【人】 京職 一葉>>2 ■ドラマシーン@ 感情取得 ■相手:百継 ■場所:大通り ■成否判定:成功 ■感情:3) 保護/支配欲 * * * それはつい数週間前の事。 「────私で宜しければ御供させていただきたく」 そう告げると、百継様は常よりは幾分年相応の笑顔で"頼む"と仰せられた。 大通りの沿いの一画に、それは見事な大木の垂れ桜がある。 蕾の色が日に日に濃くなり、1輪また1輪と花開いていくのを、私はうっとりする思いで日々眺めていた。 満開になった花の美しさに浮かれた私はつい饒舌に百継様に語りを入れ、それを聞いて下さった百継様は、その見事な桜を是非見てみたいものだ、と。 あいにくその日は徽子様も継置様も不在の日。外歩きを好む百継様とはいえ、供の一人もつけぬわけにはいかない。 まして今年の春は"9年目"。 ならばと私が供を申し出たのだった。 (9) Valkyrie 2021/04/20(Tue) 23:30:07 |
【人】 京職 一葉「来年も、再来年も」 空気が、視界全てが、薄桃色に染まる世界。 呆けたように見上げながら、傍らの百継様に小さく告げる。 「百継様と、この桜を見とうございます」 かつての私は、この美しさを知らなかった。 目に入ってはいても、気付くという事に至らなかった。 「この美しき都を守る御力を持つ百継様をこの一葉、心よりお慕い申しております」 今の私は、この美しさを守りたいと、心から思う。 「百継様の悲願が果たせますよう、私がお守り致しますゆえ」 口にしてみれば、それは叶う事のように思われて。 でも些か、大きな口を叩きすぎたようにも思った私は、改めて背筋を正した。 「木菓子を買い求めて帰りましょうか百継様」 大事な当主を連れ回したと徽子様継置様に小言を言われぬよう、彼らの分も。 [保護(+)取得] [パス(?)] (10) Valkyrie 2021/04/20(Tue) 23:31:32 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a4) Valkyrie 2021/04/20(Tue) 23:38:13 |
【人】 封じ手 鬼一 百継単に彼らより年齢が低いというだけの意味ではない。 儂は、儂に仕えてくれる彼らの誰よりも、"足りない"。 重ねた経験も、身体の大きさも、心の強さも、立ち回る知恵も、それはもう、数え上げればきりがない程。 だからと言って指を咥え、おずおずと周囲を見上げるか? 否。儂は鬼一家当主。 ……で、あろうと日々背筋を伸ばしておるのだが。 京職という堅物のわりにやけに咄上手な一葉の紡ぐ垂れ桜の物語に、つい「見たい」とねだるように口走ってしまった。 取り繕う暇もなく、あれよあれよといつの間に、一葉と共に桜見物に出向くことになった。 かように佳きこともあるまいが、傍からは、長身の京職が童をあやすように見えてはおらんか? その一点のみが気にかかる。 いいや、気にすることこそ幼さか。 純粋に、彼のくれた機会を、春の美を歓ぼう。 雑念を振り払って顔をあげれば、視界一杯に夢のような薄紅色の嵐があった。 言葉を失って立ち尽くしていると…… (11) TSO 2021/04/20(Tue) 23:59:40 |
【人】 封じ手 鬼一 百継――来年も、再来年も 大人の男の、低い……しかし、耳に心地良い優し気な声が。一葉の声が、そう言った。 ――私がお守り致しますゆえ (約束できるのか、お主に) 儂は、咄嗟にこう言ってしまうところだった。 (居なくなるんだ。どんなに強くても、どんなに大切でも。 明日を確約できる人間など存在しない。 信じていても、人は、突然いなくなる。 両親や、姉のように) 足もとから頭まで、痺れを残しながら一瞬で駆け抜ける毒。 一葉の言葉に偽りがないと感じ、一葉が寄せてくれる心を愛しく感じたからこそ、反射でこみあげる、どうしようもない恐怖。 誰だって永遠にいなくなることがあるのだ。それは事実だ。ほら、一葉も。 (12) TSO 2021/04/21(Wed) 0:04:49 |
