【人】 メカニック ゾズマ[ゾズマはアマノの研究室のコーヒーサーバーの修理をこなすだけこなして、それ以外の設備には――無論、“生きているもの”にも>>13――目もくれなかった。 研究用の設備に無暗に触ったり近づいたりすれば不測のコンタミネーションを招きかねないと理解していたが故の、あくまで仕事以外は何もしない、という割り切りの表れだ。 一仕事終えて研究室を出た頃には、アマノはもうその場にはいなかったから>>15、「くさい」>>12に対するフォローを述べる機会は失われた。 (この先また機会があったとして、ゾズマがフォローを口にするどうかは、また別の話)] (29) 2022/07/09(Sat) 13:13:19 |
【人】 メカニック ゾズマ[ラサルハグが真っ先に行くであろうエンジンルーム>>14を後回しにする形で、ゾズマは艦内を巡回する。 道中、通路の淡い照明にも特に異常は見られない(些細なことに見えるかもしれないが、こうしたチェックも仕事のうちだ)] うん、酸素供給装置も 温度調節装置も問題はなさそうだ。 一応ちゃんと直に装置も見ないとな。 [と、“生物の勘”に基づく見込みを、吸い込んだ空気と皮膚に触れた空気の感触から口にする。 これは昨日も一昨日も同じこと――つまり艦での当たり前の日常そのままだったのだが、その当たり前を敢えて口にするのも日課だった。] (31) 2022/07/09(Sat) 13:13:52 |
【人】 メカニック ゾズマ【管制室】 [こうして他所の幾つかの装置の点検を終えてから、ゾズマは、管制室へと足を運んだ。] へーいスピカー、メンテナンスにやってき……うん? [先ほどコールドスリープルームでも顔を合わせた>>8その管制官が、アンテナに対して何らかの報告をしていた>>21。 ゾズマがここに来たのはあくまで管制室内の機材の定期点検目的だったから、両者の遣り取りに自分から首を突っ込むことはせず、まずは黙々と仕事をこなすだけ。] ……レクチャーは後でいっか。 って昨日もおんなじこと言ったっけ。 [点検がひと段落ついたところで、ひとりごちる。 スピカの趣味を知っていたゾズマは、本職のメカニックとして、機械類の修理や改造のテクニックをスピカに教えようと思っていた。 それは相手から頼まれてのものだったか、あるいはゾズマの一方的な提案だったか、あるいはまた別の経緯あってか。 どうあれ、ひとまずこの場では、それぞれの本業の方が優先されるとも考えながら*] (32) 2022/07/09(Sat) 13:14:43 |
【人】 メカニック ゾズマ[さて、アンテナ号における“今日”が始まってからここに至るまで、ゾズマは食堂に立ち寄っていない。自室で何かを食べるということもしていない。 生身の人間でありながら空腹を訴える素振りも特に見せず、朝一で真っ先に機械をいじり……もといチェックしていき、それでいて特にメンタルの不調を大して呈さない様は、ゾズマもまた“変な人”の一人であると認識されるに十分だった、かもしれない。 艦のカウンセラーに陰でそう言われているかも>>27、なんてことはゾズマの知るところではない。] あと終わってないとこは、コックピットに――。 エンジンルームも後で一応行っとくか。 ラスがちゃんと見てるとは思うけれど。 [整備に対してのこの見事な執着、もとい仕事ぶりは、本職のメカニックであることを抜きにしても、“機械系ならゾズマ”と他の船員に思わせる>>23には十分だっただろう。**] (35) 2022/07/09(Sat) 13:51:48 |
