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【人】 焔の魔術師 ベアトリス燃え盛る炭のようでもあった、それは。 サラマンダーは雄の化身となり、彼女の体内に潜り込んで燃やし尽くす。 全身が熱くて堪らないのは焔の精霊との同化のせいなのか、激しい動きのせいなのか。 抉る動作に合わせて揺れたのは豊満な胸だけではない。垂れることのない形良いヒップも律動に合わせて揺れに揺れまくる。 「ああんッ…こんなの経験したことないッ… すんごい気持ち良くておかしくなりそうッ」 男性の恍惚は想像以上であった。 女の子とまぐわう際に激しい行為に相手が気絶するのは良くあることだったが、ベアトリスの意識が飛びそうだ。 サアヤも愛らしく悶え、あられもない声をあげている。 感じまくってくれている。 互いに快楽を与え合えるのに、言い知れぬ充足を感じた。 (0) 2023/10/25(Wed) 0:04:48 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス今までの行為はただのプレイでしかなかったが、彼女とベアトリスは繋がっている。身も心もぐちゃぐちゃに重ねて1つになっていた。 そんな目眩くような交わりの最中、差し出されたネクタイ。 まるで鎖みたいに彼女を繋いでいる。 ふ、と表情を崩すと、ベアトリスはネクタイの端を咥えた。 そして前屈み、顔を近付けて。 彼女の唇にキスを落とす。 これは契約だ、きっと。 彼女の願いに応えるための。 「ーー心配しないで?私は 貴女をそんな風に ーーいいとも。 」不意にベアトリスの顔が歪む。 がくん、と頭を垂れた。 はらりと溢れ落ちるネクタイ。 結合はそのままだが、まるで糸が切れた人形のように。 (1) 2023/10/25(Wed) 0:05:55 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス暫くしてゆら、と顔を見せた時にはーーまるで別人のように赤い唇を歪め。 「ハハハ…アハハハッ! 玩具だと?いいだろう。 お前を俺の玩具にしてやる、 ……一生。 ーー愚かな女たちだ。 まさか身体の同化から精神を 俺に乗っ取られるとは 思わなかったようだな!」 その声はベアトリスのものだが低く、男のようである。 サアヤは悟るだろうか。ベアトリスの意識がもう表層にはないことを。 ぐいと腕を伸ばして髪の毛をひっつかむ。熱くて滾る男性自身は埋め込んだまま。 (2) 2023/10/25(Wed) 0:06:50 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス「サアヤと言ったか。 俺はサラマンダー、焔の精霊だ。 今からこの身体もお前も、全て俺のものとするぞ。 さあーーぶちまけてやろうか、精を。 孕め、サアヤ。俺の子を。 精霊と人間が交わり子を成したらどうなるか、 試してみようじゃないか?」 残忍な笑顔を浮かべてゲタゲタ嗤う。ベアトリスの意識は封じられているーー。 もしベアトリスを助けたいのなら抗う他はない。 そうしないのならーー二人は邪悪と化した精霊の手に堕ちるだろう。* (3) 2023/10/25(Wed) 0:07:35 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ長い触れ合いの時を終えて。 彼女はまだ、ユスターシュの腕の中にいる。 「姫ーー…」 彼女に注いだのはまさに愛情の証でしかない。 封印されていた記憶がまだ全て戻ったわけではないが、強い気持ちは、断片にも然りと存在していたから。 ユスターシュの胸は今想いに溢れている。 愛しく、護りたい。 傍にいたく、触れたい。 それは全てチアキローズへ一身に注がれていた。 汲めど尽きぬ泉のように。 だからこそ、二人で居られる時間が限られようとも良いと思えた。 ユスターシュに与えられるであろう罰も享受出来ると。 彼女にはそんな事を悟らせずいたかった。 しかしーー聡明な彼女は、ユスターシュの言葉からそれを読み取ってしまったのだろう。 姫という立場であらば当然かもしれない。 立場を棄てていいとは、国に叛くという意味である。 (4) 2023/10/25(Wed) 12:00:16 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ確かに彼女が姫ではなくーーそれこそ姫宮千秋のような平民と化すならば、ユスターシュは罰からも逃れるであろうし、イーリスを探すという過酷な使命からも解放されるだろう。 ーーただその道は幸せであろうか、彼女にとって。 ユスターシュは呻吟する。 そして彼女に誓いを立てた。 「我が剣、我が命を賭けて誓おう。 貴女と運命を共にすると。」 どちらの道にも不幸があるならば。 その不幸を出来る限り取り払い、生きればいい。 罰を受け入れる前に赦しを乞うことも出来るはずだ。諦めるのは早い。 彼女に地位を棄てさせなくとも、きっと活路はーー。 (5) 2023/10/25(Wed) 12:00:48 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ『ユスターシュ様、大変デスッ』 突然ウンディーネの結界が解かれる。何事かとユスターシュが顔をあげると、水の乙女は空中に漂いながら此方を見下ろしていた。 その表情は険しい。 ウンディーネが片手を掲げると水の泡が発生し、ユスターシュとチアキローズの身体を包む。それは優しく二人の身体の汚れを清めた。 綺麗になってもチアキローズは裸である。ユスターシュはマントを脱いで彼女の細身をくるみ、姫抱きにする。 『大変デス、仲間タチガ暴動ヲ開始シマシタ。 人間ニハモウ従イタクナイト。』 「なんだと?どういう事だッ」 『サラマンダーハ人間ヲ乗っ取りマシタ。 ドローイグニ居タ仲間タチモ主デアッタ 精霊使いヲ乗っ取るナリ倒すナリシテ、 此方ノ世界デ暴レテイマス!』 (6) 2023/10/25(Wed) 12:06:21 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ余りの出来事に言葉を失う。まさか、今まで大人しかった精霊が? ウンディーネだけは反逆に従っていないようだが。 ユスターシュは姫と視線を合わせる。 「チアキローズ姫。貴女はまず 身体を休めて欲しい。 安全な場所まで送るから、そこで 待っていてくれ。 俺は精霊たちを止めねばならない。」 ユスターシュの願いは、彼女を戦わせたくない、である。 しかし、選択するのは彼女だ。* (7) 2023/10/25(Wed) 12:07:10 |
【見】 不良少年 滝沢啓介里津子を助けようとしたのにむしろ足手まといになった。 彼女が駆け付けて助けてくれなかったら、啓介も囚われの身になっていただろう。 「悪ィ!!…わかった!」 彼女の指示に頷いて、泣き叫ぶ子供の手を引いて避難誘導を始める。 一人闘いの場に彼女を残したくないが仕方ない。 凶暴化した枝はライオンの檻に向かい、今度は檻を壊そうとする。 一体何が目的なのか? まるで人間に恨みでもあるような暴れぶりだ。 (@0) 2023/10/25(Wed) 12:19:50 |
【見】 不良少年 滝沢啓介恐らくあの樹木を操る奴がいるのだろう。里津子は探しているが、一向に見つからない様子。 それも、そのはずだ。樹木を操っていた精霊使いは、とっくに乗っ取られていたのだから。精霊に。 一体化した精霊は、精霊の力が強ければ人を支配し暴れることが出来る。 ドローイグの人間はこの世界の住民を傷つけることに今までもあまり躊躇いはなかったが、ここまで派手にやるのは、精霊の意志が働いているからだ。 反逆という。 精霊は高笑いをしていた。魔法少女が居もしない術者を探しているから。 (@1) 2023/10/25(Wed) 12:20:13 |
【見】 不良少年 滝沢啓介『馬鹿め。探しても誰もいない。 ーーそんなもんはとっくに 喰ってしまったよ。 次はお前だーー。 今までよくも好きに使役してくれたなッ 精霊の力の頂点であるイーリスは、 精霊たちのものだッ それを手に入れて人間たちを 滅ぼしてやるッ』 樹木は樹洞を目鼻のようにし、高らかに宣言した。* (@2) 2023/10/25(Wed) 12:22:32 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「──、痛っ。」 それはまるで夢から覚めたようだった。 響く男の声。先ほどの精霊のものだろう。 たった今、誓いのような口づけをしたばかりだというのに。 