【人】 封じ手 鬼一 百継ざあっ! 「……ぁ」 突如、強い風が桜の枝を揺らした。 血の気が引いた体は、もう一度春のぬくもりで包まれた。 ぼうっとしていたのは一瞬だった。 一葉に気取られなければ良いのだが。 「ありがとう」 今度は、心から微笑むことができたように思う。 「儂はまこと果報者じゃ。 この都が美しいのは、そこに住み生きるお主たちが美しいからであろ? 一葉、儂にはもったいない言葉だが、確かに預かった」 木菓子、の提案に心が躍る。 しかし、次の言葉は、終ぞ言うことはできなかった。 ――また来年も、一緒に見ると約束しよう。 感情:尊敬(+)取得[**] (13) TSO 2021/04/21(Wed) 0:07:05 |
封じ手 鬼一 百継は、メモを貼った。 (a5) TSO 2021/04/21(Wed) 0:11:38 |
【人】 封じ手 鬼一 百継■ドラマシーンA 感情取得 ■相手:氐宿 ■場 所:A大通り 成否判定:(1)(2)2d6 感情:3) 保護/支配欲vil (14) TSO 2021/04/21(Wed) 0:29:43 |
鬼一 百継は、……ほら。 (a6) TSO 2021/04/21(Wed) 0:29:52 |
鬼一 百継は、[やれやれ、と息をついた] (a8) TSO 2021/04/21(Wed) 0:31:17 |
【人】 封じ手 鬼一 百継>>14 氐宿 感情取得:保護/支配欲 === 鬼一 百継が讃岐 氐宿を半ば強引に召し抱えたのは、その陰陽師の持つ強い力……ではなく、その人となりに興味を持ったからだった。 陰陽師。 陰陽五行のことわりに基づき、様々な術を行う者。 その得意分野は各々異なり、占術、祈祷、果ては呪術に通じる者もいるらしい。 常人にはない力を持つという意味では百継も並べられがちだが、百継には陰陽道の知識はない。 百継が持つのは、ただ、この地のあやかしの封印に特化された力である。 この世では、多くのことが陰陽師の占いにより決められる。 その日向かってはいけない方角、避けるべき色、果ては食べ物、湯浴みの日付まで。 三千世界の理に触れ読み解く陰陽師への信頼、かくあるべし。 しかし、陰陽師は通常、その力の影響力や秘匿性から、黙して語らぬ者が多い。 だから、初めてなのだ。 氐宿のように常にはんなりと柔らかい態度で、周囲と協調することを厭わぬ陰陽師は。 (15) TSO 2021/04/21(Wed) 1:29:58 |
【人】 封じ手 鬼一 百継--- 「のう、氐宿や」 百継邸の裏庭。 ここには、百鬼夜行封印のかなめとなる、その名も"かなめ石"が据えられている。 そこにひとり佇む氐宿を見て、百継は一瞬躊躇った後、声をかけた。 振り向いた氐宿はやはり人好きのする微笑みで、百継は内心安堵の息をついた。 彼でなくとも誰かの一人の時間の邪魔はしたくないものだ。 用命かと問われて、百継はまた困った。 その実は、ただ氐宿と話がしてみたかっただけなのだ。 彼の持つ能力への興味は尽きないが、それよりも百継は、氐宿という男が知りたかった。 陰陽道に触れるとは、常人には見えないものを見るとはどういう気分であるのか。 生家は。経歴は。その微笑みの成り立ちは。 しかしすべて、この場で突然質すにはあまりに無粋な問いである。 少し考えて、百継はこう言った。 「氐宿、儂を占ってはくれぬだろうか。 何でも良い。 未来でも、過去でも、気性でも、才でも、為すべきことでも。 お主から見て、儂はどのように見えておるかのう?」 まずは、ここから。 彼の目線を借りて、彼に到達する道を探して行こう。 [*] (16) TSO 2021/04/21(Wed) 1:31:47 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾……あや、当主殿 [旋律途切れ顔を上げれば、其処に在り。 幾歳まえから雇ひし主に対し、零すはただ瞬く程の感嘆のみ。 変はりなく、代はれなく。 千も万も八百万も、百には大きく見えし音。 其れに異を唱えられなくなって、久しい。 唱えようが、我に、意を反す持ち合せはありませぬ、が。 ちいひさく ちひさく 返した言の葉を 拾ったままにすることも、ただ見、逃し。] 恐縮 天、等と。 我は、ほんの、少し 地より逃れ。 御近付き過ぎては、灼く灯、哉。 [調べ捲けば、燈一つ。 