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【人】 美術部 雨蓮 しずく[ しずくは目の前の…お兄ちゃんに似た青年から差し出されたハンカチを見て驚きを隠せなかった。なんの偶然だろう…。 それは、しずくが探していた大切なハンカチで…彼に似た少年が同じように渡してくれたハンカチで。 こんな偶然あるのでしょうか…としずくは思った。] ドクッドクッ (心臓が痛い。) [ 淡い期待に胸が高なった。 しずくは、震える手でハンカチを受け取ると ] 「これ…、今朝キミが落したのを見かけて拾ったんだ。 ごめん。返そうと思ったのに、ずっと持ったままで…。 探してたんだけど見つからなくて…。 あの…! 変なこと聞くかもしれないんだけど、 もしかして…しずくちゃん…?」 (えっ?何で私の名前をしってるの…そんな、そんなきっと私の願望だよね…だって、そんな…) [ しずくはハンカチをぎゅっと握りしめた。] (20) 2020/06/20(Sat) 18:33:24 |
【人】 美術部 雨蓮 しずく(もし違ったら…だけど、だけど…この文化祭で勇気を出すって決めたから…違ったっていい…」 「拾っていただき…あ、ありがとう…ございます。このハンカチは大切な人からもらった大切なお守りなんです…。 は、はい。私、雨蓮しずくと言います…。 違っていたらごめんなさい… あ、あの…あなたは小さい頃、病院で会った…お兄ちゃん…ですか?」* (21) 2020/06/20(Sat) 18:33:33 |
【人】 美術部 雨蓮 しずく「やっぱり…しずくちゃんだ…!よかった…。」 >>22 (や、やっぱり?!え…わ、私の幻聴なんかじゃ…ない…よね?) [ しずくは、目の前の青年の微笑みが少年の笑顔と重なって見えた ] 「僕のこと覚えてるの?10年くらい前のことだし、しずくちゃん、まだ小学1年か2年だった…よね」 [ しずくは、驚きと喜びとでただただ無言で大きく頷くことしか出来なかった] 「そのハンカチ、大切に持っててくれて凄く嬉しいよ。」 [ しずくは、ハンカチを胸に抱きながら また出会えた。そして、覚えていてくれた…と喜んだ。 溢れ出す感情の波にのみ込まれてしまわぬように、ゆっくりと深呼吸してから…] 「わ、わすれられるはずないよっ!あ、あの時…お兄ちゃんがハンカチをくれたのが嬉しくて…」 [ 今日は何年分の涙なのだろう。泣きすぎだ。分かっているのに、また目から雫が溢れるのを止められないでいた。 つっかえ、つっかえあの時の嬉しい気持ちと今までの事を話した] 「家族以外の人から…何かを貰ったことなくて…。はじめてだったから…っ」 [ 手に持ったハンカチではなく、制服の袖で涙を拭いながら ] 「本当に本当に嬉しくて…。あれから、お兄ちゃんに思い出してもらえるように絵を今まで以上に描いたんだよ? 綺麗っていってもらえたら…いいなってっ。」 (26) 2020/06/20(Sat) 20:12:07 |
【人】 美術部 雨蓮 しずく[ 今日1日…いや、今までたくさん泣いた。 けど、こんなに嬉しくて泣いたことはあっただろうか? しずくは、きっとないと思った。 だから、泣いたあと、自然と笑えた。] 「お兄ちゃん…ありがとう…お兄ちゃんにとっては、きっと小さな思い出かもしれないけど…わたしはっ、私にとって…大切な思い出だったからっ…だからありがとうっ!」* (27) 2020/06/20(Sat) 20:17:02 |
【人】 美術部 雨蓮 しずく「俺こそありがとう、しずくちゃん。 …しずくちゃん、また俺と会ってくれる? しずくちゃんの絵、もっと見せてくれないかな?」 >>31 (ゆ、夢じゃないよ…ね?) [ 何度も疑ってしまう、夢のような現実にしずくは嬉しくて… 目の前の青年が上着のポケットに手を突っ込むと、 【タピオカ屋のチケット】を取り出した ] 「しずくちゃん、2-Cのタピオカ屋ってもう行った…よね?俺、まだなんだ。もし良かったら、一緒に行ってくれないかな。」 >>32 [ しずくは、青年の誘いに涙をふいて笑顔で 「は、はいっ!あ、あの…タピオカの後に絵の、モデルになってもらえませんか?」 不安も寂しさも今日からお別れしよう。 もし、モデルの誘いにふられてしまっても…積極的に話しかけよう! もし、モデルの誘いに答えてもらえたら…やっぱり積極的に話しかけよう! 今まで雨でしとしとしていたしずくの心は少しづつ回復していき…きっと今までの雨が嘘だったかのように晴れるだろう 晴れるといいな ]* (35) 2020/06/20(Sat) 23:05:22 |
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