けれどボクはそんな状態にも冷静だった。 髪掴まれて痛みに眉を寄せたけど、次にはスウ…と、勝ち誇る相手に目を細める。 「そっか…、随分と君、信頼されてたんだ? 結構甘いんだなベアトリスも。 …ボクにこんなことしてくれてるくらいだしね。」 キュ、と意識的に焔のそれを締め付ける。 甘く感じるだろうか。 心地よく感じるだろうか。 ボクは口元に弧を描いて──。 (8) 2023/10/25(Wed) 19:18:05 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「嘲笑わせるな、三下。」 瞬間的に魔力を展開させる。 現れた魔具はボクの周囲を囲う円形の鍵盤。 それは、ボクとベアトリスの体の周囲を巡って展開されて、簡単には逃さない。 逃してやらない。 鍵盤を叩く。奏でる。音楽を魔法に変える! 咥え込んだものをキツくキツく締め上げながら、ボクの奥の方へと圧をかけるように。 精霊と交わって子供を成す? ──上等、 お前の魔力全て、精霊としての存在全てを呑み込み受け入れて産み直してやるよ! 「人間を舐めるな、今まで奴らに力を貸していた癖に! その運命も翻弄してきたくせに! 争いに加担してきた癖に!」 指先は止まらない。お前を飲み込むまで止めてやらない。 ベアトリスが自我を取り戻すまで。 (9) 2023/10/25(Wed) 19:18:29 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「返せ、返せ、全部返せ! お前が僕たちを馬鹿にすることは許さない! ぜったい、許さない!」 ボロボロ涙をこぼしながら。 ボクは、ベアトリスからこいつを──!** (10) 2023/10/25(Wed) 19:18:48 |
【人】 爽快ブラスト チアキ確かに、国を捨てれば私たちは双方の国から狙われるかもしれません。 でも私は共に生きたいのです。 それがどんなに罪深いことであっても。 だから、ユスターシュ様の返事はとても嬉しいものでした。 だって、それは私のいちばんに願うことでしたから。 ただ。 「きゃっ!?」 水の精霊が話しかけてきたことに驚いて真っ赤になってしまいます。 だって彼はまだ私の中にいて、つながったままだったんですもの。 抜いた時には脚の合間からトロリと彼の放ったものがこぼれ落ちて震えましたが…何より艶めいた声を上げてしまいましたが、仕方がなくとも羞恥に震えてしまいました。 でも今はそれどころではありません。 (11) 2023/10/25(Wed) 19:31:09 |
【人】 爽快ブラスト チアキ「精霊たちの暴動…。」 なんということでしょう。まさか、ドローイグがそんな目に遭うとは。 仲間たちに知らせなくてはなりません。 ユスターシュ様のマントに身を包みながら、私は眉を顰めました。 「…私の魔法は、後方支援が得意なのです。 だから、私はここで魔法を使いましょう。 私をどこかへ送る時間は無いはずです。」 ウンディーネは信じて良いのでしょうか。 信じたいものです。何せ、この事態を知らせてくださったのですから。 けれど、──彼の手を取り私はその瞳を見つめます。 聞いたことがあるのです。 ウンディーネは女性型の精霊であり、嫉妬深い者が多いと。 だから。 (12) 2023/10/25(Wed) 19:31:29 |
【人】 爽快ブラスト チアキ「…けれど、ユスターシュ様に 私の援護をしていただきたいのです。 私に一つ、考えがありますから。」 ウンディーネの状態も確認しつつお願いします。 私の脳裏には一つ、試してみたいことがありました。** (13) 2023/10/25(Wed) 19:31:52 |
【人】 純真アンサンブル リッコ「なんですって…!?」 >>@2聞こえてきた声に目を見開く。 なんて事なの、精霊たちが反逆してきているなんて! そして彼らがイーリスを欲しているなんて!? これでは埒がない。多勢に無勢がすぎる。 早く姫様に報告しなければ。 いえ、姫様とサアヤなら先に知ることもできているかも知れない。 私は一度啓介の元に戻る。 どうしよう。どうしよう。どうすべき? 私たちの戦いにこの世界を巻き込んでしまうだなんて。 人の欲望が精霊たちに伝播してしまうだなんて。 (14) 2023/10/25(Wed) 20:24:52 |
