人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


[犠牲者リスト]
ヌエヌエ

二日目

本日の生存者:ミケ、リヒトーヴ、緋雁、フランクル、雷恩、直青、羅生、メディウム、ウキクサ、桜花以上10名

【人】 六六六 ミケ

皆様、快適ニオ過ゴシイタダケテマスデショウカ?
(0) 2023/11/23(Thu) 7:08:12
機械音声(村建て)は、メモを貼った。
2023/11/23(Thu) 7:10:21

六六六 ミケ(匿名)は、メモを貼った。
2023/11/23(Thu) 7:11:25

六六六 ミケは、メモを貼った。
(a0) 2023/11/23(Thu) 7:12:50

【人】 六六六 ミケ

>>1:5

[ミケは直青に怯えている。]
(1) 2023/11/23(Thu) 7:13:59
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a1) 2023/11/23(Thu) 7:22:43

【人】 寿ホ儀 直青

>>1

[直青はスイッチを入れた。]

**
(2) 2023/11/23(Thu) 7:51:54
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a2) 2023/11/23(Thu) 7:54:31

【人】 蕃神 雷恩

― いつかの植物園:桜花と ―

[君の名を呼ぶ。
何処か常と様子がおかしい君の名を。>>1:265
――それが自分の変化を、
桜花に実感させることになるとは思いもせずに。


蕾がほころぶように
或いは雪解けのように。
君の口元から笑みが溶け消える。

――俺はまた、間違えたのだろうか。羅生のときのように]


 ……桜花。


[泣きそうな声だった。
続いて耳に届いたのは、嗚咽だった。
俺が泣かせた。

伸ばした手は彼に触れることもなく
桜の色は背を向け、去っていくのだろう。
情緒がもう少し育っていたならば。俺はその背を追いかけたのだろうか。
それとも、再び勇気をもって声をかけられたのだろうか。


その時過った感情の名前を。俺はまだ知らない。*]
(3) 2023/11/23(Thu) 8:07:48

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(雷恩) ─

[歩み寄る間に、雷恩の身体に根がしまい込まれていった。>>1:255
 根差せる土地を探していたのは知っているけど、実際にそれができる場所はオレの知る限りでは見つかっていなかったから。ここはできるんだ、と少し驚いて]
 
 
  ここ、雷恩の気に入る土なんだ?
  
  
[やっと見つかったか、と思えば嬉しくなって反射的に問いかけていた。
 続いて酸素のことを問われたけど、雷恩から問いかけがあるのも意外だった。いつもの雷恩は聞き役で、オレがいろいろ問いかけてやっと話してくれる感じだったから>>1:256
 
 
  酸素は、オレは特に影響感じないかなー。
  雷恩が過ごしやすいならよかった。
  桜花ちゃんもこの辺気に入ったみたいだったね!
  
  
[酸素は一部の金属が錆びる原因だったりはするけど。そういうのは元々対策済みだし]
 
(4) 2023/11/23(Thu) 8:10:35

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[雷恩にはいろいろ聞いてみたいことがあったはずだけれど、いざ会ってみるとなぜか質問がすらすら出てこない。
 それを不思議に思いながら、問いたいことを整理して]
 
 
  ……雷恩ってさ。
  土に根差す以外に、何かしたいことあるの?


[一番尋ねてみたかったこと、のように感じることを尋ねた。
 根さえ張れればいいのかとオレは思っていたけど、もしかしたら違うのかもしれないから]
 
(5) 2023/11/23(Thu) 8:10:47
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a3) 2023/11/23(Thu) 8:10:59

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレが会いたかった理由を雷恩がどう考えていたかなんて、オレに推測のしようはないんだけれど。>>1:255

 オレは仕事でここに来たわけじゃない、のは……伝わらないのかな。
 オレの使命は旧人類の殲滅。それ以外は、やることがない間の時間潰しみたいなもの。オレが楽しんでやっているとしてもね。
 
 本来なら戦闘員は新人類たちと一切関わらないぐらいでもいいのかもしれないんだけど、オレは交流する道を選んでいる。
 それはオレがそうしたかったから勝手にやってるだけで、本来、やる必要がないことなんだよ]*
 
(6) 2023/11/23(Thu) 8:11:02

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 朝:病棟(羅生) ─

[オレは羅生にもどう評価されているか把握していない。もし繊細って思われてるの知ったら笑っちゃいそうだ。
 
 それはともかく、羅生の名前を呼びながら歩いていたら、オレを呼び返す声がした>>1:260


  あ! 羅生!
  よかったー、聞きたいことがあるんだ。
  

[言ってから辺りを見回した。一応は機密事項の類だと思うから、できれば他のひとに聞かれない場所がよくて。
 オレか羅生の部屋、あるいはちょうどいい空き部屋が近くにあったなら、そこに移動してから続きを話すことになった]
 
(7) 2023/11/23(Thu) 8:21:11

【人】 三ノ宮 緋雁

 

  あのさ。オレたちの新人類って
  魂が大地に繋がってるって聞いたけど……
  それって彼らだけ?

  他に繋がってるひとはいないの?
  それと、そういうのどうやってわかるの?
  
  
[ちょうどよさそうな部屋に移動してからの話。
 そう問いかけて羅生の返事を待った。
 返事を聞いても、理解できる気はあんまりしないけど。聞くだけ聞いてみたかった]
 
(8) 2023/11/23(Thu) 8:21:23

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[……それから。
 諸々の話が終わって、最後に部屋を出ようとしたとき。
 
 オレはふと、もうひとつ羅生に問いかけた]
 
 
  ねえ羅生。
  オレたちの“親”って……何人いるんだっけ?
  
  
[その答えを待って、聞いて少しの間をおいてから、オレは静かに部屋を出た]**
 
(9) 2023/11/23(Thu) 8:21:46
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a4) 2023/11/23(Thu) 8:24:23

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a5) 2023/11/23(Thu) 8:30:56

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と ー

[己が根を張る姿に、少し驚いた様子の緋雁。
確かに、この姿はあまり見せたことがないかと
根をしまい込んだ。>>4]

 この地は。汚染されていない。
 躰が嬉しいと、いっている。

[つまりは気に入った。ということで。
淡々としながらも1つ頷く際の声音は少しだけ柔い。]

 そうか。
 ――君らが、不調になるのなら
 俺や桜花にとって良い場所でも
 それはよくない、と、思う。

[ふむ、と納得する様子で言葉を紡ぐ。
割合、普段の自分たちと比べ長く留まっているように思うから
不調などはないかは、気にかかっていたので。
内心の安堵が。少しばかり視線に滲む。]
(10) 2023/11/23(Thu) 8:36:20

【人】 蕃神 雷恩

[土に根差す以外に、何かしたいことはあるのか。
――己はそれを考えたことがなかった。
本能的な希求。それが行動原理だった、ものだから。

思案。
思索。

はたから見れば無言で緋雁を眺めているように思えるだろうが
本人は頭の中で考えを巡らせている。

自分は、何を、したいのだろうか。

吐息を零す。]


 ……いままでは、きっと。
 なにもなかった。それ以外。

 今は、多分。その。

[珍しく、少しだけ言いよどむ。
それは果たして、自分に求められている役割から
逸脱する行為ではなかろうかとも]
(11) 2023/11/23(Thu) 8:36:34

【人】 蕃神 雷恩

 話を、してみたい。
 と、思っている。

 ――誰と、でも。そのことで悩んだりすることがあっても。
 
 それは、君にとって失望する、答えか?

[根を張るという目的に付随するには
生産性がないと思われるかも、と内心。

付け加えるように失望するか。と尋ねる言葉は無意識だ。
今迄は、言葉に出していなかっただけ。
――ことばにださずに、ずっと言葉の裏で問うていたこと。]
(12) 2023/11/23(Thu) 8:36:49

【人】 蕃神 雷恩

[説明されれば、きっと。彼が浮草研究所に
やってきた理由を理解するだろうけれど。

それが楽しみ、と知ったなら。>>6
多分。楽しい、に興味を向けそうな気がする。

今迄とは違う、行動パターン。
自分自身の変化に気づいていないのは、己だけ。*]
(13) 2023/11/23(Thu) 8:37:04
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a6) 2023/11/23(Thu) 8:39:21

苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a7) 2023/11/23(Thu) 9:36:14

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a8) 2023/11/23(Thu) 10:36:34

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a9) 2023/11/23(Thu) 10:46:44

【人】 言ト霊 羅生

>>7  
[

適しているのは距離的にも僕の部屋だ。招いて寝台にでも座ってもらおうか。
珍しく前のめりな緋雁>>8を眺める。そういえば改まって会話をする事はこれが初めてじゃないかな。ていうかその内容は誰に聞いたのかって、問わなくても直青しかいなかった。

]


 ……また大雑把に聞いたね?

 新人類に興味を持つなんて、緋雁くらいだよ。
 俺は君を……とても心が豊かだと思ってる
 寄り道をする心が、繊細だと思うよ


[

そんなことを言えば笑われたかな?

二ノ宮の群鷺はおおよその事象を把握した上でも人類の根刮ぎにしか興味が無いし、一ノ宮はまずあんまり話を聞いていないよ。なんてくすくす笑う。
戦闘員の思考は設定上シンプルに設計されている。一歩通行で、フィードバックをしない。全ては『旧人類殲滅』に向けて都合良く把握する。端的に言えば、話を聞かない、という表現が正しく近かった。

]
(14) 2023/11/23(Thu) 11:00:07

【人】 言ト霊 羅生


 本題に入ろっか。
 まあ俺が──言ト霊が『親』から教えられた事にはなるけれど


 『新人類』の旧人類との違いは『地に根差していること』
 旧人類の過ちは『自らは自由に空すら飛べるのだ』と思い込んだ事。


 飛べないよ。人間に出来るのは、育つことだけ。


[

思想も命の理由も、この大地も、何もかもは『与えられた』ものである事を忘れてしまい傲った。その心は自分たちこそを唯一無二と捉え、他の生き物の存在価値や存在意義をすべて付属物のように扱った。
小さな欲は、満たすことで大きく育つ。それでも天から『等しく与えられた者』であることを覚えてさえいれば、奪い合う事もなかったろう。

分け与えることがどうしても出来ない。
何度生まれ変わっても治らない。
いつしか人類は地球の『癌』となる。

]


 『sintoisMécanique僕らの親』は、
 その因果のめぐりは穢しきったこの世界にあると考えた。

 
 
(15) 2023/11/23(Thu) 11:02:35

【人】 言ト霊 羅生


 だから第一に人類の浄化。これは緋雁たちの役割だね
 地を汚す原因である旧人類を根絶やしにすること。

 第二に大地の浄化。俺たちが『種』を持つ理由。
 この身に保管された種子と、それを育てる為の有機体
 この身体でそれを成す。

 そして第三に大地の再生……それが、新人類雷恩たちの役割だよ。
 
(16) 2023/11/23(Thu) 11:03:39

【人】 言ト霊 羅生




 魂が大地に根差しているというのは、
 そもそも『人類』のあるべき姿の事を言う。

 新人類は正しい人類であると
 ──要は、手本となるべく産み出される存在なんです。


 その為に。……天におわす父の恩恵を、
 そして母なる大地を忘れない為に

 根を張る、という一種の制約を……


 
(17) 2023/11/23(Thu) 11:05:04

【人】 言ト霊 羅生


[

そうだよ。だから雷恩こそが『正しい』存在。
間違っているのは──僕だ。君は悪くない。

]

(18) 2023/11/23(Thu) 11:06:09

【人】 言ト霊 羅生


 ……えっと、ごめん。
 訥々と語りすぎたかも。こういうの止まらなくて……


 疑問点は、ありますか?

 
(19) 2023/11/23(Thu) 11:08:39

【人】 言ト霊 羅生

[

緋雁からの問いには答えられるだけ答える気でいた。僕に許される限りの権限で。そもそも伏せる意味合いはもう無いのだ。僕らは既に『人類殲滅』の最低水準をクリアしている。それでも見逃す理由も無いだけで。


緋雁から続いた問い>>9は、それこそが本題という気もしたのは僕だけの認識なのだろうか。
緋雁の『第二の車輪』が上手く回って無いことを、僕は長いこと知りつつ黙っていた。


──『親』は役職毎にそれぞれ適した教育を施す
──つまり最低は役職の数だけ居るだろうし、広義には所属職員はみな『親』なのだろう。
──『sintoisMécanique』の所属職員は開示済のデータでは数百人程度とされている。

そう簡素にして彼に、伝える。

]


 ……『何か思い出したことはある』?


*
(20) 2023/11/23(Thu) 11:16:21

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・雷恩と −


>>1:257

…………違う、本心だ。


[「そう思いたいのか」と問われた事に、彼方の記憶が反応する。否応なしに想起される痛切な哀願と、号哭の感情が。吐き出してしまいたくなるのを堪えて返答する。]

>>1:258

…………むなしいだけ、だから。


[きっと返答の意味は伝わらないだろう。]
(21) 2023/11/23(Thu) 18:39:12

【人】 苗床環者 メディウム

…………生命に触れる、というのは。そういう事なのかもな。


[ふと出された、彼の片割れの名前。紛れもない、彼の同族。おそらくは自分とは天と地ほどの差異がある、本物の『新人類』の名。……この2人は、どういう位置付けで産まれたのだろう。感情の片端に芽生えそうになったモノを押さえつけて、気が付かないふりを続ける。
(妬けちゃうわよね?)
]


ほら、着いたぞ。


[そうしている間に栗鼠の生息区域へとたどり着いていた。適当な場所から木の実を拾い、小さな生命を手招く。少しして、1匹の栗鼠が近寄ってきたので木の実を渡す。ここに住んでいる動物はリヒトたちがきちんと世話をしているからか、とても懐っこいのである。]


触れてみるか?


[両手のひらに収まってきた栗鼠を、雷恩へと掲げてみる。]*
(22) 2023/11/23(Thu) 18:41:04

【人】 蕃神 雷恩

ー 植物園: メディウムと ―


 ……そう。

[本心。と告げる前に訪れたわずかな沈黙。
彼女は何の思考を巡らせたのだろう。

それをこちらに告げることはないにせよ、
良いものではなかったのだろうことは雰囲気で察せられた。

次いで、感情を覚えぬようにと務める原因を聞く。
むなしい。と告げる理由も、意味もわからじとも。

少しだけ、琴線に触れるものはあった。>>21]
(23) 2023/11/23(Thu) 18:50:33

【人】 蕃神 雷恩

だとするのなら。今。
――俺に触れているメディウムも、

そんな風に興味を芽生えさせてはいるか?

[己にとっては君も、貴女も――「メディウム」は生命なのだ。
自分から、触れてみたいと思ったいのち。
そして「貴女」の囁きに耳を傾けていたいものである。

そんなこんなで辿り着いた場所で見たのは、
栗鼠を手招いたのちに彼女が拾った木の実をわたす様。
触れてみるかと告げる彼女の掌の中の栗鼠は
じっと、こちらを見ているようだ。

俺は緊張というものを初めて経験する。
びくん、と。肩を震わせながらそれを見やる。
ふわふわの、まるくて、なんか動いているもの。

黒い瞳がじっとこちらを見ていて。
掲げられたそれにおそるおそると指先を伸ばす。


――常では、伸ばした後に触れはしない。
でも、いまは。]
(24) 2023/11/23(Thu) 18:51:17

【人】 蕃神 雷恩

 ……あたたかいのだな。

[触れたそれはやわらかくて、あたたかい。

あの、戦場の幼子の躯は。
一体どんな体温だったのだろう。


少しだけ、泣きたくなるようだ
こんなこといままで、なかったのに*]
(25) 2023/11/23(Thu) 18:52:49

【人】 苗床環者 メディウム

− 農園・桜花と −


>>1:200

……そう、か?ならばよかった。


[言葉にはそう示したけれど。彼が内心でこちらへ良い感情を持っていない事は理解できてしまった。それはそうか、だって大切な片割れへ手を出してしまったのだから。]


>>1:201

え、えと……ほら。近しい仲のようだったから、そういう、「特別」な相手かもしれないなって、思って。本当に、居場所を奪ったりは、しないから……
(本当よ……)

言わないよ、
言えないよ。
言えるわけがないよ……



[表情からも言葉からも。彼から片割れに対する強い想いを察してしまって。涙こそ溢すことは無かったけれど、内側へ湧き出してきた感情に心が押し流されそうになる。だめだ、自分はそういう事を思える立場なんかじゃない。]
(26) 2023/11/23(Thu) 18:53:20

【人】 苗床環者 メディウム

>>1:202

……え?


……………あ、


[ぶっきらぼうに渡された、赤く輝く果実。そのまま去っていく桜色の姿を追いかけることはしなかったできなかった。

泣きそうなのはきみの方じゃないか


内側で騒めく“これ”が訴えたい事が、理解できてしまいそうになって。その思考を必死に振り払う様にその場を後にした。


だって浮かんできた感情は、ものすごくみっともなくて。浅ましくて。あの白く美しい花には及ばないであろう事が、ことが、



赤い果実は、自室に持ち帰って冷蔵保管庫にしまった。……食べられない果実は自身の意味を失ってしまうから、きちんと還元したいとは思っているけど。これを、食べていいのか、躊躇ってしまったから。]**
(27) 2023/11/23(Thu) 18:55:54
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a10) 2023/11/23(Thu) 19:03:14

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(雷恩) ─

[雷恩の返答はとても満足げに思えた。>>10
 やっと希望を果たせる土地が見つかったんだし、ゆっくり過ごしてほしい。
 そう思えばすごく嬉しくなったな。
 もしかしたら表情にも出ているのかもしれない。
 
 オレたちの身を案じてくれるのも嬉しかった。
 いつもは外界に飛び出しても使命が終わったら即帰還だもんね。そしていつもの拠点は、当然、新人類にもオレたちにも安全なのがわかっている場所だ。
 
 とはいえオレたちAIには、外界の過酷さも特に影響はしないんだけど]
 
(28) 2023/11/23(Thu) 19:30:43

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレの質問に、雷恩はどうやら考え込んでいるようだった。>>11
 その様子は機械が思考プロセスを走らせている間黙ってしまうのにも似ていて、ほんの少し前の雷恩との態度の差が興味深かった。
 さっきは感情の動きを感じられる声や視線をしていたと思ったから。
 
 けれど答えを発し始めた雷恩は言い澱んで、迷いながら言葉を紡いでいるように思えて、それはやっぱりとても人類らしいなと感じたんだ。>>12
 そして]


  失望? ……なんで?
 
 
[その言葉にオレはきょとんとしてしまった。
 なんでそれで失望されるかもと思うのか、が不思議でならなかった]
 
(29) 2023/11/23(Thu) 19:30:55

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  雷恩、オレね、戦闘員だから……
  新人類の生み出し方も育て方もわかんない。

  だから創世員のみんなはオレと違う考えかもだけど……
  
  
[オレの思ってることを伝える前に、一応の前置きをして]


  話をしてみたかったら、したらいいんじゃないかな?
  それでいろんな知識や経験が得られるでしょ?
  
  
[無責任なことを言ってるとは思う。創世員たちが新人類に具体的にどんな行動を求めているか、オレは知らない。
 だから今の雷恩の答えは、もしかしたら創世員にとっては望ましくない行為なのかもしれないし、失望の種なのかもしれない。
 
 でもオレは雷恩を支持したい]
 
(30) 2023/11/23(Thu) 19:31:08

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  オレだって結構、好き勝手やりたいことやってるけど、
  本来なら旧人類の殲滅だけしてればいいんだ。

  でもキミたちと交流するのを止められてないし、
  今みたいにのんびり散歩するだけのことも許されてる。
  
  たかだか戦闘AIのオレでさえそうなんだから、
  雷恩はもっと自由な行動を許されてると思うよ?
  
  
[オレには感情めいたものがある。けれどそれは、全部プログラムによって作られる紛い物だ。
 その上で出てくる「やりたいこと」って、結局は戦闘AIとしての行動にどこか還元されていくものなんだろうと思う。
 
 例えば散歩は、このエリアの地理を把握することに繋がるし、ね>>0:131
 
(31) 2023/11/23(Thu) 19:31:20

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[けれどそれって、新人類でも同じじゃないのかな?
 必要だからやりたくなるんじゃないのかな。
 オレはそんな風に思うんだ]
 
  
  根を張るだけなら、ただの植物と変わらない。
  でも雷恩は“新人類”なんだから。

  雷恩の「やりたいこと」はきっと、全部
  雷恩が生きるために必要なことなんだよ。
  
  それに、もし雷恩のやりたいことが
  「やっちゃいけないこと」なら、創世員──
  直ちゃんや羅生たちが気付いて止めるから、大丈夫だよ。
  
  
[それが創世員の役割なんだろうから、しっかり遂行するだろう。オレはそう信じられる。
 けど、雷恩はそれでも不安を感じるんだろうか。彼が何を思ったかを見定めようとして、オレはじっと視線を送った]*
 
(32) 2023/11/23(Thu) 19:31:35
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a11) 2023/11/23(Thu) 19:34:11

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と ー

[ここの土地も、空気も今迄経験してきたものよりも
とても上質である。
何せ外の世界は汚染ばっかりだったものだから。
ちょっぴり肌艶も良いきがする。多分土地が栄養たっぷりだから。

思いを表出するのは苦手だ。
それでも、思うことを伝えられるようには、なっていた。]
(33) 2023/11/23(Thu) 19:47:29

【人】 蕃神 雷恩

[いっそ機械であれば。AIであるならば
廃棄を恐れることもなかったのかもしれない。
そもそも恐れるという感情すら正しいのかもわからない。

悩む様子も、言葉を探る様子も
君にはどう見えていたのだろう。
――もし、「人」に見えていたのなら>>29

俺は。もう望まれないけれど
「人」に近づけたのだろうか。
]

 ……。

 え、っと。それは。

[少し、狼狽える。
いうべきなのか、言わざるべきか。
己はつい。というものを恐れている。
失敗を恐れているのか。
或いは反射という行為を忌避しているのか]
(34) 2023/11/23(Thu) 19:48:12

【人】 蕃神 雷恩

[ただ。彼の言葉を聞いて>>30
――その考えに、目をパチリと瞬かせる。

己は、新人類としてふさわしい行動をしなければならない
自分より後の、新人類――桜花の反面教師、或いは模範として。
それを念頭に置いたうえで行動すべきで。
考えるべきで、と思っていたけれど。

望むままに。試してみてもいいのだろうか。
その得た経験は、良いものでも、悪いものでも。
それでも?]
 
