【人】 黒眼鏡路肩に停められていた古びた車が、がたがたと揺れる。 がたがた、がたがた。 …しばらくするとぴたーーっと止まって、がんがん、という内側から叩くような音に変わる。 がん。 何度目かの音で、扉が内側から蹴り開けられた。 「っだー、だめだめだな。やっぱ部品変えないとだめかあ」 サンダルをだらしなくつっかけた脚がだらん、と車の外に伸びてから、 下着と間違うような派手な柄の短パンが、さらに派手な花柄のシャツがぬうっと車からはみ出てくる。 狭い車内からゆっくりと顔を出すのは、この国でも珍しいくらいには長身の男だった。 「ハー。いい天気だー。ばかやろー」 (3) 2023/09/02(Sat) 0:54:26 |
【人】 黒眼鏡名前:アレッサンドロ・"黒眼鏡の"・ルカーニア 性別/年齢:男/39 身長:192cm 所属ファミリー/立場・肩書:ノッテファミリー/カポ・レジーム"密輸・密売を担当" 表向きの仕事:自働車修理工場兼カフェ(自称)【Mazzetto】店長 得意武器:なし ひとこと:「さて、どうやって持って帰るかあ…」 (4) 2023/09/02(Sat) 0:55:01 |
黒眼鏡は、メモを貼った。 (a1) 2023/09/02(Sat) 0:55:44 |
【人】 路地の花 フィオレ夜更け、海の見える三日月島に沿った道路脇。 人通りの少ないそこに止められた車の中。 『……―――――』 女は手を握って、その男が紡ぐ言葉に頷きを返している。 事後特有の熱気が引いていくのを肌で感じながら、緩慢なそれに笑みを浮かべたまま。 「そうだったの」 「もっと早く話してくれていたら、私たち……まだ一緒にいられたかもしれないのに」 残念だわ。 男の体を抱き締める。冷えた汗に触れて、女の身体が小さく震えた。 抱き返されない腕に、笑みをたたえたまま眉を下げて。 そっと離れたならば、倒された椅子のヘッドレストに置いた服に腕を通す。 「Addio.」 「Amore mio.」 さいごに口付け一つ落として、車を降りた。 ―――― 一歩、二歩。もう少し離れてから、電話を耳に当てる。 「もしもし?」 「引っかけた子が、うちのファミリーに手を出したおばかさんだってみたいで」 「うん、そう。話は聞けたから、迎えついでに後始末お願いしてもいい?」 「そんなこと言わないでよ、ちゃんとお礼も用意しとくから……ね?」 (5) 2023/09/02(Sat) 1:25:54 |
【人】 路地の花 フィオレ名前:フィオレ 性別/年齢:女/23 身長:168p 所属組織/立場・肩書:ノッテファミリー/アソシエーテ 表向きの仕事:知り合いの店の臨時手伝い 得意武器:注射器を含む毒を塗った暗器類、ラベルナイフ ひとこと:「一人で寂しくいろ、なんて言わないわよね?……今日は、私と一緒にいてくれる?」 (6) 2023/09/02(Sat) 1:27:49 |
路地の花 フィオレは、メモを貼った。 (a2) 2023/09/02(Sat) 1:32:10 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ「〜♪」 行き交う人々に、笑い声。 美味しそうなパンの香りや扉の開くベルの音。 歩む足先が感じるのは乾いた石畳の感触で。 「よぉ!今日も景気が良さそうじゃねえか! 俺にも売ってくれよ!10個くらい!」 八百屋に掛ける声は慣れたもの。 りんごを袋いっぱいに買った男は機嫌よくそう言って。 手を振りながら、街を歩くのだった。 今日もこの街は “平和” なようだ。けれど、胸騒ぎがする。 「…何にも起こらなきゃ、一番なんだがなぁ。」 物乞いの子供に袋の中身を与えながら、男は思うのだった。 (7) 2023/09/02(Sat) 2:18:26 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ名前:ニコロ 性別/年齢:男/32歳 身長:175p 所属組織/立場・肩書:警察官/巡査部長 表向きの仕事:外回り中心の警察官 得意武器:拳銃(38口径) ひとこと:「何があっても守るさ。それが俺の役目なんだからな。」 (8) 2023/09/02(Sat) 2:19:12 |
月桂樹の下で ニコロは、メモを貼った。 (a3) 2023/09/02(Sat) 2:20:10 |
【人】 pasticciona アリーチェ「Pronto.……え、どうかされましたか?」 「まぁ、ジョルジョさんと言うお方が大事故に……」 「あ、ジョルジョさんって、私の息子さんだったんですか……」 「で、でもわたし、そんなに持ち合わせは……」 「あっ、これ、あれだわ。ごめんなさい、Mi scusi Señor. そう、ダニエラに聞いて知っていたの」 「あの、わたし、 警察官 で……」「……ど、どうしよう…… 私、警察ってはっきり言ったけど電話が止まないわ。 この場合、警察署に電話した方がいいかしら……」 >>[コール音][警察署内] 「エルヴィーノ、今署に出てる?あのね」 「振込詐欺の電話が切れないの。このまま署に繋げていい?」 (9) 2023/09/02(Sat) 3:02:54 |
【人】 pasticciona アリーチェ名前:アリーチェ・チェステ 性別/年齢:女/26歳 身長:157cm 所属組織/立場・肩書:イタリア警察 表向きの仕事:警察官 得意武器:ベレッタ 92FS Vertec ひとこと: 「……やっぱり、今のままじゃだめよね」 「でも、だからと言って、どうしたらいいんだろう……」 (10) 2023/09/02(Sat) 3:04:53 |
pasticciona アリーチェは、メモを貼った。 (a4) 2023/09/02(Sat) 3:07:30 |
【人】 Chiabica テオドロ通報を受けてすっ飛んでいった路地の裏側。 平穏を乱すものから人を守るため、今日も馬車馬のように働いていた。 「……これで全部ですね。ええ、お疲れさまでした。 あなた方にしては手際が良かったんじゃないでしょうか」 上出来ですよ、と、部下達にたまの褒め言葉を添えておく。 暴行、強要、果てに威力業務妨害。 大層な罪状で押さえつけた輩どもが、 一人、また一人と車に蹴り込まれて行って。 その一人に近づけば忌々し気な目で睨まれたものだから、 面白味もなく薄く口角を上げた表情で、 心の内にあった憐れみと慈しみを混ぜ掬った。 「大方頭の茹った破落戸でしょうが、不運なこと。 最近就任なされた署長代理は少々潔癖症のようでね」 可哀想に、彼は何も知らない。 先に待ち受けてるものを。今この国を回してる者たちを。 「歌うならばお早めにどうぞ。 私は人道という言葉は好きですが…… それが適用されるのは良い子にだけです、おチビちゃん」 嘲笑交じりに言ってから、ドアを閉めた。 (11) 2023/09/02(Sat) 3:12:01 |
【人】 Chiabica テオドロ名前:テオドロ・アストーリ 性別/年齢:男/26歳 身長:178cm 所属組織/立場・肩書:警察官/警部補 表向きの仕事:副業はしていません 得意武器:大抵は扱えるが、強いて言えば素手 ひとこと:「黙って世話を受け入れるなら、何だって育ててやれるんですが」 (12) 2023/09/02(Sat) 3:13:00 |
Chiabica テオドロは、メモを貼った。 (a5) 2023/09/02(Sat) 3:13:37 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ夜も深く、ネオン街から遠く離れたところにある一つのクラブ。 紫色の照明が眩い地下からの階段を、煽情的な衣装の女と灰色のチェスターコートを羽織った男がゆっくりと上っていた。 頭一つ分小さな女が顔を陰らせながら首を擡げ、長躯の男は視線に気づくとやうやうしい仕草で口を開く。 「浮かない顔をしているね。 ……だけど今、僕たちはきっと同じ気持ちのはず」 細腕ながらもしがみつく腕、吊られるように眉を下げた男から告げられるのは蕩ける様な甘い言葉。 「今日のあなたもすっごく可愛らしかった。 Gattina,またすぐ会いにくるね」 花一輪、腕を離す代わり胸元に添え手の甲へと口づけが落とされれば二つの影は離れていく。 そうして男は薔薇の様に頬を染めた女の傍らをすり抜け大通りの方角へと靴を鳴らして歩いていった。 「……ふぅ。 Pronto.――今店から出た、車寄せておいてくれるかー? 次に向かう前に女の宝石を見繕っていく。開いてる店手あたり次第当たるぞお」 (13) 2023/09/02(Sat) 6:46:12 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ名前:ルチアーノ・ガッティ・マンチーニ 性別/年齢:男/27歳 身長:180cm 所属組織/立場・肩書:マフィア/ソルジャー 表向きの仕事:金融会社の跡取り息子 得意武器:拳銃やナイフ、肉弾戦は苦手 ひとこと:「いい女の周りは金回りが良くて助かる」 (14) 2023/09/02(Sat) 6:48:17 |
口に金貨を ルチアーノは、メモを貼った。 (a6) 2023/09/02(Sat) 6:49:57 |
【人】 無敵の リヴィオ「…見回りの時間かな?」 鏡に向けられた翠眼が近付く人影へと向かう。 今日もいつも通り朝から自分の顔にお熱な様子。 相手のあからさまにうんざりする顔を見ても変わりそうにもない男は、立ち上がり隣に立ったところで再度口を開いた。 「分かった、向かおうか……と言いたいところだが」 視線がデスク上のコンパクトミラーへと向けられている。 「立ち上がった際に前髪が8mmズレてしまった。 すぐに整えるから3分待ってくれないか」 いつも通りの意味の分からない面倒な要求。 構っていては時間の無駄。 それを理解する者はすぐさま男の腕を掴んで、背に投げかけられる声を聞きながら変わらない平和な街の見回りへと向かうのだった。 (15) 2023/09/02(Sat) 7:46:16 |
【人】 無敵の リヴィオ名前:リヴィオ・アリオスト 性別/年齢:男/27歳 身長:179cm 所属組織/立場・肩書:警察/巡査部長 表向きの仕事:警察 得意武器:拳銃 ひとこと:「髪の乱れは心の乱れ……勿論今の俺も最高だけどね」 (16) 2023/09/02(Sat) 7:49:33 |
無敵の リヴィオは、メモを貼った。 (a7) 2023/09/02(Sat) 7:51:23 |
【人】 花浅葱 ヴリエミァ「Scacco matto、ミスター」 男は盤上に孤立した相手のキングを指で弾いて、口元に薄い笑みを浮かべた。 ここは署内の休憩室。 仕事中であれば、チェスを1ゲームするほどの休憩時間は昼以外にはないだろうが。 「あー、白熱しましたね。楽しかったですよ」 悔しがる相手をよそ目にデスクへと足を向ける。 気分は良いが、何かを忘れている気がして首を傾げた。 そういえば……昼を食べてないかな? 「まぁいいか。面倒だし」 昼寝の時間も取れてないがチェスをしたから仕方ない。 あくびを噛み殺してデスクに着けば、部屋に響く電話のコール音。受話器から届いた声に、男は少しだけ苦い顔をした。 「やぁ、アリーチェ。 今日も順調にトラブルを引き寄せているかい? 振込詐欺、あぁ……え、署に繋げる? ……OK、話してみようか」 切り替わった時、電話が繋がったままかどうかは相手次第だ。 (17) 2023/09/02(Sat) 8:43:49 |
【人】 花浅葱 ヴリエミァ名前:エルヴィーノ・ルカ・バディオリ Elvino Luca Badioli 性別/年齢:26歳 身長:177cm 所属組織/立場・肩書:警察/巡査部長 表向きの仕事: 街の治安維持、マフィア対策など 得意武器: 銃各種。 使う場面は限られるが、拳銃を両手に持つ2丁スタイルを最も得意としている。 ひとこと: 「よろしく。……あぁキミ、腕のいい技師を知らないかい?」 (18) 2023/09/02(Sat) 8:46:45 |
花浅葱 ヴリエミァは、メモを貼った。 (a8) 2023/09/02(Sat) 8:51:12 |
【人】 拷問吏 ネロ「……仕事場に尋ねて来よう者がいるとはな。 何、取り込み中ではあるが急ぎの用向きであろう」 追い返しはせんよ、と椅子を用意した。 だが相手は事務的に用件を伝えていく。 「承ろう。期日までには口も割ろう。 何、男も女も鳴かすは変わらぬよ」 一般的に痛みへの耐性は女の方が強いとされるが 個人差もあるうえ強い痛みに対してはさほど差はない。 事務的な男は必要事項だけを告げて去っていく。 組織の一般的な人間の姿だ。 拷問吏は一つ増えた仕事を片手に、白湯を口にした。 ……背後で物音がする。 振り返るとそこには、椅子に縛り付けられている男。 仕事道具を手に取り、その男の耳元に口を遣り 弦楽器を静かに鳴らすような声で優しく囁く。 「愛いな、薬品からの覚醒が早くなったではないか……」 (19) 2023/09/02(Sat) 10:19:37 |
【人】 拷問吏 ネロ名前:ネロ 性別/年齢:男/24 身長:164p 所属組織/立場・肩書:マフィア/アソシエーテ 表向きの仕事:拷問吏 得意武器:断ち切り鋏 ひとこと:「……そう暴れて誘ってくれるな、嗜虐を煽られると拙も手元が狂う」 (20) 2023/09/02(Sat) 10:20:32 |
拷問吏 ネロは、メモを貼った。 (a9) 2023/09/02(Sat) 10:21:33 |
【人】 オネエ ヴィットーレ街の片隅、小さなバー。 可愛いベビーピンクの扉を開ければ、 中は意外にも落ち着いたダークブラウン基調の内装がお出迎え。 右にカウンター席、左にテーブル席。 10名ほどが定員のその小さな店に訪れれば、 赤髪を掻き上げたようなヘアースタイルの男が声をかけてくる。 「──あら〜〜♡いらっしゃい、アタシのお城へようこそ♡」 (21) 2023/09/02(Sat) 12:24:01 |
【人】 オネエ ヴィットーレ名前:ヴィットーレ 性別/年齢:男/33 身長:186cm 所属組織/立場・肩書:ノッテファミリー/メイドマン 表向きの仕事:bar『Collare』のママ 得意武器: 催涙スプレー ♡ひとこと: 「え?また体が逞しくなった?も〜♡乙女になんて事言うのよ♡ ぶっとばすわよぉ♡ 」 (22) 2023/09/02(Sat) 12:29:11 |
オネエ ヴィットーレは、メモを貼った。 (a10) 2023/09/02(Sat) 12:30:56 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「……というわけで、閉幕だ。実に悲しいお話だっただろう、諸君?」 芝居がかった動きで両手を広げ、 目先に広がる子供たちの輪に語り掛け、 しくしく泣いてる子供を見つければその目尻を微かに歪まて。 「どうした[任意名称]いや待った当ててみせようそうだなお前の反応からしてごく最近似たような感じで死んだ何かを見ただろうそうだなそれは……お前のペットの犬だろうそうだろう」 途端に早口になった『先生』の言葉に驚き、目を見開いて頷いた子供の頭を軽く撫で、顔を逸らして空を見上げた。 「ヒヒ……こほん、Non è vero?……なんでわかったか不思議? そうでもない。なんせ俺はお前達の先生だからな。 さあ、明日は楽しい話をしてやろう。今日は終わりだ、また明日。」 ばいばいせんせい、去っていく子供達。 空を見たまま手を振って、ふらりふらりと歩き出す。 自身が営業する閑古鳥と同棲中のモーテルの扉を越えて、 やっとにやけきった顔が地平に向いた。 「ああ〜たっまんねえ〜チョロい子供誑かして感情操り放題して盗撮盗聴機つけて古巣に帰って好き放題に日常覗いて情報全部ブチ抜いてそこから枝葉を広げて手を広げて整理して形にして…… それで、これから……お仕事だもんなあぁ〜! Che gira,che te gira!Mygrindstone continua a girare...」 誰に語るでもない、ただ虚空に歌と言葉を投げかけながら己が身を抱いて震わせる。 微かな水音と共に内腿を光が伝っていって狂喜に蝕まれた女を飾った。 (23) 2023/09/02(Sat) 12:47:27 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ名前:カンターミネ・ヴォーフル 性別/年齢:女/20 身長:153cm 所属組織/立場・肩書:マフィア/メイドマン 表向きの仕事:モーテル経営、街中の自由人 得意武器:自作の薬品 ひとこと: 「……ん?なんか警察がきな臭いな、次の奴にも聞くか……」 (24) 2023/09/02(Sat) 12:48:23 |
歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネは、メモを貼った。 (a11) 2023/09/02(Sat) 12:49:45 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ昼下がり。当直の電話番。 上司からの指摘を受け整理整頓したはずのデスクは、ものの3日で元の有様へと返っていた。 鳴らない電話を後目に、指先がキーボード上を舞う。 端のキーをタイプする両手小指にだけ、艶やかなエナメルが咲いていた。 「あー」 「できたあ」 気怠げな声。 視線を移した右腕の腕時計は、定刻より前を示している。 女は物臭で、自堕落で、――そうあることに関しては本当に余念がない。 そのことと、終業時間が近付く頃には不思議と仕事を終えている特技とは、どうやら矛盾しないらしかった。 この日もそれで器用に終えた仕事を見返しながら、薄化粧の口元が弧を描く。 ずぞ、とスムージーの底でストローが鳴った。 (25) 2023/09/02(Sat) 13:01:14 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ名前:ダニエラ・エーコ 性別/年齢:女/21歳 身長:158cm 所属組織/立場・肩書:警察官/巡査 表向きの仕事:警察官 得意武器:自動拳銃 ひとこと:「問題は、誰に提出するか…だよねえ」 (26) 2023/09/02(Sat) 13:03:08 |
日差しにまどろむ ダニエラは、メモを貼った。 (a12) 2023/09/02(Sat) 13:04:14 |
【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ「……というわけだ。現在島の上は不安定な情勢になっている。 今は大きな動きも見られず穏やかな状態にはなっているが、 引き波があった後には必ず寄せ波が来るということを忘れてはならない」 シトロンの香りも爽やかな三日月島は、陽気な風ばかりを吹かせているわけではなかった。 三日月島支部では、いつもは帽子の下に笑顔を携えている警察官達が、 事態の緊張感をよくよく思い知るかのように表情を引き締め朝礼にあたっている。 普段はどことなく緩んだ雰囲気の者であっても、警察としての意識を呼び起こしていた。 「マフィアに強いマスコミは、既に情勢の動きを予見して記事を挙げつつある。 こちらの動きを注視されもしている、味方であるとは思わないように」 必ず何かが起こるという予感を誰もが大なり小なり持っていながら、 しかし警察というのは後手で動くことこそが本意であるようなもの。 何も起こらないようにするための準備というのは身を削るほどにせざるを得ず、 しかし無辜の者たちの両分を侵してはならない存在だった。 ――……今はまだ。 「では、解散。本日も怪我のないようにね」 (27) 2023/09/02(Sat) 13:23:49 |
