159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】
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| チャラ男は辺りをあまり見ないようにスマホに視線をやりながら、そわそわと落ち着かない様子で廊下を歩いている。
先ほどまで話していたカナイの忘れ物を届けるという名目でセーブポイントである教室を出てきたが、一番の理由は一人でいたくないから、だ。 探索に興じている友人たちはあてにできないが、怖がりのカナイならずっと自分の傍に居てくれる。
早くカナイを見つけなければ……。 (5) 2022/07/11(Mon) 2:41:17 |
相馬栗栖は、倒錯した復讐劇が既に叶わないことに気づいている。
相馬栗栖は、相馬栗栖が相馬栗栖であることを知っている。
相馬栗栖は、相馬栗栖を悪魔と呼ぶことが出来ない。
相馬栗栖は、探偵には向いていない。
相馬栗栖は、偽物にすらなれない。
相馬栗栖は、相馬栗栖でしかない。
相馬栗栖は、
このまま終わらせてしまうことを、つまらないと思ってしまった。
きっと、昔から。
| >>6 マユミ 「おあっ!!」 びくぅ!!と体を跳ねさせたが、先ほどスマホでやり取りをしていた相手だとわかるとほっとした様子で 「お前なぁ!もうちょっと静かに声かけろよ!!」 静かに声をかけたら掛田でビビりそうではあるが。 「怪我とかねぇよ、そっちでも見かけなかったのか…… ったく、アイツ何やってんだよ……」 (7) 2022/07/11(Mon) 3:26:57 |
| >>8 マユミ 「いらねーよ!なんだその称号は!!」 リアクションちゃんぴょんの座を得てしまい、ちょっとご機嫌斜めだ。 隣を歩きながらも一息つく。 やはり人がいると安心する。 ……でも、もう一人ではないのに、カナイがいないのは、なんか嫌だ。 「わかんねぇよ…… 明日の約束してる途中に急にいなくなってよ アイツの事だから、トイレ我慢できなくなったとかそういう情けない理由だろどうせ」 先ほど最寄りにあったトイレい呼びかけたが返事はなかったところを見ると、もうトイレにはいないのだろうが。 (9) 2022/07/11(Mon) 3:44:18 |
| ウラミチは、暇があればチュムチュムをしていたため、ここ数時間(?)のラインのログを見ていない。 (a12) 2022/07/11(Mon) 4:07:58 |
| >>13 マユミ 「泣かねぇよバカ!!!!!!」 激しく突っ込みつつもマユミの早足に慌ててついていく。 おぼつかない足取りで、怖かったといいながらすぐに表れるんじゃないかという希望もむなしく、トイレにも、自転車置き場にもカナイの姿はない。 体力がない男が若干息を切らし始めたころ、漸く最後の場所へとたどり着く。 扉を開けた瞬間、「いましたよ」と告げられ安堵に顔を和ませた。 こんな場所に隠れていたのかと。 漸く見つけたその安堵が先に立ち、彼女の声の冷たさには気づいていなかった。 (14) 2022/07/11(Mon) 9:37:01 |
| >>13 マユミ 「あ?なんだよもったいぶりやがって」 馬鹿な男は何も気づいていない。 少し前の牧夫の件も、今の状況も、目の前のマユミの表情も。 「おーい、カナイ!迎えに来てやったぞ!」 碌に中も確認しないまま 遠くに見える人影の方へとずかずか無遠慮に進んでいく。 (15) 2022/07/11(Mon) 9:38:58 |
| >>13 マユミ 声をかけても返事はない。 2人分の人影を視界にとらえ、その突っ伏す姿から 誰かと一緒にいて、安心して寝てしまったんだと思った。 「…………?」 しかし一歩、また一歩と近づくと見えてくるそれは紛れもなく、カナイと牧夫であったが、様子がおかしい。 「おい……何ふざけてんだよ……?」 寝たふりや変な人形でもおいてこちらをからかっているのだろうとその背に触れた。 「!!?!?」 服の上から触れただけでもわかる瘦せこけた身体は硬く、熱もない。 そして、リアルすぎるそれは適当に用意された人形でもない。 それが人間の死体だと確信するにあまりある情報に、思わず飛びのいてしりもちをついた。 「あ、ぁ……!」 手に残る感触に青ざめ、手が震える。 「──っ!! うわああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」 あまりのことに叫び声をあげて足をもつれさせながら廊下へと走り出す。 マユミを突き飛ばす様に押しのけてその場から逃げ出してしまった。 (16) 2022/07/11(Mon) 9:51:01 |
廊下の、薄汚れた、古びた窓ガラスにそいつが写った。
「……、今更だね」
同じ顔で、同じ表情で。そいつは相馬栗栖の姿をしていて。
どこまでも愉快気に、そいつの生き方は自分が思った通りになったみたいな顔して。
古びた窓ガラスの奥で、そいつは相馬栗栖を見ている。
「あぁ、なに。殺しにでもきた?」
そいつは喋らず、笑っている。何も答えず笑っている。でも相馬栗栖は、それが当然だろうなと思っている。
ドッペルゲンガーにあったものは死ぬという。おあつらえ向きの話だな、なんて。狂った思考の中で思った。
そいつは、現実に殺された。そいつはもういない。悪魔はお話の中にしかいない。
