け替える』
……それは、事象としては同じものだけれど]

[自分が嫌なのは、『一人の人間として健全な状態のバーナードの右脚を誰かに付け替える』ことで。
アマノが嫌なのは、『自分以外の人間の意思が介入する物をラサルハグに負わせる』>>116こと]

[それは全然全く、意味の違う話で]
(124) 2022/07/17(Sun) 22:13:33

【人】 船医 チャンドラ



――やっぱり、熱烈だった。

[言葉を切り取ったからではない。
そもそも、それが正しい形だった事を知って]


[ぱち、ぱちりと、二回目を瞬かせてから。ぽつりと呟いた*]
(125) 2022/07/17(Sun) 22:14:34
[バーナードの話にはまだ続きがあるようで
ちょっかいをかけながら一緒の話を聞いていた。


チャンドラはいったいどう答えただろう。
なんにせよ話を終え、
とぼとぼと意気消沈して去っていくバーナードを見送る。]

……僕の足を使ってほしい、か。
変わった奴だと思ってたけど、
ずいぶんぶっ飛んだ発想するよねえ。

[まあここまで悉く各方位から全否定されたなら
その要望は多分叶うことはないだろう。
(本人もこう言っていることであるし)]

アマノをハリセンで殴った。



ぶはっお前どんだけ言い回るのっ


[医務室までは、一緒にいたから。
 むしろ、それが決め手でメンタルやられそうで、離れたのかもしれない]**

[今のところ支持率最悪のバーナードだけれど。

もし自分が周りの人より生還できる可能性が高くて
最後に残してほしいと願ったとする。
その時にどうせ死ぬかもしれないのなら
自分の体を役立ててほしい、
ついでにそれで自身が再生できる可能性があるのなら一石二鳥……

……ん〜〜〜〜まあ倫理というか
それで再生されたバーナードはバーナードなのか問題を
一旦脇に置いておくのならば
思考回路としてはわかんなくもない……かなあ。

少なくとも本人がとても真剣に考えている
「この絶望的な状況の中で10人生還するための策」であることはわかるので、それを思うと一蹴する気にもなれないのだった。]

【人】 船医 チャンドラ

― 朝・医務室 ―

[丁寧に潰し>>109ているのは、光でもなんでもないと、相手の気持ちが見えていたなら言っていただろうけれど。
幸か不幸か相手の気持ちは見えないから、ただ淡々と彼曰くの『光』をすり潰してあげて]

……ああ、要らない。

[俯いたまま零された呟きに、もう震えてはいない声で返す]

君個人ならともかく、君の脚だけなんて。
ラサルハグにも、この船の誰にとってだって、きっと無価値なものだよ。

[こちらも、淡々と告げて]
(139) 2022/07/17(Sun) 23:06:12

【人】 船医 チャンドラ

[しょげた様子>>110を見せるバーナードに、漸く諦めてくれただろうかと少しだけ安堵する。
そうして、顔色を窺いながらの問い>>111に、耳を傾ける]


……うん、うん。

んん?

[始めは一応、頷いて聞いていたけれど。
次第に理解が追い付くと同時に、額に手を当て目を伏せる]
(140) 2022/07/17(Sun) 23:06:24

【人】 船医 チャンドラ

[そうして]

――……アマノがかわいそうだろ!ばか!!!


[既に身構えた様子を見せる猫改め犬>>111の期待通りに、三度目の大声を浴びせてやった]
(141) 2022/07/17(Sun) 23:06:39

【人】 船医 チャンドラ

[元よりバーナードの身体データを知っている自分ならば兎も角、初めて出自を聞かされた上に即そんな相談事を受ける羽目になったアマノが気の毒だ]

君、私に懺悔しにくる前にアマノに謝ったかい?
まだだったら、絶対に謝っておけよ??

[また額に手をやって、頭を抱える]
(142) 2022/07/17(Sun) 23:06:59
[なんせ自分は今何も出来ない。

諦めないと豪語することは簡単でも、
それを現実に移すのはきっとずっとずっと難しい。
理想論では何も成せないことを、僕はよく知っている。

キミは僕に叱られると思ってたみたいだったけど、
それで気が済むのなら好きにやってみればいいと思う。
―――あ、それはそれとしてバーナードが自分を軽く扱いがちなことは物申したいけどね!!それはまた別の話ね!

どちらにしよ最終的な審判を下すのはこの船の主たる女神さまマザーコンピュータだ。]


 楽しみにしてるよ、バーニー。


[キミの願いが吉と出るか凶と出るか。
どんな結末になろうとも僕はサダルに語った通り、
生かされる者としてその選択を背負うだけ。**]

【人】 船医 チャンドラ

……一応、質問>>111とお願い>>117に答えるとね。

君はそもそも、医者というものを誤解している。
船医だから外科の役割も内科の役割も担ってはいるがね、一般的な医師は、ヒト一人の具体的な作り方なんて知らないよ。

[溜め息交じりに、また一つ一つ説明を続ける]

私個人の研究テーマは近いとは言えるけど、部位単位での再生だから……
そうだね、私が仮に、君を丸ごと一人複製しようとするなら。

各部位の細胞を少しずつ採取して、
元の部位と同じものになるよう培養して、
そうして、出来た君の複製品たちを、丹念に繋げることになるだろうね。
(143) 2022/07/17(Sun) 23:31:57

【人】 船医 チャンドラ



……そもそも。
その『部位単位の複製』が、今の技術ではできない訳だが。

[それが出来ていれば苦労していないし、それが出来ていれば、きっとバーナードのような存在はこの世に生まれてはいない]
(144) 2022/07/17(Sun) 23:32:35

【人】 船医 チャンドラ

[そもそも何故そんな事をしたいのか念の為に訊いてみれば、返ってきた答え>>3:279>>3:281に再度頭を抱えることになって]

……意味が分からない。

[意図や意味を説明されたって、何がしたいのかがさっぱり分からない。
希望だけを聞けば、予想のうちの『自分の存在の証でも残したい>>37』のが正解かと思えるけれど、それは否定>>73で返されている]

――よし。分かった。

[嘘だ、何一つ分かってはいない。
いつかのスピカの時>>2:255と同じ、自分には分からないことが分かっただけ]
(145) 2022/07/17(Sun) 23:33:19

【人】 船医 チャンドラ

バーナード。
……君、私と子供を作れ。

[彼の身体が――欲も機能も、色々と制限されているのは知っている。
知ってはいる、けれど]