【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ名前:ヴィンセンツィオ・ベルティ・デ・マリア 性別/年齢:男/45 身長:200cm 所属組織/立場・肩書:警察/上級警部 表向きの仕事:同上 得意武器:Px4 Storm ひとこと:「治安の維持が私達の目的だ。いつでもそれを忘れてはいけないよ」 (28) 2023/09/02(Sat) 13:24:22 |
Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオは、メモを貼った。 (a13) 2023/09/02(Sat) 13:24:35 |
Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオは、メモを貼った。 (a14) 2023/09/02(Sat) 13:28:56 |
【人】 門を潜り ダヴィード夕闇が濃くなりつつある路地裏。 ひっそりかんとしたその片隅に、何やらを取り囲んでいる数人の影がある。 そこに場違いに明るい声が響いた。 「そうだ!写真を撮りましょうよ、記念ですから」 さも思いついたかのような物言いだが、 当たり前のように差し出された大ぶりなカメラはあらかじめ準備されていたもの。 上機嫌な様子でカメラを構え、被写体へレンズを向ける。 それはまるで幸せな家族写真を撮るかのように、明るく朗らかな声で。 「ほら、笑って!」 パシャリ。 全身にありとあらゆる暴力の痕跡を張り付け、気を失った男の写真を――敗北と服従の証をフィルムに収めた。 (29) 2023/09/02(Sat) 13:42:30 |
【人】 門を潜り ダヴィード名前:ダヴィード 性別/年齢:男/17 身長:172cm 所属組織/立場・肩書:マフィア/アソシエーテ 表向きの仕事:チンピラ 得意武器:ナイフ ひとこと:「笑ってくれなかったですね。悲しいな」 (30) 2023/09/02(Sat) 13:44:12 |
門を潜り ダヴィードは、メモを貼った。 (a15) 2023/09/02(Sat) 13:47:25 |
花浅葱 エルヴィーノは、メモを貼った。 (a16) 2023/09/02(Sat) 14:03:08 |
花浅葱 エルヴィーノは、メモを貼った。 (a17) 2023/09/02(Sat) 14:04:16 |
【人】 コピーキャット ペネロペ「お待たせしました!こちら二種のブルスケッタですっ」 バーカウンターの一角にカッティングボードが添えられる。 その上に並ぶのは彩り豊かな軽食の定番。 供する店員はバーの雰囲気に相応しく、控えめに笑顔を綻ばせる。 「S'accomodi. リンゴジュースのご注文はマスターまでどうぞっ」 少し茶目っ気を出して、冗談も添えて。 ここではきな臭い噂も縁遠いもののように。 それでも街中に漂い始めた不穏な空気は拭い切れない。 「…あっ!もうこんな時間。マスター、お先に失礼します」 (31) 2023/09/02(Sat) 19:56:49 |
【人】 コピーキャット ペネロペ名前:ペネロペ・ベリーニ 性別/年齢:不詳 身長:156cm(変動あり) 所属組織/立場・肩書:ノッテファミリー/メイドマン 表向きの仕事:バー:アマラント店員 得意武器:拳銃 ひとこと: 「一人、二人、三人……見ない顔が随分街に増えたもんだ」 (32) 2023/09/02(Sat) 19:57:57 |
コピーキャット ペネロペは、メモを貼った。 (a18) 2023/09/02(Sat) 19:59:28 |
【人】 陽光の元で ニーノ「だいじょーぶ!すぐに見つけてやるからさ」 休日の市場、陽が高い内の活気は相応で、なれば人混みも同様に。 頼る先を見失い彷徨うばかりだった手を取った男は、腕の中で泣きじゃくる幼い少女の背を何度も擦ってやる。 「で、見つかるまではオレが一緒! それならちょ〜っとは寂しくないだろ?」 もうじき署に戻って趣味の一つを教えてもらうつもりだったが、それはまた今度になりそうだ。 勿論連絡はするけれど、約束をして時間も取ってくれているだろうに怒られてしまうだろうか? 過る不安は一瞬だけのもので、そんなことはないかとあっさりと思考を切り替えた。 目の前の涙を拭うことを責める先輩は誰もいないと知っている。 だってオレたちは市民を守る警察官だろ。 「……あ、お腹鳴ってる。 泣いて疲れた?探す間にパンでも食べるか? オレのな、オススメのところあってさ──」 (33) 2023/09/02(Sat) 22:39:35 |
【人】 陽光の元で ニーノ名前:ニーノ・サヴィア 性別/年齢:男/19歳 身長:166cm 所属組織/立場・肩書:警察/巡査 表向きの仕事:オレは全部表! 得意武器:拳銃よりは拳 ひとこと:「うしっ、見つかってよかった!……ァッ、やべ、次の仕事間に合わないか…!?」 (34) 2023/09/02(Sat) 22:43:09 |
陽光の元で ニーノは、メモを貼った。 (a19) 2023/09/02(Sat) 22:47:09 |
【人】 渡りに船 ロメオこっくり、こっくりと舟を漕いでいる。 陽光差すベーカリーのカウンターに腰掛ける男は、 腕を組み目を伏せていた。 木製のドアベルが鳴らす温もりある音色で、 瞼が隠していた翠の目が開いてすい、と上を向いた。 「……しゃいませー。ごゆっくり」 欠伸一つ。 到底接客をする態度ではないが、許されている。 事実訪れた夫人はその姿を上品に笑い、香り良いパンの並ぶ棚を眺めはじめた。 男は丸めた背を伸ばし、一応は店番の形を取る。 屈められた長身が伸びてカウンターに少し影を落とした。 時計を見る。バイト終わりまであと2時間。 「……今日は何件入ってんだっけか」 ──ここの空気は温すぎる。 仕事が終わればまた仕事。それを良しとしている。それを望んでいる。 時間になれば席を立つ。 ゆらりと店を出れば眼鏡を外した。これからの仕事にこれは必要ない。 そのまま店の隙間、路地の奥に、ゆらり。 (35) 2023/09/04(Mon) 11:37:51 |
【人】 渡りに船 ロメオ名前:ロメオ 性別/年齢:男/25 身長:190p 所属組織/立場・肩書:マフィア/ソルジャー 表向きの仕事:ベーカリーのバイト 得意武器:なし ひとこと:「まぁ……何があっても上手くやりますよ。多分ね」 (36) 2023/09/04(Mon) 11:38:56 |
渡りに船 ロメオは、メモを貼った。 (a20) 2023/09/04(Mon) 11:40:17 |
【人】 法の下に イレネオ陽の傾きかけたどこかの時刻。 休憩スペースに顔を出した同僚に、男は軽く会釈を返した。 手に持つのは缶入りのブラックコーヒー。おそらく凭れかかった自動販売機で購入したのだろうそれは、男の大きな手の中では小さく見える。簡単に、片手でひしゃげさせてしまえるくらいに。 「ああ、お疲れ様です。」 「ええ、近頃は奴らも活発で。」 受け答えする言葉は短く単調でにこりともしない。目を合わせることすらほとんどないまま、飲み口に目を落とし、残り少なくなった液体を煽った。 「いえ。俺はもう戻ります。そろそろ5分ですから。」 すげなく誘いを断って、そのまま大股で廊下を行く。 やがて聞こえてくるのは淀みなくキーを叩く音だろう。 長身を収めるには窮屈そうなデスクは、しかしそれでも、正しく男の居場所だった。 (37) 2023/09/05(Tue) 18:14:40 |
【人】 法の下に イレネオ名前:イレネオ 性別/年齢:男/25歳 身長:186cm 所属組織/立場・肩書:警察/巡査長 表向きの仕事:上記と一致 得意武器: 特になし 秘匿ひとこと:「提出が必要な書類は以上です。見回りに出ます」 (38) 2023/09/05(Tue) 18:18:42 |
法の下に イレネオは、メモを貼った。 (a21) 2023/09/05(Tue) 18:32:43 |
【人】 黒眼鏡あくびをひとつこぼしながら、古びた扉を押し開ける。 海沿いの開けた道に面して建てられた、トラックがまるまる入ってしまいそうなスチール・ガレージを改装して作られた店舗。 それなりに古びていて潮による錆も無視できないが、そこは短パンとサンダル姿で表をぶらぶら出歩けるくらいには気ままな彼の城だった。 「よっと」 片手で持ち上げた大きな木製、二つ折りの看板を、店先にドカンと置く。 【Mazzetto】という味気のない店名のそばには、似合わない小さな花がセロテープで張り付けてあった。 黒い眼鏡をかけたその怪しげな男が運営するここは、自動車修理工場だ。 …本人は、カフェだと言い張っている。 「腹減ったな。ピザ買いに行くか」 営業時間も、適当だ。 (39) 2023/09/08(Fri) 21:21:35 |
【人】 陽光の元で ニーノ「──ピザください!!!」 商店街の一角、響き渡る声は元気に煩い少年……のような年頃にも見える男のもの。 相対する店員は勢いに笑いながらも種類を尋ねてくれたので、とりあえずかぼちゃサラダとチーズクリームのものを指差していく。 「……ん?うん、休憩中。 サボりじゃないから大丈夫だって! 仕事は真面目にやってます〜……あ。 今すぐ食べたいけど一応持ち帰り」 顔見知りらしい店員は、また勝手なことをして上にどやされてないかと茶化しながらも商品を詰めていく。 特に気を害した様子もなく笑って受け答えしながら、今日の昼食は幸福が確約されたも同然だなと袋に収まっていくピザを嬉しそうに眺めていた。 #商店街 (40) 2023/09/08(Fri) 21:29:13 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ――会議室。 広めの部屋に四角に囲むように置かれた机に壁にある大きなモニターが目立つくらいのシンプルな部屋の中で、マフィア対策と銘打った議題の会議の最中に小さく欠伸を噛み殺す男がひとり。 つらつらと議題を進めている上司をよそに、やる気は欠片もみせないまま書類に目を落とした。 小さな文字は更に眠気を誘い、語られる言葉は最早子守唄のようなもので。 眠いな…… 自分の世話はすぐ疎かにする男は、昨日も夜遅くまでだらだらと夜更かしをしていた。 ……とはいえ、おせっかいな同僚達の視線を受ければ肩をすくめて、寝てませんよのアピールをするわけだが。 今日の所長代理は機嫌が悪そうだ。 最近来たばかりの所長代理に視線をちらりと送り、小さく息をつく。 正直な所、あまり意味を見いだせない会議よりは体を動かして調査していたほうが、まだマシなのだ。 #警察署 (41) 2023/09/08(Fri) 21:43:58 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ男はあてどもなく歩いていた。 仕事の合間だったか、最中だったかもしれないけれど 新作のピザで賑わいを増した商店街を 鼻歌交じりに散歩をしている。 「おーおー、賑やかだなぁ。 新作ピザ、差し入れに買って帰るか。」 果たしてそれが喜ばれるかはさておいて 偶にはこういうのも悪くはないだろう、と 男は歩を進めるのだった。 #商店街 (42) 2023/09/08(Fri) 22:07:16 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラピザのことなど知りもしない女が足を止めたのは、とあるサンドイッチ店。 「あい、どおも」 代金を支払い、包まれた商品を受け取る。 チャバタを縦に半分に切り、具材は野菜と生ハムにチーズ。 そんなオーソドックスなサブマリンサンドイッチ。 「また来まあす」 口髭の店主に手を振った。 店主の気前が良ければ味もいい。 そんな良店であるからこそ、足を運ぶのももう幾度目か。 レシートを財布に仕舞い、店先を離れる。 その足取りは、決して機敏とは言い難い。 それでも、確保したブランチのためと、また見回りへ返っていく。 #街中 (44) 2023/09/08(Fri) 22:21:19 |
【人】 コピーキャット ペネロペ「ばぁかたれ。レオーネは一つ前の名前だってえの。 今はペネロペだ、ペ・ネ・ロ・ペ!」 冗談混じり、笑い混じりに傍のアソシエーテを軽く小突く。 猫被りが名前を変えた後によくある、いつも通りのやり取り。 下っ端いじりではない。決して。 「ちっと出てくる。街ブラだ。 なあに今生の別れでもないんだからそんな顔すんなって。 良い子にお留守番くらいできるだろcucciolo」 オーバーサイズのパーカーの袖をひらと振って出ていく。 新たに可決された法案は、多くの者の知る所ではない。 今は、まだ。 #アジト (46) 2023/09/08(Fri) 22:34:25 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ『先生』の視線の先には子供達が3人、4人。 男女混じった仲良しグループだ。 授業を熱心に聞いてははしゃぐ、可愛くて…… 愚かな子供達だ。頬が緩み、足を向ける。 「おはよう諸君!今日のニュースは何だい?」 寄ってきた子供をにこやかに抱きあげて、背中を叩く。 言葉の中から真っ当な情報だけ拾い上げ脳内でくっつけて。 「あ〜ピザ屋の新作かあ」 自分で買いに行くには遠いし割とどうでもいいなあ。 心中で呟いて、代わりに口からはお礼の言葉。 「ありがとう諸君。さあ、先生はこれから お散歩の時間だ。お前達は遊んでくるといい。またな」 情報は目と足と耳で。ついでに、植え込みだとか シャッターの隙間、看板の裏に『虫』を貼り付ける。 「さあて、本命はどこに転がってるかなあ」 今日も白衣を靡かせて、ブーツの底で地面を叩く先生は。 大きな欠伸をしながらおまわりさんがたとは 別の意味を持って辺りを見回り始めた。 #街中 (47) 2023/09/08(Fri) 22:46:27 |
【人】 門を潜り ダヴィード目を覚ます。顔を洗う。髪を整える。 昨日のうちに準備をしておいたシャツはぴんと糊がきいていて、 袖を通すとどこか爽快な気分になる。 小さなカップに濃い珈琲を淹れて、部屋に満ちる匂いと共に早朝の目覚めの一杯を楽しんで―――― とは、ならず。 人々が仕事の合間、昼食を楽しんでいる時間にようやく起きた男は、時計をたっぷり睨んでから大きなため息を吐いた。 「はぁあ〜〜〜〜…………? とりあえず……めし……?」 のろのろと身なりを整えて、やるべきことを指折り数える。 今日の予定は昨日の写真の現像とあといくつかの雑用。 靴に足を捻じ込んでどうにか目を覚ました男は、とりあえずいい匂いのする方へと歩き出した。 #街中 (48) 2023/09/08(Fri) 22:47:07 |
【人】 コピーキャット ペネロペ「ありがとうございますっ」 呪文じみた長々とした注文を終えた後にカップを受け取る。 巷の女はこれで喜ぶらしい。意味わからん。 一応それらしく写真を撮ってSNSにアップなどもしておいた。 「今日はどこに行こうかなあ」 ストローを咥えて一口。これでもかってくらい甘ったるい。 勤め先が開くのは日が沈む頃から。 それまでは顔を売る序でに街の様子を見る時間にあてる。 そう決めて、知った顔や、見知らぬ顔が無いか。 カップ片手に喧騒の流れていく方へ足を向けた。 #街中 (49) 2023/09/08(Fri) 23:01:47 |
【人】 pasticciona アリーチェバス停の側。野暮な視線も度々感じる人が行き交う歩道で、 警察官は腰の曲がったお婆さんの話を困り顔で聞いていた。 「ええ、ええ……わかります、お婆さん。 私もこの間、スーパーで1週間分の食材をカゴに山積みに したときに限ってお財布を忘れてしまって……」 「え?お前の話は聞いてない? ご、ごめんなさい…… はい……確かに、詐欺と疑われて傷付きましたよね…… でもこのバスを逃すと、ほら。 お孫さんとの待ち合わせに遅れてしまい──……あっ」 ずっと老婆に差し出し続けていた往復のバス代は その言葉を聞くやいなや乱雑に鷲掴みにされ、 老婆はふんぞり返るようにバスの中へと横柄に去っていく。 行動の速さに呆然としながらもどこか安堵した様子で、ふぅ、と力ない笑みを浮かべながら去り際の老婆に声をかける。 「Buona giornata」 #街中 (50) 2023/09/08(Fri) 23:10:27 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ商店街の人混みを靴の音を鳴らして通り過ぎていく。 香るチーズに店子の声、視線の先にはピザ屋を見ている同僚の姿があった。 あれなら片手で食べられる食事には入るか?と、誰かの顔も思い浮かべた。 「お前まで食いっぱぐれる気はないよなあ」 背後からロメオの肩を叩き、もう片方の紙袋を抱えた手に力を入れる。 太陽が登る間普段は忙しくアジト内を回っている男は珍しい休憩時間を過ごしていた。 「Ciao、ロメオ。今日の餌探しも順調か? そうだ急ぎの用はないが、夜連絡が取れるようにしていてくれえ。外からかけるからなあ」 然程重要でもない連絡事項、足を止めさせるほどでもない為言いたいことを言えばその場は去るつもりで。 そのままピザ屋よりも街の喧騒の方へと視線をやればまた手元の紙袋を抱え直した。 #商店街 (51) 2023/09/08(Fri) 23:39:54 |
【人】 渡りに船 ロメオ>>51 ルチアーノ 「うわっ」 「何何……ああ、先輩。ども。いや、餌って……」 風景に気を取られていたから、不意に肩を叩かれればビクリと揺れる。 驚いた顔でそちらを向けば少し開いた眼はすぐにふっと緩んだ。 「あー、夜すね。分かりました。予定空いてるんで、必ず」 視線は持っている紙袋に、そして貴方の顔に。 どんな連絡にだってロメオはいつも二つ返事だし、今もそうだ。 迷う素振りもなく頷いて了解を示した。 そして今は貴方を引き止める理由もない。 「じゃ、連絡待ってまーす」 そのまま見送る姿勢を取って、 きっと今度は遠ざかる貴方の背を見て。 ……食いっぱぐれないようにそろそろピザでも買おうかと思った。 こちらもまたその場を離れるんだろう。 #商店街 (52) 2023/09/08(Fri) 23:58:12 |
フィオレは、でもやっぱり、と店主さんにチーズクリームピザも一切れお願いした。これは、この場で食べていくのだ。 (a22) 2023/09/09(Sat) 0:43:38 |
ロメオは、やっとピザを買いに。これとこれと後これと。はい。ありがとうございます。え、おまけ? やったあ。 (a23) 2023/09/09(Sat) 0:56:11 |
カンターミネは、情報収集と食事より先に新作ゲームを買った。帰ったらやるぞ〜 (a24) 2023/09/09(Sat) 1:00:04 |
