ルヴァは、アマノおやすみ! (a18) 2022/07/21(Thu) 22:24:18 |
【人】 調査員 ルヴァ………うん。そうだよね。 [先を急かすことはせずただ頷いて。 静かに彼女の顔を見つめる。 自分はもう、ある程度腹を括った。 最初の方に眠りについたから心を整理する時間もあったし…。 この船がどんな結末になっても 誰かの命を犠牲にして生き延びることになっても それを背負って生きようと決めた。 キミが元気で、幸福で、 ――叶うなら傍で共に生きてくれるなら。 己は大丈夫だとそう思えたから。 でも、自分は彼女に何をしてあげられるだろう。 いつか「お礼するよ」なんて言ったけど、 こんなに傍にいても出来ることなんて。 2年前に励ました時とは何もかも違う―――] (150) 2022/07/21(Thu) 23:24:19 |
【人】 調査員 ルヴァ…………、 [この時のルヴァの心情は名状しがたい。 えっなに、かわいい〜〜〜〜〜〜〜って気持ちと、 これはイイ感じなのでは???って気持ちと いやいや今のゾズマは単に弱ってるだけで 深い意味とかはないんだよ勘違いするなよ僕、って気持ちと、 それでも縋ってくれて嬉しいって気持ちと、いろいろ。 正直めちゃくちゃ不謹慎な雑念が過りましたが、 努めて飲み込んで表情には出さない。 そう、自分だって。現実を目の当たりにすること まったく思うところがないわけじゃないから。 しっかり手をつないで、 自分にも彼女にも言い聞かせるように。] (152) 2022/07/21(Thu) 23:26:05 |
【人】 調査員 ルヴァ…大丈夫。大丈夫だよ。 怖くても、しんどくても。どんな風になっても、 ゾズマ一人じゃないんだから。 [残していく一人の命。 それは決して軽い物じゃないけれど、 キミが一人で背負うわけじゃない。 そんな気持ちを込めて、 ね、と目を細めて笑いかけた。 そんなゾズマもスリープ室に着くころには だいぶ持ち直していたみたいだけど 僕から手を離す理由はなかったから。 彼女がもう大丈夫って言うまでは 繋いだままだったかな。**] (153) 2022/07/21(Thu) 23:30:00 |
調査員 ルヴァは、メモを貼った。 (a19) 2022/07/21(Thu) 23:34:10 |
【人】 調査員 ルヴァ……行ってくるね。せんせー。 [別れ際に交わした軽いやり取りを思い出す。 また彼女の世話になることは、もうないかもしれない。 それでも。それが分かっていても。 さよなら、とは言えなかった。**] (172) 2022/07/22(Fri) 9:57:57 |
【人】 調査員 ルヴァ― そして、帰還後 ― [船の帰還後。 乗組員たちは皆入院することになったのだろうか。 元々生命力が強いルヴァは順調に回復し、 そこまで長引くことはなかっただろう。 ―――身体的な部分に関しては。] (178) 2022/07/22(Fri) 10:06:40 |
【人】 調査員 ルヴァ……えっと、僕、 なんだっけ。なんでここにいるんだっけ。 [一時的な記憶の混濁と混乱。 目覚めてすぐは、自分の置かれている状況を よく把握していなかった。 あの事故についても、あの時間にあったことについても 医師から説明こそ受けたものの どこか薄ぼんやりと靄がかかっていて他人事のような――― 別段脳に異常があるわけではない。 ただ本人も自覚しないうちにかかっていた 心の負荷がピークを迎えそうなったのだろうと。 そしてそれは珍しいことではないとも。 身体が完全に回復したあとは施設を移り 精神が安定するまで暫くは療養しながら 調査員の仕事も休業することになる。] (179) 2022/07/22(Fri) 10:08:15 |
