83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】
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あに、……ッ、んんッ……
[ 先ほどよりも手荒に解されて、
それでも、快感を拾う感覚は、先ほどよりも増して
抑えようとしても、抑え切れない声が
広いバスルームに反響して、耳から、脳を犯される
ぐちゅぐちゅと、荒く後孔を解されて
絶えず、甘えた声を発していたが
指が抜かれると、またあの熱いものが押し当てられて]
あぐッ、……んッ、
[ みちみちと、肉を引き攣らせながら
中を抉られて、呻くような喘ぎを
落とすたび、飲み切れなかった
唾液が、ぽたぽたと、タイルに落ちて流れていく
あぁ、ダメだ。もう……理性が崩れていくのが
はっきりと分かった
突かれるたび、ぐちゅ、と淫らな音と、
快感を抑えきれない欲に濡れた声が響き渡っていた]
[ 俺の内側を、兄貴で満たして欲しい
だから、身体に触れる兄貴の手に触れようと、
片手で身体を支えながら、手を伸ばす
拒む為じゃなくて、ただ、触れたかった――**]
[ 豪華で広くてもバスルームの床は硬いタイル。
身体を支える膝は痛くないだろうか。
そんなことを思ったのは一瞬だけで、
上から覆い被さるように押さえつけて
中へ中へ沈めていく動きは止められなかった。
じっくり解してもやれなくて、ぎちりと軋む
狭さと締め付けに顔を顰めれば、
焼き切れた理性が僅かだけ戻る。
先端は飲み込ませたまま、滑りを茎に垂らした。
幾分引き攣れはマシになるだろうか、けれども
たいして気遣う余裕もなく中を抉る。
呻くような声も俺の加虐心を煽るだけ。
まともな思考が消え失せて、般若心経も、滝行も、
もう、効かない。 ]
[ 一度しかものを受け入れたことのない、
未だ狭い隧道を押し広げて奥まで穿つ。
ぐぢゅりという音も反響して、湯気に阻まれて、
いつまでも消えない気がした。
抽送を繰り返すたび、湯ではない水滴が
海斗の口から糸を引いてタイルを汚しては流れていく。
背後から伸ばした指を海斗の口に触れさせて咥えさせ、
舌を挟んで引っ張ったり、上顎のあたりを
撫でたりして唾液ごと弄んだ。 ]
[ まるでネコ科の交尾のように後ろから首筋に口付けて
歯を立てて、きつく吸って痕をつける。
欲望をぶつけるだけの交わりにそれでも
海斗の呻き声は徐々にただの嬌声に変わっていく。
組み敷いた体から強張りが解けて崩れていくみたい。
そのことにまた脳が融ける。
堕ちて、はやく、おれのとこまで。
]
[ 獣みたいにがつがつと穿っていれば、
床について二人分の体重を支えていたその片方の手が
ついとこちらに伸ばされる。
それは、拒むとか、押しのける動きではなくて、
はじめて、縋るような、求めるような、
……そんな類の動きに思えて。
─── ぐ、と胸が詰まった。
息を吐けば、焼け付いていた頭が少し冷える。
動きを止めた。
また大きく息を吐く。
伸ばされた腕を撫でながら繋がったまま、
そっと海斗の体を支えて起こそうとするだろう。 ]
[ 振り返ってくれたなら、ごめん、と小さく告げて、
唇を合わせて。 ]
……飛んでた、一瞬。
悪い、痛くないか、膝も、後ろも
[ 目を伏せて謝って、いまさらのように尋ねよう。
文句も叱責も受け止めて、それでも大丈夫だと
言ってくれるならせめて、支える手はバスタブに。
立ち上がらせれば膝は痛くないだろう。
滑らないように腰を抱きかかえて。 ]
[ 二回目なのに立ちバックは、やってしまった、と
改めていまさら反省してます。
だけどこのままベッドに戻る時間も惜しくて、
身体が離れるのも嫌で。
もひとついえば、ほんとは対面座位で
抱きしめたかったんだけど、
うっかり腸の行き止まりのその奥に
突っ込んでしまったりしたらさすがにそれは