何事にも例外はあるし、結果が分かるまでは可能性はゼロじゃない。
どうせ賭けみたいな気持ちで、遺伝子を遺したいなら、そっちの方がよっぽど健全だ。

[意味の分からない自己犠牲より、分かり易いだろうと。
箱の中の猫>>0:122は死にゆく猫かもしれないけれど、早く助けてやりさえすれば死んだりしない]

[尤も、これだって自分が残されるのなら、賭けにもならない話ではあるけれど]
(146) 2022/07/17(Sun) 23:34:08

【人】 船医 チャンドラ

[――話を終えて]

[懺悔をしに来たという割には無茶な依頼をして。
それを丁寧に断られた相手>>118は、暫し立ち上がる事も出来ない様子だった]

[付け加えるように告げられたスピカについての密告>>112については。
まだ、サダルからの通信は受け取っていないから、深刻には捉えず言葉のまま受け取って]

……スピカもか。
ゾズマといい、うちの乗組員は自分のことより職務を優先しがちで困る。

[類は友を呼ぶということかと、呆れ交じりに溜め息を吐いて]

君も、無理も無茶もしないように。

[しょんぼりと尾を垂れる大型犬の如く背を丸め立ち去るバーナードに、そう声を掛けた*]
(147) 2022/07/17(Sun) 23:35:22
― ちょっと前 ―

[ダビーを誘ってみたものの、
今は正直それどころではなさそうである。せやな。]

オッケー。

[ダビーが下戸なのは少し意外だった
(ルヴァはこう見えてザルだ)が
サダルも飲まないって言ってたし
もしこっち来たら一緒に誘ってもいいかな。

などと思いつつ、場から離れていくそっと彼を見送るのだった。*]

― 少し巻き戻って医務室の一幕 ―

せんせー??????


[いや何言ってんの?????
あれこれ考えながら話を聞いていたルヴァではあるが
チャンドラの爆弾発言に思わず噴くなどした。
いや、義務だけで子孫残す人はうちの星にもいたけどさ。

この場でチャンドラからそんな発言飛び出してくるとは思わなかったので驚くじゃんね。
会話の前後に色気もなにもないのが大分シュール。
てかこの手の場面に遭遇すること多ない?**]

【人】 船医 チャンドラ

― 午後・医務室 ―

[思わず零れた呟き>>125に、返された笑顔>>130は衒いも恥じらいもない、自然なもの]

――――……

[今まで自分が見てきたアマノの顔とは、全く違う。
人を想う者の笑みとはこんなに綺麗なものなのかと見惚れていると、耳に届いたのは『キス』という単語]

[先程までの血生臭い話とのギャップで風邪を引きそう――なんて最初に思ったのは、きっと現実逃避の一種だろう]
(148) 2022/07/17(Sun) 23:53:36

【人】 船医 チャンドラ

…………そ、そうなの、か。

[その現場に居たと思われているなんて知らないから、暫くして漸くそれだけを返して]

へぇ…………
ああ、うん。二人とも想い合っているなら。

いい……んじゃないかな?

[自分自身、全く経験が無い訳ではない。
人並よりは少ないかもしれないけれど、色恋沙汰の絡む物語だって目にする機会はあった]

[ただそれが、自分の知る者同士となれば、つい情景を想像してしまって。
アマノがなかなか重い事を言っていることには気付かず、赤い顔でこくこくと頷いた*]
(149) 2022/07/17(Sun) 23:54:51

ただいま〜。

[寄り道しつつ、一旦スリープ室まで戻ってきた。
ゾズマがまだそこに留まっていたのなら声をかけて。]

どう?動けそう?
艦内で見ておきたい場所とかあるかな。

[って聞いてみたよ。
特に何もないならそのまま連れてっちゃうけど。**]

船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a33) 2022/07/17(Sun) 23:58:19

船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a34) 2022/07/17(Sun) 23:59:49

メモを貼った。

【人】 船医 チャンドラ

― 夜・カウンセリングルーム ―

[まず話した>>135のは、スピカのこと]

……ああ。
それが管制官の仕事でないのも、すべきことでも無いことは、私にも分かる。

[ゆるゆると、上がる紅茶の湯気のように静かに語られる話]

スピカは、そんな事まで抱え込もうとしているのか?

[朝、バーナードからも密告>>112があった、スピカの『仕事』について思いを馳せる。
今夜はもう遅い、明日の朝にでもスピカに会いに行こうと決めて]
(155) 2022/07/18(Mon) 0:38:47

【人】 船医 チャンドラ

分かった。
明日以降……というか、明日、か。気を付けて見てみよう。

[こくりと頷く。
明日以降と言ってしまったけれど、少なくとも明後日には、結果がどうなったとしてもスピカには会えない。
その先は、また別の話で]

――と、言うか。
君が気付いていたなら、君からスピカと話してくれていたらよかったのに。

[確かについ先程、本人から「ワーカーホリックではない」の言葉>>134はあったけれど。
これは職務のうちではと、つい紅茶の湯気越しにじとりとした視線を送ってしまう]

[そして自分がサダルから通信を受けてすぐにここへ来ていたなら、本職の彼に向かわせることも出来ただろうと思う]
(156) 2022/07/18(Mon) 0:39:57

【人】 船医 チャンドラ

……ん、宇宙の真理?

[勿体ぶって告げられる気配>>136に、つい身構えて。
そうして落ちた囁きに]

――は?

[と、ぽかんとしてしまう]

いや、うん。
猫はかわいい……な?

[宇宙の真理:「猫はすべからく可愛い」――そうだね、猫は可愛い。
何やら含みがある気はするけれど、一応、頷いて]
(157) 2022/07/18(Mon) 0:40:14

【人】 船医 チャンドラ

……サダル、君の言葉は、少々詩的すぎるよ。

[重ねられた言葉>>137に、『猫』が何を指すのか思い当たり、目を伏せる。
もしかしたら、彼の言い回しのそもそもの発端は、以前の抽象的過ぎる相談のせいかもしれないけれど]

そうだね、猫はかわいい。
あの猫がかわいい猫かは物議を醸すと思うのだが、広い世界を知ってもらいたいね。

[サダルの言葉は、『猫』を『作られた生命』と置き換えると、バーナードの状況に近いように思えた。
猫が誰の事とも知らない筈で、勿論、バーナードの身体の事も知らない筈なのに]
(158) 2022/07/18(Mon) 0:40:44

【人】 船医 チャンドラ

[本題のつもりで「君のことを知っておきたい」と告げた>>120ところ、返ってきたのは意外そうな瞳>>138]

リソース、って。
……いや、もう会えなくなるかもしれない友人のことを知っておきたいと思っても、おかしくはないだろう?