【人】 調査員 ルヴァ[そんな中でも(外出は許されていたので) 定期的にチャンドラの見舞いには行っていた。 療養中の身にはあまりお勧めはできないと 医師には渋い顔をされたけれど "行かなきゃいけない"という強い意志に突き動かされて 意地でも行ったと思う。 いろんなチューブに繋がれて、 衰弱しきったチャンドラの姿。 面会時間の間、それをぼうっと静かに眺めていた。 "あの空間"で最後に見たのは どんな姿だったかな。 やはりそれも朧気だけど―――] (183) 2022/07/22(Fri) 10:10:34 |
【人】 調査員 ルヴァ………ごめんね。せんせー。 [口をつく懺悔は彼女に届くことはない。 ただ、彼女がゆっくりと弱り、命の火を消すまで。 それを見守っていたことと思う。**] (184) 2022/07/22(Fri) 10:14:20 |
調査員 ルヴァは、メモを貼った。 (a26) 2022/07/22(Fri) 12:06:27 |
調査員 ルヴァは、メモを貼った。 (a33) 2022/07/22(Fri) 15:11:37 |
【人】 調査員 ルヴァ― スリープ室/バーナード ― [しょんぼりとうなだれるバーナードは>>194 なんだか怒られた犬みたいで毒気を抜かれてしまう。 まあ言い分は分かんないでもないし。 特殊な出自ならなおさら、知られたくないことだってあるのだろう。] ……あー、もういいよ。 そんなに凹まれると こっちが悪いことしてるみたいじゃん。 [がしがし頭を掻いて、 謝罪を重ねるバーナードにひらりと手を振る。 何が悪いのか分からないようだった彼はもうそこにはいなくて、 きっと誰かが意識を変えたのだろうな。と。 それは喜ばしい半面、過程を思うと素直に祝えないけれど。] でもさ、 バーニーがどんな体で、どんな育ちでも それでどうこうとか特に思ったことないから。 僕にとっては同僚で友達だし。 [それだけ。と。少々照れたように告げて。 意識はチャンドラの方に向いたかな。>>171*] (311) 2022/07/23(Sat) 11:08:03 |
【人】 調査員 ルヴァ― 出迎えの後 ― [先ほどと同じように自身の部屋に彼女を招き入れ、 適当なところに座るように促す。 先ほどのゾズマの感触からしても yes/noは正直半々くらいかなあと思っていたので 彼女の口から告げられた返事は素直に嬉しいと思った>>304 しばし口を噤み、彼女の顔を見ながら その言葉を最後まで聞いて。] ………うん。 [見てても何となくそんな気はしていた。 (色恋めいた影が全くないからこそ 別に無理して気持ちを告げなくても 傍で見てるだけでもいいかな〜と思ってたわけで) 恥じらいもなくあけすけな言葉が出てきた時は>>306 さすがにちょっとぎょっとはしたけれど、 まあ、とりあえずは口を挟まずに。] (316) 2022/07/23(Sat) 11:43:51 |
【人】 調査員 ルヴァ……オッケー。わかった。 [一通り聞いて、頷いた。 多分だけど何となく言いたいことは伝わった、と思う。 なにから話そうかな。えーっと。] 正直さ、「考えたけどやっぱりそういうのはムリ」 って振られる予想も十分してたから、 受け入れてくれただけで嬉しいよ。 それってさ、 「コイビトとかよくわかんないけど それでも付き合ってみたい」 ってくらいには 僕って人間の傍に居たいと思ってくれてる、 ってことでいいんでしょ。 [彼女の語る想い。 きっと自覚はないのだろうけどそれは。 恋の先に行きつく終着点に似て聞こえて。 もしかしたら簡単に「好きだよ」と言われるより 得難い感情なのではないだろうか。>>308 サダルが似たようなことを言っていたとは知らないけれど ルヴァにはそんな風に聞こえたから。] (317) 2022/07/23(Sat) 11:46:10 |
