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【人】 調合師 ネス[建物に立ち入る前に、ゼクスさんの手に触れる。 気を散らせたい訳じゃなかったけれど、 手が握り返されて、 笑顔が返って来れば>>29、安堵したし、嬉しかった。 そんな風に恋人に笑顔を向けていたけれど、 研究所に立ち入って、 自分のせいでみんなが閉じ込められたのかと思えば、 申し訳なさそうに眉を下げていた。 トゥエルさんでも無理>>36と知れば、絶望的な気持ちになった。 フィルくんはたまたまかもって言ってくれるし>>24、 バドさんも肩をぽんぽんしてくれて>>25、 自責の気持ちが消えた訳じゃなかったけど、 気持ちを軽くしてもらったから、 「ありがとう」って伝えて……] (38) 2024/02/17(Sat) 21:56:35 |
【人】 調合師 ネス……ゼクスさん、 一緒に行ってもいい……? 僕、今度は 足手まといに、ならないから。 [ぎゅ、と腰に備えた短剣を握る。 以前も二人きりで行動して、彼に怪我をさせてしまった。 だから今回も、非戦闘員の二人で組むのは 現実的じゃないかもしれないけれど…… 前よりもちょっとは戦える。 それに、今回僕が持ち込んだ荷物や、ゼクスさんの索敵能力があれば、死に至る様な危険はそうない……のではないかと。 それにやっぱり、一緒に居たい。 もし彼が怪我をしたら、 完璧に治してあげる事はできなくても、 一番に駆け付けたいって、思うから。*] (40) 2024/02/17(Sat) 21:57:38 |
【人】 調合師 ネス[二人一組にゼクスさんも異論はないみたいだったし>>41、 一番組みたい彼に歩み寄ったら、 彼は何かを思案する様な顔で口を噤んでいた。>>42 邪魔しちゃうかなと思ったけれど、 僕は彼に声を掛けた。 そしたら変な声が返って来て……>>43、 普段だったらふって笑っていたかもしれないけれど、 僕は真面目な顔で一緒に行きたい旨を告げた。 丁度いいって、そうかな。 もっとゼクスさんが安全な組み合わせが あるんじゃないかなとか、 二人きりで探索した時、 僕のせいで危険に晒しちゃったじゃないかとか…… ぐるぐる考えてしまう。 これ以上フォローさせてしまうのは気が引けたから 口を挟まなかったけれど、] (51) 2024/02/17(Sat) 23:24:57 |
【人】 調合師 ネス[トゥエルさんに「トゥエルさん達も気を付けてね」と フィルくんに「そっちもよろしくね」と声を掛けて、 みんなと分かれた後、 ゼクスさんと二人、探索へと歩き出す。 いつもはすぐに何かを取り出せる様に鞄に手を掛けているけれど、今は、獲物に手を添えて] ……フィルくんどうしたんだろうね。 [と、さっきの彼の様子>>48>>49を ちょっと気にかけながら、曲がり角の先の様子を窺って、 暗がりが続いている様だったから、明かりを取り出して] わ、びっくりした…… [その先に小さなタコみたいな生き物がいたから、 びくっとして足を止める。眠っているみたいだったけれど、] (54) 2024/02/17(Sat) 23:42:54 |
【人】 調合師 ネスっ! [明かりで目覚めさせてしまったのか、 細い触手がこちらに向かってくる。 かなり距離があり、こんなところまで届くと思ってなかった。 瞬きをする間に距離を詰められたけど、 掴んでいたナイフをすぐに抜いて、 攻撃を受ける前に切り落とす] ゼクスさん、気を付けて、 [とちょっと彼を振り返った隙に、 今度は太い触手が迫って来て、] んっ、 あ、 [同じ様にナイフを振ったけれど、 傷を負わせたものの、切り落とすには足りなくて。 そのままナイフを握った手首を掴まれる] (55) 2024/02/17(Sat) 23:43:38 |
【人】 調合師 ネス[踏ん張る暇もなくタコの方に引っ張られて、 べちょっと音を立てて倒れる] ……べちょ……? [小さなタコしかいないと思っていたけれど、 その奥に親玉みたいな大きなタコがいて、 僕はそれの上に倒されたみたいだった。 ぬるぬるして気持ち悪い。 でもそれ以上に気持ち悪かったのは、 身体に這わされた触手の感触だった] え、え、なに……? [僕の背の荷物を剥がすのはまだわかる。 でも、耳と首筋を辿って、 服の中に入って来るのは、何だろう] (56) 2024/02/17(Sat) 23:44:17 |
【人】 調合師 ネス[曲がり角の向こうにいたのは小さなタコに見えたから、 ゼクスさんの能力に引っ掛からなくても、 僕も大して気にかけなかった。 でも咄嗟に攻撃されても、反応できた。 これも特訓のおかげだろうけど、 こんな短期間で強者になれる訳もなく、] ゼクス、さ…… [また、彼の手を空振らせてしまう。>>67 通路の奥に引っ張り込まれた後で 後ろを振り返って名前を呼ぶ。 触手に絡め取られて体勢が制限されるから、 彼の姿がよく見えない。 でも、あの時を思い出す。 僕を捕らえた魔物に怒って、自らの身体を傷付けた彼の事を。 それはだめだ、と服の下で蠢く触手を 何とか自分で引き剥がそうと、抵抗を続ける] (74) 2024/02/18(Sun) 8:40:00 |
【人】 調合師 ネス[魔石越しに相手から反応は返っただろうか。 通信が切れたら、ぽつりと呟く] ……平気、なんだね。 ああいうの聞いても。 ……フィルくんの声、 いっぱい聞いてた、から? [いつかの甲板で、フィルくんの喘ぎ声を聞いたとか聞いてないとかって言ってた話を、今更蒸し返す。 あの時妬いてしまった気持ちは とっくに消化していた筈なのに。 二人の声を聞いて平然としている様を見たら、 何だか思い出してしまったんだ] (97) 2024/02/19(Mon) 20:16:54 |
