人狼物語 三日月国


62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


プロローグ

【人】 フロント 加藤


お疲れ様でございます。

こちらの用紙にお名前、ご住所、連絡先のご記入をお願いいたします。


(0) 2021/03/13(Sat) 16:00:50






村の設定が変更されました。

到着:主催者 村岡 薊

【人】 主催者 村岡 薊



   今回の参加者は、
   どんな物語を見せてくれるのかしら。
   今からがとっても楽しみね。



[ ザ ラピス住居側のとある一部屋。
  そこに1人パソコンと睨めっこしていた彼女は
  メールを全て送信し終わった様子で
  立ち上がると、ボディストッキングに
  身を包まれたその体を見せるためか、
  大きな窓のそばへと歩いていった。   ]



(1) 2021/03/14(Sun) 9:47:08

パーティーの主催者(村建て人)



一夜限りの出会いへようこそ。
主催者は貴方の望みを叶えるために、
粉骨砕身全力で貴方をサポートすることでしょう。
何かあれば、私に聞いて頂戴。

入村後、どのタイミングでも大丈夫だから

お名前(仮名・ハンドルネーム可):
性別:
連絡先:
願望:

を私宛に送ってくださるかしら。
それを持って正式に願望聞き届けと
マッチング成立とさせてもらうから、形式的なものではあるのだけれど。

メモ用にこちらもよければ使ってね。

□名前:
□外見:
□相方:
□其他:
□NG:
□交流:
□コア:

/*
(#0) 2021/03/14(Sun) 10:15:32

【人】 主催者 村岡 薊



[ このサイトが開いた始まりは、
  とても他愛のないことだった。

  
彼女が暇だった。

  ただそれだけ。

  人間とは暇になるとこんなことを思い浮かぶのかと
  感じながら作ったウェブサイトで募集をかけた。
  募集とは言っても、
  彼女宛にメールが来るように設定されたフォームを
  作っただけのもの。
  広告を打つものではないし、
  何百も来るわけではないけれど、
  全て読み込むことで1日を費やすくらいには
  投稿があったらしい。

  そして、彼女が最終的に思いついたのが
  内容を見てお互いの願望を
  満たせるような人たちをマッチングする。

  内容が何であれホテルに行ってもらって
  その夜をふたりだけで過ごしてもらう。
  もちろん、3人が良ければ3人で。
                       ]


(2) 2021/03/14(Sun) 10:54:14

【人】 主催者 村岡 薊



[ 思い出せるだけでも内容は様々あった。

  話を聞いてほしい。裁縫の手伝いをしてほしい。
  そんな他愛のないことから、マニアックなものまで。
  そんな中、
  これに参加するための条件としてあげたことが
  回を追うごとにいくつかできていた。


  ひとつ 指定するホテルまで来れること

  ふたつ 相手に無理強いをさせないこと

  みっつ 個人情報は大切にすること

  よっつ ホテルの備品は壊さないこと


  1番最後に関しては初期に彼女が弁償として
  100万円近く払う羽目になったことがあったらしく、
  重要ポイントになっているとか。    ]



(3) 2021/03/14(Sun) 11:56:55

【人】 主催者 村岡 薊



[ 部屋代と食事代などは全て彼女が後で払っている。

  どうして赤の他人のためにお金を払えるのか。
  それは彼女の手元に
  使っても使い切れないお金があるから。 
  彼女の祖父が元々不動産で資産形成をしていたが、
  彼女の両親介さず資産の半分を彼女へ分け与えたため
  不労所得というそれで生活ができてる。

  偶に外の世界も気になるという理由で
  1週間くらい働く時もあるようだが、滅多に働かない。
  勿論、所有不動産のメンテナンス等必要なことがあれば
  オーナーとして話を聞きに行くのだが
  それ以外は買い物くらいでしか出歩かない。

  そんなわけで、
  彼女はこの催しを結構な頻度でやっているらしい。 ]**



(4) 2021/03/14(Sun) 11:58:37

パーティーの主催者(村建て人)


最後にタイムテーブルと行きましょう?

プロローグ: 〜3/18 23:59
1d: 3/19 0:00〜 21 23:59
2d: 3/22 0:00〜 3/24 23:59
エピローグ: 3/25 0:00〜 3/29 23:59 (最大延長時)

色々事前に書いていたけれど、

プロローグの間はギリギリを攻めて、
      1,2dは気の済むまで楽しんで、
         エピローグは好きなことをして頂戴。

はい、以上。
気になることがあれば、さっきも言ったけれど
遠慮なく声をかけて頂戴ね。


(#1) 2021/03/14(Sun) 15:39:36

村の設定が変更されました。

到着:大学生 ローレライ

【人】 大学生 ローレライ

──The Lapis店内カフェ 
pm0:00


[革ベルトのApple Watchがお昼の12時を示している。
柔らかなシングルソファに座り注文したコーヒーとサンドイッチを待つのは、トレンチコートを脇に置いて
ニットのワンピースに身を包んだ女性。]


  本当に希望の相手が見つかったのかしら。


[半信半疑のまま今日に至る。

とあるウェブサイトのプラットフォームから
私が送った願望の内容。

・願望
:顔が良くてお金持ちの男性

自分の欲求に馬鹿みたいに真面目に答えたのだけど
それも私の友達が一度このサイトに応募し
そして帰って来てからはその事を楽しそうに
とても満足そうに語るから私も気になって
今回応募することにしたのだった。

実際ホテルはとても綺麗だし
ここまで来て騙されてる線も無さそうだけど。]
(5) 2021/03/14(Sun) 20:37:48

【人】 大学生 ローレライ



   ……イケメン。


[私は視線を上げてカフェの近くを歩いている人を見る。
勝手に失礼な品評会を開催する。

合格、不合格、不合格、論外、合格。


ふ、と
白金の髪の男と目が合ってしまった。

────合格。

にこり、と
カフェに入って来たその男に笑みを向けたのだった。]*
(6) 2021/03/14(Sun) 20:38:32
到着:社会人 サモエド

【人】 社会人 サモエド



[ 

  今日は少し早めに来ることが出来た彼。

  今回が何度目の参加か思い出せないが、
  本当ならまだ数えられるはず。
  午前中仕事を少しこなしてからの来館故に、
  彼の胃の中は何かを欲している。

  フレンチ?いや、長くなる気がする。
  和食?まずもって堅苦しいのはやめておきたい。
  となれば、行先はホテル内にあるカフェしかない。
  仕事の荷物が入った革製のバッグを右手に持ち
  コツ、とヒール音を小さく立てながら
  その場所へ向かうとどうやらひとり席は厳しそう。

                          ]


(7) 2021/03/14(Sun) 20:53:54

【人】 社会人 サモエド


[ 

  それもそのはず。
  先日いただいたカルティエの腕時計は
  12を指していたのだから。
  正午という時間だから相席であれば、と
  入り口にいた店員に言われた彼は
  少し悩むそぶりを見せているとひとりの女性と目があった。

  若くてかわいらしいその女性は、
  ふんわりとした笑みを見せてくれたので、
  その席まで向かえば一言声をかけるのだ。

                           ]



   申し訳ありませんが、お席をご一緒しても?





  彼女から許可が下りれば、一緒についてきた店員に
  ここに座ります、と伝えるのだった。

                          ]**

(8) 2021/03/14(Sun) 20:57:29

【人】 大学生 ローレライ


  ええ、構いません。
  混んでいますものね。

[>>8その、イケメン、は
瞳が合ったからか、はたまた席が混んでいたからか
相席の申し出をして来た。
腕時計だけは良いものを着けてる男も多いけれど
靴も合わせてみるとその人の裕福さは
それなりに分かったりする。
例外こそあれ、外れはあまりない。

店員がメニューを持って来て
彼が注文を終えれば、こちらから先に口を開く。]


  こんにちは、素敵な人。

  今日はお仕事ですか?

[手を膝の上に置いて足を揃えると
先程目に入った彼の鞄を見ながら言葉にする。

男から見た自分をよく見せようとするのは
最早慣れ切った動作。]*
(9) 2021/03/14(Sun) 21:17:04

【人】 社会人 サモエド





  先に座っていた彼女の快諾が聞こえると、
  彼は彼女と対面するように腰を下ろす。
  腰を下ろすときに
  ジャケットのボタンを外していた彼が
  小さく『失礼』なんて言ったのは、
  いきなりカジュアルになりやがって、と
  言われたくないためである。

                     ]


(10) 2021/03/14(Sun) 21:37:56

【人】 社会人 サモエド




   コーヒーとサンドイッチを、お願いします。



(11) 2021/03/14(Sun) 21:38:25

【人】 社会人 サモエド



  
  彼女が全く同じものをオーダーしていたとは知らず、
  オーダーをとったくれた店員に
  メニュー表をかえすのだった。

  お冷に口をつけて喉を潤していると、
  素敵な人、と可愛らしい声で呼ばれてしまい、
  彼は少し口元を緩ませたよう。

                        ]

   仕事は午前中に終わらせてきました。
   今日はこの後、お見合いを予定していまして…



  間違ったことは言っていない。
  この男の願望、それは

  体の相性が良い女性とお付き合いしたい。

  なのだから。1年ほど前から何度か利用して
  マッチングをするけれど、出会えないその人を
  彼は今でも諦めることなく探し求めている。

                        ]

(12) 2021/03/14(Sun) 21:39:34

【人】 社会人 サモエド



   お嬢さんは、ティーブレイクか何かで?




  彼女の服装は、流石に旅行者ではなさそう。
  20代であろうから、1人でいるならゆっくりしたいと
  ホテルのカフェに遊びにきたのかも、と思いながら
  彼は腕時計を外してテーブルの上においた。

  テーブルに当たって双方が傷つかないように、
  こうやって外しつつ、時間を気にするときは
  テーブルの上に置いているのである。

  そう、今はまだ少し時間を気にする理由がある。

                         ]*


(13) 2021/03/14(Sun) 21:41:25

【人】 大学生 ローレライ

[>>10彼の外見や所作からは
20代〜30代ぐらいの年齢に見える。
40代でも無ければ会話はそこまで合わない事は無いだろう。

とバレない程度に外見を見ていると]

 
  ふふ、仕事に恋愛に……お忙しいんですね。


[
ちっ
、と内心で舌打ちをする。
この後でお見合いと言うことは、彼女が出来る可能性が高い。
先約あり、と分かってしまうと少し気落ちしてしまう。

けれど、待って、と思考にブレーキを掛ける。

これからお見合いをしようと言うのに
女性と直ぐに相席をしようとしたのだから
もしかしたら彼は割と遊ぶタイプなのかも、しれない。


恋愛よりも、私はそうした遊びの方が
楽だし、好ましいと思えるのだけれど。]
(14) 2021/03/14(Sun) 22:01:41

【人】 大学生 ローレライ

 
  ……はい、そのようなものですわ。


[>>13ホテルに泊まりに、人に会いに来たのだけど
諸々の経緯を話すのが面倒になって
私は彼の話に適当に合わせてしまった。

彼が時計を外したのを見る。]


  お見合いなんて素敵ですね。
  貴方のような人と会えると分かってるなら
  私も今頃緊張して大変そうです。


[くす、と笑うと正面の彼を見つめ]


  今、少しお見合いみたいですね。


[一対一、初対面の相手と
当たり障りのない話題を始める今の状況を
そう私は評した。]*
(15) 2021/03/14(Sun) 22:02:00

【人】 社会人 サモエド





  彼女が内心舌打ちをしているとは露知らず。
  仕事に恋愛に忙しいと言われると、
  謙遜の色をみせて、そうでもない、と口走る。

                        ]

   仕事自体は叔父の手伝いをしているようなもので、
   顔の広い人だから忙しいのかもしれません。
   それに、今まで何度かお見合いのセッティングを
   していただきましたが、
   どれもそう上手くいかなくて悩んでいるんです。




  このマッチングで出会った女性たちは
  結婚に前向きではなく、体の相性もそこまで。
  前向きでないのは構わないけれど、
  体の相性が良くないことは
  彼にとってとても致命傷なのだ。

                        ]


(16) 2021/03/14(Sun) 22:41:41

【人】 社会人 サモエド




  淑女のような口調で話を続ける彼女が、
  お見合いみたい、なんていえば
  彼は1度首を縦に振ってみせる。

                     ]

   実は、仲人の気まぐれでお相手の写真を
   見せてもらえずじまいなので、
   私も少し緊張しているんですよ。
   だから、軽めの食事にしておこうと思って
   このカフェに来たんです。



  ちらりと時計を見つつそう話していれば、
  2人の手元にはコーヒーとサンドイッチが
  並べられたことだろう。
  彼の視線はまさか同じものを頼んでいたとは、と
  失礼にも彼女の顔とプレートを何度か往復した。

                          ]

   教えてくださっても、良かったんですよ?*



(17) 2021/03/14(Sun) 22:42:48

【人】 大学生 ローレライ


  親族のお手伝いをしてらっしゃるのですね。
  もしよろしければ、お仕事の内容を聞いても?

  そうでしたか。
  お見合い、と言っても必ず成立するわけでは
  勿論ありませんからね。
  妥協せず、我慢せずというのは
  私は良い事だと思いますけれど。


[>>16お見合いが上手くいかない。
その割には今日もお見合いと積極的。

拘りが強い男なのだろう。

そうすると、今日もお見合いが失敗しても
おかしくはない。
遊ぶチャンスはありそうね、と頭の中で悪い顔。]
(18) 2021/03/14(Sun) 22:55:19

【人】 大学生 ローレライ


  まぁ、そんなことが?
  不思議、私ってばお見合いは
  事前に顔は知ってるものだと……
  
[>>17顔を知らないお見合い?
とその時私の頭の中では違和感を覚え
けれどその答えが
このホテルでのマッチングの話だと気付く前に

思考を遮るようにコーヒーとサンドイッチが。]


  ふふ、なんで?
  同じもの、美味しいか感想を共有出来るじゃ無いですか。


[くすくす悪戯っぽい笑みは
私の本性が少し漏れ出したもの。

ごめんなさい、とその後に取り繕って
サンドイッチを一口食む。]*
(19) 2021/03/14(Sun) 22:55:29

【人】 社会人 サモエド



   あぁ、叔父は革製品を取り扱う会社の社長を。
   私はその叔父のサポートをしながら、
   営業のようなものをしています。




  彼のメインは小売店ではなく個人。
  なので、今日も一軒お邪魔して営業をしたところ。
  叔父には午後から休む、と伝えているため
  全くもって今日この後仕事をするつもりはない。

  彼女は彼のお見合いに関して肯定的で、
  とてもよく理解を示してくれた気がする。
  こんな女性が相性が良くて結婚にも少し前向きだったら
  100点満点パーフェクトなのに、と思うところ。

                           ]



(20) 2021/03/14(Sun) 23:10:33

【人】 社会人 サモエド



   世間一般では9割が顔写真を見て、
   お見合いをするかどうか決めているでしょう。
   私は、その残りの1割になっているようです。



  くすっと笑い、彼女の思考が
  目の前の軽食に向いたのを見れば、
  少し悪戯な笑みが浮かべられて、
  彼は彼女から視線を離せなくなっていた。

                      ]


   違うものを頼んで楽しむこともできましたよ?



  そう笑って言いながらも、彼女と同じく
  サンドイッチに手をつけて新鮮な野菜が挟まれた
  それを一口、また一口とゆっくり食していく。

                         ]*


(21) 2021/03/14(Sun) 23:10:57
到着:御曹司 サクライ

【人】 御曹司 サクライ

  ー 数ヶ月前・実家にて ー

[ずしりと重みのある水袋。
 それが、触った乳房の感触だった。
 ただの水ではなくて、妙に温い。
 しかも薄い皮膚の奥でどくどくと脈打っている。

 俺は導かれた手を振り払って
 きつく枕の端を握りしめ、目を瞑った。

 父が俺に宛がった商売女は、
 俺の様子に気を悪くした様子も無く
 「悪くないでしょ?」と嗤う。


 …………悪くないわけあるもんか。


 父はきっと一生かかっても分からない。
 息子が『変態』なのは女の経験が無いせいだと
 固く信じて疑いやしない。]
(22) 2021/03/14(Sun) 23:49:17

【人】 御曹司 サクライ

[女の口や手が俺の幹を育て、
 やがて、まだ柔らかさの勝るそれを
 ぐっと蜜壷の中へと埋めていく。

 寝具の上で身を捩ろうにも、
 滲む冷や汗を吸い、青く震える体を包む寝具は
 まるで雲のように柔らかで、逃げ場なんかない。
 拒んでも、逃げても、どんどん俺の陰茎は
 きつく蠢く肉の中へと埋もれていって─────



 こつん、と茎の先端が、女の膣の最奥に当たる。
 そこが子を成す部屋の入口だと
 認識した途端俺は限界を迎え、真っ白なシーツの上に
 盛大に吐瀉物を吐き散らかした。]
(23) 2021/03/14(Sun) 23:50:51

【人】 DOM サクライ

  ー 現在・The Lapis ロビーにて ー

[黒いライダースとジーンズ。
 差し色には、スマイリーの描かれた
 明るいイエローのスニーカー。
 一流ホテルには相応しくないだろう出で立ちで
 俺はロビーに腰かけたまま
 何度もメールを読み返している。

 「あなたの願望を叶えられるでしょう>>n2

 本当にそんなこと、あるだろうか?
 期待と不安がせめぎあって、
 今にも気が狂いそうなほど。]
(24) 2021/03/14(Sun) 23:52:04

【人】 DOM サクライ

[俺はゲイだ。
 けれど欲しいのはただの男の身体ではなくて
 自分に服従して、何処までも
 快楽の道を拓いてくれるような相手だった。

 ……前はいたさ。
 この世にまたとない存在が。


 ただ身体を繋げるだけじゃ足りなくて、
 もっと深いところで安心したいのかもしれない。
 ……そう自己分析してみて、改めて笑えた。
 信じていれば運命の相手が訪れる、なんて
 いい歳こいて願っている野郎なんてゾッとする。
 それが自分なら、尚更。]
(25) 2021/03/14(Sun) 23:57:17

【人】 DOM サクライ

[─────でも、もしいたとしたら。

 きっとこの心の乾きは満たされる。
 体を交えた熱が頭を浮かしている、
 ほんの僅かの間だけでも。]*
(26) 2021/03/14(Sun) 23:59:33
DOM サクライは、メモを貼った。
(a0) 2021/03/15(Mon) 0:04:40

到着:会社員 紫川 朔月

【人】 会社員 紫川 朔月

[私の願いは贅沢な願い、なのだと思う。
私は長女で、妹や弟がいるから甘やかす事はしても甘やかされる事は幼少の時に少しあったぐらい。
だからか好きになる人はみんな年上で優しくて甘え下手な私を甘やかしてくれるような人。
お付き合いした事があるのは3人だけだし、夜の方も相性が悪かったとかじゃない。
私には勿体ないくらい優しい人たちだった。

そう、優しすぎたのだ]
(27) 2021/03/15(Mon) 1:48:14

【人】 会社員 紫川 朔月

ねぇ、後輩ちゃんから聞いたサイトからマッチング成功のメール届いたの。
日付?今日ね、13時からチェックイン可能だからもう数時間ってところねぇ。
なんでもっと早く言わないかったのか?
だって、言ったら止めるじゃない?
でもさ、私の悩み知ってるでしょ?
一夜だけでも夢を見たいじゃない。
全く知らない人とだったら割り切れるじゃない?
恋人は欲しいけど、私の願いを嫌々じゃなくて喜んでやってくれる人なんて今まで逢った事ないもの。

[自宅でお泊り用の鞄の中身を確認し、今日のコーデを鏡の前で確認しながら小学校からの親友と通話していた。
親友とはもう十年以上の付き合いで、互いの性癖まで把握している仲だ。
だからこそ、こんな話は彼女としかできない]
(28) 2021/03/15(Mon) 1:50:03

【人】 会社員 紫川 朔月

私だってね、わかってるの。
贅沢な悩みだって。
優しくて甘え下手な私を甘やかしてくれる優しい人で。
だけど、えっちの時は私だけの事考えてくれていじめてくれる人…なんて。
もー!言ってるでしょ?
私ドMなんかじゃないって!
えっちの時はソフトSMしたいけど、普段は違うんですぅ!

[声が大きくなってしまった。
こんな事、ご近所さんにバレたらヤバイが大丈夫。
私が借りている部屋は防音対策されている部屋なのである。
多少声がうるさかろうがお隣には全く聞こえないのだ。
まあ、玄関付近にいたら隣の部屋の玄関が開く音なんかは聞こえるけれど]
(29) 2021/03/15(Mon) 1:51:01

【人】 会社員 紫川 朔月

それじゃ、一泊二日で行ってくるね。
帰ったら話聞いてよ。
私も聞くからさぁ。
家出るの早くないかって?
ホテルの御手洗借りてウィッグとコンタクト取ろうかなって。
折角だからそのままの私見てもらいたいし?
ハーフでももっと落ち着いた色だったらウィッグもコンタクトも要らなかったのにねぇ。
コンサルの仕事っていろいろあるけど、私の場合お国とか市町村相手だからさぁ。
髪がこんな白に近い色とか印象が悪くなっちゃうから。
上の人に地毛だけど染めたくないし、かと言って受注先の印象悪くしたくないからウィッグとコンタクトの許可もぎ取ったのは懐かしい思い出よねぇ。

[マキシ丈のスカートにブラウンのシャツとカーディガン。
この日の為に買った服はなかなか似合っているんじゃないかと自画自賛。
お化粧は最低限、ウィッグもコンタクトもOK]
(30) 2021/03/15(Mon) 1:53:22

【人】 会社員 紫川 朔月

それじゃ、行ってきまぁす。

[ホントは歩いて、と行きたいところだったけれど少し遠いから車で。
近くの喫茶店で暇を潰してから30分前にホテルにチェックインしよう**]
(31) 2021/03/15(Mon) 1:53:46

【人】 大学生 ローレライ


  営業をしていらっしゃるのね。
  どうりで立ち振る舞いが堂に入ってるようですわ。

[>>20営業経験から物腰が丁寧なのだな、と思いつつ
尚更どうしてお見合いが上手くいかないのだろう、と思う。

拘りが強いとは先程考えたけど

家柄?それなら行きずりの私に話しかけ無さそう。
性格とかはあるでしょうけど、お見合いだけじゃ分からないのではないかしら。
等々頭の中で思考を巡らせつつ。]


  珍しいのね。
  でも今までお見合いが上手く行っていないのなら
  新しい試みで良いのかも。

[>>21今までは流石に顔写真を見てから
お見合いをしていたと思うから、そんな事を。

でも顔が好みで無かったらどうするんだろう。

歳を重ねれば変わらない、と言うけど
やっぱりイケメンの方が私は良いし。
男だってそう言うものじゃないのかしら。偏見?知ってる。]
(32) 2021/03/15(Mon) 8:17:17

【人】 大学生 ローレライ



  初対面の方ですもの。
  図々しい頼み事かと思いまして?

  ……ふ、美味しい。

[パンに挟まれた瑞々しい野菜と少しのお肉を噛み切り
満足そうに笑う。
こう言ったところは値段は高いけれど、やっぱり美味しい。

食べる手を少し止めて、コーヒーを一杯飲むと
香ばしい匂いが口の中から鼻をくすぐり
程よい苦味が舌の上を滑っていく。]


  時間が許せばもっとお話ししていたいのに。
  ご予約があるんですよね?


[ちら、と時計を見てそう言った私。
かなり急ぎ、と言うわけでは無いだろうけど
どうなんだろう、と探りを入れる。]*
(33) 2021/03/15(Mon) 8:17:29
到着:会社員 シロウ

【人】 会社員 シロウ


[1晩で自身が理想の恋人に出会える確率は、
 0.00034%だという。

 そんな机上の空論をふと思い出す。

 スマホに無作為に流れるニュースで読んだのか、
 バーで隣り合わせた人に熱っぽく語られたのか、
 
 それとも冷たい床の上で自由にならない身体を
 捩っていた時に投げつけられた言葉だったのか。

 馬っ鹿馬鹿しい、と、吐き出した息は、無音。]
 
(34) 2021/03/15(Mon) 11:07:56

【人】 会社員 シロウ


[御伽噺だと知りつつ信じていたのかもしれない。

 この人が0.00034%の人だと。

 運命のパートナーだと。

 性的な嗜好も好みもきっとずっと
 ノーマルから逸脱している己にとって、
 縋り付くには充分だったのだ。]

 
(35) 2021/03/15(Mon) 11:09:47

【人】 会社員 シロウ

 *

   
─── 既婚者なんて聞いてないぃぃぃ!!!



[行きつけのゲイバーで、グラスを呷っては
 カウンターに突っ伏す姿に、やれやれまたかと
 肩を竦めて馴染みのママが笑う。
 空になったグラスにまた琥珀色の液体がそそがれて
 からん、と氷が形を変える音が意外に大きく響いた。

 シローちゃんどしたのって周りの人が笑う。
 人好きのする笑みを浮かべたママは口をひらいて
 僕の頭をがしがしと撫でた。]
 
(36) 2021/03/15(Mon) 11:12:05

【人】 会社員 シロウ


   『パートナーにフラれたんだって。
    しかもその人、嫁がいて、あ、オンナよ?
    おまけにその嫁にバレたらしいの、
    ─── で、さっさか切られた、ってわけ。』


[ご丁寧にきちんと説明してくれるママの言葉を
 聴きながら、もう何杯目かわからない酒を
 浴びるように流し込んで、]


   いいパートナーだと思ってたのに……


[と、片頬を天板にぺしゃんと押し付けた。]
 
(37) 2021/03/15(Mon) 11:14:28

【人】 会社員 シロウ


[唸るように絞り出した言葉の語尾に、]


   『だからいいように使われてる
    
セフレ
だって散々言っただろ。』



[なんてドスの効いた声でぴしゃりと被せられれば
 ぐう、とまた唸ってふらりと立ち上がった。

 どうにか会計を済ませれば、大丈夫なの、と
 いう声に右手を上げて応え店を出る。

 声音を戻したママが、良かったと思うわよ、
 あんたいつだって生傷絶えなかったし
 色々履き違えてる気がしてたから、と
 困ったように眉根を寄せて伝えてくれる言葉に、

 頷くことも出来ないままで。]
 
(38) 2021/03/15(Mon) 11:16:46

【人】 会社員 シロウ

 *

[メール>>n2が届いたのは、それからしばらく
 経ってからのこと。


   『貴方の願望を叶えられるでしょう』


 そんなタイトルから始まるメール。
 半信半疑で送信した申し込みの返信。
 文面を覚えるほど何度も読み返した。

 今こうしてホテルの入り口を前にしても
 またスマホを開いてメールを確認してしまう。

 想像していたよりずっとずっと高級感のある
 建物を見上げて、スーツで来て良かったかも、
 と視線を上げて背筋を伸ばし足を踏み出した。]
 
(39) 2021/03/15(Mon) 11:18:18

【人】 会社員 シロウ


[濃いグレーにグレンチェックの細身のパンツ。
 サックスブルーのシャツには深いネイビーの
 ネクタイを合わせて、ジャケットは
 脱いで手に持って。

 丁寧に磨いたブラウンの革靴が、こつん、こつんと
 美しく磨かれた床を鳴らす。

 緊張したままチェックインを済ませれば、
 周りをそっと、見渡した。]*
 
(40) 2021/03/15(Mon) 11:19:06
会社員 シロウは、メモを貼った。
(a1) 2021/03/15(Mon) 11:24:36

【人】 社会人 サモエド




  堂に入っている、と褒められれば
  彼はふふ、っと笑みをこぼす。
  今までマッチングで会った女性とは
  ほめ方が違ったからかもしれないが、
  少なくとも頭が弱いわけではない彼女との会話が
  楽しくて仕方ないのだ。

  マッチングが成功するたび、
  
正しくは女性と一夜を約束されるたび、

  楽しみにしてホテルへと足を運んでいる。美醜は問わずして。
  それはおそらく彼の優先順位が体の相性にあるせいだろう。

                             ]

  見た目ももちろん備わっていれば
  うれしいことこの上ないですが、
  これから先何十年と添い遂げるには
  そこだけではないと思うんです。
  これは私の、少しのわがままなんですけれど。



(41) 2021/03/15(Mon) 11:25:38

【人】 社会人 サモエド





  だから、本物のお見合いよりある意味現実味を帯びる
  今からの時間が彼にとっては尊いものになっている。
  ちらりと時計をみてしまったせいか、
  彼女が時間のことを口にしてしまった。
  すぐさま彼は彼女の言葉を否定する。
  時間はまだまだあるし、相手がいつ来るかもわからない。
  だから、今はこの貴重な時間を楽しんでいたい気持ちがある。

                          ]

     何か、甘いものでもいかがですか?
     楽しい時間を提供して頂いていますので、
     私からの小さなプレゼントとして、ね?



  彼はそういって、近くを通る店員に声をかけ
  メニュー表を改めて受取った。
  そしてデザートを開いて彼女に渡して反応を伺うのだった。

                             ]*


(42) 2021/03/15(Mon) 11:26:48
会社員 シロウは、メモを貼った。
(a2) 2021/03/15(Mon) 11:47:44

大学生 ローレライは、メモを貼った。
(a3) 2021/03/15(Mon) 12:02:49

【人】 大学生 ローレライ


  結婚を前提に考えていらっしゃるんですね。
  お見合い、ですからそうかも知れませんけど
  私にはまだ縁遠い話ですわ。

[>>41結婚願望が強い。
それなりの拘りがある。
予想は大体外れていなかったみたい。

ちょっと面倒だな、と思いつつ
後は男が結婚しない相手でも、遊んでくれるかどうかだけれど。
生憎と私は結婚なんて考えもしていないから。]
(43) 2021/03/15(Mon) 12:14:50

【人】 大学生 ローレライ


  まぁ、お上手。良いんですか?

  それなら……。

[>>42そう言って手を伸ばすと
メニュー表を持つ彼の手に意図的に指を触れさせて]


  私はこのザッハトルテを。
  貴方も何か頼みませんか?

  違うもの、楽しむことが出来ますから。


[にこり、と笑みを浮かべてそう提案する。]*
(44) 2021/03/15(Mon) 12:15:07

【人】 DOM サクライ

  ー 過去・メールに望みを託す ー

[まるでおとぎ話のお姫様みたいだ、と自分で思う。
 「いつか運命の人が、自分の前に現れる」なんて。

 別に、これはセックスや恋愛だけの話じゃない。
  「話せばわかる」
  「きっといつかは理解し合える」
 現実は、そんな甘くて脆い砂糖菓子みたいな理想を
 易々と打ち砕きながら横たわっている。

 ─────それが分かっていながらも
 友達に紹介されたサイトを開きながら
 俺は甘々な理想を追っていた。

 巷によくある出会い系とかマッチングアプリじゃなく
 サイトの管理者手ずから希望の合う同士を
 引き合わせてくれるらしい。]
(45) 2021/03/15(Mon) 14:52:13

【人】 DOM サクライ

[「マゾヒストのネコ」─────……なんて
 きっと俺が思っている以上に沢山いる。
 唾吐かれて罵られたい奴、鞭打たれたい奴、
 縛られたい奴に、ほっとかれたい奴。
 出会った中にもいろんなやつがいたけれど。

 けれど、ふた晩以上を共にしたのは極わずかだし
 もっと回数を重ねたのなんか、
 五本の指にも収まる程度。

 多分彼らが期待するようなものを
 俺が提供できなかっただけかもしれない。
 ……でも俺だって、サンドバッグが
 欲しかった訳じゃないんだ。]
(46) 2021/03/15(Mon) 14:57:25

【人】 DOM サクライ

[簡素なメールの文面とは裏腹に
 俺の気持ちは、気持ち悪いほどに、重い。

 だって、返信なんか来るわけが無い。
 
二人目の運命の人なんか。


 結局、メールを出してしまっても
 即時返事が来る訳でもなし。
 本当の本当に、サイトの管理者から連絡が来るまで
 俺はメールを出したことすら
 すっかり忘れてしまっていた。]
(47) 2021/03/15(Mon) 15:05:25

【人】 DOM サクライ

  ー 現在・ロビーにて ー

[結局何度確認してもメールの文面は変わらない。
 俺は重くため息をつくと、また足を組みなおす。

 こういう場所に相応しい服を
 もう少し考えてくればよかった……なんて
 周りを行き交う人間や、調度品を見て思う。
 
オシャレポイントがスマイリーって子どもか俺は。


 ほら、あんなふうに─────……
 目の前を過ぎる男性>>40を視線で追う。
 品の良いスーツを、嫌味もなく着こなす彼は
 多分俺より一回りほどは年下だろうか。

 まあ、絶対俺と同業ではないだろう。
 俺と同じようにらサイトで
 マッチングした相手を探しているなら
 そのお上品なスーツの下に、
 一体どんな欲望を秘めているのやら。]
(48) 2021/03/15(Mon) 15:38:22

【人】 DOM サクライ

[不躾に詮索するような視線を向けて
 俺はひとり、この歳若いリーマンの欲望のたけを
 心の中に思い描いてみる。

 ……ついでに、形の良い腰周りに目を止めれば
 その下の素肌を思い浮かべてしまう。
 そんなに貧弱な体じゃない。
 身体に肉がついていた方がいい。
 骨味の強いのは、責め立てている時に
 ぽっきり折れてしまいそうで好きじゃない。

 視線が交われば、そんな下卑た妄想をしてるのは
 おくびにも出さず、にっこり会釈でも返そうか。]*
(49) 2021/03/15(Mon) 15:45:31

【人】 社会人 サモエド





  正直なところ、生涯連れ添う云々はどうでもいい。
  かもしれない。かもしれないだけであって
  のちのちやっぱり、と思う可能性もある。

  まずはお付き合いができればその後の話は追々。
  まだ年端もいかない彼女が結婚に興味がないのは、
  至極真っ当な話だろう。

  故に彼は、改めて訂正を加える。
  
                        ]


   生涯連れ添えたら幸せでしょう。
   自分の言っていることが二転三転していますが、
   まずは…お付き合いをしてくれるかどうか、
   そこから始めなければ、と思うところですよ。

   お見合いとは必ずしも
   相手と付き合うということではありませんし。


(50) 2021/03/15(Mon) 16:34:41

【人】 社会人 サモエド




  そんなことを話しながらメニューをひらけば
  艶やかに、手入れされた細長く白い指が
  彼の少し男性らしい関節が太めの手に重なる。

  この後出会う女性のことを忘れるべきかと
  思ってしまうほどに、この時間は楽しい。
  どこか、駆け引きのようなものを感じられるから。
  彼はそうですね、と呟いて店員を呼んだ。

                         ]


   ザッハトルテと、苺のタルトを。
   苺はお好きですか?



