人狼物語 三日月国


61 【身内】夢の少しあと【R18RP】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


プロローグ

【人】 魔法の 火の鳥

ぴよぴよ。
(0) 2021/03/12(Fri) 6:37:53
到着:きぐるみ ピギー

【人】 きぐるみ ピギー

ぴぎー!
(1) 2021/03/12(Fri) 6:39:59

【人】 きぐるみ ピギー

ぷぎー!
(2) 2021/03/12(Fri) 6:40:47

【人】 きぐるみ ピギー

ぽぎー!
(3) 2021/03/12(Fri) 6:41:20
きぐるみ ピギーは、メモを貼った。
(a0) 2021/03/12(Fri) 6:42:05

きぐるみ ピギーは、メモを貼った。
(a1) 2021/03/12(Fri) 6:42:18

村の設定が変更されました。

到着:春日 幸貴

【人】 春日 幸貴

[星見の病室で、しばらく話をしていた。
 同じ“夢”を見ていたこと、夢の中で出会っていて行動を共にしていたこと。

 夢の中の彼女に、俺はものすごく思い入れがあった。彼女のことは、現実にいる人だとは思っていなかったけれど。

 その彼女がクラスメイトとしてここにいる。
 そう思ったら、抱き締めずにいられなくなってしまった。

 魔王にしか見えなかった彼女が、一度だけ“女の子”に見えたのを思い出したんだ。

 もっといろんな話をしたい。夢の中のこと、現実のこと。
 そう思いながら、彼女から腕を離した]
(4) 2021/03/12(Fri) 7:18:28

【人】 春日 幸貴

[そして最後に「えろ兄弟」と謗りを受けて]


  お、俺の弟なにしたの……!?


[「ほっぺにちゅーした」とは言っていたが。他にも何かしたのだろうか。
 心配で仕方なくなった。

 俺は勝手に体に触ったからしょうがないとして!
 弟よ、おまえまさか勝手にちゅーしたのか]
(5) 2021/03/12(Fri) 7:18:47

【人】 春日 幸貴

[そして、話が一段落したあと]


  あ、あのさ、星見。

  俺、しばらく退院できないんだ。

  その、よかったら……
  見舞いに来てくれないか……?


[星見は病気などはないと言っていたから、すぐに退院してしまうんだろう。
 そのままここでお別れになるのはあまりにも寂しい。

 だから俺は星見を見つめて、おずおずと頼み込んだ]**
(6) 2021/03/12(Fri) 7:19:06
春日 幸貴は、メモを貼った。
(a2) 2021/03/12(Fri) 7:20:03

春日 幸貴は、メモを貼った。
(a3) 2021/03/12(Fri) 7:21:28

到着:星見 朱里

【人】 星見 朱里

[抱き締められたのはどちらだろう。
 抱き締めたのはどちらだろう。

 そのとき、自分の身体ではないはずなのに、あのとき熱さを感じた。
 そのとき、彼の身体ではないはずなのに、今こうしていてあの腕に男性を感じた。]
(7) 2021/03/12(Fri) 18:59:40

【人】 星見 朱里


 ……っ


[あのときと同じようなことを言って背を向けて……彼がそうしてくれるのを待ったのは、確かめたかったのだろう。

 求めたのが誰で、求められたのが誰なのか。
 …そしてなお求め合えるのか。

 あの夢から、あの世界から、た持ち帰ることができたことを、こうして肌で感じて……あの感覚は自分のものとしてよいものだと知った。]
(8) 2021/03/12(Fri) 19:00:09

【人】 星見 朱里


[向き直れば、さっそく彼の弟だと判明した夢の内容について問われて]


 えーと……

 ちょっと、呪いを解くおまじないを……


[ほっぺにキスとかチューとかされました、とは言いにくかった。
 条件つきながら自分からもみたいな約束もしちゃってたのを思い出し、その兄が目の前にいるものだから…ちょっと視線をそらして、該当箇所を指でさすった。]
(9) 2021/03/12(Fri) 19:00:34

【人】 星見 朱里


[話が一段落すれば退院日の話に。
 眠り込んだ以外に症状が無かったため、このあと検査して異常がなければ明日にでも退院になるだろう。
 一方で彼は元々入院しているからそれが治るまでは……ということになる。
 「しばらく」で済むのはかなりポジティブな気がするが。]


 ……


[少し、押し黙る。
 家族ならそうだろうけれど、親しい友人でもそうだろうけれど。
 異性に見舞いに来て、とは、つまり。*]
(10) 2021/03/12(Fri) 19:01:29

【人】 春日 幸貴

[俺があのとき戯れに抱き締めたのは“ステラ”だったし、ステラのことは魔王としてしか見ていなかった。

 だから、そのステラが女の子に見えたとき……クラスメイトと言われても不思議がないくらいに身近にいそうな女の子に見えたとき、俺はすごく戸惑ってしまった。

 ――ステラが魔王に見えなくなったら、女の子に見え始めたら困る。

 そんな風に思ったのは、やっぱり魔王としてのステラに対して負い目があったからなんだろうか。

 ステラには特別な思い入れがあったけれど、それはあくまで魔王としてで……彼女が違うものに見えるのは、なんだか怖かったんだ]
(11) 2021/03/12(Fri) 20:12:35

【人】 春日 幸貴

>>9頬を指でさする姿を見て、勝手にしたのかもしれないにしろ「ほっぺにちゅー」以外はされてなさそうだと察した。

 他に何かされてたとしても、弟が失礼なことをしたって感想になるんだけど。

 それだけらしいと思ったとき、なんとなくホッとした。

 その感覚に深い意味があるのかどうかは……よくわからない]
(12) 2021/03/12(Fri) 20:12:53

【人】 春日 幸貴

>>10見舞いを頼んだら、黙られてしまった。

 踏み込んだ頼みをしすぎたろうか、と不安になった。

 何しろ、俺たちは今日初めて話したに等しい疎遠なクラスメイトで……夢の中で共に過ごした時間があるらしい、そのくらいの間柄だ。

 けれど……。
 また会って話がしたいんだ。星見と]*
(13) 2021/03/12(Fri) 20:13:04

【人】 星見 朱里

[戯れに抱き締められたのはステラの方だった。
 肌の接触自体は魔王としての社交界において有り得る話だから、純粋に初心だったというわけではないはず。

 ステラが強さを失ってアヴァロン世界に放り出されて、周囲の助けを受けながら世界の息吹を感じられるようになって―ーその接触は特に強い意味があった。

 勇者への想いは何よりも特別というか全てで。
 そしてそれ以外はと言うと、親友であるセシリーへ向けたものを除けば……ステラが触れ合ったものは、全て強烈で輝かしい、新鮮な体験をさせてくれた『世界』の一部としか意味のないもののはずだった。

 けれど――人間の女性体ではあるけれど、性が必要のない固有種であるはずのステラが――あの瞬間、"男性"という認識に及んだ。
 元々が有力だったのもあるにせよ、ステラがチェスティーノを魔王ではなく勇者だと認識していたのは…もしかしたら無意識の内に異性らしい扱いをしたのかもしれない。]
(14) 2021/03/12(Fri) 21:44:51

