68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
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夢の続きはもうしばし――
少女の瞼が持ち上がって薄紫がふたたび露わになり。
かの青年の唇がまた言葉を紡ぎはじめるその時まで、お預け。
……きっと、そう遠いうちではないだろう。
【ソロール:梔子の夢 完】
少女はパチリと瞼を開く。
薄紫が光を宿す。
――そこは街外れの深い森。
鬱蒼と茂った木々の中、伸びる道の途中に立っていた。
目を瞬かせ、首を傾げる。
高く二つに結った黒髪がさらりと揺れて頬を掠める。
ぱちりと瞬きをして、視線を下ろす。
――外したはずの上着も、タイツも、
首元のリボンもきちんと身につけられている。
少女はこれまで通りの姿でそこにある。
ただひとつ、違うのは。白いブラウスの襟から覗く、
細い首に刻まれたシータの痕――の、紛い物。
少女は顔を上げ、道の続く正面を、
霧に包まれた背後を、…………誰の姿もない、傍らを見て。
あてどなく、歩みはじめた。
| 「なに? 呼んだ?」 自分を探すキューの姿 >>a48に足を止める。 少年は今日も、いつもと変わらない。 平然としていた。 (105) 2021/04/23(Fri) 19:48:03 |
| >>107 キュー 「昨日? さあ、何のこと?」 きっと想像された通り、 少年は平然ととぼけて見せる。 しかしその瞳だけは、またあなたを 見定めるように静かに澄んだ。 「何もしてないよ、俺は」 少年は、平然と嘘をつくことが出来る。 (110) 2021/04/23(Fri) 20:08:04 |
| (a53) 2021/04/23(Fri) 20:12:44 |
| >>111 キュー 「……『もうひとり』?」 少年はあなたを見ている。 今日も、値踏みの視線で。 「いいよ。行こうか」 もしかしたら仲間がいるのかもしれないとすら 考えることが出来る言葉だ。 しかし少年は、躊躇の様子もなく頷いた。 断る理由は、見当たらない。 (113) 2021/04/23(Fri) 21:20:54 |
真っ直ぐ前を見て歩いていた少女は、進む先から声をかけられ。
、、、、、、、、、、、、
それでようやく気がついた、という顔をして、
その人物の姿を目に映す。
かつてその手で命を摘み取った、一番槍だった彼女を。
「ごきげんよう。
――ねえ、あのひとがどこにいるのか、知らない?」
顔色ひとつ変わらない、淡々とした問い。
『あのひと』が誰を示すのか、考えなくたって分かるはずだ。
「そうかしら」
ぱち、と瞬いて首を傾げた。さらり、揺れる髪。
「――そう、探してるのよ。
知らないのなら……もういいかしら。
わたし、あんたに構ってる暇、ないの」
| >>118 >>119 キューの拠点 「…… また散らかってるよ…… 」 少年は、少し呆れた様子だった。 先日訪れた時と何ら変わらないように見える。 例え多少変わっていたとしても、 ここまでモノが溢れていると気付くこともない。 「今日はいいんだ。ふうん」 以前は きていい と言われた。 それを素直に受け入れた少年ではなかったが、 確かにその部屋に入りはしなかった。 少年は、誘われるままその部屋へと足を踏み入れる。 ▷ (120) 2021/04/23(Fri) 22:28:42 |
| >>118 >>119 キューの拠点 その扉の先は、真っ黒だった。 「………」 それを見ても少年は動きを止めない。 例えどんなに異質であろうと、 そんなことは足を止める理由になり得ない。 「──えーと。座ればいいわけ。 やっぱアンタめんどくさい 」 促されるまま、座ろうと試す。 なるほど、道理で何の物音もしないわけだ。 少年は場違いに、納得をしていた。 (122) 2021/04/23(Fri) 22:33:49 |
「……見つかるかしら」
手を引く。これは目の前の女性だからではない。
ただ、この手に触れていいのはたったひとり、それだけのこと。
けれど、その動きは緩慢で。
捉えようと思えば、簡単にその手を掴むことが出来るだろう。
今の彼女は、夢から覚めたばかり。
『仮想世界』のことも『テスト』のことも、
それから自身への『課題』も未だ認識できてはいない。
……ついでに言うのなら、少女の餓えは未だ満たされず。
これまでよりもいっそう強く、その心を蝕んでいる。
まるで、バグのよう。
強く握られた痛みに、わずかに顔を顰めて。
引かれるままに、駆けていく。
「……? どこに、行くの?
