【人】 船医 チャンドラ― 医務室・少し前 ― 助かったよ、ありがとう。 [あらかた室内が片付いたところで――依然ベッドは酷い有様のままだけれど――全船向け回線からコール>>52の操作を行う] ……こちら医務室。 皆、無事だろうか。もしも負傷者が居るようなら連絡を入れてくれ。 怪我人や気分の悪い者は、これくらい大丈夫と自己判断をせず、職務に余裕があるようなら医務室へ来るように。 [回線は繋いだまま音声はオフにして、医務室から廊下へ向かうラサルハグに向き合う] 君もね、ラサルハグ。 気を付けていってらっしゃい。 [ぽんと肩を叩くような仕草で以て送り出し、手を振る。 念の為、ドアは開いたままにしておく] (245) 2022/07/11(Mon) 23:03:26 |
【人】 船医 チャンドラ[やがてゾズマからの一報>>71が入り] ゲイザーが? リネン室か……ここからは遠いな。 [医務室を空にするのは抵抗があるが、意識不明というのは厄介な状況だ。 回線を無線と共有し、廊下を歩む] 応急処置の心得はあるか? まずは呼吸の確認と気道の確保。 磁場の影響が疑われるのであれば、遮断シートが近くにないか確認して欲しい。 [無線越しの口頭で指示をしながら向かっていたが、途中備品庫に向かうラサルハグ>>79から状況を聴けた] 担架で運ぶのであれば、吐瀉物で窒息する可能性があるので、念の為に仰向けにはせず横向けに寝かせておくように。 私は戻って治療の準備をしておくので、頼む。 [そう伝え、医務室へと足早に戻る。 医療器具を揃え、医療ポッドの電源を入れる――が、常ならばすぐに聞こえる起動音が一向にしない] (247) 2022/07/11(Mon) 23:04:28 |
【人】 船医 チャンドラ――……ちっ、さっきの停電か。それとも磁場のせいか。 [ゾズマが整備してくれたばかりだというのに、タイミングが悪い。 少々行儀悪くも舌打ちが出てしまったけれど、仕方の無いことだと目を瞑って欲しい] [ゲイザーの詳しい状況はまだ診ていないので分からないまでも、あまり良い状況とは思えない。 何でも怪我や病気が治るなどという出鱈目な道具ではないが、周囲から環境を切り離し自然治癒力を上げる医療ポッドがあると無いとでは治療に天と地ほどの差がある] これを使うしかないか。 [散乱したベッドのうち、薬品棚の手前で辛うじて留まっていたベッドを整える。 やがてゲイザーが運び込まれ>>116>>156、意識の無い彼女を横たえる] ……頭部に陥没や鬱血の見られる箇所は無いか。 ただ、呼吸は浅い。 あまりいい状況とは思えないが、今ここで取れる処置は多くは無い。 [生体スキャンも医療ポッドで行っていた為、視診や触診で分かる範囲でしか彼女の状態が予測できない。 当てずっぽうに開頭してどうにかなる程、人体は単純な造りをしていないから*] (249) 2022/07/11(Mon) 23:06:08 |
船医 チャンドラは、メモを貼った。 (a52) 2022/07/11(Mon) 23:18:02 |
【人】 船医 チャンドラ― 医務室 ― ……ふぅ。 [患者に触れていた手を洗浄し、流れた汗を清潔な布で拭う] [現在のゲイザーの状態を一言で表すと、小康状態。 今すぐに生命の危機がある状態ではないけれど、これ以上良くなるとも意識が戻るとも言えない] のど、渇いた。 [ぽつり、呟いてからウォーターサーバーへと向かう。 自分はこうして、喉が渇けば水を汲みに行って喉を潤せる] [ゲイザーは、それができない。 点滴で凌ぐにしても――輸液にも彼女の体力にも、限界がある] (254) 2022/07/11(Mon) 23:44:18 |