ちょっとまずいな、と思って必死で耐えたのは内緒。
そっちは、また、いずれ。
]
[ 抱き留めた手はそのまま、片方の手は胸に触れて、
滑らせて慈しむように海斗の茎を握った。
唇は耳の裏や頸を這わせて、抽送のスピードを上げる。
きっとそう長くないうちに
三回目だってのに
込み上げる吐精感ががくがくと身体を震わせるから。 ]
─── あいしてるよ、かいと
[ 前を扱く動きに合わせて欲望を吐き出す時には、
出来れば海斗も一緒に達してくれてれば
いいんだけど、と、
白みはじめる視界の端でそう願っていた。 ]*
[ 膝が痛い、とか、腕が痛い、とか
そんなことよりも、後ろを犯されるのが、
痛くて、苦しくて―――― 堪らなく、気持ちがイイ
無理矢理、地べたに押さえつけられて
獣のように交わって、内臓を抉られるように
キツい窄みを押し広げられて、
苦しそうな吐息に、感じいった声が混ざるのは、
性急に求められるのが、この上なく嬉しいから]
ぁ、……ッ、い、――ッ
[ 滑りをよくするために、足された潤滑油の
体温より低い温度が霞めるだけでも、
びくり、と肩を揺らして悩ましげな声をあげてしまう
口を閉じてしまいたいのに、この体勢では
片手で押さえることくらいしかできなくて、
荒々しさに、やはり両手をつかないと
身体を支えられなくて、
抑え切れない、あられもない声をあげてしまう
それに―――― ]
[ 後ろから伸びてきた手が、
口を閉じさせないようするかのように、
指を口の中にねじ込んできて、舌を挟まれ撫で引かれ
上顎の裏を擽られて、口まで犯されて
ぞく、と咥内から広がる快感に思考が蕩けていく
口を犯す指を、咥えて、しゃぶって、
指から逃げるように、舌を動かせば、意図せず舐めて
あぁ、好き……もっと、欲しい
火照る体の奥底から、湧き上がる情欲に
思考を支配されていく
もっと、触って欲しい
もっと、触りたい
腕を伸ばせば、ふいに、動きが止まって]
ん、……?、あに、き……?
[ 身体を捻って、蕩けた瞳で、横目に見上げれば、
切なそうに、不思議そうに首を傾げる
すると、御免と言う言葉とともに、口付けられて
痛くないかと、問う言葉に、何度か瞳を瞬かせて]
い、た……く、ねーから
[ 痛いくないは、完全に嘘だが
それ以上に、気持ちがいい
それを口にするのは、まだ羞恥が勝ってしまうから]
[ 小さく声をあげながら、
身体を引っ張られて膝が浮く
重力に逆らうように、結合された場所は繋がったまま
腰を抱えられると、より深くを抉らて、
甘く掠れた吐息が漏れてしまった
バランスを崩しそうになって、
支えられるままに、バスタブの縁に手を突いて
待ちきれないというように、腰が勝手に揺れた
態度はいつも、俺の方が不遜で、
俺の望みをかなえてくれるのは、いつも兄貴なのに
まるで、従属させられているみたいな、
背後から動きを奪われて、首筋に噛みつかれて
勝手に所有印を残されて、逆らいようがない感覚
普段なら、こんな感覚にさせられること
許しはしないのに―― 今は、受け入れてしまう]
ふっ、……んんッ、あ、イイッ、そこ……
[ 無意識に、笑みを浮かべていたのは、
唇に指が触れていたら、気付いたかもしれないが
すぐに、その笑みは、甘い嬌声に変わっていく
もうはち切れそうな前のものを握られて、
悲鳴染みた、一際大きな声をあげ、
イってしまいそうになるのを、耐える為、
より一層、眉間に皺を寄せた]
[ 耳の裏も、首筋も、うなじにも、
舌が生き物のように這う感覚が、気持ちがいい
乱暴に、余裕がないように、腰を揺すられて
こちらの状態なんてお構いなしに、与えられる快感が
堪らない、耐えられない、おかしくなりそうだ
途中から、もう何を自分で言っているか
どんな声を発しているかも、理解が追い付かなくなる
目の奥が、チカチカと白く塗りつぶされていく]
お、ッ、れも……すき、あにき、が――
好き
、