  オーダーを取った後にきくとは、
  外堀を埋めたのかと聞かれても仕方ないが、
  彼女はなんとなく好きなのでは、と思って
  彼はメニュー表を返し、
  にっこりと笑みを浮かべたまま
  彼女の両手を優しくにぎってみた。
 
 先に手を出したのは貴方ですよと
  言わんばかりにとても優しく。

  
                       ]*
(51) 2021/03/15(Mon) 16:36:03

【人】 大学生 ローレライ


  ………ふふ、そうですね。
  お見合いと言うと結婚を前提に考えてしまいまして
  経験が浅いことが分かりますね。

  浅慮を晒して恥ずかしいばかりですわ。

[>>50話は男に合わせる。
私からすればあまり重要な話題でもないから。

>>51彼の手に触れると特に荒れてもいない
爪も良く手入れされて汚くも無い。
清潔感のあると言うのは、それだけでプラスだ。]


  ──ええ、好きですわ。


[彼に両手で包まれれば
恥ずかしそうに視線を逸らした。

けれど私の頬や、耳が赤くなっておらず
本心から恥ずかしがっているのではなく
あくまで御作法として、程度の恥ずかしがり方だと分かるか。]
(52) 2021/03/15(Mon) 17:26:04

【人】 大学生 ローレライ


  一期の出会いを祝って…
  とされることもあるそうですが

  私としては、縁が続けば良いと……思います。

[伏し目から、少し上目遣いに彼を見て
自分から手を振り解こうとはせず
彼から手を離してくれるように待つ。

勿論強引に手を引かれるのも嫌いではないけれど
残念ながら彼は先約があるようだし
私も……これから希望の相手が待っているようだし。]*
(53) 2021/03/15(Mon) 17:26:25

【人】 社会人 サモエド



   あぁ、いえ……
   お嬢さんのようにお若い方なら、
   まだ結婚なんて先々のことでしょうし、
   私の少し積み重なった経験故の小言です。



  申し訳ない、と言いながら
  少し視線を逸らしている彼女を見ると、
  掌の上で転がされそうな気分になった。

  会ってきた中で恥ずかしいと言った人たちは
  頬や耳が赤くなったり、瞳が潤んだりしていた。
  けれども彼女のそれは、そうではなく。
  その恥ずかしがり方は、異性が簡単に落ちそうな
  そんなタイプの恥ずかしがり方のようで。

                        ]


  
(54) 2021/03/15(Mon) 17:39:44

【人】 社会人 サモエド



   お嬢さんにそう言っていただけると、
   私も今日視線があったあのときを
   必然と呼ぶべきでしょう。

   私たちは、また出会えるような、
   そんな気持ちさえ湧いてきます。



  図々しいことを言ってしまったような気がして、
  すみません、とまた彼は謝る。
  でも、デザートが運ばれるまで
  握ったその手は離すことなく、
  少し手癖悪く交差するように指を絡めた。
  彼女の右手は彼の左手と、
  彼女の左手は彼の右手と、
  それぞれの指は深く絡められ、
  彼女の指に集中していたせいか
  13時になったことにも気づかなかった。

                        ]


   とっても、綺麗な手をされていますね。
   

* 

(55) 2021/03/15(Mon) 17:41:44

【人】 大学生 ローレライ


  小言だなんて……
  含蓄ある言葉だと思います。

  歳は大きく離れていないでしょうに
  大人なんですね、貴方は。


[>>54実際に何歳かは知らないが
少なくとも私よりは年上だろう。

>>55上目遣いで視線を送ったけれど
────おや、と思う。
男は意外にも私の手を離そうとはせず
それどころか指を絡めてきた。

私が誘った事とは言え
思いの外食い付きが良かった。]


  お上手なのね。
  まだ名前も知らないのに。


[くす、と軽く笑うと
私の方から絡めていた手を離す。

食い付きが良いのは分かったから
今度は一歩、引いてみる。]
(56) 2021/03/15(Mon) 17:52:24

【人】 大学生 ローレライ

 

  嬉しいわ。褒めて貰えるなんて。

  貴方の手もしっかりしていて
  ……このまま手を引かれても良いかも、なんて。


[言葉とは裏腹に
私は手を離したわけだけれど。

少し間を開けて、デザートが届く。
互いにデザートが目の前に置かれて
私はフォークでザッハトルテに切り込みを入れると
ぱくり、と小口で食べる。]*
(57) 2021/03/15(Mon) 17:52:52

【人】 社会人 サモエド



   周りの環境が、私の思考を大人のように
   してしまっているのかもしれません。
   私も、自由にしていたいとは思っていますし。
   ────でも、お褒めいただき光栄です。



  お見合いという言い方が古風なだけで、
  やっていることはマッチングアプリ。
  しかし確かに周りに若くして結婚した人が
  多いような気がするため、
  その影響か、付き合うことの先に結婚のふた文字が
  ちらついているような気がする。

  素直に褒められたと思って感謝を述べていると
  彼女が少し笑って、絡めていた手を離した。
  少し物足りなかったが、それも一興。

                         ]*



(58) 2021/03/15(Mon) 18:11:00

【人】 社会人 サモエド



   確かに、貴方は私を素敵な人、と呼んで
   私は貴方をお嬢さん、と呼んでいますね。
   もし、縁があって2回目があれば
   そのときにお教えします、お嬢さん。




  離れたついでにジャケット内側を探ると
  名刺自体はあるようだったけれど、
  1回限りにしたくなくて、少しわがままを言ってみた。

  けれども、その気持ちはどこか
  彼女にもあったようで、この出会いは
  2回目がどこか約束されているような気がする。

                         ]

 

(59) 2021/03/15(Mon) 18:12:25

【人】 社会人 サモエド



   旬の苺はやっぱり美味しいですよ。
    さ、一口いかがでしょう?



  届いたタルトはいちごをふんだんに使っていて
  程よい酸味と甘さが噛み締めるたびに
  口の中に広がっていった。
  まるで、今の彼と彼女のような、酸味と甘さ。

  二口ほど口に入れれば、彼女へプレートを差し出し
  無害なことを示すように、笑みを浮かべた。

                         ]*


(60) 2021/03/15(Mon) 18:13:01

【人】 会社員 シロウ

──過去の話

[僕はパートナーだと思っていた。
 疑ってさえいなかった。

 だけどバーのママが言うように、はたから見れば
 そうじゃないのは一目瞭然だったのだろう。

 良かったのに、僕はそれでも。

 身も、心も、全て支配されたい、そんな
 本能のどうしようもない疼きを埋めてもらうには、
 縋るしかなかったから。]
 
(61) 2021/03/15(Mon) 18:36:22

【人】 会社員 シロウ


[例えばそこにあると信じていた愛が、
 ただの幻想だったとしても。
 碌なフォローもケアもない、ただ欲望の塊を
 ぶつけるための吐口だったとしても。


 僕は、それでも良かったんだ。


 眉を顰められるような行為も、
 身体に残る傷痕も、
 一歩間違えれば警察沙汰になるようなことさえ。]
 
(62) 2021/03/15(Mon) 18:37:19

【人】 会社員 シロウ


   愛して、た、と
   思ってんだけどな。



[日が経つにつれ身体の傷は薄くなるのに、
 震えるような孤独に襲われて

 拘束されてなどいないのに、
 ずっと息苦しさが付き纏うようで。]
 
(63) 2021/03/15(Mon) 18:38:23

【人】 会社員 シロウ

──現在 The Lapis ロビー


[バッグを持ち直して歩き出し、さてまだ少し
 時間があるのかな、と何気なくあたりを
 見渡した視線が、つ、と止まる。


 ラグジュアリーな空間に、やや似つかわしくない
 黒のライダースジャケット。
 同じ色のジーンズの下、鮮やかな
 黄色のスニーカーには可愛らしいスマイリーが
 完璧な笑顔を見せていて。]
 
(64) 2021/03/15(Mon) 18:39:23

【人】 会社員 シロウ


[そのスタイル。
 そして纏う空気感。

 ふわりと空気が揺れて、その人が長い足を
 組み替えるのが目に入れば>>48

 
───ぞく、
と背中を何かが
 伝うような気がした。

 こちらに気づいた男性が、にっこり笑って会釈して
 くれるのがわかって、慌てて居住まいを正す。

 驚いて、心臓がひとつ、何故か跳ねる。

 小さく頭を下げて、こんにちは、と
 柔く笑みを浮かべた。]
 
(65) 2021/03/15(Mon) 18:41:02

【人】 会社員 シロウ


[この人も、マッチングした相手を
 待っているのだろうか。

 ……綺麗だな、と思った。


 長い足に思わず見惚れて視線を落とせば
 眩しく笑うスマイリーと目が合って、]


   すみません、いいスニーカーだな、と思って。


[もし迷惑でなければ、そう話しかけようか。
 チェックインまではどうしたって落ち着かないから
 話ができる人がいるのはありがたいな、なんて
 考えながら。]**
 
(66) 2021/03/15(Mon) 18:42:40

【人】 大学生 ローレライ


  名前も分からないのに
  もう一度会えると?

  ふふ、もしそうなら素敵ですね。


[>>59内心では軽く眉を顰めていた。
そんな都合よく会えるものか、と言う気持ち。

彼は縁を信じてるみたいだけれど、困ったもの。]


  どうもありがとう、頂きます。
  

[こちらに寄越された苺のタルトをフォークで切り取り
一口、二口サイズに切り取ると
私はパクリ、と口の中に。

上玉を逃すのは惜しいと言う気持ちと
それはそれとしてそう言う縁なら仕方ないか、と言う気持ち。

昔ならいざ知らず、そろそろ遊ぶのも
多少控えようと思っていた頃合だ。
ケーキの味は上の空だったけれど、どうせ口から言う言葉は同じだ。]
(67) 2021/03/15(Mon) 20:03:33

【人】 大学生 ローレライ


  美味しい。
  どっちのケーキも大好きだわ。


[当たり障りのない言葉。
私にとっての甘いデザートは
ベッドの上で味わうものだし。]*
(68) 2021/03/15(Mon) 20:03:44
到着:課長 世永 ミヤビ

【人】 課長 世永 ミヤビ

 
 
[    時折、 ―――― 悪夢を、見る    ]

 
 
(69) 2021/03/15(Mon) 20:53:54

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ ガラガラと、然程重たくない
 キャリーバックを引きずりながら

 ピンストライプの濃紺のスーツに
 一つの皺もないほど、ピンと背筋を伸ばして
 カツカツと高層ビルのロビーを歩いていた

 エレベーターに乗れば、35階のボタンを押して、
 広い箱の隅に立つ、壁に寄りかかることもせず、
 ぴしりと背を伸ばしていれば、
 途中で乗ってきた顔見知りが、一瞬驚いた顔をした後に ]


  『 課長、出張明けですか? お疲れ様です 』


[ 部下が、緊張した様子で声をかけながら、
 少し距離を開けた場所に立つ ]
(70) 2021/03/15(Mon) 20:53:56

【人】 課長 世永 ミヤビ

 
 
  ええ、今日明日は、お休みをいただいていますが
  荷物を少し軽くしておきたいと思いまして

  ほら、着きましたよ
  羽野さんは、これから打ち合わせですよね


[ チン、と部下が押した階に止まったのを確認して、
 さっさと行きなさいと後押しをすれば、
 ほっとした様子で、彼は降りて行った

 別に、嫌われているわけではないと思うが
 大体の部下たちは、あのような反応をする


 きちんと、扉が閉じてから、小さくため息を吐いた]
(71) 2021/03/15(Mon) 20:53:58

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 嫌われていようと、仕事をしてくれるなら別にいい
 彼の机の様子を思い出して、少し頭痛を覚えていれば、
 チン、と、再び音が響き、目的のフロアに到着した

 カーペットの敷かれた廊下を、コロコロと
 鈍い音を響かせて、職場の扉にカードキーを押し当てた

 ピッという電子音と共に、開錠の音が響き、扉を開いた
 昼前の時刻だからか、デスクにいる人数は疎らなようだ

 時折、こちらに気付いた部下たちが、小さな声で
 挨拶を交わせば、そそくさと、どこかへと消えて行く
 
 それを気にするでもなく、コツコツと
 カーペットの上で革靴の足音を響かせて、
 
 共有デスクの上に幾つか並んだ土産物中に
 自分が買ってきた『ちんすこう』と
 『紅芋タルト』の箱を加えておいた]
(72) 2021/03/15(Mon) 20:53:59

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 自分のデスクの上を確認すると、
 数枚のメモが置いてある

 内容を確認して、引き出しの中に閉まった
 仕事は、明後日からで問題が無さそうだ

 課長代理権限を渡した相手は、きちんと仕事をしていたようだ
 漸く、口元を少しだけ緩ませれば、
 引き出しからウェットティッシュを取り出して
 軽く埃を被った机の上を拭いて、乾拭きも行っていく

 1週間、椅子に座るものがいなければ、
 いくら清潔な職場であろうと、埃くらいは溜まるものだ

 だが、そのままにしておく気にもなれず、
 つい掃除をしてしまった]
(73) 2021/03/15(Mon) 20:54:02

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 『課長って、潔癖症なんですか?』
 
 などと、以前、部下の誰かに聞かれたこともあったが、
 それを否定することはできなかった

 だが、別に誰かが使ったものを使えないだとか
 異常に手洗いをするだとか、常時手袋をしているとか
 そこまでの潔癖症ではない


 デスク周りが汚い部下たちに、小言を言うことくらいはあったが
 そこまでではないと――自分では思っている]
(74) 2021/03/15(Mon) 20:54:03

【人】 課長 世永 ミヤビ

 
 
 
 
[ ―――― それに、 ]
 

 
 
 
(75) 2021/03/15(Mon) 20:54:05

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ つい先日、届いたメール>>n2>>n3
 潔癖な人間が、こんなマッチングに申し込みをするだろうか
 それも度々、申し込んでいた


 私の願望は、何も聞かずに一晩、
 眠らずに一緒にいてくれることだ

 それを叶えてくれるなら、叶えられる要求は叶えてきた

 コスプレ衣装を徹夜で一緒に縫ったり、
 長編映画のシリーズものを延々と見続けたり、
 そんな他愛のないものから、

 男性でも女性でも、身体を求められれば、
 一晩中、交わることもあった


 ただ、眠らずに、その夜を過ごすことができるなら
 ――――― なんだって、した ]
(76) 2021/03/15(Mon) 20:54:07

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ カタカタと音を立てて、
 今回の出張先に関係する上司と部下に
 簡単に報告メールを送信すれば、残りは
 明後日の業務で行うことにして、腕時計を確認した

 時刻は、12時過ぎ、まだホテルのチェックインまで
 少しだけまだ時間がある、ホテルも
 そうここから離れてはいない

 もう少しだけ、出張中に溜まった仕事を確認していようか
 メールや承認依頼の内容を確認していた*]
(77) 2021/03/15(Mon) 20:54:10
到着:公務員 不和 直継

【人】 公務員 不和 直継

―― The Lapis・一階レストラン ――

[ラグジュアリーなホテルに相応の内装を誇るレストラン。
その一画にドレスコードギリギリの恰好をした男が座っていた。

黒いシャツに浅葱色のネクタイを締め、黒いズボンを穿いてはいるが耳にも手首にもアクセサリーを着けていた。
灰に近い白髪も地毛ではなく染めたもので瞳はカラーコンタクトを入れている姿で手元のスマートフォンを眺めている]


……もうすぐメールの真偽が分かるか。
今の段階で追い出されていないから本当なのだろうけど。


[とあるウェブサイトに登録した時は半信半疑であった。
メールの返信を見るとやや疑惑が勝ったが期待を抱かなかったわけではない。
本当に送った願望に添う人と逢える可能性があるならばと疑いながらも当日この場に足を運んでしまっていた。

>>0チェックインは既に済ませているが指定された部屋には未だ行っていないのは時間が少しばかり早いからだった]
(78) 2021/03/15(Mon) 20:56:26
課長 世永 ミヤビは、メモを貼った。
(a4) 2021/03/15(Mon) 20:59:43

【人】 社会人 サモエド



    えぇ、なんとなくですが。

    もし教えたら、また会ってくれますか?



  多分それはないだろうなと思い、
  ふっと笑いながら改めてポケットから
  彼は名刺を取り出して
  彼女に名前が書いたいないほうを見せてみた。

  勿論、簡単に渡すつもりはないので
  笑顔でそのまま戻したのだけれど。

                      ]


(79) 2021/03/15(Mon) 21:00:55

【人】 社会人 サモエド



    美味しかったのならオーダーしてよかった。

    私にも、一口くださいます?


  
  美味しい、と言っていた彼女の真理はわからない。
  けれども、ザッハトルテをいただきたいので
  ここは言わなければ。

  デザートまでしっかり食べてしまえば、
  時計にようやく目を向けるのだ。
  既に13時は過ぎており、彼女との時間が
  どれほどあっという間だったのか、
  その早すぎる時間経過に驚くのだった。

                       ]*


(80) 2021/03/15(Mon) 21:02:09

【人】 公務員 不和 直継

[自分の願望は自身にとっては取るに足らないものだが世間一般的にはメジャーでないことは理解していた。
一晩中、一日中、それこそ時間が許す限り優しく甘やかして共に快楽の坩堝にのめり込みたい。
そこに緊縛の意識が混ざったのは何時の頃からかは忘れてしまった。
束縛した上でたっぷりとエッチなことを受け入れてくれる子]


ふぅ……。


[頬を擦り吐息を漏らす。

そんな子は今まで一人も居なかった。
学生の頃は建築科系、今は公務員だと伝えれば女に困ることは一度もなかった。
ただ部屋に連れ込みエッチをすると一晩明けた翌朝には頬に鮮やかな紅葉が出来て彼女らは去って行ってしまう。
高々一晩愛しただけで嫌がり逃げてしまうのだ。

先日、と言っても一月以上前の話だがその際も怒声と共に立ち去られた。
その声も、平手の音も、ひょっとすると夜の営みの声も>>29窓際やドアの付近であれば隣人に聞こえていたかもしれないが――]
(81) 2021/03/15(Mon) 21:14:03

【人】 大学生 ローレライ


  まぁ、釣り餌のようですわ。
  
[>>79取り出された名刺が再び仕舞われたのを見て
食いつきを見られていたのは自分の方だったかも
なんて少し笑ってしまう。

実際教えてもらったら
会っていただろうか。それはその時になってみないと
分からないか。]


  あ、すいません。
  どうぞ、こちらを。


[>>80自分のデザートを彼の方に渡す。
彼は甘いものが好きなんだろうか。
食べる様子をしげしげと見つめていた。

デザートまでしっかり食べたのを見て
自分の電子時計を見れば13時を過ぎていた。
随分と話し込んでいたようだ、1時間も過ぎていた。]
(82) 2021/03/15(Mon) 21:17:18

【人】 大学生 ローレライ



  すっかり話し込んでしまいましたね。
  楽しかったです。
  また会える日を楽しみにしていますわ。


[と、適当なタイミングで
切り出してみたが。]*
(83) 2021/03/15(Mon) 21:17:30

【人】 公務員 不和 直継

[そう言えば隣人の子は見た目はとても好みだった。
朝、出かける際に挨拶したり帰りが稀に一緒になる程度の関係だから顔見知り程度の関係ではあるがあんな子を淫らな意味で甘やかせたらさぞ心が歓喜に震えるだろうと想像するだけで楽しくなれる。

――そんな土木建築を生業とし山の中に職場を設ける公務員が不和 直継であった*]
(84) 2021/03/15(Mon) 21:19:31

【人】 社会人 サモエド



   そんな無粋なものではありませんよ。
   貴方との縁を感じるからこその、やりとりです。
   だから、本当に次に会えたときは
   私の名前をお教えします。
   



  釣り餌と言われると、苦笑いを見せた彼。
  そんなつもりはないけれど、
  彼女からしてみればそういう感じに取られたのかも。
  100%ではないからこそ、
  まだこの段階では渡したくなかった。

  なんてひどい人間か。
  また会いたいと思わせてくれた人だから、
  そうしてしまったということにしよう。

                      ]


(85) 2021/03/15(Mon) 21:45:30

【人】 社会人 サモエド



    それでは……

    とっても、甘い。
    好きです、こういうのも。



  ぺろりと軽く舌舐めずりをして、
  唇についたチョコをとれば、満足そうに
  彼は最後の一口になっていたコーヒーで
  口の中の甘さをかき消した。

  
彼女とのこの時間が、
とっても甘かった。

                      ]


(86) 2021/03/15(Mon) 21:47:50

【人】 社会人 サモエド



   あぁ…………
   もうこんな時間ですね。

   今日は素敵な時間をありがとう。
   これは私が頂くので、どうぞゆっくり。




  彼女の言葉に改めて時計を見直すと、
  13時をとうにすぎていた。
  名残惜しそうな声だったかもしれないと
  心のどこかで思いつつ時計をつけ直し、
  ジャケットのボタンを閉めれば
  テーブルに置いてあった伝票ホルダーを
  バッグを持った右手に持って、彼は席を立つだろう。

  流石にこのタイミングでウィンクができるのは
  自分に絶対的自信のある人間だけだから、
  彼は空いた左手で小さく手を振って
  その席を離れていく。

  運命は既にスタートしていたとも知らずに。
  
                        ]*


(87) 2021/03/15(Mon) 21:50:16

【人】 大学生 ローレライ


[>>85随分と縁を信じるものだ。
そこまで言うのなら、私も少しは信じても良いのかも知らない。

白金の髪の彼に会えるのは直ぐか
それとも随分先になるのか。
顔ぐらいは頭の片隅に覚えておこう。]


  コーヒーとよく合いますよね。
  

[甘さを掻き消すコーヒーが
今の会話の心地よさを洗い流すよう。

短い時間、というには少し長かったかも知らないが
それなりに楽しめた時間だった。]


  あぁ、そんな悪いです……!

[>>87表面上は、奢ってもらうのを申し訳なくしながら
その実、まぁこのぐらいはね、と心の中で思う。

建前と本音を使い分けるのにも十分慣れていた。

けれど今日ぐらいはお金を払っても
構わないと思う程度には会話に満足していたが
席を離れて行く男の背中を見送りつつ
私はソファに再び深く座り直した。]
(88) 2021/03/15(Mon) 22:09:08

【人】 大学生 ローレライ



  今日のマッチング相手のハードルが上がったわね。


[ぽつり、と呟いた。
勿論、性格だけを求めていたわけではないけれど

去った男は及第点。

どうせなら夜も楽しんで見たかったけれど
それも縁、と言う話かしら。]**
(89) 2021/03/15(Mon) 22:09:30

【人】 社会人 サモエド



   1107号室、お願いします。
   …………はい、これでよろしく。



  彼女との楽しい時間の後、
  彼はそのままチェックインに向かった。
  このホテルにあるスイートルームのひとつで
  主催者にいつも頼んでいる場所が1107。
  どうせなら、楽しい時間は素敵な部屋で
  なかなか味わえないようにしたい。
  多少の手出しは要求されているが、
  会社経費にするため全く問題ない。

                        ]

   叔父にはうまく説明しているから、
   本当楽させてもらってるなぁ……


(90) 2021/03/15(Mon) 23:11:31

【人】 社会人 サモエド





  ふふっとこぼれた笑みを、
  多分フロントで対応してくれた彼には
  見られてしまったかもしれないけれど
  それは気にせずに、部屋へと向かわなければ。

  いつも彼は早めに部屋に入ってシャワーを浴びる。
  そして夕方までにランドリーを預けて
  次の日届けてもらうことで綺麗な服を着て
  そのまま仕事にだって向かえるから。

                         ]


(91) 2021/03/15(Mon) 23:12:16
到着:大学生 要 薫

【人】 社会人 サモエド





  かちゃっと扉を開ければ見えるリビング。
  入り口すぐにあるライティングデスクへ
  自分の手荷物を置けば、
  シャツと下着が入った袋とバスローブを
  手に取ってシャワーへと。
  ランドリーに出すためにジャケット、
  ベスト、スラックスの3点は
  先にランドリーバッグに入れ。

                    ]


(92) 2021/03/15(Mon) 23:24:33

【人】 社会人 サモエド



   すみません、ランドリーバッグを
   もう2枚ほど持ってきてもらえますか?
   シャワー浴びてるので、
   ライティングデスクに置いててください。



  フロントへ電話を入れた彼は
  受話器を置いてシャワールームへと。
  近くに着ていたものを畳んで片付けると
  開放感に溢れた姿でシャワーを浴び始める。

  多分その間に誰かが入ってきても、
  彼がいるシャワールームは  
  扉から離れているため気づかない。
  もしベッドにいたならシャワーから出た後に
  ばったり会ってしまいそうな気もするけれど。

                       ]*



(93) 2021/03/15(Mon) 23:24:44
到着:室井 柊

【人】 室井 柊



[ ICカードを押し当てた扉が、なぜかピピピッと
  音を立ててエラーを示した昼前の廊下。

  うーん、と間違っているはずのない
  自分の社員証を確認して、首を捻る。
  もう一度当てたら今度はきちんとロックが
  解除されたから、ほ、と息を吐いて扉を開いた。

  人も疎らな部屋の中に、すらりとした
  スーツ姿のその人が見えて、唇を結んだ。
  背筋を伸ばしてスーツを正して、そそくさと
  自分のデスクの方へと向かうけれど。
  一度扉を開け損ねて悪目立ちしたものだから、
  ちら、とそちらを一応視認して。 ]

 
(94) 2021/03/15(Mon) 23:35:08

【人】 室井 柊




   おつかれさまです、課長。
   今日はお休みと伺っていたような…



[ と目を細め、笑みを浮かべて
  課長不在のうちにすっかり散らかった
  デスクの上をぱぱっと雑に片す。
  羽野ほどではないが、それなりに乱雑な
  机の上は、おそらくそのうち潔癖症疑惑のある
  この人に注意されてしまうことだろう。

  だってほら、今も机の上をわざわざ
  ウェットティッシュで拭いている。
  1週間くらいではそんなに埃もたまらないのでは、
  と思うのだけれど、潔癖症の人にとっては
  本当なら1日だって欠かしたくはないのだろうか。
  
  メガネのブリッジをくい、と中指で上げた。

  課長がつい先程件の羽野に答えたように>>71
  返事をくれたならば、「なるほど」と頷き ]

 
(95) 2021/03/15(Mon) 23:35:51

【人】 室井 柊





    お疲れでしょうし、
   無理なさらないでくださいね



[ と形だけの気遣いを言葉にしながら、
  デスクの椅子を引き、腰掛けた。 ]

 
(96) 2021/03/15(Mon) 23:36:25

【人】 室井 柊



[ いや、思っていないわけではない。
  思っていないわけではないのだけれど、
  真面目で、潔癖で、仕事ができて、
  整った顔と低い声、寡黙で、すらりと高い背。
  部下に対しても丁寧な喋り口調。

  なんというか、端的に言えば、苦手である。

  悪い人ではない。
  仕事はできるし、頼れるし。

  ただ、堅苦しさを感じるし、なんというか、
  何を考えているかよくわからないというか。
  私生活も見えてこないし、
  こう──ロボット、みたいな雰囲気すら感じる。
  なんなら最近のAIのほうが表情が
  豊かなんじゃないか、とか。


  ───言えるわけないんだけど。 ]

 
(97) 2021/03/15(Mon) 23:37:10

【人】 室井 柊





   あ、そうだこれ、メールでご連絡
   いただいてた資料、まとめておきました。


[ そういってクリアホルダーにいれた
  紙の束をメールをうっているのであろう
  課長の机に持っていく。]



   あと僕、今日午後休いただいてるので、
   お疲れのところ申し訳ないんですが、
   これだけご確認いただいてもいいですか?


[ 稟議書を別のファイルから差し出し
  またメガネのブリッジを上げた。]*

 
(98) 2021/03/15(Mon) 23:37:33

【人】 大学生 要 薫

―大学―

[ふぁと欠伸を一つ。
軽く頭を掻けば、流れる髪は落ちて
そのままに指先はページを捲った。
友人からもらったものだが中々良い趣味をしている写真集だ。
特にこのモデルの胸を押し上げた姿。後少しもう少しで見えそうなギリギリのラインの紐と肌に浮かぶ水滴がそそると思えば、テーブルに置いたままのカメラをちらりと見た。

今度海に写真を撮りに行くんもええやろか。
水着じゃなく海を撮りたくなってきた。
しかし…とろんと眼を細めて、また欠伸ひとつ。]
(99) 2021/03/15(Mon) 23:53:12

【人】 大学生 ローレライ

──PM2:00、1107号室


[指定された場所に着いたのは
13時から1時間後の14時。
カフェにいた私は時間を潰しながら
敢えて余裕を持って部屋に向かっている。

時間ぴったりに向かうと
期待し過ぎてるようで余裕が無く
かと言って遅れすぎて
全く興味がないという風には思わせず。

単にカフェでの雰囲気を楽しんでいたかったのかはさておき。

着替えの入ったバックを持って部屋の前に着くと
こんこん、とノックをする。]*
(100) 2021/03/15(Mon) 23:56:23

【人】 大学生 要 薫



 …出るんめんどいわぁ


[行くんやったら誰か足にしよ。
仲のよい後輩の一人を見繕って、頼もうと頭を掻いた手が腰を掻く。上半身裸という怪しめな男は現在、大学の三回生。受講態度はまじめと言い難くぼんやりと生きる日々を送っている。最近の楽しみは、写真とある遊び。携帯端末にSMSが届いていることに気づけば瞳を向け。

薄い笑みを浮かべれば、写真集を持つ手と反対の手で
其れを開いた。細く長い指先が触れる先には>>n2
新たな遊びになりそうなネタ。

気まぐれの種ひとつ]
(101) 2021/03/15(Mon) 23:56:39

【人】 大学生 要 薫

[部室の扉に白い背を向けて
内容を読む目はとろりと眠たげで暗みを帯びる。
『貴方の願望を叶えられるでしょう』>>n2
やなんて、妖しさ満点。

やけど面白そう。気まぐれのままおくれば>>n1好みの相手とマッチングさせてくれるんやって。
『お姫様』と悪戯半分、遊び半分
おふざけでできたハンドルネームやけど
自分は男も女も啼かすんが好きや。赤い唇が吐く息が甘く蕩け、落ちる音がええ。

子どもん頃の遊びの延長線

可愛い姫さんも恰好いい騎士はんも
白いシーツの上では皆同じ]
(102) 2021/03/16(Tue) 0:02:26

【人】 大学生 要 薫



 ん、やけど遅いなあ。


[講義終わりと同時に
近くの自販機でジュースを買って来てやと後輩にお使いのメッセージを送ったのだが、さて何処かで捕まったか。探しに行こうなんて気もさらさなく、代わりにグラビアアイドルの写真集をめくり、物思いに耽る如く長い睫毛を伏せよう。

アンニュイさを出すのは得意だ。
深謀を考えるが如き雰囲気を。


――留年の危機にあるなんて色にも出さない**]
(103) 2021/03/16(Tue) 0:02:43
大学生 要 薫は、メモを貼った。
(a5) 2021/03/16(Tue) 0:03:22

【人】 社会人 サモエド





  あれから少しして。
  長い髪を乾かし、ランドリーに出す予定で
  バッグに着ていたものたちを入れれば、
  彼はベッドでくつろいでいた。

  携帯に入ってきていた連絡を確認したり、
  音楽を流したり、本当に1人で滞在するかのように。

                         ]


(104) 2021/03/16(Tue) 0:07:33

【人】 社会人 サモエド



   そろそろ、ランドリーあっちに置いておこうかな。



  相手が来てから確認をとって
  ランドリーを出そうと思っていたため、
  まだ回収は呼んでいなかったのだ。
  相手が来て、一緒に、と言われれば
  その時に回収をお願いしたらいいし、
  入り口付近に置いておけば
  勝手に回収しておいてと言えるので
  ベッドから立ち上がっていると、
  ノックが聞こえた気がする。

                    ]

   
あれ、まだ呼んでないけど……


 

(105) 2021/03/16(Tue) 0:08:20

【人】 社会人 サモエド



    はい、すぐ開けますね。




  そう言ってランドリーをデスクへ置けば、
  彼はノックした人物を受け入れるために
  唯一の扉を開けて、目にしたものに驚きを
  隠すことができただろうか。

  まさか、そんな短時間に再開を約束されていると、
  誰が思うのだろう。
  彼の表情はその運命に明るくなっていたかも。

                       ]*

  

(106) 2021/03/16(Tue) 0:09:10
室井 柊は、メモを貼った。
(a6) 2021/03/16(Tue) 0:09:46

【人】 会社員 紫川 朔月

[チェックインの時間まで後数時間。
ホテルの駐車場に車を停め、付近の喫茶店へ。
何か飲みたくて入った店だが雰囲気もいいし、今度親友と来るのも悪くないだろう]

すみません、1名で。

[甘いものも一緒に食べようかと思ったけれど、ホテルのカフェのスイーツが美味しいと誰かが言っていたのを思い出した。
チェックインを早めて寄ってみるのもいいかもしれない]

カフェラテ1つお願いします。

[窓際の席で街行く人を眺めていると、ふと思い出す]

あの女の人、お隣さんの恋人さんだったのかなぁ?
(107) 2021/03/16(Tue) 0:11:32

【人】 会社員 紫川 朔月

[1ヵ月以上前の事。
朝、朝食も食べてお弁当も準備し終わった頃。
そろそろ化粧とウィッグとカラコンして家を出ようかなと洗面所に向かった時。
お隣の方から女性の怒声が聞こえた>>81]

ひぇっ…!
なになに、修羅場…?
すごい怖い…。

[驚いてなんて言ってたかまでは覚えていないけれど、女性がすごく怒っていて怖いなと思った記憶がある。
野次馬精神はない為、女性がどんな容姿だったかは知らないし、もう声も覚えていないのだけれど。
幸いと言うべきか、平日は早めに起きなければいけないので窓際にも玄関付近にもいなかった為、夜の営みの声は朔月には聞こえていなかった。
聞こえていたら全力で避けていたかもしれない]
(108) 2021/03/16(Tue) 0:15:29

【人】 会社員 紫川 朔月

お隣さん、お顔整ってるし公務員だからモテるだろうし。
もう何度も修羅場経験してたりするのかなぁ。

[と勝手な想像をしてしまう。
お隣さんからどう思われているかはわからないけれど、顔は整ってるし声も好ましい。
最初は慣れず挨拶くらいしか話さなかったけれど、今は天気の話とか他愛ない話くらいは出来るようになった。
赤の他人というには近しく、仲の良い知人と言うには人となりを知らない。
だから朔月が彼との関係を一言で言うなら"お隣さん"しかないのである。
その関係が一夜で変わるかもしれないなんて夢にも思っていない*]
(109) 2021/03/16(Tue) 0:16:52

【人】 大学生 ローレライ


  …………。


[>>106流石に。

流石に私と言えども目を丸くする。
幾らか身長が高く、1時間前にあった時よりは髪の毛が…
おそらくは湯上がり後なのか、長い髪故に僅かにまだ湿気が残っている。]


  1107号室……ですよね。


[私は思わず扉のナンバーを見るけれど
そこには間違いなく1107と書いてある。

そこで、堪え切れず
ぷっ、と少し笑ってしまった。]


  縁があるとは言ってましたけど
  こんなに早いなんて。
  それこそ、縁があるのかしら。
(110) 2021/03/16(Tue) 0:23:25

【人】 大学生 ローレライ



  どうも、さっきぶりです。
  ローレライ……ローラとでもお呼びください。


[頭を軽く下げて
先ほどは名乗らなかった名前を初めに名乗った。

勿論、偽名だったけれど。]*
(111) 2021/03/16(Tue) 0:23:42
会社員 紫川 朔月は、メモを貼った。
(a7) 2021/03/16(Tue) 0:26:55

【人】 社会人 サモエド



   本当…………1時間くらいでしょうか。

   こんなご縁があるなんて、
   とっても驚きましたよ。



  部屋番号を確認されると、そうですよ、と
  答えながら、彼女をまずは室内へと受け入れる。
  彼女さえ嫌でなければ、
  手に持っていたバッグを受け取って
  リビングのソファへと案内してみよう。

                       ] 

   改めまして、私はサモエド。
   ローラさんですか……素敵なお名前ですね。
   どうぞよろしくお願いします。


(112) 2021/03/16(Tue) 0:43:14

【人】 社会人 サモエド





  サモエド。犬。そう、偽名である。
  名前を教えるという話ではなかったのか。
  本名を教えるとは言ってないため、
  間違いではないんだろうけれども。
  
  あんなに会話が弾んだ彼女と試すことが、
  許されるのかと思うと、
  凄く色々と考えてしまうが、
  とりあえずで何か飲み物がいるか聞いてみよう。

                        ]


   冷蔵庫の中に小さいシャンパンだったり
   炭酸飲料があったりしますけど、
   ルームサービスメニュー、ご覧に?