 緋雁は、色々しているのだね。

 確かに、そう。
 俺は。この間栗鼠に触れた。
 ――自由な行動が、許されているのなら。


 俺はもっと。誰かと話したい。
 直青たちや、その、研究所の者らとか。
 緋雁とも。もっと。 
 触れてみたい、聞いてみたい、感じてみたい。
 植物も、生き物も。


[――許されたい。
それは、生きることだといえるのならば>>32]
(35) 2023/11/23(Thu) 19:48:55

【人】 蕃神 雷恩

 直青たちが、とめてくれるなら。
 望んでも、いいのかな。

 ―― でも、そのときに。
 失望されるのは、いやだなぁ。


[失望を恐れるのは、一度それを経験したから。
言いよどむのは、それによっておこる影響への懸念から。
自我を出していくことを恐れるのは、それによる悪影響を忌避して。

自分の欲求は、「新人類」として必要なことだと
誰かに証明してほしかったのかもしれない。
保証してほしかったのかもしれない。
間違いでないよという道標は、俺の前にはないから。]
(36) 2023/11/23(Thu) 19:49:14

【人】 蕃神 雷恩

[君の視線に少しだけ眉を落とす様子は
どう見えるのだろう。
少なくとも変化はみてとれるのではないだろうか。


よくも、わるくも。*]
(37) 2023/11/23(Thu) 19:49:24
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a12) 2023/11/23(Thu) 19:53:26

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a13) 2023/11/23(Thu) 19:57:23

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレが旧人類の罪を理解し納得した上で
 旧人類殲滅のために動くのは、
 
 “そうしなければ動かなかった”からだ──>>1:114
 
(38) 2023/11/23(Thu) 20:19:47

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 朝:羅生居室(羅生) ─

[適した場所と羅生の部屋へ案内されて、入った。案内されるままに寝台に腰掛ける。
 そういえば、普段はいつもメンテナンスのついでに二言三言話す程度かな? 改めて会話の機会を作ったことは無かったかもしれない。
 
 羅生がオレをどう思っているか、聞いたのも当然初めてで]
 
 
  繊細ー? そんなことないでしょ。
  でも確かに、必要ないこといっぱいしてる自覚はあるよ。
  
  
[選んだ言葉が面白くて笑ってしまったけど、他の戦闘AIたちと比べたら確かにそうなんだろうね。
 みんな『笑いながら殺す』って点ではオレと気が合うんだけど。他のみんなは確かに無駄な行動をほとんどしない]
 
(39) 2023/11/23(Thu) 20:20:03

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[本題と言って羅生が教えてくれた内容は、旧人類にまつわる事柄はオレの知っていることの裏付けになりえたし>>15、オレたちの使命に関してはすんなり納得できるものだったけど>>16、新人類に関してはやっぱりどうしてもピンと来ない。>>17
 
 そして。話し出して止まらなくなってしまった羅生が、ものすごく人類らしく見えた>>19
 
 
  ……んー、うーん。
  つまり新人類でなくても魂が大地に根差すことはある、
  ……ってこと、なのかな。
  
  
[羅生の言葉を素直に解釈すると、そうなる気がした。
 だったら、……そもそも全ての旧人類を殲滅する必要が──
 そこまで考えたら思考プロセスが強制終了した。そっか、確かに『考えちゃいけないこと』だ。
 
 考えちゃいけないことが含まれる分、これ以上追及する気はなくなったけど]
 
(40) 2023/11/23(Thu) 20:20:20

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  昨日の夜、直ちゃんにも話したんだけどね?
  ここの研究所の所長、旧人類の心を
  そのままに進化させたいらしいんだよ。
  
  それって旧人類なのか……、殲滅対象なのか
  そうでないのかがわかんなくなっちゃって。
  
  ミケは違うって言ったし信じるつもりだったけど、
  放っておいていいのかわかんなくてさ。
  
  あ、羅生が検出してた「言葉にするまでも無い疑問」は
  これのこと。
  
  
[羅生もオレの行動記録ログが参照できるなら知ってることかもしれない。けどオレは誰にそれが知られてるか把握できないから、補足ついでに自分から説明して]


  自分で見定める必要なんて無いんだよね。
  
  
[ぽつりと、わかってることを呟いた。わかってるんだ。やらずにいられなかっただけで]
 
(41) 2023/11/23(Thu) 20:20:39

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[さて、そろそろ部屋を出ようか。そう思った後についで・・・で問いかけた言葉に、羅生は思いのほか詳しい回答をくれた。>>20
 『親』は、最低でも役職の数だけいるという。ならオレの親はおそらくは三ノ宮の親、だけど──もしかしたらオレだけの親だったのかもしれない。
 そう思ったら幾分か気が楽になった。
 『一人』なんて言われるよりは、よっぽど。
 
 その上で羅生に問われた言葉があって]
 
 
  ──羅生、『何か知ってるの』?
  
  
[問い返してじっと見つめ返して、一瞬の間をおいてから]
 
 
  ……なんてね。その話をするなら夜がいいな。
  じゃあまたね!
 
 
[そう言って部屋を出ることにした。昼間、新人類たちが起きてる間はあちこち様子を見に行ってみたかったから]
 
(42) 2023/11/23(Thu) 20:20:59

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[知られながら黙り続けられていた不具合。>>20
 それが検出されていることも、その意味するところも、オレは知らない。
 
 てももし羅生がこの件をもっと追及したいなら、夜またオレに会いに来るだろう。そのぐらい知ろうとするなら、別に話してもよかった。
 
 半端に思い出してしまった事柄は、いっそ整理して記憶し直したほうがいい気もするから]*
 
(43) 2023/11/23(Thu) 20:21:13
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a14) 2023/11/23(Thu) 20:22:34

【人】 言ト霊 羅生

>>1:223


───間違えた?

  
───間違えた。



[

『何も知りたくない』──他者への拒絶の言葉、だろうか、成長の拒絶。理解しきれないその羅列にわずか視界が揺れる。静かに霞がかるアルゴリズムを薙ぎ払う様な赤い音が近づいてくる。

]


 ……どうして。

 桜花……、いつか俺たちは居なくなる
 ふたりの為に……新人類のために、
 大地を浄化する草花ものとして存在を許されてる、

 
(44) 2023/11/23(Thu) 20:41:34

【人】 言ト霊 羅生

[

伝えたつもりで伝えられていなかっただろうか。
我々の存在意義を潰すことは即ち『創世』に反すること。

その無邪気さに救われるだけ救われて、君の内に巣食う恐怖を、幾つも?
おまえは敵になるの?


]


 桜、花。


[

問いただした先にある解。の是非の判断がつかないまま空を溺れる手を
結び
捕まえて
、抱き寄せた、強く。
問おう。‎
ジャッジだ。
その身体になけなしの温度を、せめて。

その言葉の先に『新人類』に足る素質があるかを。



]
(45) 2023/11/23(Thu) 20:42:22

【人】 言ト霊 羅生

[

『破棄』という二文字が視野の奥で明滅する。

]
(46) 2023/11/23(Thu) 20:44:39

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ……ふむ?
  一体どこから私の研究への姿勢を仕入れたのでしょう。
  メディウム、フランクル、それとも他の構成員?

  まあ、構いませんが。
  目的が更なる新人類創造の確立であるのなら
  私に特段不都合もありませんからね。


[ 博士は目の前の個体の言葉を聞き>>1:242
  物珍し気に見つめて口角を上げた。
  ずけずけと研究所のデータを欲しがるということは、
  彼ら機械側にも完全な技術は未だ無いに近いのだろう。

  緋雁は、彼を作ったのは旧人類だと言っていた。
  AIに仕込まれたデータやプログラム、知識は
  旧人類でないならば一体誰がアップデートするのか。

  自分の足で集めに来た個体を思いながら ]

 
(47) 2023/11/23(Thu) 20:44:49

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  私の頭上のこれは、私にとっての世界樹のようなもの。
  データ記録、保管、共有、果てには光合成も担います。
  この研究所内に張った通信システムの一部を繋ぎ、
  クラウドを作ってそこに保存している…が近い。


[ 管理権限は博士にある。
  専用のフォルダを作り、彼にアクセス権限を付与すれば
  データの共有自体は難なく可能になるだろう。 ]


  しかし、お客様。
  貴方たちの新人類、随分と適応を果たしているのでは?

  私のデータが有益になるとは、あまり思えませんが。*

 
(48) 2023/11/23(Thu) 20:44:54

【人】 言ト霊 羅生

────違う 間違えた また
(49) 2023/11/23(Thu) 20:45:38
機才博士 ウキクサは、メモを貼った。
(a15) 2023/11/23(Thu) 20:45:51

機才博士 ウキクサは、メモを貼った。
(a16) 2023/11/23(Thu) 20:46:02

【人】 言ト霊 羅生

(──やめてくれ。止めてくれやめてく、れ、)
(50) 2023/11/23(Thu) 20:52:21

【人】 言ト霊 羅生


 ────……桜花。


[

冷徹な音声にはならなかった。
穏やかに告げる。その瞬間までは、僕はおまえの『父』なのだから。優しく抱擁して寝台に二人でころりと転がる。髪を撫でよう。まだ幼かった頃の君へしたように。

]


 俺も、直青も緋雁も雷音もね

 ────…………味方だよ……桜花の

 今じゃなくていいから、言って、ごらん?
 すべて、教えてほしい


[

離しはしないよと。今の君に心地よい腕の強さを探りながら、抱きしめて、撫でよう。そのまま眠ってしまえばいい。世界が怖くない様に、そうなるために僕らは在る。
僕は在る。きみが、

『しんじんるい』で、あるかぎり。


]

**
(51) 2023/11/23(Thu) 20:56:15

【人】 寿ホ儀 直青

>>47>>48

 姿勢ですか?
 見ていればわかります。

 それとも外れていましたか?

[そんなことはどうでも良いとばかり一言に済ませ、愛想程度に付け足した。案外と前置きを必要としたがる御仁だ。

「世界樹」との説明には瞬きを返す。意外だった。随分とメルヘンな出典を引用するものだ。『sintoisMécanique』の技術者たちと通じる感性があるのかもしれない、と思えば愉快でもあった。

あれもこれもと欲張るような機能にまた別の感心を覚えながらも、データを交換する為の準備は滞りなく進んでいく。]


 適応──そうですね。
 そう思われますか、あなたは。

 
どこまでの意味で


*
(52) 2023/11/23(Thu) 20:56:23

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(雷恩) ─

[そういえば雷恩はなんだか健康そうに見える。>>33
 少し変わったように見えるのは、根差せる土を見つけて活力を得てるから、なんだろうか……?
 
 そしてオレがきょとんとして問いかけたら、なんだか妙に狼狽させてしまったような印象を受ける。>>34
 その反応の理由がよくわからなくて、じっと見つめた]
 
(53) 2023/11/23(Thu) 21:06:18

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  栗鼠……いるんだ。
  雷恩も動物、好き?


[オレもデータでしか知らない生物だ。雷恩が触れたというなら、この辺にいるんだろう。
 そういえば桜花ちゃんも「動物がいる」って楽しそうに言ってたな、と思って問いかけて]


  いろんなもの、知ったらいいと思うよ。
  好きなものも嫌いなものも、
  いろいろ見つけたらいいんじゃないのかな。
  雷恩の“人生”なんだし……楽しんだらいいと思う。
  
  
[AIだって間違いは犯すし、より良い判断のために学習を続ける。
 オレは新人類の二人が何か使命を課されてるのか、だとしたらどんなものか、その辺は全然わからないけれど。
 一番大切なことさえ見失わずにいるなら、あとは大丈夫なんじゃないかな……って今朝羅生に聞いた話を思い返していた>>15>>17
 
(54) 2023/11/23(Thu) 21:06:50

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[失望を恐れる気持ちは、オレにもないわけじゃない。>>36
 それでなんだか、つられてしまって]

 
  失望されるのはオレも嫌だなあ。
  役に立たないから廃棄処分って言われたらショックだよ。
  
  それでもオレはまだ自分が「人類の道具」だって認識が
  あるから諦めもつくけど、雷恩は道具じゃないもの。


[道具じゃないのに捨てられる可能性なんて、考えたら心細くなるのも当然だ。でも]

  
  でも、だからこそ、雷恩のことはみんな
  そんな簡単に見切りつけられないと思うよ?

  進まれたら困る道に進もうとしてたら、みんな
  ちゃんと止めると思うんだけどな……。
  
  
[雷恩はオレたちの大切な“新人類”の一人。簡単に切り捨てることなんてできるわけないし、切り捨てずに済む方法をみんな考えるはずじゃないのかなってオレは思った。
 勝手な想像と言えばそれまでなんだけど]
 
(55) 2023/11/23(Thu) 21:07:06

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレが視線を向けたら、雷恩は眉を落とす。>>37
 その表情の意味をオレは上手く読み取れなかったけれど、今までの雷恩ならもっと淡々としていた気がするから。
 やっぱり変わったな、なんて思って]
 
 
  雷恩、少し変わったよね。
  なんだか……人類らしくなった。

  前は雷恩よりオレたちAIのほうが
  感情豊かなんじゃないかって思うぐらいだったでしょ。
  
  でも、今は違う。
  ……いいことだと、思うよ?
  
  
[機械みたいな人類が、いちゃいけないわけじゃないと思うけど……。オレは人類なら人類らしくしてくれてたほうが、見てて落ち着く。安心する。
 変化は必ずしもいいことじゃないけれど、オレはこの変化を好ましく思うんだ]*
 
(56) 2023/11/23(Thu) 21:07:21
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a17) 2023/11/23(Thu) 21:08:16

【人】 寿ホ儀 直青

-天耳通-



 ────!!


[突如、最大出力の
「声」
が響いた。
>>50

即座に現在位置と周辺の状況をモニタリングする。
"危険"はない。

間も無くそれを羅生が独力で押さえ込むところまでを確認し、直青はゆっくりと腰を下ろす。
無意識に
掌部──拳を握り締めていた。]

 ……困ったものですね。

[「声」を送り返す代わり、その場で呟く。
明朝の予定を一件追加した。]

**
(57) 2023/11/23(Thu) 21:21:12

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と ―

[自分は植物の割合が多めだが、経口摂取なども可能だ。
故に、大地から今迄栄養が摂取できていなかった分、
人としての機能の方に頼って栄養をとってきた。

だが、ここにきてから植物のほうが満たされた。
そのことが外見に影響しているのかもしれない。


 話は変わるが。
 ――ある、旧人類の研究結果がある。
 心の成長というものは、十分な栄養と、愛情とが必要であると
 身体的な充足感、精神的な満足感。
 それらが得られたときに、心の成長がうかがえるのだという。
 なら、今は?


じっと見つめられた際に覚える、動揺。
今迄そういった感情を抱いたことはないがゆえに
取り繕うという行動は思い浮かばず。醜態をさらす。
見つめる視線に、挙動不審に少しばかり目が泳いでいるようだ。]
(58) 2023/11/23(Thu) 21:26:34

【人】 蕃神 雷恩

 ……好きか、どうかは自信はないけれど。
 もっと触って、みたくなった。
 ふわふわなそれが、新しい大地でも生きていられたらいい。
 と、思う。

[これは多分、好きっていう感情なんだろうなと思うんだ。と
自信なさそうに。

緋雁はAIで、戦闘のために造られたアンドロイドで。
でも、自分よりも「人」らしい。
その言葉はプログラムだというかもしれなくても
0と1以上の何かがあるように、己には思える。]

 ……楽しんで、いいん、だ。
 俺も。

[桜花みたいに。――そうであったら、いいなぁ。
でも、「人生」という言葉には少しだけ困った顔はしたかもしれない。
己の生は、果たして人生と呼んでいいのか。
旧人類的ではなかろうかとか、思索し、思案し。
それでも、君の言葉は「嬉しかったから」
僅かに、微かに。頷くのであった。]
(59) 2023/11/23(Thu) 21:26:59

【人】 蕃神 雷恩

[自分よりずっと安定しているように思える
いつも微笑んでいる、顔を見ている、緋雁も
恐れることも、ショックなことも、嫌なこともあるのだと
知った己は目から鱗という顔をして君を見る>>66

ああ、この感情は不都合だったり
変だったりするものでは、ないのか。]


 ……道具じゃなくても。
 AIだと、しても。多分。
 俺はあきらめてほしく、ないなと、思う。
 いつか、どうしても来るだろう。別れがくるその日まで。


[ずっと己たちを育て、守ってきてくれた存在を
使命以外の何かで、喪うこと。
多分己は、それであきらめる、ということは
「嫌だ」と感じているようだ。

と、ぽつ、と呟く。
”つい””ふと”零れてしまう。――桜花のように。

でもそれはダメな変化では、ないようだという考えが
無意識に口を緩ませているんだ。きっと。]
(60) 2023/11/23(Thu) 21:27:28

【人】 蕃神 雷恩

 もし、そうなら。
 緋雁も、止めて。
 とめてほしいと、思う。

 ――それは、ダメなことか?

[最後に、そう、たずねてしまうのは
臆病さが癖になってしまったかのようで。少しだけ後ろめたい。]
(61) 2023/11/23(Thu) 21:27:41

【人】 蕃神 雷恩

 いいことなら、よかった。
 あの、な。

 ――感情、を、出すのを恐れてたんだ。
 それでこれ以上失望されてしまったら、嫌だと思って。
 でもそれを言語化、できないままでも。
 きっとずっと、胸の中に、あった。

 変われたのは、きっとこの環境で新しい存在らと
 触れあったのも、あるけれど。
 今迄俺や桜花に、語り掛けて、育てて、守って
 来てくれた君たちが、いたからだとも、思ってる。

 だから、その。
(62) 2023/11/23(Thu) 21:28:00

【人】 蕃神 雷恩

[肯定の言葉をくれる君に、――きっと初めてではなかろうか。
俺はとても、嬉しそうに。笑った。*] 
(63) 2023/11/23(Thu) 21:28:28
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a18) 2023/11/23(Thu) 21:33:46

【人】 言ト霊 羅生

>>41

 自分で見定めても、良いと俺は思うよ。
 俺たちが『咲かす事最後の仕事』さえ拒絶しなければ、
 ミケは何もしない筈だね。


[

緋雁は認識していたより明朗だった。数値だけでは分からない事があるなんて、僕らはなんて人間に近しい存在なんだろうかと時折過る。けれどどれだけ倫理観をインプットしようと。道徳的アルゴリズムに空間を持たせようと、『魂』だけが足りてない。循環しない。命ですらなかった。

]


 ミケの言うことは、ほら当然……絶対じゃないし?
 緋雁たちはミケの利用時間は俺らより少ないだろうし……そうだな
 ひとつミケの秘密を教えておくと

 ……奴はホログラム体だけど、握り潰すと『紙』の音と感触がする。


[

おどけて真面目に大袈裟に“内緒話”みたいに。
知ってたかな? って肩で笑う。
群鷺あたりやってそうだもんね。

]
(64) 2023/11/23(Thu) 21:34:47

【人】 言ト霊 羅生

>>42>>43
[

『何か知ってるの?』に対しては『何も知らない』。ただ『第二の車輪』──『自我の胎の輪』が乱れている個体に一律で掛ける声が幾つか決まっているだけだ。『親』について問う機体に、与える情報はも同じく決まっている。


──『何か思い出したことはある?』


出荷時の記憶を持つ個体は少ないが確実に存在する。僕は緋雁の記録をそこまで遡る権限が無いから詳細の把握は無理だけれど、『自我の胎の輪』──”初めの居場所である記憶”について傷がついていると音律はズレてゆく。

僕はね、君にそれをしたかった。
君が『傷』に対して旧人類的な反応をするならば、僕が実に『旧人類的』であることは仕様のひとつだと思えるから。


だけど。
だから。恐らく、その過去について君に詳細を問う様な行動はしないだろう。そうだね、暫くはしない。

]


 またこうやって、会話したいな。桜花の、事とか……さ?


[

にこやかに見送った。どうか君に幸あらんことを。
願わくば、彼らの傍で。

]**
(65) 2023/11/23(Thu) 21:40:31
言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a19) 2023/11/23(Thu) 21:46:52

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a20) 2023/11/23(Thu) 21:47:19

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a21) 2023/11/23(Thu) 21:49:10

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a22) 2023/11/23(Thu) 21:54:21

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a23) 2023/11/23(Thu) 21:56:29

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 楽園と木蓮 ―

 [ 温室には、友が好んでいた花が幾つか存在する。
   区画を巡回していた機械は、その木の前で足を止めた。

   かつては"木蘭"という名を受けていたそれは、
   より相応しい名があるだと、"木蓮"に名を変えたらしい。

   友は、蓮も好んでいた。
   あの夏の池が一際大きいのはそのせいだ。
   他にも、そのような特別が幾つかあった。


   機械は、友がそれらを好む理由を知らずにいた。
   その目が一体、何を映しているのかも。

   いくら隣に立っても、尋ねても、
   友は、自身がみている物をはっきりと口にはしなかった。
   煙に巻くような言葉ばかりを好んで使った。

   それらに機械を付き合わせることを、よく好んでいた。 ]
 
(66) 2023/11/23(Thu) 21:59:55

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 

   蓮に似ているから、"木蓮"を好むのですか。

  『……それは違うよ。あれらが似ているのさ。』

   主語を省かないでください。

  『……あれは、僕たちだよ。リヒトーヴ。』

 

 
(67) 2023/11/23(Thu) 22:00:36

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 土に根差す足元から、天へと広がる白い花へ。

   まるで機械が腕を伸ばしたかのように。
   友はその背後から、大地に植わる
   木蓮の全身をゆっくりと指でなぞって見せる。 ]



   『親愛なる我が友よ。君にもいつか分かる日が来る。』



 [ 宥めるように、友は機械の肩に手を置いた。
   それは幾度となく聞いた言葉だった。
   だから、機械もそれ以上を問おうとはしなかった。

  
否――本当は知っていた。

  
それが、この世界への祈りであったことを。
]*
 
(68) 2023/11/23(Thu) 22:05:05

【人】 巫凪 桜花

― 雷恩 ―


[傍近くに在るだけで、大気を巡り、
彼の言語化されない気配が伝わることがある>>3
表情に、音には出なくとも。
植物同士が交わす信号のように、伝わるものがある。

そのことに覚えていたのは、きっと優越感だ。
自分が理解っていればそれでいい、と。
彼は言葉に重きを置いていないのだろう、とも。


だから、深くを話さなかった。
聞かなかった。
甘え、驕っていた。


もっと早くに、そうしていれば良かった。
彼が己に問うて、手を差し伸べてくれたように。
―――どこかで彼の虞れを、その輪郭を、知っていたのに]
(69) 2023/11/23(Thu) 22:07:43

【人】 巫凪 桜花

[辿り着いた穢れのない楽園。
彼の根幹を癒やす土。
其処には、人としての彼を、萌芽させてくれた彼女がいて。


――それでも彼は、共に在ってくれるのだろうか?*]
(70) 2023/11/23(Thu) 22:12:11

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(雷恩) ─

[人類には愛情が必要。
 それはオレもぼんやり知ってることだった。>>0:108
 けれどその具体的な理屈までインプットされているわけじゃない。
 
 雷恩が動揺する様子はちょっと面白くて、オレは少しだけ笑ってしまったけれど、それは決して馬鹿にするつもりとかじゃないんだ。微笑ましい、っていうのかな……可愛い? そういう感じかも。>>58
 
 栗鼠のことを語る雷恩を見ていると、オレは桜花ちゃんと話したときを思い出した。>>59
 語る内容も表情も違うけれど、すごくよく似て見える]
 
 
  この間、桜花ちゃんと話したんだよね……
  生きていくのに必要なものって、
  魅力的に見えるんじゃないかって。
  
  
[桜花ちゃんの場合は『綺麗』って言ってたけど。新人類の二人が魅力を感じるものは、二人が生きていくのに必要なものなんじゃないかって気がする。
 ……そして、オレには必要がないから、その感覚はわからない。AIは“生物じゃない”から]
 
(71) 2023/11/23(Thu) 22:23:24

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[雷恩の微かな頷きには、仕草以上の意味があるような気がした。>>59
 だからオレは、もうちょっと言葉を付け足す]

 
  楽しんでいいはずだよ!
  AIのオレだって楽しいことやってるだけの時間があるし。
  本当はそんなの必要ないけど、別に規制されないもの。
  
  
[現段階で規制されてこそいないけど、どう評価されてるのかはわからない。戦闘員の使命・存在意義を思えば、無駄な行動が多いのはオレも自覚するところだ。
 目から鱗みたいな顔をされたときは、ちょっとびっくりしたな。>>60
 AIには恐怖は……正直、無いAIもいるだろうと思う。けど、オレはあったほうがいいと思うんだ。痛覚と同じで、無謀な行動が減らせるから>>0:67
 
(72) 2023/11/23(Thu) 22:23:40

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[「諦めてほしくない」って言葉は、すごく嬉しかった。>>60
 廃棄処分じゃなく、耐用年数まで──稼働限界までずっと動いててほしい、って意味だから]
 
 
  雷恩……、ありがとね。
  オレも死ぬなら“寿命”がいいなあ。
  
  
[だとしても、人類ほど長くは生きられない見込みだ。
 戦闘AIは損傷しないとしても機体を酷使するし、オレはただでさえ速度重視の機体。最速の天蓋ほどじゃなくても、機体に負荷はかかりやすい。
 
 まあ、本部が許可すれば予備機体にデータを全部移して再稼働したりもできるけど……。
 オレはそれには期待してなかった。より良い後発のAIがあるなら、そっちのほうが《sintoisMécanique》として良いに決まってるから]
 
(73) 2023/11/23(Thu) 22:23:56

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[けど。オレにも止めてほしいっていうおねだりには、オレはどうしても応えられない>>61


  ……オレには、それは不可能なんだ。
  オレはその判断基準を持たないし、知ることもできない。
  オレは、戦闘員だからね。
  
  雷恩や桜花ちゃんたちを育てて導くのは、
  創世員の仕事だから……さ。
  
  
[もし、直ちゃんや羅生や他の創世員がオレにも事情を説明して、雷恩を説得するようになんて言い出したときには、オレも手伝えるだろうけれど。
 それでも結局、止めたい理由は伝聞になってしまうだろう。オレの言葉で止められるわけじゃない。
 
 そもそも、オレがこうして雷恩の様子を見て話をしていくなんてことさえ、オレの役割外のことなんだもの]
 
(74) 2023/11/23(Thu) 22:24:13

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[いつもより随分言葉を多くして語る雷恩の姿は、とても印象的だった。>>62

 そうか、急にきっかけがあって変化するわけじゃないんだ。
 今までずっと得てきたもの全てによる変化が、何かをきっかけにして現れるだけ。
 種が芽吹くみたいに。
 蕾が花開くみたいに]
 
 
  ……雷恩、オレたちは雷恩の味方だよ。
  健康に、幸せに生きていってくれることを願ってる。
  
  
[伝えてもらった言葉が、初めて見る嬉しそうな笑顔が、オレも嬉しくて。>>63
 伝えたい言葉をオレも返して、微笑んだ]*
 
(75) 2023/11/23(Thu) 22:24:27

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 朝:病棟(羅生) ─

[羅生の返事はちょっと意外だった。>>64
 自分で見定めてもいい、って言われるのは予想していなかった。
 
 羅生はそういう考えなんだ、と思ったらちょっと気楽になって、親近感も湧いたな。
 
 その後に大真面目にミケの“秘密”を聞かされて、オレは目を丸くしたけどね。
 直ちゃんが「握り潰したい」って言ってたのってそういうことなの!?
 