そいつは腕を伸ばして、相馬栗栖の首を絞める。
そいつはどこにもいなくて、首を絞めているのは相馬栗栖自身だ。
そいつのために生きて、そいつを殺そうとした。
まぁ、そいつから見れば、確かに。
面白い
存在なのだろうな、と思う。
壊されていく。幼稚な想像が。愚かな人生が。
罪人は裁かれゆく。
相馬栗栖は、そいつになり得なくて。
相馬栗栖は、とっくにつまらないとだけじゃ言い表せないだけの約束を抱えていて。
相馬栗栖は、確かにそれを解決するために動こうとしていて。
腕を引きはがし、窓ガラスを、殴り割り、相馬栗栖は──
相馬栗栖は姿を消した。
その場に残ってるのは、皆が見慣れている、彼の帽子だけがそこにあった。
| 「っ……ぐす……」 男は昇降口の隅で膝を抱えて泣いていた。 こんな風に部屋の隅で蹲るのは昔から変わらない。 今の姿ではあまりにも不釣り合いだが。 パニックになってあの場から逃げ出してすぐに家へ帰ろうとした。 けれどなぜかかえることができず、諦めて戻ってきたようだ。 恐怖と混乱と喪失感がぐちゃぐちゃでどうしたらいいかわからない。 (28) 2022/07/11(Mon) 22:52:31 |
すこしだけ瘠せた、透けたからだで彷徨っている。
スニーカーの片方をどこかへやってしまって、歩きにくそう。
時おり息を切らしたように立ち止まり、
それからまた、ふらふら、ゆらゆら。
旧い校舎の中を、歩き回っている。
昇降口の隅に、目を留めて。
そこに一人蹲る少年に駆けよった。
「どうし…
な 泣いてるのか」
おろおろと両手を無意味にうろつかせて。
「こわいこと、あったのか」
「なぁ」
「泣くな、泣くな」
透明の声をきみに掛ける。
隠れたからだで、きみのそばに居る。
▽
「……ぼくの、見たか?」
「ごめんなぁ」
「……見つけてくれて、ありがとなぁ」
「あとは ねーちゃんが、なんとかしてやるから」
「な?」
「大丈夫だから、泣くなよ」
「こわくない、こわくない……」
| >>+14「……!」 泣きじゃくっていた男がふいに顔をあげる。 「……──カナイ…?」 涙と鼻水で情けなく汚した顔をあげ、周りを見渡した。 聞きなれた声と気配が傍にあった気がして掠れた声で名を呼ぶ。 ──けれど、そこに望んだ人物の姿があるはずもなく、 ジワリと滲んだ大粒の涙がぽろぽろとこぼれた。 なぜこんなことになってしまったのか、なぜ帰ることができないのか、今の今まで話していたカナイはいったい何だったのか。 そんなわかるはずもない当然の疑問は、今は男の頭にはなかった。 ただ、 "もう会う二度と会えない" 単純なその事実だけでいっぱいいっぱいで。 引っ越す時だって、皆ともう会えなくなるのはとても悲しかったけど、会いに行こうと思えばまた会えると自分を慰められた。 便利な都会から田舎に戻るのは嫌だったが、皆と会えるのは本当に楽しみにしていた。 カナイがくっついてきた時のぬくもりも、髪に触れた感触も、何もかもしっかり覚えているのに。 どうして……… 「………っ」 男は再び膝に顔を埋めてしまった。 (33) 2022/07/12(Tue) 19:22:03 |
まだ、終わってないかもしれない。その死が見いだされるまで。
| 男は再びあの教室へ来ていた。 立ち直れたわけではない。 呼吸が引き攣り、頬も濡れたままだ。 けれど再びここに来たのは、ミナイの言葉を聞いたから。
恐怖に早まっていく鼓動を抑えるように胸に手を当て、逡巡しながら一歩、一歩と誰もいない……否“二人しかいない”教室の奥へと歩を進めた。
牧夫の姿を見、眉間に皺を寄せた。 そしてカナイの傍へ。
「………」
遠目から見れば一見、ただ寝ているようにすら見えるカナイをじっと見降ろして、唇をかみしめた。 (34) 2022/07/13(Wed) 13:39:27 |
| >>34目の前の事実に自分が納得できるよう、唯々それを見つめていた。 強く噛みすぎた唇からは一筋血が流れていたが、気にはならなかった。 「見つけてほしかったのか……?」 ミナイの言葉を頭の中で何度も反芻する。 「……寂しかったのか……?」 蚊の鳴く様な震えたか細い声で、返ってこない問いかけをする。 そして、そろりと手を伸ばし、頭に軽く触れた。 本音がこぼれた。 (38) 2022/07/13(Wed) 21:42:45 |
| >>38カナイの遺体の傍に座り込み、ぐしぐしと目元を雑に拭った。 「…………」 喪失感に何も考えることができなくて、虚ろな目で床を見つめている。 現実だと思いたくない事実も、帰ろうとしても帰れない訳の分からないこの状況も、虚勢を張ることしかできない自分の無力さも、こんな恐ろしい場所に一人ぼっちでいる事も、何もかもに絶望して疲弊してしまったのかもしれない。 (39) 2022/07/14(Thu) 1:39:50 |
暗い暗い夜のすきま、
どこかの、何かの、誰かのあわい。
ぱたぱたきぃきぃ足音と木の軋む音を響かせながら、
彼を背にして廊下を走って、角を曲がって、
なにかに蹴躓いたらしきいつもの声が。
暗い廊下に小さく響いて、
| ウラミチは、もう冷たくなった蚊取り線香のケースを抱えている (a89) 2022/07/14(Thu) 17:29:51 |
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