意をけぶらし] (18) plmi 2021/04/21(Wed) 2:44:32 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾ええ、ええ 奏で、ましょう 諳んじ、ましょう 望み、なれば。 [其れ、希ひ、あれば。 届かし響かすは、我の役、と。]* (19) plmi 2021/04/21(Wed) 2:44:49 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾■サービスシーン @:状況(6)1d6 A:解決(1)1d4 相手:氐宿 アイテム:(4)1d6 テラーダイス取得判定:(4)(5)2d6 (20) plmi 2021/04/21(Wed) 2:58:22 |
【人】 武官 継置■サービスシーン @:状況(1)1d6 A:解決(3)1d4 相手:誘蛾 アイテム:(4)1d6 テラーダイス取得判定:(1)(1)2d6 (21) 青磁 2021/04/21(Wed) 4:53:08 |
【人】 京職 一葉「────ッ、もう私では到底お相手になりませぬな……っ」 キン、と弾かれた刀が後方へ弾け飛んでいく。 両腕が未だ痺れているのは、彼の今の膂力を示すには充分すぎる程のもので。 「立派な若獅子に成られて、私は嬉しうございますよ」 出会った時は子猫のようでしたのにと笑えば、昔の事をと拗ねた風な顔になるだろうか。 家族を失い百継様の養子となった少年は、百継様の傍ら、共に百鬼夜行に対抗すべく爪と牙を研ぎ始めた。それが決まった道筋であったかのように。 師と呼ばれる程の行いではないが、当時の彼に護身術や刀の扱いの基礎を教えた事もある。 前当主を始め、相当の人々が妖共の餌食となった惨事で閑散としていた屋敷の中、訪れる度に手合わせにと乞われ続けた時期もあった。 私の胸ほどにしか無かった背丈は、今は並び立つ──若干見上げねばならない感覚があるのは気の所為だ、気の所為──程。 「────精悍になられましたな」 僭越ながら、百継様の背を守るのは私でありたいという思いを抱いている事は否定しない。 だが百継様の御前、かかる火の粉を払うのはきっとこの男であるのだろう。 一葉は少しも変わってない風に見えると、褒め言葉か慰めかは判らない言葉には、あとは老いる一方でございますよと軽口で返したのだった。* [友情(+)取得] (24) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 7:29:54 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a10) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 7:30:38 |
一葉は、(3)(3)(4)(5)(1)(4)6d6 (a11) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 7:46:26 |
一葉は、むむ…… 5+(5)(6)(1)(3)(3)5d6 (a12) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 7:46:48 |
一葉は、5+6+(6)(2)(6)(6)4d6 (a13) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 7:47:00 |
一葉は、5+6+6+6+6 にてパスでございまする (a14) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 7:47:35 |
徽子は、それでは。(1)(4)(5)(6)(2)(2)6d6 (a15) rein-joir 2021/04/21(Wed) 7:48:03 |
一葉は、斯様な処で過剰な運を使ってはいけませぬのだ…… (a16) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 7:48:12 |
徽子は、6+(6)(1)(2)(1)(2)5d6 (a17) rein-joir 2021/04/21(Wed) 7:48:18 |