[余裕が無さそうだと思われているのなら、それは正解だけれど*]
(159) 2022/07/18(Mon) 0:41:09
船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a36) 2022/07/18(Mon) 0:45:08

【人】 船医 チャンドラ

― どこかの時間 ―

[結局朝食は抜くことになってしまって、初日からゾズマとの約束を破ることになった。
ただ、昼食と夕食はしっかりと取ったので、きっとゾズマも許してくれる――筈だ]

[起き抜けに少し色を付けたくらいの時間にするには、重過ぎるうえに苦過ぎたバーナードとの話を終えて。
アマノからの文字通信>>41を見たのは、もう昼を幾らか過ぎた頃だった]

…………わぁ。

[『色々作っておいた』の言葉に違わず、食堂にはどういった基準で選ばれたのか様々な料理が並んでいた。
ストックもあるということだけれど、空腹を満たすのが先とスパイスカレーをよそい、頬張る]
(160) 2022/07/18(Mon) 2:03:49

【人】 船医 チャンドラ

――ん、美味しい。

[ぴりっと舌を刺し、ふわりと香辛料が香る、スパイスカレー。
まだ曾祖父が存命の頃――あまりよくは覚えていない頃――食べた、懐かしい香り]

[一人暮らしを始めるにあたって、買った書籍>>2:236
一見してタイトルに惹かれたのもあるけれど。似たようなタイトルが並ぶ中、アマノに貸した本を手に取った決め手はこの料理のレシピだった]

[どう考えても初心者向けではない料理まで網羅されたその本は、どうにも自分には合わなかったようだ。
アマノにはとても良い教本として活躍してくれたようで、彼が数日で料理の才能を開花し過ぎたことには、最早羨ましいという感情すら芽生えない]

[そう、本が合わなかったのだ。きっと。
――いや、そうでないことは、自分がよく分かっているけれど]
(161) 2022/07/18(Mon) 2:04:13

【人】 船医 チャンドラ

[懐かしい――けれど、ああ、違う。
もう顔も覚えていない、恰幅の良いシェフの作ったスパイスカレーの味ではない]

[レシピが違うのだから当たり前なのだけれど、これは『アマノの作ったスパイスカレー』の味]

――……これが味覚の記憶、か。

[あまり覚えてはいないけれど、カレーを食べる時だけは、あまり喋らない曾祖父が両親の話をしてくれていた気がする。
違うけれど似た味の、スパイスの香りが鼻から抜ける度、その時のどこかふわふわした気持ちを思い出すようで、嬉しかった**]
(162) 2022/07/18(Mon) 2:05:15
【食堂】

[ゲイザーからプリンを受け取る。
 ミルクセーキまでは飲めないと思ったので、ゲイザーに勧めた。

 そして、二人で、穏やかなお茶を時間を過ごしている。
 ゲイザーは不安がいっぱいのようだった。
 
 ねえ、明日は誰が残るの?

 そんな問いに答えられるわけもなく、
 そうだな。と、スピカ、バーナード、ドクトルの顔を浮かべた。
 ヒロミと先生がスリープというのは、本当にほっとしたけれど、同時に、ほら、やはり、感情が離れない思考。
 アンテナのいった言葉は正しかった]

 俺たちもいつまで、こんな風に見守れるかわからないしな。
 ……と?

[その時、バーナード、が入っていた。しばらくしてヒロミもきただろう]

[会話は聞かない。
 もう、これ以上、またいろいろ言ってたら、
 こっちの精神はもたん。

 だが、しばらくして、ヒロミは立ち上がり、キッチンに向かう。

 ゲイザーがすかさず飛んでいった。
 なので、自分も立ち上がり、キッチンに向かう]

 まだ、作るのか。

[ヒロミのパン作りをゲイザーが心配そうに見ていたから、俺も結局そこで見物していた]**

船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a48) 2022/07/18(Mon) 12:28:54

[船内]

[結局のところ、できることと言えばスピカの側で彼女を見守るくらいだったのだが]

……見てられんな。

[自分とゾズマがいなくなった分が一度に来たのか、強いてアンテナの代わりとして振る舞おうとしているのか…両方だろうが、残ったクルーの分を一人で背負い込もうとしている様は、側で見ているのが痛々しかった。]

……アンテナ。

[起動したアンテナには少し驚いたが、それも、スピカを好転させるにはいかなかったらしい。]

(まずいな。)

[スピカ自身の事もそうだが、仮にスピカが最後まで残った場合、懸念していた通り精神がもたないだろう。となると、これはいざという時にコールドスリープしている他のクルー達全体に危険が及ぶ。殿を務めるのが最も信頼できる人間にしか任せられない由縁だ]

……だからと言って他が残ればいいというわけでもないが。

[チャンドラも、女だからという一点において、残るべきではないという考えは自分の中にある。
おそらくはバーナードが最適なのだろうが、どちらにせよスピカよりは良いと思われた]

……くそ。本来なら信じてやらねばならないところだが…

[結局のところ、眠りにつきたくなかったのは、これを恐れていたからなのだが。もっとも、この状態がずっと続くともあまり思えない。

できることと言えば、声は届かないにせよ、せめてコックピットで泣いているスピカの隣にずっとついている事と、今いるクルーに彼女の事を託して待っているだけだった*]

【人】 船医 チャンドラ

― 朝・医務室 ―

[――ヒト一人の作り方。
正確に言えば、従来の未受精卵と細胞核を使用したクローン技術であれば可能ではある。
自分の求める技術では、不可能というだけ]

[ただそれは、彼の望みが無理な依頼だと理解してくれそうなバーナード>>164>>165に、わざわざ教える必要はない。
自分には二重の意味で叶えてあげられない分野なのは確かだし、やはり叶えてあげたところで意味がある行為には思えない]
(208) 2022/07/18(Mon) 14:34:38

【人】 船医 チャンドラ

[どうして分からないのかと言わんばかりの彼>>166に。
寧ろどうしてそれで分かると思えるのかと、至極真面目な顔で提案>>146をした――つもりで]

[彼から返された裏返った声>>167には、散々驚かされたし大声を上げさせられた身としては、少しばかり溜飲が下がる思いをしたのだけれど]

[冗談と思われるだろうか。
本気なのだとどう説明すればいいかと考え、可能性の話に変えて言い募れば]

[返ってくる反応は少し想定と違って]
(209) 2022/07/18(Mon) 14:35:05

【人】 船医 チャンドラ

…………は。


したい、って。

[彼が何を言っているのか。
理解すると共に、みるみる顔に血が上って視界がぼやていくのを感じる]
(210) 2022/07/18(Mon) 14:35:39

【人】 船医 チャンドラ






――――っち、ちが……!