【人】 調査員 ルヴァで、そうだなあ。 してみたいことだっけ。 ゾズマと一緒にご飯食べたり、デートしたり 他愛ない話したり、今までと変わんないそういうこともしたいし。 あと、まあ。トモダチじゃやだって言うのはさ。 そりゃキスとかセックスとかもしたいよ。フツーに。 勿論それだけが目当てってわけじゃないし。 嫌がることするつもりはないけど、 義務感とか嫌々で付き合われるのは寂しいかな。 すぐに、とまでは言わないけど 「僕と」肌で触れ合うことを 心地よく感じてほしいとは思うよ。 [彼女の"恋"の定義はよくわからない。 自分にドキドキしないというのなら それはそれで仕方ない面はあるけれど、 性的なことは大事なコミュニケーションだと思っているので。 まったく何とも感じてもらえないのは悲しいものがある。] (318) 2022/07/23(Sat) 11:58:29 |
【人】 調査員 ルヴァあのね。僕。 ゾズマの笑った顔、好きだよ。 [よろしく、と告げるゾズマの笑みは。>>-1273 スリープ室に向かう前の どこか繕ったようなものではなくて 自然と浮べられたものであるように感じる。 その顔を、いつまでも見せてくれますように。 彼女が心許してくれる存在が、自分でありますように。 そう願ったけれど。 その笑みがやや緊張染まるのを見れば>>337 そういった経験が(おそらく)ないであろう彼女には いささか過激な話題だったかなあ、と思いを馳せもする。 まあでも大事なことだし。 最初にはっきり言っちゃったほうが 後々禍根になったりしない―――と思う。多分。経験上。] (376) 2022/07/23(Sat) 19:37:34 |
【人】 調査員 ルヴァ― 帰還後 ― [幸いルヴァ・ルロットは一介の調査員であり この件に関して何かしらの責任を問われる立場には居なかった。 あくまで「巻き込まれた乗組員の一人」という立ち位置であり ―――まあなんやかんや検査したり 書類を書かされはしたかもしれないが――― 療養の必要があったのもあって割合平和なものだった。 情報が遮断されていた、ともいうけれど。 アマノが起こした暴露事件の余波で (艦内での性の乱れがどうとかこうとか) こちらに押し掛けてくる者も居たけれど あまり要領を得ない返答だったので 記者たちも早々に見切りをつけたようだった。 それでも機関士長のラサルハグ>>188や メカニックであるゾズマ>>381はそうもいかず 多忙でなかなか顔を合わせるのも難しかったかもしれないけど。] (392) 2022/07/23(Sat) 21:28:55 |
【人】 調査員 ルヴァ[そんな中でも何人かは暇を見つけて見舞いに来てくれたと思う。 (あのアマノが顔を見せたことや バーナードが姿を見せなかったことを 普段なら訝しんだかもしれないが この時のルヴァはそれを不思議に思うだけの思考もなかった) 事故後暫くは一日ただベッドの上で ぼんやりしているだけだったルヴァは あまりちゃんとした会話はできなかったかもしれない。 それこそ退屈を嫌う、事故前のルヴァからは考えられない程に。 最初は自身が誰かもよくわからなかったほどだが 医者の助けを得て少しずつ回復し、 自身の状況―――つまり皆のことや、艦内で起こった一連のこと―――を正しく認識できる程度にはなり。 あまり部屋に籠りきりよりは 外に出た方がいいかもしれない、と言われ 時折見舞いのために外出するものの 結局はぼうっとして帰ってきてしまう。 ただ言葉に出来ない焦燥と やり場のない不安だけがじりじりと胸を蝕んでいた。] (393) 2022/07/23(Sat) 21:30:38 |
【人】 調査員 ルヴァ………心を治す医者がいるのは 平和な証、なんだっけ。 [どこかで誰かから聞いたフレーズがふと過った。 ここが故郷だったらきっと早々に見捨てられていて、 それを考えるとこうして身を脅かされることもなく 療養に専念できる環境は恵まれているのだろうなと思う。] (394) 2022/07/23(Sat) 21:31:37 |