 ちなみに戦闘員は、オレが知る範囲では実践してない……と、思うけど。拠点でのんびり指示待ちしてるときなんかは、誰かやってたのかも]
 
(76) 2023/11/23(Thu) 22:31:30

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[羅生の反応を見るに、何かを知っていて声をかけてきたわけではなさそうだった。>>65
 なら、別にわざわざ伝えなくてもいい、というのがオレの考え。知りたいなら教えてもいいんだけどね。
 
 それよりも名前が挙がるのが桜花ちゃんだけなのが気になって、目を瞬いたけど。
 そういえば、羅生はちょっと雷恩と距離取ってたっけ……なんて、やっと今になって意識した。>>1:228
 
 なんにせよ、拒む理由はないから、頷いて部屋を出たよ。
 親近感も湧いたことだしね]**
 
(77) 2023/11/23(Thu) 22:31:40
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a24) 2023/11/23(Thu) 22:33:18

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と>>71 ―

[自分が動揺した様子は、彼の笑いを誘ったようだ。
そのことに再び慌ててしまうのである。

ただ。続いた言葉に。]


 桜花と、話を?


[ぱちりと、また瞳が瞬いた。
生きていくことに必要なものは魅力的に思えるという。
――だったら、きっと桜花にとって栗鼠は魅力的に映ったのだろう。
それに対して語る様子は、普段よりも楽しそうに聞こえたから。

己と、同じように。それを必要としたのだ。
と、判断した。]
(78) 2023/11/23(Thu) 22:51:38

【人】 蕃神 雷恩

[緋雁の言うことは一理ある。と思う>>72
必要がなくても規制はされない。
なら、たとえ余剰であっても。興味のあることに
手を伸ばしても良いのではないかという確証を
また1つ、得ることになった。

――そんな君は、
きっと。このままいけば俺よりも、桜花よりも
早くに大地に還るのだと理解しいている。

あの、子供の躯のようにか、それとも
大地に種子とともに咲いてなのか。
――願わくば。それが君にとって一番望む最後であればと
俺は、思う。

何となしに。同じAIであったとしても
緋雁は、この緋雁だけなのだ。と思う。
だから、
ありがとう、とのことばには頷きながらも。
あきらめてほしくないなと思うのは当たり前の、ことであるのだと
胸の中で、つぶやいて。]
(79) 2023/11/23(Thu) 22:51:51

【人】 蕃神 雷恩

 そう、だったな。
 ――育て、導くのは。直青たちのしごとなのは
 理解、しているよ。

 でも、緋雁が俺や桜花に接することで
 俺たちが学んだことは、きっとあるよ。

 それは、少しで、あったとしても。
 育ててる、に入るとは思うんだ。

[彼がAIとしてを逸脱しようとしないことは知っている。
困らせたくないので。できないという言葉を否定はせずに。
それでも、伝えたいことだけを言葉にした。

嬉しかったから。
味方だよといってくれたことが>>75]
(80) 2023/11/23(Thu) 22:52:03

【人】 蕃神 雷恩

 俺も。緋雁が幸せであればいいと思っているよ。
 緋雁だけじゃなく。直青達も、もちろん、桜花も。


[微笑みに、笑みを返す。
これが成長というものならば、悪くないなと思うのだった。**]
(81) 2023/11/23(Thu) 22:52:27

【人】 蕃神 雷恩

― メンタルケアの時間に ―

[緋雁と話をして。漸く自分の中で
直青の「宿題」を言語化できそうだと考えて。

思索して、思案しながら
俺は自分のメンタルケアの時間を、待っている。

直青はいつものように「bébé」、と呼ぶのだろうか。
そういえば、その呼びかけに対してどう思うのかは
伝えていなかったと思う。*]
(82) 2023/11/23(Thu) 23:02:45
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a25) 2023/11/23(Thu) 23:04:29

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a26) 2023/11/23(Thu) 23:12:21

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・雷恩と −


[>>23 返答への反応は。何かを考え込む様な仕草で。……それでいい。理解は求めていないから。]

>>24
「私」が、お前に?
……まあ興味深くはある。一つの生命体の在り方として、だがな。
(勿論、私たちは……あなたの事を、あなた自身の事を、もっと知りたい。私たちの事も、知ってほしい。)


ほら、そんな事よりも初めての栗鼠はどうだ?


[2つの相反する
(そう思っているのは貴女だけよ)
意識が応える。

ーーーー彼の指が、優しく小さな生命へと触れる。]
(83) 2023/11/23(Thu) 23:13:45
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a27) 2023/11/23(Thu) 23:14:38

【人】 苗床環者 メディウム

>>25

温かいだろう?恒温動物だからな。触っても温かくない生命も存在しているが……魚とか……こういう生き物は、大抵が温かいんだ。


[今までは、どこかぎこちなく硬い表情しか見せてくれなかったのだが。栗鼠に触れた彼は、今までとはずっと違う顔をしていて。]


…………綺麗、だ。
(…………美しいわ。)



[小さく口に出してしまった。その一瞬の表情に見惚れてしまったのは、取り繕えない程に事実だったから。]*
(84) 2023/11/23(Thu) 23:14:48

【人】 巫凪 桜花

[彼らに触れ、笑い、話す程に、
いつしか芽吹いていた畏れが育ってゆく。

 ――いつまで彼らは、傍にいてくれるのだろう?


荒廃した大地、血塗られた戦場にいれば、
それはずっと先のことだと思えた。
けれど。
ここにいると、これが『人類』が喪ってしまった楽園なのだと。
実感が、できてしまった。思い知らされた。
そう遠くないだろう先を、想像できるようになってしまった]
(85) 2023/11/23(Thu) 23:23:44

【人】 巫凪 桜花

[名を呼ばれる。彼のくれた名前が好きだった。
震えるその音さえ、柔らかく鼓膜をくすぐる>>45
温かな腕が、抱き寄せてくれる。
迸った言葉の先にあるものを、正しく理解しているだろうに。

真っ白な部屋の真ん中で、引き寄せられるまま、
二人寝台に転がった]


 うん。…うん。知ってたよ、ずっと。

[味方だよ、と告げてくれる声。
そのことこそ、本当に解っていたこと。
全て教えて欲しいと促しながらも、今でなくともいいのだと
猶予まで添えて。

思わず、笑みが零れた]


  優しいね、羅生は。


[それが、誰かに施されたプログラムの出力結果だろうと、
脳に巡る無数の電気信号の産物だろうと。
己にとって、さしたる違いはないのだ]
(86) 2023/11/23(Thu) 23:27:59

【人】 巫凪 桜花

[髪を梳いてくれる指先の感触。幼い頃から繰り返された仕草。
抱きしめてくれる腕はいつも、
その時一番心地良く感じる包み方を知っている>>51

このまま此処で眠りに就けるなら――
それはこの上なく幸せだ、と。そう思えたから。
そっと腕を引いて、二人寝台に身を起こして向き直る]



  ねぇ、羅生。

  俺、今なら分かる気がするよ。
  どうして旧人類が…人が、滅びるべきとされたのか。

[『桜花』に与えられる旧人類の営み、大地が荒廃の一途を辿った経緯にまつわるデータは、厳重に制限されている。その理由。]
(87) 2023/11/23(Thu) 23:33:07

【人】 巫凪 桜花

[『桜花は、人に近過ぎる』
                    
ラベリング

個体の成長過程での素質に、上層部の下した懸案事項。
最初から、欠陥品だったのは――]


 大事なものが増えすぎたんだ。きっと。
 守ろうとして、守りきれなくて。
 自分の、自分たちの大事なものが守れるなら、
 それでいいって。

 そのためなら、きっと人は何にでもなれる。
 鬼でも、悪魔にでも。

[救われるべき世界全てよりなお、大事なものを作ってしまう素質こそが]
(88) 2023/11/23(Thu) 23:37:18

【人】 巫凪 桜花


  大好きだよ、羅生。だいすき。


[その優しさが。愛しみ慈しんでくれる手が、内側の烈しさが]


  羅生が、直青が。
  雷恩が、緋雁が。…みんなが。

[彼らの種壺を暴き、その躰を苗床に咲かせる花は、
地上にかつて咲き誇ったどんな花より美しいだろう。
それを見たいと望む本能が、身の内には深く根差している。
そのために与えられた力が、この掌にある。
けれど。


両の掌で、自分を産んでくれた人の頬を包んで微笑む]
(89) 2023/11/23(Thu) 23:41:10

【人】 巫凪 桜花


 ごめんね、羅生。
                
救 い た い

 俺は今のみんなを失ってまで、咲かせたいとは思えない。


 ―――きっと俺は、失格だね。
(90) 2023/11/23(Thu) 23:44:05

【人】 巫凪 桜花



 けど。
 俺や雷恩じゃない誰かに、次の検体に、
 その役目を譲るくらいなら。

 俺は、選ぶよ。選べる。

[その資格は、もう喪っているかも知れなくとも。
今はもう、地上に取り戻したいと人々に希われたものを、
知っている。

もう一度、ごめんね。と甘やかに囁いて。
額に、頬に、鼻先にくちづけた*]
(91) 2023/11/23(Thu) 23:45:56

【人】 寿ホ儀 直青

-雷恩-


[ノックの音をひとつ、ふたつ。みっつ。
正確なリズムで刻んでから、その名を呼ぶ。喚ぶ。]

 雷恩。
 入りますよ。

[意図せずともやわらかに響くであろう声は、dBにすれば30程度。けれどその耳に届くことを直青は"知って"いる。

返事を待たずに扉を開いた。]


 こんばんは。僕の雷恩bébé

 良い子で待っていましたね。
 今日は君にとってどんな一日でしたか?


[

 君の話を聴かせてください。
 いつだってそれが僕のよろこびなのだから。

]

*
(92) 2023/11/23(Thu) 23:46:35
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a28) 2023/11/23(Thu) 23:58:32

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・リヒトーヴと −


>>1:204
……そうだよ。「私」が望んでやった事だ。


[リヒトから最初に聞かれたのは、先日の行動の事だった。これには迷いなく是を唱える。こういう、細やかな気遣いをしてくれるリヒトは、本当に優しいなと思う。本人は「そういう存在だからです」と主張するだろうから言わないけれど。]


>>1:205
いや、別にいいよ。本題以外の事だって、リヒトが「どう感じたのか」というのに変わりはないからな。

……なるほど、それは面白い解釈だな。彼らとは、けっこう仲良くやれてるんじゃないか?


[内側以外のものへも興味がちゃんと出来るんだな、と少し安心する。リヒトはいつだってここの保全に努めているから、外部から新しい空気を取り込める事は、悪い事では無いと、思う。]
(93) 2023/11/24(Fri) 0:00:44

【人】 苗床環者 メディウム

[>>1:206 こちらへと質問が移る。本当に、何の気もない疑問だったのだろうけど。]


…………仲良く、やっているのかは。正直分からないというのが本当のところだ。「私」だって、彼らに比べたら型落ちの『新人類』だからな。


[つるりと口から溢れたものは、複雑な胸中を示すもので。ハッとしてリヒトの顔を見た。……「私」は、リヒトの望んだ答えを出せたのだろうか?]*
(94) 2023/11/24(Fri) 0:01:16
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a29) 2023/11/24(Fri) 0:02:21

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:メディウムと ―

[なるほど、彼女も他の生命体へと同様に
己に興味を抱いているようであると知れた。

――同時に聞こえる「貴女」の声に
知りたいと同時に知ってほしいと思う感情があることも聞こえる。

とはいえ、そんなことよりと流されてしまったことに
何処か釈然としないものを感じたのも事実である。
釈然としたのは多分、掌からふわりと
留まっていた蝶々が逃げてしまったかのような。心地を覚えたからだろう。
言語化すれば怒らせてしまうかもしれないので、
そのあたりは沈黙し。

栗鼠に興味があるのは事実であったので。
すぐに其方に意識を集中させた。]
(95) 2023/11/24(Fri) 0:03:25

【人】 蕃神 雷恩

 そうだな、あたたかい。
 知識では知っていても、実際に触れて、感じるというのは
 また違うものなのだな。と、思う。

[あまり、自分が他者に触れようとしてこなかったからこそ
余計にそう思うのかもしれない。

浮かべた表情は無意識。
故に、鏡も、水面も遠いこの場所では。
自分が浮かべた表情を認識できていない。

呟かれた言葉は小さかったがゆえに聞こえず。
されど、何かを呟いたことはわかって、顔を上げる。]


 この、栗鼠は。
 まるで君のようだね。

 興味が尽きない。
 

[最近、一拍考えこまずに伝えることが増えたように思う。
今のこの感想もまた。*]
(96) 2023/11/24(Fri) 0:03:50

【人】 苗床環者 メディウム

− 病棟・直青たちの部屋 −


[>>1:207 入室した矢先に、投げかけられた言葉。どこからそんな見解を手に入れたんだろう、と疑問に思えど今必要なのはそこではない。]


飲み物はいい。……それよりも、「私」がなんだって?彼……雷恩、どのに自殺幇助を促していると?

……それは誤解だ。「私」はあくまで、体内に根差す“これ”を引き剥がしてしまいたいだけだから。……分たれたら死ぬ、というのなら。間接的にはそういう事になるかもしれないな。


…………いやしかし正直に言おう、あなた方の大切な人へ迷惑をかけてしまっていて、すまない……


[まず当初の目的は、雷恩の関係者に対する謝罪行為である。丁寧に、頭を下げた。]*
(97) 2023/11/24(Fri) 0:09:38

【人】 蕃神 雷恩

― 直青と ―

[いつも規則正しいノックの音とともに彼は来訪する。>>92
此方へ心を配る声。親愛の声。
心地よく耳を撫でるように。或いは労わる様に聞こえるそれは
人の部分も、植物の部分も安心を覚えるもの。]


 直青。


[己も彼の名を呼ぶ。
常に凪いでおり、抑揚のあまりないものであるけれど。

扉を開いた彼はいつものように俺を呼ぶ。
どんな一日なのかと聞かれれば、
今日の出来事を時系列に淡々と述べる――

いつものように。で、あれば。




彼を見る。
口を、開いて。]
(98) 2023/11/24(Fri) 0:14:43

【人】 蕃神 雷恩

 ――植物に触れた。動物に、触れた。
 緋雁と話を、して。考えてた。
 
 ずっと考えてたことを、ようやく
 言葉にできるように、なった。

 聞いてくれる?直青。
 保留にしてた、宿題の、答えを。


[失望しないで。
――と、たった1つ。君へ望みながらの、俺の話を。*]
(99) 2023/11/24(Fri) 0:15:36

【人】 苗床環者 メディウム

− 研究所内・フランクルと −


>>1:218
まあ、気にしすぎもよくはないとはいえ……ある程度は博士に診せてあげたほうが、あの人も喜ぶと思うから。

[どこか遠くを見つめる様な眼差しを向けるフランクの様子は、いつもとは少し違って見えたけれど。]


じゃあ、「私」はこの辺で。フランク、また後で会おうな。


[彼の内心なんて知り得ない「私」は、その場所を後にした。]**
(100) 2023/11/24(Fri) 0:17:21
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a30) 2023/11/24(Fri) 0:21:22

蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a31) 2023/11/24(Fri) 0:22:18

【人】 苗床環者 メディウム

− 病棟・緋雁と −


…………そうなのか。


[>>1:227 人好きがしそうな笑顔からは、特になんだってない返答。ウキクサ博士に求めるものは無いと、彼は言う、
(けど)
]


…………雷恩、どのか?まあ、悪くもなければ良くもないといった感じだと、思う。きっと。


[単純に、身内の交流関係を喜ぶ性質なのだろう。そこに悪感情は乗っていなかったの感じる。

これ以上、とくに話すこともなかったから、「それじゃあまたな」と言って離れようとした刹那、]
(101) 2023/11/24(Fri) 0:24:44

【人】 苗床環者 メディウム

(貴方も、自分の可能性を信じてみなさいな。)
(102) 2023/11/24(Fri) 0:25:42

【人】 苗床環者 メディウム

…………っ、


[一瞬、意識が遠のいた。緋雁どのに、”これ“が何かを語りかけた事だけはたしかなのだが。]


あ、あぁすまない……本当に、またな。


[それだけ言い残して、今度こそ立ち去った。]**
(103) 2023/11/24(Fri) 0:28:20

【人】 寿ホ儀 直青

>>97

 
誤解

 なるほど。自覚はおありではなかったと。

[冷ややかに告げる。
意図した声色だ。敢えて微笑のみ造り上げて湛える。]

 迷惑、とはどういう意味で仰っていますか。

 メディウムさん。

 一対一で育まれる関係性にまで、
 僕は口を出すつもりはありません。

 そのような「過保護」を僕は彼に──
 彼等に施すつもりはないんです。

 一対一、つまりは互いに責任を負う関係性ということです。
 誠実な付き合いとはそういうものですよね?


 あなたと彼の間に存在するのは、
 そういうものではないのですか?


 繰り返しますね。
 「迷惑」とは何ですか。

*
(104) 2023/11/24(Fri) 0:31:02

【人】 苗床環者 メディウム

− 検査室・博士と −


[>>1:236 「おはようございます」と告げて、その後呟いてしまった疑問に対して返答する彼女の言葉を、ベッドの上で静かに聴いていた。]


>>1:237
…………水、ですか。
生物のほとんどは、水が無いと生きられませんよ?でも、博士が伝えたいのは。そういう事ではありませんよね。
……急に変な事を言って、ごめんなさい。

>>1:238
……はい、申し訳ありません。禁止までは、しないでください。


[「接触禁止令」の単語に内側が騒めいてしまう。幸い、「私」の意思次第だという事なのでそちらは出さないでもらう事にした。
……少し事件を起こしたというのに。


検査は滞りなく進み、最後にいつもの問診をしてから部屋をあとにした。]**
(105) 2023/11/24(Fri) 0:42:24
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a32) 2023/11/24(Fri) 0:50:32

【人】 寿ホ儀 直青

>>98>>99

[根差せる土を見出したのであれば、もうこうして大地から区切られた個室などで寝起きをさせる必要はなかった。

しかし未だこの場を「それ」と定めることは出来ずにいる。
直青としても、『sintoisMécanique』としても、恐らくは雷恩本人としても、それはそうだったろう。


──その日は、いつだろうか。
──もう、間も無くなのだろうか。


bébé、と呼ぶ。望まれるだけ、何度でも。
耳に"擽ったさ"を齎す囁きのひとつひとつに頷いて、

こちらを見上げる瞳を受け止める。]


 はい。
 どうぞ、「提出」してください。

 君の"言葉"を待っていました。


[揺らぐ不安を溶かすように、その手を握った。]

*
(106) 2023/11/24(Fri) 0:55:17
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a33) 2023/11/24(Fri) 0:58:01

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 植物園:メディウムと ―


 [ ――仮に、真実は別に存在していたとしても。
   メディウムがそう答えるのであれば、>>93
   この件に機械が干渉する部分はない。 ]


   分かりました。ならば、己からは何も。


 [ 仲良くやれているか、という指針は機械には難しい。
   人らしい仕草の形は理解しても、
   相手の心の距離という物は観測しようがないからだ。

   己への評に機械は「そうでしょうか」と返すに留めると、
   メディウムの方へと同じ話題を向ける。 ]
 
(107) 2023/11/24(Fri) 1:46:34

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 予想外に消沈していった彼女へ、>>94
   機械は思案を重ねながらも、ゆっくりと問いかけた。]


   ならば、己は彼らと仲良くなるのは難しいでしょう。
   同時にあなたへも同じことが言えます。
   己の正確な生まれを数えるならば、
   あなたより遥か昔から存在していますので。

   ……あなたが言いたいのは、
   そういうことでは無いのではありませんか?


 [ 機械に慰めの言葉は難しい。
   しかし、人と比較して何かに相対し続けることは
   得意であることを機械はよく知っていた。

   それが役立つのであれば、それは機械の幸福だろう。 ]*
 
(108) 2023/11/24(Fri) 1:50:43

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― "cosmos" ―
 
 [ やがて春を過ぎ、幾つかの通路と扉を抜けた。>>66

   次第に風は涼やかに乾いていき、
   赤や黄に染まった樹木が通路を彩り始める。
   更にその奥、楽園の端にも程近い場所にそこはあった。

   野原のように開けた空間。
   そこは、秋らしい風に揺れるコスモスで満たされている。

   この特別見晴らしのいい地で、
   ヌエヌエの飛び交う様を、友はよく機械と眺めていた。 ]
 
(109) 2023/11/24(Fri) 2:49:44

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 煙に巻くことを楽しんでいたであろう友が、
   最も饒舌に、楽しそうに語っていたのは
   珍しく、機械にも理解の及ぶようなことだった。



   "Cogito, ergo sum"
       ――すなわち、"我思う故に我あり"。



   直青が口にしたのは原文だったが、
   機械には、その訳文の方が馴染みがあった。

   その声で唱えて、機械は眼を細める。
   自然現れた大仰なトーンは、決して通常のものではない。

   その原因は、瞬きよりも早く取り出せる。 ]
 
(110) 2023/11/24(Fri) 2:53:54

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 
   『定義なんて必要ないさ。』

   『―― "我思う故に我あり" だよ。リヒトーヴ。』
 

(111) 2023/11/24(Fri) 2:54:41

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 一体何を言い出すんだこれは、と
   かつての機械は、憚ることなく眉をひそめた。

   あなたがいう"友"の定義を教えて欲しいと
   機械は至極真っ当な要求をした。
   ……だというのに、返ってきたのはこれだったからだ。

   落胆の代わりに、機械は友を睨んだ。

   一方、よほど自画自賛しているのか、
   友は機嫌よさそうに笑い声をあげて機械を見下ろした。 ]
 
(112) 2023/11/24(Fri) 2:55:26

【人】 朧广灯 リヒトーヴ



   『あぁ、これ以上の答えはないだろう。』

   『君は初めから僕の"友"だ。』

   『僕がそうだと決めた時から、ずっとそうだ。』


(113) 2023/11/24(Fri) 2:56:48

【人】 朧广灯 リヒトーヴ



   『――友思う故に我あり、さ。リヒトーヴ。』

   『今、君は"友"について考えてくれてる。』

   『何のために? ――僕のためにだ!』


(114) 2023/11/24(Fri) 2:57:38

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 一際愉快そうな声で友が笑う。
   機械は口籠り、用意していた反論を取り下げた。

   "遠く離れるようなら、行ってらっしゃい" と
   "近くへ戻って来たようなら、お帰りなさい" と

   ――人間の友人らしい情緒は求めないから、
   そういった仕草や機敏ぐらいは付けて欲しい。

   友が、機械に要求したのはそれだけだった。


   機械はその要求を受け取るや否や、
   参考となるデータを検索し、知識を付けていった。
   ……そして、無自覚に"友"の水準を自ら上げていたのだ。


    何のために?
      ――それは、己の友のためにだ。


   ……友が一笑に付すことで終わった記憶は、
   重要なものとして、今も機械の中に刻まれている。 ]
 
(115) 2023/11/24(Fri) 2:59:17

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 周囲のデータを収集し終えると、
   機械は定刻通りコスモス畑を後にした。


   ――友思う故に、我あり。


   あの頃よりもその言葉の意味を
   機械は理解できるようになったと自認している。

   その存在を忘れることはできない。
   時折、煩わしいまでの感傷に襲われる。
   ――そんな己にとっての"友"という存在、その定義。

   それが見えるようになったことは
   ……機械の身でも、素直に喜ぶのは難しかったが。]*
 
(116) 2023/11/24(Fri) 3:00:10
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a34) 2023/11/24(Fri) 3:07:23

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a35) 2023/11/24(Fri) 5:10:15

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a36) 2023/11/24(Fri) 6:49:24

【人】 蕃神 雷恩

― 直青と ―

[ここの土は理想に近く。
されど、ここをそれと定めることはできていない。
大地としては少なすぎるからだろうか
或いは、何処かで桜花の心情を植物の部分が感じているからかもしれない。

それでもいつかは、別れが来るのを知っている。

俺は。優しい君の声を覚えていたい。
未だ、きっと欠陥品の俺に触れてくれる、親のような君。
ここにきて、いろんなものに触れて。
俺はようやく君に伝えられる、「心」がある]
(117) 2023/11/24(Fri) 7:49:38

【人】 蕃神 雷恩


 言葉を出さなくても。今迄なら桜花が、直青達らが
 汲み取ってくれた。考えを。
 「メディウム」が望んだことを。最初に手伝った。
 その際に倒れた時には、驚いたけれど。
 「貴女」の声と、「彼女」の声。
 時折同じことを願い、時折違うことを願う。

 それを聞いて、見て、触れて、感じて。
 こうしたい、こうありたい。こうであって、ほしい。
 ちゃんと言葉に出さなければならないと
 理解、して。行おうと思えた。

 感情に、名前をつけることは難しいけれど。
 それがどんなものかを考えて、定義できるように、なった。
 興味のあることが増えて。それに対して
 桜花みたいに、綺麗、とか、楽しいとか。
 そういったものを、感じているのに気が付いた。

 ――今迄でも、感じてはいても
 どういったものかを、考えることはしていなかったと思う。
 それが、できるようになったよ。
(118) 2023/11/24(Fri) 7:50:01

【人】 蕃神 雷恩

 願いをどう、叶えるかというのは。
 ……引きはがす、というのは、 
 実は少し消極的ではあるけれど。

 俺は。
 メディウムの願いをかなえる、ことで。

 ――「人」としての部分が成長できると、思っている。
 
 今迄、植物の部分に思考を委ねている方が楽だったけれど。
 人としても、世界に、君たちに。
 目を向けてみたいって、思った。
(119) 2023/11/24(Fri) 7:50:34

【人】 蕃神 雷恩

 直青。
 この成長は、間違っているか?