[ あいしてる。
求められて、満たされて、
前後不覚になるくらい、蕩けさせられて、
狂おしいほど、愛しくて、おかしくなって
生理的、ではない涙が、頬を伝う]
[ 言葉だけじゃ足りない
足りないものを補うように、自ら腰を揺らして
もっと奥、もっと深くと、求めた
最奥を何度も突かれて、強すぎる快感に
いやいやとするように、何度も頭を振るくせに
もっと、と腰を押し付けて、
まるで、淫乱になったみたいで、恥ずかしいのに
求める気持ちの方が強くて――
何度目かに、奥のしこりに打ち付けられた瞬間
バスルームに響き渡る、熱で掠れ濁った嬌声をあげ
水や光や、体液が散ったタイルの上に、
多少薄くなった白濁を解き放っていた
すべて出し切れば、膝ががくがくと言い出して
もう力が入らなくて、ぐったりと、
身体を前に傾かせていった
そのまま倒れれば、バスタブの縁に縋るように
もたれ掛った―― かもしれない*]
[ 指で触れている唇は、勘違いでなければ
口端が緩やかに上がった弧を描いたように
感じ取れた。
求めて求められて、応えてもらってこちらも応えて。
けれどどこか完全には拭いされなかった
理由はやっぱり互いの関係性。
けれど今、腕の中に閉じ込めた身体が、
見慣れた弟の服を脱いでく。
呼応するように長年かけて重ねてきた俺の
頑なな鎧も剥がれていく。
乱れて淫れて声を上げて、理性を溶かして。 ]
[ 言葉としての形をなくして、濁点のついた濁った嬌声が
あふれていた海斗の口が動いて。
また、今度ははっきり、聞こえる。
紡がれた言の葉。 ]
────── ッ
[ どくん、と脳髄から痺れが走る。
好き、大好き、愛しているも、なんでかな、
聞こえた気がして───
]
[ きっとめちゃくちゃきついくせに誘うように
蠢く腰を抱きかかえ、短い呼吸で何度も最奥を穿った。
いやいやと頭を振る海斗の髪から雫が飛んで、
バスルームの光に反射してきらきら、弾けて。
甘美な曲線を描き撓る背中にぼたぼたと汗を
こぼしながら、
見つけたばかりのしこりを抉った瞬間、
海斗が跳ねた。
叫ぶみたいな声が耳から神経を炙って、
ぎゅうと締め付ける腸壁の快感に体を震わせながら、
薄膜一枚隔てた中へもう出ないかもと思っていた
欲望が溢れ出す。
握っていた手の中の海斗の茎もどくりと震えて、
幾分薄くなってはいるけれどどろりとした白濁を
吐き出したのがわかった。 ]
……っん、はぁッ、 かい、と、
[ 大丈夫かと言いかければ、腕の中の身体が崩れる。
膝ががくがくと揺れて、前に突っ伏しそうなところを
すんでのところで受け止めることができたのは
本当によかった。
バスタブの縁に縋るように凭れかかる身体に
力を込めて衝撃がないように支えてから、
中のものを抜き取って。
バスタブを背に、床にぺたんと座らせることが
できれば、手早く欲望の詰まったゴムを処理して、
シャワーに手を伸ばす。 ]
[ 海斗の意識はあっただろうか。
声をかけて、返事があってもなくても
どちらにせよとにかく湯をざっとかけて、
汗や液体を流して。
立てないようなら、ふかふかの綺麗な
バスタオルを被せて、包んで抱き上げようか。
いや、俺も結構やばくて、膝も腰も
気を抜けばすこんと落ちてしまいそう
だったんだけれど。
俺は、長男だから、大丈夫。 ]
[ ……それにしたってやっぱりベッドルームまで
遠いな!とわざと口に出して八つ当たりしながら、
限界を訴える足を無視して
どうにか大切な身体を横たえることは出来たはず。
前髪を梳いて、額に口付けて、様子を窺う。
抱き枕みたいに抱きしめて、
すきだよ、と小さく囁いて。 ]*
[ 倒れかけた身体を支えられて、
そっと、優しくバスタブにもたれ掛らせてもらう
イったばかり、で。ふわふわとする思考の中
中のものを引き抜かれると、やはり声は漏れてしまう
切なげで、悩ましい声は、叫びすぎて掠れていた
大丈夫か、と問われれば、