  先程メニューを見せたように
  部屋の中にあるルームサービスメニューを
  とってきて彼女にドリンクの部分を見せてみた。
  興味がないと言われれば、
  何も言わずにメニューを綴じよう。

                         ]*
(113) 2021/03/16(Tue) 0:43:32

【人】 公務員 不和 直継

[想像に耽りながら注文していた紅茶を飲み終える。
カップをソーサーに置き支払いをと思ったが>>n3本日は全てあちら持ちらしい。

表情を緩め始めたのは疑惑が薄れてきたからだった。
足元に置いていた片手持ち鞄を持つと席を立った。
レストランを出てから改めてフロントでキーを受け取り部屋番号を確認する]


1001号か、覚えやすいしエレベーターからは遠いかな。


[ホテルにもよるが端番は大体は角部屋だろう。
エレベータへと乗り込み10Fを指定した。
豪奢なホテルはエレベータも静かで早い。
何処から何処までも豪華な装飾はエントランスでも変わらず、部屋番の表示に従い廊下を歩く合間も足元の絨毯の感触はこれまで踏んだことがないものであった。

1001号室前に到着するとカードキーを翳してロックを解除し中へと入った。
中はビジネスホテルと比べることが烏滸がましい程に広く窓から見える景色も良かった。
部屋に入ると扉は閉まり勝手にロックが掛かる。
カードキーを壁のソケットに差し込み通電させてから窓際のソファへと腰を下ろした。

時刻は13:00丁度。
果たして自分が望んだ相手は現れるのか。
瞼を閉じて背もたれに身体を預けてその時が来るのを待った**]
(114) 2021/03/16(Tue) 1:09:36
公務員 不和 直継は、メモを貼った。
(a8) 2021/03/16(Tue) 1:16:12

【人】 DOM サクライ

[まるで糸を手繰り寄せたらそこに繋がってたみたいに
 俺と彼の視線は宙で交わりあう>>65
 値踏みや詮索の意図の見えない、
 ふんわりした笑い方が、可愛らしいと思った。]


  …! ふふ、可愛いでしょう?
  こう見えて仕事に文句も言わず着いてきてくれる
  心強い相棒なんですよ。


[彼に倣ってスニーカーに視線を落として
 俺は表情を明るくさせた。
 お世辞か嫌味かもしれない、と躊躇う気持ちよりも
 気になる人間に話しかけられた喜びの方へ
 天秤の皿が傾いていたのだ。]
(115) 2021/03/16(Tue) 2:52:03

【人】 DOM サクライ




  カメラマンは足が命なもので……
  靴といえば、貴方のも素敵な靴だ。


[隣のソファーへ促しながら
 彼の足元に目をやる。
 艶やかなブラウンの革靴、なんて
 俺の下駄箱の中には一足もない。
 仕立ての良いスーツを着て
 足元までパーフェクトにキメている彼に
 より興味を持って、俺は半歩
 腰を彼の方にずらした。]


  俺は、─────あー、
  こういう場では名乗らない方がいいのかな?


[名乗ろうとしてから此処が何処だか思い返し
 俺は苦笑した。
 参った、こういう場での立ち振る舞いに
 俺は全然慣れてない。]
(116) 2021/03/16(Tue) 2:52:33

【人】 DOM サクライ

[もし彼が気にならなければ
 「サクライと言います」と名乗ったろうし
 この欲望に満ちた集まりの中、
 彼が互いの正体を秘めたいのならそれを尊重し
 その時は「カメラマン」で通すつもり。

 話しながらも、俺はこの人の内側に
 興味を持つのを止められない。
 でも、ヘテロかもしれないから
 靴よりその形のいいケツを褒めたい気持ちは
 ぐっと抑えておこうか。]


  えっと、今日は……あなたも、呼ばれたんですかね?


[「願望を叶えに?」と聞きそうになって
 俺は慌てて言葉を選んだ。
 余計な詮索と、この場に適切な世間話との
 区別を付けるのはなかなか容易ではない。

 そうして結局遠回りな言葉を選んでしまった
 俺自身が可笑しくて、訪ねておいてひとり
 息を漏らすようにして笑った。]*
(117) 2021/03/16(Tue) 3:05:09
DOM サクライは、メモを貼った。
(a9) 2021/03/16(Tue) 3:11:54

【人】 大学生 ローレライ

[>>112バッグを運んでくれるなら
素直に彼に持ってもらおう。
トレンチコートは脱いでクローゼットに掛ければ
滑らかな曲線を描くワンピース姿に。]


  サモエド?
  ふふ、面白い名前なのね。
  尻尾でも着いてるのかしら。


[>>113サモエドと言うと真っ白で可愛い犬の名前だ。
本名でもおかしくはないけれど、仮名だろう。

私自身が名を偽っているし
どうせ一晩の関係だと思う私からすると
そんなものかな、と流せる程度。]
(118) 2021/03/16(Tue) 8:29:50

【人】 大学生 ローレライ


  ありがとう。
  そしたら先にシャンパンを。

  その後はこっちのスパークリングワインを。


[私は当然のように彼の側まで近づき
リフレインするように彼のメニューを持つ手を触る。

カフェでは机を挟んでいたから難しかった距離も
こうして並んでいれば何のその。
斜め下から彼のことを見上げるように見つめた。
貴方は何を飲みますか?と]*
(119) 2021/03/16(Tue) 8:30:02
大学生 ローレライは、メモを貼った。
(a10) 2021/03/16(Tue) 8:31:10

【人】 社会人 サモエド




  コートを脱いだ彼女は、綺麗な曲線を露わにした。
  見入ってはいけないと思い、
  彼女の荷物をソファの一角へと置いて。
  彼女が、サモエドという名前に触れるなら
  ふふっと彼も一緒に笑ってみた。

                         ]

     いい名前でしょう?
     尻尾は、貴方とどれだけ親しくなれるかで
     見える可能性が上がるかもしれませんよ。




  まぁ、本当に尻尾があるわけではないのだけれど。

  あの時と同じように手に触れられながら
  今度は一緒にメニューの確認をした。
  やはり彼女の指はしなやかで綺麗だったので
  そちらを注視してしまったけれど、
  オーダーも聞き漏らさずに。

                      ]


(120) 2021/03/16(Tue) 8:53:29

【人】 社会人 サモエド


   なら、私も同じものを頂きましょう。
   
   1107号室ですが、スパークリングワインを
   フルボトルで一本、お願いできますか?



  ルームサービスに連絡を取れば、
  シャンパングラスをシャワールーム近くにある
  ミニキッチンまで取りに行って、
  冷蔵庫の中からはサイズが小さいシャンパンを
  取り出して、彼女の元へと。

                       ]



(121) 2021/03/16(Tue) 8:54:26

【人】 社会人 サモエド



    さ、どうぞ?



    ──────あなたとの運命に乾杯



  シャンパングラスになれた手つきで
  シュワワと音を立てる飲み物をそそげば、
  彼女にそのグラスを手渡し、
  自分のものも準備すると、小さく乾杯と
  グラスをこつんと合わせたことだろう。

                     ]*


(122) 2021/03/16(Tue) 8:55:08

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ ピピピッ、と響くエラー音>>94
 自然とそちらに視線を向ければ、
 入ってきた室井の姿が目に留まる

 その拍子に視線が交われば、他の者たちと同じように
 軽い挨拶を交わした。休みなのでは、と問われれば]
 
 
  ええ、今日明日はお休みをいただいています
  ただ、荷物を少し片付けておきたかったので


[ 羽野に言ったことと同じような返答を返した

 慌てた様子でデスクを片付けているところを
 目敏く見つければ―― ]
(123) 2021/03/16(Tue) 9:17:20

【人】 課長 世永 ミヤビ

 

  クリアデスクを心掛けるように


[ 低く、静かな声で一言だけ ]      
(124) 2021/03/16(Tue) 9:17:22

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 室井が、他の者と違うのは、気遣う言葉を
 社交辞令でも口にしたことだろう]
  
 
  ありがとうございます
  これが終われば、きちんと休ませてもらいますよ


[ にこりともせずに、
 形式的な感謝の言葉を返せば、仕事のメールを打ち始めた

 こういうところがいけないのだろうと、
 心の何処かで思っているけれど、
 性分なのだから、仕方がないだろう


 ロボットのようだと、思われているなど知らぬ処だが]
(125) 2021/03/16(Tue) 9:17:23

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ カタカタと、静かにメールを打っていると、
 近付いてくる足音に顔をあげた>>98]


  あぁ、ありがとうございます
  予想より、早かったですね


[ 差し出された紙束を受け取って
 中身に視線を走らせる。問題はなさそうだ

 ほんの少しだけ、頬を緩ませる

 続いて、差し出された稟議書のファイルと
 彼が午後が休みと聞けば、そういえば
 報告を受けていたなと、思い出して]
(126) 2021/03/16(Tue) 9:17:25

【人】 課長 世永 ミヤビ

 

  そうでしたね
  分かりました、確認をしておきます


[ 頷いて、書類を受け取った
 事務的な会話が終われば、そこで会話自体も終わりと、
 そのまま書類に視線を落とした

 文字を目で追って、内容を確認すること数分
 修正箇所を見つけて、微かに睫毛を震わせる

 さすがに、少し疲れが出ているのか、
 ふいに眠気に襲われたが、

 それでも、表情の変化は殆どなく、
 何事もなかったように室井に向き合えば、]


  ここと、ここだけ訂正をしてください
  後は問題ありません


[ 急ぎの内容であれば、もう少しだけいようと、
 一言付け加えれば、やはり業務連絡だけで、
 会話は終わり、また残りのメールに目を通し始めた**]
(127) 2021/03/16(Tue) 9:17:28
課長 世永 ミヤビは、メモを貼った。
(a11) 2021/03/16(Tue) 9:18:19

【人】 大学生 ローレライ


  見えなくても
  もう尻尾を振ってるように見えるわ。
  まさかまた会えるなんて思ってなかったでしょう?

[>>120彼の言う、お見合いがこのことだとは
私も思わなかったけれど
なるほど、それなら顔写真が無かったのも納得だ。

だとするとカフェでの出来事は
本当にお見合い、みたいなものだったのかもしれない。]


  ありがとう。
  
  運命だなんて、調子が良いのね。
  でも確かに…。
  奇妙な縁に乾杯、かしら。

  
Давай


[>>122グラスをこつん、と合わせると
黄金色のシャンパンをこく、こくと飲む。
半分ほど飲めば、炭酸の泡が弾ける感覚と
程よい酒精が身体の中を流れて行く。]
(128) 2021/03/16(Tue) 9:33:20

【人】 大学生 ローレライ



  ふふ、美味しい。
  あまりお酒は強くないのですけど……
  好きですからね。

[にこり、と笑うと半分残ったものを机に置く。]*
(129) 2021/03/16(Tue) 9:33:29

【人】 社会人 サモエド



   おや、やはりあなたには隠せませんでしたか。
   とってもうれしいです。
   本当に、あの1時間が後ろ髪を引かれるような
   素敵なものでしたから。




  楽しかったあの時間を、シャワーを浴びる間も
  ずっと思い出していたから。
  本当に彼女に会いたくて仕方がなかった。
  お互いに、実のところ好感触なのでは?と
  思っているところがあるので、
  遠慮はしすぎない程度に、彼女と会話を紡いで。

                         ]

  

(130) 2021/03/16(Tue) 9:48:25

【人】 社会人 サモエド



     
……?





  彼女が何か不思議な言葉を呟いたような気がして
  一瞬首を傾げたけれど、彼女をみながら
  彼も一口泡がたっぷりのシャンパンを体に含ませ。
  それは、つま先までしっかりと染み渡って、
  ゆっくりそのまま何口か飲めば、
  彼女の笑みにつられて笑みを溢していた。

                          ]


(131) 2021/03/16(Tue) 9:49:11

【人】 社会人 サモエド



   少し緊張がほぐれたなら幸いです。
   よければ、ローラさんの願望、聞かせてください。



  彼女の願望は彼とは多分合わないから、
  まずは聞いて今日のプランでも。
  いや、プランというよりもここから先は
  そんなことを考えないかもしれないけれど。

  そう思いながら、また彼女の片手に手を添えてみた。

                          ]*


(132) 2021/03/16(Tue) 9:49:44

【人】 大学生 ローレライ


  願望?

  ……あぁ、あのアンケートの。

[>>132願望と言われて
少し首を捻ったけれど、すぐに思い至る。]


  素敵な夜を過ごせる人と。

  ……そのようなものですわ。
  お見合い、と言うようなことは書かなかったので…

  サモエドさん、他にも何か書いたのですか?


[単純な疑問。
私のは、顔が良くてお金持ち、なのでマッチング通りと言えようが相手からすると、私は希望にそぐわない気がする。

結婚願望、恋愛願望などは書いていないのだから。

だとすると他に何かあるのだろうか。
添えられた手に、今度は私から指を絡めて遊ぶ。
男は何を求めて、そしてオーナーは何を持って
私を男に当てがったのか。]*
(133) 2021/03/16(Tue) 10:16:11

【人】 社会人 サモエド




   素敵な人と、ですか?
   ご期待に応えられているのか少し心配になりますね。



  彼女の願いは少し拍子抜けというか、
  何かもう一捻りあるような気がした。
  けれども、それは追々わかるかもしれないので
  何も気にしないでいようと、
  彼女の問いに答えていく。

                      ]



(134) 2021/03/16(Tue) 10:27:29

【人】 社会人 サモエド



   他に、といいますか……
   相性の良い女性と、出会いたい。
   これが私の願望です。



  体の、相性が良い女性なのだが、
  あえてそれは伏せてみよう。
  彼女から指を絡めてもらえたら、
  もう少し距離を詰めてみた。

  お互いの顔がゼロ距離になりそうなくらいに
  距離を詰めたら、彼女はどう反応するのか
  少し気になったから。

                       ]*


(135) 2021/03/16(Tue) 10:27:59

【人】 大学生 ローレライ



  ご心配ですか?
  私の眼鏡に叶うか、どうか。

[>>134自分の顔の横に指を当てて
眼鏡をくい、っとするような動作をして戯けて見せる。

謙遜をする男子には時折からかいたくなる時がある。]


  ……相性の良い?

  ──あら、積極的なんですね。

[>>135距離を詰められると
にま、と笑みを浮かべてみせた。

彼には初心な子よりは、経験豊富な子の方が
好みだろうか、と頭のスイッチを切り替えて。]
(136) 2021/03/16(Tue) 10:38:54

【人】 大学生 ローレライ


  ……相性が、良い。
  とは、どう言うことでしょうか、サモエドさん?

  教えてくださらない?


[空いている手の人差し指で
頬の辺りを触り、首を軽く傾げて見せる。

もう少し近付けばキスが出来る位置まで来るだろうけど
慌てずに。]*
(137) 2021/03/16(Tue) 10:39:07

【人】 会社員 シロウ


[よくよく考えれば不躾だったと思う。

 けれど突然話しかけた僕に嫌な顔をするどころか
 表情を緩めて答えてくれて>>115
 内心、わ、と心が湧いた。

 さっき跳ねたばかりの心臓がまた、とん、と
 ひとつ鳴る。
 けれど、 ]

   

   (……飢え過ぎてるな、僕。)



[いつものバーではない、こんな空間。
 ノーマルな人のほうがきっと多いだろうと、
 気付かれない程度の小さな息で
 心の騒めきを諌めた。]
 
(138) 2021/03/16(Tue) 11:13:55

【人】 会社員 シロウ


   へぇ、それは良いパートナーですね。


[紡がれる言葉のセンスと話し方に知性を感じて、
 さらに口元が緩む。
 今はあまり使いたくないはずの言葉が
 するりと出たことに自分で驚きながら、
 お世辞で褒めたのではないと分かって貰えたら
 嬉しいなと思ってにっこり笑った。

 この可愛いスマイリーが仕事の相棒だと
 いうのだから、きっと僕のようなしがない
 リーマンではないのだなと知るには充分。

 だから、お仕事、と問うように口にする前に
 『カメラマン』>>116という単語が出れば
 ちょっと眉を上げて、納得したように頷いた。]
 
(139) 2021/03/16(Tue) 11:15:35

【人】 会社員 シロウ


   カメラマン。
   素敵なお仕事ですね。


[小学生みたいな感想が口をついて出た。
 社交辞令でもお世辞でもなんでもないから、
 隠しきれない羨望の眼差しで彼を見て、
 どんなものを撮影されるんですか、なんて
 聞きながら促されるまま、隣のソファに
 腰を下ろす。

 滑らかな肌触りと心地良く身体を包み込むソファ。
 高級感と質の良さを感じた。]
 
(140) 2021/03/16(Tue) 11:16:56

【人】 会社員 シロウ


   ─── あ、ありがとうございます。
   いつもは汚れているんですけど、
   昨日慌てて磨いたんです。


[靴を褒められてへへ、と笑う。

 彼が、身体を動かした。
 僅かに詰められた距離に、揺らぐ風。
 煙草のような燻る香りが微かに鼻腔を撫でて
 また、とん、と胸が鳴く。]
 
(141) 2021/03/16(Tue) 11:17:50

【人】 会社員 シロウ


   ─── ああ、そう、なんですかね。
   僕は初めてなので、よくわからなくて。


[名乗ることを躊躇って苦笑する顔に
 僕も同じように笑って。
 でも、]


   僕は、榊です。


[と、伝えた。
 その人の不思議な魅力に惹かれて、
 本名を名乗ることすら躊躇わなかった、なんて。]
 
(142) 2021/03/16(Tue) 11:20:56

【人】 会社員 シロウ


  サクライさん。


[返された名前を一度、口の中で転がすように
 繰り返した。

 こちらは、偽名かな、と思ったけれど
 言葉を選ぶように>>117問いかけてくれた声が
 耳に響いて、そんなことどうでも良かった。]
 
(143) 2021/03/16(Tue) 11:22:13

【人】 会社員 シロウ


   呼ばれた、というか……
   願望を叶えてくれる、とメールを貰えたので。
   でもなんだか半信半疑で、
   さっきから落ち着かなくて、
   何度もメールを確認してます。


[そう口にして照れたように髪に触れた。
 可笑しそうに笑う彼をそっと、窺い見て。]


   サクライさんも、呼ばれた、んですか?


[と彼のセリフを借りて重ねよう。
 彼が同意してくれるなら、]


   貴方のような魅力的な方にマッチングされた人
   羨ましい限りです。


[ふ、と笑んで。]*
 
(144) 2021/03/16(Tue) 11:24:02

【人】 社会人 サモエド



  えぇ、あなたのような……
  とても賢いお嬢さんのお眼鏡に適うかどうか。


[ 

  可愛らしい仕草をする彼女は、
  やはり今までの女性とはやり口というか
  やることが違う気がする。

  駆け引き上手とでも、いうのだろうか。

                      ]


(145) 2021/03/16(Tue) 11:38:27

【人】 社会人 サモエド



    積極的?
    私は相性が良い、しか言っていませんが…

    もしかして、体の相性、なんて
    考えてていましたか?



  
  教えてあげようかどうか考えたが、
  考えていることは彼女の通りなので、
  素直に答えるのだけれど。

  体の相性が良い人と、巡り合いたかった。

  そう彼女に伝えたら、その距離はどれくらい
  近づいただろうか。
  口づけを軽く交わせそうなところで
  邪魔というものは絶対に入ってくる。

  そう、先ほど頼んだルームサービス。

                      ]


(146) 2021/03/16(Tue) 11:39:07

【人】 社会人 サモエド



   はぁ……どうぞ、入ってください。




  名残惜しそうに彼女と絡めていた手を離して、
  ドアへと向かえば足付きテーブルに
  ワインクーラーとスパークリングワイン。
  リビングの2人が座っていたリビングの
  テーブルまでそれが運ばれると、
  スタッフはそのまま部屋を後にして。

                     ]



(147) 2021/03/16(Tue) 11:41:34

【人】 社会人 サモエド



   さて、お酒も来たことですし
   もう少しあなたのことも教えてください?



  まだ半分残っていた彼女のグラスを
  彼女へ手渡して、さ、とまずはシャンパンを
  2人揃って飲み干そうではないか。

  そしてキンキンに冷えたスパークリングワインを
  開けて2杯目をどうぞ、と誘おうか。

                      ]*


(148) 2021/03/16(Tue) 11:42:03

【人】 大学生 ローレライ


  ──まぁ、そんなことは露ほども。
  積極的というより、直接的でしたか?

[>>146男の願望というものが
身体の相性、と言われれば少しなるほどと思う。
今までお眼鏡に敵わなかったお見合い相手は
そう言うことだったのかも。

恋愛に関しては興味がないけれど
そちらの方なら……と、男がキスをしてきそうな雰囲気で
私もそれに沿うように身を委ねたけれど

部屋のチャイムが鳴る。
良いタイミング……悪いタイミングで
ルームサービスが来たみたい。]


  お酒は強くないと言いましたのに……
  酔わせてどうかするおつもりですか?

  それとも、酔っていたから、と
  免罪符をくれるおつもりですか?


[くるくる、と私はシャンパンのグラスを揺らす。
ワインも届いたので早く飲んでしまっても良いけれど
この時間を焦らすように。]
(149) 2021/03/16(Tue) 12:00:23

【人】 大学生 ローレライ


  私のことですか?
  ……そうですね。
  上から91.59.86。

  こう言う下世話な会話もできる女です。

[そう言うと残ったシャンパンを、つ、と飲み干した。]*
(150) 2021/03/16(Tue) 12:00:33

【人】 社会人 サモエド





   彼女の返事に軽く否定をしながら、
   唇を重ねたかったのに、
   本当ふざけたタイミングで来るものだ。
   
   オーダーをしたのは誰か。
   彼自身だったことを忘れてはいけない。

                      ]


    酔った勢いで、というのもありでしょう?
    それに、本当に気持ち良かったなら、
    次の機会を与えてくれそうですし。



(151) 2021/03/16(Tue) 12:21:24

【人】 社会人 サモエド




  免罪符は与えておくのが筋だろう。
  人というのはそういうものを持っていると、
  懐に入れてくれる可能性を高くする。

  そう話しているとまさか彼女の方から
  スリーサイズを教えてくれた。
  なんとも魅力的な数字が聞こえた気がして、
  彼も残ったシャンパンをゆっくりと、
  その数字とともに飲み干していく。

                       ]


(152) 2021/03/16(Tue) 12:22:08

【人】 社会人 サモエド



   下世話なんかじゃありませんよ。
   少しでも親しくなるための大切な会話です。
   とても肌がお白いですけど…
   あまり日に当たるのは好きではないのですか?




  空いたグラスにスパークリングワインを
  注ぎながら、彼はもう片方の手で
  彼女の手に触れ、何度か親指で
  その手の甲を撫で、質問をした。

                     ]*


(153) 2021/03/16(Tue) 12:22:21

【人】 大学生 ローレライ


  酔った勢いでしてしまうと
  つい、どこかで眠りに落ちてしまうかも知れませんよ?

  次の機会は……
  それこそ、お互いの眼鏡に叶えば?


[>>152私としてはこれっきりでも構わないのだけど
何かとお金のある人間そうだから
キープできるならキープしてみても面白い。

面倒になりそうなら、逃げるけれど。
深入りしすぎないのが私なりのコツ。]


  それなら良かった。
  こう言ったことを言うと幻滅する方もいるので。

  えぇ、あまり日に当たるのは。
  元々色素が薄いのですけれどね。


[>>153ちなみにスリーサイズは適当だ。
多分それぐらいはあるのかもしれないけど
実際に逐一測定してるわけがない。
ただ夢を見させるのは、大事なので。

スパークリングワインを少し傾けて
彼の手が甲を撫でると少しくすぐったそうに。]
(154) 2021/03/16(Tue) 12:43:53

【人】 大学生 ローレライ



  タイミングの悪いボーイも居なくなったことですし
  ……続きはしてくださらないの?


[ふ、とお酒の合間に言葉を紡ぐ。]*
(155) 2021/03/16(Tue) 12:44:05

【人】 社会人 サモエド



   楽しい時間なら、酔いも覚めるでしょう?

   今の段階では私側からはかなっていますよ?



  なんて、ちょっと適当なことを言った。
  
  でも、眼鏡にかなっているのは本当のこと。
  このまま相性が良ければ、離したくなくなるかも。
  
  スパークリングワインを飲みながら、
  彼女の話を聞いていると、元々らしい。
  とっても、離れたくなくなるような肌に
  少しずつ彼はひっついていくように
  距離をまた詰めていく。

                      ]


(156) 2021/03/16(Tue) 13:15:26

【人】 社会人 サモエド



   そうですね、もう邪魔は来ないでしょう。



  彼女の声かけに同意しながら
  スパークリングワインを口に含んで
  彼女の顎に指を添えて開けるように
  誘導できれば、唇を合わせて
  少し口の中でぬるくなったワインを
  彼女の口の中へと受け渡すだろう。

  そこから、長く唇を重ねるでもなく、
  まずはちぅっと上唇に吸い付いて
  彼女と少し距離を取り様子を見たい。
  お味は?なんて彼女に聞いただろうか。

                     ]*
  

(157) 2021/03/16(Tue) 13:15:53

【人】 大学生 ローレライ


  ……そうですね、少し温い……
  私は熱いものの方が好みでしょうか?


[>>157唇を合わせると、彼の方から
ワインが流れ込んで来た。
また飲ませようとしてる、と少し笑いながら
こくり、と喉を鳴らして飲み干した。

実はお酒に弱い、などと言うこともない。
むしろ強い方なのだけれど。]


  熱くて……ほら、粘りつくような。


[下から見上げた私は
瞳を歪ませて、グラスを置けばその空いた手を
彼のお腹のあたりに触れさせた。]*
(158) 2021/03/16(Tue) 13:31:42

【人】 社会人 サモエド



   やっぱり、少しぬるかったですか……
   熱いものがお好き、だなんて。



  ふふっと笑って、どうしたものか、と
  考えていると彼女の手が彼のバスローブを
  越えてきそうな場所まで来ていた。

  視線を交わらせつつ、
  彼は彼女が求める熱に触れられるように
  あえてバスローブの下へと
  彼女の手を誘わせ、その拍子にまた
  距離を詰めれば唇を重ねてみた。

  今度は、何度も啄むようにゆっくりと、
  上唇、下唇に何度も吸い付いてみせて。

                     ]


(159) 2021/03/16(Tue) 13:55:09

【人】 社会人 サモエド


   っ……ふ…………
   もっと、してもいいですか?



  敢えて、彼女が優位であるかのように
  同意を求めてみたくなった。
  キスは楽しい。だってゆるゆると、
  でもすぐに時間が過ぎていくから。
  もし可能なら、彼女のApple Watchを
  そのタイミングで外したがるかもしれないが。

                        ]*


(160) 2021/03/16(Tue) 13:55:35

【人】 大学生 ローレライ


  ワインは冷たい方が好きだけれど、ね?


[>>160彼の方に寄りかかると
肌触りの良いバスローブが手や腕に当たる。

時計をちらりと見て、私は自分から外してあげる。
確かにこの後のことを考えると
汚してしまうのは嫌だったから。

服は……最悪、ランドリーに出せば良いかしら。]**
(161) 2021/03/16(Tue) 14:06:24

【人】 社会人 サモエド




   それは、同意しかありませんね。
   また後で、ゆっくり飲むとしましょう。




  ふふっと笑って彼女の頬を撫でていると、
  彼女の体がずしりと任せられて、
  あぁ、まずはお試しが始められるのか、と
  頭の中で軽く考えてしまった。

  時計を外してくれた彼女。
  シャワーを浴びた時には既に外していた彼。
  2人が時計の針や画面を気にするということは
  現状無くなったのである。

  まだまだ時間はあるのに、
  求めてしまったのは彼女がそれだけ魅力的で
  彼が止められなくなっているからに他ならない。

                        ]
 

 

(162) 2021/03/16(Tue) 14:29:30
到着:大学生 寿 達也

【人】 大学生 寿 達也

―教室―

[ん−、とのびをしたら、スマホに着信があるのに気づいた。
無意識にそれを見て、見なきゃよかったと激しく後悔するのだが、それは後の祭りだったろうか]
(163) 2021/03/16(Tue) 15:16:41

【人】 大学生 寿 達也

[たぶん、自分にメールを送ってきた先輩は今の時間に講義がなかったのだろう>>103
ジュースを買ってこいというぱしりメールが入ってきていた。
これから部室に行こうと思っていたが、あの露出狂の先輩は後輩をこき使う事しか考えてないようだ]


 なんのジュースがいいんだろ?


[ジュースの中身のリクエストがないのが、かの人の性格を表しているかもしれない。こき使っているようで、断る余地を残すというか。
そういうずるい人。
ここで〇ンスターとか〇ッドブルとか〇ゲインとか買って渡してやろうかとか思ってしまうのだが、今回はやめておこう。
いつもあの人がよく飲んでるやつを買っていくかと歩きながら考える。

自販機で見覚えのあるそれをスマホのチャージで購入すると、とたんに結露で手の中の缶は湿り気を帯びる。
そのジュースをズボンのポケットに入れた]
(164) 2021/03/16(Tue) 16:57:02

【人】 大学生 寿 達也

 要さん、買ってきましたよ。


[部室のドアを開けると同時に声をかけると、案の定上半身裸の後姿が目の前にあった。
問答無用でその無防備な肌に、冷えたジュースをぴとりとくっつけるのはお約束]



 何を見てるんですか?



[陰キャが多く所属するようなイメージの部の中で、この目の前の先輩は異色で有名だ。
彼に意識を向けながらも、先ほど買い物に使ったスマホが震えたのに気づいた。

軽く目を落とすと、メールが届いているのに気づく。タイトルだけ流し見てそこで見るようなことはせず、そっとスイッチを落とした*]
(165) 2021/03/16(Tue) 16:57:44

【人】 主催者 村岡 薊

────ある日の主催者

   ねぇ加藤さん?
   1101と1107が同時に押さえられる日はある?
   ……ええ、よろしくお願いするわ。

   ふふ、ごめんなさいねありがとう。


[ ある日のこと。
  参加希望者からのメールが彼女を動かした。
  このホテルは11階建てなのだが、
  その最上階は2つしか部屋がない。
  異なるスイートがふたつ。
  片方はよくくる参加者。
  もう片方は…………
  そう、珍しくいいところに泊まりたいという人が
  今回の参加者の中にいたのだ。   ]

   今回は結構なお金が使えそうだわ。

[ 1101のほうの金額は、かなりの額。
  普通の人なら一生に一度泊まるかどうか。
  そんなところを押さえるのは久しぶりのこと。

  パソコンを開いてメールボックスを確認しよう。]*
  


(166) 2021/03/16(Tue) 17:37:09

【人】 主催者 村岡 薊

────続・とある日の主催者

[ メールを送り終わると彼女は服を脱ぎ始める。
  シルクのバスローブをするりと脱げば
  かくすものはなく、女性らしい体が見受けられる。 ]


  大体、16時までチェックアウト時間が延びるなんて
  贅沢この上ないと思うわぁ……
  他の”お客様“たちも
  13時以降までいたいと思うのかしら……

  過去にはもう一泊2人で泊まりたい、なんて
  楽しんでいたところもあったけれど。
  …………最近は見ないわね。


[ 24時間もあれば満足しているのだろうと
  理解して、彼女はシャワーを浴びた。
  そして整った裸体を包むのは
  ボディストッキング。
  彼女はそれを着た上でタイトワンピースを着れば
  この部屋の鍵とカードが2枚ほど入った
  カードケースだけを持って下へと。 ]


(167) 2021/03/16(Tue) 18:20:18

【人】 主催者 村岡 薊


   ねぇ、今夜ご予定は?

