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【人】 ミヤビ[ 間近にある彼の瞳を、真っ直ぐに見つめ返せば、 不安そうに揺れていた瞳を、 細く緩めて、口元に三日月を浮かべた] ……笑わないで、くださいね [ 引き寄せるように、彼の腰に手を回して 親指で、触れあいそうな距離にある 柔らかそうな唇を、ふにりと撫で まだ少し、躊躇いがちに、ぽつりと] (405) 2021/03/18(Thu) 20:42:37 |
【人】 ミヤビ[ 今までの人たちは、 希望を叶える代わりに要求することであったし、 一夜限りの関係の人たちばかりだったから、 あまり気にしていなかったけれど、 昼間の姿も知る、彼に言うのは、 弱みを見せるようで、少し恥ずかしさを憶えて、 告げた言葉は、とても小さくなってしまったが、 言ってしまえば、胸のつっかえが取れたような気持ちで 少し身体を離してから、] ただ、これでは 私は二つ、願いを叶えて貰うことになってしまうので あなたの望みも、もう一つ、言ってくれませんか? ギブアンドテイク、ですから [ 仕事の提案をするように、 無表情で、そう告げたかと思えば、] (406) 2021/03/18(Thu) 20:42:43 |
【人】 ミヤビそれこそ、 こういうの でも、――構いませんよ?[ にやり、と 先程までの、躊躇いは、どこへやら 彼が避けることがなければ、指先で触れた 柔らかな部分に、触れるだけの―― キスを、した*] (407) 2021/03/18(Thu) 20:42:45 |
【人】 Dom サクライ[シャワー室へ向かう背中を見送った後 俺は手持ちのトートバッグを開いて 中に入っているものを、ひとつひとつ取り出していく。 主催に言って用意してもらってもいいのだけれど 結局信用出来るのは己の目。 壊れたり、相手を傷付けたりするのは 本意ではないのだから、 細心の注意を払わねばならない。 可愛らしい桃色をしたシルクのリボンから ステンレス製の膣鏡や大小形も様々なプジー、 男性器を象ったハリボテやブルーシートまで あらゆる道具を取り出しては オペに使う道具のように サイドテーブルの上へ並べていく。 別に、全部使うわけじゃない。 必要な時に、必要なものを取りたいだけ。 端にある、腕ほどもあるディルドなんかは 完全に見せつけるだけのものだし。 欲しい時に足りないよりは、余程マシ。] (408) 2021/03/18(Thu) 21:38:43 |
【人】 Dom サクライ[腕の中に来てくれたなら そっとベッドの上に横たえて 煌々と輝る照明の下で、 彫刻みたいに美しい肉体を鑑賞しようか。 黒い肌着に包まれた胸元の隆起を 宛がった掌で感じながら 俺はボクサーに包まれたままの茎に目を落とす。] さて、良い子の史郎は ホントに自分で弄ってないね? [ちらり、と横目で史郎の表情を盗み見ながら 優しい声音で問いかける。 その言葉を信じたなら、おもむろに ぱくり、と下着の上から膨らみを口に含み その硬さを確かめようか。]* (411) 2021/03/18(Thu) 21:52:30 |
【人】 柊[ とっ散らかった頭の中で問答を繰り返したのち 出た結論…というか無理やり結論づけた事柄に 合わせて体を動かし、距離を縮める。 だって勘違いしたって仕方ないと思う。 あんな濁され方して!!! これまでの人に求めてきたことを…なんて 視線をそらされたら「えっもしかしなくても もしかするんじゃない?」って 勘違いしたって許されたい。 そもそもこういう場だし。 そっと腿に置いた手のひらを動かすと、 彼の目線がブレて、ぱちぱちと、 至近距離で瞬きが繰り返されて、 微かに起きた風が眼球に当たるのがわかる。 コンタクトがずれて、2、3度焦点を 合わせようとこちらも瞬きを繰り返した。 最後の確認のように問われた事柄に、 ふ、と口元を緩めて。 内心「やっぱり!!!!そういうこと!!! なんだよ課長もなんだかんだ普通の男……… ていうかそもそも男いけるひとだったんだな」 なんて考えていたら。 ] (413) 2021/03/18(Thu) 22:29:06 |