【人】 メカニック ゾズマ【管制室】 [アンテナからの指示を受けたスピカが、こちらを向いて言う>>38には――] うん、変なノイズ? わかったーちょっと見てみるね。 ゴーストじゃない面白いヤツかもだし。 [特に表情を変えずに告げた応答には、冗談や皮肉は一切含まれていない。本気だ。 もっともこの“面白い”は、不調であれば直す自信があるが故に出てきた言葉でもある――自分にも直せないモノがある現実を突きつけられた時>>5のことは、今は置いといて。 こうして問題の機材に向き合い、工具を片手に目を凝らし、耳を澄まし――] …………うーん。異常ないや。 例のノイズ、普通にゴーストっぽい。 なんかでっかい磁場とかが うちらの艦の近くにあるとかかなー。 その辺りなんか判ることある、キャプテン? [“キャプテン”というのは、艦長であるアンテナをゾズマが呼ぶ時の呼称だ。 そのアンテナもノイズについて特に問題ないと見做している――とはスピカから聞いたばかりだったが(先ほどの“異常ナシ”の報>>1のこともある)、念のため、といった調子で本人(?)に軽く問うてみる。] (40) 2022/07/09(Sat) 15:57:18 |
【人】 メカニック ゾズマ[さて、業務報告への対処を済ませた後のこと。 “業務”ではない“趣味”の話であどけない笑みを浮かべるスピカを前にしても、ゾズマは表情こそ崩さなかったが――] でしょ? あれマジ最高。宇宙一。 あれの使用感知ると他のニッパーに戻れなくなるし、物持ちめっちゃいいし良い金属使ってるからうっかり多少無理やらかしても損傷しないし。 あのメーカー最近有名になってきてるっぽいからそのうち製品の生産追い付かなくなるかも。 マジ早いうちにスピカに教えといて良かったわ。 [オタク特有の早口を前にしても表情ひとつ変えず、こちらからも淀みない早口を返す辺り、ゾズマもオタク側の人間だったといって良いだろう。] (41) 2022/07/09(Sat) 15:57:44 |
【人】 メカニック ゾズマ[と、スピカがコックピットからの報告に応える>>39のを耳にする。 ここで漸く、ゾズマは自分がまだ今朝の食事を取っていないことを意識した。 食事の件を特に自分から告げなくてもスピカに察されてしまう程度には、スピカとは付き合いも長く親密な間柄だ。 そしてその“親密さ”とは、他の同席者をそっちのけにしてスピカと話し込んだことがあった程度のものでもあり――] うん、ダビーにはマジ悪いことしたわー。 [“同席者だったダビーをそっちのけにした”件についてそこまで罪悪感があった訳でもなかったのだが、それでも言葉としては漏れ出た(コックピットへの通信に割り込めるほどの大声ではなかったので、当のダビーには聞き拾えなかったかもしれない)] まあ次から気を付けるから、 ダビーがいいってんなら アタシもぜひぜひって感じだし。 [アフタヌーンティーの頃合いには、余程の修理対応で時間を取られない限りは艦内の点検は一通り済んでいる見込みだ。] (42) 2022/07/09(Sat) 15:58:56 |
【人】 メカニック ゾズマ[今日は果たして総勢何名のティーパーティーが開かれるのか――その顛末がどうあれ] っというわけで、次の仕事向かうわ。 じゃあまた後でね、スピカ。 とりまそこのコックピットの様子見たら、 あとはエンジンルーム――。 [そう言ってゾズマは、管制室下部へと向かう。 ダビーからの通信を受けたスピカの様子を見るに、コックピットにも目に見える異常は特にないように思えたが、自分の目でも見ないと気が済まないという気質が働いていた。] (45) 2022/07/09(Sat) 16:23:42 |
【人】 メカニック ゾズマ[メンタル面こそ特に異常ないと診断されるゾズマだったが、この生活ぶりで全く自身の(フィジカル面の)健康を害さない……といったことがある訳もない。 長期航行及び新天地での活動>>17>>26の選抜メンバーから外されるレベルの不摂生はしていない、筈、だが――。 いつだったか、アンテナ号時間の00時から18時に至るまで絶食したまま機械改造に熱中した末に眩暈を起こした、という事件があった。 特に命には関わらず、栄養と休養を十分に摂れば回復する程度の昏倒は、“異常ナシ”の範疇ではあった(と、ゾズマは認識している)が。 それでも、断食ならぬ絶食で憔悴し、ふらついた足取りで医務室に行く羽目になったゾズマを前に、医務室の“ドクター”――チャンドラはどんな顔をしていただろう?**] (47) 2022/07/09(Sat) 16:25:16 |