【人】 調合師 ネス[そんな甘い空気は今は昔。 二人で、甘くも淫らな空気を伝えて来る魔石を挟んで座る。 彼の視線>>101にも気付かないまま、 魔石から聴こえてくる音声に耳を反応させたり、 別の事を考えようとして失敗したりしながら、時は過ぎ。 ゼクスさんが余計な事を言って、 フィルくんの赤い顔が想像できる様な声>>99が返る。 いや何不思議そうな顔>>101してるの、とゼクスさんをジト目で見続けつつ、 「しっぽり」>>100……したって言えるのかな、あれ、と さっきの事を思い出し……] ゼクスさん…… [打って変わって真面目な口調と視線>>102に目と耳を傾けていたら、ゼクスさんの力が、機能しないって。>>103 ぎゅ、と自分の服の袖を掴む。 自分の力が使えないというのは、不安だと思う。 僕が支えて、守りたいという気持ちが一層膨らむ] (109) 2024/02/19(Mon) 22:43:03 |
【人】 調合師 ネス――っ……? [不意に、首にちくっと痛みが走る。 針にさされた様な感覚に、首筋に触れる。 よく見えないけど、本当に小さな針が刺さっているみたいだ。 ぎょっとして抜こうとする。 だってここはいかがわしい研究所。 これが何かのトラップではないと言い切れない。 生命体には感知されない結界だけど、さっきのお皿の音で何かの装置が反応したとか、あり得るのではないか。 皮膚から出ている部分が少なくてうまく掴めないが、何とか抜こうと格闘しながら、僕は至って普通のトーンで言った] (112) 2024/02/19(Mon) 22:44:55 |
【人】 調合師 ネス―――!!? [ばっ、と自分の口を塞ぐ。 今、僕は何を……? 確かに、間違いではない。 さっきは嫉妬してしまったし、彼の事が好きだ。 でもそんなの言うつもりはなかったのに 何で口に出してしまったんだろう、と 自分でもわからない不可解な事に、心臓がばくばくと鳴り響く。 彼に視線を送ると、] 好き、ゼクスさん。 [なんて、戸惑った様な表情で脈絡もなく言ってしまうし、 口を塞いでも、僕の本心は、僕の喉から飛び出てしまう] (114) 2024/02/19(Mon) 22:46:10 |
【人】 調合師 ネスっっわあああああ!!!! [両手で口を塞いでいたのにしっかりと声になってしまって、 僕はそれを打ち消す様に今まで出した事のない様な大声で叫んで、結界の円を飛び越えてその場から逃げ去った。 パニックになっていたせいで、 よりにもよって未開拓の奥の方へ。 背を向け、走って彼から逃げているというのに、] ゼクスさん、 追って、 来て……!! [なんて浅ましい胸の奥底の気持ちまで、 この口は吐き出さないと気が済まないのか。 おかしい。これは絶対におかしい。 意味がわからなくて涙を滲ませながら、 彼に追い付かれるまで、全力で走っていた。*] (116) 2024/02/19(Mon) 22:48:25 |
【人】 調合師 ネス……、 [そっと目を開いて彼を見上げても、 この口が勝手に喋らない事を知る。 少しだけほっとするけれど、 それでも、言った事は取り消せない] ありが、とう…… [助けてくれた事にお礼を言ったら、 抱きしめられたまま、顔を逸らす。 でも彼も何も困ってるじゃないか>>130…… 気まずさに、彼の腕の中から逃れようとしたけれど 抱きしめられたまま優しい声を掛けられて、 おまけに頭まで撫でられて……] ゼクスさん…… [少し頭が冷えるまで、鈍い思考を働かせる。 このダンジョンを無事クリアするには、誤魔化してでも、良好な関係を取り戻すべきではないかと] (138) 2024/02/20(Tue) 7:23:31 |
【人】 調合師 ネス[でも性格上言いづらい事はあっても、 彼には誠実でありたいと思っている、から] あの、ね……ごめんね…… いつか、言うつもり、だった [彼と顔を合わせられないままでも、 僕は自分の気持ちを、押し出す様に話し始める] でも、無理なら、いいんだ。 僕がゼクスさんに抱かれたいのも本当だし、 そっちのがきっと、好きなんだけど…… 僕も男だから…… 好きな人の全部に、触りたいって…… それだけなんだ。 [頭と心で考えて喋っている分、さっき喋らされた本心よりは繕ったもの、と言えたかもしれないけれど、 これだって僕の本当の気持ちだ] (139) 2024/02/20(Tue) 7:23:50 |
【人】 調合師 ネス[今の彼との夜の関係を変えたい訳ではない事を 何となく伝わる様なかたちで言葉にしたら、 彼の方をようやく見ようか] ……ゼクスさんって、処女なの? [彼がノンデリとかいうやつなら、 彼に感化され続ける日々を送る僕だって、そう変わらない。 でも決して揶揄うつもりはなくて、祈る様な気持ちで見つめる。 さっき、フィルくんが言ってた。>>106 それが本当なら、いいなって。 だって彼が誰にも許した事がないという事だから。 それを僕が欲しいっていう気持ちは……まあ、ないと言えば大嘘になるけど。誰も触れた事がないと知って、ほっとしたいだけなんだ。**] (140) 2024/02/20(Tue) 7:24:05 |
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