――ええ、やっと……やっと、見つけたの。
…………見つけて、もらった……――、?
アピール
、って、なんのこと……?」
きっと息を切らしながら。手を引く彼女はきっと、今度は――
少女の歩調を気にしてくれはしないだろうから。
「ああ……これ、そうね、そうだったかしら」
掴まれたのとは反対側の手でそっと首元に触れ、
歪に抉れた痕を指先でなぞる。
「でも、これだけは特別。あのね、」
――お揃いなの。
ひそやかに、淡い想いを打ち明けるように。
まるでふつうの女の子みたいに、少女は微笑んだ。
今の少女の興味の対象は、ただひとり。
それ以外は眼中に無い。少女
のデータ
はそういうふうに壊れた。
遠くなる意識の前、竪琴の音を聴いた気がする。
青年は結局返事が出来なかったことを思い出した。
「はァ。上手くいかないもんですねェ」
手を握って、開いて。
掌が覚えている感触を辿る。
(ああ、そうかァ。僕はニアを殺したんだった。
──で、胸をナイフで一突き。)
あの現場はどう、映っただろう。
あれを見た、遺してきた人間はどう思っただろう。
青年にはもう知る術はないけれど。⇒
「 」
青年は誰かを呼んだ。
「──僕は、欲しかったんですよ。あの子の、全部が。
僕が、一番になりたかった。
僕が、守りたかった。でも出来なかった。
ふたりで一緒に居るには、あまりに僕たちは歪だった。
ずっとふたりで一緒に居ることなんて、出来なかった。
気付いたら、手遅れだったんですよ」
誰に言うでもなく、空間に落ちる声。
「僕の選択は、間違っているんでしょうね。
そんなこと、誰より知ってますよ。
でも、僕は“そうしたかった”」
──青年は、笑って。
自身の薬指の痕に口付けた。
「誰を、何を失くすことになっても。」
| >>143 >>144 キューの拠点 「……え?」 無事腰掛けた少年は、 真っ黒の中、聞こえた声に呆気に取られる。 「アンタ……キュー?」 見回した。 当然あなた以外、誰もいないのだろう。 しかし、『聞こえる』と受け取るのは容易だ。 (146) 2021/04/24(Sat) 8:32:00 |
| 「……え」
少年はハッと手を引いた。 ショルダーバッグに触れているのは 本当に無意識だったものだから。
「違うよ。鞄は……どーでもよくて。 ただ中に、俺の【宝物】が入ってるから。 たまに気になるんだ。 中身、ちゃんとあるかな、って」 (150) 2021/04/24(Sat) 10:23:52 |
| カウスは、間違えたわ・・・見なかったことにして頂戴! (a82) 2021/04/24(Sat) 10:29:28 |
| >>148 キューの拠点 「……『もうひとり』って、ソウイウ」 少年は呟いた。 言葉の意味が分からないほどバカではない。 疑問形すら使われなかったその言葉に、 しらばっくれるだけ無駄だと感じた。 「ハイハイ、どーも。 時間を有意義に、っていうならさ 無駄な感謝の言葉とかいいから。 ……さっさと本題、聞かせてもらえる? 何で俺のこと呼んだの、アンタ」 (153) 2021/04/24(Sat) 10:37:22 |
| >>160 キューの拠点 「……なるほどね。 つまりこの時間を『無駄なもの』にするかは、 俺次第ってわけ」 見えない椅子にあぐらをかいて、 少年は頬杖をついている。 「疑問ね。あるよ。 アンタなら答えられるやつがさ。 アンタも何聞かれるか、分かってんだろうけど」 少年が、会合の初日から警戒する相手。 でなければ、得体の知れないあなたの家になんて、 訪れたりはしないのだ。 「 アンタと、『壊れた時報』について、 教えてくれるって考えていいわけ?」 あの日の質問を、少年は再度投げる。 (164) 2021/04/24(Sat) 13:43:03 |
