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アルレシャは、誰よりも先に、処刑室へ。 (a0) 2022/03/05(Sat) 21:34:34 |
バーナードは、処刑室へと歩いていく。足取りは……普段通りと言ってもいいだろうか。 (a1) 2022/03/05(Sat) 21:36:28 |
ロベリアは、自室。…から上着とポーチを手にして処刑室に早足で向かう。 (a2) 2022/03/05(Sat) 21:37:58 |
【人】 蒐集家 テンガン「――さて」 今日はここからが本番だ。最後の、かはともかく。 傷はすべて治してきた。考えられる準備も全て行った。 ショットガンを手に、処刑室へ向かう。 (0) 2022/03/05(Sat) 21:38:30 |
ナフは、処刑室へ足を運ぶ。真っ先に居る夢幻へと笑いかけた。 (a3) 2022/03/05(Sat) 21:38:31 |
ムルイジは、少し考え込み、ゆっくりと処刑室に向かうだろう。 (a4) 2022/03/05(Sat) 21:48:41 |
【人】 衝撃波 ポルクス処刑の時間。男は今日も自室にいる。 自室に居るにも関わらず扉は薄く開きっぱなし。 動く人の音の行く先を心臓で追っていた。 「…………、」 どうしても気になってしまう。 完成した曲の楽譜を乱雑に片付け、中継を繋いだ。 (1) 2022/03/05(Sat) 21:48:50 |
シェルタンは、これまで通り処刑室に向かう。 (a5) 2022/03/05(Sat) 21:54:35 |
シトゥラは、いつも通り向かう。きっとゆっくり先を行っていた翠に追いついて、一緒に。 (a6) 2022/03/05(Sat) 21:58:59 |
【人】 白昼夢 アルレシャさて。 誰よりも早く処刑室で待っていた最後の狼は、手に軍用ナイフを一つ握っていた。 指先で刃を少しなぞる。薄ーく皮膚が切れる。これは幻ではない。 「僕はな」 人が増え、大体揃ったかというタイミングでいつも通りの声色で紡ぎ始める。 ゆっくり、笑いかけてくれた世捨て人に近付いていく。 「僕は死ぬのがとっても怖い。治るとしても。でもこうして死ぬと分かりきっていると」 にこり、とハーミットに笑いかけて。 その腹に、ナイフを突き刺すだろう。ずぶずぶと埋めるように。 「なんでも出来そうな気がする。 暴れ足りない 」もしハーミットが傷を受けてくれるなら、ナイフを引き抜いて出入口付近に突き飛ばしにかかる。塞ごうとするように。 その傷は、即死はしないだろうが、放っておけばじわじわと命を蝕むものだ。 [▽] (2) 2022/03/05(Sat) 22:12:13 |
【人】 白昼夢 アルレシャ「最後の見せものだ!俺と踊れよ!」 声を張り上げる。 途端、アルレシャの周囲足元から ドレスを焼くような炎 が噴き上がる。一拍後、頭上に高く手を掲げる。 琥珀の礫 を呼ぶように。処刑というより、これは討伐だ。 処刑室をステージとした、この狂った狼を殺してみせるといい。 (3) 2022/03/05(Sat) 22:16:17 |
【人】 疾風迅雷 バーナード>>2>>3 討伐対象 「――、」 自分の周囲にアルレシャの幻想に抗う風を吹かせながら、男は僅かに後方へ。この無礼講を通じて自分を信じる力を養った一方、大切なものに対しても信じる力を養ってしまったのだ。気軽に話せる同僚のもたらすそれらを幻想だと思いながらも、すぐさま完全に信用に値しないと切り捨ててしまうのは難しかった。 「戦えない奴はとっとと出ろ。戦える奴でも気乗りしないなら外行け、アイツ相手に庇うとかふざけたこと言ってられねえ。 殺る気も殺られる気もある人間……と、 『絶対殺らせない』 意思のある人間は残れ」周囲がどう動くか次第で男も動きを変えようかというところ。そもそもとして白兵戦向きではないため処刑室の外から攻撃できねえかな……と思いはするも、流石にそれが無粋であることは理解しているため口には出さない。 (4) 2022/03/05(Sat) 22:35:53 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ>>2 夢幻 君が歩み寄るのを、変わらぬ微笑みで見守っている。 それは約束された心中への足音。 静かに、穏やかに、佇んだまま、ナイフを腹に受ける。 柄までも、埋め込むことは叶うだろう。 「あ゛ッ……」 呻き聲。それは君に力を与えるだろうか。 衝動を。暴力。それは生への欲求への裏返し。 「はっ……ミラージュ……。それだけでいいのかい?」 ナイフ一本。動きに支障はない。深い傷は血を失わせ死に至るであろうが、これだけではまだまだ時間がある。ならば。 「それとも、隠者も舞踏会に招待してくれるのかい?」 埋め込まれたナイフを握り、引き抜く。 出血が酷くなるが、構いやしない。……残り時間が丁度良くなるくらいのものだ。 君の幻想が処刑室を塗り替える。 「――アルレシャ。宴は終わった。これは夢幻だ。 なにも、無い。 」凍傷を齎すような金属めいた声。君の見せたいものを見続けて来たコレは、初めてその幻想を否定する。 知っている。虚ろとは、コレの最も良く知るもの。 琥珀の雨 、炎のドレス の中、コレは平然と佇み、赤く濡れたナイフを君の腹へと向けた。 (5) 2022/03/05(Sat) 22:36:46 |
【人】 蒐集家 テンガン「殺される訳にはいかないが……困った。今回は守ってくれる人間はいないか」 大振りの盾をその場に立てる。 もちろんこの会場から去る気はない。仲間の最後の見せ場だ。 自分が殺されては困るし、すぐに 死なれても困る。 銃口はアルレシャへと向け。 「一体何人残る?」 (6) 2022/03/05(Sat) 22:46:55 |
バーナードは、守りが必要ならそちらにも風を飛ばす。炎は吹き消すものだろ? (a7) 2022/03/05(Sat) 22:48:47 |
アルレシャは、見様見真似の琥珀の雨を。室内に残る全員へ目掛けて落とす。 (a8) 2022/03/05(Sat) 22:56:14 |
アルレシャは、処刑室の外から遠距離で攻撃されたとて、文句を言いはしない。 (a9) 2022/03/05(Sat) 22:56:50 |
テンガンは、バーナードに感謝する。焼かれると熱い。 (a10) 2022/03/05(Sat) 22:57:55 |
【人】 泰然自若 シトゥラ「守りが足りないならそっちに回る」 柄に片手を添えながら、腰にもう片方の手を回す。 二つ。キューブを開ける。 水の塊が浮かぶ。浮かぶ。 「遊び相手が足りないなら構ってやる」 折角のステージだ。踊らにゃ損ってやつだろ? (8) 2022/03/05(Sat) 22:58:03 |
ナフは、この処刑、防衛には回れない。 無いモノからは護れない。 (a11) 2022/03/05(Sat) 23:04:56 |
ムルイジは、静かに呼吸を整える。 (a12) 2022/03/05(Sat) 23:06:59 |
【人】 時魔嬢 クロノ「…最悪ね、幻想とはいえ肌によくないわこんなの」 自分がこの炎を炎だと認識してしまった以上、思った通りの影響を受けてしまうだろう。 「んー、了解。私は戦うの嫌だから出ていく事にするわ」 くるりと踵を返す。数秒も歩けば、処刑室の鉄扉の外だ。 「───ただ、折角だし」 数秒で立ち去れるなら、残った数秒は抗ってもいい時間だ。 その手には、投擲用のナイフが握られている。 (10) 2022/03/05(Sat) 23:16:41 |