【人】 調査員 ルヴァ[好きな子がいた。力になりたいと思った子が。 大丈夫>>150だと、 あの時確かに思ったはずだった。 好きだと告げて、支え合いたいと言ってくれて とても嬉しかったこと。 交わした言葉、触れた唇のぬくもりや柔らかさ、 ぎこちなく痛みに耐えながらも 初めて自身の全てを受け入れてくれた時のこと。 心から向けてくれた笑顔を覚えているはずなのに。 今は碌に会うこともままならなくて、 大事な記憶も何だか靄を掴んでいるようで。 こんなにも遠くて、―――酷く心もとない。] ………会いたいな。 [誰に届くでもない言葉が弱弱しく零れて、 そんな時だ。端末が鳴ったのは。>>315] (396) 2022/07/23(Sat) 21:38:05 |
【人】 調査員 ルヴァ[一瞬、見透かされたようでどきりとした。 示されたそれは想った彼女の名ではなかったけれど、 大事な仲間であることには違いなく―――。] ……スピカ? [彼女もまた、この件で心に負荷がかかり 施設で療養していると聞いている。 連絡が来るのは久しぶりな気がした。 本来はあまり彼女を出歩かせない方がいいのかもしれない。 それでも、考える前に返事を打っていた。] 『いいよ。いつでも。 僕も少し話したかったんだ』 [そんなメッセージが彼女の端末に届くだろう。**] (397) 2022/07/23(Sat) 21:40:29 |
【人】 調査員 ルヴァ[……何となく。 前に見た記憶よりも少し 顔の輪郭が丸くなっている…ような気はしたが。 いくら何でもそれを女性に言っちゃダメなことは分かる。] …思ったより元気そうで安心した。 [ので、当たり障りのない言葉に言い換えた。 そう言うルヴァは穏やかではあるものの、 以前よりも覇気はなく 少し痩せて見えたかもしれない。 ちょっと園内歩こっか、と促して。] そっちはどう? 色々とみんな大変なことになってるみたいだけど…… [前にアマノがラサルハグと一緒に見舞いに来てくれた(と先生から聞いたし記憶にも残っている)けれど、>>413>>414その時は大して話もできずに申し訳なかったな、と思う。 今ならもうちょっとちゃんと会話できるだろうけれど。] (433) 2022/07/24(Sun) 10:59:07 |
【人】 調査員 ルヴァ……キミはダビーと仲良くしてる? [スピカがその話を周囲に伏せているつもりなことは知らない。 (ダビー側から普通に聞いてたので……) だから特に何の意図もなく、ごく自然なつもりで話題に出して。**] (435) 2022/07/24(Sun) 11:07:52 |
【人】 調査員 ルヴァ………ん?? [こっちは眠っている間スピカに寄り添う ダビーのことも見ていたわけで。 今更そんな反応をされる理由もよくわからず きょとんとした顔で首を傾げる。] 関係ない…?あれ? もしかしてもう別れた…とかじゃないよね? [もしそうなら無神経だった、と思い至り謝罪したが。 向けられた話題に鈍く胸が痛んだ。>>442] ん。なに………とは。なんで? [何とは、何を問われているんだろう。 個人的に交流があるかという問いならYes。 揉めたりしたかという問いならNO。 一瞬悩んだが、 彼女からよく自分の名が出ると知れば ああ、と納得したように頷いた。 彼女はこちらの様子を気にかけてくれているのだろうか。 ちゃんと会って話をしなければと思うのに それすらままならないのが歯痒い。] (444) 2022/07/24(Sun) 12:05:03 |
