【人】 京職 一葉>>31 ■ドラマシーンA 秘密取得 ■相手:百継 ■場所:場市場→大通りに変更 ■成否判定: >>15 >>16 返し含 * * * 百継様は、その年齢にそぐわず滅多な事では我が侭を言わない方。 さあ来いすぐ来いと言わんばかりに外出に誘われたのは、ゆえに珍しい事で。 「勿論でございますとも」 垂れ桜の大樹の下、覚えているかと問われれば、返事は一つしかない。 まだ僅か、薄紅色が残るしなやかな枝を共に見上げる。 桜は散り様ですら美しい。 躑躅や牡丹のようにぐずぐずと茶変することもなく、美しいままに散り果てる。 その儚さこそが、人の生そのもののようにも思われて。 ────存じております。 百継の言葉に差し挟むことは無かったが、心中、深く頷く。 (33) Valkyrie 2021/04/22(Thu) 16:53:47 |
【人】 京職 一葉 信じる明日が来るとは限らない。 呆気なく消え果てる明日が来るやもしれない。 己の無力さに歯噛みする日も、また。 「────はい。はい、百継様」 なのに、まだ薄い双肩に重すぎるものを背負う少年は、こちらを見上げ真っ直ぐに告げるのだ。 約束すると。百鬼夜行を彼方へ封じると。 知らず、私は百継様の御前に片膝を折り、頭を深く垂れていた。 「一葉は、百継様の御力に」 「この命ある限り、御仕えすると誓います」 私は百継様を信じている。 気高き心も、その類稀なる力も。 だが、喉奥に石が詰まっているに似た重みを感じる、のは。 「百継様。どうかお聞かせください。百継様の全てを」 私にも、これまで誰にも告げることの無かったものはある。 でも、告げても良いと。 告げてしまいたいと、思う己が頭の片隅で強く主張する。 「私の全ても、いずれ。いずれ、百継様の御前に」 [百継の秘密取得] [こちらからは〆] (34) Valkyrie 2021/04/22(Thu) 16:56:09 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a13) Valkyrie 2021/04/22(Thu) 17:37:08 |
(a20) Valkyrie 2021/04/22(Thu) 21:58:33 |
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