【人】 星見 朱里


[頬をさする自分の仕草に、ホッとする(>>12)その兄。
 弟がもっと失礼なことをしたのではと思ったが、そこまでで済んでいて良かった、というものだろうか。

 所詮はそこまでだ。
 「えろ兄弟」とは言ったものの、あのおまじないは異性に口付けることについて何も意味を持たないものだとは分かっている。
 でも、その兄に正確に報告しなかったのは――どうであれ唇を受けたことを告げてしまうことに、何か引っかかりがあったのだろうか…は、よくわからない。]
(15) 2021/03/12(Fri) 21:45:05

【人】 星見 朱里


[見覚えある、この病院にまた見舞いに来ることは。
 昔の話は彼に関係ないし、今それを適用すべきでもない――だいいち自分の責任でもないのに。
 ただ、それでも少しだけ、抵抗はあった――だから黙ってしまった。

 彼と話したいことはきっとたくさん湧き出てくる。
 だから、彼と会って話がしたいかとなれば――。*]
(16) 2021/03/12(Fri) 21:45:20
星見 朱里は、メモを貼った。
(a4) 2021/03/12(Fri) 22:07:39

【人】 春日 幸貴

[ステラに勇者と扱われることは、俺にとっては心苦しいことだった。

 勇者と呼ばれても、期待をかけられても、挑みに行けなかった。
 そのことが俺の心にしこりとなって残っていた。

 魔王として勇者に期待をかける気持ちを知ってしまったから。
 魔王として勇者に対峙したい、命懸けの戦いをしたら愉しいに違いない――そんな風に感じてしまっていたから。
 勇者への想いが恋にもなりかねないとも少し思っていたから。
 そして、俺とステラは勇者への想いが近いことを知ってしまったから。

 ――行けなくて、ごめん。
   もう戦えなくて、ごめん。

 そんな風にばかり思ってしまっていた。

 思えばあれは俺自身の記憶というより、夢の中で俺だったあの元勇者の記憶だったのだと思う。
 ほとんど完璧に混ざり合って区別できなくて、ほぼ俺のものだと思っていたけれど]
(17) 2021/03/12(Fri) 22:14:23

【人】 春日 幸貴

>>16頼みに黙ってしまう星見を見ていると、不安でたまらなくなった。

 言っちゃいけないことだったろうか。
 困らせてしまったろうか。

 そう思って、心細くなった]*
(18) 2021/03/12(Fri) 22:14:36

【人】 星見 朱里

[お互い黙ってしまって。
 許容できない話でもないのに…何を言えばいいのだろう。

 ほとんど喋ったことのない人に。
 貴重な夢の体験を共有できる人に。
 …――男の人に。]


 は…


[小さく、ほんの小さくため息が出そうになったのを、瞬時に止めて。
 ため息をつくと幸せが逃げるとは、自分にとって(そして彼にとっても)大事なひとの言葉で。

 ――決して逃してはならない幸せが今ここにある、と反射的に体が動いたのだ。]
(19) 2021/03/12(Fri) 22:34:39

【人】 星見 朱里

 

  …――気が向いたらね


[行けたら行く、とばかりな、塩対応のような回答に収束した。*]
(20) 2021/03/12(Fri) 22:36:12

【人】 春日 幸貴

  ……?


[何が言いたそうだったような、ため息を途中で止めたような。>>19
 不思議な反応に、思わず首を傾げた]


  どうかしたか……?


[いったい何を思ったのだろう。

 それを問わずにいられなかったのは、やっぱり……彼女のことを知りたいからだろうか]
(21) 2021/03/12(Fri) 22:50:13

【人】 春日 幸貴

[けれど、曖昧ながら返事をもらえると、やっと俺は安心できた]


  うん。
  じゃあ、気が向くの待ってる。


[何日も待つのかもしれない。
 来てくれないのかもしれない。

 それでも、責任を取らせてもらうまで待たせることになったのは俺も同じなのだから……。

 当分続く入院生活の間、家族以外にも来る人がいるかもしれないと思えば、毎日がまた少し楽しくなりそうで嬉しくて、自然と笑顔になっていた]*
(22) 2021/03/12(Fri) 22:50:50

【人】 星見 朱里

― 翌日 ―

[検査は異常無く。
 結果が出るまで時間がかかる項目については後日あらためて来院して聞くことになって、スムーズに退院することに。

 その間、同室になっていた奏とは話をしただろうか。
 顔を合わせたことが無い親友――もし話しかけていれば、お互いの正体を知り合えば、オフ会のような雰囲気になったのだろうか。

 迎えに来た母親に連れられて病室を出て――廊下から彼がいるらしい病室が見えたけれど、そこに彼の姿は垣間見れたろうか。
 そうならば、軽く立ち止まって髪を揺らすぐらいの会釈は見せたろう。]
(23) 2021/03/12(Fri) 23:00:45

【人】 星見 朱里


― さらにその翌日 ―


 ………………


 その……

   …気が向いちゃったの


[恥ずかしさでバツが悪そうに視線を逸す姿が彼の病室に現れた。
 ああ言えば当分来ないか、そもそも来ないかしか無いはずな言葉だったのに――普段の塩対応からかけ離れていることを自覚すればするほど恥ずかしい。*]
(24) 2021/03/12(Fri) 23:07:03

【人】 春日 幸貴

― 翌日 ―

[昨日、星見と御蔵の病室を去り際、俺の病室の場所は伝えた。
 2人部屋だが、現在は個室状態。
 ドアは直前に訪れた人によって、開いてたり閉まっていたりする。

 昨日はその後、部屋に帰ってから疲れ果てて寝そうになったところに夕食が来て、食べた後は消灯前に眠る有様だった。

 そうして今日になって、まだ昨日あちこち行った疲れが響いていた。
 病み上がりどころか病んでいる真っ最中だから、体力が乏しいのは仕方ないのだが、情けなくて嫌になる。

 それで病室でぼんやりしていたとき、去っていく星見の姿を廊下に見つけた。>>23
 咄嗟に手を振ったのと、彼女の会釈とはだいたい同じタイミングで。
 もう帰ってしまうんだな、と少し寂しくなった]
(25) 2021/03/12(Fri) 23:19:40

【人】 春日 幸貴

― 翌々日 ―

[前日よりいくらか疲労が和らいだ。だから少しばかり病棟内を歩いて戻ってきたあと。
 病室で休んでいたら、彼女がやってきた>>24


  星見!
  会いたかった。


[嬉しくなって歓迎しながら、ベッド脇の椅子を勧めた。

 当分会えないのかもしれないと思っていたし、来ないかもしれないとも思って、気長に待つつもりだったから。
 会える日が早々に来たことは本当に嬉しかったし――彼女の恥ずかしそうな顔が、とても可愛らしかった]*
(26) 2021/03/12(Fri) 23:21:12

【人】 星見 朱里



 よ、よしてよ
 もぅ…


[恥ずかしくて赤らんでいるところに、どストレートに会いたかったと言われて。
 そうなってしまうと、自分も会いたかったになってしまうし、速攻で気が向いたことについて他に理由が付けられなくなってしまう。
 だから照れて拒否なセリフは吐いたのだが……]


 …――チェスティーノさんは、そんな嬉しそうな顔しなかった


[一言で言えば、彼の笑顔(>>26)が眩しかった。
 勧められた椅子に腰掛ければ、一昨日ぐらいの距離にあるその顔が、とても嬉しそうにしていることに――来てよかったと高揚する自分は確かにいて。]
(27) 2021/03/12(Fri) 23:38:34

【人】 春日 幸貴


  え……


>>27チェスティーノと名を出されると、そうだったろうかと少し考えた。

 嬉しそうな顔をしたことは結構あった気がするんだけど……もしかしたら、ステラに対してはチョコレートをもらったときぐらいだったろうか。

 それに……俺が周りに対して心を閉ざし気味だったのを開いたのは、弟だし。
 その前はもっとよそよそしかった……の、か……?