【置】 時魔嬢 クロノアルレシャの身体には、(5)1d6本のナイフが突き刺さっている。 恐らくは投擲されたのだろう。とはいえそれほど深くは刺さっていない。 加えて辺りにはあなたへの狙いを外したのだろう、沢山のナイフが散逸している。 殺意には足りない、単なる"あてつけ"だと、理解に及ぶだろうか。 「それじゃ、後は任せた!」 当の本人は捨てゼリフの様に吐き捨てて、鉄扉の向こう側へ。 "ここまでくれば大丈夫"と、クロノが確信するところまで。 (L0) 2022/03/05(Sat) 23:23:26 公開: 2022/03/05(Sat) 23:25:00 |
【人】 従者 ムルイジ「―――さて」 「本物を見せないのは失礼にあたるだろう?」 小柄で大人しくはしてくれないであろう貴方に当てるのなら。 数も精度も必要だ。故に呼吸を整え、集中して。 あの日の様に、数十の結晶を創り出す。 ―――全て、貴方の為の贈り物だ。 幾つが貴方に触れられるかは分からない。 けれど、それらは様々な軌道で貴方を追うだろう。 (12) 2022/03/05(Sat) 23:36:47 |
【人】 『巫覡』 ロベリア最後の吠えは最後の狼を選んだ。 だからといって何をするでも無く、今がある。 ゴーグル看守の声は聞こえているが、アルレシャと踊るのは楽しそうだと思ったが故に残る事を決めた。 ここでいいものを想像してくれる人いたら寄って行くのだが、そもそも維持するのに疲れそうだとも思う。 褐色看守に助けられるのは 癪 だが、返却の為に持ってきた 彼の傘を自分の身を守るために使う事にした。それから頭上を見上げて………。 「………綺麗だな」 炎 も琥珀の雨 も、美しい。本物だろうが偽物だろうが、そう感じたから言葉を零した。 アルレシャの想像を形にしたらきっと楽しいのだろう。 …まあ、幻だと知らないから、焼ける感覚もあの雨の痛みも普通に受けてしまうのだが。 (13) 2022/03/05(Sat) 23:39:59 |
【人】 規律指揮 スピカ「はい、戦いに参加します。」 退くつもりはない。戦えないわけでも、戦いを嫌うわけでもないのだから。 それに、もし暴れる人が外に出てしまって、人を殺すのは悪いことなのだから。そしてそれを止めなければいけないから。 ──それが事実かは別として。 そして、スピカにも向って雨が降るというのなら少女は反撃をする。たまたますでに散乱していた、そのなかの足元にナイフを攻撃してきたアルレシャに投げつける。 (14) 2022/03/05(Sat) 23:43:57 |
【人】 泰然自若 シトゥラ「……ムルイジも無茶はすんなよォ」 水が広がる。炎を沈めるように、舐める熱を冷ますように。 ……さて、障壁はどの程度シトゥラを守るだろうか。 結論から言う。 琥珀 がシトゥラを害する事は、有り得ない。 シトゥラはそれらが自身を害するものだと思わないし、もし微かな疑念があったとして、その程度なら 障壁 が遮ってくれただろうから。周囲を探知しながら、シトゥラは佇んでいる。 (15) 2022/03/05(Sat) 23:48:08 |
ムルイジは、シトゥラ様へ。「貴方こそ、無茶はしないでくれ」 (a13) 2022/03/06(Sun) 0:08:21 |
【人】 人形師 シェルタン舞台は整った。 狂った狼は猛り、群れる犬狼は護り、英雄は迎え撃つ。 ならば、自らも舞台に上がる時だ。こんな楽しそうな舞台に、悪魔が乱入しない筈が無いだろう? 「……折角の狼様とのダンスの誘いだもの。 俺も頑張らないと、ね」 選んでいた武器は、三又の槍。 少々重いが、問題は無い。 虚実の言葉が染み渡ると共に。 狼へと向かい……素早く槍が放たれる!! (17) 2022/03/06(Sun) 0:24:49 |
【人】 白昼夢 アルレシャまるで慈悲のように奪い取れたナイフに みじめさを覚え、 舌打ちをひとつ。足払いの効果が薄いと手応えで分かれば、距離を取るナフからは視線を外した。あれをやるべきは今じゃない。 留まるのも仕方ない、恰好の的だ。強い弾が足元を抉るのは、そう考えてナフとは逆に飛び退く直後。 着地と床を踏みしめる足、を見計らったように身体に刺さっている5本のナイフ。いくら目がよくとも、見えないんじゃどうしようもない。 時を飛び越えるお前が一番苦手だ。 左腕に二本、左肩に一本、右腕に一本、脇腹に一本、を受けた。素早くスカートのベルトに軍用ナイフを刺し通し、右手で三本、左手で二本のナイフを引き抜いた。 痛い、痛い痛い痛い怖い死にたくない、まだ死なない、まだやれる! [▽] (19) 2022/03/06(Sun) 1:12:51 |
【人】 白昼夢 アルレシャーー本物には叶わない、美しさも威力もだ。 少なくとも、自分を白昼夢と知っているアルレシャにとってはそうだ。 たくさんの降り注ぐプレゼントに見惚れかけて、ナイフ五本を持ったまま体勢を低くした。 そのまま、全員に肉薄するくらいの勢いで縦横無尽に駆け回った。さて、一旦琥珀が撃ち尽くされるまではどれくらいかかるだろう。 スピカがナイフを投擲してきたのはその最中だろうか。 走り回る小柄に当てられるのならば、成長を祝わねばなるまい。 兎も角、これは勿論スピカにも近付く。攻撃というよりは、ぐいっと顔を近づけて。 「その言葉は本物か?ただの少女め」 シェルタンの言葉を揺らがせるように。笑い混じりに。慈しむように。 英雄ではなく道端の少女に接するように。ただそう言葉をかけた。尤も、当然のことこれはただの言葉だ。何の力もない。 そうして、足は悪魔の元へと。 射貫け、と命令さえたそれに追尾機能はあるだろうか?あれば、避けるのに苦労するかもしれない。が。 左手で持った分の二本のナイフを、投擲するには近すぎるほどの距離で、叩きつけるようにシェルタンへぶつけるだろう。 (20) 2022/03/06(Sun) 1:13:26 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ>>19 白昼夢 一度距離を取り、君の意識が外れたなら一度姿勢を整える。 腹の深い傷から失われる血。肢体の先の方が冷えていく心地。 治療を受ける気はない。共に逝くと言った。残り時間を測る。 混戦では邪魔になるだろうと鎖を手元に戻し、大ぶりのナイフを二本。 素早く目の良い君を 捕らえる ために、取り回しのいい武器による接近戦を選ぶ。ムルイジの 真の琥珀 が降り止むのを待つ間はあったろうか。無ければ多少の傷が増えたところで構うまい。シェルタンへ叩きつけられようとするナイフの軌道に割り込み、白銀の刃を君の軍用ナイフに叩きつけ受け止めようとする。 (21) 2022/03/06(Sun) 2:38:48 |
【人】 人形師 シェルタン>>20 狂った狼 貴方を射抜く為に飛ばされた槍は、手足として扱う様"吹き込んだ"為に。それと同等程度の追尾性だろう。 ともあれ体格を活かし素早く避けた貴方に当たる事はなく、近い距離から二本、自身に向かい刃が叩きつけられる。 しかしそれは、隠者の手>>21によりこちらには届かない。庇われる事を想像していなかった為に少々の瞬きを挟むが、理解すれば目を細める。 「……流石」 漏れた賞賛は心からのものだ。狂気と悪を何一つ取り繕わず謳歌する貴方は、この眼にはとても魅力的に映る。 槍の軌道を、今度は斜めに。当てる為?否、行動範囲を狭める為。 (22) 2022/03/06(Sun) 8:38:09 |