【人】 柊[ 笑わないでくださいね、と前置きされるから ] ───もちろん [ と、もうわかっているその言葉の続きを じっと見つめたまま待って。 くい、と引き寄せられた腰に 心臓がとくりと音を立てる。 今にも触れそうな唇に、親指が当てられ。 ───え?といわんばかりに目を瞬かせ。] (414) 2021/03/18(Thu) 22:29:33 |
【人】 柊[ え? え?? ] え、 [ え????まって????? ということは、つまり つまりどういうことだ??? 手を握る? 手を握、って、 大丈夫、だって、いうって、そんなの えっそれってセックスじゃないじゃん そうだね、そうだよね、え? 寝るって話じゃなかったの? 誘われて、 俺は、 さそわれ、 ] (416) 2021/03/18(Thu) 22:30:09 |
【人】 柊っ [ 己の勘違いにぶわぁ、と顔が染まるのがわかる。 耳まで熱くなるのがわかって、彼が少しばかり 距離を取るのと同時に、顔を背けて、 気まずげに視線を逸らし、口元を掌で 覆って唸った。 ] あーーーーー [ いや、うん、そうだね、そうだ 勘違いしたのは俺で。 いくら勘違いされそうなことばかり 繰り返していたとしても勘違いしたのは俺で 恥を晒したのも俺で、えーーーと。 つまり、課長は別にそういうことを 求めていたわけじゃなくて、いや、] (417) 2021/03/18(Thu) 22:30:38 |
【人】 柊[ 二つの願いって、今のと、ホテルに 提出したはじめにいってた願いで、 俺の願いはホテルに提出したのと、 あとは今日ここで会ったことは忘れるって ことだから、ギブアンドテイクは成り立ってて 別にこれ以上なにかを求めることは 必要ないってわかってるし説明できなくは ないけどいやでもいまはそれより だったら今さっきのを今すぐ忘れてくれ ってお願いをしたいっていうか いまわりと死にたいっていうか ] (418) 2021/03/18(Thu) 22:31:08 |
【人】 柊[ 口元から手のひらを外して、息を吐き そっと視線を恐る恐るもどしたら、 無表情なその人がいて。 あーーーどうしようこれどういう感情? 俺がしようとしてたことと俺が考えてたことと 俺が勘違いしてたこと、なにもかも、 わかってるよな?気づいてるよな? ええとこの場合は、 と 一瞬の間にぐるりと巡った思考は、 瞬間、突然目の前に浮かんだ意地悪な笑みに ] (419) 2021/03/18(Thu) 22:31:23 |
【人】 柊え、 ───ンぅっ [ 塞がれた唇に、奪われて。 触れるだけのそれが離れたら、目をまん丸にして それで、ああ ───ええと、なんだっけ。] ぁ、 と、 [ まってほんとに、まってもう、 頭ついていかないから!!!!! ] (420) 2021/03/18(Thu) 22:31:39 |
【人】 柊整理、 していいですか、 [ と眉を寄せて不安げに落とし。] 一晩、眠らずに一緒にいる人が必要で 大丈夫っていって、手を握っていてほしくて、 で? ええと、 男、 も、いけるんです か? [ ていうか ] (421) 2021/03/18(Thu) 22:32:01 |
【人】 柊俺で も 大丈夫なんですか、 [ どうあがいても、部下、ですけど、と 首を傾げて、引き攣った笑みを浮かべ。 ちなみに俺は課長ぜんぜんいけます。 ]* (422) 2021/03/18(Thu) 22:32:33 |
【人】 会社員 シロウ[気品のある大理石のバスルームで、 シャワーから出るきめ細やかな湯を浴びながら 僕がやっていることに関して 我ながら浮かぶ苦笑いは仕方がないと思う。 慣れた行為とは言え、僅かな時間ですっかり サクライさんに魅せられてしまって、 たいして触れられてもいないのに 張り詰めたものをそのままで、 後ろを解すのはなかなかきつかった。] (423) 2021/03/18(Thu) 22:46:26 |