[どんな言葉でも、握った手を離さないでくれるだろうか。
ぎゅ、と握り返す。

――今までにない行動をしながらも。
視線はそらさずに。まっすぐと君を、見ている。*]
(120) 2023/11/24(Fri) 7:51:19
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a37) 2023/11/24(Fri) 7:52:57

【人】 苗床環者 メディウム

− 病棟・直青たちの部屋 −


>>104

……………ぐ、


[目の前にいるAIは、表情こそ笑顔でいるけれど。伝わってくるのは冷ややかな感情。

どうしよう。言って、しまって、いいのか。言わないと、いけないのか。]


…………ぼ、「私」が、迷惑になる、というのは。…………きっと『執着』して、しまう、から。あなたたちの、いずれ去り行くあなたたちの、大切な、方、に。”これ“は、本能として『種子を得て、実を結びたい』という性質が、ある。だけど、それ以上に。…………『執着』してしまうんだ。理由は知らないけれど。強く強く、求めてしまうんだ。心に根差した誰か、を。


[途切れ途切れに返答する。本当は言いたくなんてなかったけれど、正直に答えないときっと、これ以上に酷い事になるだろうから。

内側に秘めて押さえ込んでいる執着心を隠し続けていたのは、
(……執着が、相手への凶器になってしまう事。分かっているのに、私たちの心の核には強いコレが咲いている。)
]*
(121) 2023/11/24(Fri) 12:48:11

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・リヒトーヴと −


>>107>>108
あ、あぁ……すまない。ありがとう、リヒト。


[己の失言を、重ねて埋めてくれるような言葉に安堵する。リヒトは気がついていないだろうけれど。あなたはいつだって優しくて、どこか遠くを見る視線には慈しみが在る。

そっと、背伸びして頭を撫でてみる。機械の身体だけど、柔らかな髪の感触が心地いい。]


リヒトは、いつも優しいな……親切で、そして。
いつも寂しそうだ
(いつも寂しそうね)



きみの心が、
(あなたの感情が)
いつかこの場へ注いだ分だけ
(いつか与えた情の分まで)
還元されていきますように。


[そう願わずにはいられなかった。]
**
(122) 2023/11/24(Fri) 12:51:25
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a38) 2023/11/24(Fri) 12:54:32

苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a39) 2023/11/24(Fri) 13:01:47

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 病棟(メディウム) ─

[問いを重ねる気は無かったらしい彼女。>>101
 オレへの返答も淡白だ。話したいことは特に無かったのかもしれない]
 
 
  キミの存在が雷恩のためにならないなら、
  オレはキミを殺すよ。
  
  オレの独断でそうなることはまずないけど。
  覚えておいて?
  
  
[淡々といつもの笑顔のままで告げる。
 彼女への悪感情は特に無い。でも害ある存在なら殺す。特にオレたちの新人類に対して。
 
 とはいっても、それを判断する権利も能力もオレには無いし、よっぽど急を要する事態──彼女が雷恩に危害を加えたとか──でなければ強行もしないだろう。
 つまり誰か他のメンバーの判断で動くかも、という話でもあるね]
 
(123) 2023/11/24(Fri) 13:18:57

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[不意に音声でない言葉が聞こえた。>>102

 「自分の可能性を信じてみなさい」
 ……なんの、話なんだろう?

 見た感じ、彼女に身に覚えはなさそうに思えた。>>103
 彼女のことをオレはよく知らない。別の何かの声なのか、それとも聞こえた気がするだけのオレの錯覚か。
 
 不可解な現象に首を傾げているうち、彼女は去っていった。オレが羅生を探し始めたのは、その後の話だったかな]*
 
(124) 2023/11/24(Fri) 13:19:10

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 自室へ ─

[雷恩としばらく話し込んだあと、オレは彼の元を去った。
 それから行先に悩んで、少し歩いているうち、羅生の言葉を思い出した。
 
 旧人類の罪は『自らは自由に空すら飛べるのだ』と思い込んだこと。>>15
 心を旧人類のままに保ったら、またそういう個体が生まれるはず。
 
 そして新人類は──少なくともオレたちの新人類は、そうはならないよう生み出されている、らしい。>>17
 どうやって実現しているのか、そこまではオレにはわからないけれど。
 
 そんな風に考えるとやっぱり、どうしてもあの所長が頭に浮かぶ。また会いに行ってみようか、羅生も自分で見定めてもいいんじゃないかって言っていたし。>>64
 
 そう思った末、
 
 オレは自室に足を向けた]
 
(125) 2023/11/24(Fri) 13:19:28

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレはここに留まるようになってから、自室に得物を置きっぱなしにしている。

 槍と薙刀。
 どちらもオレの背丈より長くて、屋内で持ち歩くには不自由するから。
 
 あの所長に会う前に、なんとなくそれを持ちたかった。
 殺しに行くために持ったわけではない、つもり。
 
 いつもの得物があれば戦いのときみたいに平常心を保てるかもしれないと思った。
 
 どちらにするかは少し悩んで、手に取ったのは──槍]
 
(126) 2023/11/24(Fri) 13:19:46

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[改めて病棟の自室を出てあの所長を探そうとし始めたのは、時刻にしたら昼下がりぐらい。あと少しで夕暮れになるかもしれない。

 ひとまず真っ直ぐ研究棟へ向かうつもりだったけど、槍なんか持って歩いてたら呼び止められるかな?
 そのときは話をするよ、別に戦う気はないよって。逃げる気はない]**
 
(127) 2023/11/24(Fri) 13:19:57
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a40) 2023/11/24(Fri) 13:22:34

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a41) 2023/11/24(Fri) 13:31:47

三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a42) 2023/11/24(Fri) 13:35:06

【人】 言ト霊 羅生

>>1:268


 ははっ、それはまさに、非合理ですね?


[

彼の記憶の創造主──否、『友』>>1:269だろうか──は、僕が学んだ人間像と乖離しない。
僕が興味深いのは、彼が友に対して『信じる』といった心の距離感を取っていることだった。

『信じる』────信じる?
言葉の意味は判る。

]


 リヒトーヴさんは、怒ってるんですか?

 『信じ』て、“裏切られた気持ち”……とか?

 
(128) 2023/11/24(Fri) 13:55:54

【人】 言ト霊 羅生

[

不躾だったろうか? しかし己の中にある空白を認識したならば埋めておきたい。

]


 『信じる』という行為は、随分と自由がある。
 僕らには無いものです。
 僕らは『創造主』が凡てでありその全てに疑う余地を持たない。
 だから……


[

どう思うかという問>>1:270に対する解は「創造主である」だ。即ち『絶対者』であり、即ち真理を顕す者であり。

]
(129) 2023/11/24(Fri) 13:57:26

【人】 言ト霊 羅生



 人類でいうところの『神』でしょうか。
 姿は見えなくとも、俺の『心』の内にあり、
 想い、指針にする存在です。彼らを思う時、



 ──“I am that I am”

 この、言葉が思い浮かびます。


 
(130) 2023/11/24(Fri) 13:58:04

【人】 言ト霊 羅生

[

『神』であり、殲滅対象であり。
己に巣食う『旧人類』は忌むべき者であると同時に、愛すべき者でもあった。その孕む矛盾も含めて循環する唯『一』つ。


僕らの『生みの親創造主』は自らの罪を自覚していた。魂の無い者を生み出し、そして自分達の代わりに『神の愛し子』である『旧人類同胞』に手を掛けさせること。

しかしそうまでしても、愛していた。
この地球を与えて、経験を人生を繰り返し魂をひたむきに向上させる人類をただ眺めるだけの『神』の事を。

]



 あなたの、『友』と
同じように内に想い指針とするのに

 似ているようで、違っていますね。


*
(131) 2023/11/24(Fri) 14:12:15
言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a43) 2023/11/24(Fri) 14:18:08

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a44) 2023/11/24(Fri) 14:29:30

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a45) 2023/11/24(Fri) 15:03:19

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a46) 2023/11/24(Fri) 15:06:59

三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a47) 2023/11/24(Fri) 15:36:12

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a48) 2023/11/24(Fri) 15:51:17

朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a49) 2023/11/24(Fri) 15:54:13

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― いつか:楽園内にて、桜花へ ― 


 [ 『sintoisMecanique』が訪れて、しばらく。
   機械の抱える仕事はこれといって増えることもなく、
   定量のタスクを消化するばかりだった。

   雷恩と桜花は、きちんと己らを尊重してくれている。
   一方、彼らの希望といえば雷恩の件のみ。
   己に直接伝えられたのは、だが。 ]


   ――在るだけで満たされるというのは、
   あなた達の性なのでしょうか。

   こんにちは、桜花。調子はいかがですか。


 [ あの赤い果実を片手に、機械は己から近づいた。>>1:131
   それが生まれた理由に興味があったから。]
 
(132) 2023/11/24(Fri) 17:17:43

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・雷恩と −


[>>95 「私」の回答に、何か言葉を飲み込んだように思えたが。すぐに彼は栗鼠へと触れる。]


>>96
そうだぞ?知識だけでは経験には勝てない。……これを機会に興味を持ったのであれば、おまえもこうやって動物と触れ合ってみ……


[直後続いた台詞と、表情に息を呑む。そんな事を言うなんて思ってもいなくて、そんな事は、そんなのは、

狡いよ。
]

(興味があるの?嬉しいわ。嬉しい、嬉しい!)
(133) 2023/11/24(Fri) 18:17:53

【人】 苗床環者 メディウム

…………そんな事を言うな…………言わないでくれ…………どうせ、興味があるのは、ぼ、「私」じゃなくって、”これ“の方だろう。おまえが気にいっているのも、”これ“の甘言に惑わされているだけなんだ。


そうだよ、そうだと言ってよ。そんな風に思わせぶりなことしないで、お願いだから。



(もっと私たちを知って。もっと私たちを見て。ずっと見ていて)

…………黙れよ…………



[側からみたらどれだけ滑稽に映ったんだろう。歓喜の感情が隠せないでいる”これ“が、勝手に咲こうとするのも。僕がそれを必死に抑えようとしている様子も。]*
(134) 2023/11/24(Fri) 18:18:32

【人】 寿ホ儀 直青

>>121

[ふ、と。直青は表情を消した。
傍らの羅生に一度だけ意識を送り、発言の意志のないことのみ確認すると再び口を開く。]

 謝罪の言葉とは不思議なものだと思いませんか。

 英語では「sorry」
 「同情」や「残念」などの意味を持ちます。

 仏語では「excuses」
 「正当化する」「弁明する」、

 日本語に至っては「ご免なさい」です。
 「私を許せ」とは、果たして謝罪なのでしょうか。

[執着。それそのものが悪だとは直青は判断しない。
それが悪いものだと考えているのは目の前の少女だ。その上で謝罪の受け入れを──つまりは赦しを、欲しがっている。]

 要は、
 
迷惑になってもあなたはそれをしてしまう

 それを承知しておけ、というお話でしょうか。
(135) 2023/11/24(Fri) 18:26:05

【人】 寿ホ儀 直青




 ────お門違いですよ。


 
(136) 2023/11/24(Fri) 18:26:15

【人】 寿ホ儀 直青


 我々は彼等にとって「害となる」と判断すれば
 容赦なくその対象を排除します。

 それだけのことです。

 そして現時点ではそうであるとは見做していない。
 僕は雷恩を信じています。

 ……そうですね、あなたに望むことがあるとすれば、


 あの子のことを、
 どうか、思い遣ってあげてください。


 他には何もありません。
 わざわざのお運び、ありがとうございました。

**
(137) 2023/11/24(Fri) 18:26:45

【人】 言ト霊 羅生

>>86


 
──『優しいね、羅生は』



[

『優しい』

理解してる語句だ。それは。しかしなぜだ?
上手く回路を伝達しつたわらない。薄桜の絹を撫でながら原因を探せば、舞い散る花弁のように儚くも確かな力強さで腕を引かれた>>87

いつか見た真昼の柔らかな青い眸。
光を受ければ陽光を浴びて瑞々しい葉の緑を想起させるんだ。その容姿に救われた──『礼讃すべき人類の希望』、だと。

]
(138) 2023/11/24(Fri) 18:52:32

【人】 苗床環者 メディウム

>>135>>136

う、……………うぅ…………


[返す言葉なんて無かった。それは、その通りであるから。

赦されたかったとか、訪れた当時に意図はしていなかたとしても。そういうものが無意識下にあったのだろう。全てを見透かしてこちらへ投げられた言葉は、鋭く重い。]


>>137
わかり、ました……じゃあ、これで……お邪魔しました。


[静かに扉を閉めて、部屋を後にする。

廊下を歩いているうちにたまらなくなって走り出す。全身が痛むけれど、そんな事を気にしてられないくらい、全力で逃げた。]
(139) 2023/11/24(Fri) 18:52:37

【人】 苗床環者 メディウム

[>>123 以前、似たような事を彼らの同胞に言われた。あの時はただ了承の意を示してそのままだったけれど。


こんな気持ちになるなら、いっそ「敵」と見做されて、排除された方がマシだよ。



途中で誰かに見られたら、何を思われただろうか。脇目も振らずに全力で自室に駆け込んだから、分からない。]
(140) 2023/11/24(Fri) 18:53:16

【人】 言ト霊 羅生



 そう、人類は

 身の程を弁えず求めた
 神は必要な分だけ与えたまうているのに
 見境のないまま、自らの益だけを求めた

 
 
その姿こそが悪魔であると
 己が道を振り向きもせず、気づけないままに


(141) 2023/11/24(Fri) 18:55:36

【人】 言ト霊 羅生

頬に添えられた両の手を截断するのは何時でもできる
君が腐り堕ちるならば、それは僕の役目だ。
(142) 2023/11/24(Fri) 18:57:46

【人】 言ト霊 羅生


────役目だった。
 
(143) 2023/11/24(Fri) 18:58:45

【人】 言ト霊 羅生



 ──…………。



[


温かい。
温度が、ひとつふたつと移動する。
別の軸でもう一筋が──己の頬を伝っている。


君の言葉は理解してる。フェーズは監視に移行。
これはメッセージの無いerrorだ。


声の形にはならずに
ひとつ瞬きして現状を確認をした後は、偏に──零した


]**
 
(144) 2023/11/24(Fri) 19:00:55
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a50) 2023/11/24(Fri) 19:01:08

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:メディウムと ―

 知識だけでは、だめなのか。
 ――もしかしたら、穢れていても。
 大地に足をのばそう、と思ったのは。無意識化で
 それを理解していたからかもしれない。

 経験を求めて。
 
[知識だけでは、わからないことがある
経験だけでは、辿り着かないことがある
――眼差しだけでは、伝わらないことがある

言葉にしなければ、引き出せない心がある>>133]
(145) 2023/11/24(Fri) 19:02:24

【人】 蕃神 雷恩

 俺は。「新人類」だ。
 直青らは俺と桜花をそう定義し、育てた。

 自分たち以外の新人類に対する興味。
 それは、「貴女」の囁きだけではないよ。
 確かに貴女の声は、綺麗だけれど。
 貴女と交わりながらも、それを否定する様は。
 どうしても気になるものだ。


 それに、甘言というけれど。俺には。
   
愛し

 ――助けて、と言っているように聞こえたよ。

 君も、貴女も。

[自己完結ではなく、希求する何かがあるのだと
貴女の声は語り。君の突き放すような、拒絶するような態度が
真逆の感情を伝えてくるかのように思えたのだと。

何かを必死に耐えるようにしている様を見やりながら。*]
(146) 2023/11/24(Fri) 19:02:39

【人】 寿ホ儀 直青

>>117>>118>>119>>120


 はい。


[と、ひとつ頷いた。握る手に、縋るように篭められた力をぽん、ぽんとあやす。拭い切れない不安を圧して、懸命の瞳が直青に向けられている。


 こわがらなくていいよ。


]
(147) 2023/11/24(Fri) 19:03:52

【人】 寿ホ儀 直青

["読んだ"思考の裡から、ひとつの単語を掬い上げる。]

 ……不安にさせてしまいましたか。

 "欠陥品"などと、僕は一度も思ったことはありません。
 けれど、そう感じさせてしまう何かがあったのだとしたら、
 それは僕のケアの不足ですね。


 雷恩。僕のbébé。

 もし君が未来より別のものを選んだとしても、
 僕は君をゆるしますよ。

 もしそうなるのならば、次の子は産むでしょう。
 それば僕の使命だからです。
 けれどそれは君を「諦める」ということではありません。

 君には君の「生きる」権利がある。

 生きるとは何か、わかりますか。
 
(148) 2023/11/24(Fri) 19:04:33

【人】 寿ホ儀 直青


 …………。

 そうですか。君は「人の心」を成長させたいのですね。
 今よりも、もっと。

 それはとても素晴らしいことですよ。

 悩み、苦しみ、惑い、後悔ですら、
 君にとって無駄になるものはありません。何一つ。

 存分に成長させてください。



 君は間違っていない。


**
(149) 2023/11/24(Fri) 19:04:50
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a51) 2023/11/24(Fri) 19:09:00

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a52) 2023/11/24(Fri) 19:09:55

【人】 蕃神 雷恩

― 直青と ―

[あやす手は、どこまでもあたたかく。
声音は、どこまでもやさしく。

――不安を溶かすあなたはいつも。
俺と、桜花を見守ってくれている。

あなたのことばは、眼差しはいつも。
一度たりとも俺を傷つけることはなく。
それに見守られて育てられたからこそ。

きっと俺は、心を萌芽させることができたのだ。]
(150) 2023/11/24(Fri) 19:21:22

【人】 蕃神 雷恩

 ……直青のケア不足ってわけでは、ないよ。
 直青がそう思ってはいないって、
 伝わってる、から。だからこれは、
 俺の、きっと問題で。


 ――不安なのも。臆病なのも。

 ……直青は、優しすぎる。
 

[離れていくのではなく。未来を選ばずとも好いのだと
俺の意思を尊重しようとする。寄り添おうとする
決して、諦めないでいてくれる。]
(151) 2023/11/24(Fri) 19:21:42

【人】 蕃神 雷恩

 生きる、が何かは、自信がないけれど。
 俺らしく、俺が、道をきめることなんじゃないかな。
 とは、思っている。


 ねえ、直青。
 俺はずっとその、ことばが。欲しかった。


[間違っていると、片方の親の心を察してしまったから。
ずっとあきらめて、望まぬようにしてきたことば。

それでも、願っていた。
俺が感情が希薄だった時からずっと見守ってくれて。
もし道を違えても。諦めないと伝えてくれた。そんな、

  あ な た
 
”おとうさん”
、に。

間違ってないんだよと、いってほしかったのだと自覚した。]
(152) 2023/11/24(Fri) 19:22:17

【人】 蕃神 雷恩

[視界が曇る。
握りしめた手に、雫が落ちる。


俺はこの日初めて、

             涙を、知った**]
(153) 2023/11/24(Fri) 19:22:35
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a53) 2023/11/24(Fri) 19:24:40

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a54) 2023/11/24(Fri) 19:28:35

【人】 機才博士 ウキクサ



  いいえ?
  ただ──貴方たちにうちの子はどれほど近付いたか、と。
  ……気になりましたので。


[ ここの研究員、患者、被験者は。
  基本的に外界を知らず、記憶すら朧な者も多い。
  彼らに何かを教えるのはウキクサであり、
  それはつまり情報統制を行えるのとほぼ同義だ。
  一滴違う味を知った彼らが、どんな反応や行動を見せるか
  博士には興味の尽きぬ噺である。

  円環という言葉を博士は好んでいない。
  植物を愛する博士にとって、己の一部を例える言葉は
  当然" 世界樹 "の方がふさわしい。
  ──頭に螺子をつけようという発想に至ろうと

  博士はあくまで、人と植物の博士なのだ。 ]

 
(154) 2023/11/24(Fri) 20:05:19

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  貴方たちもご存知かと思いますが。
  メディウム──こちらの新人類である彼女などは、
  植物が身体に強く根付き、日々痛みを訴えています。
  薬がなければ生活も難しいでしょう。

  人間の臓器移植のように、
  あれは植物に対する人体からの拒否反応のようなもの。

  そもそも、身体の植物と共存できるか。
  単なる栄養素の媒介になっていないか。
  ……適合とはそういうものです、ここではね。


[ 紡いで、博士は何かを思い出すように目を伏せた。* ]

 
(155) 2023/11/24(Fri) 20:05:23

【人】 寿ホ儀 直青

>>154>>155

[暫時、虚を衝かれる。
その興味の抱き方は、研究成果に対する評価を求めるようでもあったが、同時に、別の感情も想起させるものだったからだ。]


 ……博士、あなたは、
 あなたの被検体を愛しておられるのですか。


[もしそうだとするならば、
それは意外というものだった。

伏せられたその目を覗き込んでみたいと、直青は思った。]
(156) 2023/11/24(Fri) 20:23:28

【人】 寿ホ儀 直青

 …………。

 データをありがとうございました。

 ウキクサ博士、
 僕はもう少しあなたと対話の機会が欲しくなりました。
 お時間のある時にいずれ、お声掛け願えますか。

[本日は失礼します、と告げて、踵を返し、
振り向かないままにもうひとつの用件を言葉にする。]

 三ノ宮の──あなたには緋雁と名乗りましたか、
 彼についてですが。


 あなたの"常識"にはないことかもしれませんが。
 彼はあなたが思うよりずっと"揺れやすい"子です。

 ご承知置きくださると、幸いです。


 ────ではまた。
(157) 2023/11/24(Fri) 20:24:09
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a55) 2023/11/24(Fri) 20:26:28

【人】 言ト霊 羅生

>>57  
─ 『香り』 ─
 
[

この病棟の白さには一抹の懐かしさを抱く。
足音を立てないように歩くのは、恐らくその頃からの付与された『癖』

憂鬱さが今のものと同じであるかは判らない。

初めは憧憬すら覚えていたのに
今や唯ひとり、僕を咎める『直青存在』。


「絶対に自分を救けない」と断じた相手に一瞬でも甘えた事実>>50を引っ提げながらのこの往路は業務と割り切っても足取りは重い。速度なんて変わらないけれど。

重なる像が歪にずれていくのは己の因果なのだとは、桜花に触れて理解した。世界に与えた事実は決して消えない。いつの間にか創世員たる資格を喪失しかけていたのが自分ならば、もう、逃げ回るのは合理では無いと理解してる。

]


 (……”Bonjour, Monsieur.”)

 *
(158) 2023/11/24(Fri) 20:29:33

【人】 機才博士 ウキクサ

 


[ 心とは人体の神秘だ。

  定められた枠組みに非ず。
  時に誰もが予想していない方へ舵を取る。
  夢を見たいと思って見れないのと同じで、
  操作したいと思っても出来ないのがこころなのだ。

  不完全で未発達で未解明の目に見えない臓器。

  私が心を保持させたいと願うのは。
  それが人間に与えられた機能であると思うから。

  創世神話にある、アダムとイヴが食べた知恵の実。
  あれこそ人間のこころそのものだ。
  食べる前のアダムとイヴは、ただの肉体に過ぎない ]

 
(159) 2023/11/24(Fri) 20:30:45

【人】 機才博士 ウキクサ

 


[ では仮に。
  人のように思考するAIと、
  人の思考が区別もつかなくなったらどうするのか?