【人】 純真アンサンブル リッコ「啓介…。」 私は泣きそうになりながら。 一度、啓介に抱きついて唇を重ねた。 ただ重ねただけじゃない。 唇と唇を通じて彼に魔力を送り込む。 ──戦士としての力を彼に。 彼も戦えるようにと魔力を分ける。 「大丈夫。でも、一緒に戦って欲しい。 私は──きっと無防備になるから。」 魔具を手にしながら、ピィんと爪弾いて。 魔力をあたりに拡散させる。でもこれは攻撃では無い。 仲間に知らせるため。 仲間と心を合わせるため。 私は心を落ち着かせ集中する。 ──きっと。心を合わせれば。 でも私はその時無防備になるから。 枝葉に襲われれば、魔具を必死に構えながらも応戦はできない。** (15) 2023/10/25(Wed) 20:25:14 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスどこぞの聖典はこう始まる。 『初めに、神は天地を創造された。』 そして七日間かけて世界が作られる様を描写する。 サアヤやベアトリスたちが住む世界はどうであったか。 この世界は精霊が最初に存在していた。 精霊がある意味、神のような始祖的なものであった。 始めに精霊が地を、空を、海を、風を創った。 そこに生物が産まれた。 最初、人間はその一種でしかなかった。 が、人間は知恵のある生き物であったので、やがて文化的な生活を営むようになり、あっという間に数を増やした。 人間は音楽や絵画といった"文化"から魔力を得てーーやがて、自然と同化しひっそりと存在していた精霊すら使役するようになる。 ミュジークも、ドローイグも、こうした発展の中で産まれた国家だ。 ーー人々が争いを始めたのはいつからだろう。 始祖である精霊たちが力を封印した宝石イーリスが、世界を揺るがすほどの存在であると気付いたのはいつだろう。 そも、精霊のものであるイーリスを我欲に使ったドローイグの者は、願いを叶えた後にどうなったのかーー。 (16) 2023/10/25(Wed) 21:21:57 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスベアトリスを乗っ取ったサラマンダーは勝ち誇っていた。 元より好戦的な性格である。 ベアトリスとは、荒々しい部分で気が合い力を貸してはいたが、いつかーーこうして立場を逆転してやろうと考えていたのだ、虎視眈々と。 『ふ、名器だな。 殺すのは惜しいし、その ふてぶてしい態度、人間なれど 好ましいぞ。 我が妻としてやるから、有り難く子を産め。 ハハハハッ!』 彼女の体内にあるものは、今や焼きごてのように彼女を苛む。みちみちと雄々しさを増すのもきっと苦痛を与えている事だろう。 人間どもにもう好きにはさせぬ。 マウントを取り完全に油断状態だった。 だから、彼女がいきなり魔力を展開したのにサラマンダーは虚をつかれた。 『むッ!?』 (17) 2023/10/25(Wed) 21:23:08 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス突然現れた鍵盤は土星の輪のように宙に躍ったか。 彼女は演奏を始めた、狂ったように。 『気が触れたか?!』 離れようとしたが、イチモツはきつく咥えこまれていた。 サラマンダーは焦り身をよじる。身体はベアトリスの姿のままであるから、胸はやっぱりゆさゆさ揺れる。 </red>『何をする、この雌餓鬼! 離せ、お前を焼き尽くすぞ!』</red> 体内の男性自身の熱を上げる。きっと彼女は熱さに悲鳴を上げるだろうと。 だが、悲鳴どころか激しく喚かれた。締め付けは更にきつくなる。 『やめろ…ッ』 熱さに彼女が堪えられなくなるか、それともサラマンダーが搾り取られてしまうか。 雌雄を決する闘いが繰り広げられる。 (18) 2023/10/25(Wed) 21:24:17 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスそして、勝ったのはーー 『ああ、イクッ!畜生、吸われるッ! あ、あーーッ!』 ベアトリスの姿のサラマンダーは絶叫して身をそらした。どくどくと、禍々しくも熱い液がサアヤの膣内に注ぎこまれる、吸い込まれる。 びくんびくんと激しい痙攣の後にベアトリスは倒れた。 「…きゃあッ!」 サアヤの身体の上にのし掛かるようになった。 「は、…なんてこと、 私は……サアヤ、サアヤッ! 大丈夫なの、あんな無茶をしてーーサアヤッ!」 ベアトリスの身体からサラマンダーの化身は消えていた。しかし、サアヤは処女を散らして血濡れの上にその体内にはーー。* (19) 2023/10/25(Wed) 21:25:01 |