【人】 オネエ ヴィットーレ「 あっら〜〜〜〜〜〜♡ このお洋服かわいい♡ でもアタシにはちょ〜っとサイズが小さいかしら? んもぅ!なんで女の子のお洋服って こんなにちっちゃいのかしら!」 「あら!こっちの鞄も可愛いじゃない♡ 色もアタシのお気に入りのリップグロスにそっくり♡ 買っちゃおうかしら〜♡」 オネエは街中で、きゃいきゃいしていました。 #街中 (54) 2023/09/09(Sat) 1:07:13 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>53 リヴィオ 「最近好きですね、それ」 ひとつ上の先輩がショーウィンドウで髪をセットし直してるのに突っ込む気は欠片もないらしい。 最近毎日色んなヘアピンを着けていることを、男は知っている。 流石に女児が好むような可愛らしいヘアピンを初めて見た時は少々驚いたのだが……それも最初だけの話で。 ピザのいい香りが鼻をくすぐるが、買いに行くのも食べるのも面倒だと肩をすくめて、道路に飛び出してしまいそうな子供の肩を叩いて誘導した。 マフィアとの対立が嘘のように平和な日だ。 #街中 (55) 2023/09/09(Sat) 1:13:11 |
【人】 無敵の リヴィオ>>55 エルヴィーノ 「あぁ、エルじゃないか!今日も元気そうで何よりだ」 馴染みのある声にショーウィンドウの方を向いたまま手を振る。 突っ込まれなければそのまま、君ならそれを知っているはずだ。 「これは……せっかくの貰い物で俺に似合うからね。 こうして使う方が物も輝くだろう?」 勿論一番輝いているのは俺だけどね。 補足するまでもないのでわざわざ言いはしない。 後輩である君なら言わずとも言いたいことは分かるだろうし。 道路の飛び出してしまいそうな子の肩を叩き、 誘導する様子を確認すれば、そこでようやく振り返った。 「それで?君も見回りの途中かい? その途中に俺に出会うなんてラッキーだね」 (56) 2023/09/09(Sat) 1:33:23 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>54 ヴィットーレ 「……あっ!」 ぷらぷらとウィンドウショッピング中、というていで。 街中を見て回っているうちにあなたの姿を見掛け、 そちらへ少し早足に寄って行く。 「Ciao! ヴィットーレちゃん、お買い物中ですか?」 今は偶然店の外で出会したバーのママと通う客。 そういうふうに装って、視線の先を覗き込んだ。 「この鞄、かわいいですねっ。この靴も!」 「お店を見るともう秋物の時期なんだなあって感じますねっ。 ヴィットーレちゃんは今秋の流行り、何色だと思います?」 #街中 (57) 2023/09/09(Sat) 1:41:23 |
【人】 オネエ ヴィットーレ>>57 「………あら!」 軽快な足音、を貴方はきっと立てているだろう。 だって今のあなたはただのカタギのお客様。 そんな足音に振り返れば、ヴィットーレはにぱっと笑って。 貴方の顔をよく見るためにサングラスを取りながら。 「ペネちゃん♡偶然ね〜! 靴も可愛いわよね〜♡この小さくついてるリボンなんか特に! あーあ、アタシもペネちゃんくらい可愛いサイズだったらよかったのに!」 きゃっきゃ!大きなオネエと小柄な女の子?が ブティックの前ではしゃぎ合い。 「そうねぇ、アタシ紫が好きだからそこら辺が来てほしいわぁ♡ ペネちゃんは何色がくるとおもってるの?」 #街中 (58) 2023/09/09(Sat) 2:05:24 |
フィオレは、商店街を離れる時、見知った顔が見えたのなら。手を振って笑みを向けていた。 (a25) 2023/09/09(Sat) 2:08:17 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>56 リヴィオ 「見回りでもなけりゃ、署から出ませんよ」 ありがとうと手を振って去っていく子供に軽く手を上げて、ようやく振り返った先輩に目を向ければ、エルと呼ばれた男は肩をすくめて頷く。 事件が起きて動いているならいざ知らず、こんな平和な日にわざわざ外を歩く理由はそれ以外にはないというものだ。 気がつけば人員として駆り出されているかもしれないが、所長殺しの事件は専門の対策本部が捜査中。 それを邪魔する気は今のところはない。 「物を大事にするのは良いことですけどね…… え、それ貰い物なんですか。…………、子供から?」 #街中 (59) 2023/09/09(Sat) 2:14:49 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>58 ヴィットーレ 「紫!いいですねっ、秋って感じがします! 私は……うーん、やっぱり赤かなあ」 うーん、とわざとらしく悩む素振りを見せながら。 もちろん、振る舞いも足音もただの小さな女の子のようなもの。 あなたも今はただの大きな気の良いオネエさん。 そんな二人がわいきゃいとおしゃれ談義をしているだけ。 「ヴィットーレちゃんが同じくらいだったら、 お揃いなんかもできてよかったんですけど…」 「……そうだ! 鞄やアクセサリーならお揃いはできますよねっ。 かわいいの、探しに行きませんか?今でも、今度でも!」 名案とばかりにぴっと人差し指を立て。 或いは見ていた鞄と同じデザインのものが無いか、 探してみるのもいいかもしれない。 #街中 (60) 2023/09/09(Sat) 2:28:16 |
【人】 法の下に イレネオ「……」 この日男は非番であった。 しかしそれも形式上の話である。勤勉且つ生真面目且つ四角四面なこの男は、非番であろうが正義の番人の面を被るのをやめない。 黒縁の眼鏡の奥の瞳は目に映るもの全てを見定めるようであったし、かっちりとした私服は遊びに出たようには見えなかった。まとう雰囲気のせいだろう。心なしか周囲の人も避けているような気がする。 が。 「ダヴィード」 知った顔を見つけたらしい。目尻が僅かに緩む。 気さくに手を上げ、大股でそちらに寄った。 「珍しいな、こんな時間に。」 貴方の姿を見かけるのは比較的陽の傾きかけた時刻が多い。気がする。 若者が健康的な時間に外出しているのは好ましいことだ。そんな勝手な感想を携えて、急ぎの用がないなら少し言葉を交わしたいところだ。 >>48 ダヴィード #街中 (61) 2023/09/09(Sat) 2:44:56 |
【人】 Chiavica テオドロ「ええですから、被害の潜在化が問題となるでしょう。 『組織犯罪者』達が一般市民の生活の身近に置かれてしまっているのは無視できない事実であり…… ここ数年は生まれた親しみによって。或いは反対に報復を恐れて、被害者からの通報・相談が遅れるという傾向が見られました」 厳かな空気の中、男は実地での捜査を取り纏める者の一人として司会進行を買って出て議論を進めている。 「これから防いでいくためにも、人々に対して警察への通報と相談することの重要性、意義等を今一度周知させる必要があります。それには──」 うおっほん。御大層な咳払いがひとつ。 それから『マフィアを一人残らず捕まえればいい』と御無体な意見がもう一つ。 「……すみません、僭越ながら申し上げますが!今は肩書ひとつ取って誰彼もなく罰することは、聊か前時代的で、」 前時代だからいいのではないか、今の警察は腑抜けてしまっている、と。 矢鱈とマフィアに対する強い制裁を望む所長代理を何とか操縦しようとするが、彼が感情を込めて口を開くたびに会議室は厳罰化ムード一色になってしまう。 黙っててもらえないかなとは思いつつ、流石の皮肉屋でも顔にも口にも出せない。こちらが口を噤んで好きに言わせてやる。 (……さて、終わったら何の仕事から片づけようかな) 視線ばかりは議論を見つめつつも、小指の先ほどの興味すら失って、済んだ後のことに想いを馳せるのだった。 #警察署 (62) 2023/09/09(Sat) 3:37:48 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>43 フィオレ 「……あれ」 詰めてもらった袋を持ってピザ屋を離れようとしたときに、聞こえてきた注文する声に自然と視線がそちらへと向く。 見えるのはとりあえず紙袋──だったわけだが、その向こうに見知った顔を見つけると口元が綻んだ。 「あ──やっぱねえさんだ! 奇遇だな、オレもピザ買ったところで…… ……っていうか荷物多」 偶然会えたことへの嬉しさを少しも隠すことなく話し始めようとしたが、それよりも前に見るからに多い荷物が気に掛かる。 傍へと駆け寄っていけば躊躇いなく差し出したのは片手だ。 こちらの荷物は現状ピザの袋ひとつしかないので。 「落ちそう、持とうか?」 (63) 2023/09/09(Sat) 4:35:46 |
【人】 路地の花 フィオレ>>63 フレッド 「あら、その声は」 「フレッド?」 紙袋の横から顔を出す。 昔馴染みの姿をその目に映したのなら、ふわりと微笑んで近付いていく。 小さい頃から呼んでいる名前であなたを呼んで。 「ふふ、何だか大きな声が耳に入ったと思ってたのよね」 「やっぱりフレッドだったんだ」 職場も違うから、こういう場所でばったり会うくらいしか今は接触することもなくなってしまったけれど。 元気でいる様子を見ると、それだけでこちらも嬉しくなってしまう。 こちらもゆっくり話すことが出来ればいいとは思うのだけど。 そうするにはあなたが言及したように、荷物がどうしても今は邪魔になってしまいそうだ。 「これ、ちょっと買い出しに出てたのよ」 「でもいいの?休憩時間だって言ってなかった?」 時間がとれるならいいのだけど、と一度袋は預けてしまって。 まだ買うものがあるからと近くの座れそうな場所まで持っていってもらうかも。 (64) 2023/09/09(Sat) 5:54:03 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>39 黒眼鏡 勤務後。赤く染った空が同色に海を染めている。 「すみませえん」 店主の姿を探し覗き込む。 看板が出ているからには営業中のはずだ。 珈琲豆の香りと機械油の香りではどちらが優位か怪しいものだが、この店のそういうところを女は結構気に入っていた。 「コーヒーくださあい」 #Mazzetto (65) 2023/09/09(Sat) 6:06:14 |
【人】 黒眼鏡>>65 ダニエラ ゆらゆらと揺れる照明。 薄暗いカウンター。 ほんの少しの珈琲と、金属と油、それと海からの潮の匂い。 飾り気のない店内には、ときたま似合わない花が飾られている。 どこをとってもちぐはぐな店内に、女の声が響く。 …しばらくは無音。 だが、すぐに。 がたん、がたんと店の奥から音がして、 のっそりと長身の男が顔を出す。 「おや」 いつでも、それこそ夜中でもかけているサングラスの奥の瞳が、笑みの形に変わった。 「いらっしゃい、お嬢さん。 コーヒーね。ミルクは? 砂糖は?」 注文を聞きながら、すでに手は動き始めている。 何を言っても、多分"今日のオススメ"が出てくるだろう。 #Mazzetto (66) 2023/09/09(Sat) 7:37:26 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>64 フィオレ 呼んでもらえた名は今の家に迎えられる前まで抱いていたものだ。 形にしてもらえる度に "戻れた" 感覚がして嬉しかったから、笑みを深めたけれど。 「え〜大きな声がオレのトレードマークってこと? 恥ずかしいな、もういい大人なのに……」 頬を掻きながら自然、ついと視線が逸れた。 小さな頃から自身を見ている貴方にとっては何年経とうが子供のようなものかもしれないけれども、こちらとしてはようやく去年成人できた気分でいるから。 とはいえそんなことだけで拗ねるのもそれこそ子供だし、そもそも機嫌を損ねたわけではないからすぐに向き直る。 「休憩時間だからいいんだろ。 仕事中だったらできなかったからタイミング良し」 まだ次の見回り時間までに余裕はある。 預かった袋を言われた通りに近くの空いたベンチまで持っていけば、貴方を振り返った。 「……にしてもこんな大量の荷物、家用? それとも職場のものなのかな」 #商店街 (67) 2023/09/09(Sat) 8:28:51 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>61 イレネオ 「うん? ああ、イレネオさん!こんにちは、良い日ですね」 幾分かまだぼんやりとしていた頭がしゃっきりとしたようだ。 軽く会釈をしてから、貴方の言葉にすこし笑った。 「吸血鬼じゃないんですから、もう。 お恥ずかしながら、今からお昼を買いに行くところで。 ……今日はお仕事ですか?それともお休み?」 貴方の私服はいつもかっちりとしているから雰囲気で判別するのが難しい。 男の私服も似たようなものであるので、なんだか二人とも町からは浮いているような気がしてならない。 口にこそ出さないが、寝起きのとりとめのない頭で考えると不思議に可笑しいのだからたまらない。 結果、変ににこにこ……にやにやと、楽しそうな返答と相成った。 #街中 (68) 2023/09/09(Sat) 9:03:25 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>50 「アリーチェ?何やってんだこんなところで。」 歩き回っていたら、見覚えのある姿がバス停の側に見えて 外回りだったっけ?なんて思いながら声を掛ける 不器用な妹分のことだ 何な問題を抱えていなければ良いけれど、と 「お疲れさん。見回り中か?」 #街中 (69) 2023/09/09(Sat) 9:04:56 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>66 黒眼鏡 ちぐはぐな店内。 そこに店主の姿がすぐになくとも居心地の悪さを感じない程度に女は豪胆だった。 寝惚けたような視線を漂わせ待つこと暫らく。 姿を見せた長身を見上げて、サングラス奥の笑顔に頷いた。 「どうもお。どっちもお願いしまあす。 あ。砂糖は2つで〜。」 席に腰掛け、カウンターに両肘で体重を預ける。 ぷらぷらと脚を揺らして、漂い始めるコーヒーの香りに目を閉じた。 こればかりは、喫茶店の醍醐味だ。 「いい香りですねえ」 以前来た時も、同じことを言ったかもしれない。 もう何ヶ月も前のことだし、お互いそんなこと覚えちゃいないだろうが。 #Mazzetto (70) 2023/09/09(Sat) 9:16:57 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>47 カンターミネ 「よお、先生。 今日はガキ共無しで散歩かい?」 おまわりさんとは別の意図を持って散歩をする貴方 その姿を見つけてはいつも通りに声を掛ける男が一人 勿論何をやっているかとかそんなことは知らず 挨拶代わりのそれはもう聞き慣れたものかも ひらひら、と手を振る姿は変わりないだろう #街中 (71) 2023/09/09(Sat) 9:18:25 |
【人】 Chiavica テオドロ切らしていた園芸資材を買うのはいいとして。 秋が近づいてくるとなれば冬に向けて株を充実させるべく、何か丈夫な花の種を植えておくべきだなと思い至る。 「……」 行き着けの花屋に向かう足取りは、ピザに一切目もくれない。 イタリアの男たるもの、人並に好きではあるが。 それよりは植物だ。ピザより花。 『Meglio qualcosa di lode che una utile』といったところ。 「……ルッコラでも植えてみるか?」 ただ少しだけ頭が食い気に逸れた。おのれ秋の味覚。 #商店街 (72) 2023/09/09(Sat) 9:43:56 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>72 テオドロ 「お、ルッコラを植えるのか、珍しいな。」 呟きが聞こえたのか、はたまた目線の先を見たのか 考え込む貴方の背後から声一つ めちゃくちゃにピザの香りを纏っている男は 相変わらずの弟分を見つけては声を掛けたらしい にしたって唐突であるし匂いのせいで花より団子状態だ #商店街 (73) 2023/09/09(Sat) 9:59:19 |
【人】 黒眼鏡>>70 ダニエラ 「はいよ、砂糖が2つ〜」 長い手足を、狭いカウンターの中で窮屈そうに動かしながらサイフォンに火をかける。 ゆったりとしているように見える動きだったが、かちゃかちゃと見えづらい作業が手際よく行われ、香りが漂い出してからは早かった。 「はい、コーヒー。 がんばってブレンドしたからさあ、そう言ってくれると嬉しいね」 笑いながら、カウンターにカップが置かれる。 ふわり、と漂う湯気と香りの中、サングラス越しの視線女の顔で止まった。 「…見覚えある? かもしれんなあ。 ナンパじゃないぞ。 どちらにせよ、綺麗なお嬢さんにはサービスね」 コーヒーカップに添えるように、クラッカーの箱が置かれる。 紙箱に何袋か入っているタイプのものだが…一袋は開封済みだ。 さっきまで食べていたやつだろう。 #Mazzetto (74) 2023/09/09(Sat) 10:01:00 |
【人】 Chiavica テオドロ>>73 ニコロ 「! ……見当、外れ故に、知ったような口を……! その空想力は仕事中の暇つぶしにでも使うべきです」 僅かに目を見開いて硬直し、其方に振り向く瞳は忌々し気。 図星故に、ついつい意地を張った応答となってしまう。 「ニコ……あんたの方はピザの香水を好む女でもできたんですか?知りませんからね、急に体型が崩れても」 一切れ食べた程度でこうなるものか。 どうせ何枚も食べたんだろうという決めつけだ。 勿論ルッコラの件についての当てつけでもある。子どもだ。 #商店街 (75) 2023/09/09(Sat) 10:29:08 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>75 テオドロ 「そうかそうか。 まあ偶にはそういうもん育てても良いと思うけどな。」 意地っぱりだと何となくは分かるからか 笑いながら言うだろう 長い付き合いの弟分だから、気分を害した様子はない 「やっぱり匂うか。 いやぁ、新作ピザが出たって話聞いてさ。 差し入れと配る用に買ったんだよ。」 貴方の視界外から手に持った紙袋を見せる 「お前の分もあるぞ。 買い物の後で食わないか?」 その所作は常と変わりないだろう #商店街 (77) 2023/09/09(Sat) 11:24:25 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>74 黒眼鏡 「えー、いいんですかあ。」 「らっきー。いただきまあす。」 湯気くゆるカップに手を伸ばし、まずはひと口。 舌先で転がして、その風味を味わう。 そうしてことりとカップを置いた手は、まっすぐクラッカーへと伸ばされた。 「でも、正解ですよお。」 「前にも来ましたあ。マスター、記憶力いいですねえ」 弧を描いた口許が口ずさむ。 「今日は、お仕事帰りなんですよお。」 「ふふ、お仕事、何だと思いますう?」 控えめな雑談も、また。喫茶店の醍醐味だろう。 乾いた音とともに、口の中に薄い塩味が広がった。 #Mazzetto (79) 2023/09/09(Sat) 12:19:13 |