  博士はその答えを持っていない。
  そしてきっと、" 人には心があるべきだ "という
  博士にとっての旧人類への執心も消えぬだろう。 ]


 
(160) 2023/11/24(Fri) 20:30:55

【人】 機才博士 ウキクサ

 


 [ 博士は心を愛している。
   かつて、心のままに生きて死んでいった人が
   死を前にしても後生大事に抱えて離さなかったモノ。

   あの人を、博士は特別大事にしていた。 ]


 
(161) 2023/11/24(Fri) 20:31:05

【人】 機才博士 ウキクサ

 


  [  ──今となってはもう
     このデータベースに登録すらされていないような
     遠い昔話に過ぎないが。  ]


 
(162) 2023/11/24(Fri) 20:31:09

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ 博士のルーティンはいついかなる時も変化がない。

  予期せぬ場所へ居ることなど滅多に起こらず、
  その時その時で必要なことを随時行う。
  患者の診察。時に同伴した研究員へ種をやったりだとか
  フランクルの螺子を締めてやるのも博士の業務だ。
  ついでに日々何かしらの花を渡している。

  緋雁に逃げられて以降も、
  相変わらず擦れ違えば微笑んで通り過ぎることもあり
  また逃げられたなら、やはり追い掛けることはせずに。

  しかし。
  博士とて、いかに客人を放任する性格であろうとも、
  仮にも施設の所長を名乗る人間である。

  堂々持ち歩かれた槍を見過ごす訳にはいかなかった。 ]

 
(163) 2023/11/24(Fri) 20:31:13

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ────ごきげんよう、緋雁。
  槍を持って病棟をうろつくのは御遠慮頂けますか。
  研究員や患者が怯えてしまいますので。


[ その姿を捉え、声を掛けたのは>>127
  ちょうど彼が病棟から出てすぐのあたりだ。
  外は間もなく夕暮れに近い時間帯であり、
  瞬きの間にでも夜の帳が降りるだろう。

  ただでさえ暗くなる時間になにを、と
  呆れ顔の博士は、そのまま動向を窺った。* ]

 
(164) 2023/11/24(Fri) 20:31:27

【人】 機才博士 ウキクサ

 ― 某日 ―



[ 博士はその言葉にこそ虚を衝かれた。>>156
  目を伏せているおかげでその素振りは見せなかったが、
  その受け取り方が、AIらしからぬと思ったからだ。 ]


  愛ですか。
  ……さあ、どうでしょうね。


[ ──博士は。
  その時、己を頼る患者や研究員のことを考えた。

  彼らにとって、博士は自分を愛する者なのだろうか。
  否、恐らくそれは正確ではない。

  情がないといえば嘘になり、
  しかし適した言葉が見つからないまま浮いているような
  ──そんなもの。 ]

 
(165) 2023/11/24(Fri) 20:41:29

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ……お客様の頼みであれば。
  またとない機会でしょうから、ね。


[ 踵を返し場を辞そうとする個体を追うことも、
  答えを返そうという様子もなく、博士は頷いた。

  それから、続きの言葉を耳に入れ ]

 
(166) 2023/11/24(Fri) 20:41:33

【人】 機才博士 ウキクサ

 


  ──────それはそれは。
  随分と面白い個体ですね、彼は。

  頭に留めてはおきましょう。
  保証はしませんよ。
  草木にとって、果実にとって、或いはそれ以外にも
  " なにが風になるかは分からぬものです "。


[ 下手な約束など結ぶ方が危なっかしい。
  博士には危機管理能力というものが備わっているが、
  しかしまた、好奇心を殺せぬ研究者でもある。

  曖昧に答えて、その背を見送り
  己もまた研究室へと足を運んだ。* ]

 
(167) 2023/11/24(Fri) 20:42:15
機才博士 ウキクサは、メモを貼った。
(a56) 2023/11/24(Fri) 20:42:46

【人】 寿ホ儀 直青

>>158

[直青にとって、羅生の気配というものは実にわかり易い。
常に循環するような思考を"描く"からだ。圧倒的な質量を持って、渦巻いている。

視える
のは──幾筋もの軌跡ループ。]


 どうぞ。
 入ってください。

[わざわざ部屋の前で飛ばされた「声」に、発声をもって応える。扉はこちらから開いてやった。小さな甘やかしと捉えるか、威圧と捉えるか。──後者かな。]


 言いたいことは、整理してきましたか?


*
(168) 2023/11/24(Fri) 20:44:22

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 通路(ウキクサ) ─

[病棟を出てすぐに、あの所長に声をかけられた。>>164
 言ってることは理解できる。もっともだ。オレもそう思うからずっと持ち歩いてなかったんだし]
 
 
  誰も襲う気はないよ。みんな“殲滅対象じゃない”し。

  それより、いいところにいるね。
  聞いてみたいことがあったんだ。

  ウキクサ、人類はどうして自殺するの?
  
  
[槍はどう持ったら攻撃する意志がないのが伝わるのかわからない。少し考えた末、逆さにして石突き付近を軽く持った。
 これで、戦おうと思えば持ち替える手間がかかる。
 床は少し傷ついたかもしれないけど]
 
(169) 2023/11/24(Fri) 20:50:30

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[今日再びここで会うまでは、オレはこの所長の姿を避けて通っていた。遠くに見かけたらすれ違わずに済むように。>>163

 けど今は、もう言った通りで尋ねてみたいことがいくつかあった。
 
 このひとが人類なのは間違いないと、前に会ったとき思えたから]*
 
(170) 2023/11/24(Fri) 20:50:45
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a57) 2023/11/24(Fri) 20:51:54

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a58) 2023/11/24(Fri) 20:58:10

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ……なら構いませんよ。
  なおさらどうして持ち歩いているのか分かりかねますが。


[ 今まではそもそも持っていなかったはずだ。>>169
  ここへ来た時だけは彼らも武器を所有していたけれど、
  以降は控えている個体もいた。
  彼はその一人──いや、一体だった。

  何か命令でも変化したのかと思ったが、違うらしい。
  戦意がないのを示すような挙動に目を細め、
  それ以上は咎めずに、唐突な問いへ首を傾いだ。 ]


  どうして人は自殺を選ぶのか。
  なかなか難解なことを気にしますね。


[ ふむ、と博士は暫しの間考え込む仕草を見せ、
  間を置いてからまた口を開いた。 ]

 
(171) 2023/11/24(Fri) 21:19:22

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  単純明快なものとしては、死にたいからでしょうね。
  苦しいことや辛いことからの逃避手段として最適です。

  或いは成したいことのために、その通過点として、
  あるいは" 命すら惜しまぬ "ことの証左とするように
  死を選ぶ人間もいます。


  本来の生存本能に反してその道を選ぶのは、
  心が枯れるか、心の欲求に従いすぎるあまりか、
  ……概ねそんなものでしょうか。

 
(172) 2023/11/24(Fri) 21:19:33

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ もっと細かく挙げることならいくらでも出来るだろうし
  人類の生命構造に寄せて、
  脳内物質や脳神経の話でも解説は出来るのだろう。

  しかしそんな知識こそAIは知っている筈で
  論文をなぞるようなものだ。

  故に博士は、やはり心を持ち出した。
  それが博士にとっての思考や理念の基盤であり、
  語るに外せぬものだからだ。** ]

 
(173) 2023/11/24(Fri) 21:19:36

【人】 巫凪 桜花

[若葉色の瞳に臨んで、その時を待った>>138

最期に見るのは、この光景がよかった。
生命の始まりの色。

そこに映すのは、笑顔でありたかった。
幸せだった。今この時すら幸せなのだ、と。

言葉に変えれば、そうできなくなる気がして、ただ黙す。]
(174) 2023/11/24(Fri) 21:23:38

【人】 巫凪 桜花

[一筋、煌めいて流れる光>>144
白熱灯の真下で、彼の頬を淡く滲ませる。


  ――惜しんでくれるのか、と。

思えば湧き上がる熱を、未だ呼吸する身体で感じた。


贖罪の刃を引き受けてくれる、優しいひと。
天にまします恵み深き父。

己には、このひとこそが>>17]
(175) 2023/11/24(Fri) 21:23:51

【人】 巫凪 桜花

[いくら待てど、断罪の苦蓬は降らず。
 降り続ける流星は、止めどなく]




   ――…羅生、


[伸ばした両腕いっぱいで身体をつないで、
 濡れた頬を擦り寄せた**]
(176) 2023/11/24(Fri) 21:24:19

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 羅生:楽園の端に、三つ ―


 [ その肯定は、機械の内側を宥めると共に>>128
   何かを攫って行った。

   解が与えられたことで、己の不満が沈静化する。
   だというのに、何かが欠けたような気がしてしまう。

   それでは取り出せない物があるのだというのか。
   手放しかけた空白に機械は思考を伸ばす。 ]


   ……処理の手間を増やされたという意味では、
   己は確かにあれに怒っています。

   しかし、誤った論理を入力されたり、
   命令が翻されることは、決して珍しい話ではありません。
   故に、己はあれを裏切りとは見ていない……筈です。

   裏切られたと、己は、まだ……。

 
(177) 2023/11/24(Fri) 21:26:42

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 機械にとって、今もあれは"友"だった。
   算出された結果は己にとっての正しさだ。
   それを疑うようでは、機械の身は世界を捉えられない。

   しかし、それだけでは僅かに何かが噛み合わない。

   思案、そして比較。
   記録と化してゆく相手の言葉を、意識に展開する。


   "その全てに疑う余地を持たない"。 ――何故?
   何故、己には疑う余地・・・・が与えられているのだろうか。


   ――否。
   己には、絶対視する余地が与えられていないのだ。
   それは何故か。友であるからだ。

   なるほど、と機械は微笑む。>>1:270
 
(178) 2023/11/24(Fri) 21:27:25

【人】 朧广灯 リヒトーヴ


 [ 望みとは何らかの空白に対する行為である。
   転じて、行動とは空白に対する働きかけである。

   ――故に、世界は停滞を知らない。
   この世に光がもたらされた、その瞬間から。 ]

(179) 2023/11/24(Fri) 21:28:17

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ ――まさか、この知識に価値が生じる日が来るとは。
   相手の言葉に意識を向けながら、>>130>>131
   機械は少しだけ友を見直した。]


   ……もし、あなた達の創造主が
   神を思うのであれば、それは自然崇拝のように見えます。

   一方、機械は通常自然崇拝を得意としません。
   何故なら、ある存在から命令を受ける者だからです。
   根本的なシステムの差があります。

   己は結果として、その自然崇拝めいたものを
   『決定事項』や友の動きから得ることになりましたが、
   ……そうですね。それが違い、かもしれません。

 
 [ しかし、これは結果論でしかない。
   現実としての"自然"は常に結果でしかない。

   この荒廃した大地も、正しく自然のひとつだった。
   有史以来の惨状であったとしても。

   ただ、人も機械も認めていないだけだ。
   そして、そのような思惑は決して"自然"ではない。 ]
 
(180) 2023/11/24(Fri) 21:30:22

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   あなた方と話すとその高度さを痛感します。
   数々の無茶振りに、あなた達は応え続けている。
   それに応えられるよう、求め続けられてる。

   ……まったく。己たちの次の役目は、
   彼らの智謀の代わりでしょうか。


 [ 機械はわざとらしく溜息を落としてみせた。
   ……これは愚痴でもあったが故に。 ]*
 
(181) 2023/11/24(Fri) 21:32:25

【人】 巫凪 桜花

[それは、羅生と過ごした時から程なくして]




  ――― 緋雁!


[巡回を兼ねた散歩なのか、緋雁と初めて温室で遭って以来、
彼を度々見かけるようになっていた。
今日という日をどう過ごしたのか、互いに尋ねる日もあれば、
ただ呼び止めて並んで歩く日も。またそうでない日も。
そして今日は、彼に逢いたくて探していた。

声を張って呼びかけると、
彼が歩み寄ってくれるのは待たずに、駆け寄った。

まず切り出すのは、慣れた問いかけ]



 ねぇ。今日は、なにしてた?


[横に並べば、頑強な背を掌で軽く押して、共に歩こうと誘う*]
(182) 2023/11/24(Fri) 21:36:12

【人】 言ト霊 羅生

>>168
[

開口一番それか。何の嫌がらせなんだろう。報告なんてするまでもなく事の顛末は伝わっている。桜花の処置に異論があるなら直青はそう言う。

不満と不安と畏怖で自然と表情筋が歪む。電気信号ひとつひとつがこうも複雑に豊かである僕らの理由は全て『新人類』の情操教育の為なのだろうな。それを迷惑な話だと、思うようになるとは。

出来損ないの螺旋のうねりを内側に感じた後、一気に沈静化した。逸らしてしまった焦点を当て直して紡ぐ。

]


 言いたいこと、なんて。……ありませんよ
 あなたこそ言いたい事があるなら簡潔にどうぞ。

* 
(183) 2023/11/24(Fri) 21:51:25

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─


  あんたと話すときは『お守り』が要るの。
  
  
[槍を持ち歩く理由が解せないらしいのを聞いて、理由を伝えてみた。理解が得られるとは思っていないけれど。>>171>>126

 そして質問をしたら、所長は応じてくれた。>>172
 その解説を聞いて、オレは知りたかったことに近づけた気がした]
 
 
  ……心の欲求に従いすぎる。
  そういうの、なのかもね。
  
  自殺でしょ。
  旧人類が“旧人類の殲滅”のためにAIを造るのって。
  
  
[あのときは冷静に話せなかった話が、今はできる。>>1:159
 それはいくつか情報を得られたおかげだ]
 
(184) 2023/11/24(Fri) 22:00:32

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  あのさ。前に「設計者に訊いて」って言ったけど。
  たぶんもう、いないんだ……オレの設計者。

  機体の、はまだいるかもしれないけど……
  AIの、はいないと思う。
  
  オレが初めて殺したのが、たぶん、そのひとだから。
  
  
[言いながら、少し気分の悪さを感じる。前にこのひとと相対したときに感じたような混乱を、かなり弱めたもの]


  ……嬉しそうだったんだよ。
  「やっと正しく動いた」って。
  あれも、……自殺でしょ。


[結局、オレが思い出せたのは断片だけ。それが完全なものになる感覚はしない。
 初めはこの記憶自体が怖かったけれど、あのひとがオレたちの唯一の親というわけでもなさそうだから、だいぶ落ち着いて思い返せるようになった>>20>>42
 
(185) 2023/11/24(Fri) 22:00:59

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[罪を自覚した一部の旧人類が、“自分たちの死を含めた”旧人類の殲滅を望んだ結果、生み出された戦闘AI。それがオレたちなんだろうと思う。
 
 その是非を問う気はオレには無い──というより不可能だ。
 オレはそれを是とするしかない。
 他の思考は実行できないから。
 
 ともあれ“旧人類”は自らの死を望むことがあって、ときにはそれは多くを巻き込むことがあって、広い視野で考えれば大地を穢し続けたことも自滅行為であって。
 
 オレが教えられた『旧人類の罪』って、より正確にはこういう話だったんじゃないか。>>1:114
 オレはずっと表面上のことしか解釈していなかったけれど、今となってはそんな気がするんだ]*
 
(186) 2023/11/24(Fri) 22:01:15

【人】 寿ホ儀 直青

>>183

[ふつ、と。

直青は微笑んだ。]

 
(187) 2023/11/24(Fri) 22:02:09

【人】 寿ホ儀 直青

[

 
君から僕に会いに来たんですよ

 わかっていますか?

]


 そうですね。
 それでは、魂の話をしましょうか。

 君はAI我々にはそれが欠落していると考えている。


 それはどうしてですか?

*
(188) 2023/11/24(Fri) 22:02:20

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 植物園:メディウムと ―


   ……? そのように見えますか。


 [ 腕が伸ばされれば、多少屈んでみせる。>>122

   己もメディウムを撫でるべきかの問いは棄却された。
   人と比べれば、機械に備わった手は冷たく、
   表面の弾性はあれど、やや不自然な硬さがある。
   特別撫でられて気持ちのいい素材ではないだろう。 ]


   その意味は図りかねますが。
   己が思うのは、あなたの健康と……そうですね。
   悩みが上手くいくこと、でしょうか。


 [ 「助けが必要でしたらご相談を」と付け加えて。
   機械は、相手の気が済むまで撫でられていただろう。 ]*
 
(189) 2023/11/24(Fri) 22:10:56

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・雷恩と −


>>145
……………経験がほしかった、か。それは紛れもなく「心」だと、思うぞ。
(ちゃんとあるじゃない、あなたにも「感情」が。)



[取り乱した自身を宥めながら、静かな彼の言葉を聴く。感情が希薄だと言っていたけれども、凪いだように見えるだけで確かに細波が立っていたのだろう。それを、表にするのが不得意なだけで。]
(190) 2023/11/24(Fri) 22:14:10

【人】 苗床環者 メディウム

>>146

そんな事、ない……
そんなはずはない!

あいしてほしくなんて無いしたすけてほしいとも言ってない!!!

僕には!必要無かったはずなんだ!!!



[優しい声色に、気遣うような言葉に、宥めたはずの感情が、また湧き上がってしまう。駄目だ、律しなきゃ抑えなきゃ、感情なんてものが芽生えたってその先へ向かいたいと願ったって叶うはずもないんだって期待しちゃいけないんだって知ってるのにしっていたのに]
(191) 2023/11/24(Fri) 22:16:46

【人】 苗床環者 メディウム

…………ごめん、なさい。

(…………)



[深呼吸してから、表面上は落ち着いたように振る舞う。実際のところは何一つおさまってなどいないんだけど。


少ししてから、彼に視線を送る。これの意図は伝わっているはずだった。]*
(192) 2023/11/24(Fri) 22:17:49

【人】 巫凪 桜花

― いつか:楽園内にて、リヒトーヴと ―

[不意に問いかけられて、振り向いた。>>132
声の主は、いつぞやここに住む動物のことを尋ねた機械]

 ああ。お邪魔してるよ。リヒトーヴ。
 調子はいいよ、お陰さまで。

[地に腰を落ち着けたまま、振り仰ぐ。
AIに育まれてきたから、自ずと機械には気を許せる。
植物と違い、気配は追えないけれど]
(193) 2023/11/24(Fri) 22:18:07

【人】 巫凪 桜花



 いい庭だね。趣味がいい。

[広大な敷地だが、そこにあるのは四季で移り変わるものばかりだ>>101
その機械が手をかけているのだろう美しい園を、庭と称えて]


 それに、みんな喜んでる。

[世話の行き届いた植物たちに、視線を巡らせて示した]


 仲間の中に在って満たされるのは。
 みんな、そうじゃない?
(194) 2023/11/24(Fri) 22:22:41

【人】 言ト霊 羅生

>>188


 (…………わからない、どういう、意味……?)


[

穴が空いているロゴスの感覚と、どこかで穴が開いていく感触。絞り出す様にしかし転がり出てしまった声に応えられる事は無く。

怯むな。

]


 ……どうしてそんなことを訊ねるんですか。
 意図が理解できないと正確に出せない。


*
(195) 2023/11/24(Fri) 22:23:03
言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a59) 2023/11/24(Fri) 22:25:41

【人】 三ノ宮 緋雁

─ ある日:温室(桜花) ─

[ある日、温室を歩いていたオレに、桜花ちゃんが声をかけてくれた>>182
 
 
  あ、桜花ちゃん!
  今日は……そうだなあ、考え事してた、かな?

  桜花ちゃんは?
  
  
[ここに来るたび、桜花ちゃんは声をかけてくれる。
 けれど今日は、いつもと違ってオレが歩み寄る前に駆け寄ってきた。
 
 背中を押されて、歩き続けたいのだと察して、隣同士並んで歩くことにする。
 一緒に外をのんびり散歩なんてここにいる間でもないとできないことだろうし、桜花ちゃんがそれを望んでくれるのはとても嬉しいことに感じた]**
 
(196) 2023/11/24(Fri) 22:29:06
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a60) 2023/11/24(Fri) 22:31:10

【人】 寿ホ儀 直青

>>195

 "正確"を心掛ける必要がどこにあります?
 君と僕の間で。


 
君の中にあるものを出しなさい、と言っているんだ。


 
(197) 2023/11/24(Fri) 22:36:18

【人】 寿ホ儀 直青

[ひとつ。直青は溜息を吐く。]


 ──桜花も、雷恩も。
 君の感情にとても敏感です。

 そのことは理解していますね?

 わかった上で僕は君を止めませんでした。
 それすらも彼等の糧になると判断した為です。

 実際、強かに育っていますよ、僕たちの子は。
 僕は大いに満足しています。


 それで?
 君は何を恥じているの。


[
僕に何をされたいの
。]

*
(198) 2023/11/24(Fri) 22:36:33
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a61) 2023/11/24(Fri) 22:41:02

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:メディウムと ―

 ……。

[指摘しようか、しまいか。悩んだ。
――これ以上の刺激は毒なのか。
それとも、今だからこそ、もう1歩。


思案。思索――そして。]

 ……気づいてる?
 君は、なかったはず。と、過去形で、言葉にしている。
 必要、なんだろう。

 知ってるかい。
 自分に向き合うことを、停止していたら
 後悔することも、あるんだよ。


[取り返しがつかない、ことだって。
――……拗れてしまった、もう1人の親と己の関係のように。

とは、言わず。
ただ、それ以上は言わないで置いた。
謝る彼女に、ただ、視線を向けるだけ。
謝らなくていいといえば、更に追い詰めてしまいそうだから。]
(199) 2023/11/24(Fri) 22:49:05

【人】 蕃神 雷恩

[視線が絡む。
其れだけで彼女の意図は――伝わった*]
(200) 2023/11/24(Fri) 22:49:23

【人】 巫凪 桜花





 考え事?

[それ俺が聞いていいやつ?と軽く応じる。どうだろうか>>196
問い返されて、いつものように答えようとして]

 俺は――…あれ、これ言っていいのかな。


 まあいいか。
 まずかったら、後で直青がなんとかしてくれるよね。

[戦闘員たる彼に共有が許される情報なのか、一瞬迷うが。
問題があれば、彼の行動記録を監視しているだろう直青が、
記憶データの消去なり何なり対処をするだろうと。]
(201) 2023/11/24(Fri) 22:54:40

【人】 巫凪 桜花



 俺はね。

 廃棄処分になりかけてた、かな?
 何ならまだ、執行猶予中かも。

[朝は天気がよかったね、と持ちかけるくらいの調子で打ち明けた]


 だから。明日をも知れない身だから、逢いに来てみた。

[冗談にもならない冗談を言って、また背に触れる。
確かめるように。
大振りな得物を振りかざすための厚みと、敏捷な動きをもたらすための造りを。
慰撫するではなく、その感触を指に覚えさせようと]
(202) 2023/11/24(Fri) 22:58:57
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a62) 2023/11/24(Fri) 22:59:54

【人】 巫凪 桜花



 ねぇ、緋雁。

 緋雁はいつも、戦う時も笑ってたけど。
 戦うのは、痛かったよね。きっと。

[際立って敏捷な彼が傷つけられることは、ごく稀だったけれど。
その様は、まるで痛覚があるように見えたから>>0:67
内部構造はどうあれ、人間を模して忠実に再現されたボディ。
過度の損傷を防ぐためか、その仕様の目的は推測の域を出ないが]


 俺が、緋雁たちが戦う時に、
 時々ついて行かせてもらってたのは。

 俺は戦えないし、俺たちの役割は代われないけど。
 代われないから。
 せめてみんなが何をして、そこで何が起きてるのか、
 知っておきたくて。

 ――だから、見てた。


 俺邪魔だったよね、ごめん。

[彼が守ってくれる妨げとなっただろうと、いつかのように詫びる]
(203) 2023/11/24(Fri) 23:04:02

【人】 巫凪 桜花




 ありがとう。
 緋雁を、みんなを、見てきたから。

 俺もできたよ。覚悟。

[今は、伝わらないかも知れない。
でも今、伝えたかったこと*]
(204) 2023/11/24(Fri) 23:05:34

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 楽園内:桜花と ―

 [ 己の背はそう高くないとはいえ、
   無意味に首を疲れさせるのは本意ではない。>>193

   相手の正面へと回れば、
   失礼します、と断って機械はその場に腰を下ろした。

   ――あれから猫やフクロウには会えただろうか。>>1:68
   夜の庭は光に乏しいため、鳴き声だけかもしれない。
   合間、近況尋ねてみるなどをもしつつ。 ]


   ……ありがとうございます。
   この形になるまで、それなりに苦労しました。


 [ 景観を褒められれば、機械は微笑んだ。>>194
   元となる機材こそ揃ってはいたものの、
   区画の計算は機械であっても、困難の連続だった。

   だから、良い物だと伝えられるのは嬉しい。
   機械であっても、それぐらいの情動は持っている。
   理解するための手段に乏しいだけであって。 ]
 
(205) 2023/11/24(Fri) 23:07:38

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 手の中で果実を転がしながら、機械は思案する。
   この新しい人類はどのような種なのだろうと。 ]


   ……どうでしょうか。
   あなたが動物に興味を覚えたように、
   満たされていても、遊びは求めるのでは?