[ 彼女が珍しく、隣の宿泊棟へ足を運ぶ。
  それは誰かと一夜を共にしたい時。

  ロビーのソファで見つけた男性は
  遊びになれてそうな金髪碧眼の若い人。
  後腐れのないものを希望のため、
  引きずられそうなのは少し困る。

  予定はないらしく、フロントに一緒に向かった。 ]


   そうね…2階のスイートがいいわ。
   いいかしら?

[ このホテル、
各階
にスイートが広さは違うが
  2,3ルーム存在している。
  それを把握しているのはこうやって
  何度も遊んで、催しを開いているから。

  彼女はタイトワンピースの下をすぐに見せたくて、
  今日はすぐに着く2階をチョイスした。
  彼女の道楽はどこまでも人をダメにする要素が
  詰まっているのは、内緒。 ]*


(168) 2021/03/16(Tue) 18:21:37

【人】 室井 柊


[ ただ毎日を生きているだけで、刺激も何もない
  会社と家の往復を繰り返すだけの日々なんて
  つまらなくて死んでしまう、と
  大抵の人はそう言いながらも結局のところ
  諦めているわけだけれど。

  会社では真面目な、ごく普通の社員。
  とくになにか秀でたところもなければ、
  ものすごく出来ないわけでもない。
  そのあたりに普通にいる、ただのカイシャイン。

  昼の弁当を手作りしていると言う点だけは、
  少々珍しいかもしれないけれど、それ以外は
  なにも、ただの、普通の、25歳男性。]

 
(169) 2021/03/16(Tue) 18:31:06

【人】 室井 柊



[ である。表向きは。


  仕事が終わった後どこへ行くだとか
  休みの日はなにをしているだとか
  そんな話をするほど仲の良い人は
  職場にはいないし、そもそも
  誰に言うつもりもない。

  本当はセクシャルマイノリティで、
  いろんなバーや出会い系を使っては
  夜を共にする人を探している、なんてことは。


  特定の人をつくろうとは思わない。
  依存体質なのは自分でもわかっているから
  
───とくに、月のない夜は、不安で
  仕方なくなってしまうから。 ]

 
(170) 2021/03/16(Tue) 18:32:09

【人】 室井 柊




[ 差し出した資料を、「予想より早かった」>>126なんて
  言われながら受け取られるとなんというか、
  なんだそれは嫌味か?と思ってしまうのは
  己の心が荒んでいるのだろうか。
  ───この人はそんなこと考えるタイプじゃ
  なさそうだし、嫌味のつもりはないのかも
  しれないけれど、いつも遅いんだよ、の
  裏返しについとらえてしまった自分を、
  いかんいかん、と振り払って笑みを浮かべた。

  中身に目を走らせる様子をちらちらと
  盗み見ていれば、またクリアホルダーに
  もどされて手元に置かれるから、
  問題なさそうだな、と息を吐いて。
  別のファイルから取り出した稟議書を渡した。


 
(171) 2021/03/16(Tue) 18:33:28

【人】 室井 柊



[ ちなみに頬が緩んでいたかどうかなど
  見ている余裕はないし、そもそも
  その表情の変化については正直言って
  全く見分けがつく気がしない。

  ───訂正箇所を見つけた時、以外は。

  ひく、と瞼が少し動くのがわかって、
  あ、やべえなんかやったか、と思わず
  鼻梁に皺を寄せる。
  
  指摘された箇所に目をやって、>>127
  確認した後、ひとつ頷いて。 ]



    すみません、すぐに直します



[ とデスクに一度戻り、会議から帰って
  閉じたままだったパソコンを開いて、
  立ち上げた。
  ほとんど人のいない静かなフロアに
  課長がキーボードを叩く音と、
  空調の微かな風の音だけが響いている。]

 
(172) 2021/03/16(Tue) 18:34:21

【人】 室井 柊



[ ようやく立ち上がった画面にファイルを開き、
  指摘箇所を訂正して打ち出せば、
  スリープモードに入っていたコピー機が
  起こされたことに苛立つように唸った。

  よほど寝起きの機嫌が悪かったのか、
  打ち出した紙は嫌な音を立てて詰まる。
  エラー音が響いて、顔を上げ、
  眉を寄せて思わずため息を吐けば、
  仕方なくそちらに向かって、コピー機の
  蓋を開き、そこに載った手順に従って
  爪を上げ、詰まった紙を引き出した。 ]



   ええと、  ぁ、 うわ


[ ぐぐ、と引っ張るとなんとかちぎれることなく
  取り出すことはできたものの
  詰まった紙に付着していたインクの塊が
  手に付いて、思わず声を漏らす。]

 
(173) 2021/03/16(Tue) 18:34:54

【人】 室井 柊



[ 手をひっくり返して袖口についていないことを
  確認すれば、また一つ安堵の息を吐き。
  ひとまずくしゃくしゃになった紙で
  雑に拭うのだけれど、さすがに綺麗に
  とれることはなく、むしろ範囲は広がって、
  薄く、黒く、汚れてしまった。

  紙をゴミ箱に捨てて、コピー機を閉じれば、
  なんてことないような顔をして、
  先程失敗した印刷物を出してくれる。

  汚れていない方の手でそれをとれば、
  一度デスクに戻り、ファイルに入れ直して、
  課長の方へと向かった。 ]

 
(174) 2021/03/16(Tue) 18:35:14

【人】 室井 柊




    失礼します、
   ご確認、お願いしてもよろしいですか


[ と訂正書類を差し出して、受け取って貰えば。
  ふと、課長の机の上にあるウェットティッシュが
  目に入った。けれど、今は確認してもらっている
  最中だし、と視線は一度戻して。

  確認が終わるなら、ひとこと、
  そのウェットティッシュ、一枚いただいても
  いいですか、と尋ねるつもりで。 ]*

 
(175) 2021/03/16(Tue) 18:35:32
主催者 村岡 薊は、メモを貼った。
(a12) 2021/03/16(Tue) 18:43:12

【人】 DOM サクライ



  被写体は、風景とかが多いですかね。
  たまに頼まれて結婚式とか成人式の
  前撮りなんかに駆り出されたりもしますけど。

  移りゆくものの、最高に綺麗な瞬間を
  こう、フレームの中に切り取る、というか。
  なかなか楽しい仕事ですよ。


[懐っこく隣にかけてきた彼に>>140
 俺はまたつい相好を崩した。
 ついつい、先日撮ったネモフィラの丘の話や
 盛りを迎えた菜の花畑の写真のこと、
 そこを通る鉄道を背景に撮影しようとしたら
 野良の仔猫に懐かれて、頭に猫が載ったまま
 撮影する羽目になった話をしただろう。

 俺の汚い本性はまだ包み隠したまま。
 けれどここに来た時よりも、
 随分と心が安らいでいるのを感じていた。]
(176) 2021/03/16(Tue) 19:47:57

【人】 DOM サクライ



  俺の靴を一日磨いたって、
  そんなに綺麗になりはしませんよ。
  普段から大事になさってるんですね。


[何となく、たなごころに収めたものを
 とても大事に握り締めている人に見えて
 俺はそんなことを言った。

 それと同時に「この人は何を求めているのかな」と
 その疑念は消せそうになくて。]
(177) 2021/03/16(Tue) 19:48:19

【人】 DOM サクライ



  本当?よかった、俺も初めてなんです。


[榊、と名乗った彼の状況は
 びっくりするほど俺と同じ>>142>>144
 そうなると、途端に心の緊張がふっと途切れて
 俺はソファーに身を凭せた。

 教えてもらった名前がまさかの本名と知れば
 一転、俺は驚いてしまうだろう。
 知らない人間相手に首元を晒すような無防備。
 悪いやつに騙されてしまいやしないかと。



  ええ。理想の相手が見つかった、って。
  正直、未だに半信半疑なんですよね。

  あー、なんていうか、その……
  随分方々手を尽くしても
  ぴったり会う人なんて
  見つからなかったもので……。


[煙草の無い唇に無意識に手をやりながら
 俺は困ったような笑みを浮かべて
 榊さんの顎の当たりを見る。
 微笑みを向けられても、答えに窮してしまって
 俺はまた誤魔化すように笑う。]
(178) 2021/03/16(Tue) 19:50:12

【人】 DOM サクライ

[「俺の相手が榊さんみたいな人ならいいんですが」
 ……いやいや。
 「俺なんかそんなんじゃないんですよ」
 さて、俺は返答するべき言葉を探して
 人差し指で唇の形をなぞる。

 そうしてコンマふたつの沈黙の後、]


  ……俺とマッチングした相手も
  そう思ってくれるのを願うばかりです。


[くしゃり、と目元を歪めた。]
(179) 2021/03/16(Tue) 19:50:56

【人】 DOM サクライ

[─────ところで、サディストというと
 平生から傍若無人に振舞ったり
 自分の暴力性にだらしが無かったりする人間を
 思い浮かべるやつも多いらしい。

 初対面の開口一番「何でぶってくれないの?!」と
 半ギレしてきた奴もいた……あれは笑った。


 あくまで同意の上、二人きりの空間で
 互いに欲望を満たしたいのであって
 公共の空間でそれをやらかしたらただの犯罪者。
 露出狂と変わらない。

 相手にとって本気で嫌なことはしたくない。
 それは他の人間と何ら変わりはない。]
(180) 2021/03/16(Tue) 19:58:01

【人】 DOM サクライ



  ……失礼、時間までに、一本吸ってきても?


[一言そう断るくらいには、
 理性的な生き物でいるつもりで。

 もしチェックアウトの時や、
 長い夜の合間に見掛けたなら
 気安く声がかけられそうな相手ができた。
 ……俺の認識はまだそこで止まっていて、
 彼と俺とが、同じ部屋に案内されていると知れば
 この時もっと気の利いた言葉がかけられていた、はず。]*
(181) 2021/03/16(Tue) 20:07:19

【人】 大学生 要 薫

[ひんやりとした感覚が背に触れる。>>165]


 ……ひゃっ


[ひゃっこい。
何すんねん、と後ろを振り向く動作が遅いのもお約束。一瞬びくっと震え、肩甲骨が上がり白い肌に結露が伝い落ちた。ジトっとした目で後輩を睨み。それから、おおきに。と彼の手からジュースを受け取ろう。

普段よく飲む桃のジュース。>>164
彼は此方の好みをよく分かっている。
だからついつい頼んでしまうのだけど、――彼がメールを見たことを後悔したなど、ましてや他の飲み物。それこそ元気になるもの>>164を買って渡そうと考えていたなど、露とも思わず。

先ほど冷気が触れた肌を確かめるように
細い指でなぞり]
(182) 2021/03/16(Tue) 20:21:11

【人】 大学生 要 薫

 もう…びっくりするやん
 んぁ?ああ、グラビア誌。
 友達に貸してもろたんよ、直情的なんもええけど
 こういうのもええでって


[メールを見ていた後輩に向かって>>165
先ほどの冷気に手を離した雑誌のページを片手で見せれば
机の上に置き、隣にこいこいと手招きをした。

彼が隣に座れば、
まずはお使いごくろうさんと、頭を撫でようとしたが上手くいったか。どちらにしろ、彼へ背もたれのように寄りかかり、手はジュースの缶にもどり、口をつけながら、細い指先が紙面の女性を指さした。こくんと甘い水が喉を動かす。

横目にじろりと見る男の横顔は整って見える。
が、彼の性欲はいまいち図りかねていた。
一皮剥けば皆同じが持論だが]


 この子ええやろ。
 谷間に見える水滴がええ。

 それに、少し水着がずれてんやけどな。
 肌が焼けてんのが分かるんよ。


[少し小麦がかった肌をした少女の水着姿。
やけど、胸を隠すそれは少しずれていると分かるのは水着の痕が見えるせい。まるで紐で縛られたようなその痕を人差し指でたどれば、薄く笑い。隣の後輩を眺める目は三日月に形どる。こういうのエッチやん。と白い肌、傷や痕ひとつない男は笑い。

唇は缶の口を薄く吸うて
軽い音を立てた。]
(183) 2021/03/16(Tue) 20:22:23

【人】 大学生 要 薫

[そうして怠惰めきながら]


 今度海行きたいんよなあ。


[なあ、なんて。
強請る声は、後輩をこき使う気満々に聞こえたか>>164ほんで胸の大きな子に埋もれたいわ。なんて願望駄々洩れ。やけど何処かとろんとした声の音はなだらかで興奮とは縁遠い。冷めた音、暫く彼を背もたれにグラビア誌の内容をチェックして、どの子がええやらなんやら聞き過ごし。

それから携帯を取り出せば、時刻をチェックし部室から出る準備をしようと彼の横から立ち上がり、形ばかりの上着を羽織ろうとした*]
(184) 2021/03/16(Tue) 20:24:25

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 規則正しく、朝起きては、昼間は働き、
 定時に業務を終了させて、夜は誰もいない家に帰る

 機械的に繰り返される日常
 だが、それでいいと思っていた

 決まった日々を、決まったように穏やかに過ごせること
 それが一番の幸せだと――
 
 1LDKの一人暮らしにしては、少しだけ広い部屋
 仕事の本が詰まった本棚と、テーブルの上のノートPC
 紺色で統一された寝具は乱れなく、整理整頓された部屋

 物が殆どないその部屋は、生活感が薄いけれど
 人を部屋にあげたことがないので、気にしたことはない


 私の日常が保てるのなら、それでいい

 しかし、時折見る、悪夢は、私の日常を壊していく
 だから、逃れるように、人の温もりを求めた

 誰かが傍にいて、一晩一緒に過ごせれば、
 悪夢を見なくなると気づいたから―― 
]
(185) 2021/03/16(Tue) 20:25:01

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 最初は、それらしい店を訪れたこともあったが、
 あれは、来なくなると営業が鬱陶しい
 それに、あれが欲しい、これが欲しいと、
 無駄な要求を受けて、ストレスが逆に溜まり、
 すぐに行かなくなった

 そんな時に見つけた不思議なサイト
 半信半疑で申し込んだことが、始まりだった

 後腐れなく、詮索されることなく
 望みを変えることができる場所として、
 実に、効率的な場所だった

 だから、多少怪しさを感じながらも、使い続けているのだ]
(186) 2021/03/16(Tue) 20:25:03

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 早かったと、褒めたつもりで発した言葉
 それをどう捉えられているか、こちらの与り知らぬ処
 心の声が聞こえたとしても、気にはしないのだが


 笑みを浮かべる気配に、褒め言葉として
 受け取って貰えたと勘違いすれば、
 変わらぬ表情で、資料に視線を落としていた

 稟議書の訂正を依頼して、頷き、宜しくお願いしますと、
 デスクに戻る背中を見送った

 やがて、集中してメールを処理していれば、
 コピー機のエラーが響いて、そちらに視線をやれば
 室井がコピー機前で何かやっている

 先ほどの稟議書の訂正が終わったのだろう
 しかし、彼は、機械音痴か何かだっただろうか
 入り口のロックにも引っかかっていようなと、
 少し首を傾げながら、慌てた声に、

 微かに口元を緩ませていたのは、
 ―――― 自分でも、気付いてはいなかった]
(187) 2021/03/16(Tue) 20:25:05

【人】 課長 世永 ミヤビ

 
 
  はい、ありがとうございます
  ……問題ありませんね、承認を進めておきますので
  連絡を待ていてください


[ 承認印を押せば、
 自分の次の承認者に提出するため、提出箱に書類を入れた

 そうしていれば、視線を感じて、見上げれば
 ウエットティッシュが欲しいと言われただろうか>>175]


  えぇ、構いませんよ
  ただ、プリンターのインクは、すぐには落ちませんから

  ……この後、お休みだったかと思いますが、
  家に帰ったら、シャンプーで洗うと良いですよ


[ ひとまず、他の書類や衣服に付かないように
 ウェットティッシュで拭くのは良いだろうと、差し出しながら
 そんなアドバイスを一言加えた]
(188) 2021/03/16(Tue) 20:25:08

【人】 課長 世永 ミヤビ

 
  
  それでは、私はこの後用事がありますので、
  本日は、失礼しますね


[ メールを閉じて、デスクの上のものを片付けて
 引き出しの鍵を閉めたりと、帰り支度を始めた]

  
  室井さんも、午後休みですから、
  無理をせずに、定時に上がってください


[ 残業にならないようにと、
 言う自分は、休日出勤しているわけだが
 役職者なんて、そんなものだと、割り切って

 腕時計を確認して、少し急いで準備をすれば
 フロアに残っている者たちに挨拶をして、会社を後にした*]
(189) 2021/03/16(Tue) 20:25:10
大学生 要 薫は、メモを貼った。
(a13) 2021/03/16(Tue) 20:30:52

【人】 会社員 紫川 朔月

[喫茶店を出てホテルでチェックインする。
お相手の方もチェックインはしているらしい。
まだ部屋には行っていないようなので、先にカフェでスイーツを食べてから向かおう。
そう思ったのがいけなかったのだろうか]

13時過ぎちゃったよぉ…!
申し訳ねぇ申し訳ねぇ…。

[カフェに入る前に御手洗でウィッグとコンタクトを取ったのは問題ない。
赤い目を隠す為にサングラスを掛けてカフェでスイーツを頼んだのも…時間は大丈夫だった。
頼んだモンブランが美味しくて思わず、思わずイチゴタルトを頼んでしまったのが問題だった…。
チェックイン時間がもっと後だったら更に2つくらい食べていた気がする。
もしかしたら、食べている間に誰かとお喋りしてたかもしれない]
(190) 2021/03/16(Tue) 21:13:14

【人】 会社員 紫川 朔月

[過程はどうあれ、部屋に向かおうとフロントに寄ると"お連れ様は先にお部屋へ向かわれましたよ"と言われてしまった。
時計を確認すれば13時と少し。
社会人だろ、私!と自己嫌悪に陥りそうだったけれど、あまり待たせたくないので早歩きでエレベーターへ]

1001号だっけ。
どんな人かなぁ。
願い通りの人だったらいいなぁ。

[10Fに近づくにつれて少し緊張してしまう。
恋人がいた事はあれど、身体だけの関係の人はいなかったし、全く知らない人と…と考えるとドキドキしてしまう。
エレベーターを降りて1001号室の前へ。
流石にサングラスはもういらないからと仕舞って]
(191) 2021/03/16(Tue) 21:14:11

【人】 会社員 紫川 朔月

[先に部屋で待っているのだしと、ノックを4回。
フロントにお願いして渡してもらったカードキーを翳す。
扉を開け、ひょこっと中を覗く]

すみません、お待たせしまし…た…?

[笑みを浮かべて部屋の中を窺うと窓際のソファに男性が座っていた。
それはいい…ただ見た事のある人な気がしてならない。
詳しく言うとお隣に住んでいるお兄さん。
あれ、私部屋間違えた??>>114

すぅっと静かに扉を閉めた]
(192) 2021/03/16(Tue) 21:15:19

【人】 会社員 紫川 朔月

[部屋の番号を確認したけれど、間違ってない。
メールも確認したけれど、間違ってない]

これ気まずくない???

[扉の前でしゃがみ込んでしまう。
周りに人がいなくてよかった。
マッチングしたと思ったらお隣さんがいるって何?
私は同人エロ漫画のヒロインだった?
1分くらいしたら覚悟を決めて再び扉を開いたはず*]
(193) 2021/03/16(Tue) 21:16:20

【人】 課長 世永 ミヤビ

― ザ ラピス:The Lapis ―

[ ホテルに足を踏み入れれば、
 カツカツ、コロコロと、人の騒めきに紛れながら
 フロントに向かう

 カフェから良い匂いが漂って来て、
 そういえば、昼食がまだだったな、と思い出していた

 後で、ルームサービスでも頼もうか等と
 予定を立てながら、フロントに声をかけた ]
 
 
  403号室をお願いします


[ チェックインを済ませれば、
 出張でホテルに泊まるのと、同じような表情で
 エレベーターで部屋まで移動する]
(194) 2021/03/16(Tue) 21:36:59

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 扉を開けて、手慣れた様子で
 キーを定位置に挿しこめば、電気をつけた

 窓から差し込む日差しと、
 天井からぶら下がる洒落た証明に室内が照らされる

 白い壁に藍色のカーペット
 同系色のベッドカバー
 調度品は、ダークブラウンと、

 落ち着いた雰囲気の部屋だった

 窓から見える景色も悪くない
 スイートルームと分かるその部屋を見ても
 感嘆の表情を浮かべないが、
 時折、こうして特別な部屋をお願いすることがあった

 ―― 非日常に、少しだけ浸りたい気分の時とか、
]
(195) 2021/03/16(Tue) 21:37:02

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 時刻は、13時より少し前
 スーツのジャケットなどは
 クローゼットに閉まって、シャワー室へと足を踏み入れた

 出張の疲れを落とすように、ゆっくりと身体を流す
 そして、少しずつ仕事モードから、気持ちを切り替えていく

 今回、マッチングした相手は、どんな人だろうか
 どんな願いを持っているだろうか

 そんな少しの興味を抱きながら、
 口元に、微かに笑みを浮かべていた


 ―― まさか、知っている顔をこの後見るとは、知る由もない
]
(196) 2021/03/16(Tue) 21:37:04

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ シャワー室を出て、髪や身体をしっかりと拭けば
 用意していた私服に着替えた

 以前、きっちりとしたスーツを着ていたら
 『なんだか、絡み辛い』と言われてしまったので、
 恰好くらいは、親しみ易い格好にしようと思ったのだ


 黒いタートルネックに、白いパンツ
 年相応で、ラフすぎず、固すぎない格好であろうと
 自分では思っていたが、さて、この格好を見た相手はどう思うか

 それは、あってみないと分からないので、
 ルームサービスで、サンドウィッチなどの軽食を頼みながら
 ゆるりと、静かに待っていた**]
(197) 2021/03/16(Tue) 21:37:06
課長 世永 ミヤビは、メモを貼った。
(a14) 2021/03/16(Tue) 21:38:37

【人】 公務員 不和 直継

[時は>>191チェックインの時間を少しばかり経過していた。
部屋にも通されたしカメラの設置もなさそうな部屋である。
盛大な悪戯という路線はないだろうが相手に何かあったのだろうか。
染み一つない綺麗な天井を眺めていると>>192部屋の扉をノックする音がした。

ソファに座りながら音の方へと振り返る]


さて、鬼が出るか蛇が出るか……。


[ノックは四回。
礼儀正しい人物の様であるが願望通りの人物かはノックだけではわからない]


いえ、私も先程到着したばかり……。


[目があった。
髪の色や瞳の色に違いはあれどそれはお隣に住む年下の女の子だった。
部屋を間違えた、わけではないはずだ。
豪華なホテルのフロントスタッフがそうした間違いを起こす可能性は低い。
そしてカードキーは対応する部屋しか開くことはできない。

立ち上がり扉の方へと向かう。
静かに閉められた扉の向こう側の気配を伺うことはできない。
防音がしっかりされており音が聞こえなかった]
(198) 2021/03/16(Tue) 21:51:50

【人】 公務員 不和 直継

[扉が閉まると鍵は自動的に掛けられていた]


……確かに理想ではある、けれど。


[明日の昼迄一日、二人で部屋で過ごす。
無論、自分は願望を叶えるつもりでいる]


……嫌われるかな。


[頬にまた紅葉を咲かせてしまうのだろうか。
気まずさに折角少しばかりお話できるようになった関係が壊れてしまうかもしれない。

しかし――]


それも悪くはないな。


[そんな思考に向かう自分はおかしいのだろうか。
>>193扉は再び開かれる。
自分からではなく、相手の方から意を決して]
(199) 2021/03/16(Tue) 21:55:46

【人】 公務員 不和 直継

いらっしゃい、待っていました。
どうぞ中へ――


>>193扉を開いた朔月へと手を差し伸べ中へ招き入れようと*]
(200) 2021/03/16(Tue) 21:56:49

【人】 大学生 寿 達也

[自分が押し付けた缶に感じて彼の身が竦む>>182
彼の肌は白くどこか女のような質感で、その肌の上に落ちた水滴が彼の滑らかな曲線を伝い、吸収される様を眺めていた。
彼が振り返り礼を言って、自分の手から目当てのものを取り去っていく]


 つまり、要さんは着エロ派ですか。
 チラリズムが好きなんですか?


[グラビア誌とか写真が載っている雑誌は、自分だってよく目にするが。
しかし、この手のは生々しくて見ることはない。
大体夜のお世話になるとしたら、映像派だ。
しかし、彼に招かれるようにして隣にいけば、頭を撫でられる。
まるで子供かそれこそ猫のように、気安く。
彼はこういう風にパーソナルエリアというものをガン無視してくるから、少し困るのだけれど。
彼がその細い指先で、女性を指しているのに目を落とす。
彼は自分が困っているのに気づいていないのだろうから。
彼の体に自分が買ってきた、甘やかな香りのする水がしみわたっていく音が聞こえる]
(201) 2021/03/16(Tue) 22:17:29

【人】 大学生 寿 達也

 胸の大きい子が好みなんですかね?
 雄っぱいならアテがありますよ。
 今度、そういう写真撮ります?


[あえて、平常心を装って下らない、品下る話に落とし込む。
小麦色に焼けた肌。小さめな水着が彼女の豊満な胸に食い込み、柔らかくその肌を犯す。
自分は美しい肌を持つものが好きだ。
それを好きになったきっかけはなんだっただろうか。
隣の男のいやらしげな笑いに付き合う義理はない、と勝手に手を伸ばしてぺらりとページをめくろうか]
(202) 2021/03/16(Tue) 22:18:08

【人】 大学生 寿 達也

[>>184海に行くというのは悪くない。どうもこの写真部は夏に合宿と称して写真を撮りに行くらしいから。
それの一環として、と考えをめぐらす。
あまり考えることを得意とする人がいないこの部内で、一年生だというのに、なぜかこういう係になってしまうのは、経済学部の学生ゆえんか]


 あれ?用事ですか?



[彼が珍しく上着を羽織ろうとしている。裸族なのか、彼は部室にいる時は裸でいることが多い。
もしかしたら化繊か何かのアレルギーなのでは、と憶測はしているが聞いたことはない。
その時に俺はどうしようかな、とさりげなくスマートフォンを確認するふりをして先ほどのメールを読み、時計をチラ見しては、彼と同様に立ち上がることになるのだが]
(203) 2021/03/16(Tue) 22:18:50

【人】 大学生 寿 達也


[あんなのでも、ちゃんと願いが叶うような相手っているもんなんだなぁ。



そう思いながら、数日前に送った内容を思い出していた*]
(204) 2021/03/16(Tue) 22:19:30
大学生 寿 達也は、メモを貼った。
(a15) 2021/03/16(Tue) 22:26:12

【人】 会社員 シロウ


[移りゆくものの、最高に綺麗な瞬間>>176

 選び取る言葉の一つ一つに艶があるなぁと思う。
 大人の、色香、のような。
 と思えば綻ぶ表情は無邪気な少年のようで。
 語られる出来事についつい引き込まれて、
 身体を少し捩って彼の方を向くように動かした。

 青く染まるネモフィラの丘、いちめんのなのはな。
 サクライさんの口調は軽やかで、
 風景がありありと浮かぶ。

 野良子猫に懐かれて、なんと頭の上に
 のっけたまま撮影をした、と話してくれれば
 失礼ながら吹き出して。
 まさか頭に乗せられるとは子猫もさぞかし
 驚いただろう、それとも意外に座り心地は
 よかっただろうか。]
 
(205) 2021/03/16(Tue) 22:47:30

【人】 会社員 シロウ


   ネコって、嫌いな人には絶対
   懐きませんもん。
   サクライさんがいい人なの、
   きっと透けていたんでしょうね。


[くすくす笑ってそう言って。
 ファインダー越しに見る世界は、どんなふうに
 この人の瞳に写るのだろう。
 きっと温かみのある写真なんだろうな、と
 軽く握った拳を顎の下に添えた。]
 
(206) 2021/03/16(Tue) 22:48:34

【人】 会社員 シロウ


[また、靴のことを暖かく褒めてくれて、
 瞬きをひとつ。
 褒め上手な人だな、と嬉しくなる。]


   え、そう、ですか?
   あー、ありがとうございます。
   でも、共に戦場で過ごして、
   落ちない汚れや傷がついた靴のほうが
   僕には魅力的に見えます。>>177
   それこそ大切にされているな、って。


[サクライさんの足元の黄色に視線を落とす。
 点と線だけで完璧に笑うスマイリーは
 なんだか自慢げに見えた。

 自分と同じように彼もこのような場所が初めて
 だと聞けば、安心したように肩の力が抜ける。

 サクライさんがソファに凭れた。
 座面が音もなく沈んで、僕の身体も
 引かれるように僅かだけ、距離がまた縮まった。]
 
(207) 2021/03/16(Tue) 22:52:08

【人】 会社員 シロウ


[サクライさんの指が唇に触れるのが見えた。>>178
 ああ煙草かな、なんて推察する。
 生憎ロビーは禁煙のよう。
 煙草を吸う姿が見られないのは残念だと思った。]


   ……そうなんですか。
   1晩で理想の恋人に出会える確率は、
   0.00034%だそうですから、
   なかなか大変なのかもしれませんね。


[随分方々手を尽くしても、と言う言葉が
 やけに耳に残る。
 乙女チックな確率論を口にして、
 こちらを見るサクライさんと視線を合わせた。
 その瞳は、こちらを見ているようで、
 僕を通り越してどこかを見ているような気もする。>>178

 浮かぶ笑顔は、どこか誤魔化すような
 憂いが共存している風で、
 形の良い唇を指が伝う様子にまた
 ぞく、と背中が毛羽だった。]
 
(208) 2021/03/16(Tue) 22:56:12

【人】 会社員 シロウ


[崩れるように撓む目元。
 きっとお相手も喜ばれますよ、なんて
 返したのは紛れもなく本心。

 喫煙のために席を立つことを
 わざわざきちんと断ってくれるサクライさんに
 こちらも腰を浮かせながら、]


   もちろんです。
   お相手して頂いてありがとうございました。
   緊張でガチガチだったので、
   お話してくださって嬉しかった。
 
(209) 2021/03/16(Tue) 22:58:04

【人】 会社員 紫川 朔月

[覚悟を決めてから気づいたのだけれど、こんなお高いホテルで部屋間違えする筈がなかった。
少し考えればわかるのに、そう思ってしまったのは頭が現実逃避しようとしていたからか。
再び扉を開けばすぐ近くにお兄さんがいた。
変な声をあげなかった私を誰か褒めてほしい]

あ、えっと…オジャマシマス…。

[手を差し伸べられるとおずおずと彼の手に自分の手を乗せる>>200]
(210) 2021/03/16(Tue) 22:59:00

【人】 会社員 シロウ



   ─── 良い一日になりますように。


[両足を揃えて立ち、頭を下げた。

 彼も立ち上がっていたならその長身と
 すらりと伸びた足に感嘆のため息を
 人知れず零して、背中を見送ろうか。]**
 
(211) 2021/03/16(Tue) 22:59:01

【人】 会社員 紫川 朔月

[なんでいるんですか、とか聞いてしまいそうだった。
そんなの願いを叶える為と返ってくるに決まっている。
つまり、目の前にお兄さんがいるという事は私の願いを叶えてくれる人…という事である。
お兄さんの事は嫌いじゃない。
むしろ好ましいと思う。
その整った綺麗なお顔もお声も、私より背が高く年上だというところも。
日常に戻れば気まずさしかないけれど、それまでは一夜の夢と思って願いを叶えてもらう…というのもいいのだろうか?
勿論、私が叶えられる事ならお兄さんの願いも叶えたい。
日常に戻れば全力で逃げますがどうぞ許してください、とは口が裂けても言えない*]
(212) 2021/03/16(Tue) 23:00:28

【人】 室井 柊


 
[ 承認が得られたら、お願いします、と続けて
  ウェットティッシュを一枚お願いした。]


    あ、ありがとうございます


[ アドバイスにペコリと頭を下げ。]


    はい、おつかれさまです。
    ありがとうございます。


[ 帰り支度を始める様子の課長のところから
  己のデスクの方へと戻り、腕についた
  黒いインクをゴシゴシとこすった。
  残念ながらやはり、薄くなるだけで
  綺麗には落ちなかったのだけれど。
  
  帰ったら一度風呂に入るか、と諦めて
  丸めてゴミ箱に放り込んだ。]




 
(213) 2021/03/16(Tue) 23:03:26

【人】 室井 柊



[ 課長が帰った後、己も残っていた雑事を
  片して、パソコンを落とし、カバンを取って
  フロアを出ようと足を進めた。

  ちょうど帰ってきた羽野と鉢合わせたら、
  課長帰ってきたなーあー怒られるーと
  ぼやいていたから、早く片しとけよ、と
  眉根を上げて、顎で彼の散らかったデスクを
  さしておいた。 ]

 
(214) 2021/03/16(Tue) 23:03:52

【人】 室井 柊



[ あのウェブサイトのプラットフォームに
  入力したのは今回が2回目である。
  正直なところ、後腐れない関係が
  好ましいから、24時間ステイというところに
  さして魅力は感じないのだけれど、