【見】 不良少年 滝沢啓介動物園には子供たちが沢山いたから、避難誘導は困難を極めていた。それでも啓介は必死に尽力する。 里津子を信じて。 すると、彼女が此方にやってきた。 「里津子、どうしたーーんがっ」 間抜けな声がでたが、キスを受け入れる。柔らかな唇が離れるまでポカンとし。 「え、闘う?!いや闘えるなら 闘うが足手まといになるんじゃ ねえのか?無防備? おいッ?!」 彼女の説明は短く不十分だが、敵は待ってなどくれないから仕方ない。 楽器を鳴らして集中する姿に、ごくりと唾を飲んだ。 (@3) 2023/10/25(Wed) 21:38:31 |
【見】 不良少年 滝沢啓介啓介が飛び出した。その姿は一瞬で変貌する。魔法戦士として。 里津子から与えられた魔力の力だ。 「え、わッ!なんだこれ… て、くそッ!おいやめろッ!」 自身の変身に驚いている暇はない。持っている盾で枝を叩くが間に合うかーー。* (@5) 2023/10/25(Wed) 21:39:27 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ体の内側が焼けるように熱い。 もしかしたら本当に灼かれているのかな? ははっ、超必死じゃん、ウケる。 痛みを気にするな。弾け、奏でろ、吸い尽くせ! 本当に熱さがなかったわけじゃ無い。 痛みを感じなかったわけじゃ無い。 それ以上の怒りがボクを染め上げていただけだ。 ボクをあの子みたいに孕ませようとするなんて。 ベアトリスを依代として使うなんて! 嫌いな奴の子供なんて産みたいわけないだろう。 妻になって喜ぶはずがないだろう。 結局お前らも魔物と似たようなもんじゃないか。 かつての古代の静謐さを喪った、欲に塗れた精霊もどき! 「ははっ…、よか、…っ。」 情けない叫びをあげて、力を失うあいつとこちらに倒れ込んでくるベアトリス。 ぜえはあと荒い呼吸すら苦しくて、それでもボクは笑ったよ。 でも、下半身は血まみれ──じゃなくて焼けてジクジク傷んでいて。 お腹が苦しい。くそ、焔の化身なんて取り込むんじゃなかった、熱くて熱くて仕方がないじゃん。 全身に滲む脂汗。苦しくて眉を顰めて呻いてしまう。こんな姿見せたいわけじゃないんだ。 (20) 2023/10/25(Wed) 22:29:00 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「ベアトリス、ごめ、こんな事なるなんて、 ボク、思ってなかったから…。 でも大丈夫、ボク、あいつ信用してないから、 ボクが乗っ取られることは、無いよ…?」 ふーっ、ふーっ、と痛みを逃すために息を長く吐き出した。 焼きついてるだけじゃなくて、ボクのお腹は本当にはらんでしまったように膨らんでてさ。 「だから褒めて、ベアトリス。 …姫様に、怪我も治して、もらって…。」 意識が途切れそうだけど、そんな自分を奮い立たせて意識を保つ。 姫様。姫様に会えばなんとか。 ──ああ、そんな時。 (21) 2023/10/25(Wed) 22:29:27 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤおとが、きこえた。 なかまのおと。ボクの仲間の。 だからぼくはそれに応えるように。 鍵盤をポーン…と叩いたんだ。** (22) 2023/10/25(Wed) 22:30:02 |
【人】 純真アンサンブル リッコ啓介の盾は間に合ってくれた。 さしずめ今の啓介は私だけのナイト…ってところかな? それに笑みを深めて。 「無茶はしないで…死なないでね。 啓介に死なれたら私、悔やみきれないから。」 (23) 2023/10/25(Wed) 22:30:29 |