【人】 黒眼鏡>>79 ダニエラ 「いーのいーの。 このトシになると腹膨らむものキツくなってきて」 つんつんとまばらに立った髪をかきながら、 恥ずかしそうに零す。 カウンターの内側には、半分くらいかじったホットドッグ……の、ソーセージ抜きが皿に乗っかったまま放置されている。 小食なのか、それとも食事を放り出して車でもいじっていたのだろうか。 「あ、ほんと? いやあ、当たって良かった。 こういうの外すと恥ずかしいからねえ」 ビンゴだ、と指を向ける仕草は、やはり少々古臭く。 「んー? なんだろうね。 君みたいな美しいお嬢さんは、デザイナーかカフェ店員と相場が決まっているものだが」 顎に手をあてて考える仕草をしたあと、もう一度指を向けて。 「……新聞記者」 どう? と。首をかしげる。 #Mazzetto (80) 2023/09/09(Sat) 12:41:41 |
【人】 法の下に イレネオ>>68 ダヴィード 「なら、お前を捕えないといけないところだ」 軽く笑って言うことには、吸血鬼は人間にとって害である。 ある種の前時代的で、昨今のフィクションのロマンチシズムに置き去りにされた発言は、この男の常だ。とはいえ、本人的には冗談のひとつのつもり。14cm上方から寄越される視線は、冷たいものではないだろう。 「そうか。気楽な休日だな……休日か?」 見た目だけならあなたは学生くらいに見える。 通っていないという話を聞いたことはあったろうか。そうでなくともなんとなく、真面目な生き方をしているわけではないのは察している。 しかし、若い頃のやんちゃはするものだ。厳格なわりに、そういう甘さのある男だった。 「俺は非番だよ。やることがなくて、ぶらついてる」 警察特有の言い方で休日をそう呼んだ男は、まだ新しい法案のことを知らない。知ったとて、あなたへの態度は変わらないのだろう────むしろ渋面を作って心配するのかもしれない。何も知らないのだから。 身内への甘さをそのまま眦に滲ませて、少し覗き込むようにして。 「はは」 「どうした。機嫌が良さそうだな。良いことでも?」 #街中 (81) 2023/09/09(Sat) 12:46:47 |
【人】 Chiavica テオドロ>>77 ニコロ 「何を育てていようとこちらの勝手…… ……いやでも、もしもの時の備えくらいにはなるか」 備えというのに種を買うのは迂遠な気がしなくもないが。 未来への投資と言い換えれば悪くはないのかもしれない。 結局一袋手に取っては、園芸用土の上に。 「お人好しだな……どうせ欲しがりそうな奴らは、 持っていかなくても勝手に食ってるでしょうに。 味は?一枚くらいは俺も食ってやろうじゃないですか」 結局は素直に食べに行く。食事に関してはあまり突っぱねたりしない。これもまた昔の一見で培われた感性だ。 #商店街 (82) 2023/09/09(Sat) 13:49:12 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>81 イレネオ 「ひええ。貴方が言うと洒落に聞こえませんね。 大人しいただの人間でいるとしましょう」 正しくそれは冗談のひとつとして処理された。 肩をすくめてくすくすと笑う姿には、貴方への気安さが見て取れる。 「休日のようなものです。 やることはあるけれど急ぎではなく、人に会う予定もない」 非番。交代制の仕事なんだろうか。 男の脳裏にいくつかの『貴方がしていそうな仕事』が過って消えていった。 それから、続いた貴方の言葉に少しだけむっとした表情を作った。さすがに寝惚けた言葉を貴方に伝えるわけにはいけないから、嘘ではない言葉を紡ぐ。 「その休日のような日、に知り合いに会えたものですから。 ちょお〜っと機嫌がよろしかっただけですけど! ……お昼、もう食べましたか?」 #街中 (83) 2023/09/09(Sat) 13:57:29 |
【人】 法の下に イレネオ>>83 ダヴィード きっと、気に入っているのはそういうところ。 初めて会った時は戸惑うどころか苦々しさを満面にしていた男のかんばせは、今は貴方の聡明さに満足そうにしていた。年上の者が年下に向けるそれだ。 「なるほど。一番良くて、困る日だ。」 「実のところ、俺もそうだよ。」 こちらは正しく休日であるけれど、予定のない時間というものはどうにも苦手。休日ではない日を休日らしくのんびりと過ごす貴方の方が、その点では上手かもしれない。 時間を浪費するのが苦手な男が、日のあるうちに貴方に出逢えたのは幸運なことかもしれなかった。 「はは。」 「可愛いことを言う。強請っても何も出ない、」 に、と閉じた口の端をあげて。 「……というわけでもない。」 「まだだよ。君がいいなら一緒に。目星をつけている店はあるのか」 #街中 (84) 2023/09/09(Sat) 14:38:59 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>78 リヴィオ 「後輩……?」 テオドロか、イレネオか、もしくは。 予想しうる同僚の面々を思い浮かべながら肩をすくめた。 誰であろうと、このような女児がつけていそうなヘアピンを選んでいる当たりは、きっとわざとだろう。 そうでないとしたら、素で選びそうなのはアリーチェくらいである。……多分。 そんな事を考えてたら背中に軽い衝撃を受けたが、それもいつものこと。 「贈り物の意図は理解しましたけど。 そもそもそろそろ美容院に行く頃合いなんじゃないですか」 ベストの状態より少し伸びてるでしょう? と、いつものように笑った。 #街中 (85) 2023/09/09(Sat) 14:42:52 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>80 黒眼鏡 「ああー。」 「惜しいー。」 けらけらと控えめに笑う。 頬杖で向けられた指先をじっと見た。 「答えはあ、どーしよっかな」 「また次に来る時の楽しみにしちゃおっかなあ」 「そおしたら、次も覚えててくれるでしょお?」 乱視のレンズを通して目を細める。 その頃には視線は黒い眼鏡の顔に移っていた。 「コーヒーおいしいしぃ」 「お店の雰囲気もいいしぃ」 「どおです?」 #Mazzetto (86) 2023/09/09(Sat) 14:50:46 |
【人】 路地の花 フィオレ>>67 フレッド 今の名前だって教えてもらっているけれど、もう今更直すには染み付いてしまっていて。 二人で会う時はいつだってこう呼んでしまうのだ。 それに、目の前のあなたが嬉しそうに笑ってくれるものだから。 「ふふ、じゃあもうちょっとスマートにならなくっちゃ」 「でもお姉ちゃんは、それがフレッドのチャームポイントだと思うけどな」 揶揄うようにそう口にして。 落ち着きが出てきたら大人っぽく見えてくるのだろうか。でもそれはちょっと誇らしいと同時に寂しくなりそうだなあなんて。 「ゆっくりしたいんじゃないかって思ったのよ」 「でも、ひとりの時間じゃなくてお姉ちゃんを選んでくれたのは嬉しいな」 荷物を預けてしまったら、先にベンチに腰掛ける。 ずっしりと重たい紙袋の中身は、どうやら食材でいっぱいのようだ。 野菜や果物、粉類まで色々なものが入っている。重たくなるわけだ。 「私、喫茶店とかバーみたいなお店の手伝いしてるの」 「午前中空いてる時は、買い出しを任せてもらったりしてるのよ」 #商店街 (87) 2023/09/09(Sat) 15:10:11 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>84 イレネオ いかにもな温かい目線を向けられているような気がして、どこか腹の底が落ち着かない気持ちになる。嫌ではないから更に困ったものだ。 「困る……?ああ……なるほど」 初対面の時から此方、貴方の真面目さは嫌というほど見てきたものだ。休日だから丸一日寝ているだとか、好きな菓子を買い込んで部屋に籠城するだとか、そういった行為からは無縁なのだろう。 深く頷いた。 「わあ、何かは出るかもしれないんですか? ……そうですね、ここからなら商店街でDa asporto。 または少し歩いてトラットリアが何店か」 空模様は雲一つない青空とはいかないが、それなりに気候はいい。外で食べるのもいいだろうし、昼食前に軽く運動をするのにも向いているだろう。 #街中 (88) 2023/09/09(Sat) 15:24:36 |
【人】 無敵の リヴィオ>>85 エルヴィーノ 答えは明確にせずに代わりに片目を閉じて薄く笑う。 きっとわざとだとしても男は特に指摘はしない。 寧ろせっかくだからと今と同じように身につけるのだから。 「流石、エル。丁度そろそろ行こうかと悩んでいたところさ。 君がそう感じるならやはり今が頃合いかな」 それじゃあ早速と取り出した端末を操作し、いつもの美容院を予約。 こうして悩む時、いつも丁度いいタイミングで頃合いを教えてくれるから、 相変わらずよく気が付くね、流石だともう一度背を叩く。 「…そういえば君、食事はちゃんととったかい?」 こうして聞く時、男もまだ食事をとらずにいる時で。 見回りついでに良ければ、直ぐに入れる店でも探さないかと誘いをかけるのだった。 #街中 (89) 2023/09/09(Sat) 15:45:25 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>87 フィオレ 「ぐ……ねえさんにそう言われると変えなくてもいいような気が……」 「…………イヤッ、でも舐められないかっこいい大人にはなりたいし……」 「……ご、五年後ぐらいにニューチャームポイント見つけるから期待してて!」 ずっと見守ってくれていた貴方がいつか抱くかもしれない寂しさは、弟側からは見えないもの。 びしっと何やら言い放って未来への決意を表明したところで。 「一人でいるより誰かと居る方が好きだし、ねえさんならなおさら!」 邪魔したわけではないから安心してほしいのだと真っ直ぐに言葉を重ねた。 それから先に座った貴方の隣にこちらも腰を下ろし、ちらりと袋の中身を覗き込む。 教えてもらえた情報と重ね合わせて「なるほど」と納得した様子だ。 「そうだったんだ、バー……かっけえ。 にいさんの喫茶店とはまた違うところ?」 あれやるのかな〜カクテルの、カシャカシャするやつ……かっこいいよな。 脳裏に思い浮かべているのはシェイクしている貴方の姿だった。 うん、やっぱりいいな、かっこいい……と一人で頷いている。 ポワワ……。 #商店街 (90) 2023/09/09(Sat) 15:49:35 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ>>71 ニコロ 「……おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい、 聞いたか?聞いたよな?おいおいおいおいおいおい」 話しかけたが最後、急激に騒がしくなる先生というのも きっとあなたは日々よく見るはずだ。今日もそれを引いた。 誰に話しかける訳でもないのに虚空に聞いたよな?と 問いかけたかと思えばあなたに向けて人差し指を突きつける。 「だめだろぉ〜?未来を担う子供達の事を! 他ならぬ正義たっぷりの若きおまわりさんが! 『ガキ共』なんてことを言ったらさあぁ〜。 子供達に悪影響だぞ。マイナス20点! あと10点マイナスされたらパシリの刑な。 無論執行猶予なし!ピザ買ってきてもらっちゃうぞ? そういう訳でおはよう、俺だ。若きおまわりさん、 今日はお散歩?それともおサボり?じゃなきゃお勤め?」 どれであってもきっとこの『先生』には関係ないのだが。 ポケットに突っ込んだ手の中の『虫』がバレない限りは。 #街中 (91) 2023/09/09(Sat) 18:24:09 |
【人】 路地の花 フィオレ>>90 フレッド 「そう?じゃあ5年後を楽しみにしてようかしら」 けれどやはり、大きくなっていくのだって楽しみには変わりない。世間で言われるような親の気持ちが分かったような気がする。 「それも昔から変わらないわね」 「仕事でも他の人と仲良く出来てる?フレッドのことだから、上手いことやれてると思うけど」 前に話した時から少し空いていたかもしれないし、現状の確認も含めての問いを投げる。 何か困っていることがなければいいのだけど。 「うん、アレさんのところもたまにお手伝いしてるけどね。 Collareってバー知ってる?店主さんがちょっと個性的なお店なんだけど」 ただのお手伝いなので、実際のところは雑用が多くあなたの想像するようなシェイカーを使ったバーテンダー業務はほとんどしないのだが。 もしかしたら好意でさわらせてもらえる日が来るかもしれない。その時が来たら、想像は現実になってしまうね。 (92) 2023/09/09(Sat) 18:30:01 |
【人】 黒眼鏡>>86 ダニエラ 「ええー、違うのかあ。なんだろな」 その控えめな笑顔に、まるで眩しいものを見るかのように目を細めた。 額に指をあて、なんだろなー、と首を傾げて、 「ええ、そんなあ。お嬢さんうまいねぇ…! 次、ってのに弱いんだよなあ、男っては」 降参するように、両手をひらりひらり。 口許を楽しそうにゆがめて、 「……だが、そうだなあ。 次も来てくれたら、 もっとサービスしちまおうかな」 しっかりと覚えてるよ、と。 カウンターに肘をつきながら、緩く微笑み。 「……あ。そういえばコレ」 と。突然思い出したように、カウンターの脇にある冷蔵庫を開ける。 中から出てきたのは、ラッピングされた小さな箱。 このサイズでもそこそこの値段がする、ブランドもののチョコレートだ。 「あげるよ」 …クラッカーをあげたあとに、あげるようなものではない。 #Mazzetto (93) 2023/09/09(Sat) 18:35:56 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>89 リヴィオ 「僕は先輩の鏡代わりですからね」 答えを言われずとも特に気にする風でもなく、褒められれば当然ですよと肩をすくめた。 他の人間の髪が少々伸びた所で気にもしないが、自分の身だしなみには人一倍気にかけている先輩のことならば別だ。 全く同じように配置されているものが少しずれれば気にもなるというもので。 よくよく観察していれば、いつのまにか気づくようになってしまったというわけだった。 「食事ですか? …………、昨晩酒だけ飲んで寝たくらいですかね……」 それは食事とは言わない。 空きっ腹に酒だけ入れるなど悪酔いするというものだが、これはこの男の日常だ。 この答えも、あなたなら何度となく聞いたセリフだっただろう。 ともかく、誘われれば少し空腹かもしれないと思ったから、いくらか食事を腹に収めることも吝かじゃないと、誘われるままに「わかりました」と頷いた。 #街中 (94) 2023/09/09(Sat) 18:38:44 |
【人】 法の下に イレネオ>>88 ダヴィード 合点のいった様子に軽く頷く。 そうものすごく親しいわけではない。自分のことを長々と語ったことはないだろう。 かといって知らない仲ではない。端々から人となりを察される程度の付き合いはある。 それを静かに再確認し、そういえば、好きな食べ物を聞いたこともないと気づいた。 「好きな方でいいよ。」 ともすれば無責任か、投げやりに聞こえるだろう言葉だ。しかしそれが、親愛からの優先であることはわかってもらえるだろうか。 「腹具合も、懐具合も融通はきく。ダヴィードが選ぶといい。」 手癖の悪い連中もいるもので、わざわざ中身を見せびらかしたりはしない。なんなら貴方もそれなりの手癖であると知っている。それでも、貴方に対しては紐を弛めるつもりらしかった。 #街中 (95) 2023/09/09(Sat) 19:06:03 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>92 フィオレ 「うん! だから五年後も元気にオレに会ってくれよな、フィオねえ」 そんなことわざわざ告げなくてもいい気がするのだが、気が付いたらすぐそういう心配をしてしまう。 風邪を引いていないかとか、ちゃんとご飯は食べれているだろうかとか。 今も未だ貴方との色濃い記憶は幼い日で止まったまま、それもこうして逢瀬を重ねていけばいつかは変わるだろうか。 「へへ、でもねえさんもそうだろ? ん、仕事でもちゃんと仲良くは……できてるはず。オレの一方的なかたおもいじゃなければ…… あ、最近さ!いろんなせんぱいの“一番弟子”になったんだ。 趣味教えてもらってる、お菓子作りとか、花育てたりとか」 あとチェスにハーモニカも!と指折り数えたそれを貴方に伝える姿は、やっぱり幼いときとそう変わらないままだが。 教えてもらえた店については「へ〜……」と、知らない世界を覗き見てそわつくような声色を。 「Collare……初めて聞いた! 個性的って、店主さんが面白い話とかしてくれるってコト? オレでも行っていい場所かな〜、一応お酒はもう飲めるし……。 遊びに行っても怒られない?」 #商店街 (96) 2023/09/09(Sat) 20:18:20 |
【人】 pasticciona アリーチェ>>69 ニコロ ひと仕事終えたとばかりに満足気に道路の方を見つめていたが その声を聞くと嬉しそうな笑みを浮かべながらすぐに振り向く。 「……ニコ?今ね、バス代を忘れたお婆さんを送って」 そう言って、今しがた起きたことの経緯を説明するけれど、 この口調であればポケットマネーから出したもので、些か人によっては人が良すぎると思うかもしれない。 「私、すぐ失敗してばかりだから…… こうして無事に人助けをできた時はホッとするの。 今日の残りの時間も、テオみたいにスマートに何でも 物事をこなせていけたらいいのだけれど……」 自信がないのか、願いとは裏腹にすぐに窄むような心意気だ。 そうなる程に今までに失敗を重ね過ぎてきたのもある。 自信という言葉とは、程遠く。 #街中 (97) 2023/09/09(Sat) 20:21:45 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>93 黒眼鏡 「やったあ。」 「言いましたねえ?」 今日ですら、注文外のクラッカーを戴いているのだ。 次のサービスも楽しみになる。 そうでなくともこの穏やかな空間で飲んだコーヒーが美味しい、それだけで十分なのだというのに。 背を向けた長駆に小首を傾げ、またクラッカーをパリと鳴らす。 出てきた小箱に瞬きを重ねた。 「ええ?いいんですかあ?」 「ふふ、…マスターも、お上手ですねえ」 驚きはほんの僅かのことで、すぐにそう笑む。 こんなにサービスされてしまっては、次がもっと楽しみになってしまうじゃないか、と。 「それとも、みんなに同じことしてるとかあ?」 そう並べる女は只管に楽しそうだった。 #Mazzetto (98) 2023/09/09(Sat) 20:28:29 |