君としたいとか、そういう話ではなくて!!
ああでも君とはしたくないとかそういう話でもないけど!!

[バーナードとはどの程度の距離で話していたのか定かではないけれど、ばっと両手を翳して少し距離を取る。
あまり、今の顔は見られたくない]
(211) 2022/07/18(Mon) 14:36:11

【人】 船医 チャンドラ

ああああえっと、いや、今晩そういう、直接とかいう話じゃなくて、
ああでもそんな機材無いから直接という形にはなるが、こう直接どうこうじゃなくて、採取、そう採取させてもらってだな!?

ええっと妊婦がコールドスリープ対象になった事例ならば存在していて、その場合に母体と胎児共に問題無いのは立証されている。無事に元気な赤ちゃんが生まれたそうだよよかったよね。
一般的な期間を考えれば今晩からじゃ着床どころか受精もしないのだけど、胎の中で君のが死ななければどうとでもなるだろ知らないけど。惑星クジの高額当選に当たるよりは確率高いんじゃないかな。
君たちに子供が出来たらどうなるか分からないなんてどうせ方便だよ、君たちが人間らしくあるのが嫌なだけだよあいつらは。君たちの体細胞に悪影響があるなら人に移植なんてできるわけないだろ常識的に考えて。

[無茶を止めよう>>168としているなんて気付かず、質問に答えを返していた流れのまま頭に浮かぶ言葉をそのまま口にする。
気付いていたなら、意趣返しが出来たとでも思ったかもしれないけれど、そんな余裕は全く無い]
(212) 2022/07/18(Mon) 14:37:22

【人】 船医 チャンドラ

ていうかそういう話なんだと思っているなら青い顔して必死で止めるってちょっと失礼じゃないか君。
遺伝子を残したいって話なら納得できるんだよむしろ何で君の複製品を作りたいだなんて言うのかさっぱり分からない。
仮に作れたところで君と同じ遺伝子情報を持った赤ん坊か頭の中が全くの赤ん坊になった君と同じ姿をした誰かを作ることになんの意味があるんだ。作ったとして誰が育てるんだそんな赤ん坊を!私はそんな子供なら欲しくない!!
(213) 2022/07/18(Mon) 14:37:56

【人】 船医 チャンドラ

[一方は青い顔、一方は赤い顔で言い募り、話が終わる頃には双方ぐったりしていただろう。
バーナードが立ち上がる気力を持てる>>118まで、こちらもどうにか息を整え、またいつもの――多少、目元の化粧は崩れていたかもしれないけれど――医師の顔をして]

[スピカに対して馬鹿と罵って欲しかったらしい>>169事には気付かないけれど、気付いたところでご期待には添えなかっただろう
何せ他人に対して「馬鹿」なんて分かり易い暴言、善人ではなくとも善良な医師は、人生で目の前の彼くらいにしか言ったことがない]

[拗ねた様子で「無理も無茶も止められた」と返れば、取り敢えずは――先程の己の醜態を除いては――良かったと、思った*]
(214) 2022/07/18(Mon) 14:38:25
→自室

[もしゾズマがどこか見ておきたい場所があるといったなら。
一人で行きたそうなら待ってただろうし、
何も言われなければ着いていったと思う。

で、その後に僕の部屋まで連れてきた。
主のいなくなった部屋はがらんとしていて人気もない。
中は事故の衝撃で多少散らかっているけど居場所がないほどではない。
(眠る前にある程度片付けていてよかったなと思った)

自身は床に座り込んで、まあ適当に座ってよって促す。
まーこの体座る必要ないんだけどね!おさまりの問題だよね!
無重力訓練はしていても幽体経験は2日目だか3日目だかなので。]

[さて。どう切り出そう。
言うことは決まってるけど、なんていうか前振りってものがある。
ぽつぽつと軽く雑談なんかはしたかな。
でもそれもそこまで長くは続かなかったはずで。]

……えっとね、

[話が一段落ついたのを見計らい。
ちらりと彼女の表情を伺った後に、口火を切る。
うわ〜〜〜〜なんだこれ〜〜〜〜緊張する〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
って内心めちゃめちゃ思ってたけど
努めて表には出さないように努めた(格好つけたいので!!!)]


聞いてほしいことって言うのは。
何となく察してるかもしれないけど、
眠る前に言いかけたことで……

あの時、キミを残していきたくない、とか。
力になりたいとか。大事な仲間だとか。
色々言ったと思うんだけど。
なんだかうやむやになっちゃったから、
ちゃんと言わせてほしいなって。

こんな時にって思うかもしれないけど、こんな時だからこそ。

[この気持ちを抱えて眠るならそれでも良かった。
でも、完全に眠ってしまう前にまたこうして顔を見れたこと、
どこかの誰かがもう一度与えてくれた機会なのだと思った。
一度言葉を区切って、深呼吸をして。
真剣なまなざしで彼女の顔を見る。]



好きだよ。ゾズマ。
仲間として、じゃなくて。一人の女の子として。
前からキミのことが好きだった。




[最初に見たときは、元気なメカニックの子がいるなって思った。

不愛想なキミは一見周囲からは
取っつきづらく思われてたようだけど
壊れたもの持っていったら何だかんだ直してくれるからそれに甘えちゃって。
(まさか愚痴られるほど面倒って思われてるとは知らなかったけど......)