【人】 メカニック ゾズマ【それは、いつかのこと】 ……毎度毎度思うんだけどさ。 ルヴァ、アンタ、ブツ遣い荒いっしょ。 モノを丁寧に使うのも技術のうちだよ? [此度“も”またルヴァ>>43が運んできた“患者”を前に、ゾズマはそう呟いたことがあった。 戦闘員の備品であるレーザー銃、調査員用のレーダー、音楽端末、その他あれやこれや。 そのいずれを見ても抱いていた感想を、普段あまり表情を変えないゾズマにしては珍しく、この時には眉間に皺を寄せてごちていた。 それでも結局なんでもパッと直してしまう辺りが、この艦に選抜されたメカニックであり、根っからの機械いじり屋だった訳なのだが。] (48) 2022/07/09(Sat) 17:08:33 |
【人】 メカニック ゾズマ[そんな日々の中で、修理だけでなく改造を依頼されたこともあった>>44。 新たな星の調査中に見つかったと思しき部品を前に、ゾズマがわりと真剣に見入るのはいつものこと。 そしてそれでも大方の部品は、鋳潰すか化学分解するか以外に活用方法が見当たらない、という結論に至ってしまうのもいつものことだった(謎のインテリアにする、という発想はゾズマにはなかった) けれど一度だけ、“そのままのカタチ”での活用法が見いだせたモノがあった。] これ、確か…… ちょっと待ってて。 具体的には明日の(アンテナ号時間)12時まで。 [普段から無表情のゾズマだったが、この時は、“意識して”無表情を保った。] (49) 2022/07/09(Sat) 17:08:51 |
【人】 メカニック ゾズマ[そしてこの予告通り、翌日の正午にゾズマはルヴァのもとを訪ねた。 その手には一丁の、片手で持てる程度の小型のレーザー銃。 外装からは分からないが、中には先日にルヴァが持ってきた部品――ある惑星で開発されたバッテリーが組み込まれている。] お待たせ。 はい、コレ。動作確認済みだよ。 今アンタが使ってるのと火力はあんまし変わらないけれど、弾数は多くなってる筈。 [実用面での必要な説明だけをして、手渡すだけ手渡した。 そのバッテリーが具体的にどんな由来のものだったか、ゾズマは、この時は語らなかった。] (50) 2022/07/09(Sat) 17:09:07 |
【人】 メカニック ゾズマ( ……来てたん、だ。 あの星に、アタシたちの民、が ) [そのバッテリーが自分の出身星――今はもう人間が住めなくなった、滅びた惑星の産物だったなんてことは、この時のゾズマには言えなかった。**] (51) 2022/07/09(Sat) 17:10:01 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a17) 2022/07/09(Sat) 17:14:57 |
【人】 メカニック ゾズマ【管制室下部:コックピット】 [日々の定期メンテナンスの一環として、ゾズマはコックピットという狭い空間へも赴く。 仮にこの場に、操縦士の他に先客がいたならば、ゾズマが入り込む間など文字通り無かっただろう。] へーいダビー。 一応ざっと機材チェックしておくねー。 [そう言うなり、狭いスペースに身を潜らせるようにしながら一通りの点検をこなしていく。 特に緊急対応を求められるでもない平時の航行時――操縦士の集中が多少削がれても問題ないと考えられる時だからこそ、この場で気兼ねなくメンテナンスもできるというもの。] よし、こっちも異常なし、と。 (53) 2022/07/09(Sat) 19:25:41 |