【人】 調査員 ルヴァあれ。んっと。言ってなかったっけ? 付き合ってるんだよ。結構前から。 [まあそれはスリープ中の時間であって 目覚めてからはそんなに経ってないけど。 特に隠すようなことでもない (むしろゾズマからとっくに聞いてると思っていた) のであっさり口にして。] ……なんだけど。 今向こうもめちゃくちゃ大変そうでさ。 なかなか顔見せる時間も取れないみたい。 傍にいてほしい…けどさ。僕今本調子じゃないし。 そんな中でこれ以上負担かけられないかなあって。 [支えになれないのが歯痒いという気持ちと、 支えられたいという気持ち。 相反する感情の間で躊躇っている。] ……元気そう?ゾズマ。 [自分の知らないゾズマのことを、 スピカなら知っている可能性もあるなって。思って。 そう問うてみたけれど。**] (445) 2022/07/24(Sun) 12:16:08 |
【人】 調査員 ルヴァそっかー。 スピカだったらちょっとは 会ってるかなって思ったんだけど。 ["責任転嫁系美人メカニック"のスキャンダルもこちらにはあまり入ってこず(ゾズマがスピカを避けている?とまでは思わないので) どうやら本格的に多忙なようだ。 スリープされる前、懸命に駆けずり回っていたゾズマを思い出す。 前の前にやるべきことが課せられた時、 あの子はすべてを後回しにしてそれだけに注力するきらいがある。 自分の知っている彼女はそういう子で。 それが心配でもあるし、寂しくもあった。 負担、と零せばスピカも何かを考えるように俯く。 (否定された手前)そこらを深く突っ込むことはしないけれど。 スピカが言葉を発するのを少し待って。] (493) 2022/07/24(Sun) 16:59:05 |
【人】 調査員 ルヴァ……なんか、ダメだね。 カッコつけてたいのに、 好きな子のことは臆病になっちゃう。 実際のとこ、迷惑だって はっきり言われるのが怖いだけなのかもなぁ。 [にがく苦笑した。 4年近く共に過ごして、 心身の距離は確かに近くなったけれど。 一定の情を抱いてくれているとも思っているけれど。 自分に「恋をしているわけではない」にも拘らず 付き合ってくれている彼女に 心の奥底できっとどこかひけめがあるのだと思う。 あれから連絡の一つ、 顔の一つも見せに来てくれないのは。>>482 それだけ己の優先順位が低い表れなのではないか。 人に頼ったり、甘えたり。 育つ過程でそういうのを知らずに生きてきた分、 自分もあまり得意な方ではないのだと今更自覚する。] (496) 2022/07/24(Sun) 17:04:26 |
【人】 調査員 ルヴァ……でも、そうだよね。 言わなきゃわかんないよね。そういうこと。 ありがとう、スピカ。 [ゾズマとちゃんと話してみるよ、と 一つの決意を乗せて伝えた後。 公園をぐるりと回った後、お茶にしただろうか。 何だか色々聞いてもらったし、自分が奢るよとも言い添えて。] チャーイ、また飲みたいな……って、僕が言ってたって ただの同僚 によろしくね。スピカ。君の行く末もよいものでありますように。 [あの時直接伝えられなかった礼の代わりに 彼女の幸せを願う言葉を贈る。>>2:431 にっこり笑うルヴァの顔は 会った時よりは少し、晴れやかになっていたはずだ。] (498) 2022/07/24(Sun) 17:08:04 |
【人】 調査員 ルヴァ[そうそう、ところで余談だけれど。 スピカとはこの後も トレーニングと近況報告を兼ねて ちょくちょく会うことにはなる。 勿論ルヴァの方も全盛期と同じようには行かないが それでも彼女には結構スパルタだったかもしれない。 悩める乙女の体型維持に一役買えたかどうかは、また別の話。**] (499) 2022/07/24(Sun) 17:13:25 |