 自分のことだから、どうにもピンとこない。

 けれど照れる星見は可愛いからいいか、と俺は一人で勝手に満足した]
(28) 2021/03/12(Fri) 23:50:15

【人】 春日 幸貴


  なあ、星見はさ……
  ステラとして行動してたわけじゃ……ないんだよな?


[あの夢の中で一番気になっていたこと。
 ステラはどうにも魔王にしか見えなかった。
 現実出身の他の人たちと比べて。

 それを尋ねてみたいと思った]*
(29) 2021/03/12(Fri) 23:51:13

【人】 星見 朱里

[本当はチェスティーノも嬉しそうな顔をしていたのかもしれない。
 単にステラが気付かなかっただけかもしれない。

 …――朱里にとって、気付く相手だ、ということかもしれない。

 だから(>>28違う理由だが)満足げな彼を見れば、やはり照れてしまうわけだ。]
(30) 2021/03/13(Sat) 0:15:57

【人】 星見 朱里


 私は…
 ステラの中にはいたけど、ずっと見てただけ

 だって…私はステラってキャラがペパムンにいるの夢を見る前から知ってるし、好きだったし…

[既存のキャラだと認識していたぶん、意識が上書きされなかったのだろうか。]
 

 だから…
 ステラになってしまったからって、ステラの体を乗っ取るみたいなことしたくなかった


[ゲームをプレイして勇者を操作するときも、勇者になりたいではなく勇者のそばにいることを思い描くから、きっと魔王になってもそういう性質が出たのかもしれない。]
(31) 2021/03/13(Sat) 0:16:47

【人】 星見 朱里


 ステラは…
 勇者がすぐやってきて、殺されちゃう、って知っていたけど…

 …でも、それが分かってても
 意識を奪ってまでして、生き延びたい、なんて思ってなかったし


[なんてぽつり。*]
(32) 2021/03/13(Sat) 0:18:57

【人】 春日 幸貴


  ……なるほど……
  自分自身ではないってはっきり知ってるから、か。


[星見の話を聞いて、なんとなく納得した。>>31

 俺は俺自身として遊んでいたから、そこの差もあるのかもしれない。
 それでもチェスティーノには俺にはありえない記憶がいろいろとあって、やっぱり少し別の存在らしいのだけど。
 それでも概ね俺だったしな……]
(33) 2021/03/13(Sat) 0:31:08

【人】 春日 幸貴

[でも。
 悲しい言葉を聞いてしまった>>32
 それで、言ってもいいかわからなくて悩みながら、おずおず尋ねた]


  ……そっか、……星見も……
  ……生きていることがつらかった?

  俺も、なんだけどさ。


[それに、セシリー……御蔵も。

 とは言え、あの世界で死んだら現実に戻ってくるような気はするんだが。少なくとも俺はそうなると思っていた。

 先に現実の体が死んでくれれば、あの世界にいるまま死ねる……それが一番最初に俺が思っていたことだった。
 夢を見ながら死ねる。大好きな世界の中で。

 ……そうならなかったことが良かったと、今は思っているけれど。
 それは結果論だ]**
(34) 2021/03/13(Sat) 0:33:14
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2021/03/13(Sat) 0:49:39

【人】 星見 朱里


 うーん…

 生きてるのが辛い、じゃなくて
 生きてる意味が分からなかった…かな?


[少なくとも健康体である自分には、生きていること自体に苦しみは無い。
 だから彼の前で何を吐露しても贅沢な悩みでしかないのだが…]
(35) 2021/03/13(Sat) 0:54:40

【人】 星見 朱里


 でも…
   …今はそうは思ってないわ


 だって、ゲームのキャラなはずのステラがあれだけ頑張って生きていたのに、こうして現実世界で生きている自分が負けるわけにいかないもん


 だから、これからはこの世界に向き合おうって思う


[窓の外を見やる。
 何気ない、街の風景だったけれど――自分がまだ冒険していない未知の領域が広がっているのだと思えば、映り方が変わって来る。

 …――そして彼に視線を移し直した。**]
(36) 2021/03/13(Sat) 0:55:54

【人】 春日 幸貴


  ……俺も意味もわからなかったな。
  でも、星見はなんで?


[病気がないって、生きることに理不尽な苦労はなさそうに思える。
 でも、生きる意味はわからないものなんだろうか。
 それが俺にはピンとこなかったし、興味が湧いたことでもあった。

 案外みんな、生きるのが大変なんだろうか]


  でも、そっか。
  本当にステラのこと好きなんだな……。


[「弱いときのステラを倒す人とは絶対結婚しない」と言うくらいだし、相当に好きなのだろうと思ったけれど。
 改めてしみじみとそう思って星見を見つめた。

 ……が]
(37) 2021/03/13(Sat) 7:50:08

【人】 春日 幸貴

[小さく囁かれた言葉に声を絞り出して答えて、俺は起こしていた体をベッドに横たえた。
 死ぬかと思った。いや比喩だけど。

 死はさすがに比喩だが、気分は悪くなってしまいそうだった。
 悪い意味のドキドキはそのまま体調不良に繋がりやすくて、そのときみたいな気持ち悪さの予感がした。
 いい意味でも、やはりつらいらしい。
 まともな心臓が切実にほしくなった]**
(38) 2021/03/13(Sat) 7:51:25

【人】 星見 朱里

 
 生きてるのが当然になってて、価値が分からなかった…かな
 地元の土産物は別に欲しくない、みたいな

 ステラだって
 無限に近い寿命があって、絶対に死なない強さがあった頃はそうだったわ


[散った旧友たちを弔いながら、ただ勇者を待つ、それだけの時を過ごしていて。
 ある日突然に死と隣り合わせになってしまって……そこから生きていることの実感と喜びを知るようになった。
 贅沢な話ではあるけれど、生きるのが大変でないからそうなのだ。]


 元から好きだったのもあるし……今はもうひとりの私になっちゃったしね
 だから、自分に顔向けできないことはしたくない、って感じかな

[だから"自分"をいじめる人に愛情を覚えないわけで。
 同時に、自分を助けてくれた人を悪く思うこともないわけで…という視線を返せば]
(39) 2021/03/13(Sat) 8:49:15

【人】 星見 朱里


 え!?

