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【人】 サーチャー ゼクス[ あの言葉を聞いて混乱する俺と同じく、 いや…もしくはソレ以上にネスも混乱してるだろう。 逃げなくていいと抱きしめたままでいるネスが、 そっと俺から目を逸らす。>>1:138 まぁ、居た堪れないんだろう。 針を取り除いた後の口ぶりがおとなしい所を見ると、 アレはやはりそういう罠だったのだろう。 言葉を選ぶ。 罠のせいにせよなんにせよ、 ひとまず聞いたものを無かったことにはできない。 であれば、あれがネス自身の言葉なのかを確かめねば。 そうして、僅かな沈黙の中話す言葉に迷っていれば 先に口を開いたのは、ネスの方だった。>>1:139] (5) 2024/02/20(Tue) 19:53:14 |
【人】 サーチャー ゼクス[ いつか言うつもりだった。 それは、アレが罠に言わされた偽りではなく ネスの本心であったと告げる言葉。 ] ………。 [ 咄嗟に言葉が出なくて、けれど話し始めたネスの言葉を 聞き逃さないようにそのまま耳を傾けた。 俺のことが好きで、 けれどネスも男だからこそ 当然抱く欲求があるということ。 その上で、俺との関係性自体は 今の方が好きなのだろうということ。 ] ………そ、うか。 [ 聞き終えて尚、俺はうまく言葉が紡げなかった。 ] (6) 2024/02/20(Tue) 19:53:27 |
【人】 サーチャー ゼクス[ そもそも俺はタチ専だし、 誰かに抱かれたい、という欲とは無縁な男だった。 けれど、ネスと付き合うようになって少したったある日。 とあるデートをネスとした日に 自分が抱かれる可能性、については考えたことがあった。 あの時ネスに、抱きたいのかと聞いて 確かその時は首を振ってくれていたのだけれど つまりあれは、俺のために本音を隠してくれていたのだろう。 考えは、あの時から変わっていない。 別に抱かれるのが嫌なわけじゃない。 ]ただ、俺が抱かれるという図に羞恥で耐えられないだけで。 (7) 2024/02/20(Tue) 19:53:54 |
【人】 サーチャー ゼクスしょっ…… 処女に 決まってん だろ……?! [ 漸く絞り出したのは、なんだかガタガタな声だった。 処女であるというのは別に恥ずかしくない。 ……恥ずかしくない…事のはずなんだが。 俺を抱きたいと告げてくるネスの前で言うのは なんだか…なんだか妙な気持ちになるもので。 うぐ…と喉の奥で何度か言葉を詰まらせた後、 がしがしと自分の頭を掻く。 交信用魔石を確認し、音が入っていない事を確認した後 ネスの腕を引いてすぐ側の部屋へと入った。 ] (9) 2024/02/20(Tue) 19:55:27 |
【人】 サーチャー ゼクス[ 瓦礫が比較的少なく、 簡単な宿泊ができるような部屋は 多少怪しい設備もあったものの、魔物の気配は無い。 多分作った媚薬やらなんやらを試す部屋だったのだろう。 ネスをその中へ連れ込むと、 まだ使えるらしい鍵を中からかけた。 …なんのことはない。 こんな話、 廊下の真ん中で突っ立ってするべきじゃないとの判断だ。 魔物に中断されたい話でもない。 ふー……、と 混乱を押し出すように息を吐いた。 ] …男も、女も 特に拘り無く抱いた事はあるけど 誰にも抱かれた事はねえよ。 [ それから、ネスをじっと見て。 多少落ち着いた頭で、 どこか迷いながら話を続けよう。 ] (10) 2024/02/20(Tue) 19:56:10 |