【人】 疾風迅雷 バーナード 処刑対象が撒き散らした琥珀の雨(>>a8)に関してはムルイジが処刑時に降らせたものの印象が強いのか、完全に無力化はできずとも吹けば飛ばせる程度のものとしての刺激に留めて。 しかし、続く縦横無尽(>>20)に関してはそもそも近接を許したくない人間であるために大きく出口側へと後退する。己より白兵戦に向いている従僕ですら状況がどうあれ殺されているのだ、自分がまともに相手取れるわけもないと判断している。そうしてその先日殺された従僕にちらと視線を向けてから、 「――……」 最後に攻撃対象へ鎌鼬を放つくらいはしたが、それは戦意ある者達の助けとなっただろうか。なろうがなるまいが男はそのまま処刑室を出て行くはずだ。 (24) 2022/03/06(Sun) 14:59:26 |
【人】 迅雷風烈 ラサルハグ「……下手すると他に当たるな、これ」 前のテンガンの時はみんなが比較的分散していたから、もといバーナードの為には他を気にする余裕も容赦もなく雷を叩き込んでいたのだが、この場だと『雷を撃ってもこちら側の手数を減らす悪手』になるのは分かりきっていた。【だから何もしていない】し、もう数度交戦したアルレシャは光と音で即反応できるだろうが、他は見てない人もいるだろうし。 なんて思考をしている所に投げられる視線に気付いて頷き、かかる声に『久しぶりの』通信に切り替えて返事をする。 (25) 2022/03/06(Sun) 15:23:19 |
【人】 迅雷風烈 ラサルハグ>>24 バーナードが撃ったカマイタチ 「最後に俺からも贈っておこう!」 バーナードが鎌鼬を放った瞬間、それに雷を当てて 属性 を帯びさせる。回避するか、直接触れない何らかの方法で払い除ければ『そのまま』だが、被弾したりリーチのある武器や素手などで払い除けると『雷の特性を帯びてナイフに刺された程度の痛み(痺れ)』の追加効果も浴びるだろう。簡単に言うなら、【威力2倍】と言った所だ。 去り際を狙われたら堪らないとばかりにそこは警戒して。余りこちらばかり見ることがあっても他が攻めに出ていつか隙もできるだろう。どちらにせよ、バーナードの呼びかけ通りこちらもその場を離脱した。 (26) 2022/03/06(Sun) 15:41:09 |
【人】 『巫覡』 ロベリア縦横無尽に駆け回る一匹の狼をとらえる術は無い。 とはいえ自身への接近が感じ取れるならば回避行動を取る。 回避し切れるかと言えば別だ。 「 どう、しよっか……な……… 」炎 も琥珀 も雷 も風 も水 も白銀 も自らでは生み出せない。誰かの想像が力となるか、あるいは………。 手元の銃に視線を向け、それから皆と踊る狼へ。 「 ………敵うはずもない、からね 」死を覚悟して動く以外にここに在る意味も無い。 軽く動きながら弾数の確認と狙うべき瞬間を待ち続ける。 (27) 2022/03/06(Sun) 16:32:44 |
【人】 白昼夢 アルレシャ血の匂いがする。自分のものなのかそれとも近くまで来た狂人のものなのか。 白銀の刃が己のナイフを止めるのを見る。拮抗、はしない。すぐさま手を離すからだ。 アルレシャは銃が好きだ。 だがアルレシャの戦闘スタイルは実のところ、銃撃戦向きではない。 シトゥラとの模擬戦であっさりとナイフを生成したり。 狩人に阻まれた際に手榴弾を投げつけたり。 スピカに看板を落としたり。 こうして、ナイフを振るったり。 アルレシャは、近接格闘術寄りのスタイルをしている。 向けられた賞賛と槍。 いつもならば軽口の一つ、わざとらしい猫かぶりの歓喜なんてものを返すんだろうが。何も言わずに悪魔を見た。 そこには悦すら伴わない純粋な殺意しかない。 ナイフを手放して空いた左手で槍の柄を掴み、勢いをつけて引っ張ってしまおうか。シェルタンの体勢を崩してやろう、と。 もしそれが叶えば、動きが制限されるのは自分よりもナフの方かもしれないが。なんせ、間に割って入っているんだから。 叶っても叶わなくても、ここに長時間足を止めてはいない。 ーーー演者はまだほかにもいる。 (28) 2022/03/06(Sun) 20:44:18 |
【人】 白昼夢 アルレシャ数秒は動きが止まっていただろう。その間に、そんなに威力の重たい弾を連射できるかどうかは分からないが。 弾が撃ち込まれている方向に、右手に持っていた三本のナイフを順に全て投げつけた。狙いは大まか、盾に守られるも構わない。牽制じみた動き。 そしてまた足を動かそうとして、出口付近へ向かった姿を見て速度を落とした。 スタミナはない。動き続けてはいられない。 出ていくなら早く出ていけ、そういう目をした。 して、ーー目を背けるのが一瞬早かったかもしれない。 「がっ……!?」 斬りつけられるはいい。そんなもの急所に当たらなければ。だから既に多めに攻撃を食らっている左腕を犠牲にしていなそうとした。 致命的なのはもう一つの方だ。 ばち、と走る痛みが頭の中に 恐怖 を思い出させる。動けなければなすすべがない! ……貴方に近い場所。 ぎり、と歯を食いしばって暫し硬直する狼がいる。 動けぬ間も無防備ではない。 手の中に鉄製のスコップを出現させて、殺気も顕わに方々を威嚇している。 (29) 2022/03/06(Sun) 20:44:55 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ>>28 >>29 蜃気楼 動く度に 足下が汚れる 。離れたナイフに刃を切り返して切り付けようとして、引き寄せられる槍を見る。 潜るようにそれを避け、一拍遅れた銀閃の間合いに君はもういなかったろう。 運ばれる酸素が足りぬ脳。ぐらりと視界が揺れる中、弾ける音を聴く。戦況を俯瞰する余裕など無い。ただその電気の音に反射的に君の隙を感じて、無理やりに体重を動かに再び君の方へ踏み込む。 スコップは 存在しない 。赤い足跡。 「 ――アルレシャ! 」君の 名を呼び、舞うように一閃、二閃。もう鋭さは無いだろうが、お前の 目 がこちらへ向けばそれでいい。獲物は、此方だ。 白い髪が視界に入るなら、それもまた処理すべき情報としてちらつくだろうか。 >>27 時を待つ狗を意識の端で捉えたなら、三閃、四閃。 畳み掛けながら視界を誘導する。 お前の目の前の獲物を見よ。 (30) 2022/03/06(Sun) 21:46:50 |
【人】 『巫覡』 ロベリア>>28 >>29 手負いの獣ほど怖いものは無い。 好機を伺いながらそんな事を思う。 そして今、待ち望んだその瞬間は訪れたようだ。 これを逃すまいと勢い良く白銀の傘を投げ捨て、銃を構える。 叶うならアルレシャに数歩近付いて狙いを付けやすくする。 名を呼ぶ事も、声を出す事も無い。ただ引き金を引くだけ。 彼に教わった全てをこの1発に乗せよう。 狙うは 中心 だ。踊ろう、アルレシャ。 当たればいい。自分にあるのは最低限の技術のみ。 身を守る術は今この手には何も無い。 こちらに向かうものがあれば回避は不可能に近いだろう。 スコップの存在も 認めている 。それが幻だと、ロベリアは 知らない 。 (33) 2022/03/06(Sun) 23:17:13 |