【人】 調査員 ルヴァ― Xday ― […と、スピカには告げたものの。 ルヴァがそれを実行に移すのは それから少しの間を開ける。 出歩きは許可されている。 声をかけてくるマスコミも今は大分減った。 ただただ致命的な問題が一点。 単純に自分は彼女の居住地を知らないのだ。>>477 端末で本人に直接聞くことはしなかった。 なんせこれだけ連絡が来ないのだ、 無視される可能性も十分あることを思えば まどろっこしい真似はやめた。 なんせゾズマ自体、交友関係が広い方じゃない。 4年間の間に本人から断片的に聞いた情報と 自分と彼女の事情や関係を知る周囲を頼り 住所を突き止めるまでにしばしの時間を要した。] (500) 2022/07/24(Sun) 18:08:20 |
【人】 調査員 ルヴァ[この時のルヴァは確かに、衝動に突き動かされていた。 ずっとぼんやり抱えていた益体のない虚無感が はっきりと一つの線を結んだように。] (505) 2022/07/24(Sun) 18:13:52 |
【人】 調査員 ルヴァ[キミは驚いていた?呆けていた? 会ったら最初に何を言おう。 ずっと音信不通なことに文句を言おうか、 『来ちゃった♡』なんておどけようか、 着くまでに色々考えていたのに。 その顔を見たらびっくりするほど言葉が出てこなかった。 ちゃんと笑おうと思ったのに、 なんだかそれもうまく作れなくて。 泣き笑いみたいな情けない顔になってしまったかも。 僕らの距離を一枚隔てる邪魔な扉を キミが除いてくれたなら。 久しぶりに見る僕はきっと記憶の中より ちょっと窶れて見えただろう。 同じように少し疲れて見えるキミを 考えるよりも先に生身の身体で強く抱きしめて、 今度こそ伝えさせてほしい。] (507) 2022/07/24(Sun) 18:22:02 |
【人】 調査員 ルヴァ……うん? [私物。何かあったっけ? いや、色々(勝手に)持ち込んでいた気はするが どうせ遊び道具ばっかりだし 別にそのまま処分して貰ってもいいんだけど。 そんなことを考えながら言われるまま両手を出せば 見慣れた球体が弧を描く。 手の中にごろんと納まったそれは、 もう何だかずいぶんと懐かしい気がする100面ダイス。 ぱちぱちと瞬きをしたあと、サダルの声に耳を傾けて。] (529) 2022/07/24(Sun) 21:25:16 |
【人】 調査員 ルヴァ……そっか。 [アンテナが役目を終えたことは その時には多分もうゾズマから聞いていたと思うけれど。 改めて話題に出されると感傷に近い気持ちがわく。 自分たちを4年間見守ってくれた彼女。 彼女の尽力がなければ今ここにはいないのだから。] うん、いいと思うよ。同窓会。 僕もまた皆に会いたいな。 [ひとりひとり、顔を思い浮かべた。 ちょくちょく顔を合わせている者も、 そうでない者も居るけれど。 皆各々幸せで、それぞれの道を歩んでいるといいと願う。] (530) 2022/07/24(Sun) 21:26:45 |
【人】 調査員 ルヴァ………あはは。 [こんな時でもやっぱりサダルは相変わらずで、 思わずその場で笑ってしまった。 去って言ったばかりの引きの悪い 友人 宛に、端末でメッセージをひとつ。 『僕の勝ち。勝者の権利は今度貰いに行くよ。用意して待ってて。』と。 そう遠くない来訪の約束を告げて。**] (532) 2022/07/24(Sun) 21:36:38 |
【人】 調査員 ルヴァ― 1年後/告別式 ― [告別式の日は青々と晴れていた。 白い花に包まれた棺の中で眠るチャンドラは まだどこか眠っているようで――― けれど、痩せた頬と生気のない肌が もう目覚めることはないのだと 確かに告げているようだった。] ………、 [喪服で彼女の前に立った時、 もっと平常ではいられないと思っていた。 けれど、心はずいぶんと凪いでいて。 医療ポッドで眠る彼女の元に何度も通い 人知れず涙するのを繰り返すうち 自分なりに心の整理が進んでいたのだ、と思った。] (543) 2022/07/24(Sun) 22:44:36 |