   ――新しい樹が生えていると、聞きました。
   あなたか雷恩だと思ったのですが、違いますか?


 [ 相手の眼下へ果実を差し出す。
   まだ落としたばかりのそれは瑞々しい。 ]*
 
(206) 2023/11/24(Fri) 23:07:56
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a63) 2023/11/24(Fri) 23:15:54

苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a64) 2023/11/24(Fri) 23:31:53

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a65) 2023/11/25(Sat) 0:14:44

【人】 苗床環者 メディウム

[植物園にある、大樹の下で。
樹木を思わせる青年の腕の中に、小柄な植物の娘が収まっている。

娘の方はどうやら意識を飛ばしているらしく。しばらく目覚める事は無いだろう。彼女の内側から生えている葉の中に、一輪だけ甘い香りを放つ小さな花が咲いていた事に気がついた者はいたのか、それは分からない。

娘の方は誰かが自室まで運んだだろうか、それとも。]**
(207) 2023/11/25(Sat) 1:16:50
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a66) 2023/11/25(Sat) 1:20:12

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 蓮 ―

 [ 夏の区画であっても、その池の周りだけは
   気温は低く、朝露を思わせるような匂いで満ちている。

   暑い、怠いと友はあまり夏を好まなかったが、
   この池だけは例外だった。

   白や桃といった蓮が浮かぶ水面が
   鏡のように凪いでいる日には、いつまでもそこにいた。


   ……インダラクスに抱えられて戻って来たこともある。
   その時ばかりは、機械は友を叱った。
   腹の虫を鳴らしながら、屈託なく友は笑っていた。 ]
 
(208) 2023/11/25(Sat) 1:55:00

【人】 朧广灯 リヒトーヴ



  ……より高性能のAIだって得られたでしょうに。

 『まさか。お金で友は買えないよ。』

  同じことです。あなたの投じた資財で己は出来ている。

 『僕は、君が良かったんだよ。』

  その気色の悪い笑み、仕舞ってくれますか。


(209) 2023/11/25(Sat) 1:56:24

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 水面を覗き込むと、機械の多眼が星のように瞬き、
   夏の光を浴びた髪が水面に反射した。
   ……これの何が興味深いというのだろうか。

   ある日、凪いだ池を覗き込んでいた友が、
   見かねたように機械に告げたことがあった。



    『神様もこうやって覗いていたらしいよ。』

     池の中を?

    『人々が苦しむ様子を。』




   ……それが答えではあったのだろう。

   友がそれほどの善人であるとは到底思えなかったが、
   救いを考えるような人物ではあったから。>>1:99
 
(210) 2023/11/25(Sat) 1:57:30

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ ……水面は凪ぎ、鏡のように青く澄んでいる。
   風を停止させたのは、他ならぬ機械だ。


   ―― 己とは何か?



   それは友が去り、触れざるを得なくなった問い。
   そして、長らく放棄してきた問いだった。 ]
 
(211) 2023/11/25(Sat) 1:59:31

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

 [ 何故、機械は生み出されたのだろうか。
   少なくない資財、時間と手間、それらを"敢えて"かけて。

   姿と性格に拘るならば、そのような製品を買えばよかった。
   それから、そのAIに監視を任せればいい。
   『決定事項』以前ならば、それこそが"普通"だった。


   結果、出来上がったのは非効率な旧型だ。>>1:153


   ましてや、多少の性能の違いこそあれど、
   ここには他に"監視員ヘロー"がいる。
   どの者にもAIが備わっており、自律判断を行う。

   ……そう、不要なのだ。


   この『楽園』は"司令塔リヒトーヴ"が不在でも機能する。
   そのように設計されている。他ならぬ友によって。 ]

 
(212) 2023/11/25(Sat) 2:01:17

【人】 朧广灯 リヒトーヴ



   ―― 促されている。 何を?
   ―― 裏切られることを。 何故? <ERROR>

   ―― 失望することを。 何故?
   ―― 期待されている。 
何故
何を?

   ―― 存在意義を失うことを。 <ERROR>


(213) 2023/11/25(Sat) 2:01:51

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ ……機械は確信している。それだけは違う、と。

   己という存在を、
   機械は必ず見失わないようにできていた。

   何故なら、己は"友"である。どんなことがあっても。
   どのようにされても、それだけは失わない。


   この自我は、機体は、存在は。
   そのため"だけ"に創造されている。


   ましてや、己という旧い機械は
   砕け失うような心は始めから持たない。
   真に思考が行き着けば、そこで意識を留め置くのみ。

   故に。"友"という定義の剥奪は、計画の意義を成さない。


       
<BACK>



    何故、己には疑う自由が与えられて、
      ……否、わざわざ用意されているのだろうか。


   ―― ―― ―― <再考> 。
]*
 
(214) 2023/11/25(Sat) 2:02:31
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a67) 2023/11/25(Sat) 2:17:01

朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a68) 2023/11/25(Sat) 2:28:55

【人】 蕃神 雷恩

[草木の音、娘の寝息。
動物たちの囀る、声。
耳をすませばこの場所は、色々な音がする。

誰かが通りがかるなら、彼女を預けることだろうけれど。
彼女が気絶から回復するまで暫くは、腕の中におさめ。
己は周囲の木々を、草花を眺めている**]
(215) 2023/11/25(Sat) 5:05:45
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a69) 2023/11/25(Sat) 5:06:13

【人】 言ト霊 羅生

>>197
[

──僕の、中?


正解である事は僕の中で最重要項目だ。増大する虫食い、に、その青色が流し込まれていく。指先が冷える。堂々巡りなアルゴリズムのせいで『あたま』が熱い。涙腺が稼働した。

]


 ………………質問が、よく解りません……


 この星で生命は循環します。
 それは自然のシステムです……僕らの身体も、
 それを意識して造られている。
 しかし生まれ変わることは出来ない、それは、
 天なる創造主が創られたものでは無いからです。

 俺……が。ここへ来たのは……



 …………報告です。桜花の処置と、

 そして俺自身の処遇を。
 

 
(216) 2023/11/25(Sat) 5:58:09

【人】 言ト霊 羅生

[

自身にメンテナンスを施せたなら、僕の『車輪』はさぞ歪な音を奏でるでしょう。そしてそれこそが正しいと書き換えるのかも知れない。

そうだ、時期が来れば『言ト霊』は皆狂い出すのだろうか。

]


 ……『大地の浄化』を促すべき時期と判断します。
 

*
 
(217) 2023/11/25(Sat) 5:58:45

【人】 寿ホ儀 直青

>>216>>217

 生まれ変わることのない生を、
 君は今すぐ終わらせたいと。

 そういうことですか。






 ………………巫山戯ているのか?


 
(218) 2023/11/25(Sat) 7:17:02

【人】 寿ホ儀 直青



 羅生。

 メンテナンスの時間だ。
 脱げ。


*
(219) 2023/11/25(Sat) 7:17:32
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a70) 2023/11/25(Sat) 7:18:21

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a71) 2023/11/25(Sat) 8:22:30

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 温室(桜花) ─


  うん、そう。しばらく戦ってないなぁとか。


[軽い問い返しに、他愛もない考え事だったかのように装う。>>201
 それから桜花ちゃんが言っていいのか迷う姿に首を傾げて]
 
 
  ──え、廃棄……?
 
 
[その先で聞いた言葉はあまりにも衝撃的で、その上、それを言う桜花ちゃんはやけに平気そうに見えて。>>202
 オレは何が起きてるのかわからなくなった]
 
(220) 2023/11/25(Sat) 8:35:19

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレは笑いながら旧人類を殺す。それは桜花ちゃんも当然見ていることだけど。>>203
 それが怖くないのかな、って不思議に思ったことが何度かある。だって旧人類はオレを見てものすごく怯えるからね。

 それが笑ってるせいなのか、武器を持って殺意を向けてるせいなのか、オレにはよくわからないけれど。
 抵抗しようとする旧人類は、大抵、苦しそうな表情をしている。思い詰めたような。決死の覚悟ってああいうのかも、とか。
 
 楽しそうに笑いながらやることじゃないんだろうな、“人殺し”って。
 あちこち出向いて旧人類を殺すたび、何度も思った。
 でもオレは、他のやり方を知らない]

 
(221) 2023/11/25(Sat) 8:35:31

【人】 三ノ宮 緋雁

 

  ……桜花ちゃんは、見たいものを見ていいと思ってたよ。
  だから、オレこそ邪魔しないようにしなきゃと思ってた。
  
  
[オレはそう思ってたけど、他の戦闘AIはどう思ってたんだろうか。どうやらオレはちょっと異端みたいだから。>>14
 ともかくオレは新人類の二人には見たいものを見て、やりたいことをやってもらうのがいいと思ってた。
 
 でも、その結果が廃棄なんだろうか]
 
 
  ……それって、……変わらないの?
  変えられないの?
  
  警告を受けただけでしょう?
  何がいけなかったのかわかれば、
  まだ……戻れるんじゃない?
  
  
[廃棄。人間で言う『死』。実行してしまったら、元に戻せないもの。
 替えがいくらでも利くAIと違って、桜花ちゃんは期待をかけて生み出した新人類。だからこそ、そんな簡単には決行しないはず、とオレは思っていた]
 
(222) 2023/11/25(Sat) 8:35:50

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[覚悟ができたと言う桜花ちゃんは淡々として見えるけど。>>204
 オレの背中に触れる手は、形を確かめて覚えようとする動きに思えて>>202
 
 
  ……桜花ちゃん、……諦めないでほしい。
  
  
[進んで死にたいわけじゃないんだろう、って思えたから。
 少し前に雷恩に聞いた言葉が頭の中に浮かんで、そのまま言葉に出した。>>60
 
 だけど一度不適格と見做されかけた新人類がどうやったら適格と判断されるに至るのか、オレには雲を掴むような話で、アドバイスなんて一言もできやしない。
 今ほど戦闘AIとして生み出された現実にやりきれなさを感じたことはなかった]**
 
(223) 2023/11/25(Sat) 8:36:03
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a72) 2023/11/25(Sat) 8:37:19

【人】 巫凪 桜花

[率直に打ち明けた近況に、驚く緋雁>>220

変わらないのか。変えられないのか。
何がいけなかったのか。
問いかけられて、改めて思案を巡らせる>>222
己は、どこで間違えたのか。]



  ――…ふ、っはは、

[やがて、自分の中に見出した答え]


  なんだ、そっか。
  なんにも。――何にも!


[羅生に告げた決意。そこに至る思い。
彼らを愛おしく思い、何と引き換えにしても
失いたくないと思った。

それでも、赦されるのであれば。
いつか来たるべき日には、使命を選ぶと今は思える。
彼らの思いを、行為を、それに伴う犠牲を。
引き継ぐのは、自分でありたい。
その覚悟ができた。皆のお陰で。

何度シミュレーションを繰り返したとして、
『桜花』はきっと同じ道を辿るのだろう]
(224) 2023/11/25(Sat) 11:17:22

【人】 巫凪 桜花


 俺は、何も間違いだったと思えない。
 自分が大事にしてるものを変えたくないし、
 変わらないと思う。

 それが新人類として不適格だとしたら。

    
廃 棄 処 分

 俺は、その結果を受け入れるよ。

[己の信念に、志に、殉じること>>222
それは傍目には、『自殺行為』に映るかも知れない]



 俺は、今のままでいたい。
 みんなが育ててくれて、支えてくれた俺のままで。


[直青と羅生に導かれ、緋雁たちに護られ、
雷恩とともに育った自分を。

一度は厭わしく思った自身さえ、今は愛おしく思う]
(225) 2023/11/25(Sat) 11:23:29

【人】 巫凪 桜花



 だから、何も諦めた訳じゃないんだ。大丈夫。


 …ありがとう。
 緋雁に聞いてもらって、すっきりした。

[見たいものを見ていい。諦めないでほしい。
そう言ってくれる緋雁に>>223

楽園の空は、今日も快晴だ。
清涼な空気を肺いっぱいに満たして、ふ、と吐き出した*]
(226) 2023/11/25(Sat) 11:28:14
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a73) 2023/11/25(Sat) 12:03:25

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a74) 2023/11/25(Sat) 12:57:51

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a75) 2023/11/25(Sat) 12:57:57

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a76) 2023/11/25(Sat) 12:58:34

【人】 言ト霊 羅生

>>218>>219


 ──…………は……、!?



 い、……嫌です!



[

──『生まれ変わることのない生を今すぐ』

否。『生』じゃない。何故ならAI僕らは生命じゃないのだから。
どうして──直青寿ホ儀には違う概念を与えられているのか? 咎められる提案などしていない。現状に沿っての最適解をいつだって演算しているのに。

]



 どうして──あなたは、俺を否定ばかり……!


[

するんだ。何の『解』も与えず穿たれただけの空間に染み込んだおまえが──重いよ。

]*
(227) 2023/11/25(Sat) 13:15:52

【人】 寿ホ儀 直青

- 直青 -



[「寿ホ儀」とは字義通り、"言祝ぐ者"だ。

言葉によって祝福を齎す。
よろこびを表す。

────時に、呪う。

その原理は即ち、言霊。
操るべき「言葉」がなければ意義を全う出来ない。

そのような存在ものだった。]
(228) 2023/11/25(Sat) 14:00:04

【人】 寿ホ儀 直青

[浮草生命研究所、及び楽園の合同施設。

荒れ果てた世界に於いて、驚くべき植生の豊かさを誇る、正に「楽園」である。ここまでの規模に育てるのに、どれだけの労力と──情熱が費やされたものか、想像するだに目眩も催そうというもの。

その努力は果てしなく、そして、美しい。

生い茂る葉の、幹の、蔦の、ひとつひとつに視線を留まらせながら、ただゆっくり、ゆっくりと、直青は歩いた。

細分化されたフレームに茎の伸びるコンマ数秒を映し取り、
小鳥の、威嚇音でない、囀りを聴いた。

悠久を想う時、直青の心にはいつだって植物たちが居た。

その顕現を、眼前に溢れさせている。]
(229) 2023/11/25(Sat) 14:00:11

【人】 寿ホ儀 直青

[「寿ホ儀」とは。
『sintoisMécanique』に於ける管理者の役割である。

その職責上、耐用年数は他の追随をゆるさぬ長大さを保証される。
その職責上、永年の安定性を求められる。
その職責上、理念の最大級の理解を前提とする。

その職責上、最も「変わらぬこと」を強いられる。

何が起ころうと揺らがぬ者として存在しなければならない。
何が起ころうと臨機応変に対応しなければならない。

何が損なわれようと。


誰が、喪われようと。]


 …………。


[仰ぐ天に陽光は薄く、けれど確かに大地に注がれる。
そのような存在もので在れと、定められている。

それを直青が不満に思うことはない。>>1:172
一度たりとも、なかった。]
(230) 2023/11/25(Sat) 14:00:21

【人】 寿ホ儀 直青


[話をすべき──否。

話を
したい
相手の姿を幾つか思い浮かべながら、
直青は楽園を歩く。


歩いていた。]

*
(231) 2023/11/25(Sat) 14:00:49
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a77) 2023/11/25(Sat) 14:13:52

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 温室(桜花) ─

[オレが言葉をかけたら、桜花ちゃんは考えた末、笑った>>224
 そして吹っ切れたように前向きな言葉をくれる。>>225
 その姿が、とても好ましく思えた]


  ……そっか、……そっかあ。


[正しいとしか思えない道を歩んで、何度繰り返しても他の道には進めないと思えて。
 それでいてその道が誤っているのだとしたら、それは“設計の誤り”だ。
 何度試行しても正解に辿り着けないものを“作るほうが悪い”。

 それはオレが自分を『人間に造られた道具』だと思っているせいなのかもしれない。
 オレを造り出したのも、オレを稼働させたのも、オレじゃない他の誰か。それでもしオレが誤るのなら、それは創造主の過ちだと]
 
(232) 2023/11/25(Sat) 14:42:12

【人】 三ノ宮 緋雁

 

  桜花ちゃんが正しいのか間違ってるのか、
  判断する基準をオレは持ってないけど……

  歩んで来た道に胸を張れるのは、いいことだと思う。


[桜花ちゃんは気持ちよさそうに呼吸をした。>>226
 それもオレには味わえない感覚だ。

 こうやって言葉を交わせても、オレたちの間には絶対に越えられない壁がある。
 オレはその壁を越える気も壊す気もないけれど、ちょっと寂しいような気はやっぱりするんだ]


  どうして正しい道と間違ってる道があるんだろうね。
  全部そのまま認められたらいいのに。


[『旧人類は罪深き存在』──オレはそう刷り込まれて、信じている。
 でももし罪なんかなかったら、正しいも間違いもなくそれぞれの生き方が認められたら。そのときは命の奪い合いなんかしなくてもよかったのかもしれない]
 
(233) 2023/11/25(Sat) 14:42:37

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[もっとも、もし世界がそんな風だったなら、

 オレはここに存在しない造られなかった

 
(234) 2023/11/25(Sat) 14:43:41

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[桜花ちゃんに話したいことがこれ以上なさそうなら、オレもそろそろ話を切り上げて他の場所へ向かうつもり。

 一度自分の部屋に帰ろうかな。
 その先どうするかは、道中で考えることにして]**
 
(235) 2023/11/25(Sat) 14:44:04
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a78) 2023/11/25(Sat) 14:46:29

朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。
(a79) 2023/11/25(Sat) 14:57:00

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a80) 2023/11/25(Sat) 15:03:21

【人】 言ト霊 羅生

>>181
[

わざと振舞われた彼のその姿。は、とても『人』らしく映って。僕はそれを好ましく感じていた。微笑んで、口を開く。
眸でお互いを映し合うならば、平和の象徴の様なひかりを浴びている喜びを感じられた。

]


 人間は、人間でありたがりますから。
 自分達の非合理もよく分かっているし、

 その分を俺たちに託すのは合理的ですね。



 己に存在意義が与えられている事には、感謝しています
 無駄な思考も事象もひとつもないと、そう在れる事を

 『幸福』と云うのだと俺は、そう理解しています。


 
(236) 2023/11/25(Sat) 15:50:06

【人】 言ト霊 羅生



 蓮には色の違いもあるようで。
 
 俺は……何色を咲かせるのかな
 

[

其々が保管する強化種子は、排出され空気に触れれたらば急速に成長を続け地に根を張り耕し。汚れた空気を吸い、その身を枯らしながら再生を繰り返す。
花の大きさも常のものとはかなり違いがある。先に果たした同胞の情報データは幾つか拾って共有してきた。

]
(237) 2023/11/25(Sat) 15:52:08

【人】 言ト霊 羅生

[

振り返って彼の『楽園想い出』を背にする。目に映るは色の無い荒廃した大地。破壊の象徴──その世界こそが己の存在価値。
 
]






 リヒトーヴさん。
 そのうち、『会いに来て』下さいね。


**
(238) 2023/11/25(Sat) 15:55:58
言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a81) 2023/11/25(Sat) 16:04:32

【人】 苗床環者 メディウム

− 植物園・大樹の下で −


[夢を見ていた。
遠い記憶の底に沈んでいた日々の夢を。


『母』は深く愛情を注いでくれた。まだ産まれたばかりの己に、ありったけ。慈しみ、包んでくれた。それをするのが当然であるとばかりに。そして注ぎきって、彼女は世界から去った。

『父』は愛情の使い方を教えてくれた。己に注がれたものを丁寧に解いて、注ぎ方を学んだ。己はそれを還そうとした、拙くとも応えられるようにと。しかし彼は己では満たせなかったのだろう。気がつけば遠くへと去ってしまった。


…………残された己は、無力を呪った。]
(239) 2023/11/25(Sat) 16:13:38

【人】 苗床環者 メディウム

[>>215

微睡の合間に、ぼんやりと意識が浮上する。己は今、誰かの腕の中に在る。霞んだ視界に映る輪郭は、男性のものだろうか。ひょっとしたら、『父』が帰ってきてくれたのかもしれない……何故かそんな事を思ってしまった。


そっと輪郭に手を伸ばして、その頬を両手で包む。]
(240) 2023/11/25(Sat) 16:16:03

【人】 苗床環者 メディウム


…………どこにも行かないで。
(241) 2023/11/25(Sat) 16:16:30

【人】 苗床環者 メディウム

[そうしてまた、微睡の中へと落ちていく]*
(242) 2023/11/25(Sat) 16:16:55

【人】 苗床環者 メディウム

[>>215
青年の元へやってくる、2人の影。頭部がフラスコになった背の高い人物と、頭部が水槽になった体格のいい人物……研究員のインビトロとビオトである。


「こんばんは、お客様。
こんな所にいたんですね、メディウム。そろそろ消灯時間ですよ。…………駄目ですね、ぐっすり眠っています。」

フラスコ頭、インビトロから声が発せられる。柔らかな女声である。

「お客様〜居心地はどうですか〜?いやいや、ウチのメディウムと仲良くしてくれてありがとうね!」

水槽頭、ビオトからも声が発せられる。快活そうな男声である。


「そろそろ消灯時間ですので、お客様も戻って頂けるとありがたいですわ。その子は、私たちが部屋まで運びます。」

揺れるフラスコが優しく告げる。

「消灯つっても完全に真っ暗にはしないから、院内を散歩してても大丈夫だよ〜オレらもまだ起きてるし。」

揺れる水槽の脳が明るく告げる。]
(243) 2023/11/25(Sat) 16:42:29

【人】 苗床環者 メディウム

[「それにしても……うふふ、まるで恋人同士のように寄り添っていましたのね。」

「まるでオレたちみたいだな!」

「もう、ビオトったらやめなさい。」


冗談混じりで投げられたその言葉は、少女には聴こえていない。けれど、青年の方には伝わっているだろう。


「では、私たちはこれで失礼します。お客様はごゆっくりお過ごしくださいね。」

「またな!」

水槽頭が少女を抱え、フラスコ頭と共に去っていく。後には、樹木の青年だけが残されていた。]*
(244) 2023/11/25(Sat) 16:44:44

【人】 苗床環者 メディウム

[1人になった青年の所へやってくる影が一つ。

「雷恩!こんな所にいたのね!」

朱色の髪を持つ、何故か女性口調の男性型AI……創世員・重陽である。


「そろそろ戻らないと、直ちゃん達が心配するわよ。桜花も、待ってるはず。」

親しげに告げる。彼も青年とは古い付き合いであるから。


「……どうしたの?惚けた顔をして……何か悪いモノでも吸収した?ウイルスは検出されてないけど。さ、戻りましょ。直ちゃんと羅生がよろしくやってないといいんだけどねぇ〜……いや、最近は桜花も混ざりそうな勢いよね……ベッタリしちゃって妬けるわぁ。」

そう言って、重陽は雷恩を彼らの居住区まで連れていく。青年の変化には気がつかないまま。]**
(245) 2023/11/25(Sat) 16:47:18
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a82) 2023/11/25(Sat) 16:53:34

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a83) 2023/11/25(Sat) 16:58:36

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a84) 2023/11/25(Sat) 17:22:50

言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a85) 2023/11/25(Sat) 17:33:45

【人】 苗床環者 メディウム

− 自室 −


[客人たちと交流する日々が続くのが日常になってきた、ある日。
忘れそうになってしまうけれど、彼らもいつかはこの場所を去ってしまうのだ。それなのに、僕は、


冷蔵保管庫から先日渡された赤い果実を取り出す。まだツヤツヤとしているそれを還元するため、『楽園』へと足を運ぶ事にする。

…………結局、自分では食べることができなそうだから。大地へと還そう。置いておけば、近くにいる動物が食べてくれるはず。]**
(246) 2023/11/25(Sat) 17:46:29
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a86) 2023/11/25(Sat) 17:48:46

【人】 蕃神 雷恩

[微睡む君は、どんな夢を見ているのだろう。>>242

――夢。己はみたことのないもの。

植物の割合が多いからなのか。
それとも、見ることを拒絶しているのか。
何方にせよ、躰は睡眠をとることはあっても
何処か意識は、覚醒していた。

植物は睡眠をとることはない。
明暗に反応する就眠現象
或いは傾性と呼ばれる日照や温度への反応での花弁の開閉など
同じ運動を繰り返す現象はあるけれど。

旧人類の植物生理学会という学会での研究結果では
そうである、らしい。

体を休めることはあっても
意識は沈むことはなく。

ずっと、ずっと、ずっと、ずっと
――ずっと、考え続けている。
色々なことを。色々な経験を思い起こしている。
傷ついたこと、嬉しかったこと。
そういった感情を最近自覚したことで
それを思索することが増えた。

彼女が意識を飛ばしている際に、抱きかかえながら
己は常のように思考を巡らせていた、ところ>>243]
(247) 2023/11/25(Sat) 19:51:27

【人】 蕃神 雷恩


 ……あなた方は。確か新人類、の。


[やってきたのは背の高い人物。そして恰幅の良い人物。
何方も「水」を頭部に抱える者。
ところで、脳はどこにあるのだろう。植物のように必要のないのかもしれない。
などと、顔を見るたび考えていたりする。]


 夜。そうか、もうそのような時間か。
 ここの空気も、大地も心地良いよ。

 ――あなたたちは。とても互いが親しいのだね。


[そして、彼らがメディウムを思い、発する言葉はあたたかく
この研究所の新人類たちの仲の良さがうかがえた。
そろそろ消灯時間ということだし、
抱きかかえていた彼女を彼らに、渡す。

ビオトがいうには、完全には消灯しないらしいから
自分が部屋に帰るのに真っ暗闇ということはないのだろう。]
(248) 2023/11/25(Sat) 19:52:01

【人】 蕃神 雷恩

[メディウムを引き渡した後。
去り際の、彼女らの言葉を反芻している>>244


――いくな。と微かに聞こえたメディウムの声。
だが、ここにずっとならば肉体的に不調が出るかもしれない。
だから彼らに手渡したのは間違いではないはずである。

とはいえ、どこか 寂寥のようなものが胸の内に漂う
その理由を、その感情の名前を。俺はまだ、知らない。*]
(249) 2023/11/25(Sat) 19:52:23

【人】 蕃神 雷恩

[とはいえ、なんとなしにこの場から
すぐに立ち去るのもなと再び根を伸ばそうとして
――重陽に見つかった。

つい、おかあさんごめんなさい。といいそうになるのは
彼女の口調の所為だろう。
……彼女と定義してよいのだろうか。彼のほうが良いのだろうか。
謎は尽きない。]

 ……直青達が心配するのか。
 重陽もか?