【人】 サーチャー ゼクス…誰かに抱かれたいと思ったこともねえし…… そんなのありえねーと思ってたから……。 ネスとのセックスだって、 当たり前に抱きたいって思うばっかだったし…。 [ 不可抗力にせよ、彼が本音を告げてくれたのだ。 返すのは、同じくなるべく偽りのない言葉を。 ] …けど、なんつーか……… お、お前と前デートして…あの………… アレ着た時…… もしもネスとそういう事になったら…って 考えたことは……ある……。 [ どこかしどろもどろになるのは許して欲しい。 これでも真面目な顔だけは取り繕えているはずなのだ。 なんせ、抱く方を好んでいるのは 種族性と性別と性格の合せ技だ。 自分が抱かれる話、 というのは俺にとってかなりハードルが高い話題であって。 ] (11) 2024/02/20(Tue) 19:57:32 |
【人】 サーチャー ゼクス[ けれど。 けれど、誤魔化したり流したりしないのは。 ネスが一度、俺のためにこの話を飲み込んだのだと 先程気付いてしまったから。 ] ……俺も、ネスの事は抱きたいし 今後も多分抱くほうが好きだと思うよ。 …でも…… それがお前の本音だっていうなら…… 真面目に考える、し 我慢させたいわけじゃない…けど どーする。 [ ひとえにネスの事が好きだから。 どうしたって羞恥で染まる頬を隠し、 彼の本音と向き合おう。** ] (12) 2024/02/20(Tue) 19:58:02 |
【人】 サーチャー ゼクス[ ネスと知り合って付き合うようになってから、 こいつの事を日に日に好きになっていく自分が居た。 元々好きだし、だからこそ恋人になったんだけれど 付き合った日からどんどん気持ちは増していくばかりで。 俺は持ち前の力や過去の仕事、遊び方からも 欲しがる相手に与える、というのを 色ごとの基本として据えて生きてきた。 けれどネスと付き合ってからは、 ネスは俺の愛を欲しがってくれると同時に 俺のことも同じだけの愛で埋めようとしてくれて。 俺に何かをしたい、という形で示される愛情に どうしようもなく嬉しく、 擽ったいような気持ちを抱えていた。 ] (28) 2024/02/21(Wed) 17:44:04 |
【人】 サーチャー ゼクス[ こんな汚い俺を、きらきらした目で見つめてくれる。 過去を話して尚、戸惑うこと無く抱きしめてくれる。 俺からネスに向ける気持ちは、並大抵のものじゃない。 普段であれば受け入れられないような事も、 ネスが言うなら受け入れたいと思ってしまう。 ネスが喜ぶなら、なんだってやれるような気持ちになる。 ──……だから、ネスの言葉を聞いた時 それを突っぱねるなんて選択肢、 最初からなかったのだ。>>17 こんないかにもな部屋に入ってしまったのは、 ]流石に偶然だったけど。>>21 ……………。 [ 処女だ、と 隠すものですら無いような事実を告げれば ネスは穏やかに微笑んで頷いて見せる。 嬉しそうに見えるのは、俺の気の所為じゃないんだろう。 ] (29) 2024/02/21(Wed) 17:44:29 |
【人】 サーチャー ゼクス[ 俺がネスを抱きたい側なのを改めて告げても、 ネス自身もそれ自体は不服ではないと 同意するように頷いてくれて。>>22 それ自体には安堵しつつも 本音を返すように俺の気持ちを告げれば、 話せば話すほど羞恥に頬が染まっていく俺とは逆に、 ネスは羞恥ではない表情で頬を染めていく。 ] (…なんで、そんな顔……) [ ますます恥ずかしくなる。 あの日のデートや、 アレを着た時の気持ちまでぶり返してくる。 こんな風に恥ずかしがっている俺なんて、 俺からしたら気持ち悪いばかりで こういうのが似合うのはネスの方なのに。 そしてこんな事、仮にネスに言われたとして 何も感じずあしらうだけなのに 他でもないネスに言われるからこそ、 自分の感情を直視せざるを得なくなる。>>23 ] (30) 2024/02/21(Wed) 17:44:51 |