【人】 メカニック ゾズマ……んと、そうだ。 ダビー、あん時はさ、悪かった。 あん時っていうとそのー、えっと。 [それは先程スピカからもダビーに告げられた“あの時”のこと>>39――「同席者のダビーを置いてけぼりにしたこと」だと、この時のゾズマにはどうにもうまく説明できなかったまま] とにかく、今度お茶とかご飯とか 一緒する時は、色々話聞かせてよ。 ……メカの話じゃなくても全然大丈夫だから! [ダビーの寡黙さを特に気にすることもなく――実は彼が、話を黙って横で聞く方が好き>>52だなんてことも知らぬまま――ゾズマは気楽な調子でそう告げた。 ともあれ、程なくしてゾズマはコックピットから、そして管制室から出て、次の行き先へ**] (54) 2022/07/09(Sat) 19:27:06 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a18) 2022/07/09(Sat) 19:31:12 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a19) 2022/07/09(Sat) 19:45:29 |
【人】 メカニック ゾズマ【管制室下部:コックピット→】 [いつかの“あの時”の件でダビーから返ってきた、「気にするな」>>73。 その一言を聞いて、内心ほっとするゾズマだった。] うぁーいありがとー! 面白いとか面白くないとか 気にしなくていいしー、 アタシも色々話したいことあるしー… [と言いつつも、自分にメカの話題以外にめいっぱい喋れる話があるのか否かゾズマは訝しんだが、とにかく非番時の相伴が叶うというだけでも良しとした。 さてその機会は茶会か飯時か――そんな思考を過らせたところで、手持ちの個人用端末にスピカからの通信>>75が入ってきた。] っと、よーし。 じゃあ早速今日のティーパーティーで またスピカと三人でしゃれこもうぜい! [ほんの少し前にダビーが受け取った通信>>86も同じ内容だろうと思いながら、ゾズマは目の前のダビーに向け、努めて口角を上げてみせた。 (偽りの笑み、という訳ではない。単に自分が“表情が出にくい性質”だと意識するが故の、意識しての表情作りだ)] (137) 2022/07/10(Sun) 8:00:50 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a45) 2022/07/10(Sun) 8:25:32 |
【人】 メカニック ゾズマ【エンジンルーム】 [ゾズマは、ほんの僅かの間だったが、次の行き先を決めかねていた。 日々の職務を迅速に全うすべく、真っ先に医務室へ向かうか。 それとも、現在の状況下におけるとあるリスク回避のために、食堂に寄り道するか。 1500のティーパーティーの約束にはまだ時間があったが故に、職務をすぐさま終えなければという危機感に襲われることはなく。 なまじ切羽詰まった空腹感を覚えていないが故に、即座に食欲の本能に従う、という思考にも至らなかったが――。] (152) 2022/07/10(Sun) 11:34:08 |
【人】 メカニック ゾズマ( ア レ は 飲 み た く な い ) [その一念が、ゾズマの脚を食堂へと動かした。 恨みはない。船医としての職務を全うしただけのチャンドラにも、協力者としてのゲイザーとアマノにも。 あの栄養失調寸前の件について悪いのは間違いなく自分だったとゾズマは自覚しているし、この件があったからこそ、もし仮にチャンドラが“医者の不養生”をしていたとしても>>82、自分からは何も言えまいとゾズマは理解している。 そう、例のアレ>>100を処方された場合、ゾズマには拒否権はない。医師の忠告>>112>>113を意識せずとも、自分自身でそう思っている。 「味なんとかならなかったの!?」という抗議一つは、過去に実際に例のアレの試飲をした際に零した。零したが、その意見が実際に改良の動きに繋がっているか否か>>130、ゾズマは未だ知らない。] 【→食堂】 (153) 2022/07/10(Sun) 11:34:42 |
【人】 メカニック ゾズマ【回想】 [さて、機関室に赴く度に、より正確にはその場所を持ち場とする機関士長と顔を合わせる度に――さらにより正確にいえば、ラサルハグという人物と顔を合わせる度に、無意識にであってもゾズマの脳裏を過ることがある。 今日この時は偶然、エンジンルームで彼と鉢合わせなかったのだけれど――。] (154) 2022/07/10(Sun) 11:35:53 |