  五つ星ホテルに泊まれて、しかも
  食事や飲み物までホテル持ちだというのだから
  いや詐欺か?とも考えなかったわけでは
  もちろんない。だが、ものは試しだ!と
  応募してみたのが前回。

  結果はまあそりゃあもう、満足だった。

  話に偽りはなかった。
  拍子抜けするほどに、素晴らしかった。

  だから、また今回もこうして応募して───]

 
(215) 2021/03/16(Tue) 23:04:19

【人】 室井 柊




 氏名:ヒイラギ
 性別:男
 
  願望は───


   月のない夜に、一緒に過ごしてくれる人


(216) 2021/03/16(Tue) 23:04:47

【人】 室井 柊



[ 女性とマッチングして、期待に添えないのは
  申し訳ないから、性的指向はきちんと
  お伝えしておいて。

  メールが届いた時は思わず口元が緩む。
  手帳の日付に部屋番号であるW403Wを
  書き込んで、休みを取ったのだ。]

 
(217) 2021/03/16(Tue) 23:05:00

【人】 室井 柊



[ 会社から出て、一度自宅へと戻る。
  チェックインは13:00からとのことだったが、
  以降、とのことだったからひとまず、
  夕方頃までに入れば大丈夫だろう。

  お相手の方には申し訳ないが、
  己の願いは夜に共にいてくれる人、だから
  陽がまだ空に顔を出している間は平気。

  今日は新月。
  月のない夜、と書いたからきちんと
  その日程を指定してくれるあたり、
  主催者は信頼できるなと思える。
  きっとマッチング相手もそれはもう
  ぴったりな人を選んでくれるのだろう。

  鼻歌すら歌い出しそうなほどの上機嫌。
  ICカードのリーダーに一度拒否されたことも
  課長にきっと無意識の嫌味を言われたことも
  寝起きのコピー機に嫌がらせされたことも
  今はもうどうだっていい。]

 
(218) 2021/03/16(Tue) 23:05:16

【人】 室井 柊



[ 汚れていた手のインクは、シャワーを浴びる
  ついでにシャンプーで擦ってみたのだけれど
  うまく落ちなかった。

  まあ、こんなところ気にしないだろう、と
  雑に水で流して。

  日中のきっちりした己から、夜の街に
  溶け込める風貌へと変えなければいけないのだ。

  オーバーサイズの白いシャツに、
  腰には細身のベルトをひっかけて
  黒のレザージャケット、スキニーパンツ。
  メガネはコンタクトレンズに変えて、
  髪はワックスで軽く持ち上げて流す。

  メガネがないと童顔になるのは知っているが、
  今日のお相手は───童顔が苦手でなければ
  いいのだけれど、などと考えながら。
  カバンを掴んで、家を出た。]

 
(219) 2021/03/16(Tue) 23:05:38

【人】




[ ホテルに着いたのは、14:30頃だった。

  ごつごつした本革のダービーシューズで
  ロビーを横切っていく。
  受付で一言、403です、と告げれば
  手渡されたルームキー。
  にっこりと微笑んで。]


   ありがと


[ と告げてエレベーターに飛び乗った。
  とんとんとん、と足先を動かすと、
  ぐん、と静かに動き出す箱は、
  前回よりもずっと早くその到着を知らせる。
  開いた扉に顔を上げて、一歩踏み出し、廊下へ。]

 
(220) 2021/03/16(Tue) 23:06:08

【人】



[ 静かな廊下。
  ふむ、もうすでに出会って、なんなら
  まぐわっている人だっていないとも
  限らないのに。音はしないんだな、なんて
  考えながら静かなカーペットの上を、
  とん、とん、と歩みを進めて。]



    ───ここかな



[ W403Wの表示がある扉の前。
  すう、と一度息を吸って、吐いて。
  にっこり、昼には見せない、人懐こい
  笑顔を浮かべてカードキーを当てた。
  ピピピッと一度、エラー音。

  ───今日は、すこぶるだめならしい。

  いや、余計なこと考えるな。
  とよぎりかけた先程見たばかりの顔を
  打ち消して。いやいや、今からすることに
  上司の顔とか一番不要だろう。
  萎えたらどうするんだ。]

 
(221) 2021/03/16(Tue) 23:06:32

【人】



[ もう一度深呼吸をして、笑顔を作り。

  カードキーを当てたら今度はすんなり開いた。

  中にすでに相手が到着しているなら、
  まずは遅くなったことへの謝罪を、と
  考えながら開けた扉の向こう。

  普段では決して泊まれないであろう
  スイートの部屋は、すっきりとまとまって
  豪奢さこそないが、丁寧に設られた美しい
  部屋だった。

  入ってすぐ視界に入る位置には誰もいないけれど
  電気がついている。
  つまり、もうすでに相手は───

  歩みを進めると、ぱたん、と分厚い扉が
  その見た目とは裏腹に静かに閉まった。
  オートロックがカチッとかかるのがわかる。]

 
(222) 2021/03/16(Tue) 23:06:51

【人】



[ 歩みを進めて、きょろ、と視線を
  彷徨わせつつ首を動かすと、そこにある
  すらりとした男性のシルエット。
  黒いタートルネックがよく似合う。
  肩幅もしっかりしてて、背は己より高くて、
  うん、すごく好みな感じが───する、けど、
  いや、え?いやいや、まさか、
  うん誰だよ今また頭の中に上司持ってきたやつ
  おかしいだろ萎えるってばさっきも言ったろ
  そんなひとのことをこんなところでこんな状況で
  考えるのがおかしいんだっていやだってそもそも
  課長は今日出張帰りで疲れててだから、うん
  そうそうさすがにありえないってありえない

  なんとか自分を納得させながら、崩れそうに
  なった笑みを戻して、その背に近づき。]


 
(223) 2021/03/16(Tue) 23:07:13

【人】





    すみません、遅くなっちゃって



[ と声をかけるのだ。
  振り向いたその顔を見て引き攣ったのは
  言うまでもないけれど。
  奇声を上げなかっただけマシだと思って欲しい。
  とりあえずその顔を見た俺はとにかく、
  普段との違いで別人だと思ってくれと、
  そう願いながら、背中をいやな汗が
  つつつ、と伝うのを感じたのだ。]*

 
(224) 2021/03/16(Tue) 23:07:29
会社員 紫川 朔月は、メモを貼った。
(a16) 2021/03/16(Tue) 23:08:11

社会人 サモエドは、メモを貼った。
(a17) 2021/03/16(Tue) 23:09:56

【人】 大学生 要 薫



 そうやな、好きかもしれんなあ。


[眺められた水滴は消え
唇は水分を得た。頭を撫でたのはお使いが出来たから気安い先輩後輩関係。それに少し困っていることには気づかず、だが、相手の反応を楽しむように指は紙面の女性を指さした。
其れは健全な男子大学生らしく。

相手が映像派というのなら
おすすめは?なんて聞く程度には下世話で。
彼の問いには、薄く笑い]
(225) 2021/03/16(Tue) 23:10:49

【人】 大学生 要 薫


 見えそうで見えへんってええやん
 …ん、胸の大きい子?

 おっぱい?
 何アテあるん?ええやん、紹介してや。


[平静を装っているとは気づかず
気だるげに視線が彼の輪郭をなぞった。>>201>>202
『雄っぱい』と『おっぱい』を聞き間違えたが、どちらにしろ好みではあったのは彼が知らない事実。部室で読むのは女性が映った写真ばかりでどちらもいける事を知るものはサークル内にはいない。グラビア誌の女性を見る彼の視線に少しばかり唇を潤すように舌を舐めたのは無意識の欲望。此方に付き合う気がない手がページをめくればそのまま視線を紙に向け。

あ、この子もええなあなんて何となくの感想を述べて
パーソナルスペースは近く
視線を同じくするのだからと寄ったが

其れも時間まで]


 うん、そうやで。


[一応、部室外では上着を着ている。
アレルギーの心配を後輩がしているがそんな事はなくただの趣味趣向であり>>203上着なんや着とうないけど世間さんの目もあるし、しゃあないわ。ボタンを止めながら後輩の方を振り返り。立ち上がる姿を目に収めれば自分も用事あるんと首傾げ、こてんと音をたてるような仕草と伏せ気味の視線を向けて、それから]
(226) 2021/03/16(Tue) 23:13:15

【人】 大学生 要 薫



 俺は今からええことしに行くんよ


[ふふと柔く笑い。
唇から少しばかり見せる舌は愉しみを見せびらかすよう。>>203
服に袖を通した手はテーブルの上にあるカメラを手に取った。そうしてレンズを彼に向ければ、これを使いにな。と嘘ではない事を伝えた。そう写真を撮るのも目的の一つ。思い出は褪せていくもの。昔好きだったごっこ遊び。
やけど内容は何処かあやふやで。
シャッターを切らず、カメラから視線を外せば、軽く扉に手をかけて

そのまま出ていこうというところで振り返り]
(227) 2021/03/16(Tue) 23:14:40

【人】 大学生 要 薫


 自分も出かけるんやったら
 戸締りしっかりな。それと――


[明りの弱い廊下と明りの強い部室の間。
白い肌がぼんやりと浮かびあがる。

白く細い指先は戸を掴み
含み笑いの唇は余韻を残して、後輩に言葉を置きざる]


 迷子になりなや


[まるで幼子に言い聞かせる如く。
指先をひらり振る痕を残し、部室を後に。大学を後にした*]
(228) 2021/03/16(Tue) 23:14:48

【人】 公務員 不和 直継

>>210差し伸べた手に重ねられた手は小さなもので柔らかく包み込むように握ると朔月を部屋の中へと招き入れた。
扉が閉まれば鍵が閉まる音が部屋の中に広がる。
広い部屋とは言え密室の中で二人きりとなった。

手を重ね合ったまま誘ったのは二人掛けのソファだった。
そちらへと座るようにエスコートしてから改めて朔月を眺め見た。
白に近い髪色に赤い瞳、肌も白く透き通るようである。
衣装は落ち着いた様相と色合いで普段通りの髪色と瞳の色ならば大人しいと言う印象を受けたろうが今はその中にも華がある]


あ……あぁ〜……。


[言葉を紡ごうとして一度有耶無耶にした。
繋いでいない手を握り、自分の下唇の下に触れさせた。

どうしても何もないだろう。
互いの願望がマッチングしたからこの部屋で出会ったのだ]
(229) 2021/03/16(Tue) 23:28:44

【人】 公務員 不和 直継

何か飲み物はいるかな?
酒類もジュースも紅茶に珈琲、種類はいろいろと用意されていたよ。


[欲しい飲み物を問いかけて下唇に触れさせていた手を離した。
>>212気まずい関係となるだろうが、願望的に言えばそのまま束縛してしまいたい]


私はこの場ではファウストと名乗ろうと思っていたんだ。
その予定だったのだけれど……ね?


[どうやって逃さないでいようか。
逃れられないようにしてしまおうか]
(230) 2021/03/16(Tue) 23:28:49

【人】 公務員 不和 直継

まずは名前を教えてくれるかな?


[お隣さんであるから本名は勿論知っている。
確認したいのは仮名で名乗るつもりなのか、仮名で甘やかされたいのか。
願望の一端を覗き見るかのような質問を投げかけた*]
(231) 2021/03/16(Tue) 23:32:25

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 時間通りにチェックインをしてしまうのは、
 きっと、そういう性分なのだ

 きっちり時間通り、やってきて
 きっちり時間通り、去っていく

 相手にも、それを求めることはしない
 この部屋の中では、互いに望むことだけをする

 そういう場所だと、思っているから――…]
(232) 2021/03/16(Tue) 23:49:31

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 昼食を済ませて、
 食後の珈琲で満たされたカップを傾けて
 少しずつ微睡みかけていた

 だから、部屋の外で微かに聞こえた
 ピピピというエラー音は、耳に入っておらず
 部屋に入ってくる気配に気づくのに、少しだけ遅れた

 扉が開いて、カチリと鍵が閉まる音
 遅れたことを謝罪する声が、聞き覚えのある声で>>224

 振り返った瞬間、イメージしていた人物と
 姿は少し違うけれど、顔を覚えるのが得意なせいか

 彼が誰だか、すぐに分かってしまった
 分かってしまったけれど――…]
(233) 2021/03/16(Tue) 23:49:32

【人】 課長 世永 ミヤビ


  ………… 室井、さん?


[ 信じたくない思いが勝って、半信半疑と言った様子で
 その名前を呼んだ。声色は、落ち着いたものだけど、
 内心は、酷く動揺していた

 まさか、部下が現れるなんて、予想できるはずもない
 しかも、普段とは違う様相にも、驚いてしまって

 眼鏡を外すと、意外と可愛らしい顔をしてるだとか
 私服の趣味は、意外と格好いいのだなとか

 ―――― 情報が多すぎる、


 頭で処理するには、多すぎる情報量に、困惑していた]
(234) 2021/03/16(Tue) 23:49:35

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 何度か、瞳を瞬かせて、
 一度、大きく息を吸った

 ゆっくりと、驚きや困惑の感情を静めるように
 吐き出して失くしてしまうように、息を吐ききれば]
 
 
   …… 今のは、忘れて下さい
   私は、ミヤビと言います

   ・・・・・
   初めまして


[ 会社で見せたことのない、穏やかな微笑みを浮かべれば
 暗に何も聞くな、と、いつも通りの挨拶の言葉を言った

 一晩だけ、望みを叶え合う相手だから  
 快く一緒に居てもらうために、     

 この場に相応しい風貌へと、変えて   

 ちなみに、男らしい風貌や、派手な女性は苦手なため
 彼の容姿は、好ましいと
 後から思っていたのは、内緒の話である
]
(235) 2021/03/16(Tue) 23:49:38

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 彼の反応は、どうだったか
 例え、どうして、や、なぜ、など聞かれても
 ここにいる理由を語ることはしなかった

 ただ――

 願いについては、互いに知っていた方が良いと、
 とん、と一歩、近づけば、]


  私の願いは、何も聞かずに、この一晩
  眠らずに、一緒に過ごしてくれることです

  あなたの願いは…………なんですか?


[ 何でも言って欲しいと、甘い笑みを浮かべる

 微笑む姿が気味が悪いだとか、そういう要望があるなら
 いつも通りにしただろうが、言われなければ
 甘い表情を崩すことなく、そう問いかけた**]
(236) 2021/03/16(Tue) 23:49:42

【人】 大学生 要 薫

―ホテル―

[お金ちゅうのはある処にはあるんやな。
其れがホテルの内部を見た感想だった。

苦学生でもないが、働いてお金を貯めている身でもない。こういう事がなければ来ることもなかった場所。その場所にたって、一つ欠伸をした。手にはカメラバッグと大学生らしいカバン一つ。経済学部の後輩ならこのホテルの価値も詳しく分かるのかもしれないが。生憎自分は薬学部。

其れも真面目ではない方の学生で
どちらかといえば道楽を愛する方である。

13時には少しおくれたが、それを気にすることもなく。
フロントで告げた部屋番は801―――。]
(237) 2021/03/16(Tue) 23:55:32

【人】 大学生 要 薫

[なんや意味深な番号やんなあ。と思えど
気にすることなく、エレベーターに乗れば、部屋の扉にカードキーを押し当てた。一階部分にあったレストランも気になったが>>n4今は部屋が興味の先。ラグジュアリーホテルなんて初めてや。

と開ければ、キングダブルベッドが見えて]



 ……ええやん



[講義さぼって昼寝したいわ、これ。と欲望に忠実。
そのままベッドの上にダイブした。
もちろん上着は早々に脱いで、上半身裸になれば、ごろりと転がり天井を眺めて深く息を吐いた。相手はまだ来ていないようだ。さてどんな相手が来るのか。自分が求めたのはシンプルなもの。故に相手が女性か男性かすら分からないが―― 愉しめるのならそれでいい。

寝返りを打てば枕を抱き込み。
足を軽くばたつかせ]


 ええ声で啼いてくれたらええなあ。


[薄く笑えば唇を舐めた。
白い肌に柔らかな寝具は心地よく。ズボンも脱ぐかと考えてベルトに手をかけようとした。**]
(238) 2021/03/16(Tue) 23:56:43

【人】 会社員 紫川 朔月

[温かい手が包み込むように私の手を握った。
手が大きいなぁ、男の人だなぁなんて。
お隣のお兄さんとして認識していたのに、こんな小さな事で男の人だって意識してしまう。
部屋へ招き入れられ、二人掛けのソファへとエスコートされた。
スマートすぎません?
モテるだろうなとは常々思っていたけれど、私相手にもエスコートなんてしてくれるのか。
いやとても嬉しいからいいのだけれど。

>>229視線に気づいて首を傾げた]

え、えっと…?

[>>229言葉は形になる事はなく、自分も何と言ったらいいかわからず。
と、飲み物はいるかと聞かれれば、悩む。
カフェオレにケーキ2つ食べたけれど、あれは別腹である]
(239) 2021/03/17(Wed) 0:04:33

【人】 会社員 紫川 朔月

まだ昼過ぎですし…紅茶、かなぁ。
ミルクティー飲みたいです。

[>>230お酒は好きだけれど飲みすぎると駄目。
普段から言いたい事はハッキリ言う方ではあるが、飲みすぎると枷が外れてしまう。
テンションは少し上がって上機嫌になるし、すぐ人に甘えるし、普段の何倍か素直になる。
それでいて記憶はちゃんと残るのだから、後で恥ずかしい思いをするのだ]

うっ…。

[>>230ファウスト、お兄さんにとても似合うと思う。
初対面であれば、そう呼んでいたのだろう。
初対面であれば]
(240) 2021/03/17(Wed) 0:05:27

【人】 会社員 紫川 朔月

ご存知だとは思いますが…紫川でも朔月でも。
お好きな方で呼んでください…。

[本当はかすみ草と名乗ろうと思っていた。
花言葉にちなんで一夜の夢としようと。
けれど、お兄さんはお隣さんで赤の他人という訳ではない。
HNで呼ばれても違和感があるだろうし、どうせなら本名で呼んでほしい*]
(241) 2021/03/17(Wed) 0:12:59

【人】


[ 願った事柄は2秒で打ち砕かれた。
  W室井さんWという単語にがつん、と
  頭を殴られたような気がして、目の前が
  ぐわんぐわんと揺れて、揺れて───

  むろいさんってゆった。
  まちがいなく むろいさん って
  ああもう、否定できないじゃないか。
  なかったことにもできないし、
  ああどうしようどうしたものだろう
  どうすればいいんだろうと動かない脳を
  フル稼働させようとがんばるのだけれど。

  背中を流れた冷や汗がシャツに吸われる。
  ひくついて引き攣った顔を向けて、
  言葉にできないまま、視線を右に、左に、
  そして下に落としていけば。
  大きく息が吸うのが聞こえて、
  そのまま深く吐くのが聞こえて、
  微かに前髪の先端が揺れた。 ]

 
(242) 2021/03/17(Wed) 0:16:28

【人】





[  うん、 帰ろう。  ]



 
(243) 2021/03/17(Wed) 0:16:56

【人】



[ そう、結論づけで頷いて、そのまま
  踵を返してしまおうと思うのだけれど、
  足を動かすよりもはやく、忘れてください、と
  聞こえたから唇を結んだ。 

  ゆっくりと上げていく顔。

  そこにある穏やかな笑みは、いままで
  見たことのないような柔らかさを含み。

 …あなたそんなかおできたんですか知りませんでしたていうかそんなかおできるなら普段からそんな顔にしておけばあんな風にみんなにこわがられないっていうかたぶんうまくいくと思うのになんでまたふだんあんなに仏頂面なんですかロボットじゃないじゃないですかふだん笑わなすぎて俺の中で表情筋死んでる説さえありましたからね今撤回しましたけどいやでもそれにしてもこれこの状況どうするんですかこんな状況で穏やかに微笑めるあなたの精神状態すごいですよねメンタル鋼ですかさすができる男は違うって言っておけばいいですかいやいやこれはおれでもわかるそう言うことじゃないそういうことじゃないくてだから 

すうーーーーーと己も、息を吸い、吐き切る。
それからゆっくりと目を見つめて。 ]

 
(244) 2021/03/17(Wed) 0:17:43

【人】




    俺は ヒイラギ、です

    はじめまして。



[ 流石にミヤビサンと呼ぶ勇気は
  今のところないから、笑顔だけで褒めて欲しい。
  いずれ呼ぶから、と言い訳を心の中で
  唱えながら、首をこてりと傾げた。]

 
(245) 2021/03/17(Wed) 0:18:01

【人】


[ 見慣れない甘さの滲む表情で、
  告げられる言葉に、ふと浮かぶ疑問。
  眠らずに、って、いやいや課長今日出張から
  帰ってきたばかりで、1週間ぶりの自宅に
  帰れるって言うのにこんなところで、しかも、
  眠らずにって?疲れているだろうに。

  余程の事情があるのかもしれないけれど
  何も聞かずに、といっているのだから、
  何も聞くことはできなかった。

  一歩縮まる距離。
  こく、と唾を一つ飲み込んだ。 ]

 
(246) 2021/03/17(Wed) 0:18:28

【人】




    ───俺の願いは、

   内緒です。でも、あなたのとよく似てる。



[ マッチングに関して疑問はない。
  たしかに、ただしい相手だと思う。
  正しい相手では、あるが ]



   ───掘り返しますけど、
   はじめにやっぱり、決めておいた方が
   いいとおもうんですけど…どっちがいいですか。


   ヒイラギと、  室井と。



[ 一晩、過ごすなら、です、と
  付け足し、その目を見つめた。]*

 
(247) 2021/03/17(Wed) 0:19:39

【人】 大学生 寿 達也

[彼は服を着こめば普通の人に見えることは見える。>>226
ただ、普通の人にしては色気過剰かもしれないが。口元にあるほくろが色っぽく見えて、どきりとしてしまう。
学内でトラブルみたいなことを起こして、大学にいられなくなったりしたくないから、こういうのはイヤなんだけれど。
特に、自分の性癖をカミングアウトしていない、できない状況下では。
……ノンケは勝手に自分のあずかり知らないところで勝手に幸せになってればいいのに。
惑わされそうになる自分が嫌になる]


 授業はどうしたんです? 要 セ ン パ イ 


[出ていく姿にこの人は今日は何しに学校にきたのだろうか、と思ってしまう。
そしてええこと、とは。
妄想逞しやかなことを言ってくれるが、彼が手にしているのはカメラ>>227
どうせ、美しいおねえさんと撮影会をしにいくんだろうきっとそうだ、そうだと言ってくれ。
要先輩は噂がたくさんある人で、その噂が独り歩きしていそうだとも思うから、あまり憶測で彼を判断したくないけれど。
でも、彼が写すものはそれなりにいいものだったりするのが、少し悔しい。
自分だって写真はそれなりの評価をされて、大会などがあれば小さい賞をもらったりするのだけれど]
(248) 2021/03/17(Wed) 0:33:29

【人】 大学生 寿 達也

 へぁ?


[なんなんだ、まったく……まるで子供扱いされて。
置き土産の言葉は、小学生相手かのようだ。
残像のように白い像と光に青く染まった影だけ残して、彼は出て行ってしまう>>228

たった二つしか違わないのに。
しかし、自分はまだ十代。
向こうは二十代。
もっと歳を重ねれば些細な年齢の差が大きく感じられてしまう年頃で。
背伸びしたいわけではないのに、どこか彼には負けたくないような、子供じみた心根を持ってしまう自分が情けなくも感じるが。

ふ、と唇を笑みの形に歪めて]
(249) 2021/03/17(Wed) 0:33:51

【人】 大学生 寿 達也

 こっちだって、これからいいことしにいくんだけどな。


[そう一人ごちた。
先ほど届いたメールを見直せば、それが夢でないことが明らかだ。

自分が望んだ願いごとはかなりアバウト。その願いを叶えるに足る相手かどうかは会ってみなくてはわからないし。
それに、この手のことはギブアンドテイク。
自分は相手の願いも叶えてあげないといけないのだろうから。
その願いが何かはわからない以上、なんとも言えない。

メールに書かれていた日付はまさかの今日で、制限時間は13時からの24時間。
相手がもし到着して自分を待ってヤキモキしていたら、申し訳ない。
しかし、遅刻してもやらなければいけないことはあるのだ。

スマートフォンを操作して電話をするのは親しい友人]


 あ、ハルキ? 今日の午後の授業、代返頼めないか? Aランチおごるから」


[こう見えても真面目な優等生だ。期待に胸を膨らませていても、学生の本分を忘れることをしてはならない。
そして次に]
(250) 2021/03/17(Wed) 0:34:28

【人】 大学生 寿 達也

 ……風呂と着替えかな。


[期待満面であるというのが見え見えではあったが。
しかし、初対面であろう人に少しでもいい印象を持たれたいと思うのは当たり前ではないか。
慌てて自宅に戻ると、大急ぎでシャワーを浴びることとなった*]
(251) 2021/03/17(Wed) 0:35:00

【人】 大学生 寿 達也

― ホテル ―

[コーディネートの狙いは、オシャレに見えすぎず、かといってカジュアルすぎてもいない、シックなジャケットとそれに見合った色合いのパンツで。
中は一見地味に見えるが、光の加減で色彩を変える織が深いシャツ。
こういうさりげないオシャレの仕方を教えてくれたのは、異性の方だったりするのだけれど。
今は、これに着替えてきておいてよかったと思う。
招待されたホテルが、いわゆる泊まるだけでステイタスになるような場所だったなんて知らなかった。
入り口からロビーの広さからして今まで泊まったこともないような格式。
自分の慧眼に期待されているなんていざ知らず>>237あくまでこちとら学生だ。
彼以上に遅れて、フロントに部屋番号“801”と告げればカードキーを渡された。

お連れ様はもうお待ちです、と告げられて]
(252) 2021/03/17(Wed) 0:35:55

【人】 大学生 寿 達也


……。

[緊張しているのか期待しているのか、胸のドキドキがうるさい。
どんな相手が来るのだろうか。さっぱりわからない。
自分が述べた希望は大枠すぎて、マッチングする方も困っただろうに、と苦笑しながらエレベーターで上がっていく。
案内された部屋番号の前で1つ深呼吸をしてから、ノックをした。
カードがあるのだから、相手が出てくるのを待つ必要もない。
鍵を開けてからドアノブを引いた。

自分は知らなかったのだ。
高級ホテルのドアは分厚くて防音に優れているということを。
ドアベルをなぜ押さなかったのだ、とあの時の自分に言いたい。
そしてなぜ相手が出てくるまで待たなかったのだ、となじりたい。

そして、知らなかったのだ。
高級なホテルはドアを開けてすぐにベッドが見えるなんて作りになっていないということを。
もし見えてたらそのまま帰っていたのに。帰れたのに。
ふかふかの絨毯を歩き、ベッドルームへと続く扉を開けたら、ものすごく見慣れた肌が見えて。
しかもズボンすらも脱ごうとしている様が見えて……持っていたバッグを床に落とした*]
(253) 2021/03/17(Wed) 0:37:03

【人】 公務員 不和 直継

ん……。


>>241本名で呼ばれる方を選んだ朔月を見つめる。
赤い瞳を見つめること暫し。
答えは最初から決めているのに悩んだ振りをしたのは待たせるためでしかない]


折角だから……。


[言葉を区切り、留めると頬を緩めて笑みを浮かべた]


朔月――。


[好きな方でと望まれ、名前で呼ぶことを望んだ]
(254) 2021/03/17(Wed) 1:17:41

【人】 公務員 不和 直継

私の事は直継と呼んでくれると嬉しいな。
少し待っていてくれるかな。


[エスコートして繋いでいた手を離す。
離す際には最後に指を絡めて名残惜しそうにして電気ケトルが置いている一画へと向かった。
ケトルへミネラルウォーターを淹れて沸かす間に>>240要望通り紅茶の茶葉を用意する。
紅茶ポットへと茶葉を淹れ適温に沸いた湯を注ぎ込み蒸らして時間を測り時間通りにティーカップへと注ぎレンジで温めたミルクを注いだ。
生業としているわけではないがこの部屋にある道具も悪くないことはわかる。
見目も味もそれなりには出来ているだろう。

ティーカップをソーサーに乗せて片手に一つずつ持つと朔月の元へと戻った。
テーブルへとソーサーを置くと砂糖が入った壺を持ってきて並べてソファに座る朔月の隣へと腰を下ろした]
(255) 2021/03/17(Wed) 1:27:59

【人】 公務員 不和 直継

[壺の蓋を開けてスプーンで角砂糖を掬い出して見せる]


朔月の好みの量も知らないからね。
砂糖はどれくらい入れたいか教えてくれる?


[望みの量を溶かしてしまおう。
お隣さんだが深くは知らないことが多々ある。
知らぬまま過ごすことも叶うだろうけれど、
僅かずつでも知りたいと意志を魅せよう**]
(256) 2021/03/17(Wed) 1:36:27

【人】 DOM サクライ

[靴をまた褒められれば>>207
 俺は追うように視線を一瞬足元に移す。

 スマイリーは何も言わずに、ただ微笑んでいる。
 黄色の素地のアッパートゥに
 縦横無尽に刻まれた傷は
 相棒が長旅を耐え抜いた証。

 自慢の相棒だ。
 どんなに悪路であっても、
 どんな天気であっても、
 決して文句も言わずに付き従っていてくれる。

 ─────結局、俺が欲しいのは
 そういう存在かもしれない。]
(257) 2021/03/17(Wed) 3:01:50

【人】 DOM サクライ


[自分の矜持も、羞恥も、何もかも投げ出して
 どんな状況でも傍を離れないで居てくれるような。

 夢見る少女みたいな、
 自己中心的な願いだと、わかっている。
 わかっているのに、捨てきれない。]

 
(258) 2021/03/17(Wed) 3:02:23

【人】 DOM サクライ



  ……ふは、それ、高いのか低いのか
  あんまり分からないですね。


[理想の恋人と会える確率を聞いて>>208
 俺は眉を下げて噴き出した。
 この高そうなスーツと靴とに身を包んだ榊さんが
 恋占いを真面目に信じる少女みたいで
 なんだかとても可愛らしかった。

 喫煙のために席を立つと、
 近くに感じていた温もりが>>207
 すう、と肌の上で冷めていく感覚。
 温かい空間は名残惜しいが、
 身体はどうにも毒を欲していた。]


  いえ、此方こそ、ありがとうございます。
  お陰で穏やかな心持ちでいられそうで。


[彼が立ち上がろうとするのを固辞しつつ
 俺も背を丸めて頭を下げる。
 榊さんの立ち姿は、社会慣れといえばいいのか、
 凛と立つ百合のようだと思った>>211
 こんな場でもなかったら
 話す機会すらなかったかもしれない。
 運命とは、つくづく面白いものだ。]
(259) 2021/03/17(Wed) 3:03:43

【人】 DOM サクライ




  榊さんも、願いが叶いますように。


[そう言って、俺は喫煙所を探しに旅に出た。
 一服する頃には、ちょうど時間になるだろうから
 指定の客室にでも足を運ぼうか。

 そんな算段を組む頭の片隅で
 俺は榊さんの願いについて考えてみる。
 別に、ここは必ずしもセックスをする
 場じゃ無いかもしれない。
 でも、あの人は何らか他じゃ叶えられない
 願いを持ってここに来たのだろう。

 煙草を灰に取り込む間も多分
 その考えは頭から離れない。
 あのスーツの似合う、可愛らしい好青年は
 一体どんな顔をして女を抱くのだろうか、と。]*
(260) 2021/03/17(Wed) 3:04:37

【人】 DOM サクライ



 [得てして、運命の出会い、なんていうのは
  出会った瞬間にはそうだと気が付かないものだろう。

  何気なく結ばれた縁が、
  自分の中で大事なものの形を作って……
  そこで初めて、相手を愛おしいと思うのだ。]

 
(261) 2021/03/17(Wed) 3:07:42

【人】 DOM サクライ

  ー むかしむかしのおとぎ話 ー

[俺の家には、金があって、コネがあっても
 自由なんかひとつもなかった。


 厳しい、束縛体質の父親に嫌気がさしたのか
 物心ついた時には母親の姿はどこにもなかった。
 二つ上の優秀な兄と、厳格な父親との暮らし。

 父親の会社を継ぐことが決まっていた兄がいても
 俺が完全に自由になることはなくて。
 櫻井の家に相応しいように
 小学校を出てまもなく、全寮制の学校へ行き
 それが終われば国立の大学へ、
 その後は良き兄の補佐となるように
 みっちりと敷かれたレールの上にいた。


 生まれてから、本当にずっと。]
(262) 2021/03/17(Wed) 3:09:37

【人】 DOM サクライ

[そんな人生を変えてくれたのは
 無理やりに入れられた学校で
 たまたま同じ寮の部屋を宛てがわれた、
 榛原、という男だった。]


  「なんかさぁ、ずっと部屋帰ってきても
  ずっと勉強してね?えいちゃん」


[寮に帰っても机に向かっている俺に向かって
 ルームメイトはベッドの上でカメラを弄りながら
 何気なく問い掛けてきた。]


  ……うるさいな、関係ないだろ。


[教科書から顔もあげずに突き放した俺に
 榛原は「だよねぇ」と間延びした返事を返して
 ごろりと壁に顔を向けたまま屁をひった。

 俺よりも一回り小柄な榛原は、
 自由奔放な性格で、いつもカメラを首にぶら下げ
 彼の何かの琴線に触れたものの一瞬を
 一心に、一枚の写真に収めていたのだ。]
(263) 2021/03/17(Wed) 3:10:18

【人】 DOM サクライ

[ある時は勉強している俺の横顔に
 おもむろにシャッターを切ったり、
 ある時は授業中にカメラを取りだし
 外の鳥を撮影しては先生に絞られたり。

 榛原は、本当に自由なやつだった。
 人の迷惑も、傍からの視線も
 まるで何にもないみたいに。
 くりくりと自由な方を向く髪を揺らして
 気が付けばどこかへ駆けていってしまう。

 そんな同室の男が、俺は疎ましくて
 けれど反面、どうしようもないくらい、羨ましかった。]
(264) 2021/03/17(Wed) 3:10:48

【人】 DOM サクライ

[ある日、学校から寮へ帰ってみたら
 二人で使っている部屋が、
 まるで誕生日パーティーみたいに
 壁や天井から下がった写真でデコレートされていた。]


  「あっ、えいちゃん。それ触んないで。
   今発表会に向けて作品作り中」


[胡乱な目を向けた俺に対して
 榛原はあっけらかんと言い放つ。
 どうやら風景写真を使って
 巨大なモビールを作るつもりらしい。

 仕方無しに、俺はモビールを壊さないよう
 吊られた写真を潜りながら
 自分の机に向かおうとする。

 そして、ふとそのモビールに使われた写真に
 目をとめたのだった。]
(265) 2021/03/17(Wed) 3:11:26

【人】 DOM サクライ

[それは、本当に何気ない風景だった。

 学校の昇降口を、内から撮ったもの。
 仄暗いトーンの下駄箱の列を、
 磨りガラスの向こうから差し込む光が
 柔らかく照らし出している。

 いつも何気なく見ている光景なのに
 何故かその写真に切り取られた風景は
 神聖な宗教画のようにも見えて。



  ……なあ。なんで、これを被写体にしたの。


[俺が尋ねると、榛原は一瞬手元から
 栗色の瞳を上げて、ふにゃりと笑った。]
(266) 2021/03/17(Wed) 3:12:15

【人】 DOM サクライ


  「俺が撮るのは、俺がキレーって
  思ったものだけだよ」


[その瞬間、俺の中で、何かが変わった。
 誰かが指図したものじゃなくて、
 自分の感受性に従う世界。
 窮屈でつまらない世界でも、
 ファインダー越しに覗けば
 知らない色が溢れるような……
 そんな予感がして。]
(267) 2021/03/17(Wed) 3:12:47

【人】 DOM サクライ

[「俺も写真を撮ってみたい」と打ち明ければ
 榛原は柔らかそうな頬に笑みを浮かべて
 こくりと頷いてくれた。
 そして週末一緒に近くの撮影スポットに
 行く約束までしてくれた。


 榛原が俺の横顔を撮っていたことなんか
 その時は全然、思い出しもしなかった。


 まだ俺にとっての榛原は、
 不思議で、自由で、天パの、
 同室の良い奴でしかなかった。



 こいつが俺の大事な人になるなんて、露ほども。]*
(268) 2021/03/17(Wed) 3:13:46
DOM サクライは、メモを貼った。
(a18) 2021/03/17(Wed) 3:17:05

【人】 大学生 要 薫


 
 なんのこと?