[彼が寝込んでしまった。
 椅子から立ち上がってベッドを上から覗き込んで、とりあえず布団をかぶせて。
 ナースコール押すべきかスイッチを見やったり、一通り慌てた。]



 ……ごめんなさい
 気をつけるわ

     はぁ…


[どうにか大丈夫そうなのが分かってくると、謝ってから椅子に座り直し―ー封じていた溜息を漏らした。
 きっと、幸せを逃すことをしてしまったと魂が認めたのだろう。**]
(40) 2021/03/13(Sat) 8:50:25
村の設定が変更されました。

【人】 春日 幸貴


  あぁ……張り合いがなかったのか。
  俺は逆に、生きるのが難易度高すぎたな。


[星見の言うこともなんだかわかる。
 簡単すぎても、難しすぎても、ゲームは楽しめない。それと人生も同じなのかもしれないとしみじみ思った]


  もうひとりの自分かぁ……。

  ……でも星見だと思ってなかったのに
  星見に見られてた、ってなんだか恥ずかしいな。


[星見のことが知りたいと思う理由のひとつはそれなのかもしれない。
 ステラと接するのは楽しかった。
 けど、ステラじゃない人がそれを見ていた。
 ……ちょっと、覗き見された気分だ]
(41) 2021/03/13(Sat) 9:23:47

【人】 春日 幸貴


[慌てる星見を見ると苦笑が浮かんだ。
 家族と看護師以外に布団をかけられたのは初めてで、それもまた心臓がつらかった。しっかりしてくれ、俺の心臓]


  ごめん、大丈夫。俺がひ弱すぎるだけ……。
  ため息つくなって。


[人がため息をつくのを見るのが、俺は苦手だった。
 散々負担をかけた母さんの憂鬱そうな表情が浮かぶせいかもしれない]


  近々手術受けるから、そうしたら
  もう少しマシになるはずだよ。
  学校通うだけならできるだろうって。


[いくらか安心材料になればと思って、先の見通しも伝えた。

 手術の予定は2週間後。
 そのあと様子を見て、1週間くらいすれば退院できるらしい。
 人工心臓の助けを得て、一般人の日常生活に近い暮らしが送れるようになる見込みだ。だから復学もできるだろう。
 体育の授業は心臓移植までお預けだけど]**
(42) 2021/03/13(Sat) 9:24:57

【人】 星見 朱里


 そっか…
 ゲームは高難度でプレイするのも楽しいけど、それでもやっぱりクリアできなきゃね…

[でも人生のクリアってなんだろう。
 ステラのように自分の生に明確なゴールを設けているわけではないし。]


 それ言うなら、私だって恥ずかしいわよ
 ゲームのキャラだと思ってたら春日くんだったなんて…


[旅の恥はかき捨てではなかったのである。

 チェスティーノと接するのは楽しかった。
 けど、チェスティーノじゃない人だった。
 ……春日くんのことを知りたいと思う理由のひとつはそれなのかもしれない。]
(43) 2021/03/13(Sat) 11:36:01

【人】 星見 朱里

 気をつける…

 けど、手術って…大丈夫なの?

 危なくない?
 怖くない?
 ホームラン打たなくていい?


[別に野球やソフトボールをやっているわけではないが、手術を前にした少年への定番ネタが出てしまった。
 ――手術に臨んで何か勇気付けが要るのかと思ったのかもしれない。]
(44) 2021/03/13(Sat) 11:37:12

【人】 星見 朱里


 ……。

 うん、学校でも会えるようになれるといいね


[逆に、病室で勇気付けが要るのは自分なのかもしれない。
 先の見通しに明るいものを求めて、じわりと来た目元を前髪で隠しながら何度も頷いた。**]
(45) 2021/03/13(Sat) 11:38:26

【人】 春日 幸貴


  俺の人生は割と……生まれたときから詰んでたな……。
  今は生きる気力あるけど。昔は無かった。


[最初から詰んでる人生で生きる気力が湧くって相当な猛者だと思う。何度死にたいと思ったことだろう。
 俺にとっては弟が希望だったわけだけど、仲が円満だったかと言われると、そうでもなかったし。

 人生が平和で退屈してるなんて人と、体を交換してみたい。無理だけど。いきなり人生がハードモードになるどころか、いつも通りに生活するつもりでそのまま死もありえると思う。

 そしてなんだか二人で同じことを言っているのを聞いて、面白くて笑ってしまった>>43


  そもそも人と同じ夢見てるってのがな。

  でも……あの世界で過ごしたから、
  生きたいって気持ちに気付けた。
  現実で生きていこうと思えた。


[なんだかんだ、いい経験だったのだと思う。忘れたくない、大切な思い出だ]
(46) 2021/03/13(Sat) 12:08:36

【人】 春日 幸貴

>>44突然ホームランと言われるとなんの話かあまりにもわからなくて、俺は混乱した]


  い、いや何の話だよ……
  危なかったら先生がやるって言わないよ……!


[手術中に死ぬなんて本末転倒だし、最悪の医療ミスだし。病院側だって避けたいことなんだ。
 大丈夫、相手はプロだ。俺はいつ死んでもおかしくない状態でもずっと病院に世話になって生きてるんだし。そこは信頼できる]
(47) 2021/03/13(Sat) 12:08:52

【人】 春日 幸貴


  危ない手術もあるんだけど、そっちを受けられるように
  なるために、先に人工心臓つけるんだ。
  それは手術中に命の危険は少ないって言われてる。

  今のまま生きるのは死ぬよりつらいから、
  生きるために……両親と先生に頼んだんだ。
  だから、怖くない。


[なんだか不安そうに見える彼女を勇気づけたくて、俺は真剣に言葉を重ねた。
 見舞いの人のほうが不安がるというのも不思議な感覚だけど、手術のことを心配してもらえるのは嬉しい。それだけ大切に思ってもらえているみたいで。

 今回の手術で死ぬことはないだろうと言われているけど、リスクゼロの手術なんてない。
 不安に思うのは当たり前なんだろう。

 けど、俺は……このまま生き続けることになるより、希望を掴めないよりは死んだほうがマシだと思っている部分がある。
 だから手術を恐れず進めるのかもしれない]**
(48) 2021/03/13(Sat) 12:09:32

【人】 星見 朱里


 やろうと思えば何でもできるぐらい元気だけど…

 その「やろうと思う」ってのが私にはできるものじゃなかった
 だから私は勇者じゃないんだって、そう思ってた


[一部の勇者と魔王以外、あの世界は確かにゲームのキャラらしく動きがなかった。
 こうして現実世界で日々生活はしているものの、行動ルーチンが豊かになっただけであのNPCたちと自分は大差なかったのだろう。
 そんな自分のままでは、生きているけれど詰んでいる、と言っても差し支えないのかもしれない。]
(49) 2021/03/13(Sat) 13:25:40