徽子は、6+6+(4)(1)(2)(4)4d6 (a18) rein-joir 2021/04/21(Wed) 7:48:36 |
徽子は、6+6+4+(3)(6)(3)3d6 (a19) rein-joir 2021/04/21(Wed) 7:49:02 |
徽子は、6+6+4+6+(1)(4)2d6 (a20) rein-joir 2021/04/21(Wed) 7:49:29 |
徽子は、6+6+4+6+4+6+[[]] (a21) rein-joir 2021/04/21(Wed) 7:49:55 |
徽子は、間違えましたわ。6+6+4+6+4+6+(1)1d6 (a22) rein-joir 2021/04/21(Wed) 7:50:37 |
【人】 御相談役 徽子■ドラマシーン@ 感情取得 ■相手:一葉 ■場 所:C寺 成否判定:(5)(5)2d6 感情:3) 保護/支配欲vil (25) rein-joir 2021/04/21(Wed) 7:54:45 |
【人】 御相談役 徽子■ドラマシーンA 感情取得 ■相手:継置 ■場 所:C寺 成否判定:(6)(2)2d6 感情:2) 友情/宿敵vil (26) rein-joir 2021/04/21(Wed) 7:55:13 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a23) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 7:56:58 |
【人】 御相談役 徽子>>25 ドラマシーン@:一葉との環状取得 [百継様の町歩き好き>>5。 影響してか、影響されてか、うつくしもまた出歩いていた時のこと] ・・・・・・あら、あれは。 [寺の近くで見覚えのある姿を認め、小さく呟きました。 彼の方が、殊の外取り立てられたのは九年前。 当時の百継様は齢5つ・・・御相談役として傍に侍るうつくしと違い、警邏を任とされる一葉様が百継様御自身と深く関わりを持たれるようになったのは、少し後のことだったようにも記憶しております。 どちらにせよ随分長い間、共に百継様に仕えてきたものですけれど] ────一葉様、お勤めご苦労様でございます。 [市女笠姿では、誰が声を掛けてきたかわからないでしょう。 少しだけ垂衣を持ち上げ、顔を覗かせて微笑みかけました] 今日もお寺には、多くの方が御出でのようでございますね。 やはり百鬼夜行に怯える民は多い様子ですこと。 (27) rein-joir 2021/04/21(Wed) 8:56:02 |
【人】 御相談役 徽子[独特な香の匂いにのって届く、僧侶達の声。 うつくしが善し悪しを語るような物事ではございませんが、やはり救いや心の拠り所が求められているということなのでしょう。 遠目に眺め、それから隣の御方を見上げます。 そういえば知り合って長い割に、斯様な事も聞いたことはありませんでした] 一葉様は、おそろしくはございませんか? [パス] (28) rein-joir 2021/04/21(Wed) 8:56:36 |
【人】 京職 一葉>>27 徽子様 返し 「人が多いと、その気に引き寄せられる妖も多うございますゆえ」 百鬼夜行に怯え、神仏に頼る気持ちも解らぬではないが、その混雑で妖を引き寄せてしまっては本末転倒。 個人的にはあまり気乗りのしない界隈だが、警邏先に入れねばならない場所でもあった。 独特な香の匂い。朗々と流れる僧侶達の声。 片袖で顔の下半分を覆いつつ、こちらへと門外に誘う私に、徽子様は少し不思議そうな顔で見上げて来られた。 「強い香りは、あまり得手ではございません」 そう。もうほどなくして10年になろうという知己だと言うのに、私たちは互いの事をこれほどまでに知り得ない。 私は徽子様の事を何も知らない。 徽子様もまた、私の事を。 私の心を。 (29) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 9:28:40 |