たぶん、大丈夫じゃねーよって、億劫そうに答えて
また、汚れてしまった身体を
洗い流す手を、邪魔することはしなかった
柔らかなバスタオルに包まれて、
抱き上げられる時は、さすがに慌てたけれど
もう、抵抗する気力もなかったから、
抱えられるまま、身を任せて、頬寄せて、目を閉じる
俺は、次男だから、耐えられなかったんだ]
― 翌朝 ―
[ 朝起きた時にも、兄貴は隣にいただろうか
眠っていれば、隣で眠る寝顔をまじまじと見つめて
身体の痛みや、充足感、疲労感に
これは、夢ではないと再確認をしていた
終ぞ、言う気がなかった好きという言葉も、
ついに、伝えてしまったことを思い出して、
顔が熱くなるのを感じて、寝返りを打つふりをして
兄貴とは反対側に顔を向ける
ドキドキとして、呼吸が早くなって、
すごいことをしてしまったと、嬉しい気持ちと、
すこしだけ、後ろめたい気持ちなる]
[ 男同士はまだ、いい
だけど、兄弟でこんなことをするなんて、
倫理的に考えて、ありえない
大きく道からそれてしまった、そらさせてしまった
自分でも言っていたけど、兄貴はモテる
女からも、男からも、
普通の恋をして、普通の結婚して、普通に親になる
それがきっと、多くの親が望んでいることで
明るく笑う両親の顔が浮かんで、きゅっと瞳を閉じた
朝、目が覚めたら、忘れようと思っていた
朝、目が覚めたら、消そうと思っていた
そんな最初の気持ちは、もうなくて
もう逃がしたくない、逃げられない]
[ 兄貴が起きた気配がしたか、声をかけられれば
そちらを向いて、無言で身を寄せて
寝ぼけているうちに、俺の反骨心が起き上がる前に
今は素直に、甘える
これはあくまで、俺が俺の心を満たすための行為で
兄貴を喜ばせようとか、好きの気持ちを返そうとか
その為ではないから、一応分かって欲しい
そんなこんなで、朝目覚めた後も
身体はだるいから、そのまま二度寝を決め込んで
昼前にもう一度、目を覚めせば、強烈な空腹感に]
はら、へった……
[ 色気のないことを言って、
ルームサービスを頼むように、"おねだり"しただろう]
― いつかの話 ―
[ あれから、何度か重ねた罪の味
その日も、そうだった
両親が相変わらず、出張で二人して不在の日
リビングだったか、ソファに座る兄貴に
後ろから近づいて、テレビでも見てるなら
その視線を遮って前に立てば、
膝を開いて跨って、首に腕を回して抱きしめれば
耳を軽く食みながら、いつもの合図を口にした]
[ 相変わらず、可愛いおねだりはできない
でも、あの日から経験は重ねてきたおかげか
素直に望みを口にすることは、多くなったと思う
兄貴が望んでくれるなら、対面座位なるものだって
たぶん、許してしまう程度には、兄貴に甘くもなった
逆のことは、既にされていたっけ?
俺が兄貴に跨がれて、体重をかけて、
奥の奥の、さらに奥を犯したこと
まぁ、その話はまた次の機会にしようか
そんな感じで、俺は手を替え、品を変え
罪深い蜜の味を、貪るように味わっていた――*]
[ だいじょーぶじゃねーよ、と返ってきて
ほっと息を吐く。
声は掠れていて、ぐんにゃりと力が抜けた身体を抱えて、
絶対にフラつかないように高級な絨毯を踏みしめた。
ベッドもまあまあ酷い惨状だったけれど、
バスタオル越しにふわと横たえる。
もう、半分以上寝ているのか、好きだよと告げれば
ものすごく久しぶりの素直な、
おれも、
が寝息とともに、ぽとりと落ちてきて。
すぐに、規則正しい寝息を立てて伏せられた瞼。
起こさないようにゆっくり身体を起こし、
布団を引っ張ってそっとその体にかけた。
立ち上がり、リビングスペースへ向かえば
すっかり暗くなった窓の外、
煌びやかな街並みからの光がやけに目に痛い。
煙草に火をつけた。 ]
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