【人】 星見 朱里


 たぶん…
   夢じゃ、なかったんだよ

 本当にあの世界で過ごしたから
 春日くんも私も、現実で生きたいって思いを持ち帰ってきたんじゃないかな

 ……現実って言い方も、本当は間違いなのかも


[腕を組むように、両手で自分の両腕をそれぞれ掴む。]
(50) 2021/03/13(Sat) 13:25:59

【人】 星見 朱里


 …――本当にあったことだ、って覚えてる


[夢なら脳の記憶だ…けれど、自分には身体への灯火の記憶もある。
 あのときの感触を、一昨日の感触を思い出すように強めに握って。

 だから忘れるわけないし、得たものは大事にしたいと前を向くと決めたんだ。]
(51) 2021/03/13(Sat) 13:26:18

【人】 星見 朱里


 そっか…
 春日くん、えらいんだね

 自分でそれを決められて


[危険がなくたって、そんな手術を受ける決心はそうそうつくものではないだろう。
 アヴァロンで得たものがどれだけあったとしても、自分の心でそれを選べた彼を凄いと思った。
 前を向くと決めはしたけど、じゃあ何をするのかというとまだ思いつかない状態だ。]
(52) 2021/03/13(Sat) 13:26:40

【人】 星見 朱里

 
 ステラを守ってくれたお礼に、
 春日くんの力になれたらなって思ったのだけど……


[この世界の第一号を向いて、何かできるかと思ったけれど――とりあえず必要性は薄いらしいことに勝手に肩を落とした。*]
(53) 2021/03/13(Sat) 13:30:03

【人】 春日 幸貴


  ……勇者じゃない、か。

  なんだろうな、勇者って。

  あっちで俺……
  というかチェスティーノは勇者扱い受けてたけど。

  俺の中では勇者の器じゃないと思ってて、
  魔王だったんだよな、あくまでも。


[それが結構不思議なことだった。みんな、どこを見て勇者に見えていたんだろう。
 弟にとってはあくまでも魔王だった……と、思う。たぶん。
 最終的に真の勇者という評価に変わって……というより戻っていたらしいが、それは俺の知らない話。


 何かを成そうという意志があるかないかなら、それがないなら魔王でもないということにもなるような気もする]
(54) 2021/03/13(Sat) 13:44:44

【人】 春日 幸貴

>>50>>51「夢じゃなかった、本当にあったことだ」そんな風に言ってくれる星見の言葉が嬉しくて、俺も頷いた]


  そうだな。
  そういう意味では、あれは俺たちの現実だったんだ。
  こことは別の体を持って、あの世界で生きていた。


[あの世界で経験したことは消えない。
 遊んだゲームの思い出がなくなることがないように。
 遊ばなくなったって、感じたこと、考えたことはずっと残るんだ。もうあっちに戻れないとしても、あっちで経験したことは俺たちの糧になったんだ]
(55) 2021/03/13(Sat) 13:44:59

【人】 春日 幸貴


  ……えらい、のか?
  俺はただ、死ぬよりつらい人生から抜け出したいだけだ。

  「生きて」いない、「死んでない」だけ……
  ずっとそういう暮らしだったから。それがつらかった。


[学校に行きたいと思っても、いろんな経験をしたいと思っても、俺の体がそれを許さなかった。
 それに抗って動くことができなかった。

 抗いたい、生きたい、そう思ったから前に進むだけ。
 そして……俺が生きたい世界に、いてほしい人たちがいる]


  見舞いに来てくれるだけで嬉しいのにな。
  星見と一緒にやりたいことがあるって思うから、
  余計に励みになるのに。


>>53肩を落とす彼女を見て、苦笑が浮かんだ。こうして会いに来てくれるだけで、俺はすごく嬉しいのに。
 それだけでも明日が楽しみになって、もっと頑張れるのに。
 俺の狭い世界に光が差すのに。
 それを知ってもらうには、どうしたらいいのだろう]**
(56) 2021/03/13(Sat) 13:45:45

【人】 星見 朱里


 うーん…

 ステラと一緒にいたから、魔王はなんとなく分かる
 上手く言えないけど、ステラは魔王で間違いないし、私から見てもチェスティーノさんは勇者寄りって思ったなぁ…


 …――魔王が、素敵と思うから勇者だ、とか?


[なんて対極理論を繰り出してみたり。]
(57) 2021/03/13(Sat) 14:27:53

【人】 星見 朱里


 それがえらいんだと思うわ
 私は生きてて別に楽しくなかったけど、そこから抜け出したいとは思わなかったもの

 春日くんのそういうところは本当に勇者っぽいかも?


[そう思ってもできなかった彼に比べれば、自分のは贅沢な話だが。
 勇気が沸かないのも身体が動かないのもそう差はないのかもしれない。]
(58) 2021/03/13(Sat) 14:28:07

【人】 星見 朱里

 
 だって…
  これは…私が、気が向いたから

 私が、そうしたくて来てるだけだもの……


[だから魔王のわがままで速攻来ているつもりだったわけだ。
 けれど、彼は嬉しいと言ってくれるわけで。]
(59) 2021/03/13(Sat) 14:28:23

【人】 星見 朱里


 じゃあ、一緒にやりたいこと、教えて?
 私がんばるから


[それが手術への励みになるのなら――と。
 そして、それはきっと自分がやりたいことになると思うから。**]
(60) 2021/03/13(Sat) 14:28:37

【人】 春日 幸貴


  ステラが魔王なのは俺もわかる……

  魔王が素敵だと思うから勇者ぁ……?


[それは……わかるような、わからんような。
 魔王として勇者に焦がれる気持ちはチェスティーノにもあったし、自分のことみたいにわかるけど。

 魅力を感じるから勇者ってことでもない気がする……

 ……というか地味にすごいことを言われた気がする。
 え、俺はステラにとって魅力的だったのだろうか。
 そんな馬鹿な]


  俺が一度勇者をやめたせいで、
  勇者に対して理想が高くなってる部分はあるかも。


[真の勇者たりえるかどうか。
 認めるに値する信念があるか、「こいつの求める世界で生きてみてもいい」と思えるかどうか……そんなことを思いながら勇者たちを見定めようとしていた記憶がある。
 そして、俺は値しないから勇者でいられなかったのだとも思っていた]
(61) 2021/03/13(Sat) 14:53:58

【人】 春日 幸貴


  そ、そうかなあ……。
  俺も、抜け出す気はなかったんだぞ?
  だから……自分から死を選んだりしてた。
 
  でも……生きたいと俺が思ってたんだって、気付いたから。
  自分が生きることくらい、自分が許したいと思った。


[そして、俺が自分に生きることを許さなかっただけだって気付いたんだ。周りの人たちは、みんな俺に「生きているだけでいい」って望んでくれていたのに。

 けど……俺は、それだけの人生が苦しくて、それだけでは生きていくことができないから。
 だから俺が生きていくために必要なことを掴んで、生きようと思った。

 ……それだけの話、なんだけどなぁ]
(62) 2021/03/13(Sat) 14:54:25

【人】 春日 幸貴


  そうしたいってだけで、俺のところに来てくれるのが
  嬉しいんだよ。

  そんな風に会いに来てくれる人がいるってことが。


[それは家族ですら、なかなかやってくれなかったことなんだ。いや、家族だからできないのかもしれない。明日も明後日もきっと会えるから、今日じゃなくてもいい……そんな風になる気がする。
 一緒にやりたいことを問われると>>60


  んー、そうだな……今すぐできることだと、
  散歩……とか?