【人】 無敵の リヴィオ>>94 エルヴィーノ 後輩を鏡代わりというのもおかしな話だが、 言葉を語らない鏡よりもよく気付き、教えてくれる。 少し変わったその関係がそれなりに好ましかった。 背を叩いた手を顎に当て、君の返答に首を傾ける。 「あぁ、予想通りだね。…それじゃあパスタでもどうだい? ピザもいいが、この様子だと沢山並んでいそうだ」 周囲ではピザの食欲を煽る香りが漂ってはいるものの、 男も並んでまで買おうという気はないらしい。 代わりにピザの人気で人の波の少ないパスタ屋にでも向かおう。 少ないとは言っても多少並ぶ可能性はあるけどね。 「他に食べたいものがあれば遠慮なく言ってくれ」 それじゃあ早速向かおうと男は止めていた足を動かした。 #街中 (99) 2023/09/09(Sat) 20:38:10 |
【人】 黒眼鏡>>98 ダニエラ 「言いましたとも。 男たるもの、口にした言葉をたがえることはないぞお」 今日の海風は静かで、するとすれば古びた空調の響きくらい。 それはやる気なく放られたゴムボールのように てんてんと軽く、気軽に弾む会話の音に遮られて、さほどの邪魔にもなりはしない。 サイフォンを片づけるかちゃりという音がときたま、 心地よい雑音として混じり込む。 「はははは。 上手になろうとここ10年、ずっと頑張っているからな!」 あまり実を結んではい無さそうな努力を埃ながら、 無精にしているわりにひげが生えた様子のない顎に指をあてた。 「いいや? かわいらしいお嬢さんにだけさ。 みんなじゃないとも」 …これはなんとも、信頼のおける言葉なことだ。 「あ。忘れてた。おしぼりドーゾ」 今更取り出したそれを、カウンターの上にとん、と置いた。 #Mazzetto (100) 2023/09/09(Sat) 20:50:33 |
【人】 オネエ ヴィットーレ>>60 ペネロペ 「赤!いいわね〜♡秋にぴったりね♡ 赤色、すきなの?」 頬に手を当てながら、ヴィットーレは貴方との お話にとっても楽しそうに表情を緩めて。 お揃い、なんて聞いたらまぁ!と頬に当てる手が2倍の数に! 「ふふ、素敵ね!今はペネちゃんは暇かしら? せっかくなら今探しに行っちゃいましょう♡ ペネちゃんにもアタシにも似合う奴を探しちゃうわよ〜♡」 そうと決まれば早速行動開始! 鞄もいいけれど、よりTPOに左右されづらいのは アクセサリーのほうかしら……と、装飾品の棚の方へ 足を進めていき…… 「ペネちゃんは普段はアクセサリーはつけてるんだったかしら?」 (101) 2023/09/09(Sat) 21:06:44 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>95 イレネオ 頷かれてしまった。 つまりは、想像は大体のところ合っているという認識になる。 そんな貴方の貴重な休日、その一食だ。気合いを入れなければ男が廃るだろう。 「選んでいいんですか?では遠慮なく。 ……嫌いなものやアレルギーなんかはありませんね?」 念の為の確認をしながら、脳内の地図を広げる。 あそこは騒がしいからダメ。こっちは味の割に値が高い。 いくら大衆料理店と言えど、給仕人がいない店はない。 どうせなら2人で気楽に食べられるのがいい。 ううん、と首を捻って。 「商店街の方に美味しい持ち帰りの店があるんです。 ピッツァもパニーニもありますから、好きなのを選んで…… 外れのベンチで食べるのはどうですか?」 集るつもりはなかったが、財布の紐を緩めてもらったのなら有り難く感謝を持って享受するのも年下の特権だろう。 それに商店街の近くならばデザートの類だってすぐに入手できる。 珈琲の一杯でも季節のジェラートでも、押し付けてしまえばこちらのものだ。そうだ、それがいい。 #街中 (102) 2023/09/09(Sat) 21:23:07 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>101 ヴィットーレ 「赤、好きなのもありますけど…… 何よりヴィットーレちゃんの髪の色ですから、つい!」 口元に手をやって、ころころと笑う。 赤が好きというのはちょっとした猫被り。 あなたの色だからというのは本当の事。 暇かと問われれば、はい!と元気な返事を一つ返して。 あなたが意気揚々と装飾品の棚の方へ足を進めれば、 小さな足音が後について歩く。 「あんまりたくさんは付けませんけど、 結構なんでも付けますよ。ピアスもちょっとだけ!」 今はそういうキャラらしい。 一時期はバチバチに開けていたかもしれない。 #街中 (103) 2023/09/09(Sat) 21:38:18 |
【人】 マスター エリカ今日の営業開始は少し遅め。島の港近くで不定期開催の朝市があった日には決まってそう。休まなくてもずっと動けそうだという印象を抱かれがちだが、彼女にも睡眠や休息というやつは要るもので。 不調もほとんどわからないマスターを見ての話の流れで、彼女が徹夜をしたかを当てる、だなんて遊びが常連間で流行った時期もあったが、傭兵をやめて身の回りが落ち着いてからはしっかり寝ていることが判明してからは自然とされなくなった。徹夜したことがあるかを聞かれて頷いた時に言ってくれてよかったんだよマスター。何か盛り上がっていたから水を差すのもどうかなと思って…。 そんなとぼけたことも時折ある 好き好きに来店し席に着く客達に、彼女は今日もいつも通りの様子で、いつも通りの言葉を投げるだろう。 「いらっしゃい」 (104) 2023/09/09(Sat) 22:00:36 |
【人】 オネエ ヴィットーレ>>103 ペネロペ 「あら〜!嬉しいわ♡ アタシもペネちゃんの髪色大好きよ♡」 今は真っ白な髪。 何色にでも染まれる色だ。きっと実際にそうしているのだろう。 どんな色の貴方でも好ましいのは事実だから、 告げる言葉は何の揺れもなく。 装飾品の方ではピンからキリまでの値段のものがずらり。 金に銀、木製なんて物もあるけれど、さすがに 今の貴方にはオーガニックすぎるかも。 「そう!ならピアスにしちゃおうかしら♡ ちっちゃくて目立ちにくいやつにしましょうか。 その方がヒ・ミ・ツのお揃いだもの♡」 今のあなたはどれくらいのお値段のものがいいのだろう。 ペネちゃん選んでもらえる?と軽く首をかしげてお願いした。 (105) 2023/09/09(Sat) 22:08:52 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>99 リヴィオ 髪をいじり始めたらなかなか動かないし、鏡を見るのが趣味とすら言える人。 変わった先輩だと思ったのは警察になってすぐのこと。 ひとつ上の先輩として世話をしてもらった時からこういう人だった。 自分の美にだけ意識を向けているかと思えば、愛想のない後輩の面倒はそれなりにきっちりと見てくれていたし、それは今も同じで。 「賛成。あまり長く並ぶのは退屈ですからね」 提案を受ければ肩をすくめ、小さく頷く。 ピザの匂いはくすぐられるものがあるけれど、長時間並んでまで食べようとは思わない。 特にこれが食べたいと主張するようなものもないから、先輩の言うのに頷いて共にパスタ屋へと向かっていくだろう。 #街中 (106) 2023/09/09(Sat) 22:37:24 |
【人】 法の下に イレネオ>>102 ダヴィード あなたがそんな風に気合を入れているのはつゆ知らず。これは鈍感な、ある意味ではお気楽な男だ。 「ないよ。そっちは?」 そして、そのままの軽やかさで世間話を。 これまでもゆっくり、ゆったり、のんびりと重ねてきたそれをもう一層と積み上げる。答えられずとも、はぐらかされても構わないくらいの浅い話。 貴方がどうであれ、この男は成人らしく大食らいで、かといって絶食にも耐えうる妙な対応力を持ち、辛いものも食べれば甘いものも嫌いではない────そんな便利な体質をしていた。貴方が何を好んだとしても、同行人として不自由ないだろう。 「なるほど。いいな、聞いているだけで楽しそうだ。」 「今日は外でも過ごしやすいしな。」 商店街の方に向けられた瞳からは、やはり厳しさは失われているのだろう。そのまま、滑るように貴方に注がれた視線からも。 可愛らしく、年下らしく振る舞う貴方にこちらは気を良くしている。年若い者を甘やかしたがるのは年上の性だった。職場では若者に分類されるから、なおさら。 「ピクニックは好きか?」 自分は縁がないけど、と暗に含ませる。これだって世間話だ。 #街中 (107) 2023/09/09(Sat) 22:41:33 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>105 ヴィットーレ 「ふふっ、ありがとうございます! 変わった色だってよく言われるんですよ」 両想いですね、なんて冗談めかした言葉を添えつつ。 あなたからの言葉はきちんと額面通りに受け取っている。 過大評価も過小評価もしないたちだろうと思うから。 そういった所はやはり、話していて快い。 「そうですね、じゃあ…… これなんかどうでしょう。お花のやつ!」 小さくて目立ちにくいもの、暫く棚とにらめっこ。 そののち指さしたのは、花型をしたスタッドピアス。 金の中に石は淡いピンクや薄い赤にオレンジ、 お誂え向きに薄い紫色が嵌ったものまで。 お値段は安すぎもせず、高すぎもせず。 知人とのお揃いに少し奮発した、くらいになるだろう。 「そうだ!買ったら後で記念撮影しませんか? 写真送りますよ、二人だけの内緒で!」 #街中 (108) 2023/09/09(Sat) 22:45:24 |
【人】 オネエ ヴィットーレ>>108 ペネロペ 誰にでも分け隔てなく平等に。 常日頃からそういう態度を心がけているヴィットーレだから、 貴方の印象はきっと間違っていないはず。 「あら!さっすがペネちゃん、と〜っても素敵♡ いいわね、これにしましょうか! 色はそうねぇ………やっぱりパープルかしら。」 貴方にはきっとどんな色も似合うだろうし。 それなら好きな色を身に着けたい! ちょっぴり我儘な乙女心♡ 「うふふ、いいわよ〜♡ ペネちゃんとの思い出の一枚ね」 貴方の提案には快く頷いて。 貴方に選んでもらったそれをレジまで持っていったなら、 お会計はきっとサクサク終わるのだろう。 #街中 (109) 2023/09/09(Sat) 23:07:48 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>93 黒眼鏡 あなたの立てる雑音に混じり、カップとソーサーがかちりと鳴る。 その隙間でけたけたと女はまた控えめに笑う。 「そっかあー。」 「かわい子ちゃんで得しちゃったなあ。ありがとおございまあす」 満更でもなさそうに言って、手を伸ばした先ではクラッカーが空になっていた。 届けられたおしぼりを見つめて、んーと首を傾ぐ。 結局、使うことなく席を立った。 「もう帰りますからあ、大丈夫ですよお」 「あ、コーヒーおいくらでしたあ?」 財布の中にはずぼらさを象徴するようにレシートが数枚。 告げられた金額を丁度払って、会計は恙無く終わるだろう。 #Mazzetto (110) 2023/09/09(Sat) 23:22:19 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>109 ヴィットーレ 「えへへ、ヴィットーレちゃんのお墨付きなら間違いなしですっ じゃあ、私は赤で! お会計はどっちかな……」 店員に聞けば、同じ色はもう一揃いあるかもしれないけれど。 せっかくなら各々好きな色でのお揃いで個性も出してしまおう。 店内をぐるりと見渡して、レジまで行けば後はトントン拍子に。 「Sorridi!」 ぱしゃり、二人で記念撮影をして。 特別用件がなければ、その後は自由解散となっただろう。 #街中 (111) 2023/09/09(Sat) 23:24:31 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>107 イレネオ 「どうしても食べられないものは……ない、かな。 強いて言うなら苦い生野菜ですかね」 まあ、この歳になれば除けて食べるなんて真似はしませんけど。 昔はサラダが嫌いだったから、親は苦労したんだと思います。 ぽろぽろと零れる言葉はあまりにもありきたりで、平凡で、特別なことなんてひとつもない。 今日の二人のように。 「でしょう? ピクニックも好きですし、外が好きですから。 常に変化があるからいくら見ても飽きないんですよ」 厳しさのない視線にどこか安堵する。 年上なのに休日の過ごし方が上手くない貴方に、少しでも楽しみを提供できているなら幸いだ。 話が纏まれば後は行動あるのみ。 そのまま商店街の方向へと足を向けることだろう。 #街中 (113) 2023/09/10(Sun) 0:07:31 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>112 黒眼鏡 「サービス、これ以上良くなっちゃうんですかあ」 「それはあ楽しみですねえー」 支払いを終え、チョコレートの小箱を手に取って。 「んー?…はあい」 「気をつけまあーす」 送り出される幼子みたいに返事して。 この日は、その場を後にした。 #Mazzetto (114) 2023/09/10(Sun) 1:05:04 |
【人】 Chiavica テオドロ「……別にああしろこうしろとは思わないし、 私情を挟んでしまうことの是非は置いといて…… 私が一部の上の人間に圧力をかけられるのすらまだいいとして、 じゃあ我々はあの間のことを議事録に一体どう書いたらいいんですかね」 前時代回帰のルネサンスが警察署の流行りとかですか? 要らぬ苦労を負わされることより、道理の通らないそれら全てに怒りを覚え、不機嫌そうに荒れている会議終わりの警部補。 「はあ……ただ愚図なだけならば可愛げがあるんですが」 会議後のフォローアップだって上に回してほしいくらいだ。 文句を垂れながら任された仕事くらいはやってやるのだが。 #警察署 (115) 2023/09/10(Sun) 5:03:46 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ「今日は少し遅かったなマスター。 いいメニューが入ってるじゃないか」 来店の音を鳴らし行きつけの店に足を踏み入れる、看板の見慣れない魚を珍しげに見やり特別メニューを注文をした。 席に着けば脱いだばかりのコートををじっと見つめて、埃のようなものを叩き取っていく。 はたから見れば几帳面で綺麗好きのそれは男に時々時折みられる行為であった。 顔見知りが居るかどうかを見渡しつつ、マスターの視線がこっちに向くのを見れば笑みを返して。 「そうだ丁度いい、ひとり身で寂しそうなやつがいたらこれ渡しておいてくれるかあ?」 そういってチラシのようなものをエリカへと渡せば届いた白身魚に舌鼓を打ちはじめた。 #バー:アマラント (116) 2023/09/10(Sun) 6:02:52 |
【人】 路地の花 フィオレ>>96 フレッド 「それは私のセリフ。 ふふ、でも昔よりは心配しなくても大丈夫そうだわ」 「じゃあ、約束。5年後も"お互いに"元気でいること! これなら、フレッドも私も頑張ろうって思えるでしょ?」 優しい目であなたを見ながら、頬を緩める。 約束一つあれば、自分たちはそれを頼りに生きていけると知っている。 どれだけ辛いことがあったとしても、前を向いて生きていく理由になるのだ。 「一番弟子!いいじゃない、何だか楽しそう」 「それだけたくさんのことを教えてもらえているなら、一方的なかたおもいなんかじゃないわね。 きっと先輩達からも愛されているのね、姉さん嬉しいわ」 沢山の楽しいに囲まれて生活出来ていること、色んな人にかわいがってもらっている事。 安心感と、誇らしさとで胸がいっぱいだ。 しかし可愛らしい趣味が多いと感じると同時に、友人達も同じような趣味を持っていたなとふと思う。 まさか同じ人物を指しているとは今の彼女には分からないことだけれど。 「面白い話もしてくれるし、とっても明るくていい人なの」 「だからフレッドのことも歓迎してくれるはずよ、いつ来てくれたってね。 お酒が飲める年齢なら、誰だって入っていいところなんだから」 #商店街 (117) 2023/09/10(Sun) 6:22:19 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>117 フィオレ 投げかけた約束が、少し形を変えて戻ってくると驚いた様子で瞬きを繰り返す。 けれどそれは嬉しさを呼び起こすものであったから、当然のようにすぐまた笑みを浮かべた。 「──わかった!約束する! ねえさんは流石だな、オレも頑張ろうにしてくれるんだから」 約束は心の縁だ。 降り注ぐ冷たい雨が頬を打ったとしても、俯いて蹲ってしまわないように。 手渡されたものを真っ直ぐに受け取れるのは貴方と過ごした時間のお陰。 「すっげ〜〜〜楽しい! あ、勿論仕事も頑張ってるけど! 愛されてたら……うん、いいな。 オレはせんぱいたちのことだいすきだから」 向けている好意と同じものが返ればいいと望むことはなんだかくすぐったい。 それでも本人たちが目の前にいるわけじゃないという状況に甘えて、貴方の前で願いを言葉にする。 語る人々が貴方の友人であるということも勿論、知らないままに。 「ホント?じゃあ今度行ってみよ! ねえさんの職場は気になるし、バー初体験もしたいし……あっ」 「やべ、そろそろ行かないと。 ねえさん、道一緒のところまで荷物持ちしようか? それともまだ買い物する?」 #商店街 (118) 2023/09/10(Sun) 8:15:24 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>115 テオドロ 「Ciao テオドロ」 振り向きざまに1本の缶コーヒーを投げてよこした。 声をかけても気づかなければぶつけてしまうだろうが、あなたならきっと受け取ることが可能だろう。 「お気の毒。 大変だったね、お偉いさんってどうして皆あぁも過激かな」 新しく来た所長代理の影響を受けてのことだろうが、全く息苦しくなったものだと肩をすくめた。 板挟みにあっていた憐れな進行役にコーヒーの一本も渡したって、こちらの損ではないはずだ。 #警察署 (119) 2023/09/10(Sun) 8:47:00 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>82 テオドロ ルッコラが備えになるって何だろう、と思わなくもないけれど 手に取って置かれたならば少し満足そうに笑う。 「美味いピザは何度食べたって良いし 最近会議だのなんだので疲れてる奴らも居るしさ。 丁度いいだろ、ってくらいだぜ。」 「かぼちゃサラダのピザ、ポルチーニのチーズクリームピザ、 あとまあ色々と。好きなの取っていいぞ。」 包みを見せながら、名が出ている新作ピザでも良いし 貴方の好みのピザでも良いようだ。 #商店街 (120) 2023/09/10(Sun) 9:03:12 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>91 カンターミネ 「えっ、あっ、おう。 今日も絶好調だなぁ。悪かったよ。 言い方には気を付ける。」 勢いに毎度のことながら驚きながらも 変わらぬ事は良きことととるのがこの男のスタイルだ。 降参、と両手を上げながら笑う。 「サボりだなんて人聞きが悪い。 俺は今日は散歩だよ。新作ピザで街は持ちきりだしさ。 商店街に寄りがてらぶらぶらと。 そっちは 子供ら も変わりないか?」#街中 (121) 2023/09/10(Sun) 9:10:21 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>97 アリーチェ 「…それ、騙されてねえよな? 金毟ってっただけならまあ、かわいいもんだが。」 老婆の態度からして怪しい気もしたけれど 金だけで済んだのなら詐欺だろうと安いものだ。 この街にはマフィアやもっと恐ろしい危険もあるのだから。 おまわりさんとしては全く良くないのだけれど。 「スマートにこなす事が全てじゃねえよ。 特に今のお前の立場だと、そうやって寄り添う姿勢が大事だ。 テオはテオ、お前はお前。そう思わないと潰れるぞ。」 俺だって書類仕事は全くスマートじゃないし、と零す。 #街中 (122) 2023/09/10(Sun) 9:13:58 |