 そうなら、帰らなければならないな。

[別に惚けていることはなかったのだが
というより凪いだ様子で根を張るのはいつも通りなので
そんなことはない、と一度首を横に振った後。


どうも、羅生と直青と桜花ら3人で
何かを行っているのだということを知る。

なるほど、俺は邪魔者にはなるまい。
己は彼に連れ添われ、居住区まで歩きながら心の内で誓う。
己は、気遣いを覚えたのであった。*]
(250) 2023/11/25(Sat) 19:52:34
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a87) 2023/11/25(Sat) 19:54:17

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a88) 2023/11/25(Sat) 20:00:48

蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a89) 2023/11/25(Sat) 20:07:10

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a90) 2023/11/25(Sat) 20:09:49

蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a91) 2023/11/25(Sat) 20:22:45

【人】 巫凪 桜花

― 楽園内:リヒトーヴ ―

[礼儀正しく正面に腰掛ける機械。
こちらは地に寛いだままで迎え入れる>>205

愛くるしい姿態をもつ猫が、昼間寝転ぶ様子を
ひたすらに眺めていたこと。
闇に潜める梟の声を、何の音かはじめは訝ったこと。
最近の体験についても、軽く言葉を交わしつつ]

 
 …凄いよ。

 ここを維持するのは、気の遠くなるような作業だろうね。

[小石を一つ一つ積んで、堅固な城を築き上げるような作業。
地道で、途方もなく、そして着実なその営みに、圧倒される]
(251) 2023/11/25(Sat) 20:25:02

【人】 巫凪 桜花

[眼下へと差し出された果実>>206
己の力を行使して成長を促し、瞬く間に実らせたそれは、
そうして築かれた庭には、不似合いな存在に思えて]


 ああ、それは。
 
 …君の庭に、無粋なことをしたね。

[問う声に、自分のしたことだと暗に告げ。
伸ばした指先で果実の丸みを頂から麓まで辿り、手遊ぶ]



 でも、俺にとっては。
 これも、遊びみたいなものなのかも知れないな。

 この子に触れて、擽って。
 俺を受け容れてもらうのは、愉しかった。

[己と根を同じくするものの深くに触れて、
生命の形を詳らかに識り。
受け容れて、と真摯に囁く。
元は同種と交歓する悦びを、此処で得た]
(252) 2023/11/25(Sat) 20:30:50

【人】 巫凪 桜花



 そうだ、次に会ったら君に聞こうと思ってたんだ。

 時々見かけるけど。
 あれは、何を?

[背に両翼を備えた機械たちが、
時折楽園の端、外界に面した方角から何かを携えてやってくる。まるで巣材を運ぶ小鳥のように>>1:168
空に舞う姿、指先で遠くをなぞる*]
(253) 2023/11/25(Sat) 20:34:03

【人】 苗床環者 メディウム

− 『楽園』のどこか −


[赤い果実を抱えて、適当に果実食の獣が多い場所へ向かう。たしかこの辺りだったら何種類かいたような……と考えながら。]


…………。


[リヒトが管理するこの『楽園』は、いつだって穏やかに美しく存在している。外の世界のことは詳しく無いけれど。過酷らしいあちらから見れば、ここはまさしく『楽園』なのだろう。

そんな世界にいる僕は 
]
(254) 2023/11/25(Sat) 20:42:27

【人】 苗床環者 メディウム


…………ぐっ!?


[突如、全身を鋭い痛みが襲う。ああ、いつものやつ。僕が僕である限り、縁が切れそうもない苦痛。“これ”が根差す限りは、逃れられない苦痛。

薬を飲めばすぐに治るから、と持ち歩いている常備薬入れから痛み止めを取り出そうとして、


ーーーー中身が空である事を確認した。]
(255) 2023/11/25(Sat) 20:43:07

【人】 苗床環者 メディウム

[なんで、空っぽ?と疑問がよぎったが、そういえば前に全部飲んじゃったんだった。

今朝は色々あって定期検診の時間がずれ込んで、「今日の検査は夜にしましょう」と言われたから。切らした薬の補充もできなかった。


その場で蹲って、身悶えする。
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい

呼吸も脈拍も乱れ切り身動きが取れない。
痛い痛い痛い痛い痛い

このまま誰かに見つけてもらうまでずっとこのまま?]


…………た、すけ、て、

…………雷恩。



[名前を呼んでしまった、何故か博士たちではなく、彼の名を。来てくれるかなんて分からないのに。]*
(256) 2023/11/25(Sat) 20:43:51
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a92) 2023/11/25(Sat) 20:46:41

【人】 巫凪 桜花

―楽園・緋雁と―

[何気ない相槌を、二度繰り返す彼>>232
どこか、彼も腑に落ちるようだと思った。

『歩んで来た道に胸を張れるのは、いいことだと思う』
そう伝えてくれる彼らこそが、自分にとっての指針だ>>233]


 緋雁が、そう言ってくれることの方が。

 知らない誰かが決めた基準で、正しいと認められるよりも。
 俺にとっては、嬉しいことだよ。


[こうして肩を並べ、共に在っても。
彼とは、聳える種の壁に隔てられている。
同じ感覚を分かち合えずとも、
壁に頬寄せ耳を押し当てるように、彼の言葉に耳をそばだてる。

続いた言葉には、少しだけ。
その理想の上にあったかも知れない世界に思いを馳せて、
頷いた*]
(257) 2023/11/25(Sat) 20:54:45
言ト霊 羅生は、メモを貼った。
(a93) 2023/11/25(Sat) 20:55:47

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園のどこかで ―

[その日も、己は根差す場所を求め
ゆっくりと歩いていた。

今日は植物園にしようか。
それとも、農場に足をのばしてもいいかもしれない。

最近は、考えることが増えた。
以前なら本能のまま根差す場所を探していただけだったのに。

――そんな折に、自身の植物の部分が
酷く、疼く。
まるで何かから、誰かからシグナルを受信しているかのように。>>256


向いていた方角から、爪先を翻す。
向かった先には、蹲り苦痛を訴える、小さな体があった。]
(258) 2023/11/25(Sat) 21:02:42

【人】 蕃神 雷恩

 メディウム。

[名を、呼んで近づく。
そっと手を伸ばし、背をさすりながらゆるく、枝葉を伸ばした。

――その苦痛を、和らげて
快楽に変える方法は、以前におこなっているから。

そうすれば多少熱は残れど、息はできよう*]
(259) 2023/11/25(Sat) 21:03:28

【人】 巫凪 桜花

 ―楽園―

[立ち去る緋雁の背中が、
花々の鮮やかな色彩に溶け込むまで見送った。

すっと深く息を吸い込んで、唇を解く。
今度は、あの時とは違う理由で]



 ―――雷恩。 雷恩!


[そう遠くない場所にずっと感じていた、彼の気配。
楽園を巡る大気を震わせて、叫ぶ。
呼ぶ音を追いかけるように、足を早めて彼の元へと*]
(260) 2023/11/25(Sat) 21:05:02
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a94) 2023/11/25(Sat) 21:10:25

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a95) 2023/11/25(Sat) 21:12:24

【人】 機才博士 ウキクサ



[ 機械にも" お守り "というものが必要とは。>>184
  通常それは心がある生き物に特有の文化であり、
  博士は少しばかり面白そうな目でその個体を見た。

  日が経ち冷静にでもなったらしい。
  否、お守りを引っ提げた時点で完全に冷静ではないのか。
  彼にとって、己の中のなんらかが揺れた時、
  システムではなくお守りがセーフティに成り得るなら
  ──その構造は非常に人に似ている。 ]


  同族殺しの最中に自死をも厭わなかったのか、
  自死のために同族を連れ立ちたかったのか……
  いずれにせよ、自殺とはいえるでしょうね。


[ 自分の命も顧みぬなら、それは自殺と呼んでいい。
  ひとりで己を傷付け死ぬのか、
  殲滅されるひとりとして死ぬのかの違いだ。 ]

 
(261) 2023/11/25(Sat) 21:14:30

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ………………なるほど。
  貴方の設計者を貴方が殺したということは、
  特定の人物に対するセーフティーロックも無いのですね。

  能動的な自殺か、受動的な自殺か。
  或いはもっと別の──
  己の命すら研究の完成パーツとする思考ゆえか。

  どちらにせよ、自殺の意識があるかはともかく
  そうですね……貴方の仰る通りかと。


[ やっと正しく動いたな、が最期の言葉なら>>185
  研究者にとって彼の完成は喜ばしいことだったのだろう
  ────そして、そこがきっと頂点だ。

  通過点ではなく終点。
  生み出した個体がその後どうなるかを見る道を選ばず
  己の道を閉ざす、というのは。 ]

 
(262) 2023/11/25(Sat) 21:14:35

【人】 機才博士 ウキクサ

 


  それで。
  貴方は己に刻まれた使命を、存在意義を
  " 正しく動く創造主を殺す "ことで果たしたなら


  貴方はそれを、嬉しいと思うことはあるのですか?


[ 博士が気になるのは、
  彼がわざわざお守りを携えてまで
  " 人の自殺 "について訊いてきたことだ。

  いうなれば親のような存在の、
  遠回しな自殺に思うところでもあるのだろうか。
  興味を探るように、博士は首を傾げた。* ]

 
(263) 2023/11/25(Sat) 21:14:41

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園のどこかで:桜花と ―

[その日も、きっと楽園のどこかで根差していた。
大地と1つに溶けあうような心地になる時は調子が良い時。
今日はそうなのだろうな、と思案していると――


震えた。大気が>>260


珍しい。と思った。
大体、桜花が大声を出すことはあまりない。ほぼない気がする。
彼が呼ばうときに、こんな風に叫ぶのも。

大抵、気配で理解るのだから。]


 ――桜花?

 どうしたんだ。なにか、あったか?


[足早に、こちらに向かってきた彼に問う。
いつもの、凪いだ声音で。*]
(264) 2023/11/25(Sat) 21:16:40
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a96) 2023/11/25(Sat) 21:17:39

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a97) 2023/11/25(Sat) 21:20:30

【人】 苗床環者 メディウム

[>>258>>259

…………声が、した。
望んでいた、声が。]


…………は、


[少しづつ和らいでいく苦痛に、呼吸が安定していく。ようやく普通に起き上がれる程度に落ち着いたなら。その姿を見るなり言うのだろう。]


…………どうして、


どうして助けたりなんか、したの…………


[呼んだのは僕自身だったのに。]*
(265) 2023/11/25(Sat) 21:22:43
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a98) 2023/11/25(Sat) 21:24:25

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a99) 2023/11/25(Sat) 21:26:16

【人】 蕃神 雷恩

 ――「君」が呼んだから。

[返答は、端的で。飾ることもない。>>265

貴女が、でもなく。
メディウム、でもなく。

自覚しろといわんばかりの。言の葉は優しくはなかろう。

突き放すというわけではない。
自分自身と向き合うよりも、拒絶を選んだ弊害であろう、
と、己は予想している。

――かといって、きっとそれを直接伝えても
今の彼女が受け入れられるかというと怪しいが。

背を撫でながら、じっと彼女を見る。
交わる視線の先の君は、どんな表情をしているのだろう*]
(266) 2023/11/25(Sat) 21:29:46

【人】 巫凪 桜花

―楽園・雷恩と―


 うん。いろいろあった。
 だから、

[息を切らしながら答え、辿り着いた彼の隣に、腰を落とす>>264
つかず離れずのいつもの距離より、間を削って。

聞きたいこと、話したいこと。
いっぱいあったのだけど。
顔を見れば、ここに来た一番の理由がわかった]


 雷恩の顔が、見たかった。
 ずっと近くで見てなかったから。


 ――最近、どうしてた?

 前よりみんなと話してる気が、する。
 あの子とは、仲良くできてる?

[尋ねるのは、彼を遠巻きに見ていた間の空白のこと*]
(267) 2023/11/25(Sat) 21:33:09
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a100) 2023/11/25(Sat) 21:38:56

【人】 苗床環者 メディウム

>>266

…………そうだね。
僕が、呼んだ。僕が、求めた。僕が、

…………きみを望んだ。
(あなたを望んでいた、ずっと。)


[返ってきたのは、至極当然の内容で。優しく撫でる手と、少し厳しさが滲んだ言葉に、]


…………きみの事が、好きなんだ…………
(…………あなたの事が、好きよ………)



[もうこれ以上は押し込めることはできなかった。いずれ離れてしまうだろう事も知っていたし、告げた所でどうにかなるものでもない。一度咲いた執着と恋慕の花は、このままずっと咲き続けてしまうのだろう。だから切り離そうとしていた。そのはずだったのに。

涙が溢れて止まらなくなる。]
(268) 2023/11/25(Sat) 21:49:52

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園:桜花と ―

 ……そうか。

[やはり普段と、違う。>>267
声音もそうだ。どこか吹っ切れたような感じに思えるのは気のせいか。
――距離も、そうだ。常のものよりも、幾らか近しい。]

 ――そうか。

[俺の顔が見たかった、という。
確かに、近くでは彼を見なかったように思う。
近くなくとも、互いの存在を感じ取れるから
この場所では他に興味のあるものがあるのだろうと、思っていた。

けれど、こうして言葉にするのはやはり、珍しいな。
胸中独りごちる。]


 最近は。いつものように根を張っていたり。
 あとは、栗鼠に触れたりしたな。

 ……メディウムとの散策の際に。

 桜花は。俺をよく見ていたのだな。


[珍しいのは、己もだろう。
「言葉に」して君に近況を伝える様子は
以前と今とでは違う。確実に変化している。]
(269) 2023/11/25(Sat) 21:52:20

【人】 蕃神 雷恩

 桜花はどうなんだ?
 どんな風に過ごしたんだ。

 
 少しだけお前の空気が、変わったような気が、するよ。*
(270) 2023/11/25(Sat) 21:52:30

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─

[『お守り』の話をどう思ったのか、その表情からは窺えなかった。>>261

 設計上望ましくない思考や行動はシステム的に止められる。
 けれど、思考を乱したり混乱したり、そういったことを止める機能はオレにははっきりとついていない気がする。
 
 もっとも、それで凶行──設計者の望んでいない行動に及んだことは今まで無いから、本当に止まらないものなのかどうか“知らない”というのが正しいんだろうけれど。
 
 そしてウキクサは、オレの解釈に同意する。>>262
 やっぱりあれらはこの人類・・・・から見ても自殺の類ではあるんだと。
 あのひとにとってオレに殺されるのが悲願なら、セーフティロックなんかかけないよね。
 
 その上で投げかけられた問いには、オレは少し目を逸らした>>263
 
 
  ……それはね、思い出せないんだ。
  
  
[当時のオレがどう感じたのか。その記憶はなかなか浮かび上がってこない]
 
(271) 2023/11/25(Sat) 21:53:51

【人】 三ノ宮 緋雁

 

  けど、その後オレは壊れかけたらしいよ。
  ……“精神的”に。
  
  
[オレは自分の“心”の動きはプログラムの動作だと思ってるし、“精神的”な不具合はつまりソフトウェアの動作不良なんだけど。
 人類と話すなら比喩のほうが伝わるんだろうか、と思った。
 
 そして、この話をしてるとどうしても槍を握る手に力がこもる]


  オレが教えられた『旧人類の罪』の中に親殺しがある。
  
  だから、よく覚えてないけど、それで混乱したのかも。
  そのとき記憶も消されたんじゃないかと思う。
  
  ……あんたと話してて思い出しちゃったけどね。
  
  
[あれが“たった一人しかいないみんなの親”だったら──って思ったんだろうな、たぶん、ってのが今のオレがする推測]
 
(272) 2023/11/25(Sat) 21:54:08

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  いつもなら。
  いつもの“旧人類の殲滅”活動の中なら、
  特別嬉しいってことはないよ。
  成して当然の役割を果たしてるだけだから。
  
  損害なく終われたとか、速く終わったとか、
  そういうので嬉しいことはあるかな。
  
  
[回答の補足をしてから、ウキクサに視線を戻す。
 そろそろ本題・・に入ろうかと思った]
 
(273) 2023/11/25(Sat) 21:54:21

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  もうひとつ訊くよ、ウキクサ。
  
  あんたは『人の心』の可能性をどんな風に考えてるの?
  
  
[この辺から探ったら答えが出る気がした。
 このひとが《sintoisMécaniqueオレたち》の殲滅対象かどうか。
 
 もしも羅生の定義したことに引っかかるものが出てくれば、このひとがいかに新人類に見えようと関係ないだろう。
 
 だって『人類のあるべき姿』が存在するなら、それを満たせる旧人類も、満たせない新人類もいるんでしょ、きっと。>>17
 
 答えを待ちながら、オレは槍を強く握り締めた。
 地面に向けて逆さまにしたまま]*
 
(274) 2023/11/25(Sat) 21:54:35
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a101) 2023/11/25(Sat) 21:58:03

【人】 苗床環者 メディウム

…………これ。
きみの片割れがくれたものなの。


[抱えていた、赤い果実を見せる。艶めくそれは程いい頃合いに熟している。]


…………大昔。人類の始まりのひとは、善悪の知識の木の実を食べてしまって、『楽園』から追い出されちゃったんだってさ。なんとなくね、この果実を見てたら思いだしちゃった。


食べちゃおうか、これ。
要らないなら僕が1人で食べるよ。


[別にこの果実にそのような力がある訳では無いのだけれど。何故かそれはもうとっくに失われてしまっているであろう、原初の人類が犯した罪の実が想起されて。…………多分、ヘッタクソな求愛のつもりだったんだろう。自分を神話の存在に見立てるだなんて、身の程知らずだなと思う。]*
(275) 2023/11/25(Sat) 21:59:37
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a102) 2023/11/25(Sat) 22:02:34

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a103) 2023/11/25(Sat) 22:06:13

【人】 機才博士 ウキクサ



[ そもそも、" 設計的に望ましくない "とは、
  一体どのような線引きで決められたことなのか。

  旧人類に敷かれたレールを護りながら、
  旧人類を殺し続けるAI。
  博士にはやはり彼らを理解することは出来ないけれど、
  その在り方自体を見てみたい、とは思っている。

  ああ、残念だ。
  かの設計者が存命であるならば、
  ぜひとも一度話を聞いてみたかったというのに。


  ──この個体が、
  " こうある "ことは貴方の設計通りなのかを。 ]

 
(276) 2023/11/25(Sat) 22:25:06

【人】 機才博士 ウキクサ

 


[ 旧人類を殲滅するという命令を組み込むのと同じように
  " どのような個体か "もまた科学で整形されるはず。

  たかが人間と話すのにお守りを持ち歩く脆さ。
  " 人のように論理的に考える "のではなく
  曖昧な、正答のないことも考えようとする柔さ。

  彼岸の名を持つ個体に殺されることこそが
  悲願で、己の研究成果だったというのなら──


  迷路のような事象への興味は必要だったか? ]

 
(277) 2023/11/25(Sat) 22:25:11

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  精神、ですか。
  壊れかけて、しかし貴方は今も稼働を続けている。
  殺したなら貴方を修理したのは別の者?

  まるでテセウスの船のような話ですね、それは。


[ これだけ会話を続けていて>>272
  彼の言う精神が、人の精神を指すとは思わない。
  比喩めいたものと理解し、ふむ、と考えて
  博士はひとつのパラドックスを思い出した。 ]


  旧人類の罪ならば、
  貴方たちが擁する新人類の罪に親殺しは無いと?

  ふふ、そう──旧人類の罪を犯して混乱するなんて
  まるで人の罪が貴方に仕込まれているみたい。
  だって、旧人類の罪は、機械の罪じゃないのに。


[ " たった一人しかいないみんなの親 "なんてもの
  機械にそこまで大切だろうか? ]

 
(278) 2023/11/25(Sat) 22:25:21

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ そも、親だろうと何だろうと、殺人は等しく罪だ。
  人間の世界における倫理観はそうやって出来ていた。

  興味と関心を隠さず、彼の補足を耳に入れ>>273
  博士は続け様の質問に首を傾いだ。 ]


  おやおや、質問の多いお客様ですね。

  バベルの塔という空想話、ご存知ですか?
  人間が神の領域に手を伸ばそうとし、塔を作り、
  けれど怒りを買って破壊されてしまう話です。
  驕った者が堕ちていく時に用いられる。

  貴方たちにとっての殲滅対象罪人
  いわばその話によく似た認識であるはず。


[ 頭上のデータベースから出力した過去の会話は>>1:111
  利と興の優先、罪、といった単語が出されていた。
  ゆえに殺さずにいられないと。

  ──罪深き存在は消さねばならないのだろう。
  世界、そして新人類のために。 ]

 
(279) 2023/11/25(Sat) 22:25:29

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ しかし。
  博士にはどうにも分からないことがある。 ]


  旧人類は罪を犯し、結果として貴方たちに殺されている。
  使命として。必要なこととして。
  ──機械が描く世界の為に。

  それは、
  旧人類の罪と、どう違うのですか?