  ……でもまだ、散歩ってほどの散歩ができないな。
  病棟内で力尽きてる。

  ゆっくり移動すれば、病院内をあちこち
  行けるかもしれないけど。


[それでも、あちこち移動する体力をつけておくことは決してマイナスにならない。これから手術を受けて学校に戻るために、確実に必要なことだ。
 それを一人でやるのは別に苦にならないけど、一緒にいてくれる人がいたらもっと楽しいし、安心感もある。弟と一緒に病棟を歩いたときにも、それを強く感じたんだ]**
(63) 2021/03/13(Sat) 14:55:00

【人】 星見 朱里


 勇者と魔王って、運命みたいな感じに決まってたり、巡り合ったり、自分に無いものを求めたりするし……男の子と女の子みたいなものじゃないかなぁ

 春日くんがステラを女の子って思ったのなら、その逆向きだってあったんだと思う
 ……ステラは男女がよく分かってなかったかもだけど
(64) 2021/03/13(Sat) 19:17:21

【人】 星見 朱里


 ……そっか

 事故とか聞いてたけど……そういうことだったんだ


[両拳を膝の上に置いて、顔を伏せる。
 何か思うところあったのだろうか、やがてぽつりとゆっくりに]
(65) 2021/03/13(Sat) 19:17:35

【人】 星見 朱里

 ……小学生の時、担任の先生が事故で入院したんだ――この病院に
 一回だけお見舞いに行ったけど…会えなくて

 手術とかしたらしいんだけど……結局、助からなかったって


 死ぬの選ぶのだって、抜け出そうとして進んだわけなんだし、勇気がいることだよって思ったけど…
 春日くん死んでたらこうして話せないもんね

 だから…春日くんが生きることは、私が許すから
 春日くんがやりたいこと…これから、いっぱい…しよ?


[手術について過剰に反応があったのはそういうことからなようだ。
 こうして結局喪った人と、生還した人と縁を繋ぐことになったのは――ステラと運命的に重なるものがあったのかもしれない。

彼の過去の決断は咎めることなく…現在と、未来と――そして彼の瞳を見つめ返した。]
(66) 2021/03/13(Sat) 19:18:09

【人】 星見 朱里

 じゃあ、
 さっそく……

 …――散歩、行く?


[促すように、助けになるように、片手を差し出した。
 過去何があったにせよ…今こうして目の前にいてくれる人へ向けて。

 パラマウントベッドのスイッチを押せば起き上がるのを知っていればこうしなかったかもしれないが。*]
(67) 2021/03/13(Sat) 19:21:29

【人】 春日 幸貴


  運命……、そうだ。
  ステラにはいたのかな、“運命の勇者”。


[俺じゃないことははっきりしている。それでいいとも思っている。俺は例え勇者としてあの世界に戻っても、もうステラと戦える気がしないし。

 ステラに俺が男に見えていたのだとしたら、それは気恥ずかしいし……俺は“ステラ”が女の子に見えてしまうことは物凄く抵抗があったけど]
(68) 2021/03/13(Sat) 19:59:32

【人】 春日 幸貴

[星見の思い出話を、じっと黙って聞いた。>>65>>66
 見つめ返される瞳を見ながら、いたたまれない気持ちになった]


  ……自分から死を選ぶのは、勇気じゃない。
  投げやりになって考えるのをやめて、
  大切なこと全部から目を背けて、逃げ出しただけだ。

  ……だから、その先で“勇者”って
  呼ばれるのは、おかしいんだよ。


[俺が勇者と呼ばれたくない理由はいろいろあるけれど、これはどうしても譲れなかった]
(69) 2021/03/13(Sat) 20:00:01

【人】 春日 幸貴

>>67差し出された手を取って、その手には頼らずにもう片方の腕を支えにして起き上がった。

 女の子の――お姫様の手を頼りに起きるのは、なんだか嫌だったから]


  つらい思い出のあるところなのに、
  来てくれてありがとうな……。

  行ってみようか。
  お姫様にエスコートしてもらわないと。


[まるっきり逆にしかならないことを言って笑って、床に降り立つ。
 隣に立ってみると星見は案外大きかったけれど……、あっちの世界だとチェスティーノがデカかったような気もする。この体に戻ってから、少し視点の高さが低くなったような気がするんだ……気のせいかもしれないけど]*
(70) 2021/03/13(Sat) 20:01:16

【人】 星見 朱里

 ステラの運命の勇者…
 確かにいたわ

 出会った日には、ああこの人がきっとそうなんだ、って分かった
 ステラがいつ気付いたのかは知らないけど……それから、ずっと一緒にいた

 最初は弱かったみたいだけど……
 "勇者さん"が世界が救えるぐらい強くなるまで、その世界の隅々まで冒険するまで――ステラはずっと一緒にいた
 
 ……大事な人と、毎日を共にするのが、すごく幸せそうだった
 羨ましいぐらい

 きっと、幸せを重ねて、最高に想い合ったときに…
 大好きになった世界の命運を賭けて、決戦を迎えたいんだな――って
(71) 2021/03/13(Sat) 20:54:00

【人】 星見 朱里


 …――私が知るのはここまで

 実は…どっちが勝ったのかは知らないの

 だって、私がお邪魔してちゃ悪いもの
 だから決戦前にステラと離れて戻ってきた


[魔王が勇者に惹かれるさまを最も間近で見ていた者として、ふたりの運命を語って――けれど、その顛末については嘘をついた。

 勇者はいつまで待っても現れなくて……自分の半身は、結局、報われなかったのかもしれない――なんて口にしたくなかった。

 永遠に待ち続けて、それでも信じ続けて、花となって朽ちる運命に囚われるのを選んだ、なんて信じたくない。

 だから――]
(72) 2021/03/13(Sat) 20:55:41

【人】 星見 朱里

 
 
 …………だから、勇者が女の子をあんまり待たせるのは良くないからね?

 過去どうしたかなんて別にいいの
 弱くても逃げててもいいの

 …これから頑張れて、いつか待つ人のところに行けるのが――ハッピーエンドをくれるのが、勇者の資格だと、私は思うから


[だから、朱里の勇者観は、ステラとは異なるのである――]
(73) 2021/03/13(Sat) 20:57:13

【人】 星見 朱里

[だからと伸ばした手は、体温を感じることはできなくて。
 彼は自分で起き上がった。]


 えー…それでエスコート拒否るー?
 嘘ぉーっ


[笑う彼に肩をすくめたり、オーバーに驚いて見せて笑ったり。
 並んで立ってみれば――あのときほどの身長差は感じなかった。
 ステラはもっと小柄だったし、チェスティーノはもっと歴戦の体格があった。
 隣の人を見上げてみれば――]


 …――顔、近くなっていいんじゃない?
 