【人】 京職 一葉「──────"おそろしい"?」 己でも思っていた以上に冷たい声音になり、自分で自分に驚いた。 「徽子様は、百継殿の御力をお疑いか?」 「おそろしいなど、思う筈もござらん」 「百継様はきっと長き平安をもたらして下さるのだから」 私よりも余程に近く、百継様の傍らに侍り続ける、この女。 他の者には決して見せぬ顔を、向けるのだ。 百継様は、この女に。 ────嗚呼。これは、嫉妬、だ。 [嫉妬(-)取得] [パス] (30) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 9:30:15 |
【人】 御相談役 徽子>>26 ドラマシーンA:継置との感情取得 [百継様の御養子。ただし、年齢は上。 何も知らぬ輩でもすぐ理解する程度には複雑な環境を映してか、継置様は実直で思慮深い方であるとお見受けしております。 何より、随分広い屋根とは言え、一つ屋根の下で過ごしておりますもので・・・それと意図せずとも自然と言葉を交わす機会があるものでした] 継置様、お帰りなさいませ。 [履き物を脱いでいらっしゃる所に偶然行き合ったものですから。 立ち止まり、微笑んでそう申し上げます。 雅とは縁遠い等自負され、貴族のたしなみである和歌も苦手としていらっしゃる様ですが、うつくしのような下位の者に対しても当然のように応えをする、その振る舞いは好ましいと言われるものではないでしょうか] ────・・・? [ふと、身動ぎの合間、あまり継置様らしからぬ香が鼻先を擽ります。 つい最近も嗅いだこの匂いは、寺のもののようです。 九年前の百鬼夜行で、継置様が御父上と妹御を亡くされたのは有名な話。 墓参りにでも行かれていたのでしょうかと、思案げに瞬き] (31) rein-joir 2021/04/21(Wed) 9:31:47 |
【人】 御相談役 徽子御心は、安らかでいらっしゃいますか? 波立った心では、上手くいく物も上手くいかなくなる物でしょう。 もし、思うことがおありでしたら。 僭越ながら、拝聴させていただきますわ。 [すべてお気の召すままに、と穏やかな声で続けました] [パスor〆] (32) rein-joir 2021/04/21(Wed) 9:32:05 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a25) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 9:41:56 |
御相談役 徽子は、メモを貼った。 (a26) rein-joir 2021/04/21(Wed) 10:02:23 |
【人】 京職 一葉>>4 サービスシーン ■状況:野良あやかしに遭遇 ■解決:調物で解決 ■アイテム:牛車 * * * ぴちゃ、ぴちゃ、 ────────くちゅっ、 それは、腐臭を放つ小動物の死骸に齧り付いていた、小さな黒い塊。 尋常ならざる災厄である百鬼夜行は、文字通りに"地獄の釜の蓋が開く"ようなもの。 常には決して現れない強大かつ危険な妖が数多あらわれる。 が、このような小者の妖は釜の蓋が開かずとも、平常時にこうして時折見ることがあった。 鬼一一門の加護が薄れる郊外においては、尚の事。 「お前は知らぬのだよな。腐肉より美味なるものが山とあることを」 人を襲うほどの力はない妖怪と見て取り、青草を踏んで近付いて行く。 それはほんの気紛れだった。 手元には、数刻前に購入したばかりの餅菓子の包み。 「"団子"と言う。────旨いぞ」 言葉は届いたのかどうか。 だがボロ雑巾で象った兎のような態の妖は、一粒取り出し落としてやった小さな団子に齧り付いていた。 (34) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 10:11:18 |