【人】 白昼夢 アルレシャ隠者がスコップを見ていないのは 見れば わかる。かといってそのためだけに一旦これを消すのも、ベルトに刺したナイフを抜き直すのも愛銃をとるのも、全て無駄に思えた。 だから、この痺れて動かない左腕はもういらない。 身体を揺らすように動かし、煌めく銀閃の的をそこに集中させる。 声には答えない。答えるだけの余裕はない。 白い髪が見える。俺のリボンの効果と似てる。 そちらに目を使っていれば、どうしても他への注意は疎かになる。 気付いた時には銃声と大腿に感じる衝撃があった。 何発かの銃弾が皮膚と肉に穴をあける。 退いた少女もまだ油断はできない。それ以上何を言うこともできない。 それでも気は配っていなければいけない。 目が足りない!障害物もだ! その場にいる者は、狼の背後に揺らぐような戦場の風景を見るだろう。赤い空、崩れた瓦礫と焦げた跡。 ぶつん、ぶつん、と脳から悲鳴が聞こえて、それらはすぐに消えてしまうのだけど。 鼻の奥に鉄錆の匂いを感知する。 そうして、腹の中心に熱を感じた。 じわ、と溢れ流れる血は即死には至らないが。 「……ッ!!」 まだ終われるか!! 足を踏み出すたびに血を流しながら、スコップを狛犬目掛けて縦に叩きつけようと。 (34) 2022/03/07(Mon) 0:16:29 |
【人】 蒐集家 テンガン>>34 「!」 狙いがロベリアへ向いて、それからテンガンは動き出す。盾と銃はその場に捨て走る。 もちろんその打撃を阻止するために動いたわけではない。 アルレシャの中身を暴いてやるのだ。 追い詰められつつある今がその機会だ。 スコップでの抵抗があろうと多少は耐えられる。この隙を掴むためにここまで無駄な怪我をしないよう気をつけた。 アルレシャの頭に指先を少しでも触れられるなら、全力で能力を使用する。 もしできるなら後頭部を掴み、逃さないような形で。 もっと気をつけて繊細な行使をしたならふわふわした違和感で済ませてやれるのだが―― この場においてはそんな配慮は一切しない。 強盗が盗みに入った家の家財の傷など気にしないのと同じ。 脳を掴んで、揺すり、ひっくり返して、それを幾度も繰り返すような感覚がアルレシャの平衡感覚を奪うだろう。 目的の情報を得る以上に抵抗を減らすため。 テンガンが見たいのは―― アルレシャが、今この場で、恐怖を感じているのか。 隠そうとしているであろう、それひとつだ。 探す過程で余計なものも見てしまうかもしれないが。 (35) 2022/03/07(Mon) 1:04:56 |
【人】 『巫覡』 ロベリア銃弾は手負いの獣を貫いた。 けれどもあれではまだ動きを止める枷にはなり得ない。 他の演者達がつけた傷を負って尚これなのだから。 すぐ様逃げようとして、肩と腕に走る痛みに顔を歪める。 模擬戦後、治療室に向かう事無く疲れを癒す為に眠りについたから、傷はまだ癒えていなかった。 その一瞬が迫る狼に接近を許す事になるのだが……。 ――…頭上に影が出来、狼が選んだ獲物が自分だと理解する。 逃れる事は難しいなと、手に持っていた銃の安全装置をかけ床を滑らせるように投げ捨てた。 誤射は、困るし。 だから腕で庇うことも出来ず、身を守る術は本当に何も無い。 無意識に視線を に向けそうになったから、目を閉じた。 ……視線で気付かれるのも、何だしね。 スコップは特に障害も無く叩き付けることが叶うはずだ。 脳が揺れ、目の前がチカチカと瞬く。声を上げた気もするし、頭を伝う何かの感覚があったけれど、思考が上手く定まらずにいた。 体はゆっくりと傾いて床に倒れ伏すのだろう。その後は指先が幾度か跳ね、暫くすればぐったりと横たわるのみ。 生きているのか死んでいるのか、直ぐに確認するのは今の状況では難しいのではないだろうか。 目の前にはまだ、今宵の主役が存在しているだろうから。 (36) 2022/03/07(Mon) 1:34:17 |
アルレシャは、スコップを保てない。 (a14) 2022/03/07(Mon) 2:07:41 |
アルレシャは、喉を曝け出して頭を振り乱すだろう。 (a15) 2022/03/07(Mon) 2:08:14 |
アルレシャは、今までの挙動は嘘であるかのようにーーー、ただ、取り乱してなりふり構わず暴れる。 (a16) 2022/03/07(Mon) 2:09:14 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ>>34 >>38 現実 白銀が閃く度に 血の匂い が濃くなる。幾度目か、ぐらりと視界が揺れ、蜃気楼はまたすり抜ける。 血溜まりに膝をつく。 硬いものがぶち当たる音。 視界が暗む。これは知っている、死へ沈む気配。 流れ出す血液の残量。 まだ動ける。 死の瞬間まで 。テンガンの姿。その所業が齎すモノを、隙を知っている。取り乱し、荒れ狂う獣の姿。 夢が破れる時、世捨て人はお前に手を伸ばそう。 ――シャリン、とナイフの形を崩して、鎖へと。 楽園から引き堕とす蛇のように、鎖が伸びる。 さんざ痛めつけた腕に絡み、引き寄せたならその手首を捕らえ、叶うならばこの身で抱き込むように。 独りで死なせない為に。 「――捕まえた。」 蜃気楼を。 そのまま、 血溜まりに 崩れ落ちる。この身は、瞬間でも捉える鎖となれただろうか。お前に死を与える者のための。隠者がそれを知ることはない。 (40) 2022/03/07(Mon) 2:45:29 |
【人】 衝撃波 ポルクス自室で中継を見ていた。静かに中継を見ていた。 中継を見ていた。中継を見ていた。 中継を見ていた。中継を見ていた。 中継を見ていた。 中継 を、 「……、…………う゛、あ゛……」 画面から大きく響き渡る叫びに。 空いた扉から伝わる微かな振動に。 胸を、頭を抑える。身体が震える。 心臓が苦しくなる。恐怖心が流れ込む。 思考回路はぐちゃぐちゃだ。ギターを手にした勢いのまま扉にぶつかり崩れ落ちる。 ――処刑室にはもう絶対に来るなよ 思考回路はぐちゃぐちゃだ。震える手と身体で扉を開き動き駆け始める。 「……る、……れしゃ…………、ッ!」 思考回路はぐちゃぐちゃだ。間に合う、間に合わない、関係ない。考えられない、分からない、分からない事も分からない。 ただ頭にあるのは。 ――一刻も早く愛しの魚が陸へ打ち上げられてしまった舞台へ 出来損ないの機械は。 制御不能のまま恐怖を辿り処刑室へと向かう。 (41) 2022/03/07(Mon) 2:49:55 |
【人】 蒐集家 テンガン>>38 >>-7 >>39 振り回されるスコップへはもう意識は向かなかった。当たったのかもしれないが。 今この場は知らない戦場になり、ここにあるのは強い強い 強い 感情だった。身を包む不快感も見に覚えのない言葉もこの瞬間は本物であって、現実で、 「――そうだ」 振り乱される頭をずっと掴み続けることはできないだろう。 手を離して、若干覚束ない足取りで処刑室の壁に背がつくまで後退する。 己の焦点は合わない。同じだけこの脳も揺れている。違いは慣れているか、そうでないか。 それでも視界の中に、叫ぶアルレシャを捉えて逸らさない。 「折角、最後のステージなんだろう。ミラージュ」 「怖いのなら、怖がってくれれば良い。 死にたくないのなら、そう叫んでくれ 」仲間 が隠そうとしていたであろう感情、その叫びの意味を晒し、笑いかける。そうせずともこの場の人間も、いない人間も、感じ取れるのかもしれないが。 (42) 2022/03/07(Mon) 2:56:41 |
【人】 規律指揮 スピカ>>a16 アルレシャ 様子を見ていたのに、絶叫を聞いた。耳を塞ぐのを忘れたから、そんな発想をとっさに取れなかったものだからびくりと肩が跳ねる。 「アルレシャ様?楽しくないですか」 様子がさっきと変わったのが少女でもわかる。その表情は少女にも良くないように思えて、わかる。 何があったのか考えてわからなかった少女は、どうしようかとかんがえて、アルレシャの前に立って。もしアルレシャの暴れを受けても 反撃しない。 その代わり暴れないように腕をつかもうとするかもしれないが。「大丈夫ですか」 処刑は楽だが、あなたが笑っていなかったから、少し躊躇う。 (43) 2022/03/07(Mon) 3:08:44 |