【人】 純真アンサンブル リッコそう囁くと、音が聞こえた。 なかまの音だ。ピィンとまた爪弾くと、互いの音が共鳴していく。 それは遠くにあっても他の皆にも聞こえ始めただろう。 世界中のどこまでも響いて届くように。** (24) 2023/10/25(Wed) 22:30:59 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ本来ならばこんな初夜になるはずではなかった。 華かな婚儀の後、王宮の寝室で。 きっと二人は結ばれたであろうに。 初めての行為は女性に負担が大きい。だから、ユスターシュはチアキローズを闘わせたくないと考えた。 事が急を要していようとも、だ。 しかし彼女はーーユスターシュの提案には首を横に振った。 待っているなど嫌だと。 「……知っている。思い出した。 洞窟で熊と対峙した時も、 貴女は俺に援護や防御の魔法をくれたから。 だが、貴女の身体はーー。」 (25) 2023/10/25(Wed) 22:47:15 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ傷つけたのは己である。ユスターシュは唇を強く噛む。 彼女の決意を変える言葉を持っていない。 「……どうやら俺が恋をしたのは 戦乙女(ヴァルキュリア)であったようだな。 姫よ、貴女に従おう。 俺はどうすればいい?」 ウンディーネは黙ってやり取りを見守っている。彼女が考えるように、ユスターシュに対する強い想いから味方をしているのだろうか。* (26) 2023/10/25(Wed) 22:47:36 |
【見】 不良少年 滝沢啓介 「無茶しねえよッ!それよりこいつ、 どうしたら倒せるんだ!? キリがねえぞッ!」 盾なんか使った事がない。なんとなく振り回すだけでどこまで対応出来るのか。 その間に彼女は仲間と連絡を取ったようだ。 これでなんとかなるのか? そんな油断から気が弛んだ。 枝が子供の一人にヒュッと飛ぶ。 「あぶねえッ!」 盾では間に合わない。啓介は飛び出して、子供の前に立ちはだかる。 その腹部に向かって太い枝は一直線に向かいーー ぐさり、と。 身体ががくんと揺れた。焼けるような痛みが走る。貫かれて啓介は呻く。 鮮血が飛び散った。 「ぐあッ…!」* (@6) 2023/10/25(Wed) 23:01:12 |
【人】 爽快ブラスト チアキ「──ありがとうございます。 ユスターシュ様は…もし妨害が起きるなら それを止めていただければ…。」 何せ、私が。いえ、私たちが今からやることはほんとうに正しいかわからないのです。 何もならないかも知れません。 今、なかまたちがどうしているかもわかりません。 ただ、一縷の望みをかけてそれを行う時。私たちは無防備になってしまうのです。 だから私は胸の上できつくマントを巻いて留めるとそうお願いしながら魔具を展開させました。 (27) 2023/10/25(Wed) 23:07:50 |
【人】 爽快ブラスト チアキおとが。 音が、聞こえます。 だから私はそれに合わせて気持ちを鎮め、ドラムを叩き始めました。 タン、タッタタン、タン、タラララララララ…。 タン、タッタタン、タン、タラララララララ…。 タン、タッタタン、タン、タラララララララ…。 それは皆に整列を促すようなものでした。 それは一糸乱れぬ更新の始まりのようでした。 魔力が、音が、あたりに広がっていきます。 私を止めるためか、それとも耳障りだと感じたのか、精霊たちが襲ってくることもあったでしょう。 でも私は傷つこうとも、ドラムを叩くのを今はやめませんでした。 (28) 2023/10/25(Wed) 23:08:18 |
【人】 純真アンサンブル リッコ姫様の音が聞こえ始める。 私は呼吸を整えて魔力を高めていく。 サアヤの音と合わせられるように。 啓介の血の色に顔が歪んだ。 駆け寄り、彼を庇って私の背中に枝が突き刺さる。 けほ、と血を吐きながら、それでも──。 (29) 2023/10/25(Wed) 23:08:59 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤみんなの音が聞こえ始める。 ボクは喉を湿らせ魔力を整え始める。 か細い声でも、共に唄えるように。 たとえこの命潰えても、ボクがボクらしく、生きていけたと誇れるように。 (30) 2023/10/25(Wed) 23:09:24 |