【人】 メカニック ゾズマ【回想】 [2年前、当時大学を卒業して間もなかったゾズマは、とある宇宙船の整備班の一人に抜擢された。 とはいえこの時は、発着惑星上での機体整備のみを担当した(つまり上船クルーにはなれなかった)。“宇宙環境への適応のための訓練を修了していない”というのがその理由。 それでも、未だ末端扱いの整備士ながらも、大役は大役。 船着き場にて最終チェックをしながら、無表情なりに誇らしさを抱いていたのを覚えている。] はい、地上でやっとくことは全部完了したし! 艦体から船外スーツまでバッチリ、 あとは安心していってらっしゃいって感じ! [若手中の若手メカニックは、これから宙へ向かう乗員たちに、自信満々にそう告げて送り出したものだった。] (155) 2022/07/10(Sun) 11:38:07 |
【人】 メカニック ゾズマ[……“わたしたちの民”であるが故に惑星を追われ、その惑星自体が死の星と化したこと>>51で、真に帰郷が叶わなくなり。 生きるために移り住んだ星で、偶然、機械工学の才能を見出されて進学の支援を受けて。 自身の純粋な興味の対象でもあったメカに打ち込んで。卓越した技術をあっという間に習得して。 こうしてメカニックとして、派手でこそないものの重要な仕事を任されるようになって。 そんな、“自分にはメカしかない”と言わんばかりの新人メカニックの誇りは。 自身が担当した箇所のトラブルによる重大事故という結果によって、一度、挫かれた。] ……アタシの、せい、だ。 [この挫折どころではない絶望を拭ってくれたのは、一体誰だっただろう。 あの事故の後ゾズマに掛けられた言葉のひとつは、“ゾズマのせいではない”とのこと。実際、地上での整備作業は複数人で行ったこともあり、自分ひとりの責任ではない、とは納得できた。 そして件の事故に関しては、整備班以外の問題要素があったとも聞くが、真相はさて――。] (156) 2022/07/10(Sun) 11:39:52 |
【人】 メカニック ゾズマ[ともあれ、今のゾズマは、2年前のあの事故をまるで引きずっていないかのように振舞っている。実際、確かに精神的に立ち直ってはいるのだ。いるのだけれど。 整備士の仕事に対するゾズマの執着ぶりには、彼女自身の元来の気質のみならず、この事故の経験が確実に影響しているだろう。 そして、2年前に脚を失ったラサルハグ、彼とその時同じ船に乗っていた>>101>>128チャンドラに相対する時も、ゾズマは基本的に平常通りに向き合っている。 ラサルハグに対しては、わりと年上の機関士長相手に、敢えて“ラス”だなんてくだけた愛称まで用いている。 それはあたかも、“あの事故のことは何も気にしていない”とわざわざ振舞うかのように>>9。*] (157) 2022/07/10(Sun) 11:40:36 |
【人】 メカニック ゾズマ【食堂へ向かう途中】 [何か食べないと――と急いでいた脚は、バーナード>>159と鉢合わせたことで一度止まる。 焦りが顔に出ていた訳でもなかったゾズマは、至って平静な無表情で彼に向き合う。] ありゃ、なんか驚かせた、バーニー? ってそれはどうでもいいとして―― [アマノの研究室のコーヒーサーバーのことを何故バーナードが気にするのか、なんて疑問は浮かばない。ついでに言えば相手がルヴァであっても浮かばない。あの調査員らが研究室にたむろしていることはとうに把握していた。 たったひとつだけ、本当に淡い、ささやかな疑問があったとすれば] もう今朝直してきたけど。 あれ、バーニー知らなかった? [そのくらいのことだった。] (162) 2022/07/10(Sun) 12:30:13 |