【人】 白昼夢 アルレシャスコップが当たったのかも、もうどうでもよくなっていた。意識すらできなくなっている。 聞こえる声はある、意味を噛み締める力が今はないだけで。 その言葉の真意を、その笑みの意味を、今は捉えられないだけで。 向けられたもの自体は、分かるのだ。 暴かれて役を繕えなくなった惨めな自分、という形で。 尚も暴れようとしたその腕に鎖が巻き付く。痛い、よりも混乱が勝った。余計に腕を振るおうとして肉が千切れ、血が落ちる。それでも振りほどくほどの力は残っていない。 この身は捉えられる。味方をしてくれた世捨て人の腕の中へ。 「……ハー、ミット、」 涙声がほんの僅かに仲間を呼ぶ。そうして崩れ落ちたのを確認する数秒、蜃気楼の動きは止まった。 血だまりに沈む姿を見る。 少しだけ息ができた。 お前が、俺の死を確認する前に、死んでよかった。 あのなにも思わない目を、俺に向けないなら、本当によかった。 お前だけが知っている、死より上回る、俺の怖いもの。 止めていた動きは、近付く少女により再開される。 死が怖いに変わりはない。気遣う言葉も意味が分からない。今は自分の処刑で、いいか悪いかなんて関係がないだろう! 掴まれそうな手をめちゃくちゃに振り払い、隠者の死体を蹴ろうが踏もうが、後ずさる。 被弾してまともに動かない足を引きずるように。揺れたままの脳が眩暈を起こし、途中で崩れ落ちて、それでもなお。 そうして、スカートの中に手を差しこみ。震える手で愛銃を取り出した。 最期まで。最期まで、幕は下りない。 役は投げ出せない。役割は全うしなければいけない。 抵抗の姿勢だけはやめることがない。 依然、死にたくもない。 ーーー遠くの部屋から近付く気配に、気付きなんてしないまま。 (44) 2022/03/07(Mon) 3:44:00 |
【人】 規律指揮 スピカ>> 44 アルレシャ 先程までは少女にも戦意があったのに。 振り払われた自分の手を少女はただじっと見ていた。反撃を反射的にしなかった。なんでか自分を思い出したから、怖くなかった。 そのつもりはないから……しかし、処刑を行わなければいけないとも思っていた。代わりに殺せる人はもう多くない。 そう思っているのに、相手の攻撃に目が行かない。 先日の処刑対象相手に銃をおろしたときと同じ感情を持っている。あの日もそう考えていた。 「アルレシャ様」 あなたが銃等で彼女を攻撃しても、彼女は上手く避けられないだろう。屠る力を持ったまま、ただゆっくりと歩くようにアルレシャに近づいていこうとする。 だってなんだか怖くないのだ。これがもらった力であろうか。そうでもないかもしれないが。 (45) 2022/03/07(Mon) 5:08:23 |
【人】 白昼夢 アルレシャ「来るなよ、」 英雄がゆっくりと己を追い詰めに来る。 正義を振り翳した力あるものが己を屠ろうと近付いてくるのだ。 いつもならもっと力を抜いてしなやかに構える銃だが、震える手で真っ直ぐ、愚直に向けるしか出来ない。 そして、二発。引き金を引く。正直、照準は的のどこかに当たればいい程度。殺すためとは言い難い。 「来るなよ!」 どうせその反撃しないのは余裕ぶってるんだろう。 無様な俺を見下してるんだろう。 出来るくせにすぐ殺さないのはその証拠じゃないのか。 来ないでくれよ、見ないでくれ。 お前の憧れるアルレシャ様のままでいさせてくれよ。 近付いてきた分、とはいかないが。 なお、下がる。動かない身体を必死に動かして、生き汚く足掻く。 (46) 2022/03/07(Mon) 6:01:34 |
シェルタンは、……じっとアルレシャの方を見ている。 (a17) 2022/03/07(Mon) 12:08:49 |
【人】 衝撃波 ポルクス「……ッ、ある、れしゃ、」 ギターを背にした出来損ないの機械がひとつ。 心臓を抑えたままに。フラつく足取りのままに。 荒くなる呼吸に身体を震わせ現れる。 ――最後くらい華やかにやろうと思ってさ 穏やかな笑みを浮かべていたあの時の音はどんなだったか。 自室で中継を見ていた。だから知っている。 あの部屋には炎も、赤い空も、崩れた瓦礫も、焦げた跡も。 何もなかった。 狼の首を討ち獲ろうと舞い踊る 処刑人達 と。夢を攫うのを代償に赤に沈んだ 鎖の蛇 と。恐怖に掬われ打ち上げられた 歪な魚 と。凶器と血溜まりがあるだけだ。 端から周りなど見ていない。目もくれない。 魚に歩み寄る英雄も、銃を構える悪魔も認識しない。 その機械は真っ直ぐに愛しの魚まで駆け抜ける。 死に抗い跳ね続ける身体の傍まで。 この機械は此処に辿り着く前から己へと強化を施している。 身を軽くする振動により駆ける動きは素早く。 筋力を底上げする振動により抑え込む力は強く。 脳に無理やり信号を送り続ける。 己を襲う激しい頭痛など知らん顔だ。 アルレシャの痛みに比べたらこんなもの。 (48) 2022/03/07(Mon) 22:04:29 |
【人】 衝撃波 ポルクス駆け抜けるそれが魚へと近付くことが叶ったのならば。 崩れ落ちた身体の目の前で両の膝をついて。 片方の手をアルレシャの頬へと添え。 もう片方の手でアルレシャの愛銃を。 震える手と一緒に包み込むように握るだろうか。 撃たせぬよう引き金にある指を指で浮かせ。 強い握力と腕力に導かれ銃口は天を仰ぐ。 一般的な人間であれば容易く抑え込めるくらいの強化はしてある。 それでも足は取り押さえていない。暴れようと思えば暴れられるのだろう。 尤も、この拘束を解く力は今のアルレシャには無いのかもしれないが。 己の震えと共にアルレシャの震えが伝わる。 そして音、振動でその感情の全てが伝わる。 「アルレシャ、迎えに来た」 それでも、この機械の声と瞳は揺るがない。 「大丈夫、怖いのはもう……終わるから」 口だけを動かす。 「――――…………」 ▼ (50) 2022/03/07(Mon) 22:23:37 |
【人】 衝撃波 ポルクス機械は夢を見ない。 機械は魚を愛でる。 愛しの魚の額へと口付けを落としたその後は。 天を仰いでいた銃口をその魚の頭、米噛みへと突き付け。 体温をなぞり絡めるよう動かした手。 己の指を引き金へ添え。 引く。 ――バン!!! いのちの終わりの音。 銃声をひとつ、轟かせた。 そばにあるのはもう。 音の無くなった身体だけ。 (51) 2022/03/07(Mon) 22:25:15 |
【人】 規律指揮 スピカ避けなかった銃弾は胴体にシャツに 花 を咲かせる。それでも膝すらつかずにそのまま今日の処刑対象を見下ろしていた。その力は彼女のものではないはずだった。 英雄だとは思っていなかった。悪だとも思っていなかった。殺すかも迷っていた。攻撃もしないで怖がる人にどうしても手を出せず、それでも手を伸ばそうとしたときだった。 音が聞こえた。それを打ち破る音が聞こえた。 声は出さず 出せず ただ呼びかける音を、駆け寄る音を聴いている。 (52) 2022/03/07(Mon) 22:41:35 |
シトゥラは、蘇生装置と治癒装置の申請を既にレヴァティに頼んでいる(困ったときのレヴァティ) (a18) 2022/03/07(Mon) 22:46:40 |