【人】 純真アンサンブル リッコ人は迷わずに生きることはできない ただひたむきに生きる為だけに生きるのでは無いから 太陽を目指し天へと伸びる木々のように 迷いなく生きていけたならと願いながら (32) 2023/10/25(Wed) 23:13:26 |
【人】 爽快ブラスト チアキああ それでも私たちは生きている この世界を彩る様々なものと共に だから私たちは歌を歌う あなたたちと共にあることに感謝して (33) 2023/10/25(Wed) 23:14:36 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスベアトリスが初めてサラマンダーを召喚したのは、双子の弟であるユスターシュが無理矢理に連れ去れた時であった。 アイツら、赦せない! 怒りに燃えるベアトリスに誰かが囁いた。 ーー力が欲しいのか? それに力強く頷いて答えた刹那に、小屋が焔に包まれた。 メラメラ燃える建物の中にいるのに、熱くはない。 むしろ抑えられない怒りの方が熱く感じるぐらいだった。 ミュジークの騎士達と幼いユスターシュはこの光景を外から眺め、ベアトリスは焼死したと判断したのである。 まさか、彼女が精霊使いとして覚醒したとは知らずに。 ベアトリスが自身の力を自在に使えるようになり、宮廷魔術師に上り詰めるまでを詳しく語る必要はないだろう。 生き別れた弟を取り戻す。 それだけのために、必死に這い上がったに過ぎないから。 地位や力を得るために。 だが、ベアトリスは今、力を失った。精霊サラマンダーはサアヤの胎内に取り込まれたから。 (37) 2023/10/25(Wed) 23:27:24 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスあまりの光景に真っ青になり涙を溢す。血濡れの上にカエルみたいに腹を膨らませたサアヤが無事には見えないから。 「馬鹿ッ…なんで、なんでこんな無茶を。 貴女が、貴女が傷ついてまでこんなッ…」 褒めろと言われたが口から出るのはそんな言葉だ。一体彼女はどうなるのか。サラマンダーを使役出来ないベアトリスの魔力に治癒能力はないし。 「嫌よ、サアヤお願い、 死なないでッ…」 必死にしがみつく。冷静ではないから、ユスターシュを呼んで水の精霊の癒しを使うなどは考えられない。 その時澄んだ音が響いた。 魔力の波動。 何が起こるのか。* (38) 2023/10/25(Wed) 23:28:15 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ精霊たちは暴れ狂っていた。 海は荒れ船を転覆させた。 山では地鳴りが起きて土砂崩れに多数の人が巻き込まれた。 暴風が看板や木々をなぎ倒し、怪我人が多数ーー ありとあらゆる自然の災害が人々を襲う。 人間にはなす術もない。 彼女は何をするつもりなのか。 素肌にマントを纏った戦乙女は凛とした御姿にて立つ。 リズムが刻まれた。 魔力を放つ楽器が輝きを放つ。 「姫ーー危ないッ」 すぐに敵と化した精霊が襲い来る。屋上に降ってきたのは無数の雹だ。それはまさに弾丸のようなスピードで、チアキローズを狙っている。 (39) 2023/10/26(Thu) 7:50:47 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ 「ウンディーネ、ウォーターバリアをッ」 ユスターシュの叫びにウンディーネは応える。水の膜がチアキローズとユスターシュを包む。 しかし雹はいくつかバリアを突き抜け、二人を傷つける。 それでも彼女は演奏を止めない。 「くっ…!」 ユスターシュの剣技はこのような敵には全く役に立たない。 (40) 2023/10/26(Thu) 7:51:10 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス何処からか響くドラムにサアヤが応えた。 鍵盤を必死に叩いている。 しかし、彼女は見るも無惨な状態であるし、息も絶え絶えだ。 「サアヤッ、サアヤ無理しないでッ! このままだと、貴女はーー」 顔はもうお化粧が崩れてぐしゃぐしゃだ。ベアトリスは子供のように泣きじゃくる。 彼女が必死に闘っているのだけは理解できたが、もしこんな状態で演奏を続けたらどうなるのかーー また、母体の中のサラマンダーは、どうなっているのか。 (41) 2023/10/26(Thu) 7:51:45 |