【人】 Chiavica テオドロ>>119 エルヴィーノ 「Gra─zie」 心配に及ばず、一声かけられたおかげで難なく受け止める。 そのまま開けてはしまわずに、一度手で弄んで。 「過激な奴と一口に言うならどこにでもいるでしょうが、 お偉いさんだからそれを隠さずに済んでいるという訳。 考えてもみてくださいよ。私が偉い立場になったら、」 タブを指で引っ掛けて、ガシュだの力強い音が鳴る。 「まずはそういう輩どもから検祭りに挙げてくれてます。 正義などではなくただ此方の鬱憤晴らしの為に」 過激さでは負けていない。そう示した。 「……気の毒という言葉には及びませんが。 わざわざ率先して引き受けてやってるんですから、 それに見合うだけの下働きがあればそれで」 #警察署 (123) 2023/09/10(Sun) 9:58:17 |
【人】 Chiavica テオドロ>>120 ニコロ 「どうせならドルチェもついていたら良かったんですが、 そこまで欲しがるのは酷というものですかね?」 会議で疲れている者の筆頭として、 我儘の一つや二つも言いたくなるものではあった。 「ポルチーニ……boscaiolaようなものか。ではチーズクリームピザを貰っておこうかな。 ついでに飲み物の買い物にも付き合ってくれると、 あなたの弟分は嬉しく思いますが如何でしょう」 袋に入れてしまえば園芸品は対した重荷じゃないし。 弟分という言葉をどこかわざとらしく使うものの、 これでも懐いていることを示してはいた。 (124) 2023/09/10(Sun) 10:37:02 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ>>121 ニコロ 「自分から俺の所に来てちょっと引いてんじゃねーよ。 なぁんだサボりじゃないのか。てっきり朝から しわくちゃの顔でトボトボ歩いて、周辺住民から 元気をもらって今に至る……って感じかと思ったのに」 やたら具体的な想像だ。もしかしたら似たような状態を 過去に先生がどこかで見ていたのかもしれない。 にへらにへら、笑う目元にはくっきりクマがある。 残念ながらこれも「変わらぬ事」であった。 「勿論 ガキ共 は今日も元気一杯だぜ。おかげでピザの情報も知れたしなあぁ〜。 で、後なんか面白い事でもねーかなと散歩してる訳だ」 先生はおまわりさんではない。実は正義たっぷりでもない。 それゆえに即刻手の平は返される事となった。 そしてここにきてやっと最初の質問への返答。 余りに遠回り、余りに滅茶苦茶。今日も先生は絶好調らしい。 (125) 2023/09/10(Sun) 11:40:10 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>124 テオドロ 「別に構いやしないんだが、お前が我が儘言うとは余程だな。 まあ所長代理殿がああじゃそうもなるか。 あんまり背負い込み過ぎんなよ。俺は手を出せねぇけどさ。」 それほど弟分が手を焼いているとは 表面になかなか見せられないだろう内情も口に出てしまう。 「Si. そのくらいなら喜んで。 ついでにドルチェも買ってやるよ。」 ピザを渡しながらにんまりと。 素直じゃないところも可愛らしいというものだ。 #商店街 (127) 2023/09/10(Sun) 14:35:48 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>125 カンターミネ 「あの勢いに慣れろってのが酷じゃ……って待て待て。 先生あんた見てたのか???」 そう、あれは少し前のこと。 苦手な書類仕事が降ってきたので耐えきれずに 街へとおサボりで飛び出したのだった。 帰ったら待つ書類仕事にしわくちゃ顔をしていたら 顔見知りの住人にえらく心配されたものである。 後に弟分にバレてこってり絞られたのは言うまでもない。 「今日はそんな事ねぇからな! んで、元気そうなら良かったぜ。 最近何かと妙な噂が流れがちだからな。 面白い事か…俺の周りはいつも通り過ぎて何もないな。」 #街中 (128) 2023/09/10(Sun) 14:43:48 |
【人】 月桂樹の下で ニコロいつも街を見回る明るいおまわりさん。 それがこのニコロという男について回る印象だ。 歩けば声を掛けられ、時に物を貰い 語らい笑うのが常ではあるけれど。 ごく偶に人が少ないのか 歩く場所のせいか 一人でのんびりと散歩をすることもあるのだった。 その手にはハーモニカが一つ。 職務中、とは違いそうだ。 #街中 (130) 2023/09/10(Sun) 14:57:01 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ>>128 ニコロ 「あーはぁ。いいか、おまわりさん。 『子供達』ってのはな、その辺の監視カメラより よっぽどよく見てるんだぜ?しかも、 上司や監視役なんか通さず素直に教えてくれる。 悪い事はできねーよなあぁ〜?」 身体をゆするようにしてけたけた笑う。 五指で顔を覆うようにして眼鏡に手をあて、 白衣を風に靡かせる様は先生というより狂科学者の類だ。 「あ〜なんか大人の方から聞く噂はあるな。 なんだっけ、新しい警察のお偉いさんの足が臭いだか、 口が臭いだか、胡散臭いだか…… ま、面白くはなさそうな話題だよなあぁ〜。 もっとこう、おまわりさんのニコロ、熱愛発覚! とかさあぁ〜そういうのが欲しいよなあぁ〜。 ちょっとその辺の奥様でも口説いてみてくれよ、 写真撮って警察に売り込みにいくから」 (131) 2023/09/10(Sun) 15:00:43 |
【人】 法の下に イレネオ敬虔な信徒というわけではないが、人並みに祈りはする方だ。 見回りのついで、それとも出勤前か後。教会へと足を伸ばした。 「……」 単に祈りに来ただけで、或いは見回りに来ただけで、そんなつもりはなかったのに。 見知った顔、或いは一方的に知った顔。ノッテファミリーのカポ・レジーム。 およそ教会に似つかわしくないその姿が視界に映れば、知らずのうちに顔が歪んだろう。あからさまに苛立った、不快そうな声で呟いた。 「……何のつもりだ」 ここは教会。大事にするつもりはないが。 相手はマフィアで、何もしないとは言い切れない。体躯を端に寄せ、貴方の動向を暫し見守っていたことだろう。 #教会 (132) 2023/09/10(Sun) 16:01:08 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>130 ニコロ 「あ。」 「ニーコロさあん。」 偶然、と呼ぶにはあまりにも出来すぎて。 それでも確かに偶然とそこを通りがかった勤務中の女。 てってと後ろ姿に声をかけ駆け寄って、こんにちはあ、と間延びした挨拶。 「ニコロさん、今日は非番でしたかあ?」 ハーモニカに目を留めると首を捻った。 自分のことですらデスクの上を見ての通りの有様なのだから、他人の休みなど当然頭に入っていない。 (134) 2023/09/10(Sun) 16:31:09 |
【人】 Chiavica テオドロ>>127 ニコロ 「背負う……背負い込む、か。 良いですか。誰かがやりたいって言うんだったら、 俺は喜んで業務の一つ二つ寄こしてやるってんです」 ただ能力も意欲も持ち合わせた者は少ないものだから。 効率や──幸福指数の総量を考えれば己が呑み込めばいい。より上に預けるというのは流石に礼儀がなってないと分かるし。 「あともう一つ。……あんたの知っての通り、 俺はこれでも自己主張が強いタイプじゃないですが」 「手を焼かせず、困らせるのは結構好きですよ」 本当に甘味が欲しかったわけではないが、それを聞き入れてもらったら溜飲が下がるというもの。 ピザをひと齧りして、広がる秋の風味に悪くないと頷く。 「本当はビールでも飲みたいですが…… オレンジジュース辺りで勘弁してやりましょう。 きっとコーヒーゼリーかティラミス等が合いますね」 濃厚なチーズにはさっぱりしたものが合うだろう。 兄貴分にちょっかいをかけつつ適当に食に想いを巡らせるのは、それなりに息抜きになって悪くない気持ちだった。 #商店街 (135) 2023/09/10(Sun) 16:47:31 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>129 イレネオ 「正直に言えば、あまり。 買ってきたものを温めて珈琲を淹れるのが精一杯です」 のんびり、ゆったりとした街歩き。 駆けてゆく子供を慌てて両親が追いかけて、すれ違う恋人たちが微笑ましそうにそれを見守る。 人の営みはそのまま街の色を染め替えて、あと数週間もすれば夏のことなんて忘れてしまうのだろう。 「それは……まあ。努力をします。 うっかりたちの悪い奴らに絡まれるのはごめんですから」 たちの悪い奴ら。相手が誰かも分からずに日々の鬱憤を暴力によって発散しようとする連中。 一人でなんとかすることも出来るけれど、万が一にも怪我をしてしまえば迷惑をかける人がたくさんいるので、そうはしたくないというのが正しいところ。 いくつかの店は新商品を目玉に盛況で、そのうちのひとつを指差した。お昼時の真っ盛りは過ぎているためか行列の姿は見えないだろう。 「あそこです。 おすすめは生ハムとモッツァレラのパニーニ。 あとピッツァ・カルネもお肉たっぷりで最高です」 おすすめは露骨にお肉が大好きな若者らしいものだった。 #商店街 (136) 2023/09/10(Sun) 17:27:46 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>116 ルチアーノ 「Benvenuto! ルチアーノさん、今日のメニューはどうですか? 私も先に味見させて頂いたんですけど、 癖のない白身魚に塩気もちょうどよくて!」 お酒も進みそうですよね、なんて。 ぱたぱたとやって来て、朗らかにあなたに声を掛けるのは。 何処かの空いたテーブルを拭いて来たのか、 ダスターを片手に持った店員だ。 「あれっ、何かの売り込みですか?」 話しながら、カウンターをぱっと見渡して。 カウンターの端、ワイングラスを重石に置かれたチラシ。 それがふと目に留まり、首を傾げた。 #バー:アマラント (137) 2023/09/10(Sun) 17:34:06 |
【人】 法の下に イレネオ>>136 ダヴィード 「まあ、充分じゃないか。栄養食品ばかりとっているわけじゃないなら。」 言いつつ、大雑把な性格の先輩のことを考えた。あの人は今日も出勤だっただろうか。きちんと食事を取っていればいい。それか、誰かが取らせていてくれれば。 続く言葉には愉快そうに鼻を鳴らすだろう。思考は移ろい、初めて会った時の貴方に思いを馳せる。あの時も喧嘩帰りのような風体だった。こちらの問いに対し、貴方は絡まれたと答えたのだったか、突っぱねたのだったか。 「は、言うな。」 勇ましいような、少し背伸びしたような、頼もしいような言葉には感心したようにそう返して。 そうして再び、視線の動きと共に、脳内の主要素は切り替わる。 「なるほど。いいな、肉は好きだよ。」 「お前はどうする? 二つとも食うか?」 25歳はまだ若者だろう。がっつり食べることもまだ出来る年頃だ。 貴方にはもう少し歳を食って見えているかもしれないが。 #商店街 (138) 2023/09/10(Sun) 18:19:05 |
【人】 法の下に イレネオ>>133 黒眼鏡 名前を呼ばれれば一層表情を歪めた。真摯な様子ですら鼻につく。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いだとか、ピーターを憎む人は彼の犬をも傷つけるだとか、それと同じだ。貴方がマフィアであるというだけで、その全てが気に食わない。 でかかった舌打ちは寸前で飲み込んだ。相手のためにこの場を乱してやることすら不服だと言うように。 「何を企んでる。」 神の元には皆平等。Scuola dell'infanziaに行くより前に学ぶ。 その絶対的な教えですら貴方たちには適応されない、或いは貴方たちが跳ね除けると思い込んでいる。 #教会 (139) 2023/09/10(Sun) 18:49:11 |
【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ橋の上を夕方の空気が掠めていく。 業後の余暇のある日というのさえ珍しいほどに慌ただしい昨今、 街の空気をゆったりと楽しむことが出来たのは夕日が隠れつつ有る頃だった。 夏の暑さも峠を超えてきた今は、やがて早々に涼しさに見舞われるのだろう。 「……もうじき秋になるのか、そうか」 投じられた石が生んだ波紋は未だ消えない波として残っている。 それでも未だ誰もが、それが端まで広がったなら消えるものだと信じている。 夜はバーにでも顔を出すか、なんて考えながらに、 働き疲れてしゃがんだ跡の寄ってしまった革靴は橋の上を進む。 #街中 (140) 2023/09/10(Sun) 18:50:44 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>138 イレネオ 「栄養食品は……食べた気がしませんから。 誰かが作ってくれたご飯が一番ですよ。あたたかみとか」 相応に食費は嵩むし、今朝のように一食丸ごと抜かすことも少なくないからこそ可能な芸当ではある。 正直にそれを申告するのはやめておいた。 「あの時みたいに怪我をするのはごめんです。 しばらく風呂に入るのが嫌になりましたよ」 初対面の時は声をかけられた意味がわからなかった。 ないものとして通り過ぎていく人間が大半の中で、紛れもなく訳アリと書いているような男に声をかけたのだから。 ぽかんと間抜けな面を晒したのが恥ずかしくて、関係ないでしょうと声を絞り出したのだったか。 「本当に本当に悩ましいところなんですが。 二つとも買って、二人で分けるのはどうですか? 両方美味しいんですよ」 少々行儀が悪いかもしれないが。 持ち帰りのピクニックならば誰に気兼ねをすることもないだろう。 #商店街 (141) 2023/09/10(Sun) 19:15:26 |
【人】 路地の花 フィオレ>>118 フレッド 小さな約束が、一筋の光になるように。 これが大袈裟でなくそう感じられるのは、これまでの生活で身に染みている。 自分との約束で笑顔になってくれるあなたに、つられて頬が緩む。 挫けそうになっても、どれだけ苦しくても。 絶望に飲まれてしまわないように。未来を諦めることがないように。 そう、いつまでも願っている。 「お仕事も同じくらい教えてもらってるでしょ? 絶対愛されてるわ、休憩終わったら確認してみるといいわよ!」 「こんなにかわいい子に慕われて、嫌いになる人なんていないんだから」 姉バカだ。 あなたの願いが叶うように、そして自信を分けるように頭をくしゃくしゃと撫でまわす。 くよくよ悩むより、前向きに突っ走る方がずっと良い結果を生むと思っているから。 「じゃあ今度予定合わせましょ、案内してあげる」 「もうちょっとお買い物していくから大丈夫よ。ありがとねフレッド。 お仕事頑張って、姉さん応援してるからね!」 このまましばらく座って休憩した後、買い物を再会するつもりで。 だから、あなたのこともここから見送るだろう。笑顔で、頑張れとポーズを取ってみせた。 #商店街 (142) 2023/09/10(Sun) 19:34:40 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ>>137 ペネロペ 「やぁ、ペネロペ。 流石アマラント一の味見係、既に調査済みとは。 勿論マスターの味付けに文句の付けようはあるまいよ、魚料理はどんなものでも好ましいが柔らかさや塩気が特に申し分ない」 顔見知りの掃除中の店員に手を振って、適度な雑談をする声量を投げかける。 泊まらなくなることをわかっていた故に頼むのを後回しにしていた酒を漸く今になって注文して。 「ああ、それか。一押しの黒と白のお嬢さん方を、な」 マスターが許可を出したそのチラシ、覗き込めばあなたにもその内容が目に入っただろう。 #バー:アマラント (144) 2023/09/10(Sun) 19:56:22 |
【人】 Chiavica テオドロ>>140 ヴィンセンツィオ 「季節は、秋からの方がお好きだったりしますか?」 同じくそれなりに忙しない業務らをやり過ごして、 仕事場で顔を合わせるより幾分か険の抜けた男は、その印象と似た伸び伸びとした声で伺いを立てる。 折角の暇な時間を邪魔してしまうのも申し訳なく思って、すぐにでも別れられるように距離を保ってはいたが。 「印象、あるいは偏見の話ですが、そう見えたもので。 厳粛且つ、どこか風情のある空気感が似合うと」 知らない一面は誰にだってあるのだろうが、春や夏の陽気に心動いている様子はあまり思い浮かばなかったものだから。不愉快に思われないといいが。 #街中 (145) 2023/09/10(Sun) 20:00:35 |
【人】 門を潜り ダヴィードよい子はおうちに帰り、眠っている時間。 雲が薄く星を覆い隠してしまう夜。 幾枚かの写真の入った茶封筒を持って、男はそこにいた。 「ええ、しっかりと、誠心誠意、穏便に説得してきました。 それでも何の文句があるんだ**野郎、と言われまして」 このように、と。 泣き喚く姿、地に伏せている姿、誰かの指で造られた笑顔。 それからいくつかのやり取りを経て、とあるソルジャーから請け負った『仕事』の報告は終わった。 #アジト (146) 2023/09/10(Sun) 21:09:54 |