【人】 白昼夢 アルレシャいつもより力が強いな、と、恐怖でぐちゃぐちゃの頭の片隅が思う。 どうして来た、何のために来た、お前も俺を殺したかったのか、この様を見にでも、 頭の中でぐるぐると回る思いは、言葉によって掻き消される。 ーーー迎えにだって。 ……もう終わりか? 声にはならなかった。 怪我も失血も多いが致命傷はないし、 声にはならなかった。 このザマだけどまだ悲鳴は上がる。 声にはならなかった。 盛り上がりにかけるんじゃねぇの、こんなんさぁ。 声はひとつも出て来やしない。 震えるばかりで何の抵抗もできないまま、脳が声に撫でられる。 歪な魚は安らぎを知らない。張り詰めた脳が緩む感覚を知らない。 ただ、それはこの機械と眠ったときによく似ていた。 額への口付けまで貰ってしまえば、あとはもう『眠るだけ』。 (53) 2022/03/07(Mon) 23:33:22 |
アルレシャは、愛銃によって、盛大に頭部から『 花 』を咲かせた。 (a19) 2022/03/07(Mon) 23:34:23 |
アルレシャは、上手く役をこなせただろうか。 (a20) 2022/03/07(Mon) 23:34:52 |
【人】 衝撃波 ポルクスぐずっていても仕方がない。 ――理解している。 仰向いて口をきゅっと結び。 ――もう零れ落ちないように。 か細い溜息が長く空を揺らした。 ――心臓が寂しいな。 やがてそれは。 抱き締めていた身体をゆっくりと引き剥がし。 床へと寝かせ。乱れた髪を、服を整えてから。 運ぶのに邪魔になるといけないから。 ……それは漸く、愛しの魚から離れていく。 それでも。 運ばれていってしまうまでは。 寂しくないように。 そばにいるよ。 (55) 2022/03/07(Mon) 23:50:22 |
【人】 蒐集家 テンガン壁に預けていた背を浮かせる。 「……」 何だ、もう終わってしまったのか、とは言わなかった。 中々良かったんじゃないか、結末としては。予想外で。 処刑室内へ、ゆっくり視線を巡らせる。 仲間の死体が1つ、2つ。それと…… 壁際へ寄せられ、動かないロベリアへと近づく。 これは、3つ目だろうか。その確認のため。 (56) 2022/03/08(Tue) 0:17:41 |
ロベリアは、近付く足音にも反応を見せる様子がない。 (a21) 2022/03/08(Tue) 0:21:15 |
ロベリアは、息をしていない。 (a22) 2022/03/08(Tue) 0:21:28 |
テンガンは、口を開く。「蘇生の申請は3人分必要だ」 (a23) 2022/03/08(Tue) 0:36:06 |
シェルタンは、銃を下ろし、死者の数を聞いた後。処刑室を後にする。 (a24) 2022/03/08(Tue) 0:56:42 |
シトゥラは、掴んでいた体が冷たくなるのを感じ取った。だから、途中で蘇生装置を追加で要請していただろう。 (a25) 2022/03/08(Tue) 1:00:35 |
ロベリアは、アルレシャの味をやや感じていた。 (a26) 2022/03/08(Tue) 2:13:26 |
ナフは、…………二度寝を決め込んだ。またの名を合法サボり。 (a27) 2022/03/08(Tue) 4:19:38 |
ポルクスは、二度寝を感知した。 (a28) 2022/03/08(Tue) 4:30:10 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ「おはよう?」 ひょっこりと食堂に顔を出す。 何事も無く、断絶など無かったかのように、生の続きを。 パネトーネfoodグレープフルーツジュースdrinkチョコレートパフェvilを流れるように注文。 (57) 2022/03/08(Tue) 13:29:14 |
(a29) 2022/03/08(Tue) 18:21:58 |
バーナードは、三文字縛り?と思った。 (a30) 2022/03/08(Tue) 18:22:16 |
スピカは、処刑はおわったあともしばらく立っていた。傷で立てなくなるまで。 (a31) 2022/03/08(Tue) 22:07:22 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ「そういえばさ。」 デザートのチョコパフェつつきながら思い出す。 「エリア閉鎖されたら、ピチねばどうしようか?看守で誰が欲しい人いる?」 自室に置くという発想は皆無。 餌やり忘れるし。 (59) 2022/03/09(Wed) 2:12:16 |
アルレシャは、おはようも言わず、ロビーへ。 (a32) 2022/03/09(Wed) 4:00:43 |
アルレシャは、ピチねばは、いらない。 (a33) 2022/03/09(Wed) 4:01:00 |
【人】 人形師 シェルタン「ピチねばは……この場に欲しいという看守様が居ないのならば、これを食事として出して来た調理班の方が、責任を持って飼うべきではないかと思いますが。」 看守の職務事情は知った事では無いが、そう提案をしてくる囚人。 まあ囚人には回ってこないというか許可が出ないだろうと適当言ってる。出ても要らない。 (60) 2022/03/09(Wed) 12:50:41 |
(a34) 2022/03/09(Wed) 16:09:21 |
【人】 夢幻泡沫 アルレシャやってきたトリュフを口に入れた。 暫く黙り込む。 口の中のトリュフがなくなってから、ぎりぎりちょこもといカカオの塊も一欠片放り込んだ。 (61) 2022/03/09(Wed) 16:11:38 |
【人】 夢幻泡沫 アルレシャ>>62 ナフ 「結局僕は出すこと叶わなかったなぁ。 えーと……確か、スピカが出したのはスピカが食べきってたし、バーナードが出したのはラサルハグが食べきってた…かな?」 でもまだ完食じゃないよね……いるもんね壁際……。 (63) 2022/03/09(Wed) 16:16:47 |
アルレシャは、パンケーキも食べる。のんびり食べる。 (a35) 2022/03/09(Wed) 16:28:03 |
【人】 夢幻泡沫 アルレシャ (66) 2022/03/09(Wed) 16:47:46 |
シトゥラは、は?????????? (a36) 2022/03/09(Wed) 16:58:39 |
【人】 疾風迅雷 バーナード これは散歩がてら芋煮foodラッシーdrinkロリポップvilを受け取りに来た人だ。 「俺はピチねばパス。もうラサルハグ飼ってるから他のもの要らねえし。俺達以外のところに配膳されればノーダメージだから別に食材に戻ってもいいんじゃね?」 6m分を食べてくれたラサルハグには心の底から感謝している。本当にありがとう。 (67) 2022/03/09(Wed) 17:00:51 |
【人】 衝撃波 ポルクス男は演奏を行うためステージへと向かう。 だがその歩みはまだ。 まだトレーニングルームには向かわない。 気まぐれに散歩をするように。 わざと遠回り。廊下を巡回する。 「…………〜♪ 〜♪ 〜♪」 ギターを背に。アンプを手に持ち。鼻歌まじりに男が歩く。 「演奏中」の札、紐を人差し指に引掛け肩に乗せたそれが歩くリズムに合わせ揺れる。 今の男の姿を見た者は気付くだろうか。 気付いたらいい。これから演奏をするのだ、と。 もちろん声を掛けられたら言うつもり。 「最後のライブをするから、良かったら来なよ」ってね。 (69) 2022/03/09(Wed) 20:47:29 |
【人】 夢幻泡沫 アルレシャ>>70 ナフ 「アレがお前ので合ってたか……」 ちょっと食べてたりしたら否定が飛んでくるかな、と思ったけど来なかった。そっかぁ……2m丸ごと残ってるアレかぁ……。 「エルナトだったら貰ってくれそうだな……加工して溶けないように腐らないようにして飾りそう…」 勝手に言ってる。 (74) 2022/03/09(Wed) 22:05:41 |