【人】 調査員 ルヴァ……チャンドラ先生。 沢山、たくさんお世話になりました。 僕、…ちゃんと生きていきます。 あなたに助けてもらった命を。 [涙は流さず、凛と告げる。 眠る彼女にごめん、は もう数えきれないほど言ったから 最期に告げるのはこの言葉でありたかった。 死者をどう扱うかは、生者の権利。 そして与えられた生をどう使うかも。 きっと自分の知っている彼女なら 罪悪感に押し潰されてしまうことも 悲嘆にくれて留まり続けることも望まない。そう思う。] (544) 2022/07/24(Sun) 22:45:15 |
【人】 調査員 ルヴァ[告別式の頃には既に アンテナの解体作業は終わっている。>>429 つまりはゾズマとちゃんと会って話した後だったので、 泣きじゃくりながらチャンドラを見送る彼女>>426が 落ち着くまで肩を抱いて寄り添っていただろう。 と言っても思ったよりも気丈そうで安心したし、 あちこちあいさつ回りに行く彼女を 眺めながら久しい面々と会話をした。 久しいと言ってもちょくちょく会っている面子もいるので そこまで目新しさはなかったけれど――― 喪主をやっていたバーナードは 流石に少し沈んでいるように見えたが 今どこでどうしてるの、位は聞いたかも。 (ラサルハグたちの所に居ると知ったら なんで?????って言ったと思う) とはいえ今は喪に服す席だから。 積もる話はサダル幹事の同窓会に持ち越して、 皆とも別れたんだったかな。**] (546) 2022/07/24(Sun) 22:51:39 |
【人】 調査員 ルヴァ― その後の話 ― [ルヴァ・ルロットに帰るべき故郷はない。 宇宙こそが自由の象徴であり、自分の生きる場所だった。 療養生活が終わり、すっかり日常に戻った後は また元通り調査員に復帰しようと考えていた。 別段調査員という職に拘るわけではないし また今回のような事故が起きたらと思わないでもないけれど そんなこと言ってたら何もできないしなあ、とも思う。 何だかんだこの生き方が性に合っている気もして。] (553) 2022/07/24(Sun) 23:17:00 |
【人】 調査員 ルヴァまあ〜〜〜……そうだなあ…… キミのママの言い分もわかるし 大事にしてあげてほしいけど。 ゾズマはやっぱりメカ触ってる時が 一番生き生きしてると思うからさ。 辞めたくないって言うなら応援するし。 [何も宇宙船の整備士、という形でなくても。 何かしら機械に携わる者として、 その情熱を生かしてほしい所。] まあ、どんな形にせよ、 キミの納得いくようにしなね。 [説得が必要そうなら加勢するし? なんて半分冗談めいた口調で告げた後 改まって彼女に向き合って。] (555) 2022/07/24(Sun) 23:19:31 |
【人】 調査員 ルヴァね、ゾズマ。 今度キミのママに会わせてよ。 一度ちゃんと挨拶しとこっかなって。いい機会だしさ。 [話を聞いている限り、 なかなか肝の据わった女性のようだから 不義理はしないぞというケジメの意味でも。 それに。 あの夢の中でラサルハグとした話を 僕は最近、よく思い出すんだ。>>3:+74 ちゃんと結ばれて、家族になって、法的に認めてもらうこと。 僕にはいまいちまだ馴染みがないものだけれど キミが語る両親の話を聞いていたら そういうのも悪くないなって思うんだ。 キミを支え、頼り、愛し合ってともに生きていくこと。 これからもそう在りたい。その決意の証明として。] (559) 2022/07/24(Sun) 23:22:54 |
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