【人】 pasticciona アリーチェ>>122 ニコロ 「だ、騙されて…………」 ないわ?と言いたげに両の手を顔の前で合わせて。 焦り顔で警察仲間に注意された事を思い出すのだ。 「……ないって、言いたいけど。この間も失敗したの。 振り込め詐欺、署に繋げちゃって、エルヴィーノに 笑われたばかりだったんだけど、またやっちゃった。 この前同僚との会話で念押しされたばかりだったのに……」 お金を貰ってすぐ立ち去らなければ詐欺ではないなんて 言い切れもしないのだ。むしろ逃げるのにバスを利用することだって大いにあり得る。 「……そうね。 例えどんなに優秀な人たちがいても、私がやれることを 何もやらないのとは、全くの無関係だものね…… ……わかってはいるのよ、……」 ブルル、と別の便のバスが来てまた去っていくのを、どこか煮え切れずやるせない様子のまま横目で見送った。 #街中 (147) 2023/09/10(Sun) 21:22:21 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>142 フィオレ 「わ」 くしゃくしゃと頭を撫でられると声が漏れた。 ついきゅっと目を瞑ってしまったが、これは小さなころから触れていたぬくもりだ。 嫌ではなくて、ただちょっと心の奥の方がくすぐったい。 もう子どもじゃないんだけどな、とか。 伝えそうになった言葉は飲み込んだ。されなくなってしまうのも寂しいものだろうから。 「教えてもらってるけど〜…… …………直接確認するのは恥ずかしい…… ……勇気出たら、そのうちね」 「でも、フィオねえがそう言ってくれるのはうれしいよ。 ありがと、…あ、もちろんねえさんのこともだいすき!」 こちらは元気に弟バカなので、貴方には好意を伝える声に躊躇いもない上、同じものが返っていると信じ切っている。 「やった、じゃあ一緒に行けるの楽しみにしてるから。 ……ん、なら荷物抱えすぎて、うっかり転ばないように気を付けて!」 ぴょいと立ち上がったところで頑張れポーズに気付けば、「がんばる!」とこちらはオー!のポーズを取って満面の笑み。 そうしてまたな〜!とぶんぶんぶん、手を振りながらも駆けて去って行くことだろう。 ……あ、ピザ食べるの忘れてたな、まあいいや。 幸せでおなかいっぱいだし。 #商店街 (148) 2023/09/10(Sun) 21:36:05 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>144 ルチアーノ 「やだ、私が食いしん坊みたいじゃないですかっ。 でもそうですね、マスターに味見を任せてもらえるのは 結構自慢に思ってますっ」 「何より新作が一番に食べられます!」 ふふん、胸を張って言う事でもないような。 やはりやや食い意地の張ったような事を言いつつ。 チラシの方へ寄っていけば、内容を覗き込む。 「──わあっ、かわいい! きっと数日と経たず売れっ子になりますねっ」 目を通せば、ぱっと表情を綻ばせて。 とはいえ『ひとり身で寂しそうなやつ』には該当しないらしく。 自分でチラシを持っていくような口振りではない、とはいえ。 「このチラシ、余分はありますか? 知り合いにも見せてみようかなあって!」 それきりというわけでもなく、あなたの方を向けばそう尋ねて。 #バー:アマラント (149) 2023/09/10(Sun) 21:50:02 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>131 カンターミネ 「そういうことか。 まあ確かにそれは違いないだろうけど 危険なものを見たりしない事を願うばかりだね。」 「子供の頃に怖い思いをするとずっと残るからな。」 実感の籠った言葉を並べて やれやれ、と肩をすくめてみせた。 この先生のいつものやり口だ。 尤も、貴方が何を仕掛けていたかなんて知らないのだけど。 「そうそう。署でも色んな噂が飛び交っててさ。 会議会議で大変なんだよ。真偽は分かんねぇけどな。 っておいおい、勘弁してくれよ。」 熱愛報道、という単語にしかめっ面をする。 「俺にはそういう予定はないっての。 そう思える相手もいないしな。 先生こそ作らないのかい、大事な人とか。」 #街中 (150) 2023/09/10(Sun) 22:04:45 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>134 ダニエラ 「ん?よお、ダニエラ。 こんなところで会うなんて奇遇だな。 そうそう、俺は非番だよ。そっちは、あー。 外回りだったっけか。」 一応、巡査部長という立場から 部下の仕事スケジュールくらいは見たことがあったのか 少しの考える間をおいてそう声を返す。 「折角だから一緒にぶらぶらするか? っつっても今日はコイツをやる場所を探しに行くんだが。」 にまり、と笑えばいつものダラダラ提案。 眉間に皺を寄せそうな弟分が居ないのをいいことにしている。 #街中 (151) 2023/09/10(Sun) 22:13:15 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>135 テオドロ 「おーおー、そりゃ厳しいお言葉だ。 俺は困ってるんだったら手は貸すけどな。 書類仕事以外で。 此処で駄目な兄貴分を発揮していく。 書類仕事だけは本当に駄目なのは貴方も良く知ってのことだ。 「俺はお前の事で困った事なんて一つもないぞ。 いや、これはマジの話。 可愛い弟分の我が侭なんざ聞いてなんぼだろ?」 ドルチェ、何にするか決めとけよ、なんて言いながら 貴方を伴って甘味の店を探そうと。 奢るのは満更でもないようだ。 #商店街 (152) 2023/09/10(Sun) 22:19:15 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>147 アリーチェ 「ええ、詐欺電話を署につなげたのかよ。 そりゃエルも笑う訳だな。」 詐欺犯もそれは驚いただろう、と けらけらと笑う様子は特に怒った様子もなくいつも通り。 「そういうことじゃねえよ。 俺はお前のそういう優しくて純粋なところは 褒めるべきところだと思うし、警察官には必要だと思うぜ。 だからそう気に病むなってこと。いつも言ってるだろ。」 その肩を軽く叩いて。 貴方が落ち込むのも、見慣れたものだから。 兄貴分としては否定せず受け入れたい。 要領が悪くたっていいじゃないか。 #街中 (153) 2023/09/10(Sun) 22:25:13 |
【人】 オネエ ヴィットーレオネエの夜は早い。 バーの経営者として、人々が仕事を終えて帰る ゴールデンタイムまでにはお店を開けなければならない。 店内のお掃除と飲食物の仕入れ、備品の不備のチェックなどやることはそれなりに多い。 幸いお店にはお手伝いさんがたまに来てくれるから、 ワンオペであくせく働く…なんて事にはならないけれど、 それでもやっぱりちょっぴりくらいは忙しい。 様々をこなして、最後に表の看板を『開店中♡』に変えれば……準備完了! 「はぁ〜…どっちが本業なのかわかんなくなっちゃうわねぇ」 そしたらあとは、カウンターの中でお客様を待つだけ。 静かな店内で、鼻歌を歌いながら待つヴィットーレママなのだった。 #バー:Collare (154) 2023/09/10(Sun) 22:46:18 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>123 テオドロ 「……そうだね、キミなら確かに自ら引き受けるか」 こんな面倒な仕事を、とは言わずに肩をすくめた。 過激な一面を持つのは同期だからこそ知っていはいるけれど、流石に検挙祭りは自重してもらいたい。 確実にしたにしわ寄せが来るからだ。 「キミはまだまだ上を目指してるんだろう? その年で警部補、エリートコース。地位や名声が欲しいのか、金が欲しいのかは知らないけど……僕からしたらたまに、生き急いでるようにも見えるね」 ベクトルは違えど、お互い様ではあるのだけど。 #警察署 (155) 2023/09/10(Sun) 22:52:13 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>151 ニコロ 「せいか〜い。」 にへらと笑う。ブイサインをちょきちょき。 そして書類仕事だろうが外回りだろうが気怠げにしか挑めない女は、あなたの提案に「おー」と短い返事。 「なるほどお。そーいうことなら本官にお任せくださあい」 「えーとお、市民さんの『ハーモニカを吹ける場所』、一緒に探してあげますよお。」 機嫌よく続けると、行きましょおと適当な向きに先導をした。 心当たりがあるわけでは決してない。行き当たりばったり。 #街中 (156) 2023/09/10(Sun) 23:10:41 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ>>150 ニコロ 「そりゃそーだ。無闇に怖い思いなんて不必要、 子供の頃なんて楽しく育つのが良いに決まってるよなあ。 ちなみにその実感の籠った発言は何由来か聞いてOK?」 分別があるのかないのか、一応聞き出すような真似。 つまりは『面白い話題』の可能性に飛びついて。 「まあ熱愛でも会議でもなんでもいいからさあぁ〜、 面白い事あったら教えてくれよな? 先生はいつでもそういうのを求めている!」 「ん?俺?もう居るよ。……この世界の情報って言う 愛すべき相手がさあぁ〜!あははははっ!」 けたたましく笑う。クマの濃さはそのまま、 テンションの乱高下に関わる先生の事だ、 要するに今は寝てなさが最大値なのだろう。 何がおかしいのかせき込むまで笑い続け、 せき込みが治まると息をついた。 そろそろ散歩の続きをするか?お互いに、とへらへら。 (157) 2023/09/10(Sun) 23:27:17 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>156 ダニエラ 「ハハ。んじゃあ任せるかね。 頼んだぜ、ダニエラ巡査。」 行き当たりばったりでも良いのだ。 ニコロとて、決めていた訳でも無し。 貴方が決めた場所で吹こうかな、なんて考えているけれど。 「ダラダラついでに、新作ピザはもう食ったか?」 貴方の後ろをついて歩きながら、そんなことを。 #街中 (158) 2023/09/10(Sun) 23:51:51 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>157 カンターミネ 「俺はしてねえよ。したのは、弟と妹だ。 もうずっと前の話だ。 今更聞いても面白い事は何もねえぞ。」 ニコロはただ、それを見ていただけ。 だから怖い思いはしていないのだ。 そしてハイテンションの貴方にさては、と勘づいたか。 「先生、あんたちゃんと寝てんのか? また徹夜三昧なんてことしてねえよな。 情報が恋人なのは結構だが、たまには休めよ。」 散歩の続きなら喜んで付き合うだろう。 無論、貴方が飽きたならばその場でお別れ、になるけれど。 #街中 (159) 2023/09/10(Sun) 23:56:32 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ>>159 ニコロ 「んんっ。それはなんとも。興味はあるが…… ……あまり突っ込まない方がいい話だな?」 咳ばらいと共に、紙と同じくらい薄い良識で 踏み止まりを見せつつ。 「ははぁ。よくわかったな、徹夜3日目だ。 寝かせてくれないんだよなあぁ〜困っちゃうぜえ。」 口調からして全く困ってない様子で歩き始める。 どうせまた何も考えずに歩いているに決まっている、 そしてまたカフェイン入りのドリンクを買って、 子供達や周辺の人とおしゃべりして……。 そんな中で鳴った電話の音に、片眉をあげた。 「アーハ。悪いなニコロ、『恋人』の呼び出しだ。 また会おうぜ?しわくちゃ顔の時にでもな」 通話を切ると、そう言って背を向け歩き出す。 キヒ、キヒ、徹夜の気配はまだ少し抜けなさそうだった。 (160) 2023/09/11(Mon) 0:17:19 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>158 ニコロ 「んー。ピザですかあ?」 きょと、と振り返る。足並みはそのままだ。 そうして少しだけ険しい顔をした。面白くなさそうな、そんな顔。 「まだですよお。昨日は商店街行かなかったから、知らなくってえ。」 「いつも通り、サンドイッチ食べちゃいましたあ。」 「そっちも美味しかったから、いいんですけどお……」 流行りに乗れなかった気がして、ちょこっと悔しい。 そう口を尖らせて。 「どんなピザなのかすら知らないんですよお、あたし。」 「ニコロさんは、もう食べましたあ?」 #街中 (161) 2023/09/11(Mon) 0:47:24 |
【人】 法の下に イレネオ>>141 ダヴィード 親がいないのだ、と、聞いたことはあっただろうか。 なくとも、ある程度察してはいるはず。端々に滲む貴方の生活に、貴方以外の人間の存在が垣間見えることはない。それはきっと、男が貴方を気にかける理由の一つだった。 「温かい飯って、どうしてあんなに美味いんだろうな。」 「冷たい飯がまずいってわけじゃないが。」 「お高い冷製パスタだとか冷製スープより、安くて熱いミネストローネの方が美味い。」 なら自分が作ってやろう。この男がそんな風に言うような人間なら、今頃貴方の素性にまで踏み込んでいたはずだ。 生憎そんなタイプではないから、話題は食事の温度に終始する。 「はは、まるでmicioだ。」 風呂が嫌だったと聞けば笑ったんだろう。草臥れた容姿も、一拍置いて威嚇するような態度も、そういえば、あの可愛らしく凶暴な獣によく似ていた気がした。 であるからには、自分が声をかけずとも、貴方はしぶとく生き抜いていたのだろう。とはいえ、人が生きるのは獣が生きるより容易く、困難だ。 「いいよ。店員に頼んで切ってもらおう。」 「飲み物も貰うか?」 #商店街 (162) 2023/09/11(Mon) 1:24:25 |
【人】 法の下に イレネオ>>143 黒眼鏡 寄越された賛辞は目を眇めて受け流した。貴方が指を折る度に、眉間に刻まれた皺は濃くなった。 冗談めいたその態度。 常であれば────それをするのが同僚や先輩、友人であれば、この男も笑って聞いただろう。背もたれに存分に体重を預け、顎を引いて視線は相手に。笑んだ目元でなんだよ、と口を開く。だが、今はそうしない。 貴方がマフィアだから。その一点で。 仕上げに「ジョーク」だと締め括られれば、また一層、口元が苦々しげに歪んだ。 「どうだか。」 「偽証は罪だ。お前たちの特技だろう。」 マフィアの多くは、表向きの仕事で繕って社会に溶け込む。 貴方もそうであると知っている。 #教会 (163) 2023/09/11(Mon) 1:54:41 |
【人】 黒眼鏡>>163 イレネオ 「おいおい、違うだろう。 『罪であると裁判で認められた偽証が罪である』。 そうだろ? ここは法治国家だ」 まるで講義するように指をたてて、悪戯っぽく「チ・チ・チ」なんて口でいって揺らす。 「俺が裁判で喰らったのは10年以上前の傷害罪くらいで、 それも既に釈放されてる。 だったら今の俺はなんだ? 『罪なき一般市民』だろ?」 確かに、逮捕されるような証拠は出ていない。 彼がマフィアに所属し、密輸や密売に関わっているのは99%以上事実だが、 それと逮捕権が適用できるかは別の問題だ。 「嘘くらいは、そりゃあつくさ。 基本的人権といってもいい。 それをいったら」 揺らしていた指がゆっくりと倒れて、あなたを指さす。 「警察は嘘をつかない?」 ――普段、こうまで挑発してくることはあまりない。 機嫌が悪いのだろうか。 …そういった感覚は、あなたがそう気づくほど、彼に詳しければの話だが。 #教会 (164) 2023/09/11(Mon) 6:41:40 |
【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ>>145 テオドロ 掛けられた声が見知ったものであると気づいたなら、男はゆっくりと振り向いた。 秋風に長い髪を吹かせる表情は、いつも目下に向ける穏やかな笑みだ。 立ち話、歩きがてら。どちらにせよ貴方に合わせるように足は動かされる。 「人生の中の印象深い出来事が、秋口だったものでね」 風の行方を見つめるように流した視線は河の向こうへと掠めた。 高い橋脚の上からでも島の縁は伺えない。この島で一番高いビルからなら或いは、だろうか。 内心でどんなイメージを持たれているのか、素知らぬ男は柔らかく言葉を返す。 「随分私は良い印象を持たれているらしい。 ……君は帰りかな。それとも署に戻るところだったりしたかい」 #街中 (165) 2023/09/11(Mon) 7:33:43 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>162 イレネオ 直接告げたことはなくとも隠しているわけでもない。 それは男にとって当たり前のことだったから、いわゆるこの年頃の『親』に対する一般的な振る舞いが分からなかったという理由に尽きる。 そして、そんな自分を育ててくれた人たちのことは誰にも話せるものではなかった。 「あたたかい物は食後の満足感が違いますから。 胃も懐もあたたかい方が幸せですよ」 もし貴方がいつかそんな言葉を口にしていれば、この時間はたちまちに無かったことになって、男は貴方から隠れるように消えていただろう。 そうはならなかったから今に続いている。 「 miao 。 ……いや、うーん。すみません、今のなしで。」 ではそれらしく鳴き真似のひとつでもしてみるか。 そんな思いつきから発せられた音は悲しいくらいに猫には聞こえなかった。 「やった。楽しみです。 猫には向いてないようなので人間の特権を享受しましょう」 いつの間にやら、男の手には2本のフレーバーウォーターが握られていた。ラベルにはオレンジとレモンが描かれている。 店で共に売られていたものだろう。 #商店街 (166) 2023/09/11(Mon) 7:57:59 |
【人】 Chiavica テオドロ>>155 エルヴィーノ 「おや、私が早死にしたら清々しませんか? ……やれる仕事をやっているだけであって、そのやれること≠ェ増えてくれれば上々。出世に求めるものと言えばそれくらいですから」 同期達がとっとと出世してくれていたら私の仕事ももっと楽だったかもしれませんね。 そんな嫌味を付け足しておくのも忘れずに───とはいえ、言葉の節々で触れている通り、昔から大抵の物事は自分でこなして、押し付けたりするどころか態度はともかくとして手伝いを申し出ることさえあったのだが。 「各々が各々の望むポストに収まってたらいいでしょう。 勿論、能力と向上心に見合うなら、ですが…… だから現に私はあなたの仕事には口出ししてませんし。 それよかよっぽど見るに堪えない生活がありますからね」 単純な寿命によるお迎え、という点ならばそっちのがよっぽどではないんじゃなかろうか。 コーヒーを傾けては、わざとらしく肩を竦めていた。 #警察署 (167) 2023/09/11(Mon) 9:08:06 |