[午後から授業はない。
なんて事はない。
代返は頼んであるが、一応朝いちばんのやつは受けたのだ。じゃないと留年すると言われたので、仕方なく。>>248勉強が嫌いという訳ではない、がお尻に火が着くのが遅い。刹那主義ではないが広まっている噂にも無頓着。そんな人間だった。

そんな人間だから
真面目な後輩が可愛くて仕方ない。顔もええしそれなりにモテそうやのに性癖は隠している>>248何処か息をしずらそうな後輩。年下特有の>>249青さが見える。やけど、お人よしで世話好きが滲みでる。

ええ子やわと、授業の心配をしてくれた子に思う。
――思っていた。が]
(269) 2021/03/17(Wed) 7:03:33

【人】 大学生 要 薫



 ……へあ?


[流石にこの状況は驚いた。
一応全裸が好きだとはいえ、学校内ではズボンを脱いだ事はない。校内で女子学生に誘われた事はなくはないが、面倒やしと断ったのでないはずだ。なので此処は決して大学内ではない。

いや、ふかふかのベッドの時点で校内はないのだが]
(270) 2021/03/17(Wed) 7:04:02

【人】 大学生 要 薫

[高級なホテルで
一夜のお相手はんを待っとったら>>253
後輩が来た。なんて何処の漫画やろ
到着したらしいお相手の方を見るように顔を上げれば見慣れた姿]


 ……ええ、とまあ
 こっちきいや、自分。とりあえず色々あるやろ?


[シックなジャケットと其れに見合ったパンツ。
なんやええ感じやん。とか、之からデートなんとか。学校内で会ったのなら聞いただろう。対して自分はいつもの服とズボンだが。こういう場所でそういう事を目的としておめかしをするのは分かる。そしてそれが好印象であり、らしいわと感じられた。

んしょとベッドから起き上がり
おいでと手招きしよう。]
(271) 2021/03/17(Wed) 7:07:03

【人】 大学生 要 薫

[お互いにこのまま帰っても気まずいだけやろ。ドアベルを鳴らされ>>253出たのであれば部屋を間違えた。で表面上は済んだかもしれない。いやこんなホテル来ている時点で色々無理やけど。

ズボンのベルトは外したまま
だけど態度はいつも通り]


 フフ、やけどびっくりしたなあ。
 これはお互い、『迷子』やね。


[彼が此方に来るのならごろんと横に倒れ、
柔らかな布団の感触を確かめながら、見上げるように彼を見ただろう。石鹸の香がふわりと漂う。>>251それが何を求め彼が何を期待してここに来たか分かるようで一度目を伏せれば長い睫毛が物思いを彩り。

唇は薄く笑えば黒子をちらつかせ
整った顔の後輩に手を伸ばす]
(272) 2021/03/17(Wed) 7:10:29

【人】 大学生 要 薫



 やー、膝ちょーだいや。


[その細く長い手は太腿に。
膝枕欲しいと要望を告げ。怠惰な先輩はいつも通り。
違うのは脱ぎかけのズボンとこの空間。腰の下にある黒子が見えるか見えないか。さてどないしよ。とりあえず人肌は恋しいが、相手は後輩だ。**]
(273) 2021/03/17(Wed) 7:11:16

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 動揺を隠すため、いつも通りを装うため、
 柄にもなくテンパるという事態を、自分なりに
 落ち着かせる方法が、いつも通り振る舞うことだった

 にこりと、甘く微笑めば、
 大体、当たり障りなく一番を過ごせる
 ギブアンドテイクの関係なのだから、
 相手が望むようにするのは、当たり前だろう

 そんな考えからの行動とは、
 言葉にしなければ、分からないだろうが
]
(274) 2021/03/17(Wed) 8:57:44

【人】 ミヤビ

[ 初めまして、の言葉が返ってくれば
 口元に浮かべだ笑みを深くする

 しかし、首を傾げる様子に、同じように小首を傾げていれば
 やはり決めておきたいと、話を蒸し返されて>>247]
(275) 2021/03/17(Wed) 8:57:56

【人】 課長 世永 ミヤビ

[ 浮かべていた甘い笑みが、すっと消えれば
 会社でのいつも通りの顔に戻った

 まさか、二択を迫られるとは思っていなかった
 互いに、会社での顔は忘れていた方がいいのでは
 そんなことを考えて――…]


  私は、あなたに帰られてしまうと困ります
  だから、あなたの"課長"ではない方が良いと思ったのですが
  違いますかね?

  世永課長とは、一夜を共にするのは、難しいのでは?


[ 顎の下に指を添えて、
 不思議そうに、小首を傾ぐ

 これでは、質問に質問を返してしまっていると
 不意に気づいて、彼の質問に答えようと、
 瞳を閉じて、考えて……少し迷うように、]
(276) 2021/03/17(Wed) 8:58:05

【人】 課長 世永 ミヤビ

 
 
  ……私は、どちらでも構いません
  ヒイラギさんでも、室井さんでも、
  見た目を変えても、呼び名を変えても

  ―― あなたは、あなたですから


[ 呼び名を変えるのは、気分の問題だ
 普段と同じ呼び名を使えば、現実に引き戻されそうだから

 私にとって、この空間は、非日常で、
 ここでのことは、日常に影響を及ぼさない

 ―― 及ぼさないように、していた
]
(277) 2021/03/17(Wed) 8:58:08

【人】 課長 世永 ミヤビ

 
  
  もう一度、言いますが
  私は、あなたに帰って欲しくない
  一晩だけで、良いですから……一緒にいてください

  そのために、あなたは私にどうして欲しいですか?


[ どちらの名も呼ばずに、
 理由も語らない

 それでも、室井にとっては珍しく映るであろう、
 感情が滲む声で、願う

 切実に、縋るような色を、瞳に揺らしながら、**]
(278) 2021/03/17(Wed) 8:58:11

【人】 会社員 シロウ


[去り際にサクライさんがくれた、
 願いが叶いますように、という言葉がいつまでも
 頭の中で心地よく漂っている。

 サクライさんの願いはどんなものなのだろう。
 
 あの人の隣に立つのは、美人でスレンダーで
 スタイルの良い女の人しか浮かばないんだけど、
 とそんな下世話なことを思いながら、
 踏み出される歩幅に(当たり前だけど)一分の
 乱れもなく寄り添ってついていく
 スマイリーを目で追って。

 そうしてゆっくりと踵を返した。]
 
(279) 2021/03/17(Wed) 10:58:49

【人】 会社員 シロウ


[僕の願い。

 サクライさんに必要とされている
 黄色のスマイリーに嫉妬に似た感情が
 ゆらりと首を擡げる。

 あんな風に、誰かに必要とされたい。

 身も心も支配されて、呼吸や拍動さえ
 捧げることも厭わないと思えるような、

 そんな人に。]

 
(280) 2021/03/17(Wed) 11:00:07

【人】 会社員 シロウ


[エレベーターに乗り込んで11、の数字に
 人差し指で触れる。
 音もなく、振動さえ感じない小さな箱は、
 表示されている数字の移り変わりを
 目で追わないと上がっているのか
 下がっているのかわからない。

 息苦しいな、と咳払いを無理矢理出した。

 
 最上階には、部屋はふたつしか無いらしい。
 豪華だなぁ、と、自分で選んでおいて
 そんなことを思う。
 1101。
 カードキーを翳して、足を止める。
 肺の中の空気を全部吐き出してから、
 静かに室内へ足を踏みいれた。]
 
(281) 2021/03/17(Wed) 11:01:52

【人】 会社員 シロウ


[……こんにちは、と声を掛けてみるけれど、
 返事はないよう。
 まだ、来られてないのかなとそっと歩を進め、]


   
─── なんじゃこりゃぁぁ!



[馬鹿みたいな声が出た。
 あんぐりあいた口から、ぐえぇ、と
 踏み潰された蛙のような音も漏れた。]
 
(282) 2021/03/17(Wed) 11:03:15

【人】 会社員 シロウ


   ひ、っろ……


[いや確かに主催者から届いたメールにもURLは
 添付されていて、画像も見た。
 けれど実際足を踏み入れるとその豪華さと広さに
 目を見張るばかり。
 リビング、ダイニング、パントリーまである。
 大きな窓際にはパノラマビューを一望するための
 小さなテーブルとソファ。
 当たり前のようにバスルームは大理石でジャグジーで。]


   ……ダイニング、これ椅子こんないる…?


[恐る恐る室内を探索して、広すぎて
 どうしていいかわからない、という結論に至る。
 とりあえずジャケットをハンガーにかけて、
 バッグを無造作に置いたらやることもなくなって、
 結局ソファの端にあるオットマンに
 ちまっと腰を下ろした。]
 
(283) 2021/03/17(Wed) 11:04:59

【人】 会社員 シロウ


   ま、いいか、僕のお金じゃないし。


[とっとと使い切りたいお金のこと、
 支払いを済ませてもまだ少し残るなぁと、
 清潔なリネンに視線を落として呟けば
 歪んだ笑いが口元に浮かんだ。]
 
(284) 2021/03/17(Wed) 11:05:53

【人】 会社員 シロウ


[─────ところでサディストと一言で言っても
 その中身はさまざまで。

 先日まで付き合っていたパートナーはまさに、
 サディスト、で人が思い浮かべるそのままの
 イメージが服を着たような人だった。
 征服欲が凄まじくて、欲望をぶつけ
 ただ屈服させるのが趣味。

 それで家に帰れば、奥さんと子供が二人もいて、
 会社では立場のあるポジションで、
 良き上司、良き夫、良きパパだったと
 いうのだから笑えない。

 人としてどうかしているとは思うけれど、
 そんな男を愛して、あまつさえ愛されていると
 信じていた自分もたいがいどうかしている。]
 
(285) 2021/03/17(Wed) 11:07:00

【人】 会社員 シロウ


[手切金、体よく言えば口止め料の意味も
 あるのだろう、かなりの金額を渡された、
 いや無理矢理押し付けられて、

 
─── 初めて、汚い、と思った。

 あの人のことも、福沢諭吉の顔も。
 いやまぁ福沢諭吉に罪はないのだけれど。

 散々もっと汚いこともして、されて、
 その時は汚いと思うどころか
 幸せだとさえ思ったというのに。

 とにかく一刻も早く使い切って、
 僕の視界から消したかった。
 そのためのスイート。

 だだっ広い空間。
 塵ひとつない室内に、きっともっとも
 ふさわしくない自分が、今はひとり。

 さっきのエレベーターより、息苦しい。
 ちらりと、時計に目を向けた。]*
 
(286) 2021/03/17(Wed) 11:08:14
会社員 シロウは、メモを貼った。
(a19) 2021/03/17(Wed) 11:35:17

【人】 大学生 寿 達也

[気まずい。
ものすっごく気まずい。
この状況はいったいなんだ。
一瞬のうちに室内の状況を把握する。自分達以外に人はいない。
ということは、さっきまで顔を合わせていた先輩をお邪魔している状況ってわけではない。
じゃあ、なんでこの人、また服脱いでんの?
何してんの?

冷めた目で相手を見てしまうが、彼はどこか呑気なことを口にして、おいでおいでされた]


 えーっと……?
 迷子、ねえ……。


[随分と目的を持った迷子だこと。

もしかして、この状況、この人に諮られたんじゃないか?と疑ってしまう。
とりあえず彼の話を聞いてから考えようと、彼の言うなりにベッドに寝転ぶ彼の傍にいけば、半裸の先輩が手を伸ばしてくる]
(287) 2021/03/17(Wed) 17:21:09

【人】 大学生 寿 達也

 膝?


[相変わらず、甘え上手な先輩だ。>>273
彼はごろん、と当たり前のように膝を枕に寝転んでくる。
その際にずらしたズボンから、彼の腰が覗いて見えて。
こんなところにもほくろがあるんだな、と思いながらも彼の髪を撫でてやった]
(288) 2021/03/17(Wed) 17:21:55

【人】 大学生 寿 達也


 ……要さんも応募したんですか?


[思わず相手のことを探ってしまう。
自分がひょんなところで見つけたウエブサイト。冷やかし半分だったし、まさかメールが届くとも思わなくて、半信半疑でもあったけれど。
自分は学校からもらったアドレスで応募していたから、自分の足は主催者にはすぐについただろうとも思う。
要の方はどうだったのだろうか。
この偶然がピンポイントすぎて、恣意的なものを感じてしまう]


 どんなお願いを書いたんですか?



[自分の言いにくいお願いより先に、彼のことを聞こうと*]
(289) 2021/03/17(Wed) 17:22:16

【人】 DOM サクライ

[喫煙所でたっぷりと紫煙を含んだ後
 スマホで時間を確認して、俺は11階へ向かった。

 相手の希望でとったと言われるスイートは
 俺の給料では手の届かないような代物だった。
 ホテルの最上階からは一面、
 パノラマ夜景が楽しめたりなんかして
 それをシャンパン片手に眺めるんだ。
 画像で見る限り、この部屋に相応しいのは
 多分、きっと、そういう人間。

 決して、にっこり笑ったスニーカーの男ではなく。]
(290) 2021/03/17(Wed) 17:52:57

【人】 DOM サクライ


[小さな音を立てながら、
 緩やかにエレベーターは上昇し
 やがてチン、と立てて目的地に到着する。

 ふかふかとした床を踏みしめながら
 何となく、抜き足差し足忍び足。
 指定された1101のドアの前で深く息をつくと
 そっとカードキーを通した。

 いつもの見慣れたビジネスホテルの客室と違って
 入って真正面、ホントのパノラマビューに
 ばん、と出迎えられて俺は言葉を飲む。

 空気からしてラグジュアリーな感じ。
 すう、と息を吸って、吐く。
 よし、慣れた。]
(291) 2021/03/17(Wed) 17:53:30

【人】 おおはしゃぎ サクライ



  な、なんじゃこりゃぁぁ!!
  うぉあスゲェあっはっは!声が反響しねえ!!



[大きな声で叫んでも、反響が来ないことに
 また興奮して、俺は大股でずかずかと部屋に入った。
 バク転出来そうなほど広い室内!
 ベッドと小さな机だけじゃなくて
 リビングやダイニングまで付いてる!
 部屋を見渡しても女社長の顔が印刷された
 よく分からない小冊子は一冊もない!!]


  ……これが……上質な……暮らし……ッ!


[思わず両手で口元を覆って、
 よよと泣き崩れたいのを堪える。

 この部屋を選んでくれた相手は
 さて、一体どんな相手なのだろう。
 石油王か何かだろうか。
 困ったな、石油王を満足させられるだろうか。

 興奮で飛躍気味な妄想を頭の片隅に
 俺は部屋の探検を開始する。]
(292) 2021/03/17(Wed) 17:55:16

【人】 おおはしゃぎ サクライ



  I'm free to be the greatest, I'm alive.
  I'm free to be the greatest here tonight.
  The greatest, greatest, greatest, alive……


[鼻唄レベルを通り越した熱唱をしながら
 冷蔵庫を開けて、中のシャンパンに口笛を吹いたり
 大理石のカウンターを指で撫でてみたり。

 大興奮で今年一番のご機嫌の俺は
 ひょいとカウンターから顔を上げて……
 そこで漸く、この部屋にいる先客の存在に>>283
 目をとめたのだった。]
(293) 2021/03/17(Wed) 17:57:05

【人】 穴があったら入りたい サクライ



  ……アッ?あっ、えっ、……お?


[部屋を間違えた?いや、カードキーは合ってた。
 あれ、さっきの人?榊さん?いや、そんなまさか。
 一瞬の後、いろんな考えが頭を巡って
 思考回路がショート寸前。]


  
あっス、どもっす……



[心臓が、バクバクうるさい。
 どうにか絞り出した挨拶は、どう考えても場違いで
 ライダースの中を、冷たい汗が、
 つう、と背中を湿していく。

 さっき以上に、榊さんの目が見れなくて
 俺はカウンターの下に隠れるように
 するするとしゃがみこんだ。]
(294) 2021/03/17(Wed) 18:01:24

【人】 穴があったら入りたい サクライ



  ちょっと待って……
  俺ちょっと、やり直したい……



[カウンターの下からもにょもにょと願う。
 タイムワープ出来るなら、5分前の俺を殴り殺したい。

 羞恥を飲み込み、立ち上がれても
 多分耳の端は真っ赤なまま。
 語るべき言葉を探している。]*
(295) 2021/03/17(Wed) 18:09:13

【人】 会社員 紫川 朔月

[目を見つめられ、目線逸らしていいかなとか考えていたら、決まったのか頬を緩め笑みが浮かんでいて。
名前で呼ばれてしまえば、きゅんとしてしまう>>254
お顔もお声も好みの男性から名前で呼ばれるなんてきゅんとしない筈がなかった]

…直継、さん。
は…はいっ…!

[繋いでいた手が離れる際、名残惜しいというように指が絡められ、頬がじわりと熱を持つ。
直継さん反則じゃないですか?
親友曰く、私はチョロインらしいのでそんなドキドキするような事されたら心臓がもちません…。
こちらに背を向けているのをいいことに頬に両手を当てて熱を冷まそうと]
(296) 2021/03/17(Wed) 19:09:36

【人】 会社員 紫川 朔月

[暫くすれば紅茶の優しい匂いが届く>>255
ふと、気づいてしまった。
直継さんに自分の飲み物作らせてしまったな?
自分が飲むのだし私がしなければいけなかったのに、流れるように彼が動いたから気づくのが遅くなってしまった。
ありがとうとごめんなさい言わなきゃ]

すみません、用意してもらっちゃって…。
ありがとうございます。
(297) 2021/03/17(Wed) 19:10:29

【人】 会社員 紫川 朔月

[ティーカップを2人分持って戻ってきた直継さんは、シュガーポッドまで準備してくれた。
お砂糖まで入れてくれるの?>>256
こんな些細な事も知りたいと思ってくれているんだろうか。
軽率に惚れてしまいそうなのだけど]

普段はお砂糖は入れないんですけど…今日は1つ入れたいです。

[普段は珈琲にも紅茶にも滅多に入れない。
ミルクの優しい甘さの方が好きだから。
けれど今日は、予想外の事があって思考がぐるぐる巡っているから。
普段より甘いミルクティーが飲みたいなんて*]
(298) 2021/03/17(Wed) 19:12:11
会社員 紫川 朔月は、メモを貼った。
(a20) 2021/03/17(Wed) 19:18:13

【人】 会社員 シロウ


[こんな非日常の空間に身を置いて尚、
 あの人のことを思い出すなんて
 全く救いようがない、と、掌に額を預けて
 目を閉じていた。

 ぼんやりしていたのだと思う。
 だからカードキーが解除される音にも、
 ドアがかちゃりと鳴る音にも気づいてなくて。]
 
(299) 2021/03/17(Wed) 19:23:30

【人】 会社員 シロウ


   
────── ん゛ッ 、!!?



[何の前兆も予告もなく突然響いた人の声に>>292
 
びっくぅぅぅっ!!!

 比喩じゃなく飛びあがって5センチは尻が浮いた。

 悲鳴を飲み込んで、間抜けな声を上げずに済んだ
 ことは良かったとその時は思ったけど、
 声の主からすればこの時点で僕の存在を
 明らかにしておいたほうが、
 良かったのかもしれない。うん、色々と。]
 
(300) 2021/03/17(Wed) 19:24:54

【人】 会社員 シロウ


[得体の知れない恐怖に鳩尾まで痛いほど
 心臓が暴れ回る。
 竦めた首を亀のようにそおっと伸ばして
 様子を窺うと、両手で口元を覆って
 コントみたいなセリフを発する背の高い男性が、
 そこに、居て、 ]


   ──────、さ、


[一度見たらきっと忘れない、
 眩しく笑う黄色のスマイリー。

 まさか、そんな、ちょ、え、
 細切れの単語が幾つも弾幕のように
 頭を駆け抜けて、どうにか捕まえたその人の名前を
 紡ごうとしたけれど、言えたのは一文字だけ。

 鼻歌というには少々ボリュームの調整に難がある、
 はっきり言えば熱唱レベルの歌声が
 その場に流れ出したから>>293。]
 
(301) 2021/03/17(Wed) 19:26:42

【人】 会社員 シロウ



   ……ぐ、 ッふ、 ───



[ 完全に、出るタイミングを逃した───。]

 
(302) 2021/03/17(Wed) 19:27:33

【人】 会社員 シロウ


[どどどどうしよう、と焦りながら、
 ともかく声を出さないように、両手でがしっと
 口を抑えた。]


   『生きている人間で最高の存在よ
    誰にも負けない存在なんだ』


[あぁぁもう歌詞まではっきりわかります
 いい曲ですよねほんとに最高の存在ですね、
 とモノマネ番組のご本人登場スペシャルの如く
 立ち上がればいいのか、

 あっ、それともいっそハモる??]
 
(303) 2021/03/17(Wed) 19:29:13

【人】 会社員 シロウ


[パニックのままどうにか気配を消そうと
 していたけれど努力虚しく、
 その人がこちらに気づいてしまう。>>294

 さっきの自分と同じ、ぶつ切りの平仮名を
 その口から吐き出しながら、
 消え入るような小さな声で挨拶をしてくれるのは、
 やっぱりどう見てもサクライさんで。]


   ……
   ………
   …………


[ごふ、って空気と笑いが込み上げて、
 口を抑えたままの手にさらに力を込めた。]
 
(304) 2021/03/17(Wed) 19:30:37

【人】 会社員 シロウ


[けれどカウンターの下に消えていった
 サクライさんの、今度こそ
 蚊の鳴くような声が>>295耳に届いて、
 僕はそこでもう耐えきれなくなった。]


   ─── さ、サクライ、さん、あ、の、
   なんか、ごめん、なさい、ぜんぜん、
   気づいてな、くて、


[笑いを噛み殺すたびに、ひゅ、と喉が鳴る。
 手を離してようやく立ち上がった。

 気まずいのはわかるし、笑っては申し訳ないと
 思うからなんとか笑いを抑え込んで、
 そっとカウンターの方へ足を動かした。

 耳まで赤く染まるサクライさんを見つけたら、
 改めて、こんにちは、と伝えよう、と思って。]
 
(305) 2021/03/17(Wed) 19:33:12

【人】 会社員 シロウ


   あ、の。
   ───、びっくり、しました。
   まさか、サクライさんだなんて。


[ へへ、と笑う。
 どんな顔をするのが妥当なのか、
 色々ありすぎてちっともわからなかった。]*
 
(306) 2021/03/17(Wed) 19:33:58

【人】



[ ───たしかに。>>277


  先ほどまでの甘い笑みはどこへやら、
  あらわれたいつもと同じ仏頂面に、
  感じていた違和感は消える。

  ただ、この場所が五つ星ホテルの
  スイートルームで?シンプルながら
  センスのいい、高級感漂う調度品が
  並んでいるだだっ広い部屋で。
  お互いに見慣れたスーツではなく、
  ラフなスタイルで。
  さらに言えば俺の髪が上げられて、
  メガネがなくて───ああいっそ。
  別人のフリでもすればよかった。

  そうすれば一晩過ごしたってただ過ぎて
  なかったことになったかも。
  W室井さんWと呼ばれたって、双子のふりとか。
  やりようはいくらでもあった気がする。
  そんなことを思ったってもう、今更だけれど。]

 
(307) 2021/03/17(Wed) 19:35:09

【人】



[ だって!!!どんな顔して立ってればいいのか
  わからなかったんだよ!!!!
  室井柊としての昼間の自分と、
  ヒイラギとしての夜の自分の間には
  不可侵領域があったというか、そこが
  交わることはなかったって言うか
  交わらせるつもりはなかったっていうか!!!
  
  ああああやばい頭痛くなってきた
  何も考えないでいたい、もうわすれたい
  今すぐ誰か俺の頭を殴って記憶を消してくれ
  たのむさっきまで浮かれていた俺が
  馬鹿みたいじゃないか!!!

  頭の中で繰り返した思考。
  思わず癖のようにメガネのブリッジをあげる
  動作をするが、もちろんそこにはなくて。
  なんとなく行き場のない手をそのまま
  頭に持っていって、顳顬のあたりをおさえた。

  そしてふかく、深く息を吐き。 ]

 
(308) 2021/03/17(Wed) 19:35:35

【人】




    ───わかりました。

    では俺のことはヒイラギ、と。

    そういうふうに振る舞いますから。


[ と頭を下げて、カバンを下ろし、
  ジャケットを脱いだ。

  聞こえる声は、どこか、切実に揺れる。>>278
  そんなはずないのに、震えさえ感じられて。
  いつも、仏頂面で、何にも動揺しない、
  感情の機微などほとんど見せないこの人が
  こんなにも必死になっていることが、不思議で。

  ───主催者に連絡して、どこかの組と
  トレードしてもらうだとか、そんな考えも
  浮かばないわけではなかった。

  せっかくの楽しい夜を、何が悲しくて
  職場の苦手な上司と過ごさなければいけないのか
  とは思うのだけれど。 ]

 
(309) 2021/03/17(Wed) 19:36:26

【人】



[ クローゼットの方へと足を向け、
  だだっ広い部屋を横切っていけば、
  そこにジャケットをかけて。
  また、ため息を一つ。 
  息を吸って、聞こえるように声を張る。]



   それなら、お願いがあるんですけど。


[ そう前置きをして、クローゼットを閉じ。
  課長の方に向かって振り返り、首を傾げるように
  肩と頭を壁に預けて、一瞬視線をさまよわせ。]



  今日ここで会ったことは、
  お互いに忘れる、ということで。



[ と片眉をあげた。

  彼が頷いてくれるのなら、その足をもう一度
  そちらにむけて、歩みを進め。
  ソファにどか、と腰を下ろす。 ]
 
(310) 2021/03/17(Wed) 19:36:55

【人】




   俺も今晩はひとりになりたくないので。
   その点で利害は一致してますし。

   ミヤビサンに少しだけ、興味も湧きました。



[ そう言って、ルームサービスのメニューを
  手に取り、眺め始める。
 「昼食べてなくて。…何食べたんですか?」と
  空になった食器にちら、と視線を遣って。]

 
(311) 2021/03/17(Wed) 19:37:14

【人】





   そういえばここって、ゲームとかも
   貸し出してくれるんですかね?


[ と頭に浮かんだ言葉を投げる。]



   ─── 一晩寝ずに過ごすって、
   それくらいしかできなくないですか。


[ 「課長はtowitch派?PlayStension派?」と
  そこまで口に出して、メニューから顔を上げ ]



    トランプとか言わないですよね?


[ と態とらしく目を開いてみた。]*

 
(312) 2021/03/17(Wed) 19:37:33

【人】 大学生 要 薫

[なんで服を脱ぐのかって
布団が気持ちよさそうやったから以外の理由なんてない。此処からは冷めた目までは見えない。持っていたバッグが落ちていることに今更気づきながら、おいでおいでをしたら彼は此方に来てくれた。
ほんま素直な可愛い後輩やわ>>287

迷子という発言には思う処があるようだが。
近づいてきた彼の膝の上に頭を乗せれば、頭を撫でてくれるオプション付き。至れり尽くせりすぎてほんまええ子やわ。と密かに思う。細めの髪を梳く手が心地よくうとうとと眠気を運ぶようだ。そのまま視線を下ろせば瞬き、気まぐれな猫のようにすりっと腿に頬を寄せて]
(313) 2021/03/17(Wed) 19:47:07

【人】 大学生 要 薫



 …んー?


[彼を見上げる三日月の瞳はとろりと眠たげだが
応募という言葉を唇の中で転がせば]


 そうやよ、自分とおそろいやね。
 ……フフフ、願いなあ。


[含み笑いを見せる。>>289
自分は同じだと知らないが学校からもらったアドレスを使用していた。それも冷やかし半分、遊びの延長だったからであり、遊び慣れた身の気軽さ、ちょっとした賭け事めいたものだったが。此方の願いを聞き、自らの願いを口にしない相手をちらりと蠱惑色で見つめれば]
(314) 2021/03/17(Wed) 19:48:11

【人】 大学生 要 薫



 お姫さまごっこしたいーーって
  送ったんよ。


[可愛い願いやろと笑いかけ。
自分は、と視線で彼が口にしなかった願いを問いかけて
ごろんと寝返りを打つように身体を動かそうとした*]
(315) 2021/03/17(Wed) 19:48:59

【人】 ミヤビ

[ 別人のふりとして、双子のふりをして、
 彼が誤魔化すのなら、話を合わせるくらいの
 気遣いはできただろうが、

 残念ながら、後の祭りだ
 
 落ち着いて考えれば、
 最初から気付かぬふりをした方が、
 建設的だったのかもしれないが、
 あの瞬間は、動揺していたのだから仕方がない


 ――――わかりました。

 と言葉が吐き出されるまでの間、
 彼の脳内で、どのような思考が巡っていたのかは、
 サトリの妖怪ではないので、分かる筈もなく]
(316) 2021/03/17(Wed) 21:18:02

【人】 ミヤビ

 
 
  はい、ヒイラギさん
  良い夜を過ごせれば、いいですね


[ 下がる頭を見つめながら、
 先ほどの甘やかな笑みを程ではないが、
 いつもよりは穏やかな表情を浮かべれば、
 ――ほっと、息を吐いた

 クローゼットに向かった背を、しばし見つめながら
 彼もそう違いのない願いだと、言った言葉を思い出していた

 夜を、ただ一緒に過ごすだけでいいのだろうか]
(317) 2021/03/17(Wed) 21:18:04

【人】 ミヤビ

[ そんなことを考えていれば、
 響く声がかかる>>310

 それは、何のことのない願いだった]
 
 
  ええ、分かっています
  安心してください、ちゃんと忘れますから


[ 淡々と、業務連絡を伝える時と同じような口調で
 そう頷き返せば、彼は納得したのか、
 そのまま、ソファに座った

 帰ると、言われなくて良かった
 そろそろ悪夢に魘されるのも、
 精神的に限界が近い


 ひと息吐くと、少し冷めた珈琲を喉に流し込んだ]
(318) 2021/03/17(Wed) 21:18:06

【人】 ミヤビ

 
 
  ……? 興味、ですか?


 
(319) 2021/03/17(Wed) 21:18:08

【人】 ミヤビ

[ 隣に座った彼から発せられた言葉に、
 また、首を傾げる

 詮索されるのは、好きではないが、
 不思議と嫌な気分はしない


 だから、『サンドウィッチとフライドオニオンです』と
 答えながら、ルームメニューの中を一緒に覗いて、

 少しだけ距離が近づけば、微かにシャンプーの香りと
 珈琲の香りがふわりと香っただろう
]


   トマトが新鮮で、鴨もパストラミと相性が良くて
   美味しかったですよ
   さすが五つ星ホテルですね


[ いつもは説明しないような
 味の感想などが、口を吐いて出ていた]
(320) 2021/03/17(Wed) 21:18:11

【人】 ミヤビ

[ それから、彼の提案には、
 一度、瞳を瞬かせて、思案する]
 
 
  ゲーム、ですか
  私はあまり、詳しくないですね
  子どもの頃も、あまりゲームをする環境ではなかったので


[ 一瞬、過った嫌な記憶
 それでも、表情には出さずに、淡々とそう告げれば
 彼が態とらしく目を開いて、トランプなんて、口にするので]
(321) 2021/03/17(Wed) 21:18:13

【人】 ミヤビ



  トランプでも、構いませんよ?
  まるで、修学旅行みたいで懐かしくなるかもしれません


[ 肩を竦めて、口の端を僅かにあげた
 一晩、寝ずに過ごす方法として、浮かぶものが健全で
 ――――ふと、思いついてしまう、]


  もっと、
  ―――― 色っぽい選択肢もあるのでは?