[と、前向きなコメントを出した。*]
(74) 2021/03/13(Sat) 20:58:35

【人】 春日 幸貴


  そっか……会えたんだな。
  よかった……


[ステラの運命の勇者の話を聞くと、心が温まった。
 >>71世界の命運を賭けて、運命の相手と戦う。きっとステラは心からそれを楽しむんだろう。
 >>72その姿を、星見は見なかったらしいけれど。俺は……見てみたかった。
 心も命も燃やし尽くせる相手とステラが対峙するところを。

 俺の知らない勇者だったのだろうか……と、誰にも持ち去られずにそこにあった終焉の槍を思った。
 それならあの槍はあの場所で、俺の勇者と共に人知れず眠り続けるんだ。
 そのこともなんだか少し嬉しかった。俺しか知らない物語があるんだ]
(75) 2021/03/13(Sat) 21:16:21

【人】 春日 幸貴

>>73星見の勇者観を聞きながら、手を繋ぐだけ繋いでから起きようかと思ったけれど。
 >>74案外それは難しくて、手を取ることはできなくて、驚かれて笑われてしまった]


  俺にもプライドってもんがあんの。
  待たせる時間は少しでも短くしたいだろ。


[笑い返して、改めて手を取ろうとした]


  顔……


[顔が近くなっていいこととは?

 ――キスがしやすい?

 と、一瞬考えて目眩がしかけた。
 いや何考えてるんだ俺。
 表情が見やすいとか、そういうことだろ?

 あっちの世界でステラの隣に立つと顔がよく見えなかったのを思い出して、とても懐かしくなった]*
(76) 2021/03/13(Sat) 21:17:14

【人】 星見 朱里


 うん…
 会えるって、本当に良いこと…

 それがいちばんよね…


[彼のコメントに同調しながら、しみじみと思う。

 とある、魔王と勇者の物語の結末。
 ハッピーエンドでなければ、エンディングは迎えられないと感じる。
 あのステラが、バッドエンドを認めるわけがないから――だから、永久に花となり得てしまうのだ。

 どちらだったのか――それを知るのは自分だけでいい。
 実は終焉の大地は訪れていて、槍もロケットも見かけてはいたのだが――墓標のように突き立つそれをそっとしておいたように……それぞれだけの物語があっていい。]
(77) 2021/03/13(Sat) 21:44:17

【人】 星見 朱里


 さすがに廊下でこうは恥ずかしいからしないわよ……


[手が触れることへの高まりはあるけれど…こうして病室のカーテンの中でふたりきりなら、高揚で収まるからいい。
 でもさすがに人目につくところでは無理だ――だから、こうして身を起こすときしかタイミングが無かったとも言える。]
(78) 2021/03/13(Sat) 21:44:31

【人】 星見 朱里

 ほら、ステラが女の子に見えた話
 あれ、馬に乗っていたからじゃないかなって


[馬の背にまたがる…つまり座った状態なら身長差は縮まる。
 チェスティーノとステラはもっと身長差があったけれど……あの一瞬だけは]


 これぐらいだった?


[半歩前に出て、振り返り見上げてみた。
 その一瞬の身長差はこれぐらいなんじゃないか、と。
 表情がとても見やすくなれる距離だと。

 __しやすい、はいつか思う話かもしれないけれど。*]
(79) 2021/03/13(Sat) 21:45:09

【人】 春日 幸貴


  きっと、ステラは勝っても負けても
  いいんだろうな。
  満足いく戦いさえできたなら。


[ステラはきっと、勝敗にはこだわらないんじゃないか。勇者の好みを話したときに思ったことだった。
 俺も、勇者が俺の望むものをくれたなら、勝ち負けはどちらでもよかったし……
 俺は戦う前から負けていた。ただ殺意に決着をつけたくて戦っただけで。

 “帰りたい”
 そう思わされた時点で、俺はもう負けていたんだ。
 そしてそう思わされることが、俺の望んだ道だった]
(80) 2021/03/13(Sat) 21:58:28

【人】 春日 幸貴


  ちぇ……だめ?


>>78恥ずかしいと言われると、おとなしく手を引っ込めた。
 >>79身長差の話をされると]


  ……いや。そんなことはないと思う……

  あのときは……表情が。
  笑顔が、いつもと違ったんだ。


[ステラがセシリーと話して生き生きとしているときの顔を思い浮かべても、何かが違った。
 星見だって言われたら近いような気がする……それでも同じではない気がする。
 不思議な感覚だった。
 それを思い出しながら、ついまじまじと星見の顔を見つめてしまった]*
(81) 2021/03/13(Sat) 21:58:58

【人】 星見 朱里


 そうね
 ステラならきっとそう
 勝ち負け関係なく、燃え尽きちゃうかもね

[その先のことなんて考えていない。
 永き生のゴールを定めて、そのためだけに生きる命。
 だからこそ、叶って欲しい。

 ――私たちは、勝っても負けても続きがあるけれど。]
(82) 2021/03/13(Sat) 22:19:40

【人】 星見 朱里


[そういうおねだりの上手さというか。
 あぁ、ほんと兄弟よね…とあのときのアイルとの時間も重ねて思い出したり。]


 うぅ…
  じゃあ、明日の散歩のときね


[悶えるような短い呻きのあと、妥協点を出した。
 なお、我慢しきれずに今日の散歩から帰ってきてベッドに上げる際に叶えてしまうんだろうなって自覚というか諦めはあったりする。]
(83) 2021/03/13(Sat) 22:20:22

【人】 星見 朱里


 うーん…
 私…どんな顔してた?


[もともと塩対応で笑顔は作り慣れておらず、狙ってその笑顔は作れそうになかった。
 顔立ちはステラのものだから、朱里の顔では再現できないのかもしれないけれど――でも、彼に向けた笑顔がどういうものだったのか、自分でも知りたくなった。
 見つめられて、見つめ返して――頬が熱くなるばかりで、視線だけでその笑みをこぼすのはまだちょっと難しいかもしれない。*]
(84) 2021/03/13(Sat) 22:20:39

【人】 春日 幸貴


  俺も……そんな戦いをしてみたかった。


[きっとそのときには、生きていると強く感じられただろう。
 それだけは叶わなかった。

 けど、もし星見が魔王で俺が勇者なのだとしたら、きっと俺は戦いは挑めないだろう。
 戦わずに、ずっと共にい続ける道を選びたいと思う気がする。少なくとも俺は]
(85) 2021/03/13(Sat) 22:36:03

【人】 春日 幸貴


  ほんとに?


>>83星見が妥協してくれたのを見て、その様子が可愛らしくて笑った。
 まさか兄弟で似ていると思われているとは想像しなかった。

 そして、不思議だ。
 俺は人に触れるのが怖いのに。

 平気で触れられるのなんて、触れたいと思うのなんて、家族だけだと思っていたのに。

 星見とは触れ合いたいと思う]
(86) 2021/03/13(Sat) 22:36:27

【人】 春日 幸貴


>>84どんな顔と言われると悩んだ。
 どんなと表現すればいいんだろう]


  んー……それまでは魔王に見えたけど。
  というか、魔王にしか見えなかった……
  そのくらい人間離れした雰囲気があったのに、
  あのときだけは人間そのものに見えたんだ。

  年相応の女の子の表情だ……って思った。


[口で説明して再現できるものとは思えない。
 頬を赤くする星見を見ていると気まずくなって、俺は目を逸らして、そろそろと病室の出口に向かった。
 重病人か老人みたいな歩みになるのがとても悲しい]**
(87) 2021/03/13(Sat) 22:36:54

【人】 星見 朱里



 春日くんも…なんだ?