【人】 船医 チャンドラ待機に入る順序、か。 一斉にスリープ状態になるのでなければ、ある程度まで医師は必要だろう。 [回線越しに、或いはアンテナに伝えても良いのだけれど、多くの者が揃っているのなら直接進言した方が良いだろう] ……行ってくるよ、ゲイザー。 すぐ戻るからね。 [運び込まれてきた頃よりは安らかな呼吸を繰り返すゲイザーの顔を見て、額に掛かる前髪を払ってやる。 そうしてから、在席パネルの表示を『外出中』へ変更し、医務室を後にした] (256) 2022/07/11(Mon) 23:45:16 |
【人】 船医 チャンドラ[涙に濡れて途切れ途切れになってはいても、スピカの「時空ハリケーンの予兆を見逃した」という言葉は聞き取れた。 何故先程の通信から、彼女のこの告白へと繋がったのかは、この場に居なかった自分には分からない] ……よ、予兆を仮に見過ごさなかったとしても、この事態は起こっていたかもしれない。 磁場に強い計器が配備されていれば、計器は壊れなかったかもしれない。 「かもしれない」を起点に話をするのは、建設的ではないよ。 [言い回しは違えど、一人のせいでは――スピカのせいではないと告げるバーナード>>253とダビー>>259の声を受け、そう口にする] (262) 2022/07/12(Tue) 0:13:01 |
【人】 船医 チャンドラ[一人のせいではない。 けれど、「予兆を見過ごさなかったなら、この事態は起こってなかったかもしれない」と、思ってしまう自分が居る] [もう起こってしまっているのだから、口にした通り、「かもしれない」は意味のないことだ。分かっている。 ただ、もしこのまま帰還が叶わないのなら ――やりたいことも、未だ叶えられていない夢も、あったのにと、そう思う気持ちもあって] (263) 2022/07/12(Tue) 0:14:05 |
【人】 船医 チャンドラ― いつかのカウンセリングルーム ― [最初>>119は、データで遣り取りしていたのだったか。 サダルとの情報共有は、最初に彼が浮かべた嫌そうな顔とは裏腹に、そこそこ長く続いている] [――だというのに、彼は自分の顔を忘れそう>>120>>121だという] ……少ない乗組員、少ない同僚の顔くらい覚えておけ。 [別人ばりに盛りに盛った精一杯のセクシーショットでも送り付けてやろうかと一瞬思い。 いやそれは、相手はノーダメージなうえに自分の精神診断のネタにされかねないなと思い直し、直接カウンセリングルームへ赴いたのはいつの頃だったろうか] (265) 2022/07/12(Tue) 0:43:56 |
【人】 船医 チャンドラ[そんな経緯から始まった交換日記もとい紙面での情報共有は、コミュニケーションの観点からも悪くない選択だったと言える] [仕事場が決まっている職務同士だと、どうしても顔を合わせる機会は少なくなるし、交流は希薄になりがちだ。 ……彼がどう思っているかは分からないけれど、これでも一応は、数少ない友人のつもりなのだ] [ふらふら遊んでいるばかりと思われがちな彼が、意外と仕事をしている様子も垣間見える。 勿論、患者側が共有を拒む権利もあるので、彼の仕事の全てを知っている訳ではないけれど**] (266) 2022/07/12(Tue) 0:44:33 |
船医 チャンドラは、メモを貼った。 (a53) 2022/07/12(Tue) 0:50:18 |
【人】 船医 チャンドラ― 少し前・メインデッキ ― [暫し、思考の海に沈んでいたようだ。 副責任者たるラサルハグの指示>>274に、ふと意識が浮上する] ゲイザーが担っていた船内のメンテナンス、か。 掃除や洗濯くらいならやれなくもないが、料理には期待しないで欲しい。 [こう見えて生粋のお嬢様。 独り暮らしするまでは使用人頼みだった上に、今はフードマシンと材料さえあれば、それなりの味のそれなりの栄養素の食事が取れる時代だ。 少しメスが使えるからといって、それ以外の刃物――包丁とも仲良く出来るなんて幻想だ] [この後、意外な名シェフ>>413が誕生するだなんて思いも寄らないから、遭難の件は脇に置いたとしても、ただただ今後の食卓へ不安を抱く] ……ああ、ここで無理をしてしまうとどう悪影響が出るともしれない。 自分の為にも、皆の為にも、すぐに申告して欲しい。 [異常がある場合の皆への指示>>277へは、その場の乗組員の顔を見てから、こくりと頷いた] (503) 2022/07/12(Tue) 23:19:11 |