| >>167 >>168 キューの拠点 「……」 作られた存在。 制限という言葉に少年は、妙に納得をした。 病や呪いと呼ぶには、 キューの言葉は余りにも規則じみていたから。 「あるよ。1番聞きたいやつ」 そもそもあなたを調べることになった理由。 事件とは関係のない、個人的な話。 あの宝石を手に入れるのは、 少年の知る『壊れた時報』には不可能のはずだ。 ▷ (186) 2021/04/24(Sat) 17:37:35 |
| >>167 >>168 キューの拠点 「でもその前に。 なんで『奴隷』を必要としたの。 いや、体のいい駒が必要ってのは分かるよ。 でもアイツは……アンタの言う『壊れた時報』は そんなんに向いてないだろ」 少年は、彼のことをバカだと思っていた。 言いたくないことがあるなら、言わなければいい。 それが出来ない彼だから少年は疑心を抱き、 気味が悪いと思ったのだ。 「わざわざ上位の存在になってまで、 あんなバカを使役すんのはなんで? バレたくないからわざわざ、 めんどくさい喋り方でアイツを縛ってんだろ?」 少しだけ、イラついていた。 誰にだろう。あなたにか、それともアイツにか。 (187) 2021/04/24(Sat) 17:57:59 |
| /* 『作られた』までは言ってなかったわね。 読み飛ばして頂戴……kiss…… (188) 2021/04/24(Sat) 17:58:39 |
少女に与えられた役割は「餓狼」。
強すぎる承認欲求。倫理観の著しい欠如。
それは今、壊れて。ただひとりへの渇望へ成り代わっている。
ゆえに少女はただひとりにしか興味を向けられず、
――目の前の人物が誰なのか、その目にはっきりと映すまでに
とてもとても時間がかかった。
「メ、サ……?」
少女の体から力が抜ける。
進めなくなった足がもつれる。転ぶ。
膝を擦りむいて血が滲み、タイツが少し破れた。
「……わたし、え、あれ……?」
目の前の彼女を見上げて、少女は問いかける。
その小さな唇も、地面を掻く細い手もひどく震えている。
あの日、穴に飛び込んだ兎は。
餓えた獣の役割を与えられた、
ただの『村人』になりたかった女の子は。
歯車の狂った、機械仕掛けの甘い夢から――
いっとき、目を覚ます。睫毛がふるりと震える。
薄紫を驚愕と悲嘆と絶望に染めて――
少女はその手で犯した罪を、正しく理解した。
(→)
「わたし……ひとを、……あんたを、……ころし、」
ナイフのグリップの太さ。さくり、突き立てる感触。
そこからくるりと軽く捻れば人は簡単に死ぬ。
人の命を摘み取る瞬間を、この汚れ切った手が覚えている。
薄寒いほどの無感動を、心が覚えている。
「…………めさ、……」
少女はかつて殺したひとを見上げて、名を呼んだ。
それ以上は、なにも。かける言葉を持たない。
後悔も懺悔も何もかも、今となっては意味をなさない。
目に映れば、理解する。……それだけの話。
少女に届いたのは
■■
。祝いは、届かなかった。
| >>195 >>196 キューの拠点 「そうだね。確かに俺は、アンタを信用してないさ。 でも、アンタがよく喋るから、 信用してないってわけじゃない」 立ち上がる。イラついていたのだ。 バカだと感じていたそいつが、 誰かの手駒であることに。 けれど決してそれは、正義感なんかじゃない。 「バカだね。アンタもさ。 俺たちと会話してきたのは【キュー】だ。 『壊れた時報』なんかじゃない。 アンタの声を、キューが代弁してたってんなら 俺ももう少し信用しただろうさ」 しかし事実はそうではない。 なるほど確かにあなたは、誠実であろうとしている のかもしれない。 口にしなければ信用だってされることも、 こんなに雄弁に語ってくれる。 ▷ (204) 2021/04/24(Sat) 19:08:30 |