[ ふふ、と意地悪そうな笑みを浮かべて、
 隣に視線を流して、冗談を口にする

 非日常の中にいるせいだろうか
 それとも、隣にいるのが、いつもとは違う
 日常の人間――室井、だからなのか、
 普段は言わないような、ことをしてしまった


 しかし、はっ、と我に返るように、すぐにその色は消えて]
(322) 2021/03/17(Wed) 21:18:16

【人】 ミヤビ

 

  まぁ、私相手に、そういう気は起きないでしょうから
  そのゲームというのを借りれるか、確認してみましょうか


[ コホン、と誤魔化すように咳ばらいをして、
 何事もなかったように、ルームサービスや貸し出し一覧が載った
 冊子を広げようかと、ソファから、立ち上がった*]
(323) 2021/03/17(Wed) 21:18:18

【人】 公務員 不和 直継

>>296素直に名前を呼んでくれる朔月に笑みが零れていた。
今からの事を考えれば伝えることをちゃんと聞いてくれるのはありがたい要素だった]


どういたしまして。
でもこれくらいは普通の事だよ?


>>297少しばかり上の空であった朔月に微笑みかけては「普通」と思っていると伝える。
>>298砂糖を一つスプーンに入れてミルクティーに浸ける。
水分を含み白に濃い影を写したような色合いになっていく砂糖はざらりと崩れていった。
その砂糖を丁寧に溶かしてから朔月の利き手に持ち手を回してソーサーを前へと置いた]


可愛い子にはサービスをしないとね。


[そうやって甘やかしてぐずぐずと心を溺れさせてしまうのが何時もの事で、
ぐずぐずに溶けた心が行為を経てツンドラの地で凍てついたようになるのもいつものことであった]
(324) 2021/03/17(Wed) 21:41:56

【人】 公務員 不和 直継

[自分のミルクティーにも砂糖を一つ。
こちらは朔月のよりも雑に混ぜてしまう。
自分のは割と適当で構わなかったりした]


それで……。


[ミルクティーを一口飲み身体の向きを変えようとして自然と肩が触れ合うように位置を調整した]


今の髪色や瞳の色が本当の色なのかな?
それとも私のようにこちらが偽り?


[不意に朔月の髪に指を触れ、触り心地を確かめた]


本物っぽいかな。
いつも可愛らしいとは思っていたけれど
私はこの色の方が似合うと思うよ。


[見た目は好みであったがこれまでは接点が少なすぎた。
いつもよりも少しばかり、そして少しずつ会話を進めていく*]
(325) 2021/03/17(Wed) 21:47:26

【人】 大学生 寿 達也



 お姫様、ごっこ―――?
 要さんはお姫様、というより女王様みたいですけどね。


[>>315誘われているんだろう、か。
相手はボディタッチが元々多いことを知ってる先輩。

これが初対面の相手だったなら、自分は相手に誘われていると思い込んだだろう。
しかし相手を知っているからこそ、そう思い込むこともできなくて。
この人はいつもこういう人なのだから。

切れ長な目で、自分の方を促され、いうべきか隠そうか悩む。
何もなくそのまま帰るにしろ、願いくらいは口にしてもいいかと思い直した]
(326) 2021/03/17(Wed) 21:52:27

【人】 大学生 寿 達也

 マッチングするのも納得しましたね。
 主従関係にならせてくれる人、と書いたので。


[自分の望みを言って、彼はどう思っただろうか。
この望みは、本当の願いを言っているようで隠している……いや含んでいる。
話したことで一気に思い出があふれ出した。
きっと、自分の性癖の発露は、あの時のあの幼馴染とのやり取りなのだから。
もう面影も名前すら忘れてしまったのに、あのシーンだけは胸に焼き付いて、なぜか離れない]
(327) 2021/03/17(Wed) 21:53:05

【人】 大学生 寿 達也

 そういえば。
 撮影会……じゃなかったんですか?



[それとも、こういうのを撮影するのが好みな人なのだろうか。
いわゆるハメドリプレイ。
彼が撮る写真を見てみたい、とも思う。彼が写すのが自分なら、どのように撮られるのか。彼の目に自分はどのように写っているのか知りたいから。
そして、自分も、彼を自分の作品にしたい、とも思ってしまう。

――変わっていく、変わらざるを得ない関係。

それを恐れるより好奇心が先に出てしまうのは、きっと彼より幼いせいかもしれない*]
(328) 2021/03/17(Wed) 21:54:19

【人】 Dom サクライ

[もしも、俺のホテルの滞在中、
 部屋に闖入者がやってきて
 ボリューム調整や音程に問題ある歌を歌い
 散々好き勝手した後、俺の存在に気付く……なんて
 間抜けなザマをさらしていたら、
 指差してあらん限りの大声で笑ってやる。絶対。

 榊さんは紳士らしく、懸命に抑えた口元から
 変な空気を漏らすに止めてくれた>>308


  ……もう、いっそ笑ってくださいよ……


[カウンターの下で蹲る俺の傍に
 やっぱり綺麗な靴が近寄ってきて、
 俺は朱に染まった目元を上げる>>305


  俺も、すっごいびっくりしました。
  だって、部屋すっげえ広くていいところだし、
  まさか、相手が─────


[そこまで言おうとして、改めて
 この榊さんこそが、俺の相手なんだってことに
 何だか胸の奥が、ぎゅ、と締め付けられた。]
(329) 2021/03/17(Wed) 22:03:11

【人】 Dom サクライ

[立ち上がれば、女に困らなさそうな
 歳若い好青年が、ふわりと笑っていて>>306


  ─────相手が榊さんで、
  今、すごく嬉しい。


[すべてに感謝を込めて、
 俺は心の底から安堵の笑みを浮かべた。

 手を伸ばして引き寄せるには
 まだ心の距離があるけれど
 でも決して、遠ざかりたくはない。

 恐る恐る、手の甲でそっと頬を撫ぜたら
 避けられてしまうだろうか。]
(330) 2021/03/17(Wed) 22:04:07

【人】 Dom サクライ


[カウンターで立ち話もあれだから、と
 場所をソファーに移さないか?と促そう。
 さすがスイート、シャンパンだけじゃなく
 ミネラルウォーターにコーヒーマシン、
 なんでもござれと来ているから
 俺は自分の分のミネラルウォーターを手に取った。]


  改めて、サクライです。よろしく。
  それで、いいお部屋をありがとうございます。

  ……なんか、変なところ見せちゃいましたけど
  俺なんかが相手で、大丈夫ですか?


[ソファーに腰を下ろして、キャップを捻ると
 ボトルから小さく泡が立つ。
 泡から榊さんへと視線を移し、
 全身に這うような目を走らせた。

 この、好青年が自分の支配下にある。
 苦痛や恥辱を乗り越えて、
 共に一夜を過ごしてくれる。

 そう考えただけで、じわ、と唾液が滲み出た。]
(331) 2021/03/17(Wed) 22:04:48

【人】 Dom サクライ


[そっと足を組み替えて、
 スパークリングのミネラルウォーターと共に
 途端に湧き上がり出した欲望を飲み込んだ。]*
 
(332) 2021/03/17(Wed) 22:09:24

【人】 大学生 要 薫

[女王様みたいという言葉には
そう見えるんと瞬こう。>>326のらりくらり普段と変わらない先輩と後輩の関係性。だが明らかに今までと違う状態にと進む。

その道を自ら手招きながら、何処か及び腰なのは、年上だからか。彼の求めるものになるほどと内心頷けば、案外相性ええんかもな。>327と笑いかけ。駆け引きを愉しんでいたのだが。

此方への問いの多さには少しばかり
不満げに眉を潜めて]


 …ん?撮影会ああそうやな。
 それは後で、ほら

  善がって啼いて、濡れた後って綺麗やろ?


[瞬間を撮るのではなく
果てた後を望むのだと包み隠さず、彼に告げよう。いっぱい遊んで疲れて寝っ転がる。子ども時代の思い出は楽しいものでその楽しいが愉しいものに変わっても記憶に残したがるのは覚えていない事が多いからか。彼が見たいというのなら喜んで見せよう。


そうして膝の上でごろんと寝返りを打てばそのまま手を引っ張り、こっちこっちと頭部へ触れさせ、髪を梳くように仕草で示す。女王様というのならそれらしく。

ちらりと見せる瞳は彼を見上げて]
(333) 2021/03/17(Wed) 22:33:16

【人】 会社員 紫川 朔月

[名前を呼ぶと笑みが零れた>>324
眼福…心のシャッター押したい…]

甘やかしてもらえるのは嬉しいです、けど。
甘やかされすぎると直継さんがいないとダメになっちゃいそうです…。

[仕事に支障が出たりはしないけれど、日常生活が彼ありきになってしまいそうでとても危険である。
一夜だけの夢と決めているのに揺らぎそうで怖い。
それが狙いだと言われでもしたら本当に逃げれる気がしない。
いや、まさかね?そんな事ないよね?]

うぅ…ありがとうございます…。
(334) 2021/03/17(Wed) 22:37:05

【人】 会社員 紫川 朔月

[日常に戻ったら夢だと暗示を掛けよう、そうしよう。
ところで私のものと彼のものだと混ぜ方違うのはあれですか。
自分のは飲めればいいみたいな感じなんだろうか。
全てに丁寧、という訳ではないのかなと新しい一面を知った気分]

はい?
え、えっと。

[髪に彼の指が触れた>>325
ナチュラルに触るんだなと驚いてしまって、言葉に詰まる。
触った感触から地毛なのだと予測したようだ]

母がイタリア人で、髪も目も母譲りなんです。
普段は目立つし会社の印象にも影響するので、ウィッグとカラコンを…。

[そういえばお隣さんという接点だけだったから、家庭事情なんかは話した事はなかった。
普段は黒髪黒目だからどちらが本当かと思うのも不思議ではない*]
(335) 2021/03/17(Wed) 22:37:29

【人】 大学生 要 薫

[笑う唇を頬に寄せれば、
次は抱っこでもしてもらおうか。とお姫さまらしい事を口にして。それからべたぁとくっつく肌は白いまま。俺はいっぱい遊べたらええと思うで、と彼に囁いた。

色んな意味で遊びたいわあ。

――あと、女王様でいるのも悪くない*]
(336) 2021/03/17(Wed) 22:37:30

【人】


[ 興味は湧いた。

  いつも同じ仏頂面で、同じトーンで
  何に対しても同じ反応しか示さない
  ロボットのようなこの人に比べたら。
  今ここにいて、どこか懇願するようにも
  聞こえるように、声を震わせて。
  何も聞かずに一晩共に過ごしてほしい、なんて
  奇妙な願いを口にしたこの人のほうが、
  ずっと人間らしいような気がしたから。

  世永雅というひとの意外な一面は、
  興味を抱かせるのには十分すぎた。

  本人はそれに気づいていないようだから、
  軽く首を傾げて往なすだけなのだけれど。

  何を食べたのかと聞けば、存外詳しく
  味の感想まで添えてくれるのだから、
  やはり、意外な一面だなとおもうのだ。]

 
(337) 2021/03/17(Wed) 22:37:32

【人】




   んじゃ、俺も同じのにしようかな


[ そう頷いて、共に覗き込んでいたメニューを置き
  微かに珈琲とシャンプーのにおいがする
  その人から少し離れて座り直した。]


 
(338) 2021/03/17(Wed) 22:37:45

【人】



[ ゲームする環境じゃなかった、という
  答えに目を開くけれど
  ───まあ、予測できない答えではない。
  課長が自宅でせっせとテレビゲームを
  している様子は正直想像がつかないし、
  それが挙げたどちらのゲーム機であっても、
  似合わない、というのが本音だ。
  どっちかといえばなんか、映画を見たり
  読書をしたり、クラシック音楽を聴いたり、
  そんな趣味の方がしっくりくる。

  態とらしくトランプとか、なんて声を
  上げてみれば、その冗談に乗るように
  肩をすくめて口端を上げるものだから、
  なんとなく、つられて緩んだ。 

  ふと、ぴくりと動いた表情筋。
  訂正箇所を見つけた時みたいに、
  まつ毛が震えたように見えたが、
  続けられた提案に、今度は本当に目を開く
  ことになるのである。 ]


 
(339) 2021/03/17(Wed) 22:38:01

【人】





    色っ…………



[ 復唱しかけて、止めて、揺れた。
  どくん、と心臓が跳ねるのがわかる。
  冗談?冗談だよな?え?いやいや、
  え?……え?

  そもそも、この人はどっちなんだ。
  ヘテロなのか、ゲイなのか、はたまたバイか、
  どれもあり得そうだしどれもなさそう。
  なんていうか、もともと掴みどころのない人だし
  いやそんな顔見たことないっていうかよく見たら
  顔ほんと整ってるし綺麗なんだよな
  イケメンはずるいな、まったく、ほんとに
  背も高いしがっしりしてるし、スーツも
  めちゃくちゃ似合うけど、このラフなスタイルも
  清潔感あってめっちゃいいんだよな
  え?ありかなしで言ったら? そりゃもう
  そりゃあだって全然あ ]

 
(340) 2021/03/17(Wed) 22:38:23

【人】





   ───ぁ、 え、 あ、ハイ、



[ 消えた笑み。咳払いの後、
  ギシッと音を立ててソファーが少し浮いた。
  冊子を撮りにいくのであろう背中を
  ちら、と振り返って見て、
  こちらを向く前にまた前に向き直った。
  
  何を考えていたんだ、俺は。
  いや、まあそもそも、月のない夜は不安で、
  人肌恋しくて、だからここにきたのだけれど
  それでも相手は相手だし。
  さすがに…いや流石に!!課長はまずい、
  まずいって、わかってはいる。
  もちろんわかってはいるのだけれど───

 
(341) 2021/03/17(Wed) 22:38:43

【人】



[ ───たとえば、誘ってみたら
  案外のってくる、なんてことはあるのだろうか。
  わざわざそんなふうにして提案するのだから
  冗談とは言え、まさか…まさか、

  …いやさすがにないか。
  あ、それならせめて添い寝でも……
  いやでも一晩中寝ずに、って願いなのに
  添い寝してたら寝ちゃうっていうか、
  添い寝で寝ないのが苦行っていうか!!]



   あーーーー……



[ と息を吐いていたら、冊子を持った
  課長が帰ってきただろうか。
  背もたれから体を起こして、
  そっと同じように覗きこんだ。] 

 
(342) 2021/03/17(Wed) 22:39:12

【人】




   あ、けん玉とかありますよ
   トランポリンとか。


[ そんなよくわからない品物に
  あれやこれやと感想をおとして。]


   気になるのありました?


[ と尋ねてみるのである。]*
    
(343) 2021/03/17(Wed) 22:39:31

【人】 公務員 不和 直継

ん……。


>>334別段それでも構いはしなかった。
例えばそれが一夜限りの相手であったならば明日チェックアウトすればそれで関係は終わっただろう。

ただ朔月はお隣さんであり引っ越さない限りは逃れることは難しいというだけで――]
(344) 2021/03/17(Wed) 22:56:02

【人】 公務員 不和 直継

どういたしまして。というのは二度目かな。


[感謝の言葉にはなんくるないさと答えを返す]


でも私の願望の対を朔月は望んでいるんだよね?


[優しくされることを望んでいる。
甘やかされることを望んでいる。
過ぎてダメになってしまうことに躊躇いが見えることは不思議であった]


そうなんだ。
私はこの色でも問題が少ないけれど地毛なのに大変だね。
そのままの方が本当に可愛いのに。


>>335髪に触れていた指を離す。
触れていた指先を鼻先に近づけ、すん、と香りを嗅いで見せた]
(345) 2021/03/17(Wed) 23:03:47

【人】 公務員 不和 直継

私の願望はね、優しく甘やかしてしまいたい。
たっぷり甘やかしても構わない子と逢えたらとね。


[小さく、笑みを零す]


朔月の願望を改めて教えてくれるかな?
私は君に――


[目を細めて問いかけて*]
(346) 2021/03/17(Wed) 23:06:59

【人】 大学生 寿 達也

[頭を撫でて、と強請るかのように彼の頭に手を導かれる>>333
その誘いにのるように、そのまま彼の艶やかな黒髪をなでていく。
それに合格、とお姫様からお許しがもらえたら、ご褒美がもらえるかもしれないから、と。
彼が自分を騎士と認めてくれるのなら、それに応えるのが自分の務めなのだから]


 おや、俺でいいんですか?


[彼と自分の願望のマッチングは、どうやら彼から合格を貰ったようだ。
姫の騎士に選ばれたのなら、喜ばしいこと。
どういうのが好み、と言われても、騎士が姫を選ぶ権利はない。
いや、嘘だ。この姫を嫌がるつもりは毛頭ない。最初から]
(347) 2021/03/17(Wed) 23:16:04

【人】 大学生 寿 達也

 抱っこ、してほしいんですか?
 ええ、いっぱい、いっぱい遊びましょう。
 姫、風呂にでもご案内いたしましょうか?

[我儘なお姫様が、悦ぶことならなんでも。
甘やかすのも楽しいだろう*]
(348) 2021/03/17(Wed) 23:17:10

【人】 会社員 シロウ


[完全には消し去れなかった失礼な笑い声に、
 いっそ笑ってくださいなんて言う
 サクライさんの目元も耳も赤くて>>329
 多分僕より年上だと思う彼が、
 とても可愛く感じられた。]


   ですよね、僕もさっき叫びましたから。


[奇しくも同じセリフを叫んだことを思い出して、
 くすくす笑って。
 ゆっくり立ち上がるサクライさんが
 安心したように笑う。>>330


 ─── その表情に、一瞬、見惚れた。]
 
(349) 2021/03/17(Wed) 23:20:21

【人】 会社員 シロウ


[吸い寄せられる。
 目が、離せない。]


   ……僕も、です。
   ロビーでお会いした時から、
   素敵だなと思っていたから。


[彼の手がそっと伸びて、甲が頬に触れる。
 ぴく、と身体が反応して微かに跳ねた。
 ゆっくり瞼を伏せて、撫でてくれる間
 目を閉じていた。
 喰みたいな、と思った。]
 
(350) 2021/03/17(Wed) 23:21:32

【人】 会社員 シロウ


[ソファにと促してくれればひとつ頷いて>>331
 サクライさんと同じミネラルウォーターと、
 グラスを手にした。]


   ああ、ええと。
   僕は、シロウ、です。
   ─── 榊、史郎。


[一見しただけで高級とわかるソファに
 腰を下ろしたら、ぱき、とキャップを捻る音が
 サクライさんの手の中から聞こえる。

 シロウと呼んでください、と笑みながら
 グラスをつう、とサクライさんの方へ寄せた。]


   いえ。
   使いきってしまいたいお金があって
   なら、こういう機会に使ってやれって思って。
   一緒に過ごしてくださるのが
   サクライさんでよかったです。
 
(351) 2021/03/17(Wed) 23:23:02

【人】 会社員 シロウ


[サクライさんの瞳を覗き込む。
 ほわ、と視線が熱を持ち、早鐘を撃ち始める
 心臓の音に気付いて慌ててグラスを口に運ぶ。

 どんな方が来るかはわからなかったけれど、
 念のため食事も水分も控えていたから、
 喉を走って胃に落ちる水は、
 乾いた身体に沁みた。]


   ……僕は、サクライさんでよかった、
   と思ってます。
   サクライさんは、僕でいいのかな。


[全身を品定めするように這う視線に、
 体が熱くなるのがわかる。
 こくん、と喉を鳴らして唾液を飲み込んだ。]
 
(352) 2021/03/17(Wed) 23:24:07

【人】 会社員 シロウ


[長い足を組み替える姿はもとより、
 布地の擦れるさり、という音にも欲が走る。
 さっき触れてくれた手がもう恋しいと
 卑しく思った。]


   ……僕はゲイで、マゾヒストなんです。
   パートナーだと思っていた人は、
   奥さんの元へ戻っていきました。
   手切れ金貰ったけど、すごく嫌で。

   だから、一番高い部屋で、
   全て支配してくださる方と過ごしたいって
   メールしたんです。

   サクライさんは、どんな願望を
   書かれたんですか。


[グラスの中で湧き上がって次々とはじけて
 消えていく泡はぱちぱちと心地良く鳴るのに、

 僕の心臓はどくん、どくんとうるさかった。]**
 
(353) 2021/03/17(Wed) 23:26:29

【人】 大学生 要 薫



 フフ、自分がええんよ。


[髪を撫でる手が心地よい。>>347
だから目を細めて目の前の色男にそう囁き声で告げよう。
唇に浮かべる笑みは変わらぬもの。だが、先輩と後輩の距離ではない。一夜を共にする主従関係での距離で言葉は交わされる。俺でなんてそんな過小評価。この子はいい子。良い子なのは、私生活で知っている。

そして――何より尽くしたがりな子だと
少し誤解を含んで見て]
(354) 2021/03/17(Wed) 23:50:41

【人】 大学生 要 薫



 ん?姫でええん。
 女王さまやないん?


[笑い声を忍ばせ、そんな風に問いかければ
肯定のように抱き上げて貰おうというように近寄るものの、そのまま両手は頬にと添えて、顔を近づける。唇と唇が触れ合いそうな、そんな距離でひそひそ話。秘め事を愉しむように含み]


 お風呂もええけど

  まずは――


[こっちちゃう?と笑気を残し。
顔を引き寄せれば、その唇を奪おうと試みた。姫と騎士なら手の甲から始めるべきかもしれない。だが、互いに求めるのはそんな清らかな関係やないやろと問う如き、口づけはきっと甘く

細い指先は頬をなぞる*]
(355) 2021/03/17(Wed) 23:52:34

【人】 会社員 紫川 朔月

[なんだろう、この沈黙>>344
返答しづらいものだっただろうか?
かと言って、こちらが返答に困る場合もあるので、これでよかったのだろうか]

ふふ、そうですね。

[こくりと頷けば、問いが返ってくる。
直継さんの願いの対、つまり私の願い]
(356) 2021/03/17(Wed) 23:58:24

【人】 会社員 紫川 朔月

[優しくされたい、甘やかされたい。
それが私の願い。実際にはもう1つあるけれど。
ただ…私は1つの事にのめり込んでしまうから、依存してしまうのが怖いのだ。
一夜の夢と思っても彼はお隣さんで、ふとした時に思い出してしまいそうで。
割り切れなくなりそうなのが怖い]

直継さんの願いと対のもの、だと思います。
ただ…やっぱり何でもないです…。

[きっとこれは言うと失礼にあたるんじゃないか、そう思って口を噤んだ]

友人と出掛ける時なんかはそのままですし、そんなに大変じゃないですよ。
仕事も好きですし、家でいる時なんかは気にしなくてもいいですし。

[>>345直接ではなくとも、匂いを嗅がれると驚いてしまう。
汗臭くはない筈、だけれど乙女なので気になってしまう]
(357) 2021/03/17(Wed) 23:59:54

【人】 会社員 紫川 朔月

[それは確かに私の願いの対>>346
厳密に言えば+αがあるけれど]

私…私は。
(358) 2021/03/18(Thu) 0:01:07

【人】 ミヤビ

[ 感情を表に出さないのは、
 それをする必要性を感じないから
 
 人間関係を構築するのに、
 必要なものではあるのかもしれない
 だが、仕事をする上では必要に感じなかった

 取引先とのやり取りは、殆どメールで済む時代
 打ち合わせや会議の時くらいは、営業スマイルくらいはするが
 それが合理的だと思わなければ、することはない

 効率的か、合理的か
 それか、自分にとって利益があるか

 行動原理は、ただそれだけ
 そんなつまらない理由だ

 感情を露わにすることが、不利益を招く方が多いと
 身近に反面教師がいたのも要因だろうが、
]
(359) 2021/03/18(Thu) 0:10:49

【人】 ミヤビ

[ 悪戯心を芽生えて、
 口にしてしまった、普段はしないような冗談

 彼の反応が、予想通り――
 よりは、少し慌てている様子に見えたが、
 その前に、柄でもないことを口走ったことに
 慌てて誤魔化して、ソファを離れる方が先だった

 いつもは素直に願いを言ってくれる人ばかりだったので
 距離感が難しいなと、胸の内で独り言を零しながら
 フロントに連絡する受話器の傍の冊子を手に取った]

 
  ………… ?
  

[ 冊子を持って戻れば、深く息を吐く様子に
 不思議そうに首を傾げるが、あえて問うことはしない

 先程の、自分の発言のせいな気もしなくもない
 嫌な気分にさせていたら、申し訳ないことをしたな

 一晩、一緒に過ごす
 そんなマッチングで巡り合ったので、
 ああいう振る舞いも平気なのでは、と勝手に思ってしまったが
 軽率だったかもしれないと、内心後悔をしたりもした

 しかし、やはりそれは表情に出ることなく]
(360) 2021/03/18(Thu) 0:10:51

【人】 ミヤビ

 

  お手玉や、面子
  百人一首なんていうものもありますね

  男二人で、高級ホテルに泊まってすることではないでしょうが
  それも、面白いかもしれないですね


[ けん玉に、トランポリン
 実に、スイートルームに似合わないラインナップだ

 口元に指を押し当てて、
 クスクスと漏れそうになる笑いを堪えていた

 ぺらりと、軽い音をさせて、一覧に目を落とす、
 仕事の資料を見る時と、変わらぬ動作だけれど、

 ほんの少し口元が緩んでいるのは、無意識のことだった]

  
  ヒイラギさんは、気になるものありましたか?
  私は、百人一首でしょうか、学生の頃に良くやりました


[ 同じ冊子を覗き合って、
 傍らに、人の温もりがあることに安心していた

 まだ、外は暗くない
 だから、まだ――大丈夫だろうが、]
(361) 2021/03/18(Thu) 0:10:53

【人】 ミヤビ

[ 時期に聞こえてくるだろう

 激しく扉を叩く音        
 怒鳴り散らす父の声       

 そんな幻聴           
 そんな悪夢           


 あの男は、決まって一人で家にいる時にやってくる
 激しく扉を叩いて、喚き散らして
 その声が聞こえないように、一人蹲って
 母か、兄が帰ってくるまで、一人耐えた幼い日々

 それも、数年後には、父が来ることがなくなって
 なくなった過去の出来事だというのに

 大人になって、ある出来事をきっかけに
 悪夢を見るようになった

 激しく扉を叩く音        
 怒鳴り散らす父の声       
   
 それを終わらせてくれるのは――…]
(362) 2021/03/18(Thu) 0:10:55

【人】 ミヤビ

 
 
  ヒイラギさんは、夜を一緒の過ごす以外は、
  何も望みはないんですか?

  一つ、私の我が儘をもし、聞いて貰えるなら……


[ そこまで言って、少し迷う
 一緒にいてくれるだけでも、彼にとって
 大分譲歩してくれた気もして、願うことを躊躇われて]
 
(363) 2021/03/18(Thu) 0:10:58

【人】 ミヤビ

  
 
  いえ、忘れてください
  今までの方たちと、同じようなことを
  あなたに望むのは、さすがに……


[ やはり、止めた
 我ながら、思わせぶりなことを言っている上に、
 今回のマッチングが初めてではないことを
 白状したようなものだが、その考えまで至らず
 きっと身体的にも、精神的にも疲れていたせいだと
 あとから言い訳をするのだろうけど、
 今はそれどころではない


 ちなみに、先ほど言ったような色っぽい願いではない
 
 様子がおかしくなったら、
 手を握って『大丈夫』と言って欲しい
 
 ただ、それだけなのだが、中途半端に終わった言葉では
 想像することは難しいだろうが


 また妙なことを口走ってしまったと
 誤魔化すように、会話を、一方的に終わらせて、
 再び、健全な一夜の過ごし方を考えなければ、と
 僅かに眉を下げながら、冊子を眺めながら思案し始めたが、*]
(364) 2021/03/18(Thu) 0:11:00
村の設定が変更されました。

【人】 Dom サクライ

[延ばした手は避けられず、
 しっとりと弾む肌の上に着地した>>350
 伏せられた睫毛が長くて
 
瞼に口付けてみたい、って思った。


 ロビーではお互い一目惚れだったみたい。
 別れる間際の「運命の人」の話を
 ふと思い出して……けれど口にはせず
 「褒められすぎると照れちゃうな」なんて、
 肩を竦めておどけてみせた。]


  え、あ、本名だったんですか……!
  いや、俺もそうだけれど。


[さて、本名をハンドルネームにした俺と
 ハンドルネームを名乗らず本名を名乗った史郎さんと
 果たしてどっちが危ない橋を渡っていたろう。]
(365) 2021/03/18(Thu) 2:38:28

【人】 Dom サクライ

[もう一口、今度はグラスに注いだ水を飲みながらも
 史郎さんが何度も「サクライさんでよかった」と
 繰り返すものだから
 俺は何だかくすぐったくなって
 グラスの中でくすくすと息を漏らした。

 言葉にしなくても、史郎さんの目には
 次第に情欲の色が宿り出している>>353
 その瞳が此方の一挙一動を
 ねっとりと追い掛けて、離してくれない。
 そのくせ、言葉だけはお上品を保ったまま。]


  ふぅん、使い切りたい金って
  その手切れ金、って訳ですか。


[テーブルにグラスを預け、俺はふむ、と鼻を鳴らす。
 なるほど、それならこの部屋を取った本人が
 俺みたいに部屋に驚いた理由にもなるか>>349

 此方に踏み込んでくる史郎さんを>>353
 ちらりと流し見て─────
 俺は史郎さんの手からグラスを奪うと
 そっとテーブルの上へと避難させた。]
(366) 2021/03/18(Thu) 2:39:23

【人】 Dom サクライ



  やだな、マッチングしたんだから
  俺の願望なんて、分かってるでしょう?


[羞恥プレイはさっきので充分。
 三日月の弧を描く唇のまま
 俺は隣に腰掛けた史郎さんの方へ
 ぐっと身を乗り出そう。

 丁度、ソファーの上に押し倒したような姿勢。
 つい、と史郎さんの片脚を持ち上げ
 俺の肩へ預けてしまえば
 服を着ているのに、まるでセックスのワンシーン。]
(367) 2021/03/18(Thu) 2:40:15

【人】 Dom サクライ




  何処までも俺に忠実で従順なネコが
  本当に何処まで着いてくるのか、知りたい、って。
  そう、書いた。
  そしたら、貴方が来た。


[宙で呼吸が絡まり合うほどの距離。
 相手の反応を観察しながら
 俺はスーツに包まれた脚を開かせ
 ゆすゆすと腰を揺すってみせた。

 ジーンズとスラックスとで隔てられた
 互いの雄が甘く擦れる。
 でも、そんなのじゃ、全然足りない。
 今すぐこの高そうなスーツを脱がして
 前戯も早々に突っ込んでも、きっとそれでも。

 もっとアブノーマルが故に
 ここに来るまで飢えていたのだ、と。
 ここで出会った以上は、
 彼もまた同じなのだろう。]
(368) 2021/03/18(Thu) 2:40:51

【人】 Dom サクライ

[そう思ったら、ぞくり、と背が粟立った。
 唇の端が持ち上がっていくのが止められない。]



  俺に支配、されたいって思っちゃったんだ?
  会ったばっかの、俺に。



[ゆっくりとピストン運動をなぞりながら
 俺は史郎の耳元で囁いた。]*
(369) 2021/03/18(Thu) 2:45:20

【人】 公務員 不和 直継

でも言いかけて止められると少しばかり気になるな。


>>357首を傾げては口を噤んだ内容に興味を示して、
指先を離すと朔月の手を取り包み込む]


朔月は良い匂いだよ。
何か使ってる?

それとも元から良い香りなのかな。


[首筋へと顔を近づけて行く。
身を逃すならば今はそれを見守ろう]


今日はそのままの飾らない朔月を見せてくれる。
そう思って良いよね?


>>357家の中でも友達の前でもかざることはないのならば、
一夜の相手の前でも同様にと強請っておく**]
(370) 2021/03/18(Thu) 8:04:24

【人】 会社員 シロウ


[本心から褒めたのだけれど、戯けたように
 肩を竦めるサクライさん。
 さっきカウンターの下に沈んでいった姿と
 重ねて、お茶目というかキュートさに
 場の空気がふわん、と撓む。

 全部計算され尽くした大人の余裕なのかな、と
 ちらり頭を過ぎるけど、さっきまでの
 はしゃぎっぷりはたぶん素だろうなと思うから
 なんだか嬉しくなってしまう。


 僕とマッチングしたのだから、彼は
 僕とは真逆の嗜好を持っているはずなのに。

 
(371) 2021/03/18(Thu) 11:01:54

【人】 会社員 シロウ


   え、サクライさんも本名なんですか?