【人】 メカニック ゾズマうん、じゃ、また後でね。 [ここでのバーナードとの遣り取りは、ゾズマ自身の(個人的といえば個人的な)急務故に、問いへの端的な返答程度で終わる。 相手にも――のんびり屋ならのんびり屋なりに――これから行き先があるだろう、という思考もあった。それこそ一流コーヒーサーバーの件とか。 (調査員も含めた対象宛てのアンテナからの打診>>133は、この時のゾズマはまだ受け取っていなかったが)] ( ……いや、別にどこ行く訳でもないのかな、アイツ。 今どっか異常起こってるって訳でもないし。 ) [こんな調子で、バーナードのスローペースぶりについても、当然のことのように受け止めているゾズマだった訳だが――] (164) 2022/07/10(Sun) 12:36:12 |
【人】 メカニック ゾズマ【食堂】 [足を踏み入れた先に見えたのはルヴァの姿>>161。この時、他には誰かいただろうか? ともあれ、ゾズマはルヴァに手を一度振ってから、まず自分の遅すぎる朝食を確保しに行った。] あ、ゲイザー。 なんかよさげなご飯…… じゃなかった、ベーグルサンドお願い。 [今朝一の洗濯の仕事からチーフコック業まで、船員たちの生活全般を支える甲斐甲斐しいクルーの働きぶりにはつい甘えそうになる。が、何日も連続して“シェフのおまかせで”と要求するのはゲイザーの負担になりかねない、という考えも過っての言い直しだった。] って、野菜スープもつけるって? いや別に……っていう訳にもいかないか。 あん時はゲイザーにも心配かけたしね。 [例の栄養失調寸前事件の際、ゲイザーにも怒られた記憶がある(怒り顔が見られた!)。そして件のまずすぎる栄養ドリンクの開発にも彼女が関わることになった――。 それもあって、栄養バランスの考慮されたブランチを、ここでゾズマが受け入れない訳にはいかなかった。] (169) 2022/07/10(Sun) 12:57:25 |
【人】 メカニック ゾズマ[こうして焼きたてのリング型サンドウィッチの皿とスープカップを載せたトレイを受け取ってからは、自分の手でコーヒーを淹れに行く。 なお、コーヒーに対して拘りのないこのメカニックは、75点級の市販のサーバーが淹れる味に対しても特に何も言わない>>125。 ……一瞬、この場に見えたルヴァに対して「ごはん取ってきて」と言いつける、なんて考えがいたずらに過らなかった訳ではない。だがそれでは、あの改造レーザー銃の対価>>58としてはあまりにも軽い。 もっともあの件に関しては、強烈に重い肉体労働を強いる気も特に無かった訳だが――。 とにかく、ルヴァからの“お礼”を何にするかについては、今も保留のままだ。] もぎゅもぎゅ……。 ん。そうだ、ルヴァ。 [ゾズマは食堂での定位置から、ベーグルサンドをきちんと胃の中に収めた上で、ルヴァに向けて声を掛けた。 互いの居場所が近くても遠くても、大して気にせずに。] (170) 2022/07/10(Sun) 12:59:29 |
【人】 メカニック ゾズマアレ、使い勝手どう? [“アレ”とは無論、拾い物のバッテリーを組み込んだ改造レーザー銃>>57のことで] あん時結局言わなかった、っていうか なんか言う気分になれなかったんだけどさ。 あのバッテリー――アンタが拾ってきた部品、 多分、今の銀河一帯のほとんどの技術者には 作れないヤツ、なんだよ。 開発陣がほとんどいなくなっちゃったから。 [そんな代物を改造部品として自分は取り扱えたんだ、ということを暗に示しながら] だからさ。マジ大事に使ってよ。 ぶっ壊れたらそりゃ直すけどさ。 [特に乞うでも願うでもなく、普段の“ブツ遣いの荒さ”――ルヴァ当人にその心算はないようだったが>>55――を咎めるでもなく、ただ淡々と、いつも通りの無表情で告げた。*] (171) 2022/07/10(Sun) 13:00:19 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a54) 2022/07/10(Sun) 13:15:52 |