【人】 夢幻泡沫 アルレシャ (75) 2022/03/09(Wed) 22:15:45 |
【人】 規律指揮 スピカ少女はきょろきょろと音のする方向へついて行っている。 やがて音の主へと気づいて、何をするのか質問をするだろう。 ライブと聞けばひょこひょこついて行く。 「見てもいいですか?」と断りを入れて。 (78) 2022/03/09(Wed) 23:10:56 |
ナフは、ついてく……ついてく…… (a37) 2022/03/09(Wed) 23:24:29 |
【人】 衝撃波 ポルクストレーニングルームに着きました、 ライブのお時間です! 風景は、テンガンから襲撃を受けた時の舞台と全く同じライブステージだ。演習ロボットは要らないだろう。ギャラリーならホンモノがいるから。 アンプとギターを繋ぎ。 マイクスタンドの前まで立ち、構えれば。 両手を高く掲げてギターへと落とす。 まずは"はじまりのFの音"で観客を迎えて。 (81) 2022/03/09(Wed) 23:24:53 |
ポルクスは、Fの音の後も、観客へ向けて両手を振っている。 (a38) 2022/03/09(Wed) 23:28:14 |
アルレシャは、Fの音が響いた頃にそーっとトレーニングルームに身体を滑り込ませた。 (a39) 2022/03/09(Wed) 23:30:00 |
【人】 衝撃波 ポルクス手を振った後は、その片方をマイクに向ける。 指先で軽くつつく。とんとん、と。 音もちゃんと響くだろう。とんとん、と。 その後に口を近づけ。 「あーあー、てすてす……、 オッケー 」マイクテストを終えれば、ぱっと笑みを浮かべる。 「 いえーい☆ なんて、調子よく挨拶をしつつ、耳を済ませるような動作をする。 緊張の様子はない。手慣れている。ファンサをするこの男を見た事がある人間ならば、もうそれも理解の範疇だろうけど。 「ウンウン、まずは来てくれた羽虫共サンキュな! 俺は元気! 気合い十分! ま、見ればわかるか」 「じゃ、早速演ろうと思うんだけど……演奏を始める前に! 俺の演奏を生で聞いてくれる羽虫共のために、改めて自己紹介しておこうか」 深く息を吸い、 (82) 2022/03/09(Wed) 23:32:28 |
【人】 衝撃波 ポルクス「囚人ナンバー【F-104】! なんか色々の……なに? 損壊と窃盗と恐喝脅迫教唆強要ゥ……?ンなことより いずれ伝説になる男、ポルクス・ムヅィカによる ライブ、スタートだぜッ!!!!」 ……なんてな。 (83) 2022/03/09(Wed) 23:37:24 |
シトゥラは、皆が集まる場所へ赴く。 (a40) 2022/03/09(Wed) 23:38:25 |
テンガンは、一番後ろから見ている。 (a41) 2022/03/09(Wed) 23:43:42 |
【人】 衝撃波 ポルクス「――Matic Affection」 意味のないタイトルコールと共に音をかき鳴らす。 ギターは、いや音は、振動は、猛る。 軽快に、それでいて深く重く響くハードロック調の曲に共鳴するよう小さな身体でギターを大きく振るって。 大音響、それも 能力によって酷く正確に確実に奏でられる。 「 A ha? 魅惑の Babe 翻 しA ha? 気 付いた慕情に戸惑いA ha? でももう 鳴 り止まないA ha? A ha? A ha? ――♪ 」音も、音量も、音階も、 全てが美しいまでに完璧だ。 騒音というわけではない。この男の大声に比べれば。 普通のライブ会場にいるのと同じくらいの音響。 ……それでも、此処にいる者なら感じるのだろう。 空を切るような風圧と、心臓を揺さぶる大きな振動を。 (84) 2022/03/09(Wed) 23:45:09 |
ムルイジは、どこか見守るような表情で、その音を聞いている。 (a42) 2022/03/09(Wed) 23:47:07 |
【人】 衝撃波 ポルクス地面を蹴る。衝撃波が起こる。 ギターを鳴らす。衝撃波が起こる。 「 揺れたのは確かだ 酷く乾き 感 じてまだ少し 傍 に居て 声にしても La La――♪ 」ギターにちら、と視線を送り。 ピックを持った手、顔の横で払うような動作をして。 「 抱 き締めてみたくて 手を伸ばしてみたり気まぐれに耳元で 愛 を囁く とか笑――♪ 」挑発的に舐め回すような目付きで観客に瞳を向ける。 見上げた顔は。 大胆不敵に嗤った。 (85) 2022/03/09(Wed) 23:50:20 |
【人】 衝撃波 ポルクス「 置 いていかれたままの Matic じゃあ制御不能のままで 駆 けてくよ――♪ 」ああ、 生きている と感じる。ああ、 呼吸をしている と感じる。ああ、 鼓動は力強く 呼応している。なあ、俺はさ、お前の振動が一番好きだよ。 お前と共に振動を奏でるこの時間が一番好きだ。 ――……一番好き、だったんだけどな。 お前と共に振動を奏でていないとまるで死んでいるみたい、だったんだけどな。 「 淡 い記憶の残骸の Affection じゃあ止まれないよ 奪 っても いいの――?♪ 」歌と音が振動を生む。揺れを起こす。空を切る。 地面を蹴る。かき鳴らす。繕って笑った顔は。 満足出来やしねェけど。 それでも、心の臓は最大限に叫ぶ。 愛しの魚に焦がれていると。 (86) 2022/03/09(Wed) 23:55:23 |
【人】 衝撃波 ポルクス「 柔く 揺 れる前 髪の隙間から僅か 仄 めかされ夢 見てた情景の熱と慈愛 にまた 崩 れていく――♪ 」ラストスパート、まくし立てるように音と歌声が 猛 る。「 Ringing 響き続けた 音 Heart 聴 かせてよこのままAffection 魅入られ 閉 じ込めたら不 可分の衝撞 A ha――!♪ 」嗤 う。嗤 う。喉をからからと鳴 らせば、 (87) 2022/03/10(Thu) 0:01:25 |
【人】 衝撃波 ポルクス「 Ringing 鳴り止まない 鼓 動Matic 動 き出したのなら――♪」大 音響を轟 かせ。「 Affection キミだけが 欲 しくて離 れ難い衝撞 永遠に A ha――!♪ 」演 奏の終 焉を飾 った。斯くして、この宴におけるこの機械の演奏は終わる。 この歌で誰かの何かを揺さぶれたならいい。 演奏は終わる。演奏は終わらない。 命ある限り、高らかに鳴動し続けてみせよう。 出来損ないの機械 Matic Affection ――終演―― (88) 2022/03/10(Thu) 0:14:34 |
アルレシャは、拍手はしない。ただ最後まで観、最後まで心臓を揺らしていた。 (a43) 2022/03/10(Thu) 0:26:00 |
ポルクスは、聞いてくれた羽虫共、 Thanks!!!! (a44) 2022/03/10(Thu) 0:26:13 |
シェルタンは、宴を飾る機械に向かって、控えめに拍手を送った。 (a45) 2022/03/10(Thu) 0:40:47 |
ムルイジは、静かに笑んで、拍手を送る。 (a46) 2022/03/10(Thu) 0:47:20 |
テンガンは、ステージ上の奏者へ、今日は観客として拍手を。 (a47) 2022/03/10(Thu) 0:49:26 |
シトゥラは、演奏を終えた奏者に拍手を送った。いつかを楽しみにしてるよ。 (a48) 2022/03/10(Thu) 1:02:38 |
アルレシャは、ライブ後、ロビーの端へ。ここが 二番目に 落ち着くので。 (a49) 2022/03/10(Thu) 1:27:59 |