【人】 Chiavica テオドロ>>152 ニコロ 「書類仕事に関しては最も期待してません。 寧ろ振ってもらえると思いあがらないでください」 自分だけじゃないにしろ、誰が手伝ってると思ってるんですか。そんな意図が呆れたような声に滲む。 「割り振りも仕事のうちの一つですから、 決して怠らないようにはしますがね。 大抵は俺がやってしまった方が早いので…… ……ああでも、人と接するような仕事は任せますよ。どう考えても俺には向いていないものなので」 社交性に溢れている性分でないのは明らかなので、 それは大義名分として扱える。数少ない隙ではあった。 「へえ。あんたに実現不可能なことを遠慮して言っておらず、真の形態を隠し持っているとしても?」 一度向くのは、冗談とも本気ともとりづらい薄い笑み。 それはすぐ解かれて、いつもの嫌味のある笑顔に変わるが。 「なんて。こういうのはガチで困らせないから、 愛嬌がある程度に留まるんでしょう。 俺は、あんたより手のかからない男なんでね」 #商店街 (168) 2023/09/11(Mon) 9:23:16 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ>>149 ペネロペ 「良いじゃないか、食いしん坊。 マスターにもそう覚えて貰えれば事あるごとに口の中が新作だ」 先程までは冗談だった声色を今時だけは本気の様子を変えておく。 自分から見たあなたの食生活が、他人によって豊かにされていくのは心地よいことだからだ。 「そうだろう、しかしいつまでも手元においておけないんでな。 早めに捌けさせて手放したい。 チラシはまだ余ってる、好きなだけ持っていってくれ」 #バー:アマラント (169) 2023/09/11(Mon) 9:34:27 |
【人】 Chiavica テオドロ>>165 ヴィンセンツィオ そのまま進み。ふと歩調を合わされていることに気づけば、遠慮を捨てて並んで歩き始める。 「景色も見せる顔を変え始める頃。そこに付加する出来事があれば感じるものもひとしお、ですか」 風を、視線を追いかけて向けた目は、近場に咲く花を愛でるのに適しているもので、何か特別なことを思うには至らなかったが。にしたって風流だなくらいは思う。 「御冗談を。慕うことはあれど、 まさか悪い印象を抱くようなことはありませんよ。 これから帰るところです。一度商店街に寄りますが」 園芸用土を切らしていたのを思い出して、と語る。 警察署から離れる時は、なるべく疲れや義務感を残さないように。普段から物事を切り分けようとする男ではあるが、今日はいつにも増して気分が軽いようであった。 #街中 (170) 2023/09/11(Mon) 10:36:22 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>160 カンターミネ 「そうしてくれるとありがたいね。 次会う時にはもう少し面白い話でも見繕っておくさ。」 図星の解答に、やれやれ、と肩をすくめる この先生の癖は変わらないようだ。 「3徹って…ぶっ倒れるぞ? ったく…はいはい、道端で拾得物扱いで拾われんなよ。」 貴方が去るのならば手をひらひら振って見送って 落ちているなんてことはなさそうだけれど そんな軽口を背に掛けただろう。 街中のいつものやり取り 平和の一シーンと、今はなる。 #街中 (171) 2023/09/11(Mon) 11:30:28 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>161 ダニエラ 「おっと、まだだったのか。 俺は食ったぞ。ついでに何人かに配ったりもしたぜ。 名前がでかでかと出てたのはかぼちゃサラダのピザ それとポルチーニのチーズクリームピザだったかな。」 少し悔しそうにも見える貴方にくす、と笑う。 パン好きの貴方らしいセレクトだけれど 流行りに乗れないと口をとがらせるところは 年頃の少女と変わりない、と思えて。 「どうせだし買っていってもいいぜ。 他にも秋の味のピザが増えてるらしいしよ。」 勤務中でも軽食くらいは許されないだろうか、と。 #街中 (172) 2023/09/11(Mon) 11:34:29 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>168 テオドロ 「流石テオ、分かってんなぁ。」 そんな言い様でもケラケラと笑う。 振られないなら一安心だ、と零して。 「例えどんなもんを抱えてたとしても 俺にとってお前はかわいい弟以外の何者でもないんだよ。 アリーチェもそうだけどな。」 親愛の情を滲ませて、男はそう言い切る。 貴方たちは大事な家族同然であるのだから 迷惑などとは思いはしない。 「その調子で頼むぜ。 手が掛かるのは俺の十八番だからな。」 そんな風な軽口も、最早聞き慣れたかもしれない。 #街中 (173) 2023/09/11(Mon) 11:38:59 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>172 ニコロ 「ええー、いいんですかあ?」 などと語尾を伸ばしながら、明らかに声音が変わった。 ワントーン明るく。「待ってました」と続きそうな。 「じゃあお言葉に甘えちゃいますう。」 「ふふ。ありがとおございますねえ、ニコロさん。」 拗ねた口許はどこへやら。 緩んだ頬でそう告げて、適当な方に向いていた足が、迷わず商店街の方へ向けられる。 「そおいえば」 「ニコロさん、好きなパンとかありますかあ?」 「あたしいつもフォカッチャやサンドイッチばっか食べてるんですけどお、たまには別のもの食べよっかなあって」 軽い足取りのまま、到着までの軽い雑談。 #街中 (174) 2023/09/11(Mon) 12:50:47 |
【人】 法の下に イレネオ>>164 黒眼鏡 たん。 たん。たん。たん。 革靴の底が教会の床を叩く。 響くほどの音ではない。それでも、苛立ちを隠せなくなっている証拠。 しかし零れたのは乾いた笑みだ。座っている貴方と立っているこの男であれば、当然こちらの目線が高い。自然に、且つ強調するように、見下ろして笑う。 「マフィアが法を語るか。まるで口上だな。」 「隠したいことがあるほど口数は増える。そうだろ。」 いつもの決めつけ。 プラスして青い勘。 「やけに囀るな。」 職場の年配には決してしない言葉遣い。 さされた指は腹立たしい。だがわざわざ避けるのも子どもくさくて腹立たしい。間をとって、目を逸らすに留めた。 窮した返答はしない。それだって、十分に子どもくさいのだが。 #教会 (175) 2023/09/11(Mon) 13:44:23 |
【人】 法の下に イレネオ>>166 ダヴィード 「言えてる。」 今のところ、貴方は思春期の少年だ。 その年頃特有の気の迷いや不安で、誰かとぶつかったり、やさぐれたことをしたりする。一過性の放浪者。 男にとっての貴方は、そうだった。或いは、そうであってほしいと思っているのだろう。だから、それ以上のことがない。 「はは。」 機嫌がよさそうな笑い声がまた零れた。 この国の人間らしく身内好きな男だ。それでいて、休日を休日にすることが苦手な男だった。誰とも会わないはずの日に、知り合いに出会えたのは、やはり幸運なことだったのだろう。 無骨な手が貴方の髪を乱して去った。 「そうだな。お前は人間の方が向いてる。」 猫はそんな風にお強請り上手でもないし、と。 ペットとして飼うならいざ知らず、男が知るそれは野生の、それとも捨てられたものだけだったので。 #商店街 (176) 2023/09/11(Mon) 13:56:54 |
【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ>>170 テオドロ 「まあ、いつにしたって季節なんて毎年来るものだろうけれど。 それでも年を食えば食うほど、こういうのは噛み締めてしまうものだからね」 この街の特産の花は一年に何度も白い花を咲かせる。 「それは嬉しいな。 君みたいに優秀な人にも慕ってもらえるなんてのは、こっちとしても誇らしい。 ……土? それって君の家の庭とかで使う用のものかな」 背の高さのためにゆっくりと前に差し出されるつま先は、そのまま商店街のほうへと向く。 ついで、程度の気軽さ。上司と歩く気まずさを相手が見せたならば、 革靴はすぐに向こうの通りへとさりげなく逸れるのだろう、それくらいの気負わない追走。 #街中 (178) 2023/09/11(Mon) 15:36:48 |
【人】 法の下に イレネオ>>177 黒眼鏡 互いに隠すことでもないのだろう。向ける感情の色。今この瞬間のご機嫌の具合。腹の中に抱えた何かの、ほんの先端だけはむしろ覗かせる。 貴方にとってはきっと余裕の表れで、こちらはその逆。まさに未熟さの表れだ。 であるのに、蛮勇。噛み付こうとするのをやめない。 「お前たちの」 「そういうところが嫌いだ。浅ましい。」 視線が戻る。貴方の指は収められていただろうか。未だに突きつけられたままなら、やはり不快そうな渋面を作る。 「……」 聞いたって答えない癖に。そういう沈黙。 生憎実直で、駆け引きは苦手なたちだ。まさか馬鹿正直に「自分がマフィアだと白状しろ」なんて言えるわけもない。それに、自白だけで証拠がなくては意味がない。 「聞けば答えるのか。」 「なら聞く。次の取引はいつだ。」 それでも、そう言われたなら乗るのが道理というもの。 口を開けて、閉じる。やけに鋭い犬歯は、貴方の目に映っただろうか。 #教会 (179) 2023/09/11(Mon) 17:31:38 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>176 イレネオ 「ねえ?懐を寒くするおねだりをしておいて恐縮ですが…… いえこの程度で寒くなると思ってる訳ではないんですが」 むにゃむにゃと口の中で言葉にならない言葉を噛み潰す。 貴方が適切なところで歩を止めてくれるものだから、男はそれにすっかり甘えていることに気付けないままここに至ってしまった。 自分にとって都合の悪いことは聞かず、何も知らないまま。 「わっ、も〜…… なんですか、猫じゃないですってば。やめてくださいよ」 楽しそうな声だった。いつぞやの虚勢を作るのをやめ、知り合いに素直に見せる表情は年相応の幼さがまだ残っている。 乱れた髪に手櫛を通して直す間にも、目が合えばきっと笑みを深めただろう。 それは気まぐれな猫が見せる愛嬌とも、可愛がられた犬の習性とも、ただの子どもが優しくされた時とも似ている。 そんなやり取りをしているうちに、頼んだ料理たちがそれぞれに切り分けられて持ち帰り用として出てくるだろう。 紙袋に入られたそれをそっと持ち、貴方を外れのベンチへと促した。 #商店街 (180) 2023/09/11(Mon) 18:22:42 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>169 ルチアーノ 「それはそうですけどっ。 もう、内緒にしてくださいね?」 常連さんの間で噂になったら大変です!と念を押し。 既に公然の秘密になりつつあるような気もしないでもない。 事実、この店員の実際の食生活はお世辞にも良いとは言い難い。 "うわべ"を取り繕うだけなら呆れるほど丁寧で、 けれどその下、私生活は至極ずぼらで適当だ。 とはいえそこに他者が手を入れる事を良しとはするらしく。 「少し寂しい気もしますけど、しょうがないですもんね。 じゃあ、二枚頂けますか?」 そうしてチラシを受け取るなりすれば、マスターに一声掛けて。 使い終わったダスターの片付けがてら、 一度バックヤードに引っ込んでいくだろう。 #バー:アマラント (181) 2023/09/11(Mon) 18:42:09 |
【人】 Chiavica テオドロ>>178 ヴィンセンツィオ 「毎年来るから、その都度楽しめる人の方が豊かに生きられる、という訳ではありませんか。 ……花を通せば季節は大体感じられると思っていましたが、 俺は少々、植物以外には無頓着すぎる気がしますし……」 季節に不随する思い出、無いな。対して思い出そうともしていないが、あまりにも記憶の比重が偏ってることくらいはすぐに分かった。 「それもまた……嬉しいですが買い被りすぎですよ。 ええ、季節が変わる、ということは、 種蒔き時期でもあるということに他なりませんから。 育てたいものがあり、それに適した土があり…… それがつい最近思いついたものだと、 事前から備えておくというのもどうにも難しくて」 今はまだ、向かう先までも合わされたことには気づかない。 気づいたところで一枚上手を行かれた、と感じる程度でやっぱり気まずく思ったりなどはしない。 #街中 (182) 2023/09/11(Mon) 18:47:06 |
【人】 法の下に イレネオ>>180 ダヴィード であれば、そのままでいてほしいと思う。 醜いことや後暗いことは知らず、なるべく穏当に大人になってほしいと思う。 それは年長者が若者に押し付ける、身勝手で当然の願いだった。それでも、口にして押し付けることはない。立場的にも、距離的にも、性格的にも。 頭頂に浮いた一束だけ軽く払ってやろう。あとは任せて、会計を済ませる。受け取ろうとした紙袋は、横から伸びた手に攫われて行った。 木のそばにあるベンチに腰を下ろせば、ちょうど木陰になっていた。 秋口の穏やかさのおかげで、日陰でも肌寒さは感じない。今が一番ピクニックにはいい時期だろう。これから徐々に冷え込んで冬が来る。 「ほら。お前の分。」 パニーニの片方を手渡して。 「ああ、先にこっちがいいか。」 どちらでも大差ないだろうに、妙な気遣いをして寄越した。もう片手ではフレーバーウォーターを一度に掴んで置いてしまおう。 #商店街 (183) 2023/09/11(Mon) 18:55:39 |
【人】 Chiavica テオドロ>>173 ニコロ 「あーあ、面白くない。 やっぱり少しは無理難題を言おうかな」 そうは簡単にできないことも見透かされていそうで、本当に癪である。ハッキリ言って感謝こそしてはいれど、そんな何でも吞み込めてしまいそうな面構えが面白くないのだ。 俺にとってはずっと何から何まで憧れの兄貴では居てくれやしなかったくせに。独り相撲とさえ言えよう。 「アリーチェも、或いは他の同僚の十分手がかかるから、 あんただけの特技なんかじゃありませんよ。下の方向に競うのも大概にしてください、ガチョウの脳でも持ちたいんですか?」 軽口に対する皮肉の応酬。少し歪みはしつつも、未だ親愛の形として留まっている、情の形だ。 「……ピザが冷める前にはとっとと行きますよ。 迷わないでくださいね。道のナビゲートは専門外ですから」 #商店街 (184) 2023/09/11(Mon) 19:03:50 |
【人】 コピーキャット ペネロペ「…………んが、」 「んあ〜……飲み直して寝るか」 ソファの上で寝落ちしていた酔っ払いだ。 時計を確認し、深夜を過ぎ、早朝になりつつある時間を認めれば 大あくび一つして転がっていた酒瓶を掴んだ。 傍のテーブルの上にはチラシが二枚。 #アジト (185) 2023/09/11(Mon) 19:55:41 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>183 イレネオ 穏当に、真っ当に、日の当たる道を歩むこともできたのだろう。 少なくともあなたの目の前で笑っている間は、今この瞬間は、何も知らないおねだりが少し上手いだけの子どもだった。 年相応に世界が自分の思うがままに回っていると勘違いしできる愚かさも持っていた。 浮かれるままに貴方を先導していく。 ベンチに座り紙袋を開ければ、蒸気に蒸された紙袋特有の匂いと、まだあたたかいパンとチーズの匂いがふわりと辺りに広がったことだろう。 「ありがとうございます。イレネオさんも冷めないうちに。 Buon appetito。」 食前の挨拶を済ませれば、朝食を抜いた男の食欲……と食べ進める速度は相応のものだった。 ピッツァの具材はサラミに生ハム、それにベーコンという暴力のような構成だ。しょっぱさと肉の脂がとろとろのチーズと溶け合って若さの特権として胃にするすると収まっていく。 パニーニはシンプルな構成で、焼き目の付いたパンと生ハムにモッツァレラ、それに挟み込まれた野菜が層となって、ざっくりと齧ると触感の違いが楽しい。 ひと心地ついてからはたと我に返る。おすすめに対する貴方の反応は如何だろうか? フレーバーウォーターを時折挟みつつ、ちらちらと様子を窺った。 #商店街 (186) 2023/09/11(Mon) 20:17:41 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>167 テオドロ 「人の生死に興味はないけど……」 「でも、そうだね。……同期の葬儀に出て何も思わないほど薄情でもないつもりだよ」 流石にあまり想像したくはない話だ。 縁起でもないことを言わないでくれるかなと、わざとらしく息をついて、自分の分と持っていた缶を開けた。 ちなみに無糖のコーヒーだ。 「やれることが増えれば……って言うけど、僕からすれば面倒な事ばかりよくやるよって思うのさ。 それとも何? 何か仕事でも世話でもやってないと落ち着かない?」 休めるなら喜んで休んでしまう自分とは相容れない話だが、そういう人間がいるという事くらいは知っている。 仕事で得られる地位や金よりも、やることがあるのが好ましいのなら、大分ソレに近いのではないだろうか。 それはそれとして、自分やアリーチェが出世したとして、テオドロの仕事が減るかと言うと……そんなことはないと思うのだが。 「……まぁ。 僕の生活の方こそ放っておけばと思うのだけどね……いやぁ、物忘れが激しくて申し訳ないね」 本人もただの嫌味で言っただけのようなので、やはり、悪びれずに笑って返すだけ。 食べるのも寝るのもいつの間にか忘れてるんだよねぇ……と、反省の弁はやはり、ないらしい。 #警察署 (187) 2023/09/11(Mon) 20:36:04 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ「……やっぱりクリーニング出すか、流石に遊び過ぎたな」 つい先日に洗濯に出したばかりであった上着を広げ眉をしかめる。 ぱっと見ならば目につかない服の汚れや埃、理由が理由もあり身だしなみは気にしすぎたほうが良いと男は思っているようだ。 「黒眼鏡の旦那の前なら十分な格好だがなあ。 部下や子猫ちゃんたちには気遣わないとな」 手帳に書かれてる昼間の予定は誰かに会うものばかり。 そこにプライベートなものまで入れれば嫌でも誰かにこの姿は見られている。 ポケットから端末を取り出しワンプッシュで通話を繋ぎ、その間に外に出る準備をすれば向こう側から聞こえる声を待つ。 「Pronto,フィオレ。今時間は」 片手で携帯を、もう片方で服の入った袋を。 断られたら一人で行くかと、一番長く付き合ってる部下へと連絡をしながら自室の扉を開けた。 (188) 2023/09/11(Mon) 20:47:50 |
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