[ステラのときにこういう話はして、賛同のようなもらった気はするけれど。
 あれは歴戦の勇士であるチェスティーノとしてのものだと思ってた。
 
 少なくとも、ステラの願いは一己の生命として羨ましいとか格好いいとは思うけれど、自分もやりたいとは思わない。
 だって、それだけ焦がれる人となら、ずっと一緒にいる道を選びたいもの。]
(88) 2021/03/13(Sat) 22:58:07

【人】 星見 朱里

 ううぅ…
 念を押すのナシぃ…

 
[自分は押しに弱いタイプではないはずだけど、彼の表情と声には、ずるずると押し切られそうになる。
 ぶるぶるんと髪を揺らして首を振って、我慢のために悶えるしかできない。
 そして、異性と肌を触れ合うことに、たいして抵抗を感じない――人目につくのが恥ずかしいとかいう理由しか出て来ないし。]
(89) 2021/03/13(Sat) 22:58:45

【人】 星見 朱里


 うーん……
 言いたいことは分かったけど…


[人間の顔してた言われてもどうしようもない。
 彼が伝えようとした情景だけは分かるのだけど。

 何にしても、狙ってできそうもない話なので、今は諦めるとして。
 そろそろ病室の出口へ。
 とてもゆっくりな、それだけで辛そうな歩みに――数歩先で、両踵を揃えて待って。]
(90) 2021/03/13(Sat) 22:59:06

【人】 星見 朱里



 とりあえず、今日を一緒に生きよう?
 がんばろっ


[結局、散歩終了すら待てなくて、病室を出る直前だからと手を伸ばした。
 懸命に生きるために歩こうとする彼へのご褒美になるように。]
(91) 2021/03/13(Sat) 22:59:25

【人】 星見 朱里


[そして、最初の成果が出れば。
 伝わってくるぬくもりを感じながら、笑ってみせることだろう。]


 ねぇ春日くん…

 …――じゃあ、
 ……いつか、その表情に、してくれる?


[年相応の女の子の表情に。**]
(92) 2021/03/13(Sat) 22:59:52
星見 朱里は、メモを貼った。
(a5) 2021/03/13(Sat) 23:01:38

【人】 春日 幸貴


  うん。この世界ではできないから。
  ……生きてるって実感するようなことがさ。

  これからはできると思うけど、
  あの頃はできないと思ってたからな。

  だから……あの世界でしかできない
  生の実感が欲しくて……
  それを勇者との戦いに求めてた。


[思えば、俺とあの世界のステラは少し近かったのかもしれない。死なないように生きることの難しさという点で。

 チェスティーノとして求めていたものはもちろんあった。
 元勇者だったからこそ、それでも納得できるような真の勇者と出会いたいというのが。
 そうして勇者としては完敗だと感じながら、魔王としては抗いたい……そんな感じだった。

 それと俺の思いが重なったから、恋焦がれるのにも近いような感覚になったのかもしれない]
(93) 2021/03/13(Sat) 23:27:01

【人】 春日 幸貴

>>90星見が可愛い。
 あんまり可愛くて顔が緩む。
 いつまでも見ていたいし、何度でも見たい。

 彼女ともっと早くに親しくなっていたら、死のうなんて気は起きなかったのかもしれないけれど……

 死ぬ気を起こしてあの世界に行ったから今があると思うと、あれでよかったんだろう。
 一度死のうとしたからこそ、俺は生きたいって気付けたんだし]
(94) 2021/03/13(Sat) 23:27:20

【人】 春日 幸貴


  ん。頑張る。


>>90根気よく待ってもらって、>>91励ましてもらって、手を取ってもらった。
 それが嬉しくて微笑み返して、散歩に出かけた。

 しばらく病棟を出られなかったけれど、星見がついててくれるなら、と病棟から出てエレベーターと階段があるホールまで行って、中庭を見下ろした]
(95) 2021/03/13(Sat) 23:27:37

【人】 春日 幸貴

[中庭に直接行くと、肌が痒くなったり花粉症みたいになったりする。季節にもよるけど。
 だからいつも窓の向こうにある光景を眺めるしかできなかった。もちろん、今も。

 けれど、この世界で生きようと思ってから初めて眺めた中庭は、なぜだかとても美しく見えた]


  ……俺さ。
  いつか世界中を旅してみたいんだ……
  ……けど、無理なんだろうな。


[本物の景色を見て、音を聞いて、匂いを感じたい……ゲームする以外に世界の広げようがなかった子どもの頃から、密かに憧れていたこと。
 きっと無理だと思う。根拠もある。でも……叶わない夢でも、見ないよりずっといいはずだ]
(96) 2021/03/13(Sat) 23:28:41

【人】 春日 幸貴

[結局、ゆっくり歩いていたから体力的には思ったほどの負担はなかった。
 それで無事病室まで帰ってきて、ベッドの縁に座った。

 一人で病棟から出るのには勇気がいる。

 けど、誰かがそばにいるなら万が一のときに頼れる。
 その心強さを感じながら、星見の笑顔を見た>>92


  ……うん。
  もっと当たり前の、どこにでもあるような
  普通の幸せで笑えるようになりたいな。


[そのときにはきっと、自然とそんな表情になるのかもしれない。
 年相応の男の子と女の子の表情。
 それはいちいち命の重さを感じるような表情ではない気がする]**
(97) 2021/03/13(Sat) 23:29:05
春日 幸貴は、メモを貼った。
(a6) 2021/03/13(Sat) 23:33:39

【人】 星見 朱里

[病室を出るギリギリまで手を握って。
 連れ立って、ふたり――ステラぬいは病室でカバンとお留守番。
 病棟を出てホールへ。

 窓越しに見る中庭には特別なものは感じなかったけれど。
 …でも、隣にいる彼の視線には、その光景を意味あるものと映しているのだと――横顔から見て取れた。
 そして語られる夢を聴けば――]


 ふふっ
 それは、お金貯めなきゃね


[彼の身体を鑑みれば途方も無い話だけれど、そういうの無視した暢気で変にリアルな回答を微笑みながら返して。]
(98) 2021/03/13(Sat) 23:48:57

【人】 星見 朱里


 あっちの世界はとても広かったけど、勇者も魔王もこの街に住んでて…
 それなら、この街を全部旅したらとりあえず世界巡ったことにならないかな?


[なんて暴論を展開しながら、そう遠くない日を描いてみた。
 彼の夢に、自分がいることに何の疑問も覚えなかった。**]
(99) 2021/03/13(Sat) 23:49:17
星見 朱里は、メモを貼った。
(a7) 2021/03/13(Sat) 23:50:22

 




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