| >>195 >>196 キューの拠点 「アンタはもう、【キュー】じゃない。 成り代わられてんだよ。気づかない?」 少年は、上に立つものが嫌いだ。 誰かを操っているつもりの者が、大嫌いだ。 だから、少しイラついていた。 キューにはキューの意思があると、 あなたがそう告げたのだ。 「俺は、アンタじゃなく【キュー】と話したい。 今すぐ変わって。簡単だろ 」 呼ばれた気がした。その声は、 『助けてほしい』と、そう言ったような気がしたのだ。 (207) 2021/04/24(Sat) 19:19:53 |
| >>215 >>216 >>217 キューの拠点 「バカにバカとか言われたくねーよ。 バカな子供にバカにされたクセにさ 」 鼻を鳴らした。後悔はない。 その結果がどう転ぼうと、関係ないとも言いやしない。 「キュー。アンタがどこまで、 アイツから聞いてるか知んないけどさ。 俺アイツ嫌い。 だからその分、言いたいこと言っちまった」 冷静であれば、きっともっと情報を抜いただろう。 しかし少年は子供であった。反抗期であった。 「本当はアンタがどうしたいか聞きたいんだけど、 アイツの検閲入るんだろ? 腹立つな…… 」 少年はまだムカついているらしい。 言動からも、表情からも、それが滲んでいた。 /* 日付変更が近いわね。 長引きそうなら秘話に移行でアタイは構わないわ。好きにして頂戴……kiss…… (222) 2021/04/24(Sat) 20:58:20 |
髪を掴まれ上へと引っ張られる。
痛みに顔を歪める。じわりと滲んだ涙で視界が歪む。
「そんな、つもり……」
なかったと言い切れないことに愕然とする。
だって――覚えている。なにもかも、ぜんぶ。
この優しいひとを殺してしまおうと思った瞬間のことを。
守ってくれる背中を
嬉しく
頼もしく
憎く思ったのを。
背後からナイフを刺したことを覚えている。
心臓のある位置を。
手首を捻ると中身が抉れたことを。
感触を。においを。色を。
彼女の声を。リボンを引かれたことを。
息が細くなっていく彼女を見下ろして、
首元の痕をじっくりと眺めていたあの景色を。
「――――った、わ…………」
どちらの答えを口にしたかったのか、分からない。
縋るように首元の『お揃い』に触れる。
顔を下げられないまま、目を伏せて。
少女は今にも折れそうな、か細い声で呟いた。
「……ごめんなさい、」
/*肩書きミス
正:N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ
ニア
| >>225 キューの拠点 「間違ってる……いいんじゃない。 アンタがそう思っても、 俺はアンタこそキューだと思うから」 事実の程はどうでもいい。 少年にとり、『アイツ』はキューではない。 キューはあなただ。 助けたいと感じたわけじゃない。 自分はそこまで生ぬるくもないつもりだ。 ただ、あなたがその声で助かりたいと言うのなら 話は少し変わってくる。 「…… 覚えてない ? どういうこと? それ口にして、大丈夫なやつ? だったら、詳しく聞かせてよ」 この会話も聞かれているかもしれない。 どうやら相手は 上位存在様 であるらしいから。 ムカつく話だ。バカにしやがって。 少年は、あなたの言葉に、耳を澄ませる。 /* 了解したわ。この時間だもの、秘話に移らせてもらうわね。kiss…… (235) 2021/04/24(Sat) 21:47:51 |
| (a132) 2021/04/24(Sat) 21:55:17 |
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