そのうちにだんだん、
機械が大好きで、それについて話してるときは目をキラキラさせてることとか。
自分の仕事に誇りをもってることとか。
でも私生活は意外と抜けてることとか。

ひとつひとつ知っていって、
気づいたら目で追うようになってて。
二年前に大きな事故があって、
凹んでるキミについ声をかけてしまったのは、放っておけなかったから。

元気でいてほしい。
どうしてそんな風に思うのか
口をついた言葉の意味を考えて、
その時に自覚したんだ。]

[彼女はどんな顔をしていただろう。
ぽかんとしてた?驚いていた?…困った顔じゃないといいなあ。
少しだけ間を置いて、ふっと息を抜く。]

……返事はね、今じゃなくてもいいよ。
伝えられるうちに伝えておきたかっただけだから。

[僕らは未来への切符を手にしているけれど、
それが正しく機能するかは分からない。
全員眠ったまま目覚めないかもしれない。
振られるくらいならそれはそれでありかなあ、
なんて僕は狡いことを思う。ほんのちょっとだけね。

言いながら柔らかく笑って、
許されればそっとキミの手を取って握る。]



でも、どうなったとしても。
どうか僕のことを覚えていてほしい。

そして生き延びてまた会えたなら、
その時は答えを聞かせてほしいな。


[呪いにまつわるあれやそれ、
どこかで話題に出ていたようですが
僕はそれをかけることを厭わない。

「どうか忘れて幸せに」と告げたところで
忘れられるほど人は単純な構造をしていないし
「忘れないで」と告げたところで
どうしたって時間の前には風化する。
いつだって決定権は生者の側にあって
驚くくらいに死者は無力だ。

今この瞬間の僕にできることなんて
せめて想いを告げることだけ。
他の誰のためでもなく、僕自身のために。]

[なんて、さすがにちょっと重たかったかな。

赤い顔で照れたように笑って、
そう言葉を締め括った。**]

メモを貼った。

【人】 船医 チャンドラ

― 夜・カウンセリングルーム ―

[今頃は食堂で芳しい香りを放つ塩パン>>174が焼けた頃だろうか。それとも、もっと前、或いは後のことだろうか。
どちらにせよ、今は通知が来ても気付かずに]

[宇宙ハリケーンに遭ったあの日、デッキでの一幕>>190を語られる。
その場には居たのだけれど、サダルが皆へ向けて話していた>>1:324のは覚えているのだけれど、彼とバーナードとの遣り取りは記憶に無く]

……そう、か。

[今はまだ、サダルの言葉による対話は出来ないとプロとして判断>>191>>192したというのなら、それはきっと正しくて]

誰の言葉なら、温度なら、届くのだろうな。

[それは少なくても自分では無い気がして、託された『明日』の不安が、増した気がした]
(215) 2022/07/18(Mon) 15:53:13

【人】 船医 チャンドラ

[猫>>193の話]

――――好、

……喩えでも何でもない猫は、どちらかといえば好きだが。
喩えた方で言えば、好き嫌いの話じゃないよ。

[一瞬、種の話ではなく個人の話と捉え動揺しかかり、努めて冷静に種としての好悪の話として返す。
分かり易くと、何でもないことのように個人の名が出れば、
喩えが全く喩えになっていなかったらしい事は知れて、ただ、相手がサダルではそれもそう意外ではない]

バーナード、ね。
い、いっぱつ殴る……あまり自信は無いが、ああ、分かった。

[鍛えた成人男性相手では、こちらの拳の方を傷めてしまいそうではある。
そんな埒も無いことを考えながら、穏やかな雰囲気のサダルにしては随分と乱暴なカウンセリング手段に、こくりと頷いた]
(216) 2022/07/18(Mon) 15:54:11

【人】 船医 チャンドラ

[静かな瞬きでの反応>>194]

[『あっ、この反応は一方通行だったな』と――
少し前の自分なら気付かないでいられた事に気付いてしまい、苦笑を零す]

……文通相手ペンフレンドだって、友人には違いないだろ?

[そう言い置いてから、「平行線になりそう」という言葉には、こくりと頷いて]

ん、私のこと……か?

[サダルのそんな提案>>195に、首を傾げる]
(217) 2022/07/18(Mon) 15:54:52

【人】 船医 チャンドラ

[さて、今知りたい相手の事――知っておいて欲しい自分の事は、あっただろうか]

[好きなもの、嫌いなもの、どんな出自なのか、何か夢はあるのか。
色々と脳裏に浮かべてみるけれど、それは『今更知る必要はない』ことばかり]

[ 「今の状況をどう思う?」「怖くなかった?」
 「早く眠りたかった?それとも、残りたかった?」]

[――今日でなければ、訊ねてみたかったかもしれない。
ただ、今となっては皮肉と取られかねないし、
万が一「どちらでもいい」と返ってきてしまったなら、自分は恐らく「じゃあ変われよ」と思ってしまうだろう]
(218) 2022/07/18(Mon) 15:57:18

【人】 船医 チャンドラ

[悩んだのは、ほんの少し紅茶が温くなるくらいの時間だった筈で]


……ああ、じゃあ。

この船で過ごすのは、楽しかった?

[いつも飄々としていて、何を考えているのか分からない一方通行な友人。
これくらい教えてもらっても、知っていてもらっても、構わないだろう]

私は、そうだね……きっと楽しかった。
自分が残っても残らなくても、元のままの日々が残らないのが寂しいくらいには。

[同じ数というからには幾つか答えてくれるつもりなのだろうけれど。
今は、今するなら、これだけでいいか*]
(219) 2022/07/18(Mon) 15:58:36
船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a49) 2022/07/18(Mon) 16:09:14

【回想:コールドスリープ室前】

[他のクルーに対しては兎も角、スピカには重ねて言い置いた――“見送りには来るな”と。
 いくら“ひとりはイヤ”が透けて見えるような彼女であっても、この頼みごとは守ってくれるものだと、ゾズマは思っていた。
(故にこそ、彼女にとっての“友人”であるという共通項のあるアンテナにも、“側にいて手を握れ”と言い置いて後を任せたのだから)

 ――それなのに。
 刻限直前に辿り着いたその場所に、彼女は、いた。]


  ばっ、  ……。


[まず最初に口を吐いて出てきたのはこの――友であるが故に零れた――「馬鹿」という罵倒。
 ついこの時の時刻もわきまえぬ程の大声になってしまったが、自ら荒らげた声ではっと冷静さを取り戻したことで、言葉尻までは言い切らぬままに終わる。]


 来なくていいって言ったっしょ。

[あくまで努めて冷静に、心のうちに抱えたものを抑えて。
 けれども、念を押してまで告げたことを破ったことに対しては怒らなければと、意識して、静かに怒りを載せる。]

( ……ダビーを見送るついでだとか、
  そういう口実で待ってたとかってやつ? )

[実際のところ、この時のスピカのくちびるは、何の言葉も発してはいなかった。
 ふっと過ったこの可能性を、けれどゾズマがこの場で確かめることはしない。
 ――これ以上スピカと一緒に居てしまえば、何も気にせず笑って眠りに就くなんて、きっとできやしない。
 一度、「わかったよ、しょうがない」とでもいうように(そういう顔を作れていたか否かはゾズマ自身には自信はなかったが)眉を下げてみせてから]


