人狼物語 三日月国


83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】

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到着: 木峰 海斗

【人】 木峰 海斗

[ 講義終わりに、俺を含めた派手な集団が
  構内の道を幅を利かせながら歩いていく。

  道幅一杯に横並びに歩くと言うのは、
  他の通行人の邪魔になるから、
  あまり褒められたことではないが
  それを気にしている様子もなく、げらげらと笑いあって

  遠目に迷惑そうな視線を寄越してくる奴らもいるが
  それを気にすることもしない。ふいに、
  傍らの友人が、がっと肩に腕を回して身体を寄せてくる]


   なんだよ、暑苦しーんだけど?
   あぁ? ったく、しょーがねーなぁ


[ こっそりと、耳打ちされる言葉に、溜息を吐きながら
  承諾すると、ほらよと、スマホのアドレス帳から
  友人が気になると言う女子の連絡先を教えてやる

  一応、相手には伝えておこうと、メッセージも送っておいた
  あとはどうするかは、友人次第だ]
(40) 2021/07/01(Thu) 20:53:08

【人】 木峰 海斗

  

   上手いことやれよ?


[ 泣かすんじゃねーよ?と釘を刺してから、
  肩を抱く腕をさりげなく、外させる

  別に、友人だし、嫌いではないが
  たまにベタベタと、スキンシップが多いのが玉に瑕だ

  男同士で、気にすることでもないんだろうが
  僅かに嫌悪感を感じてしまうのは、何故なのか

  気にする方がおかしいと思いながらも、やはり苦手だった]
(41) 2021/07/01(Thu) 20:53:13

【人】 木峰 海斗

[ ただ、一人だけ
  触れられても嫌悪感を感じない人がいた

  触れられると、鼓動が速くなって
  触れられると、胸の奥がむず痒くなって
  触れられると、妙に嬉しくて、体温が上がって

  俺は、その人のことが――――
好き
、なのだと思う]
(42) 2021/07/01(Thu) 20:53:15

【人】 木峰 海斗

[ そんなことを考えていれば、
  そういえば、海斗って彼女作らねーの?などと、
  急に友人が尋ねてくる

  へっ、と小馬鹿した笑みを浮かべれば]
 
 
   さぁね、俺の好みに合う女がいねーんだよ


[ 余裕ぶった態度で返事をしてやった
  忽ち、理想高過ぎ〜とか、また馬鹿騒ぎをする
  コイツらは、深く追求してこないから、楽だ

  変に追及されて、女の好みを聞かれても、
  俺は答えられる気がしなかった]
(43) 2021/07/01(Thu) 20:53:17

【人】 木峰 海斗

[ 好きな相手はいる
  だが、それを周りの連中にも、相手に言うつもりはない
  この想いは、普通ではない

  持ってはいけない感情だということは、分かっている
  許されない感情だということは、―― わかっている

  俺が好きな相手は、――――――
兄、なのだから
]
(44) 2021/07/01(Thu) 20:53:20

【人】 木峰 海斗

[ げらげらと、下品に笑う仲間たちの笑い声をBGMに
  尾も想いに耽っていれば、また友人は肩を組んでくる

  はぁ、と深くため息を吐く]
 
 
   暑苦しいって言ってんだろ
   あぁ? あぁ……悪い、今日明日は先約済み

   ばーか、相手とか言う訳ねーだろ


[ 今日、この後遊びに行かないかと誘われたが
  今日も明日も予定が入っている

  断ると、ぶーぶーと煩く喚くので、
  絡む腕をぴしゃりと叩いて、無理やり外せば、
  少し小走りで、輪の中から出ていく]
 
 
   今度また遊んでやるよ
   じゃあな


[ この前一緒にいた年上の美人かー?とか
  背中に揶揄う声を聞きながら、駆けだせば
  少し肩の荷が下りた気がするのはなぜなんだろうか]
(45) 2021/07/01(Thu) 20:53:23

【人】 木峰 海斗

― 先日のこと ―
[ つい先日のことだ
  道端を一人で歩いていると、
  ブブ、と尻ポケットに入れたスマホが震えた

  無造作に取り出して眺めれば、1通メールが届いていた
  マッチングが完了したことを告げるメールは、
  少し前に冗談半分で申し込んだものだった]


   マジかよ……
   これ詐欺とかじゃねーよな?