【人】 会社員 シロウ[声をかけたら返事はベッドルームから 聞こえて、そちらに足早に向かう。 キングサイズのベッド、その隣にある サイドテーブルもきっと僕の給料一月分では 買えないような趣ある素敵なもの。 ……その上に何気なく目をやってギョッとする。 所狭しと並べられた道具は、そんじょそこらの SMホテル、いやいっそホームセンター顔負けの 見事な品揃え。>>408 見慣れたものもあるけれど、端にある あのサイズは確実に無理だ、と背中を汗が伝った。 それを並べたであろう当の本人は、 ベッドの端に腰を下ろしてにっこり笑っている。>>410 ラグジュアリーな空間と、おいで、なんて 腕をこちらに向けて拡げているサクライさんと、 アブノーマルな道具のコントラストが どうにもアンバランスで、 ] (425) 2021/03/18(Thu) 22:49:24 |
【人】 会社員 シロウ[裸足で絨毯を蹴るように、その拡げられた 腕の中に飛び込んだ。 ぼす、と長い腕と胸板に包まれたなら、 まるで犬にでもなったような気分。 胸元から、目を細めてうっとりと サクライさんを見上げた。 ベッドに横たえてくれたサクライさんの掌を 胸に感じる。 目線が下がり、足の間に向けられて いくのも見てとれた。 照明はついたままで、消してくれる様子はなくて、 鼓動が痛いほど早い。] (426) 2021/03/18(Thu) 22:51:45 |
【人】 会社員 シロウ……はい、さわって、ない、です、 けど、考えてました。 言いつけを守らず、勝手に触ったら、 ───貴方はどんなふうに、怒るのかなって、 失望、されたくないから、我慢しましたけど。* (427) 2021/03/18(Thu) 22:52:53 |
【人】 ミヤビ[ 彼が、何をどうして、勘違いしたか 自分が発した台詞を思い返せば、 合点がいったかもしれないが 嬉しそうにしたり、真剣な顔になったり、 驚いたり、顔を赤くしたり、 次々に変わる彼の表情は、 少し触れれば、移り変わっていく万華鏡のようで それが、面白いと思ってしまっていたことは ]内緒にしておいた方がいいだろうか――怒られそうだ (428) 2021/03/18(Thu) 23:10:11 |
【人】 ミヤビ[ そう、私は別に、 セックスの話をしていたわけではない 触れ合えると、精神が安定する効果が高まる そういう理由で、触れあえるなら 触れ合いたいとは思っているが、 それは、手を握る程度でも構わなかった 身体を離した拍子に、背けられる顔 恥ずかしそうに、気まずそうに、視線すらも逸らされて 私はまた、気に触るようなことをしてしまっただろうか なんて言うことが過ったりもして、 それでも、彼の反応を見ていると、別の欲求が見え隠れする 腿に触れた手の熱や、腰に腕を回した時の鼓動 それを思い出せば、 こういうこと 、をしても良い筈だと、自分勝手な結論を着けて、困ったような顔をする唇を奪った 彼の表情が変わっていくのを見るが、――やはり面白いな、 ]などと、そんな感情を抱いたのは、実は初めてで、 (429) 2021/03/18(Thu) 23:10:14 |
【人】 ミヤビ……驚き、ました? [ 自分も驚いています。とは、口にはしない 彼の驚いたと、私の驚いたば別の感情だろうが それから、整理したいと言われれば、こくりと頷く 願いを確かめられると、妙な気恥ずかしさがあるが、 それは我慢するとして、最後に付け足された二つの疑問 それを耳にすれば、不思議そうに首を傾げて、] (430) 2021/03/18(Thu) 23:10:16 |
【人】 ミヤビええ、大丈夫ですが……言ってませんでしたか? [ 男でも、室井でも、 帰らないで欲しいと言った時点で、 言ったつもりになっていたのだが――…] 色っぽい選択肢もあるとは、言った覚えがありますが あなたにその気がなかったら、不愉快かと思いまして あまり、はっきりとは言いませんでしたね 失礼しました [ 淡々とした口調で、悪びれもせず、素直に謝罪を口にした ですが――と、小さく囁いて、 先ほど、軽く触れあった場所 自分の唇を人差し指で、さわりとなぞり、] (431) 2021/03/18(Thu) 23:10:19 |
【人】 ミヤビヒイラギさんは、嫌、でした――か? [ あまり感情は浮かんでいないが、 ほんの少しだけ、眉を下げて、視線を落とした ―― 年甲斐もなく、いつもとは **]違う空気にはしゃいでしまったかな、と (432) 2021/03/18(Thu) 23:10:21 |
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