【人】 サーチャー ゼクス[ ネスがここまで話してくれる言葉は、全て本音なんだろう。 何よりも雄弁な瞳がそれを物語っている。 握られた左手から、思いが伝わってくるようで 思わず眉尻を下げた。>>24 ] ──……っ、 [ 指が絡む。 どことなく性的なものを感じる仕草にたじろぎそうになる俺を ネスの綺麗な瞳が絡め取る。 ] な、 あ あれは………っ [ その先で告げられた願いに、 じわりと手汗が滲むのを感じる。 ネスにかけてある魔法。 俺以外の何かがネスの体を犯そうとした場合、 魔力を奪われ失神するように仕向けた、 ネスが俺だけのものであると印をつけたようなソレ。 ] (31) 2024/02/21(Wed) 17:45:13 |
【人】 サーチャー ゼクスあれは…………っ [ きらきらと光るネスの瞳から、目が離せない。 どうしようもなく魅力的な瞳なのに 望んでいる事の内容が よりにもよってソレだなんて。>>25 しかし先程フィルから憎まれ口として言われた 「触手に処女掘られて」なんて言葉が>>1:106 この施設ではありえないことではない…というのも 確かにその通りではあって。 何度も言葉を詰まらせる。 とうに決まっている答えがあるのに、 それを話すことにどうしても抵抗があるのは… 俺の小さなプライドと言うやつのせいなのか、 それとも種族性からくるものなのか。] …………っ…… [ 握られた手を握り返すと、 暫しの無言のあと、ネスの手を引いた。 ] (32) 2024/02/21(Wed) 17:45:59 |
【人】 サーチャー ゼクス[ 少し埃っぽいベッドの上を払い、 ローブを脱ぐ。 なんとなく直接寝るのは気が引けて、 ベッドの上に脱いだローブを広げると その上に腰掛けた。 まだ、ネスの求めに答えてはいない。 普段であればうまく回る言葉も、今だけはたどたどしく。 ] ……あの魔法は… 本来は同時には1個しか発動できねえんだ。 本命にしか使えないヤツで… けど、多分ネスの潜在魔力を俺に根付かせるってだけなら 多分できるとは…思う。 [ 魔法が使えない人間でも、 生きている限りは潜在的な魔力はある。 指紋のような、固有の魔力の紋を体に刻むという意味で ネスの力を借りれば可能ではあるのだろう。 ] (33) 2024/02/21(Wed) 17:46:41 |
【人】 サーチャー ゼクス[ ちらりと、ベッドに腰掛けたままネスを見上げる。 これだけ答えに迷う理由は、ひとつだった。 ネスが求める、魔法か行為か。 その選択肢が実は選択肢ではなくて、 結局ひとつの行為に結びついてしまうからなのだ。 ……こういう時、余裕を持って言える度胸があれば こんなに恥ずかしい想いをせずにいられるだろうに。 覚悟を決めるように深呼吸をして、 じっとネスを見つめたまま口を開いた。 ] アレは、相手の腹に自分の魔力を定着させる事が必須で… つまり…中出しすんのが前提条件、なんだよ…。 、だから… どっちみち…アレやんなら 俺が、お前に中出しされる必要があって… [ 恥ずかしがらずに言うなってのが無理だろう、こんなもの。 冗談で済む事なら言えるのに、 冗談じゃないからこそ勝手に頬は赤くなっていく。 ] (34) 2024/02/21(Wed) 17:47:37 |
【人】 サーチャー ゼクス[ 魔力というものは、魔法が使える奴らが使える魔力とは別に 命があるものなら全て持っている潜在的な魔力がある。 それは生きていればある波紋のようなもので、 俺の索敵も本来それを読み取ってする事が殆どだ。 ただその魔力があるからといって、 魔法が使えるとは限らない。>>37 力には大小があり、 林檎が持てるからといって1トンの鉄球は持てないだろう。 だから、そう ネスが望む魔法を俺に施すのなら 術者は俺でなくてはならないのだ。 ネスに抱かれて、中に出されて ネスの力を借りながら、その種を俺に根付かせる。>>39 ] (40) 2024/02/21(Wed) 21:50:13 |
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