[ 思わず、そんな呟きを漏らした
  高級ホテルに無償で泊まらせてくれる

  しかも、こちらの望みにマッチした人物と
  共に過ごす時間を提供してくれるというもの

  そんな旨い話あるわけない
  そう思う反面、期待もしていた]
(46) 2021/07/01(Thu) 20:53:26

【人】 木峰 海斗

[ 自分の気持ちにケリをつけるために、
  他人を利用しようという汚いやり方

  だが、そうでもしなければ
  もう、どうにかなりそうだった


  日に日に増していくこの想いは、
  生半可な処理の仕方では、消し去ることはできない

  だから、嘘みたいな、詐欺のような
  悪魔の囁きのような、そんな募集に応募した]
(47) 2021/07/01(Thu) 20:53:32

【人】 木峰 海斗

[ 一度、家に帰ろうと電車に乗ったところで
  ブブ、と尻ポケットのスマホが震えた

  取り出すと見えたのは、兄貴からのメール>>33、]
 
 
   …………


[ 無言で、閉じる
  返信はしない、それはいつものことだ

  夜出かけるって、誰とだよとか
  また、どうせ彼女か?とか、
  意味のない問いをしそうになるから

  弟が兄にする質問として、可笑しい気がするし
  俺のプライドが許さないから―― だから、無視する


昔は、素直に兄として慕って、大好きで    
無邪気に笑っていたのに……         
可愛くない弟になっちまったな、なんて    
たまに自嘲するけど、可愛いと思われるのも  
それはそれで、なんかムカつくから、面倒くさい


  はぁ、と一つ、溜息を吐けば
  耳にイヤホンをして、
  流行りの曲と電車の揺れに身を任せた**]
(48) 2021/07/01(Thu) 20:53:51
木峰 海斗は、メモを貼った。
(a3) 2021/07/02(Fri) 17:59:12

【人】 木峰 海斗

[ カタンカタンと、揺れるリズム
  耳元で流れるポップなメロディ

  浮かんだ疚しい気持ちを掻き消すように
  身を任せていれば、それを邪魔するように
  再び、ブブ、と尻ポケットのスマホが震えた

  手慣れた手つきでスマホを開けば、
  兄貴からの気持ち悪いうさぎのスタンプだった>>88

  どんなセンスだよ

  てか、どういう意図で
  こんなスタンプを送ってくるのか

  いや、意図なんてねーよな
  中学卒業から続く盛大な反抗期の弟を揶揄ってるだけ]
 
 
   ………… こっちの気も知らねーで


[ 深いため息交じりにポツリと呟くと、
  相変わらずの既読スルーを決め込んだ]
(120) 2021/07/02(Fri) 19:54:06

【人】 木峰 海斗

[ 物心つく頃には、兄の後ろを追いかけていた
  手を握って、抱っこして、
  俺が強請れば、嫌がりもせずに望みを叶えてくれた

  もしかしたら、父親よりも兄が好きだったかも
  残念、幼い子どもの一番は、大体母親に決まっている
  だが、母が優位だったのは、小学校低学年までだった


  兄貴は、かっこ良くて、優しくて
  友だちに自慢しまくってたし、甘えてた

  その気持ちが変わってしまったのは、いつ頃だったか
  中学を卒業する頃だったと思う

  兄貴に彼女が出来たと思ったとき
  実際は、親しい友人とかだったかもしれないけど
  俺は、それを知ってすごく嫌だった、腹立たしかった

  ただのブラコンかと思ってたけど、そうじゃなかった]
(121) 2021/07/02(Fri) 19:54:08

【人】 木峰 海斗

[ そんな自分が汚らわしく感じて、気持ち悪くて
  俺は、兄貴と距離を取るようになった

  それでも、仕事で不在がちな両親のせいで
  俺たちは二人きり、家で過ごすことが多かったから

  視界に入ってくるし、触れあってしまうし
  この気持ちに気付かれたくなくて、
  酷い態度を取り続けてきた

  普通は、嫌われれも仕方がない筈なのにさ
  無意識に再び、スマホに視線を落とす

  全然、嫌いになってくれなかった]
(122) 2021/07/02(Fri) 19:54:11

【人】 木峰 海斗

[ 告白してくれる子もいた
  同学年や先輩や、後輩……美人な子や可愛い子
  色々いたけど、俺は全部断っていた

  いつも頭の中にいるのは一人だけで
  誰かの隣にいるときに、違う人を思い浮べるのは
  相手に悪い気がして、
  それを上手く隠せる気もしなくて

  だから、全部断った
  ちなみにアイツらが見かけた年上美人は、
  たまたま彼女が探していた猫を俺が捕まえて
  そのお礼に、パンケーキを奢って貰っただけだ
  ―― ちなみに、パンケーキは俺の希望ではない