【人】 メカニック ゾズマ【食堂:現在】 [ルヴァからは彼の隣の席を薦められたが>>181、気分の問題で、この時のゾズマはいつも通りの定位置を選んだ。 話しかけた時も、ルヴァもまた互いの距離を気にしていないようだったので、そのままの位置から話を続ける。] っし、役立ってるなら何より。 [使い勝手も弾切れの懸念の少なさもしっかり発揮されているようで>>182、改造を担ったメカニックは内心で本能的に誇らしさを覚えた。「うっかり充電し忘れ」を咎める気も、ここでは特に起きなかった。 とはいえ件のバッテリーを組み込んだ銃は、その性能について延々と語るには――やはり、ゾズマには思うところのあった代物で] いいっての。持ってなよ。 アタシはルヴァに頼まれた通りの仕事を きっちりこなしただけだし――。 アタシ、撃つのは趣味でも仕事でもないから。 [この時のルヴァの問いかけ>>183には、嘘という訳ではないが、無難な答えを返していた。 「大事にする」、と忠告もしっかり受け取ってくれたようなので、この“一流のメカニック”はただの一流のメカニックらしく、賞賛を素直に頷いて受け取ったのだった、けれど] (200) 2022/07/10(Sun) 15:20:24 |
【人】 メカニック ゾズマS138銀河系のL-Deltaって惑星、知ってる? もう20年くらい前になるのかな、 地中からいきなり致死性のガスが噴出して 1週間もせずに惑星統一国家が崩壊したっていう。 [その銀河内におけるこの歴史的な事件は、異なる銀河においてはあまり知られてはいなかったかもしれない。 ルヴァの種族や出身>>109について詳しく聞いていなかったゾズマは、相手がこの事件を知らない、という前提で話を続ける。 なおここでの銀河と惑星の呼称は、この宇宙の多くの地域で通称的に用いられているもので、現地名はまた別にある。] あのバッテリーはそのL-Delta製。 正確に言うと、L-Deltaの少数民族が 独自に開発していたやつ。 国家の反体制派、だったんだけれどね。 ……ぶっちゃけると、アタシは、 親がその反体制派だった。 あのバッテリーの作り方も知ってた。 で、アタシは大分ちっちゃい時に 母とふたりで星から逃がされて。 それで偶然、ガス死せずに済んだ、って話。 (202) 2022/07/10(Sun) 15:27:01 |
【人】 メカニック ゾズマうん、開発者がいなくなったっていうのは、そういうこと。 この話すると、色々面倒だから あんまし言う気にはなれなかったんだけれど―― まあ、この艦の中だったら、別に今更 どうでもいいやって思えたかな。 [もしかしたら、付き合いの長いスピカに対しては、既に何かの折に零していたかもしれない、そんな身の上話。] あのバッテリー自体に思い入れはない…… って言ったら流石に嘘にはなるけど。 アレ一つに個人的にこだわるよりも、 活用できる人に渡したほうがいいでしょって。 [だから気にせずあの改造レーザー銃は持っていていい――と、ゾズマはルヴァに屈託なく告げたのだった。**] (203) 2022/07/10(Sun) 15:29:44 |
【人】 メカニック ゾズマ【食堂:1500のお茶会】 [ルヴァへの打ち明け話の後、どの辺りかで医務室の機器のメンテナンスのことを思い出し――この間にまた何があったかについては、追々の話としよう。 通信>>75で告げられた時刻より10分程度前に、ゾズマは既に食堂の定位置に着いていた。 15時を少し過ぎた頃に一緒に来たスピカとダビーを迎える形で、ひらひらと手を振る。] へーい。 ちょっと早く着いちゃったから、 お菓子だけ先にあれこれ選んできたよ。 [どうかな?とテーブルの上の甘味を指し示す。 スコーンにイチゴジャムにクロテッドクリーム、色とりどりのマカロンにゴーフレット、プレーンクッキーとチョコレートクッキー、ついでに胡麻団子や小豆餡の薄皮饅頭も。 その他の茶請け菓子も、ゲイザーに頼めば持ってきてくれるだろう。 (あるいは勝手にキッチンを拝借するという選択肢も、あるにはあったが) さて、定刻より早い方にズレて来てしまったこのメカニックは、集まったふたりの遣り取り>>179>>189>>204まで聞こえてはいなかったが(だから、よろしくない方の提案だって>>204、聞き拾ってはいない)、遠目からその様子をのんびり見届けてはいた**] (210) 2022/07/10(Sun) 16:04:40 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a59) 2022/07/10(Sun) 16:13:29 |