【人】 京職 一葉「────?……あれ、は」 軋む轅と足音、鈴の音に、近くの街道に目を遣れば、牛車の影。 牛車を引いているのは牛ではなく、数人の見目麗しい半裸の男衆だ。 それはこの都に居を構える豪商奥方の無粋な習慣。 己の──ではないな。夫君の、だ──権力を誇示したいものか、悪趣味としか言い様のない美意識ゆえか。 奥方の斯様な趣味もさることながら、かの家の商売自体、飢饉の際に米野菜を売り渋るなどの行いが鼻につき、私は全く奴らを気に入ってはいなかった。 「団子が気に入ったのなら、あの牛車に付いて行けば良い」 足元の妖に語りかける。 豪勢な食卓から多少の食べ物をくすねるなど、仔兎程度の小さき妖怪ならば造作も無い事だろう。 家に憑けば貧乏神になるやもしれぬ? それは私の知った事では無いな。 「私は……妖怪を全て滅ぼしたいわけではないのだ」 人は人の世界に。妖は妖の。 今日のこの行いは、それを些か逸脱していたやもしれぬけれど。* (35) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 10:12:15 |
【人】 御相談役 徽子さて……やはり一度は嗜みましょうか。 ■サービスシーン @:状況(4)1d6 A:解決(3)1d4 相手:百継 アイテム:(2)1d6 テラーダイス取得判定:(1)(1)2d6 (36) rein-joir 2021/04/21(Wed) 10:50:08 |
継置は、…………サービスシーンもう一個追加する。 (a29) 青磁 2021/04/21(Wed) 11:11:38 |
【人】 武官 継置■サービスシーン @:状況(5)1d6 A:解決(3)1d4 相手:氐宿 アイテム:(3)1d6 テラーダイス取得判定:(6)(5)2d6 (39) 青磁 2021/04/21(Wed) 11:12:17 |
ぽきゃは、ぽよぽよと跳ね回っている。しばし離席致しますよ!** (a32) TCrein 2021/04/21(Wed) 11:40:42 |
京職 一葉は、メモを貼った。 (a33) Valkyrie 2021/04/21(Wed) 11:42:54 |
【見】 あないみじ・くっしょん 黄色>>@1 \ふぁん/\どん/ 黄色が黄色いのも、ついでにぽきゃっとしたアイツが黄色いのも偶然だが―――そう言われると悪い気はしないぜぇ―――!! より高みから―――? 偉いのかそうなのか―――? まあ誰がどんだけ偉かろうが気にせずどかーんどかーんしている黄色だがな―――!! (@2) TSOc 2021/04/21(Wed) 15:18:38 |
【人】 封じ手 鬼一 百継百継は馬を駆って、あやかしが出没したという現場にかけつけた。 そこにいたのは、過去に見たことはおろか、どの絵巻にも記載のない異形のあやかしだった。 身の丈は人間の子供程しか無い。 全身鈍い銀色で、痩せた身体の上に異様に大きい頭が乗っている。 両目もまたぎょろぎょろと大きく、薄く発光している。 寄せられた情報によると、そのあやかしは、円盤型の浮遊物体から現れ、牛に次々と穴をあけて回っているという。 このままでは人間が キャトルミューティレーション 穴をあけられるのも時間の問題だ。「 鬼 一流……」封じ手として日々研鑽する百継は、その場に応じた封印術を幾つも身に着けている。 その一つが、これだ。 (42) TSO 2021/04/21(Wed) 16:01:34 |
【人】 封じ手 鬼一 百継「投 石 !!」ゴッ。 百継は、足元にあったゴツめの石を グレイ 異形のあやかしに向かって投げまくり、相手が怯んだと見ると大きめの岩に持ち替え、ガンガン殴りに行った。百継の経験は語る。 あやかし、結構物理効く。 しばらく岩を振り回していると、あやかしは 「∬ΠδεЖЙсэш!!💢 💢 」 みたいなことをわめいて未確認飛行物体に逃げ込み、帰って行った。かの姿が完全に見えなくなったのを確認し、百継は独りごちる。 「儂の体に流れる鬼一の血が尽きん限り、あやかしにこの都を穢させはせん……!」 百継は、大暴れによるストレス発散でだいぶすっきりツヤッツヤ、という顔をしていた。 [〆] (43) TSO 2021/04/21(Wed) 16:03:56 |