  そんなことを考えていれば、自宅近くの最寄り駅だ]
(123) 2021/07/02(Fri) 19:54:15

【人】 木峰 海斗

[ 家に帰って、身支度をすませれば
  少し予定よりも遅い時刻に、ラグジュアリーな空間に
  足を踏み入れていた

  浅葱色のTシャルに、
  襟なしの薄手の半袖シャツを重ねて
  ボタンは全部開けた状態にしていて、
  下は、明るめの青色のジーンズという

  ラフな格好なせいか、すごく場違いな気がするが、
  それは普段鍛えられている鋼のメンタルで
  他の人の視線は気にしない

  フロントに声をかければ、
  メールで伝えられていた部屋番号を告げる

  さすがプロだは、綺麗な笑顔で応対してくれた
  さて、と足を踏み出せば、ベルトの鎖がちゃりんと
  涼やかな音を響かせた*]
(124) 2021/07/02(Fri) 19:54:19

【人】 木峰 海斗

[ フロントに聞いた部屋番号は、 1061
  エレベータに乗って、
  独特の浮遊感に身を任せていれば、
  あっという間に、目的の階に到着した

  高層階であることは気づいていたが、
  まさかそこがスイートだとは思っていなかった>>146


馬鹿と何とかは、高い所が好きなんだ     
高層階ってだけで、少しうきうきしてたのは秘密


  廊下をゆっくりと、進み
  扉の前で、ぴたりと止まって、ふいに心配になる
  俺は、兄貴以外の人に触れられて
  ―――――― 平気なのだろうか?

  友人のスキンシップすら、
  少し嫌悪感を感じるというのに

  ドアノブに伸びた手に、微かに戸惑いが生まれる]
 
 
   ………… でも、帰ったら失礼だよな


[ 怖気づいて、ここで帰ってしまったら
  せっかくマッチングしてくれた主催者にも
  俺なんかと一緒に過ごしてくれる予定の人にも]
(161) 2021/07/03(Sat) 1:00:51

【人】 木峰 海斗

 
 
   ……ッ、


[ 大きく、息を吸って
  意を決して、キーを差し込めば、扉を開いた]
 
 
   どーも………… へ?


[ どんな挨拶をするべきか
  迷った結果、適当な言葉が出てきたが
  その言葉は、最後まで言えなかった]
(162) 2021/07/03(Sat) 1:00:53

【人】 木峰 海斗



   あに、……き……?


[ 
いやいやいやいや

  俺は確かに"
兄みたいな
"人って書いたけどさ

  本物の兄貴がいるとは思わないじゃん?
  兄貴のこと考え過ぎて、脳内お花畑にでもなったか

  幻影でも見ているか、そっくりさんか
  てか、ほんとう、マジ―― ]
(163) 2021/07/03(Sat) 1:00:54

【人】 木峰 海斗

 
 
   すぅ………………


[ よし、大きく息を吸って落ち着こうか
  とりあえず、状況を整理しよう

  マッチング成功したメールが来た
  その部屋番号に入った
  なんとそこには、兄貴がいた

  意味がわからねーな。 主催者はエスパーか?

  兄貴への気持ちを消し去るために、ここに来たのに
  その相手で、兄貴になるとは予想もしてなかったから

  どういう対処をすればいいか、分からない]
(164) 2021/07/03(Sat) 1:00:56

【人】 木峰 海斗

 
 
   …………
   夜の用事って、これだったことか?


[ ふと、零れた言葉は、気になってたけど
  聞くつもりはなかった問いだった**]
(165) 2021/07/03(Sat) 1:00:58

【人】 木峰 海斗

[ 
 
そりゃ驚くだろうさ

  響く兄貴の声>>178に、
  そんなツッコミを入れる余裕はなかった

  弟であることを肯定する前に、
  呟いた言葉に、兄貴はいつもみたいに、
  揶揄う兄の顔をすると思ってた

  だけど、聞こえたのは少し低い声で>180

  いつも、とは違う何かを感じ取って、
  微かに肩が震えた――

  かちゃりと、ロックがかかる音が、
  漸く、現実見を覚えさせ、何か言わないとと、
  焦りを覚える―― ここにいる理由は、]
(184) 2021/07/03(Sat) 10:36:30

【人】 木峰 海斗

 
 
   ………… そーだよ、知ってるよ
   まさか、兄貴がいるなんて思わなかったけどな


[ なんとか平静を取り繕うとしたが、
  いつも通りの口調や声にはなってくれなくて

  あ、これは、やべーな

  そう思っているうちに、さっさと
  この部屋を出ておくべきだったんだろうな――*]
(185) 2021/07/03(Sat) 10:36:32
木峰 海斗は、メモを貼った。
(a8) 2021/07/03(Sat) 15:00:26

 




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