【人】 メカニック ゾズマ【食堂:お茶会時】 [遅れてやってきた主催の「ごめん」>>231に、ゾズマは緩く首を横に振った。] へーきへーき、スピカ! 早く来すぎる方が失礼だって文化も あるみたいだし ってそれアタシじゃん悪かったわ……。 [というささやかなばつの悪さは脇に置いておき。 一通り選んでみた茶菓子はスピカに豪勢とまで言われ、ダビー>>216にも奮発したと言って貰えて。 そんな茶菓子に合わせる茶のセレクトは、ダビーに任せる形となった。] っと、気にするなって。 お菓子はいくらあったって困らないし、 出しちゃえ出しちゃえー。 [スピカの方からお菓子を取り出すのを促す形で、軽い口調でそう言う。 彼女のセレクト――業務中にもしばしば見かけるそれらは一口サイズのクッキーの他、キャラメルにプチケーキと、ゾズマが持ってきていないものを丁度補う形になっていた。] (233) 2022/07/10(Sun) 19:25:45 |
【人】 メカニック ゾズマ[なおこの茶菓子奮発ぶりでゾズマがどれだけのポケットマネーを浪費したかは、アンテナもしくは臨時会計のゲイザーに聞けば判るだろう。 といってもそこまで高額ではなく、一般的な市販品のペンチ購入を(5)3n6本分我慢すれば捻出できる程度だったが。] (234) 2022/07/10(Sun) 19:26:02 |
【人】 メカニック ゾズマ?????? あま……ぴり? なんか不思議な感じ。 [そのスパイシーな香りから味の想像はある程度していたが、実際に口にしてみると想像以上に、未体験の風味だった。 まさに未確認嗜好用液体。 ――だったのだが、もう一口含めば、不思議と甘味と香味が沁みるようで] うん、確かにこれ、美味しい。 妙に美味しい。 妙に美味しいお茶なのかダビーのだから美味しいのかよく判らないけれどとにかく美味しい。 [無表情の真顔のまま、スピカにうんうんと頷いてみせた。 頷いてみせながら、キャラメルを一口頬張る。 微かな苦味と柔らかな甘みが、チャーイの後味にまた違った風味を齎し、自然と頬が緩んだ。] (236) 2022/07/10(Sun) 19:30:28 |
【人】 メカニック ゾズマ【食堂→医務室:お茶会前の現在】 [食堂での栄養補給というタスクを終え(その過程でルヴァに打ち明け話もして)、本日最後のメンテナンス場所――医務室に赴いた時のことだ。 ドクターと顔を合わせた場合の対策をきっちり整えてきた(心算の)ゾズマがいざその部屋に踏み込んだ時、チャンドラは在室していたか、それとも不在だったか。 どちらにせよ、ゾズマはいつも通り、医療機器のメンテナンスを手早く、かつきっちりとこなしていった。 チャンドラがあの事故の時の乗船クルーの一人だったことは、乗船せずともその船を担当した整備士>>220>>224として知っている。 それでも彼女の手前、“あの事故のことはもう気にしていない”という振る舞いを(少なくとも平時であれば)続けていることは前にも触れたが>>157、この日のゾズマも、やはりそうした立ち振る舞いを努めて続けようとしていた。 別の意味――主に己の不摂生および恐怖の栄養ドリンクの件――での気まずさは、それよりも隠しづらいものではあった、が。 ともあれメンテナンス業務が終われば、来たるお茶会の10分間まで、ゾズマは自室に籠っていたのだった。**] (244) 2022/07/10(Sun) 20:03:33 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a67) 2022/07/10(Sun) 20:13:12 |
(a68) 2022/07/10(Sun) 20:14:34 |
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