【人】 御相談役 徽子>>36 百継とサービス [何分、百継様はお若くていらっしゃいます。 皆を慰労する為に宴を開くにしてもあまり酒宴の形式にはされません。 当然、お仕えしている身として飲む機会は少なかったのですが・・・その日の宴は主賓が酒好きで有名な御方であられたのが始まりでした。 しかも、唯の酒好きなら良いものの、呑ませ好きでいらっしゃる。 早々に百継様が酔い潰れて仕舞われそうになりましたもので、隙を見て安全な場所へとお帰り戴き、残ったうつくしは盃を代打で受け取り続け。 薦められるままに干し続ければ、さしものうつくしも大変に酔ってしまいました] ああ・・・いい気分。 [ころ、と緩慢な仕草で盃を手遊び、口の端を上げます] こんな時、人はどうするのだったかしら? 和歌・・・ええ、和歌かしら。 [ぼんやりと会場を眺めます。 男、男、男、たまに女。 全員伏して、酒の匂いが立ち籠めております。 皆酔い潰すのはなかなかに苦労致しました] (44) rein-joir 2021/04/21(Wed) 17:43:04 |
【人】 御相談役 徽子───・・・・・・。 小夜ふけて つみ上がりにし ひとのやま わが御技なり うれしかるべし ・・・・・・うふふ。 [ああ、愉しいことです*] [ダイス取得失敗!] (45) rein-joir 2021/04/21(Wed) 17:44:07 |
封じ手 鬼一 百継は、メモを貼った。 (a34) TSO 2021/04/21(Wed) 18:29:08 |
【見】 混沌 ファンドン嗚呼、酒はよいなあ。 酒は人の気をかき乱し、心地よい濁りの色を醸し出す。 ふむ、ちゃあと、となあ。 これは何ぞ、八卦の如く命運を指し示すものかよ。 にしては何やら作為のようなものを感じるがな? ふむ、良き良き。 (@3) てば(tevasaki) 2021/04/21(Wed) 18:54:12 |
【見】 あないみじ・くっしょん 黄色ふぁん ど――――――ん!! いいぞいいぞ―――キャラ崩壊はさーびすの基本だからな―――!!!(※) あとその仮面の下の顔チラもさーびすだ―――!!!! 黄色もさーびすだばぁするか―――!? (※個人の見解です。そのような事実はありません。) (@5) TSOc 2021/04/21(Wed) 19:06:56 |
【見】 混沌 ファンドン■1.名前、性別、年齢 ファンドン 性不詳。 現在(百鬼夜行の年)より数百年前に現在の姿を得た。 ■2.性格や癖、好き嫌いなど(特徴なんでも) 陰気だが享楽的で自分を楽しませてくれる対象には陽気な面も見せる。 だが同時に気まぐれで残忍な面もある。 ■3.能力&キラートリック 不明。 まだ考えてな ■4.自己紹介 遥か古代に大陸にて大妖が撒き散らした陰の気に僅かに生き延びた赤子の気が混じり、凝り固まって精となったもの。 この国の都が別の所であった頃、船で大陸と行き来する人の気に乗じて渡ってきた。 (@6) てば(tevasaki) 2021/04/21(Wed) 19:13:57 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾[なれば、] …………斯様に 道、無くと。 在れば [奏で、紡ぎ、爪弾く。 ──りぃん、と 一節 おと鳴らし。 只其れだけで、 ぱらり ぱらり と 目前の壁へ罅走りて、]此れにて、進み。 [道無ければ、造れば、良いと。 勿論のこと、後程に我謹製の外壁を贈る故。 しばし、赦しを?]* (47) plmi 2021/04/21(Wed) 20:15:09 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾■ドラマシーン@ 感情取得 ■相手:氐宿 ■場 所:A大通り 成否判定:(4)(4)2d6 感情:4) 信頼/猜疑心vil (48) plmi 2021/04/21(Wed) 20:31:53 |
【人】 宮廷音楽家 誘蛾重なりも、過ぎては、困りもの。 [騒めかせるは、はて。 どの ”おと” で、在りましたか。]* 感情:猜疑心(-)取得 (50) plmi 2021/04/21(Wed) 20:50:11 |
誘蛾は、秘密取得、振り直し (1)(4)2d6 (a36) plmi 2021/04/21(Wed) 21:35:37 |
誘蛾は、あや、あや、残念 (a37) plmi 2021/04/21(Wed) 21:36:26 |
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