【人】 船医 チャンドラ[急ぎ足でドアの外へ向かうアマノの言葉>>280に、バーナードへと視線を戻す。 「馬鹿」の言葉で特定をした訳では勿論無く、指し示された先が彼だったという事だけれど] [成る程、顔色は悪く見えるし、常の作ったような陽気さも鳴りを潜めている気がする。 この場に居た全員の顔を眺めていたつもりでいたのに、全く何も見えていなかったようだ。 ――まだ、冷静には程遠い] 振動、による酔い……? 脳に影響があったり、神経を傷めていたりするといけない。まずは目を見せて―― [ともあれ、言われた通り診察しようとバーナードの顔へと手を伸ばし掛けて。 思わぬ強い拒絶>>285に、びくりと止める。 どうして良いか分からぬまま、そのまま去っていく彼>>308の背に] ……っ、くれぐれも!くれぐれも、無理をしないように! それで倒れたら、私も君を「馬鹿」って呼ぶからな!! [追い掛ける事は出来ず、ただ、そう声を投げた] (504) 2022/07/12(Tue) 23:19:42 |
【人】 船医 チャンドラ― 現在・医務室 ― [アンテナはゲイザーのコールドスリープ処置を決めた。 だとしても、スリープ前に処置すべき事はたくさんある] 大丈夫、怖くない。目覚めるまでは一瞬だよ。 ……ああ、でも、長い夢を見ていた気がするって言っていた学友もいたっけ。 君はどちらなんだろうね、ゲイザー。 [今は安らかに眠っているように見えるゲイザーに話し掛ける。 今この時も、彼女に言葉が届いているのか、それとも夢も見ないほどの深いところに意識が沈んでいるのかも分からない] (521) 2022/07/12(Tue) 23:53:52 |
【人】 船医 チャンドラ[以前、一度だけ講習以外でコールドスリープでの処置を行った事がある。 あの時は気が動転していて、処置もそこそこに、とにかく患部の損傷を最小限に留める事だけを優先してしまった] [それでも、その処置の後、もしラサルハグから離れてしまった右膝より下の部位が無事に見付かっていたら] [彼は右脚を失わずに済んでいた「かもしれない」] [結局はそれは叶わず、処置の不足もあり神経系統に不調を残す結果となってしまった訳だけれど] (522) 2022/07/12(Tue) 23:54:11 |
【人】 船医 チャンドラ「コールドスリープ装置は9人分しかない」 [ルヴァとラサルハグの会話>>312が思い出される] [そう、コールドスリープ装置は1台不足している。 故障の報告が、確かに上がっていた……筈だ。 このような事態になるとは思わず、意識の端からも零れ落ち掛けていた情報] [すべてはアンテナの判断だ。誰が残されるかは分からない。 自分は残されたくは無い――死にたくはない――けれど、では誰かを犠牲に生き残るのか] [仮にスリープ処置をしたとして、生き残れるという保証も、実際のところ無いだろう。 広大な宇宙で、難破船が信号も無く救助される確率など、半分もあれば良いところ] (523) 2022/07/12(Tue) 23:54:31 |
【人】 船医 チャンドラ[自身らで選択をせず、客観的な計算を下せるアンドロイドの判断に身を委ねるのは―― ある意味で、幸いと言えるかもしれない*] (524) 2022/07/12(Tue) 23:54:49 |
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