[偽名だと思ってました、と驚いて眉が上がる。
 自分のことを完全に棚に上げて。]


   んあ、僕、サクライさんでよかった、
   って、2回言いましたね……


[唇に当てたグラスの中に、くすくすと笑う吐息を
 集めるサクライさんを見上げながら、
 僕は恥ずかし、って呟いて耳の後ろの髪を
 摘むようにぽりぽり掻いた。]


   ……がっつき過ぎました。
   だけど、
 
(372) 2021/03/18(Thu) 11:03:15

【人】 会社員 シロウ


[ふ、と口元を緩めて。]


   ……タイプ、だったから。


[いひ、と笑った。]
 
(373) 2021/03/18(Thu) 11:04:07

【人】 会社員 シロウ


   そうです。
   燃やしてやろうかと
   思ったりしたんですけど、


[するりと手から奪われるグラス。
 微かに指は触れただろうか。]


   ─── 使って、よかったな。


[こと、とテーブルとグラスが音を立てて、
 それが合図みたいにサクライさんが身体を動かした。
 ぐっと乗せられる重みに、わ、と
 色気のない声を出しながらも身を任せれば、
 ソファに押し倒されるように身体が重なって、
 
 サクライさんの顔がすぐ、近くで。]
 
(374) 2021/03/18(Thu) 11:05:21

【人】 会社員 シロウ


[片足が持ち上げられてサクライさんの肩に乗る。]


   ─── ッ  、


[形の良い唇がゆるゆると動く。
 ゆっくりと、静かに獲物を絡めていく
 蜘蛛の巣のような言葉に、どく、と
 身体に恐怖と期待の混じった熱が走った。

 ずる、と足を開けばサクライさんも動く。

 布地越しの抽送。
 それは優しい動きで、甘くて。
 分厚いデニムとスラックスに隔てられていても
 芯が的確に触れて擦れて気持ち良いのに、
 でも焦ったくて身を捩った。

 簡単に荒む息。
 さっきと同じように手のひらで口を覆って、
 さっきとは違う種類の息を抑え込む。
 
声を出していいか、わからなかったから。

 
(375) 2021/03/18(Thu) 11:08:54

【人】 会社員 シロウ


[意地悪く聞かれる問いに、熱を帯びた視線を
 持ち上げて、手のひらを口から外して、
 はい、と頷いて笑う。
 そしてふと思い出したように、]


   すみません、僕、
   今日、まだ準備してなくて……
   どんな方が来るかわからなかったから、


[準備、されるのが嫌な人もいるでしょう?と
 探るような視線でサクライさんを窺い見る。
 この人は、どんなふうに自身の欲望を
 吐き出すのか早く知りたかった。
 サクライさんが望むなら、碌に慣らしもしないまま
 強引にねじ込まれたって構わない、と思うほど。]
 
(376) 2021/03/18(Thu) 11:11:33

【人】 会社員 シロウ


[止まらない抽送に主張を始める欲望が
 スラックスに阻まれて窮屈で痛い。

 片方の手で、ネクタイに触れる。
 ぐ、と引っ張って緩めて、荒い呼吸のまま
 咎められないなら、シャツのボタンを外そうとして。]*
 
(377) 2021/03/18(Thu) 11:12:11

【人】 Dom サクライ

[いひ、と悪戯っぽく笑った顔が
 何だか子どもっぽくて可愛らしい>>373


  ……それは重畳。


[金に値したかどうか、
 それは一夜を超えた後の彼のみぞ知ること>>374
 少なくとも俺にとっては、悪くない夜になりそうだ、と
 組み敷かれた彼の表情を見て思う。

 ひらひらと宙を舞っていたはずの蝶が
 いつの間にか蜘蛛の巣にかかっている自分に
 気が付いてしまったみたいな。
 
そのくせ、喰われるのが酷く待ち遠しいような。


 招かれるように脚が開かれて>>375
 布越しに互いの欲望が触れ合った。]
(378) 2021/03/18(Thu) 16:21:08

【人】 Dom サクライ

[まだ服どころか、靴すら脱いでないのに
 史郎は身を捩って、唇から淡い息を漏らす。

 俺は口元を覆う手の甲にキスを落として
 懸命に声を殺そうとするのをやんわりと止めた。
 代わりに、片手を彼の胸骨から臍の辺りまで
 ゆっくりと滑らせていこうか。]


  準備、ね。


[俺は緩く微笑んだまま、ゆっくりと
 史郎の腹を撫でた。

 掌を宛がった腹の下には
 史郎の内臓が詰まっている。
 本来、消化と排泄をするための器官が。]


  もう、こっちだけじゃ満足出来ないんだ?


[ずん、と一際大きく腰を突き上げながら
 俺はスラックスの中で固く兆す性器へ
 やわやわとした刺激を送る。]
(379) 2021/03/18(Thu) 16:22:42

【人】 Dom サクライ

[でも、これだけじゃ満足出来ないのは
 正直、俺も同じ。

 捩じ込んでくれ、と懇願されたら
 望み通りに今すぐ狭隘な排泄器官に
 無理矢理差し込んだっていい。
 だけど、俺の望みはそうじゃない。

 腰の動きを止めて、史郎の額にキスを落とすと
 そっと重めの前髪を撫で付けた。]


  そしたら、思い切り気持ちよくなるための
  「準備」、しておいで。


[緩みかけのネクタイを敢えて無視して
 俺は最初の命令を下した。
 
先走ってがっついちゃうのも、また可愛い、


 腰は止まっていても、史郎の腹に置いたままの手は
 引き締まった腹の上を
 するすると這い続けている。

 誰かの書き込みが残った身体の上を。

 妻子ある男が、彼を棄てるまでに書き込んだ
 何かしらを、上書きするように。]
(380) 2021/03/18(Thu) 16:27:24

【人】 Dom サクライ



  だけど、一人で抜いたりしたら……


[分かってるね?と唇に耳元に寄せたら
 そっと彼の上から退いてあげよう。

 準備が必要なのは、きっと俺もだし。]*
(381) 2021/03/18(Thu) 16:32:41

【人】


[ お手玉、面子、百人一首、と並べられる
  ラインナップに思わず少し笑った。
  せっかくのスイートルームで男2人、
  かなりシュールな絵面になりそうだけれど。

  ふと、目端に映った彼は、口元に手を当て>>361
  先程会社で渡した資料を見ているときと
  変わらない動作のはずなのに、どこかそこに
  滲む親しみやすさと可愛らしさに
  いけないものを見ているような気がして
  ふ、と目を逸らした。]



   えー…ある意味全部気になりますけどね、


[ と笑うと、彼の選択に
  思わず体を引いて、その顔を見つめ。
  眉を上げて、目をまん丸にしてしまう。]

 
(382) 2021/03/18(Thu) 18:11:02

【人】




   え、すげえ
   競技カルタってやつですか?

   百人一首とかやったことないです、
   坊主めくりくらいならできますけど


[ 苦笑して、それから「あ」と一言母音を
  こぼして、思いついたように顎を少し上げ。]


   あれは知ってます、

   せをはやみーってやつ。

   なんだっけ。
   瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の
   われてもすえにあわんとぞおもう、?


[ 唯一覚えている一首を披露してみせて、
  少しばかり得意げに口端を上げ。
  ロマンチックですよねーと顔を背け、
  ぼんやりと窓の外を見た。
  外はまだ日が高い。そりゃそうだ。
  この時期、18時を過ぎて、やっと
  日が沈む頃なのだから。 ]
(383) 2021/03/18(Thu) 18:11:37

【人】



[ 来る夜に不安がないわけではない。
  月のない夜は、嫌なことが起こる、なんて
  思っているのはきっと俺だけだし、
  ほんとうはそんなの関係ないんだろうけど
  わかっていても、うまく往なせない。
  襲う不安感と、心細さと、人肌の恋しさが
  恐ろしくて、しかたない。

  触れ合っていたら安心できる。
  その人が生きているってわかるから。

  
生に触れていたかった、きっと。


  ───まあ、今日は…あれだけど。

  そんなことを考えていたら、
  尋ねられた事柄に>>363
  視線を戻してそちらをみる。
  言い淀むように止まった言葉の続きを
  促すように眉を上げ、待ってみるのだけれど。
  それはW忘れてくださいWなんて言葉に阻まれて ]

 
(384) 2021/03/18(Thu) 18:12:44

【人】


  ていうか


    
え?



 
(385) 2021/03/18(Thu) 18:12:59

【人】



[ 待ってごめん俺の心がちょっとあれであれだから
  かもしれないんだけどそんな、そんな濁し方
  されたら、誘われてる?って思っちゃうって
  いうか思わざるを得ないっていうか
  え?え???だからさっきも言ったけど
  顔と体はめちゃくちゃ好みってそんな話したっけ
  まあいいやとりあえず好みなんですええそうです
  課長だからね、上司だからね、俺だってそりゃ
  いくら夜になったら遊んでるって言ったって
  不可侵領域超えようとはしてないわけですし
  そこらへんはきちんと弁えてるっていうか
  昼に会う人間とは夜は関わらないって決めてて
  だからもちろん全く眼中にはなかったわけだけど
  でもそこの不可侵領域超えてきちゃったじゃん?
  この人自ら飛び込んできちゃったじゃん?
  火に入っちゃった夏の虫って言われたって文句は
  言えないと思うんですよええ、そりゃそうだ
  そうですよね、いやでも、いくらなんでも
  上司と寝……… ]

 
(386) 2021/03/18(Thu) 18:13:19

【人】



[    れる………この人なら寝れる。寝れちゃう。

  だってタイプだしいやこの整っててほとんど
  動かない表情がロボットかと噂されるような
  仏頂面(綺麗)が崩れるとことか見たくない理由ある?

  
いや、ない。


  ないよね、ないよ、ないわー
  そんなの見たくないわけないわー

  ないです、はい。
  ないんですけどね。

  ないんですけど!!!!!
  ていうか!!!今までの人たちってなに!?!?
  これまでもあるってこと???つまり???
  はじめてではないわけで…あーーーーー
  え?まってこれ確認した方がいい?
  確認したら無粋になっちゃうかなどうしよう
  でも考えてみて、俺。
  これまでもあるってことは ]

 
(387) 2021/03/18(Thu) 18:13:57

【人】




[   
これからもあるってことでは?



  そんな、WこれまでWとWこれからWのあいだで
  どうせお互い忘れるわけなんだし
  それなら、そういうことがあってもべつに、
  過ぎ去りし日々の一つの出来事に
  過ぎなくなるかもしれないわけで
  それならやっぱりもしかしてもしかするとか
  あるんじゃ、と考えながら見つめ返した
  瞳が微かに揺れて、落ちていくのが見えた。]

 
(388) 2021/03/18(Thu) 18:14:22

【人】



[ 心の中で静かに深呼吸をする。
  実際の息をすう、と吸って。]



    …俺の望みは、あなたのと似てるから。



[ とっちらかった思考のまま、だったけれど
  その顔を見たら、沈黙が長引くのは
  よくない気がして、そんな言葉を落とした。

  そうじゃなきゃ、きっとここから先、
  なにひとつ、進まない気がして。]

 
(389) 2021/03/18(Thu) 18:15:03

【人】




    ───いいですよ、

   俺はお願いを一つ聞いてもらうんですし


[ そっとソファの上についていた手を
  彼の腿の上に置いて。
  その顔がこちらを見るなら、目を細めた。

  まとまらないけれど、一つわかることは、
  この人はただ眠らずに夜を過ごす以外に、
  何か欲しいものがある。
  それは、ゲームでは満たされないもので、
  きっと、共に過ごす人にしかできないことで、
  もし、それが己との関係性が崩れることへの
  不安に揺られて濁された、誘いならば。]

 
(390) 2021/03/18(Thu) 18:15:20

【人】





   なんだってあげます


[ 少しだけ体を、唇を、重なる直前まで
  寄せて、まつ毛の先を震わせ。]


    俺は今、 ヒイラギで

    あなたは、ミヤビ、なんでしょ


[ それならば、本当に欲しいものを、
  教えて、と吐息だけで尋ね。

  俺も、欲しいと心の中で続けた。

  
───なお本心を知れば死ぬほど恥ずかしく
  なるのはいうまでもない。 
]*

 
(391) 2021/03/18(Thu) 18:15:45

【人】 会社員 シロウ


[チョウジョウ、ってどんな字だっけ。>>378
 少なくともサクライさんの顔に嫌悪や不満は
 浮かんでいないように思うから、
 言葉通り少しでも満足してくれていたらいいな、
 と思う。

 吐息に混じろうとする声を閉じ込めるための
 僕の手に落とされたのは朱く赫く煙草じゃなくて
 暖かい唇で>>379

 はぁ、と抜けた力で出来た僅かな隙間から
 ため息のような吐息が断続的に漏れる。
 胸元からゆっくりつたい下ろされていく
 手の動きと熱にそれはさらに加速させられて。]
 
(392) 2021/03/18(Thu) 19:15:13

【人】 会社員 シロウ


[ スーツ、脱ぎたい。
 そう思っていたのだけれどふいにサクライさんは
 腰の動きを止めてしまった。
 顰めていた目で、荒む息を整えようと
 瞬きを繰り返しながらそっと見上げた彼は
 また優しく、今度は額に口付けをくれる。

 肩で息をしながらネクタイにかけた指を
 静かに下ろして身体を起こそうしても、
 サクライさんの掌だけは腹の上で蠢いていた。

 人の急所でもある鳩尾に触れる手が
 ふと、長い時間をかけて植え付けられた
 記憶を蘇らせて、知らずのうちに身体に力が入った。

 けれどサクライさんの手が、拳に握られることも
 鋭い衝撃に変わることもなくて、
 その動きはただ、静かで、穏やかで。

 それがかえってぞっとするような怯えと、
 マゾヒストならではの期待を生む。
 

 さながら食われるために
 自ら蜘蛛の巣にかかった蝶のように。

 
(393) 2021/03/18(Thu) 19:18:45

【人】 会社員 シロウ


[中途半端に刺激を与えられた腹の下で
 もっと触れて欲しいと欲望が鎌首を跨げるせいで
 視界がぼやけた。
 じんわりと滲んでいた汗が滴になって
 顳顬を流れて落ちる。

 耳元で囁かれた言葉にまたびくりと腰が弾んで、
 ─── はい、と熱っぽく頷けば、
 身体からサクライさんの重みが消えた。

 遠のく熱。
 途端に冷たい空気が身体を包んで、
 口付けられた額にそっと指を添わせた。]
 
(394) 2021/03/18(Thu) 19:20:11

【人】 会社員 シロウ


[準備、とは言っても、このような類の
 逢瀬の際にはトイレが必要な処置だけは
 済ませてある。
 マナー、なのかなんなのかわからないけど。
 食事も控えていたから、そのあたりは多分
 問題なさげ。

 だからソファから立ち上がって、
 バッグを手にバスルームに向かった。

 分厚い扉を閉めて、ひとつ息を深く吐く。
 手早く衣服を脱いで、簡単に畳めば
 スラックスに微かなシミを見つけて頭を抱えて、
 ちょっと考えてからランドリーバッグに入れた。]
 
(395) 2021/03/18(Thu) 19:21:23

【人】 会社員 シロウ


[アメニティひとつとってもブランド品。
 けれど場末のラブホにさえあるはずの
 潤滑剤が当たり前のようになくて笑ってしまう。]


   そりゃそーだな。


[ひとりごちてカバンから取り出したそれを手に
 改めてざざっとシャワーを浴びる。
 流れる湯を浴びながら後孔を解した。
 私物のそれを解したナカに入れれば
 一人でに、ぶる、と身体が震えた。]
 
(396) 2021/03/18(Thu) 19:22:54

【人】 会社員 シロウ


[ところで僕はいつも悩むんだけれど、
 シャワーのあとはどんな格好で
 出ていけばいいのだろう。

 どうにもバスローブというものに照れがあって。
 かと言って素っ裸というわけにもいかない。
 それなりに鍛えてはいるけど、
 お披露目するほどの身体でもない。

 というわけで、カバンから取り出した
 真新しい半袖の黒の肌着に、
 黒のボクサーパンツを身につけて、
 バスタオルを被って浴室から出る。]
 
(397) 2021/03/18(Thu) 19:23:43

【人】 会社員 シロウ

 


   ─── お待たせ、しました。


[だだっ広い室内にサクライさんの姿を探した。]*
 
(398) 2021/03/18(Thu) 19:24:26

【人】 会社員 紫川 朔月

うっ…その、秘密…じゃダメですか?

[依存しそうだとか、一夜の関係だと割り切れなくなりそうなんて。
とてもとても言えない。
手を彼の手で包み込まれてしまえば揺らぎそうになるけれど、これはお口チャックしておきたいのです]

特別な事はなにもしてないですね。
シャンプーの匂いか、洗剤の匂い…?

[嫌な匂いではないらしい>>370
汗臭いとか言われたらショックどころじゃないから安心した。
香水も付けていないしボディクリームも使っていない。
とするとシャンプーの匂いか洗剤の匂いだろうか?
レモンシトラス等のスッキリとした匂いのものを好んで使っているからそれかもしれない]
(399) 2021/03/18(Thu) 20:23:01

【人】 会社員 紫川 朔月

[首筋へ顔が近付く。
緊張で身体が少し強張った。
けれど身じろぎはせず、目を伏せた]

えっと、はい。
そのままの私を、見てほしい…です。

[最初からそのつもりでいたのだ。
見られたくないならいつもの恰好で来ているし、何より素の私を見てほしいから*]
(400) 2021/03/18(Thu) 20:24:33

【人】 ミヤビ

[ 百人一首が気になると言えば、
 彼は驚いた様子で、目を丸くする>>382

 コロコロと変わる表情を見ていると、
 それだけで楽しいものなのだな
 初めて気づいたように、口元を緩ませて]
 
 
  そう、競技カルタです
  まぁ、私は正式に部に入っていたわけではないですが
  暗記モノは得意だったので……

  坊主めくりは、良いですね
  年齢問わず楽しめます


[ 子どもでも、大人でも、
 楽しめるものだったと、懐かしそうに呟いた

 彼が知っていると、口にした一首は、
 確かにロマンチックな歌だ]
(401) 2021/03/18(Thu) 20:42:27

【人】 ミヤビ

 

  例え別れても、
  愛しい人とまた逢えると思っていると歌う

  
の歌ですね


[ 恋の歌など、思い出せば、
 人恋しい気持ちが僅かに、むくりを湧いてきて
 傍らの気配に安心するに留めた方が良いと思いつつも、
 また、妙なことを口走ってしまった]
(402) 2021/03/18(Thu) 20:42:29

【人】 ミヤビ

[ 自分が口走った言葉のせいで、
 彼の脳内が、賑やかなことになっているとは
 彼がこちらの考えを読めないのと、同じように
 言葉や表情に出ていなければ、知ることは無い


 知ってしまったら、         
 思わず、笑ってしまったかもしれないが

 
 取り繕うために、考え事をしていれば
 すぅと、息を吸う音に、ちらりとそちらに視線を向けた]
 
 
  っ、……え、?


[ 望みが似ていると言う
 それから、ふいに近づく距離に、
 腿に触れた手の熱さに、何度も瞳を瞬かせて――…]
(403) 2021/03/18(Thu) 20:42:32

【人】 ミヤビ

  
 
  本当に、良いんですか?
 
 
(404) 2021/03/18(Thu) 20:42:34

【人】 ミヤビ

[ 間近にある彼の瞳を、真っ直ぐに見つめ返せば、

 不安そうに揺れていた瞳を、
 細く緩めて、口元に三日月を浮かべた]


  ……笑わないで、くださいね


[ 引き寄せるように、彼の腰に手を回して
 親指で、触れあいそうな距離にある
 柔らかそうな唇を、ふにりと撫で

 まだ少し、躊躇いがちに、ぽつりと]
(405) 2021/03/18(Thu) 20:42:37

【人】 ミヤビ

[ 今までの人たちは、
 希望を叶える代わりに要求することであったし、
 一夜限りの関係の人たちばかりだったから、
 あまり気にしていなかったけれど、
 
 昼間の姿も知る、彼に言うのは、
 弱みを見せるようで、少し恥ずかしさを憶えて、
 告げた言葉は、とても小さくなってしまったが、

 言ってしまえば、胸のつっかえが取れたような気持ちで
 少し身体を離してから、]


  ただ、これでは
  私は二つ、願いを叶えて貰うことになってしまうので
  あなたの望みも、もう一つ、言ってくれませんか?

  ギブアンドテイク、ですから


[ 仕事の提案をするように、
 無表情で、そう告げたかと思えば、]
(406) 2021/03/18(Thu) 20:42:43

【人】 ミヤビ

 

  それこそ、
こういうの
でも、――構いませんよ?


[ にやり、と
 先程までの、躊躇いは、どこへやら
 
 彼が避けることがなければ、指先で触れた
 柔らかな部分に、触れるだけの―― キスを、した*]
(407) 2021/03/18(Thu) 20:42:45

【人】 Dom サクライ

[シャワー室へ向かう背中を見送った後
 俺は手持ちのトートバッグを開いて
 中に入っているものを、ひとつひとつ取り出していく。

 主催に言って用意してもらってもいいのだけれど
 結局信用出来るのは己の目。
 壊れたり、相手を傷付けたりするのは
 本意ではないのだから、
 細心の注意を払わねばならない。

 可愛らしい桃色をしたシルクのリボンから
 ステンレス製の膣鏡や大小形も様々なプジー、
 男性器を象ったハリボテやブルーシートまで
 あらゆる道具を取り出しては
 オペに使う道具のように
 サイドテーブルの上へ並べていく。

 別に、全部使うわけじゃない。
 必要な時に、必要なものを取りたいだけ。
 端にある、腕ほどもあるディルドなんかは
 完全に見せつけるだけのものだし。
 欲しい時に足りないよりは、余程マシ。]
(408) 2021/03/18(Thu) 21:38:43

【人】 Dom サクライ

[バッグが空になる頃には
 ラグジュアリーなスイートルームは様相を変え
 一気にSM特化のラブホテルみたいになってしまった。]


  ……ま、いっか。


[頭を掻きつつ、妙な雰囲気になってしまった
 ベッドを眺めて、一人納得しようとする。

 そしてちょうどその頃、バスルームのドアが
 からりと開く音がして>>397
 振り向けば均整の取れた身体の史郎が
 湯気を纏って出てきたところ。]
(409) 2021/03/18(Thu) 21:39:09

【人】 Dom サクライ



  別に待ってやしないよ。
  こっちも準備してたところ。


[にこりと微笑みながら、
 俺はベッドの端に腰を下ろすと
 史郎に向かって両腕を拡げてみせた。]


  おいで。
  ちゃんと出来てるか、見てあげるから。


[まるで犬でも呼ぶみたいに。
 けどしっぽを振って胸の中に
 飛び込んできてくれるのは大歓迎。
 言いつけ通りに、あんなに張りつめていた
 性器を慰めずに>>394いてくれたなら
 きちんとご褒美をあげようか。]
(410) 2021/03/18(Thu) 21:40:00

【人】 Dom サクライ

[腕の中に来てくれたなら
 そっとベッドの上に横たえて
 煌々と輝る照明の下で、
 彫刻みたいに美しい肉体を鑑賞しようか。

 黒い肌着に包まれた胸元の隆起を
 宛がった掌で感じながら
 俺はボクサーに包まれたままの茎に目を落とす。]


  さて、良い子の史郎は
  ホントに自分で弄ってないね?


[ちらり、と横目で史郎の表情を盗み見ながら
 優しい声音で問いかける。

 その言葉を信じたなら、おもむろに
 ぱくり、と下着の上から膨らみを口に含み
 その硬さを確かめようか。]*
(411) 2021/03/18(Thu) 21:52:30

【人】 公務員 不和 直継

秘密にしたいなら、今は聞かないよ。


>>399言い難そうにしているのが目に見えると重ねて問うことも強請ることもしなかった。
今は、と付けては次の話題へと移していく。

>>400顔を近づけると目を伏せてしまったがそれは逆に誘う仕草として受け止めてしまう。
身動ぎせずありのままを見て欲しいと願ってくれるのだ。
自分がしたいことは決まっていた]


勿論、ありのままの朔月を私も見たいよ。


[首筋へと顔を埋めるとすんと香りを嗅ぐ。
香るのはシャンプーの香りだろう。
スッキリとした匂いが爽やかな印象を伝えてくれる]
(412) 2021/03/18(Thu) 21:57:40

【人】



[ とっ散らかった頭の中で問答を繰り返したのち
  出た結論…というか無理やり結論づけた事柄に
  合わせて体を動かし、距離を縮める。

  だって勘違いしたって仕方ないと思う。
  あんな濁され方して!!!
  これまでの人に求めてきたことを…なんて
  視線をそらされたら「えっもしかしなくても
  もしかするんじゃない?」って
  勘違いしたって許されたい。

  そもそもこういう場だし。

  そっと腿に置いた手のひらを動かすと、
  彼の目線がブレて、ぱちぱちと、
  至近距離で瞬きが繰り返されて、
  微かに起きた風が眼球に当たるのがわかる。
  コンタクトがずれて、2、3度焦点を
  合わせようとこちらも瞬きを繰り返した。

  最後の確認のように問われた事柄に、
  ふ、と口元を緩めて。

  内心「やっぱり!!!!そういうこと!!!
  なんだよ課長もなんだかんだ普通の男………
  ていうかそもそも男いけるひとだったんだな」
  なんて考えていたら。 ]
 
(413) 2021/03/18(Thu) 22:29:06

【人】



[ 笑わないでくださいね、と前置きされるから ]



    ───もちろん



[ と、もうわかっているその言葉の続きを
  じっと見つめたまま待って。

  くい、と引き寄せられた腰に
  心臓がとくりと音を立てる。
  今にも触れそうな唇に、親指が当てられ。

  ───え?といわんばかりに目を瞬かせ。]

 
(414) 2021/03/18(Thu) 22:29:33

【人】





    ───え?



[ その内容を聞いた時、実際に声が出た。]

 
(415) 2021/03/18(Thu) 22:29:46

【人】



[ え?  え?? ]



   え、



[ え????まって?????

  ということは、つまり

  つまりどういうことだ???


  手を握る?  手を握、って、
  大丈夫、だって、いうって、そんなの


  
えっそれってセックスじゃないじゃん



  そうだね、そうだよね、え?
  寝るって話じゃなかったの?
  誘われて、 俺は、 さそわれ、 ]

 
(416) 2021/03/18(Thu) 22:30:09

【人】




   っ



[ 己の勘違いにぶわぁ、と顔が染まるのがわかる。
  耳まで熱くなるのがわかって、彼が少しばかり
  距離を取るのと同時に、顔を背けて、
  気まずげに視線を逸らし、口元を掌で
  覆って唸った。 ]



    あーーーーー



[ いや、うん、そうだね、そうだ
  勘違いしたのは俺で。
  いくら勘違いされそうなことばかり
  繰り返していたとしても勘違いしたのは俺で
  恥を晒したのも俺で、えーーーと。

  つまり、課長は別にそういうことを
  求めていたわけじゃなくて、いや、]

 
(417) 2021/03/18(Thu) 22:30:38

【人】



[ 二つの願いって、今のと、ホテルに
  提出したはじめにいってた願いで、
  俺の願いはホテルに提出したのと、
  あとは今日ここで会ったことは忘れるって
  ことだから、ギブアンドテイクは成り立ってて
  別にこれ以上なにかを求めることは
  必要ないってわかってるし説明できなくは
  ないけどいやでもいまはそれより


  だったら今さっきのを今すぐ忘れてくれ


  ってお願いをしたいっていうか
  いまわりと死にたいっていうか ]

 
(418) 2021/03/18(Thu) 22:31:08

【人】



[ 口元から手のひらを外して、息を吐き
  そっと視線を恐る恐るもどしたら、
  無表情なその人がいて。

  あーーーどうしようこれどういう感情?

  俺がしようとしてたことと俺が考えてたことと
  俺が勘違いしてたこと、なにもかも、
  わかってるよな?気づいてるよな?

  ええとこの場合は、 と
  一瞬の間にぐるりと巡った思考は、
  瞬間、突然目の前に浮かんだ意地悪な笑みに ]

 
(419) 2021/03/18(Thu) 22:31:23

【人】





    え、   ───ンぅっ


[ 塞がれた唇に、奪われて。
  触れるだけのそれが離れたら、目をまん丸にして
  それで、ああ ───ええと、なんだっけ。]



    ぁ、 と、



[ まってほんとに、まってもう、
  頭ついていかないから!!!!! ]

 
(420) 2021/03/18(Thu) 22:31:39

【人】





   整理、 していいですか、



[ と眉を寄せて不安げに落とし。]



   一晩、眠らずに一緒にいる人が必要で

   大丈夫っていって、手を握っていてほしくて、

   で?  ええと、


   男、  も、いけるんです  か?



[ ていうか ]

 
(421) 2021/03/18(Thu) 22:32:01

【人】




   俺で も 大丈夫なんですか、


[ どうあがいても、部下、ですけど、と
  首を傾げて、引き攣った笑みを浮かべ。
  
ちなみに俺は課長ぜんぜんいけます。
 ]*

 
(422) 2021/03/18(Thu) 22:32:33

【人】 会社員 シロウ


[気品のある大理石のバスルームで、
 シャワーから出るきめ細やかな湯を浴びながら
 僕がやっていることに関して
 我ながら浮かぶ苦笑いは仕方がないと思う。

 慣れた行為とは言え、僅かな時間ですっかり
 サクライさんに魅せられてしまって、
 たいして触れられてもいないのに
 張り詰めたものをそのままで、
 後ろを解すのはなかなかきつかった。]
 
(423) 2021/03/18(Thu) 22:46:26

【人】 会社員 シロウ


[分かってるね?>>381 と囁かれた言葉は
 どこか愉しげに聞こえたから、
 もし言いつけを守らず勝手に抜いたりしたら
 サクライさんはどんなに僕を責めるだろう、と
 どうしても考えてしまって、
 さらに屹立に血液が集まった。

 魅力的な考えと、失望されたくない気持ちの戦いは
 後者が僅差で勝利して、そのせいで
 シャワーの温度を下げても身体の熱は
 一向に引かないから、下着を履くのに苦労した。]
 
(424) 2021/03/18(Thu) 22:47:45

【人】 会社員 シロウ


[声をかけたら返事はベッドルームから
 聞こえて、そちらに足早に向かう。

 キングサイズのベッド、その隣にある
 サイドテーブルもきっと僕の給料一月分では
 買えないような趣ある素敵なもの。

 ……その上に何気なく目をやってギョッとする。
 所狭しと並べられた道具は、そんじょそこらの
 SMホテル、いやいっそホームセンター顔負けの
 見事な品揃え。>>408

 見慣れたものもあるけれど、端にある
 あのサイズは確実に無理だ、と背中を汗が伝った。

 それを並べたであろう当の本人は、
 ベッドの端に腰を下ろしてにっこり笑っている。>>410
 ラグジュアリーな空間と、おいで、なんて
 腕をこちらに向けて拡げているサクライさんと、
 アブノーマルな道具のコントラストが

 どうにもアンバランスで、 ]
 
(425) 2021/03/18(Thu) 22:49:24

【人】 会社員 シロウ


[裸足で絨毯を蹴るように、その拡げられた
 腕の中に飛び込んだ。
 ぼす、と長い腕と胸板に包まれたなら、
 まるで犬にでもなったような気分。
 胸元から、目を細めてうっとりと
 サクライさんを見上げた。


 ベッドに横たえてくれたサクライさんの掌を
 胸に感じる。
 目線が下がり、足の間に向けられて
 いくのも見てとれた。
 照明はついたままで、消してくれる様子はなくて、
 鼓動が痛いほど早い。]
 
(426) 2021/03/18(Thu) 22:51:45

【人】 会社員 シロウ


   ……はい、さわって、ない、です、
   けど、考えてました。

   言いつけを守らず、勝手に触ったら、
   ───貴方はどんなふうに、怒るのかなって、

   失望、されたくないから、我慢しましたけど。*
 
(427) 2021/03/18(Thu) 22:52:53

【人】 ミヤビ

[ 彼が、何をどうして、勘違いしたか
 自分が発した台詞を思い返せば、
 合点がいったかもしれないが

 嬉しそうにしたり、真剣な顔になったり、
 驚いたり、顔を赤くしたり、

 次々に変わる彼の表情は、
 少し触れれば、移り変わっていく万華鏡のようで

 それが、面白いと思ってしまっていたことは
 内緒にしておいた方がいいだろうか――怒られそうだ
]
(428) 2021/03/18(Thu) 23:10:11

【人】 ミヤビ

[ そう、私は別に、
 セックスの話をしていたわけではない

 触れ合えると、精神が安定する効果が高まる
 そういう理由で、触れあえるなら
 触れ合いたいとは思っているが、
 それは、手を握る程度でも構わなかった

 身体を離した拍子に、背けられる顔
 恥ずかしそうに、気まずそうに、視線すらも逸らされて

 私はまた、気に触るようなことをしてしまっただろうか
 なんて言うことが過ったりもして、
 それでも、彼の反応を見ていると、別の欲求が見え隠れする

 腿に触れた手の熱や、腰に腕を回した時の鼓動
 それを思い出せば、
こういうこと
、をしても良い筈だと、

 自分勝手な結論を着けて、困ったような顔をする唇を奪った
 
 彼の表情が変わっていくのを見るが、――やはり面白いな、
 などと、そんな感情を抱いたのは、実は初めてで、
]
(429) 2021/03/18(Thu) 23:10:14

【人】 ミヤビ

  
 
  ……驚き、ました?
  

[ 自分も驚いています。とは、口にはしない
 彼の驚いたと、私の驚いたば別の感情だろうが


 それから、整理したいと言われれば、こくりと頷く
 願いを確かめられると、妙な気恥ずかしさがあるが、
 それは我慢するとして、最後に付け足された二つの疑問

 それを耳にすれば、不思議そうに首を傾げて、]
(430) 2021/03/18(Thu) 23:10:16

【人】 ミヤビ

  
 
  ええ、大丈夫ですが……言ってませんでしたか?


[ 男でも、室井でも、
 帰らないで欲しいと言った時点で、
 言ったつもりになっていたのだが――…]
 
  
  色っぽい選択肢もあるとは、言った覚えがありますが
  あなたにその気がなかったら、不愉快かと思いまして
  あまり、はっきりとは言いませんでしたね

  失礼しました


[ 淡々とした口調で、悪びれもせず、素直に謝罪を口にした

 ですが――と、小さく囁いて、

 先ほど、軽く触れあった場所
 自分の唇を人差し指で、さわりとなぞり、]
(431) 2021/03/18(Thu) 23:10:19

【人】 ミヤビ

 

  ヒイラギさんは、嫌、でした――か?


[ あまり感情は浮かんでいないが、
 ほんの少しだけ、眉を下げて、視線を落とした

 ―― 年甲斐もなく、いつもとは
    違う空気にはしゃいでしまったかな、と
**]
(432) 2021/03/18(Thu) 23:10:21

【人】 会社員 紫川 朔月

ありがとうございます…。

[ほっとしたのも束の間、"今は"って言った?
つまり、後日聞かれる可能性あるって事です?
ひぇっ…全力で逃げなきゃ。
目を伏せたのが誘う仕草に受け止められているなんて知らず、どうやって逃げようかと思考を飛ばした]

直継さんも…見せてくれます…?

[首筋へ顔が埋められ、くすぐったさに小さく笑う>>412
自分のありのままを見てほしいし、彼のありのままの姿も見たい。
言外にそう問い掛けたけれど伝わっただろうか]
(433) 2021/03/18(Thu) 23:15:48
 




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