【人】 衝撃波 ポルクス演奏が終わった後。 響く拍手には満面の笑みを向けるだろう。 ちゃんとその場に居る一人ひとりに目を向けて。 みんなそれぞれ違う音が鳴ってて。 それが伝わる。嬉しいんだ。 「愛してるぜ羽虫共〜〜〜!!! Thanks!!!! ん〜〜〜まッ!」ライブの一環だ、また調子よく投げキッスをして。 振動を奏でた幸せな時間は、そうして過ぎてゆくのだろう。 (89) 2022/03/10(Thu) 1:37:32 |
レヴァティは、椅子から立ち上がる。……きぃ、と捨てられた椅子がか細く鳴いた。 (t0) 2022/03/10(Thu) 9:58:45 |
レヴァティは、その無機物は、生命の果実を覗き込む。 (t1) 2022/03/10(Thu) 10:00:09 |
レヴァティは、ナフに咲って囁いた。 (t2) 2022/03/10(Thu) 10:00:30 |
アルレシャは、今日も今日とてロビーの端に。 (a50) 2022/03/10(Thu) 14:46:49 |
(a51) 2022/03/10(Thu) 14:47:25 |
(a52) 2022/03/10(Thu) 15:16:50 |
シェルタンは、ショコラパンケーキをいただきつつ、沢山のキャンディは差し入れとして置いておきました。 (a53) 2022/03/10(Thu) 15:21:52 |
(a54) 2022/03/10(Thu) 15:26:01 |
ナフは、パフェとパンケーキ、多くない?食べるけど。 (a55) 2022/03/10(Thu) 15:26:23 |
(a56) 2022/03/10(Thu) 15:52:58 |
テンガンは、まともなチョコしか来ない。 (a57) 2022/03/10(Thu) 15:53:39 |
(a58) 2022/03/10(Thu) 16:48:24 |
ロベリアは、カヌレは気になる……かも。 (a59) 2022/03/10(Thu) 16:49:00 |
(a60) 2022/03/10(Thu) 20:16:52 |
バーナードは、可愛いものがいっぱい出たな……と思いつつ、それらを食べたり回収したりした(確定ロール) (a61) 2022/03/10(Thu) 20:17:29 |
【置】 探求者 バーナードゲームエリアから離れようという頃、男は一人真っ白な部屋に立っていた。仮の自室として過ごしたこの場所もきっと二度と訪れることはないのだと知っている。知っていて、ほんの少しだけ後ろ髪を引かれている。 荷物はレッグバッグに収まる程度のものしかなく――それはゲームエリアへの移動に限った話ではないのだけれど――己の身ひとつで良かったはずの男はこの無礼講を思い返す。 無礼講前は己の欲するもののために多くの者の間を飛び交って、それでもなお留まることなど何一つできなかったのだけれど。 その姿は高速度星にも似て。 漸く自分の欲したものに直面し気付かされたかと思えば、それが本当に己が欲した存在であるかを見極めようとして。 その姿はさながら探究者であっただろう。 答えは既に得られた。 探究の果てに得られたものを抱えて、 受け止めた 星 の重さに満ち足りて。 どこまでも駆け行く彼と過ごす時間を満足と呼ぼうか。 積み重なる満ち足りた時間をまとめて幸せと呼んでしまおう。 男は、胸をちりちりと刺激する熱を感じながら、心地良いそれに麻痺するものがあると感じながら、踵を返して歩き出す。 星に潰されるだけのものじゃない。飛び回る星とともに在るのならば、自分もまた 光輝いて 。知りたいと、与えられたいと願い、未だ知らないものを探しては様々なことを知り続けていこう。 その姿は、『探求者』と呼ぶに相応しい。 取り戻した多くと得られた多くを胸に抱えた男は、彼が見つけ出した道を切り拓き、永き時を 疾風 のように無礼講から日常へ。日常から、新たな日常、更にその先へ。 (L1) 2022/03/10(Thu) 20:18:32 公開: 2022/03/10(Thu) 21:20:00 |
【置】 従者 ムルイジ元の場所へ戻されるため、拘束が再び付けられてゆくのをぼんやりと眺める。 抑制され、魔力が巡らなくなるのは少し寂しいような気持だけれど。 それでも、宴が始まるよりも枷が軽く感じるのは心境の変化なのだろう。 許されて。―――願いが生まれて。 一度目を伏せる。目に焼き付けたものを思い出せば自然と笑みがこぼれた。 迎えに来てくれるといってくれた主人との約束。 いつの日か会おうという君との約束も。 かつての思い出だけに縋るのではなくて、"また"の約束がある今が、好きだ。 檻へと戻っても、もう俺は独りじゃないのだろうなと、思えるから。 (L2) 2022/03/10(Thu) 20:31:35 公開: 2022/03/10(Thu) 21:00:00 |
人形師 シェルタンは、メモを貼った。 (a62) 2022/03/10(Thu) 20:37:41 |
ナフは、ピチねばと飼育キットをシトゥラの宿舎に配送手配した。 (a63) 2022/03/10(Thu) 20:47:10 |
ナフは、ラッピング済みのチョコレート詰め合わせをエルナトへ。中身は賞味期限内に食べてね。 (a64) 2022/03/10(Thu) 20:47:59 |
【人】 夢幻泡沫 アルレシャーーー無礼講が終わる直前。 アルレシャの足は処刑室へ。 自分が最後に飾ったその部屋を確かめにーーなんてことは 決してない。 探すのはカメラだ。それも外部支援者に向けた、臨場感を重視した、目線の位置くらいにある壁沿いのカメラ。 見つければ、コンコン、と爪の先でそれを叩く。映せ、と言わんばかりに。 そうして、スイッチが入ったのを確認してからーーー ガッ、 とカメラの端を両手で掴んだ。[▽] (91) 2022/03/10(Thu) 20:48:29 |
【人】 夢幻泡沫 アルレシャ「……お楽しみいただけましたか」 にぃ、と笑う。悪どい笑みを意識して。 しかし声は甘く滑らかな、蕩けるテノールの囁き声。 「ご覧頂きました通り、ここは監獄、看守といえどもこの通り 狂った狼 が蔓延っておりまして。高みの見物で留めておきたくば、どうぞそのまま、何卒道を踏み外しませんよう」 こんな惨劇を喜んで見届ける、罪をなさぬ悪へ釘を刺し。 「また、無礼講は皆様の支援により成り立っております。今後もよろしくお願いいたします」 あとちゃっかり支援のおねだりも。 「高みにいられるのはご自身の判断と財力です。 ゆめゆめお忘れなきよう 」そこまで言えば、雑にカメラを離す。 映像は揺れただろうが、気にはしない。 「……またいつかの無礼講でお目に掛かりましょう」 そう言い残して、アルレシャは処刑室を出た。 (92) 2022/03/10(Thu) 20:48:48 |
アルレシャは、リボンとフリルで着飾って人の皮を被り、日常へ戻る。 (a65) 2022/03/10(Thu) 20:49:26 |
ナフは、その無機物に、祝福を。 (a66) 2022/03/10(Thu) 20:50:15 |
テンガンは、また1つを手に入れるだろう。今はその、準備期間。 (a67) 2022/03/10(Thu) 20:54:18 |
【置】 α クロノ「またいつか遊べたら嬉しいのよ。楽しかったの」 さようならみなさま。お元気でね。 (L3) 2022/03/10(Thu) 20:58:27 公開: 2022/03/10(Thu) 22:00:00 |
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