 それじゃ、行ってくる。

[精一杯の笑顔に切り替える――無理やりにでも笑顔を作って、スピカに向ける。
 それから先は振り返らず、真っすぐに、コールドスリープルームへと踏み込んでいった。**]

【回想:コールドスリープ室】

[……その後、先ほどとは全く別の意味で“笑えなくなる”意地悪をチャンドラから聞かされながらも。
 最後のさいごにきちんと笑顔を見せられたのは、あの事故の件についての、搭乗者としての彼女の答えをはっきりと聞けたから。
 そもそもが様々な要因が重なってのあの事故だった、ということ。そして万が一ゾズマに責があるとしても――、と。]

  …………ありがと。

[チャンドラが自分に「償われる覚えはない」というなら、彼女に許されようとすること自体がそもそもおかしかったのかもしれない。だからここでゾズマが零したこの感謝も、筋違いだったのかもしれない。
 それでも、胸の内の重みがひとつ下りたことで、自然とこう伝えていた。]

[こうしてゾズマは心置きなく――部屋の前でスピカと鉢合わせたことも、努めて忘れて――笑って眠りに就く。

 「健康でいられるように」するというチャンドラの言葉も疑いなく信じて。
 長い夢路に就く前の最後の記憶として、その柔らかな微笑みを、脳裏に焼き付けて。**]

[――今までどんな夢を見たのか、覚えていない。
 夜明け前のスピカとの邂逅が過って、募らせた心の乱れが齎した色を――まるで今日の予知夢であるかのように――観ていたのかもしれない。
 いつかのルヴァの言葉が過ったことでの、眠り際になってからの漸くの気づきが、ふわりと形を成したのかもしれない。
 なんだか例のアレのレシピの話が頭の中に残っていて、ゲイザーとアマノに両側から取り押さえられながらチャンドラに例のアレを飲まされる悪夢を見ていたのかもしれない。

 ともあれ、ゾズマの意識はまるで幽霊のように、“眠れる者”にだけ知覚できる形を成す。]


 むぅ……おつか、れ?

[両足で立ってこそいたものの寝起きそのままのゾズマの意識に、ルヴァの声が入ってくる。
 自分と同じ日に眠りに就いたダビーの声も。
 ラサルハグからの、まずは、休もう、という労わるような声も。]

[そうして暫くは事態が飲み込めていないままの調子だったのだが、ルヴァからの説明で、漸く目が覚めたように目を見開いた。]

 あー、そうだった。そういえば。

[整備担当者として、コールドスリープ中の使用者への影響についての話はあらかじめ何かの折に耳にしていた。この艦の中でもスピカから話があった
 何度も聞いていたつもりですっかり度忘れしていたことに思い当り、「ある意味きつい」というダビーの言葉に頷かざるを得なかった。
 同時に――仮に自分が残され続けていたら、本当にルヴァにもどかしい思いをさせていたのだろう、とも。]


 とりま、うん、休む。もう寝てるっちゃ寝てるけど……。
 仕事張りきった分はゆっくりしてくよ。
 マジ、もうこうなっちゃやれる仕事も何もないし。

[そうラサルハグに告げてから、何処かに行く彼を見送ろうとして――。
 一度だけ、呼び止めるようにその背に声を掛ける。
 彼の義足があった右側の空白に、一度、目を留めてから]

 アタシ、ラスと――機関士長チーフと一緒の艦で、
 少しでも役に立てて、良かったです。
 っていうとホントの仕事上がりみたいでアレだけど
 なんか、言えるうちに言っておきたくて。

[2年前のことを思いながらも、“いま”抱く感謝を告げる。
 それだけ告げれば、あとは今度こそ本当にラサルハグを見送る態でいるだろう。

 「色々な要因が重なって起きた事故なのだろう」とはチャンドラが告げたこと。
 そしてあの事故で挫けた自分に光をくれたルヴァもここにいる手前、自分を責める言葉は口にしない。
 あの事故の後特に公的な処罰を受けなかったこと、そして自分が今この艦にいられることが、ラサルハグの力添えのお陰もあってのことだとは、未だ知らぬまま]

[さて、酒盛りだのなんだのという話を傍で耳にしていたゾズマは、この時のルヴァが内心何を思っていたかなど察することもないまま、穏やかな心地でひとり思う。]

( そっか、アイツは。
  アタシにとって、トモダチ、なんだ )

[あの時の“気づき”の続き。意識が落ちる間際の記憶がなくとも、その時得た“気づき”は既に確かな意思となっていて]

( アイツも――…
  トモダチ・・・・として、心配してくれたり
 悩んでくれたりしてたの、かな )

[ルヴァが眠りに就いたあの日、彼が何故あの後まったく声を掛けてこなかったのか。
 その意味をゾズマが正しく察せられなかったのは、自分自身がたった今スピカに似たような向き合い方をした手前だった、というのもきっとあっただろう。]

[その“友人”(この時のゾズマはそう認識していた)からの労わりの言葉に、はっと顔を上げる。
 そのひとの穏やかな微笑に向き合った時、ゾズマの頬は自然と緩んでいた。]

 ありがと、ルヴァ。
 うん、すごく頑張った。やりきったよアタシ!

[声に誇らしさを滲ませ、緩んでいた表情をはっきりとした笑顔の形にした。
 まるで幽霊のような、文字通りの夢心地の状態のルヴァが、どの程度まで昨日の自分の奔走ぶりを見ていたのか否かは分からずとも。
 多分自分で知っていたよりも遥かに、彼のそのひとみは自分に向けられていたのかもしれない、と思う。]


 って、聞いてほしいこと?
 勿論、いいけど―――。

[「落ち着いたら」ということは火急の用件ではないのだろう――とつい考えてしまう辺りが、先ほどまでの仕事人脳の延長だった。多分これは本当に一旦落ち着いたほうがいいやつだ、と自らを推し量る。
 その待ち合わせ場所が何故彼の部屋なのか、ということを気にすることは特にないまま。
 ここで一旦、ルヴァを見送り別れることとなる。**]

メモを貼った。

【人】 船医 チャンドラ

― 夜・カウンセリングルーム ―

[友人と思われていないなんて悲しい事実には気付けたけれど、内心の驚愕>>233までは流石に読めなくて。
もし読めていたなら、サダルが同じように苦笑したことへは「文通めいた内容にそうしていたのは君だろ]と呆れ顔を見せたかもしれない]