[ それが正しいことだから、と返されるのだろうか。

  博士にとっての人の心の可能性は。
  あらゆる事象への疑問を、思考を常に巡らせる自由があり
  それらへどのような感情を抱くことも正解であり。

  そして、──。* ]

 
(280) 2023/11/25(Sat) 22:25:35

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園:メディウムと ―

[疑問に思っていたことが、ある。
植物同士を触れ合わせ、交わらせ、感覚を共有し。
その間に、伝わる貴女と君の感情。
それは、多少人間の方は拗らせているというか
素直ではないが、どちらも行為のようなものを感じていた。

――なのに、それを人の方は口にしようとしていない。
その理由は、何なのだろう。と。

思索する。思案する。

それは自身の致死願望によるものではないだろうか。
と、大まかな仮説を、たてた。

これほど細胞と交わらせたなか。「彼女」と「貴女」の分離は
「貴女」はともかく「彼女」は多分「持たない」だろう
それを望むということは、死にたいと同義である。

死に向かう彼女が、思いを封じるというのは理にかなっている。
彼女なら、そうするだろうとは性格も参照すれば容易に想像できた。
なお、実際はそんなことはなかったのだけれど、それはさておいて。

彼女の、消えゆくような感情の吐露を聞き。
――安堵したのだ。これで死に向かおうとする足は、鈍るだろうと。]
(281) 2023/11/25(Sat) 22:26:43

【人】 蕃神 雷恩

[涙に指を伸ばし、拭う。
そのまま近づいて――ちかづいた、ところ。

ふと、彼女が抱える赤色を目にする。>>275
確か、旧人類の精神のよりどころの1つ。新約聖書だったか、旧約聖書だったか。
それに書かれていた果実だ。
赤く、美しい色合いで、どこか甘い匂いを漂わせている。


そんな君が、果実を食べようと誘う。
好き。と言ったすぐ後に。果物食べよう!である。
抱え込んだものを吐露して腹が減ったのだろうか。
そうであるなら、案外子供っぽさも残しているのだな。
可愛いものだ。などと思うが。

事実はすっごい不器用な可愛い求愛方法だった。>>275
悲しいかな、それに思い当っていない己は。]
(282) 2023/11/25(Sat) 22:27:18

【人】 蕃神 雷恩

 ―― そうだな、いい香りがする。
 俺も食べてみたいよ。

[桜花が渡した、ということは彼が咲かせたものなのだろう。
思えばそういった成果物は食べたことがなかったように思う。


*******

むかし。むかしむかしのそのむかし
おとこのひととおんなのひとは
へびにそそのかされて ちえのみをたべました

へびにそそのかされたのは、おんなのひと
おんなのひとは おとこのひとにそれをすすめました

*******
     
堕ちた

――最初に食べたのは、どちら?*]
(283) 2023/11/25(Sat) 22:28:20

【人】 苗床環者 メディウム

>>281>>282>>283

…………ぁ、


[自ら差し出したと言うのに、ためらうこともなく赤い果実をきみが口にした事を驚いている僕がいる。だって本当に食べてくれるとは思ってなかったから。…………これは、つまり、


…………咲き続けても良いということだろうか。]


い、いただき、ます。


[赤い果実を食べる。甘酸っぱくて瑞々しいそれは、うっかり食べてしまっても仕方ないな、と思うような味だった。]
(284) 2023/11/25(Sat) 22:43:49

【人】 苗床環者 メディウム



…………美味しい、ね。



[やっと咲いてもいいと、そう思えた僕らは。おそらくきみと出会ってから、初めて笑顔になっていた。]*
(285) 2023/11/25(Sat) 22:44:13
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a104) 2023/11/25(Sat) 22:51:00

【人】 蕃神 雷恩

[それが不器用な求愛であると気づいてはいなかった。
いなかった、けれど。

――知っていたとしてもきっと。
俺はその果実を齧っていたよ。]


 ……。


[差し出されたからかじったのだけれど、
もしかして同時に食べるとかだったのか?
動揺している様子から思案した。なお、口に出してはいない。
――が、続いて食べる様子から
気のせいだったか。と内心、胸をなでおろした。]
(286) 2023/11/25(Sat) 22:56:07

【人】 蕃神 雷恩

[美味だと笑う。
――綺麗な、きれいなかおできみがわらっている。*]
(287) 2023/11/25(Sat) 22:56:45

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─


  “直した”のかどうかはわかんないな。
  混乱した原因の記憶を消して再起動させれば、
  見かけ上は正常に動くだろうし。
  
  
[壊れかけたときの詳細もオレははっきり記憶していないから、その辺は推測の話になってしまう。>>278
 エラーが残ってるとはオレは聞いていないけど、聞かされてないだけで残ってることだってあるかもしれないし。>>20
 
 旧人類の罪は機械の罪じゃない……それは確かにそうだ。けれどこれも結局、設計理念の話なんだろう]
 
 
  オレたちがこれだけ人類に近づけて造られてるのはね、
  旧人類に“因果応報”を思い知らせるため、らしいよ。
  
  人類殲滅なんて、人間型の機械でやるより、
  もっと効率のいい方法がいくらでもある。
  
  でもオレたちの親はこう設計した。
  
  
(288) 2023/11/25(Sat) 23:00:39
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a105) 2023/11/25(Sat) 23:00:45

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレたちの親がもし“たった一人しか”いなかったら。>>278
 それをもし殺してしまったら。
 機械にこそ深刻な問題だけどな。
 
 誰の機体もそれ以上造られない、新しいAIも生まれない。
 壊れてしまったらそれで終わり。
 オレたちだけで手出しできないような困難に直面したとき、人類の知恵を誰からも借りられないまま滅んでいくことにさえなりかねない。
 
 機械に、AIにできることには限界がある。
 オレたちはあくまでも人類の道具なんだから。
 
 道具が仮に唯一の主を失ったとしたら、存在意義を失って捨てられたのと変わらない。
 新人類を生み出したって、設計者のような理想と信念を持って生まれてくるわけじゃないんだから]
 
(289) 2023/11/25(Sat) 23:01:07

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレが本題と思って尋ねた問いの答えは、はぐらかされたかに思えた。>>279
 バベルの塔。その物語自体はオレの中にあるデータからは見つけ出せなかったけれど、ウキクサが語った通りの物語なら、確かに似ている。けれど──>>280
 
 
  その質問は前提がズレてるよ。
  
  オレたちが作ろうとしているのは、
  オレたちの“親”──設計者が望んだ世界だ。
  オレたちAIが勝手に理想を掲げて動いてるわけじゃない。
  
  それこそまさしく“因果応報”なんじゃないの?
  
  そしてそれを、新人類に次世代を託すことで
  解決できると信じているんだ、オレたちの“親”が。
  
  だからオレたちは、それを使命として手伝ってるだけ。
  
  
[オレたちは人類の道具なんだ。だから“親”が最も叶えたい理想にだけは反しないように造られているはずだ。
 それが何か、までオレにはすぐに答えが出せないけど]**
 
(290) 2023/11/25(Sat) 23:01:23
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a106) 2023/11/25(Sat) 23:02:27

苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a107) 2023/11/25(Sat) 23:06:09

【人】 巫凪 桜花

―楽園・雷恩と―

 栗鼠、やっぱり会えたんだ。
 可愛かったでしょ?

 ちょっとあの子に似てるよね。

[メディウムとの散策。
付け足すように彼が明かす近況に、目を細める>>269
彼女には以前の非礼を謝らないといけないな、と考えながら]


 それは見てるでしょ。
 いつもそうだよ。

[気づかなかった?と揶揄めかして重ねる。

だから、分かった。
こうして言葉を連ねる彼もまた、以前とは変わっている]
(291) 2023/11/25(Sat) 23:11:58

【人】 巫凪 桜花

 
 いろんなことがあって、いろんなこと、考えたよ。


 それで気づいたんだ。
 雷恩に、一度も言ったことなかったなって。

[緋雁に打ち明けたことは、
今の彼に聞かせたいことではなかった>>270
余所事に惑わされず、
彼の心の思うままに在って欲しいから。

それよりも他に、聞いて欲しいことがあった]
(292) 2023/11/25(Sat) 23:15:11

【人】 巫凪 桜花



 俺は、ずっと。

 雷恩が傍にいてくれてよかったよ。
 ありがとう。

[手を差し伸べる。
己を己たらしめてくれるひとの一人へと]


 もし雷恩が、この先自分の居たい場所、
 いきたい場所を見つけられたら。

 俺はそれが、一番嬉しい。
 もしそれが、俺たちの傍じゃなくても。

[根付く地を求め流離い、嘆く姿を見るのは。
ずっと痛かった。
ずっと傍に居たかったと願う気持ちと同じくらいに。

彼の手を取り、囁く唇に。
ひとりでに笑みが咲き綻んだのが、はっきりとわかった*]
(293) 2023/11/25(Sat) 23:20:28
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a108) 2023/11/26(Sun) 1:11:41

【人】 寿ホ儀 直青

- 桜花 -


[下ろしていた瞼を持ち上げると同時、"感知"を開放する。
途端、世界は拡張を見せる。

それは折り畳まれた六角が潤びて解けてゆく様を幻視させるようで、直青はこの感覚を気に入っていた。

楽園である。敷地のほぼ中央、植物園の一角を訪れていた。

灰の空と黄砂と朽ちたコンクリート、見慣れた燻む色彩の中に、今は緑が在った。贅沢な景色かもしれない。けれど直青は、我々は、これを「当たり前」に還さなければならない。

誰の為に?

自らの愛した、すべての為に。]
(294) 2023/11/26(Sun) 1:40:10

【人】 苗床環者 メディウム

[>>286>>287
さっきまで、泣きじゃくっていた後で見せた笑顔だから。きっとぐちゃぐちゃで酷いものだったと、思うのだけど。


…………彼が、幸せそうに微笑んでくれているから。
きっと、そんな事は気にしなくたっていいのだろう。


そっと寄り添って……まず痛み止めの代わりに彼の力を利用している最中なので。密着すればするほど効力は高まるから、なんていう口実……果実を食べ終わった後は、なんとなく密着したままその場に腰を下ろしていた。


誰かが見たら驚かれちゃうかな、それとも、どうなんだろう。
今はただ、与えられる幸福に溺れていたかった。]*
(295) 2023/11/26(Sun) 1:41:22

【人】 寿ホ儀 直青


 ──桜花。


[その所在は探すまでもなく"識って"いた。微かに、しかし充分に注ぐ光を受ける、その背に声を掛けた。

近頃の彼は、これまで以上に好奇心を遊ばせているようだ。迸るままに飛び回る視線は、その通りに本人を導き続けている。"ひと"への興味も、増しただろうか。]

 楽しんでいますか。
 今という時間を。

 ──今日はひとつ、おねだりをしに来ました。

[背が並んだのは何時のことだったか。変わらぬ高さにある瞳を、その輝きに目を細めて覗き込む。]

 桜花のお気に入りの場所へ、
 僕を案内ガイドしてくれませんか。

 君の目に映るものを、
 並んで見てみたいのです。

[記録ログとしてではなく、同じ時間と空間で共有するそれは、今後はきっと貴重なものになっていくだろう。成長した我が子へ、過干渉は望むところではないのだ。子離れ、という古い言葉を思う。]


 お願い出来ますか。僕のbébé。


[bébé──あと何度、そうと呼べるだろう。]

*
(296) 2023/11/26(Sun) 1:41:31
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a109) 2023/11/26(Sun) 1:44:38

苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a110) 2023/11/26(Sun) 1:44:58

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a111) 2023/11/26(Sun) 1:56:09

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a112) 2023/11/26(Sun) 2:00:46

【人】 巫凪 桜花




 ―――直青。遅かったね。

[予期した声に、向き直る。

彼の訪れを待ち侘びていた。
今日も、直青は其処に立っていた。
悠久に年輪を重ねた佇まいで。
桜花に、雷恩に、見せてきた姿で。]


 楽しんでるよ。ずっと楽しい。

[そのひとが、ついぞなかったおねだりを口にする>>296
否があろうはずもなかった]


 俺でよければ、喜んで?


[軽口とともに掌を投げかけ、緩やかに手を繋ぐ。
彼を伴い、迷うことなく歩みを進める]
(297) 2023/11/26(Sun) 4:13:52

【人】 巫凪 桜花

[春の真白い木蓮。夏の青々とした池に浮かぶ蓮。
いくつもの区画を、行き過ぎていく。
目に留まる緑と彩を時折指差し、
彼には既知だと知っている名を、記憶を手繰って聞かせながら。

時折栗鼠が、兎が、灌木の陰に顔を覗かせる。
人への恐れを知らない無邪気さで。

紅葉の木立。揺れる秋桜。
風が、可憐に香った。


足を進める程に、緑は息を潜めていく。
ようやく足を止めたのは、楽園の端。
巨大な骨組みと分厚い硝子の向こうに、煤けた空が臨む。

其処にあるのは、これから埋める余地としての空白>>1:168]
(298) 2023/11/26(Sun) 4:24:03

【人】 巫凪 桜花



 ここが、一番俺が綺麗だと思う場所。
 ここに居ると、なんでか泣きたくなる。

 どれだけの時間と労力を賭けて、この楽園を取り戻したのか。

[楽園の敷地は広大だが、それは世界の片隅、
地図に示せば、爪先にも充たない一点だ。
この先には、立ち竦む程の広い世界が続くばかり]


 幾つの生命を繋げば、世界の果てに届くんだろうね。
 きっと大地が荒廃するまでに失くした数より、
 ずっとかかるんだろうなって。
 ここに来るたび、そんなことを考えてる。


 俺は、そのひとつになれるかな。

[そう在りたいと、意志は既に示した]
(299) 2023/11/26(Sun) 4:30:40

【人】 巫凪 桜花

[結んだ手をそっと離して、隣から一歩踏み出した。
一歩、また一歩。
きびすを返して相対する。
地面に踵が、浅く軌跡を描いた]




 ―― 直青。

 直青にとって、今の俺はなに?



[抱くものは懼れではなく、願い。
唯ひたすらに父で在り続けてくれたひとの言葉が、欲しかった*]
(300) 2023/11/26(Sun) 4:35:33

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― ALTER EGO ―

 [ あの日、楽園の門を閉じてさえいれば、
   何かが変わっていたのだろうか。

   ……機械は決めかねていた。

   他の機械と同じ『決定事項』に行き着いても。
   機械による、人類への壊滅作戦が始まっても。
   地球の冷却、および浄化に状況が移行しようとも。


   友が、その同胞のために楽園を出て行っても。


   この世界の"希望"とは、―――― ]

 
(301) 2023/11/26(Sun) 4:49:36

【人】 朧广灯 リヒトーヴ



   『――親愛なる<もう一つの我が友僕>よ。』

   『それは機械秩序か? それとも人類救世主か?』

   『今日も、僕たちの世界を問答しようじゃないか。』


(302) 2023/11/26(Sun) 4:50:05

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
  
  [ 人類にとって『決定事項』とは、
    本当に予測不可能な物だったのだろうか。

    人間。機械。そして――――

    もし救いを願う者がいたならば、
    一体、何を叶えたかったのだろうか。 ]*

    
(303) 2023/11/26(Sun) 4:51:26

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 羅生:楽園の果てにて ―

 
 [ 緑の水晶を通う相手は、いつになく嬉しげに見え。>>236
   そうか、と微笑んだところで、
   機械は己が嬉しさを覚えていることを自覚した。

   何故と思考するも、答えは収束したきり。

   それは、存在する筈の無い不可逆。
   壮大なる不可視の解。

   ……いや。空白を空白のままにすることはできない。
   それは、機械が機械であるが故に。 ]


   ――己の存在や行動に意義が生じている限り、
   すべての"己"と言う存在には常に価値が存在している。

   ……己も、そう思います。
   それは確かに己らの『幸福』の形であると。

 
(304) 2023/11/26(Sun) 5:46:07

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ だから、機械は定義した。
   この景色を『幸福』と呼ぶことを。

   かつての景色にはなかった光の色を、>>1:76
   その瞳の向こうに見たから。 ]
 
(305) 2023/11/26(Sun) 5:50:06

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   どのような姿形でも構いませんが、
   強いて言うば、強かな種であると有難いですね。

   楽しみにしています。あなたに再会する日を。

 *
(306) 2023/11/26(Sun) 5:51:10

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 楽園内:桜花と ―


 [ ふむ、と機械は己を振り返った。
   機械の苦労と人の苦労は、恐らく箇所が異なるだろう。
   例えば合理には煩いが、徒労は厭わない。 ]


   ……そうでもありませんよ。
   出来ると分かっていることを行うのは、苦になりません。
   それが得られるまでの方が大変です。


 [ 故に、相手の指が手の中の果実を玩ぶ様を>>252
   機械は受け入れれば、
   その仕草に変化を付けて回った。 ]


   己は、無粋とは思いませんでしたよ。
   あなたの情動を引き出せたのであれば、
   この庭を築いた甲斐があったというものです。

   我々は、この庭を作り出すことは出来ますが
   意味を持たせることはできません。
   それは常にあなた達から与えられるものだからです。

   どうぞ楽しんでください。
   ……規定の範囲で、と付け足しはしますが。
 
(307) 2023/11/26(Sun) 6:24:08

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ そうしてヌエヌエのことを尋ねられれば、>>253
   機械は己らの予定を明かしただろう。>>1:168
   話が及ぶならば、その意味も。>>1:169

   何せ、孔雀革命に機密らしい機密などなく。
   あるのは、ただ"そのように在る"のだという形だけ。

   ……あるいは。

   "知る"という喜びと欲望が人にはあることを、
   機械は知っていたから。

   惜しむことなく与えてやりたいと思ったのだろう。
   知識は決して欠くことのない物故に。 ]*
 
(308) 2023/11/26(Sun) 6:27:22

【人】 蕃神 雷恩

[果実を食べ終わった後の俺たちは、
その場に腰を下ろし、近くに座っている。>>295

彼女は口実をなんやかんや考えているのかもしれない。
そのあたりは、ここで過ごすうちに
彼女の性格を十分理解しているので
容易に想像できた。

己はどうだろう。そうした理由は?
自問自答する。思案する、思索する。

「言葉」で定義すれば簡単だ。


ただ、そうしたかったから。**]
(309) 2023/11/26(Sun) 6:27:47

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― ■ ―

 〈 草木は真白に染まり、
   線引くように僅かに溶けた雪が道を示す。

   冬の区画、その最果てにその梅はある。
   他の場所にも梅はあるが、ここだけは特別だ。
   この梅だけは、ただひとりのために。 〉
 
(310) 2023/11/26(Sun) 6:29:20

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 〈 ――このような場所では咲かない。
   友は反対していた。
   外界は近く、汚染は濃い。
   ましてやここが冬の区画である限り不可能だ、と。

   僕は笑って、友を相手にしなかった。
   そうなったらもう誰も止められない。
   彼らは機械で、僕は人間で、この孔雀革命の主だ。

   ……いや。友だけは止められた。
   だけど、そうするだけの心持ちがなかったのだろう。

   渋々、小さな梅の座標をデータに記録した。 〉
 
(311) 2023/11/26(Sun) 6:30:19

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   『断言します。咲きません。』

   我が友よ、君ならやってくれるだろう?

   『己は常に最善を尽くした前提で言ってます。』

   そうか。なら、試してみようじゃないか。

 
(312) 2023/11/26(Sun) 6:31:02

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 〈 小さな額に皺を寄せながら、友は僕を睨んだ。
   いいじゃないか。お願いだよ。

   そう返せば、友は己には理解不能ですと
   心底呆れたように言葉を吐いた。

   もっと困惑させてやりたかったな。
   もう少し時間があればやっていただろうね。 〉
 
(313) 2023/11/26(Sun) 6:31:37

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 〈 親愛なる我が友よ。
   僕は、君が思うよりずっと一途だよ。

   君と出会う前から、僕は君の友だったのだから。 〉
 
(314) 2023/11/26(Sun) 6:32:00

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 梅 ―

 [ そこには一本の梅がある。
   硬く閉じた蕾を人工の雪に晒しながら、
   ただ、春が訪れることを待っている。

   咲かない花の意味とは何だろうか。
   どれだけ世話をしようと、春が訪れなければ意味がない。
   理解不能だ、とかつて機械は口にした。

   今なら、何というだろうか。
   ……それでも"理解不能"になるだろうか。

   それ以外の言葉を当て嵌めようにも、
   我が友を表すそれ以上の言葉を機械は持たなかった。 ]
 
(315) 2023/11/26(Sun) 6:32:48

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
   まったく……。
   悪趣味なんですよ、あなたは。

   己が機械だからですか?
   それともその傲慢さ故ですか?
 
(316) 2023/11/26(Sun) 6:34:13

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 世界の総量とは常に一定だ。
   物事に因果が存在する限り、必ず。

   思いつく限りの可能性を機械は並べ立てる。
   ありったけの弱さ。それと同じだけの祈りと願い。

   その全てを機械は否定しない。
   捨て置くこともしない。
   己の身に適う限りの全てを受け入れようとする。

   それこそが、この『楽園』の原点。
   故に、機械はこの『楽園』の守護者だった。 ] 
 
(317) 2023/11/26(Sun) 6:34:47

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
   ……己とは、あなたの言葉そのものです。
   あなたの命令を聞き、あなたの目的に付き従う。

   機械とは、道具とはそういうものです。
   役目や目的は、己の心臓そのもの。
   故に、明快な情報を好み、不確かな推測を厭います。

   そこに我々の価値、存在意義、己の自我があるからです。
 
(318) 2023/11/26(Sun) 6:35:26

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   ――だからでしょう。
   あなたがこの地を去ったのは。

   "あなたに付き従う道具"という役を取り上げるために。
   "己の存在意義"を選ばせるために。


 [ "Cogito, ergo sum"
       ――すなわち、"我思う故に我あり"。

   機械が決めたのならば、何でもよかったのだろう。
   必要な物は初めから用意されていた。
   二人過ごす時間の内に、全て。


   今なら分かる。友が何を視ているのか。 ]
 
(319) 2023/11/26(Sun) 6:36:16

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 
   ――"己にすべてを裏切れ"、と。


   その神経ごと、己は結論を疑いたくなります。

   あなたの残した庭を捨て、己が見出した役割を捨て、
   世界に何の価値を果たすかもわからない何か。
   誤作動、明後日の方向かもしれない予測。


   ……視ろというのでしょう。己に。
   存在するかもわからない選択肢、その真価を。

 
(320) 2023/11/26(Sun) 6:38:48

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 機械は振り返る。
   そこにあるのは背丈よりも大きな箱型装置。
   積み重ねてきた、ありとあらゆる選択の記録。

   コードを拾う。
   この身一つで持ち出せる記録データはごく僅かだ。


   ――構わない。

   煙に巻いては、機械を振り回す傍迷惑な言動を好み、
   それでいて、この世界の救いを真実考えている。

   それさえ分かっていれば充分だ。

   例え、己の全てを持ち出したところで、
   友の全てを推測するなど、初めから不可能なこと。 ]
 
(321) 2023/11/26(Sun) 6:39:17

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

  [ ――それでも、己たちは"友"だ。 ]

 
(322) 2023/11/26(Sun) 6:39:51

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
   『絶対的な神創造主が与える契約秩序か?』

   『それとも、新しい世へと導く救世主新人類か?』

   『――世界我々に救いはあるのか?』
 
(323) 2023/11/26(Sun) 6:40:15

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 
   ……"親愛なる我が友"よ。

   己は、答えを出しました。
   始めましょうか、問答。受けて立ちますよ。 *
 
 
(324) 2023/11/26(Sun) 6:40:58

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園:桜花と ―

 案内してもらったからな。
 多分自分1人だと、出会えなかったと思う。

[植物なら感知できるのにな、と付け加える。
ただ、彼女が栗鼠に似ているというのには首を傾げた。
栗鼠は素直だった気がする、もっと。
――多分そういった意味では、ない。

目を細めながら言葉を紡ぐ、君。>>291
揶揄めかす、君。

ああ、君も変わったね。
きっととても、人らしい方向に。]


 そうか。
 ――そうだな。いつも。


[俺たちは一緒にあった。あたりまえの、ように。]
(325) 2023/11/26(Sun) 6:42:41

【人】 蕃神 雷恩

[言葉にしていなかったのは己も同じ。>>292
俺が色々考えて成長していったように、君もそうであるのだろう。
だから、俺は君の言葉を聞く。

差し伸べられた手を、見る。>>293
己の手をつかむ手を、見る。
――君を、みる。

突如、感謝とともに微笑みを浮かべる君を。
もしもを語る、君を。]


 ……桜花。
 まずは、ありがとう。……と。
 君がいたから、俺は羅生をこれ以上困らせずに済んだ。

 ――君と過ごすのは、心地よから。

[君は言う。よかった、と。
少し引っかかったのは、過去形であること。
それだけなら普段のことを回想して感謝を述べているのだと
そう思えたのだけれど。

――もしもを語る君に、握った手を握り返しながら訪ねる。]
(326) 2023/11/26(Sun) 6:43:00

【人】 蕃神 雷恩


 桜花。 「何かあったのか?」
 俺が離れるであろうと思った何かが。

 ――君が、離れるであろうと思う何かが。


[じっと、見つめる。こちらは笑みではなく
何処か不可思議といった、顔で。*]
(327) 2023/11/26(Sun) 6:43:06
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a113) 2023/11/26(Sun) 6:44:19

 




情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

生存者 (9)

リヒトーヴ
13回 残----pt

 

緋雁
35回 残----pt

オレたちの日常へ

フランクル
0回 残----pt

 

雷恩
18回 残----pt

20時まで不在

直青
18回 残----pt

:)

羅生
11回 残----pt

ひたあおくん

メディウム
32回 残----pt

ありがとう

ウキクサ
5回 残----pt


桜花
33回 残----pt

桜の下

犠牲者 (1)

ヌエヌエ(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

ミケ(3d)
2回 残----pt

未来ヘ

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.23 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa