84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】
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| 「嗅ぎまわってた奴等がこぞって消えちまあたなあ。」 五十鈴との間で疑惑が交錯する。
そんな怪しい空気のなか、沙華はむしろ吹っ切れているようで どこからともなく取り出した警策-座禅で和尚がひっぱたく"アレ"である!- を仕事の調子が悪い手ごろな島人にピシャリピシャリと見舞っているのが見受けられる。 喝ッ!!とこそ言いもしないのだが何となく覇気を感じるかもしれない。 (1) 2021/07/22(Thu) 21:24:19 |
「……なんじゃ?寝てる間に移動させられてたんじゃが。ここは何処かの?」
辺りを見渡す。祭りの会場ではなさそうだ。
立ち上がり歩いてみれども何もなし。
「つまらんのぉ。これでは暇つぶしにもならぬわ」
退屈そうに小石を蹴った。
| >>2「その自信のない台詞が最も弛んどろうが、偏食童。」 「己も一発もらっておくかい」 警策をかかげているだろう。 (4) 2021/07/22(Thu) 21:35:16 |
「人の身は不便じゃのお。睡眠も必要だしのぉ」
小石を蹴ってさっき蹴った小石に当てている。
暇の極みだ。
あと昨日は体調不良おこしておりまして来れませんでした。申し訳ありませんでした(陳謝)
| >>6「俺等はもう少し仕事が伸びたな、ユヅル君。」 言うなり背伸びしておぶさるように巻き付いてくるのだが、掃除のじゃまはしないようにしている。 (9) 2021/07/22(Thu) 21:45:49 |
「こういうときは、この すまほ という板があれば外の様子がわかるんじゃったな。どれどれ」
胸元をあさりスマホを取り出すが、無情にも圏外と表示されている。
「なんじゃ、使えんの。誰ぞおらぬか。妾は酒と甘味を所望するのだが」
外に向かって呼びかける。
| >>10「おうともよ、連中が捗れば俺も楽だからな。」 「勤労の鏡たる愛しいユヅル君へ振るうことは到底あるまいが。」 「・・・ほしいのか?」 (11) 2021/07/22(Thu) 22:01:41 |
「祭の屋台荒らしすぎてしまったかの。差し入れ感謝じゃよ、宿の」
嬉しそうにベリーベリーミルクsakeとフォンダンショコラsweetを受け取った。
| >>13「見事な返事だ。」 大仰な物言いにも聞こえるが本気でそう称しているらしい。 「ならばさ。代わりに俺に何かあったときは…この警策と俺の仕事を譲られてはくれないか。」 「それなら貰ってくれるかい?」 (15) 2021/07/22(Thu) 22:48:05 |
| >>16 五十鈴 沙華の動きは舞子の五十鈴から評さずとも亀にも増して緩慢なもので。 避けてみせるは目を瞑っても容易いだろう。 「あんまりツケにしておくと、いざ当たった時の一発が痛いんだぜ。」 俺みたいにはなるんじゃねえよ、と言っているように感じたかもしれない。 「たく、ままならねえよなあ。」 (18) 2021/07/23(Fri) 5:29:21 |
| >>17 ユヅル 改まるように手前にまでくるりと回ってくれば、 若干の上目遣いにユヅルの瞳を直接捉えている。 「そう、記録の係とその他を諸々。」 にっちにさっちにかくかくしかじか 「こっからこっちまた忘れると不味い物事が増えそうでね、俺の身一つじゃ手に余しそうだ。」 「他にいないとつうより、俺にはユヅルが一番安産でなあ。」 すぐに返事を決めなくてもいいんだぜ、詠いながら上機嫌。 すこし長物の警策を押し付けると、俺はしばらく平手でぶつよ と言った。 (19) 2021/07/23(Fri) 5:30:56 |
| >>20「じゃかあしいやい。 そんなしおらしいことをどちら様が何時いったか。 そもとして言の葉の先をあげつろうては人様を誑かす、 己のような手合いが居てればこそ護持が要るようにもなる訳だよ、反省しとれ。」 言い訳がましく語数が増えるが、昨日の攻防よりは雄弁である。 ぴしぴしと何も持たぬ手で万屋の肘辺りをはたくふりをしている、奉公人から変に思われるのは特に困るらしい。 「まさか己うらやんで・・・・いや」 主語がすげ替わると語弊が出る。 「・・・ばかをいってないで、ちいたあ己も賽の目に甘えず 昨日の御名言を成就させる術にでも頭を捻らせたればどうだ。」 自分にも別段いい案は無いと言っているらしい。 捨鉢に諦めようとしていた様よりは進歩になるかもしれないが。 「神狼がおなりになった時、ほんとのところはどうなるか等は俺でも検討つけられないんだからな。」 (22) 2021/07/23(Fri) 10:33:01 |
まるで広大な獣の胎のように
湿り気の漂う薄暗い祠の中で
座して黙する青年が、その暗い瞳を浮かべていた。
| >>24「これは俺の方が言い負かしたということで良いんだよな万屋。」 ユヅルの肩の上から突き出されている顎、 言葉で勝ちを取ったと認めさせようとしているが まだ表情が不貞腐れている。 結果から見ればこれを甘えていないという方が難しい有様であるのだが。 (26) 2021/07/23(Fri) 15:48:36 |
| (a3) 2021/07/24(Sat) 0:02:55 |
| (a4) 2021/07/24(Sat) 0:17:18 |
| >>27>>28「けへへ、言ってろ根なし草め。」 手の中の愛子はそうそう去っていかないと判ってか、 最早この自信を崩せる点穴も他にあったかわからない。 「だか薬師の旦那にお知恵を拝借てのは賛成するところだな。」 「己よりかなんぼも気前がいいよ。」 はしゃぐやしょげるやてんこ舞の偏食家。 - いまだに同じもん食ってやがる ひとふたこと挨拶をした片目の。 - あいつにも警策入れておく必要があったかもしれねえ 随分と出来がいい吟遊詩人。 - 神出鬼没もいいとこだ 「思えば島の連中ばっかり残っていやがる訳だな。」 いいながらまたコラーダの屋台に硬化を投げにいくのだった。 (29) 2021/07/24(Sat) 4:14:54 |
| 「或いは問題があるとすりゃあいつかも知れねえなあ‥‥。」 視線の先にはひたすらに舞う青年の姿を捉えていた。 (30) 2021/07/24(Sat) 4:31:17 |
| (a5) 2021/07/24(Sat) 5:31:42 |
| >>31「よっ、先生。」お出ましとばかりに。 「眠たいことばかりいってる万屋はきつめの鼻薬をご所望なんですとさ。」 (33) 2021/07/24(Sat) 5:48:35 |
| >>31 リェン >>34 シラサワ 「己にゃ"連れ"が居らぬと言ったんだよ万屋君。」 しょうもない追撃もしながらに。 「そうだな、めったに何か変わったことはないと思うけど。」 薬師に報せがあるかは忘れ屋にとっても関心事のようだ。 (35) 2021/07/24(Sat) 9:06:43 |
| >>37 「おお止してくれやい、あんたにや張り合えねえよ。」 ねたにされても御手上げといった態度。 「やれやれ・・本当に記録屋泣かせだわな。」 帳簿に不吉な数が刻まれる。 「今年で"ケリ"を付けてやりたいけどねえ。」 (41) 2021/07/24(Sat) 16:11:59 |
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