[幸い今は呆れ顔を見せることもなく。
先程の仕草>>138にしろ拗ねた表情にしろ、今まであまり見ていなかったサダルの幼げな反応を新鮮に思う]
(240) 2022/07/18(Mon) 17:53:10

【人】 船医 チャンドラ

どういう……

[口内でのみ呟かれる>>234言葉。
漏れ聞こえた部分だけを拾い上げ繋ぎ合わせて]
(241) 2022/07/18(Mon) 17:53:31

【人】 船医 チャンドラ

[カウンセラーである彼自身の精神性の話は、初耳で。
きっと面倒臭がりだろう彼がカウンセラーをしている理由もここにあるのかもしれないなと、勝手な予測も立てて、今は訊かない。
もし自分も眠ることになったら目覚めてから訊けば良いし、改めて友人関係を築いていけば良い話だ]

[だから]

胡散臭い笑顔を絶やさず婉曲な表現で煙に巻きながら相手の心に入ってきて、知らないうちに情報を持って行ってしまう。
優秀なカウンセラーで……でも優しいお兄さん、かな。

[自分の目から見た彼を、そのまま語っておいた]
(242) 2022/07/18(Mon) 17:53:44

【人】 船医 チャンドラ

[答え>>235と共に笑顔が返ってきたのは。
食後には重い、甘い甘い菓子を口にして、まだ仄かに温かい紅茶の最後の一口を飲み干した頃]

――うん、よかった。

[言い切られた言葉に、こちらも笑って]

じゃあ、後でね。
……あまり食べ過ぎて検査落ちとかはやめてくれよ。

[暗にスリープの事を仄めかしてから、カウンセリングルームを後にした*]
(243) 2022/07/18(Mon) 17:54:36
船医 チャンドラは、メモを貼った。
(a54) 2022/07/18(Mon) 17:58:18

【人】 船医 チャンドラ

― 夜・食堂 ―

[アマノからの文字通信>>174に気付いたのは、カウンセリングルームから医務室へと戻って暫くした頃]

……なんで塩パン?

[まだ備蓄がたくさんある筈の常備主食を『焼いた』というからには、焼いたのだろう。ただ温めた訳ではなく。
頭上に疑問符を浮かべながらも、そろそろ夕食は取っておいた方が良い時間で、素直に食堂へと向かう]

いいにおい。

[オーブンから焼き上がったパンが取り出されて、もう何時間かが経っている筈だけれど、食堂には熱されたバターと香ばしい小麦の香りがまだ漂っていた。
注意して意識してみればまだほんのりと温かい塩パンを二つと、今度はハヤシライス――二食連続スパイスカレーは胃腸に負担を掛け過ぎるので――を皿に取り、適当な席へと腰掛ける]
(244) 2022/07/18(Mon) 19:09:14

【人】 船医 チャンドラ

――うわ、全然違う。
焼きたてはもっと美味しかったのかな。

[少し冷めたパンはそれでも冷凍食品ストック品とは全然食感も香りも違って、勿体無いことをしたと思う。
素朴な味のパンは、濃厚なハヤシライスの舌触りと合わせても絶品で]

…………もう、食べられないのか。

[色々と備蓄やアマノの残した料理はあっても、焼き立てのパンを食べられることは無いだろう]
(245) 2022/07/18(Mon) 19:09:32

【人】 船医 チャンドラ

[あまり考えないようにして、分からない振り、気付かない振りをしてきたけれど。
実際のところ、正解は、明日アンテナが口にするまで分からないのだけれど]

[残されるのは、
スリープ中の乗組員を見守れる医師である自分か、
純粋な人間よりも価値・・が低いと見積もられてしまうだろうバーナードだ]

[誰から選ばれて眠っているか・・・・・・・・・・・・・の話ではなく、誰が選ばれて残されているか・・・・・・・・・・・・・の話]
(246) 2022/07/18(Mon) 19:10:52

【人】 船医 チャンドラ

[バーナードの密告やサダルに託された、スピカについては。
彼女がスリープから目覚めれば、明るい彼女には親しい者――自分よりも適任――がたくさんいるのだと思っていて]

[以前した約束>>2:553>>230が果たせなくなるようなら、それは詫びなければと思っているけれど]
(247) 2022/07/18(Mon) 19:11:27

【人】 船医 チャンドラ

[行儀悪くハヤシライスに塩パンを漬けてから齧ると、じゅわっと旨味のあるソースが染み舌に広がる]
[咀嚼に合わせ、朝のバーナードとの会話を思い出せば、じわじわと頬に熱が集まる]

[身体の中で育てるなら一緒>>222だと言われて、自分のことだからその時はきっと「過程が違う」とでも返したのだろうけれど。
そもそも、彼の子供を作るのに自分の身体以外のものを介すことを考え付きもしていなくて。
それによるリスクだって知識としては知っているし、考慮だってしていた]

[ハッキリと「お互い望んでない」と言われ>>223て、
驚いた様子>>224での問いには、勢いのまま「欲しくない子供を作るわけないだろ!??」と、叫んだ]

[――覚えが、記憶が、残ってしまっている]
(248) 2022/07/18(Mon) 19:12:26

【人】 船医 チャンドラ

好きとか嫌いとか、そういう話じゃなくて。

[それは多分、サダルにも言った>>216通り]

……彼の証を遺したいのは、私なんだ。

[だからそれが彼の望みなら、自分と同じ理由なら、理解も納得も協力も出来ると思ったのに。
全く同じ人間を作って、全く同じ記憶を植え付けても同じ人間にはならないと、意味は無いと、どうしたら分かって貰えるのだろう]

[今になって漸く自分の身勝手な願望を自覚してしまって。
記憶が味覚に紐付いてしまうなら、今後塩パンを食べる度にこのよく分からない居心地の悪い気持ちを味わうことになるのだろうかと、そう思った**]
(249) 2022/07/18(Mon) 19:13:21


そうだな。
やっと、お前のワーカーホリックが解消できるな。

[呼び止められて振り返る。
 立場的にも現実的にも、メカニック班として、顔を合わせることは多い。
 この脚の事故で知った彼女だったが、
 想像以上の仕事ぶりにかえって助けられたことは多々あるであろう]

そんな台詞は、帰り着いてから言うことだ。



でも、まあ、
ゾズマがいて、よかった。

[もし、この旅から戻れて、
 また、船に乗れるならば、
 一緒に仕事できればいいな、などと、考えることぐらいは許されていいだろう]**

【食堂】

[アマノとの会話の様子を側で聞いてはいたが、やはりあまり精神状態は芳しくなさそうだ。

何を思ってアンテナが彼女を残しているのかというなら、今日はまだ管制官としての役目の部分で理解できなくもないのだが]

……俺の言葉はさすがに届きはしないだろうが。

[というより、実際に話しかけてもみたのだが、やはりさすがに側にいるとは言え、聞こえはしないようだった。]

どちらにしても、もうじき分かることか。

いいさ、何があっても俺はお前の側に最後までついていよう。
仮にもう一度会えたなら、その時はきちんと迎えてやろう。
その決意も、今は聞こえてはいないんだろうが。

[一人そう決意し、スピカの向かう先に向けてふっと消えた*]

【食堂からメインデッキへ】

[パンがらできたり、食事をらしたり、
 意外とみんな落ち着いてるのかな、とか、
 かなり楽観的思考だったことは、否めない。

 ただ、スピカのことも気になって、
 メインデッキに向かった時、

 そこにいたのは、アンテナ。
 しかも、どうやら!感情レベルが上がったアンテナ]



[アンテナなら手元、向かい、データ処理状況を見る。
うん、かなり、スピカが絞り込んでいると信じてた。]]**

― 少し前の医務室 ―

お、おおぉう………

[チャンドラとバーナードの応酬は
ぽかーんとしながら間で聞いていた。


完全に平静を欠いている様に
まあちょっと二人とも落ち着け。
と言いたいけれどその声が届くはずもなく。

うわーせんせーのこんな顔初めて見たぁー。
なんて先日のアマノ相手に似た感想を抱く。
いやそのつもりはなかったんだ、許して。

やがて話が終わり、バーナードが去っていくまでを見送って。]

……なんか。ごめんね。せんせー………

[やや沈んで見えるチャンドラに、
多分見られたくない場面だったろうな……と思い、
医務室を去る前残ったチャンドラにぽつり零すのだった。**]

【人】 船医 チャンドラ

― 自室 ―

[サダルの所で菓子を食べ、夕食を食べ。
腹ごなしにと途中になってしまっていた私室の片付けをしていた]

[ゲイザーが居た頃ならピシッとアイロンを掛けて貰えていた白衣は、うっかりと当てる時間を長く取ってしまい薄っすら茶色になってしまっている。
ハンガーにずらりと並んだ白衣達の中で、ここ数日洗った分だけが明らかに浮いて見える]
(269) 2022/07/18(Mon) 23:23:25

【人】 船医 チャンドラ


……ふぅ。

[今日は、色々と疲れた――こちらも疲れさせたかもしれないけれど、そこはお互い様だと思う――ので、ついベッドに座り、倒れ込む。
常に身に着けている黒のショールを引き寄せると、ぽふりと転がって]
(270) 2022/07/18(Mon) 23:23:38

【人】 船医 チャンドラ



 ・・・・・・・・・・・・
 
 
(271) 2022/07/18(Mon) 23:24:28

【人】 船医 チャンドラ


――――……!


[アラームの音でがばっと身を起こしたのは、アンテナに示された刻限の少し前で]

[その時はまだ、アマノからの文字通信>>260には気が付けなかった*]
(272) 2022/07/18(Mon) 23:24:59
【メインデッキからコールドスリープルームへ】

[アンテナのデータ解析を見ていた。
 かなりの位置が絞りこめている気がする。
 楽観的かもしれないが]

 ………

[ともかく、今日のスリープのお迎えをしようと、思う。]**

【人】 船医 チャンドラ

― コールドスリープルーム ―

[アンテナに示された刻限には、特に問題無く間に合って]
[既にそこには、サダルと、恐らくアマノの姿もあった]

[サダルが何を考えているのかは、相変わらず分からない。
常の穏やかな顔のまま、コールドスリープ装置に横たわるサダルを視線で追っていると、視線>>253が合って]

……そうだな、私は医者だから。
ふふ、出不精のカウンセラー様が出張に来てくれるとは、光栄だな。

[実際には逆の立場となってしまった仮定の話>>254に、それでも嬉しいとは感じて、素直に微笑む]
(283) 2022/07/18(Mon) 23:49:58

【人】 船医 チャンドラ

[麻酔を打たれあとは眠るばかりとなったサダルは、それでも言葉>>255を重ねて。
「先に僕の話をする」と前置きをしてから始められたのは――恐らく、夜の会話の続き]

[簡単な自己紹介から始まる、『ひとつの答え』

[察したとはいえ、多分察せられたことを相手が気付いていたとはいえ。
「友達とは思っていなかった」とハッキリ言葉にされるのには、流石に複雑な気持ちで聴いていたら]
(284) 2022/07/18(Mon) 23:50:18

【人】 船医 チャンドラ

[答えを対価に落とされる、『ひとつの質問』>>256]

[ぱち、と瞳を瞬いてから]

――ああ。

ご丁寧な挨拶をありがとう、サダル・マリア。
私の名は、チャンドラ・ルーナ・セリーニ。
そこそこ優秀な美人女医だよ。
(285) 2022/07/18(Mon) 23:50:29

【人】 船医 チャンドラ

それで――

[そこまで返して、既に彼が眠りに就いていることに気付く。
実に安らかな、気持ちよさそうな、そんな顔で]

――――それで、君の友達だ。

[もう言えないかもしれないのだから、答えくらい聴いていけと、そう思った*]
(286) 2022/07/18(Mon) 23:50:37

【人】 船医 チャンドラ

[アマノ>>278も、自分を見送ってくれる想定だったらしい。
いや、この場合は言葉の意味通りで、「見送りに来てくれる」という事では無いかもしれないけれど――良いように受け取っておいても良いだろう]

……そうかい?
私は、アマノを見送る立場になると思っていたし……まぁ、うん、よかったとも思っているよ。

[そう告げて]

研究所のみんなによろしく。

[アマノが所属している研究所ではなく、以前話したことのある施設のことだとは通じるだろう。
アマノがラサルハグの脚を治してくれるのなら、一つ心残りが減ってくれるから]
(291) 2022/07/18(Mon) 23:58:00

【人】 船医 チャンドラ

[「また会おう」という言葉>>280には曖昧に笑って]

……おやすみ、いい夢を。

ラサルハグによろしく。

[そんな風に告げた*]
(292) 2022/07/18(Mon) 23:58:19
 




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