【見】 不良少年 滝沢啓介枝は深々と刺さり背中まで貫通、啓介を深く傷つける。 だがそれでも、啓介は必死に里津子を護ろうとした。 「里津子、頑張れ…ッ!」 歌声が音楽に重なる。 それは緩やかな川のように流れ、満ちていった。 逃げ惑い、恐怖に震えていた人々はその美しい音色に聞き入り立ち尽くす。 共に歌いだしたのは小さな少女であったかーー 歌声は集まり大きくなっていく。 (@7) 2023/10/26(Thu) 7:52:22 |
【見】 不良少年 滝沢啓介 ーー産めよ、増えよ、地に満ちよ。 奇跡がそれに応えた。 突然広がる青空。雲は真っ白、清々しいほど澄み渡った空に巨大な虹が出現する。 イーリスの力が発動したのだ。 七大精霊の威厳を示すような虹に、精霊たちは戦きながら思い出す。 人との穏やかな暮らしを。 元は、一方的に使役されるのではなく共存していたことを。 ピタリ、と海の荒れが、暴風が、地鳴りが止まった。 チアキローズたち降り注いでいた 雹もなくなった。 動物園で人々を襲っていた樹木は、しおしおと枯れてしまった。 歌に寄せられた沢山の人の願いが叶えられたのだ。 まさに奇跡。 まさに祝福。 だがーー大いなる見返りは、それに見合う犠牲を伴う。 かつて願いを叶えたドローイグの人間はそのまま破滅した。 猫が日々の平穏を願う程度なら犠牲も少ない。だが、精霊たちを鎮めるほどの力はきっと、何か大きなものを欲するだろう。 例えば、人の命。 (@8) 2023/10/26(Thu) 7:53:02 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ 「……雹が止んだ。あの虹はーー。」 ユスターシュとチアキローズは屋上にいる。頭上には抜けるような青空、そして覆い被さるような虹があった。 ただ、呆然とする。 ウンディーネがポツリと呟いた。 『イーリスの力デ、精霊たちは 治マリマシタ。デモ… キット、良クナイ事が起キル。』* (42) 2023/10/26(Thu) 7:53:55 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス美術室の窓からも巨大な虹は見えた。 今は放課後、本来ならば日が落ちてくる時刻だ。しかし空は青空、である。 精霊たちの反乱をベアトリスはまだ知らない。サアヤを抱き締めた。 「サアヤ…ッ!お願い、生きて!」* (43) 2023/10/26(Thu) 7:54:33 |
【見】 不良少年 滝沢啓介青空に驚いたのは人間だけではなかっただろう。檻の中の動物たちも、巨大な虹に見入る。 そして啓介は。 変身が解ける。腹の傷を手で抑えるも、出血が激しい。 そのまま膝を地に着いた。 暴れていた樹木が枯れていくのにホッとするが、視界はぼやける。 「里津子?どこだ、なんか スゲエ寒い、身体が寒い… りつ、ーー…」 うつ伏せに倒れる。その真下の地面は啓介の血を吸って赤く、赤く染まっていく。* (@9) 2023/10/26(Thu) 7:55:10 |
【人】 爽快ブラスト チアキバリアをすり抜けた雹がいくつも身体に当たった。けれど、痛みに耐えながら演奏を続ける。 私だけじゃ無い。リッコリースもサアヤも力を合わせてくれている。 楽器を奏で魔力を乗せ歌ってくれている。止めるわけにはいかない。 楽器が攻撃されても私たちは手を止めたりしない。 それはサアヤもそうでした。 身体の中で暴れ狂う焔を抑えながら懸命に。 それはリッコもそうでした。 体を貫かれ血を吐きながらも懸命に。 それは私もそうでした。 身体を打ち付けられ痛めつけられながらも。 私たちは音楽をやめなかったのです。 そして奇跡は起きました。 私たちの呼びかけに、願いに、イーリスが応えてくれたのです。 精霊たちの暴走は止まり、世界に平和が戻ろうとしていました。 ただ、奇跡には代償が付き物なのです。 そしてその主たる祈り手は私たちでした。 だから、その代償は私たちが──。 (44) 2023/10/26(Thu) 13:21:56 |
【見】 不良少年 滝沢啓介やべー死んだ。 啓介は失われつつある体温と、自身の身体から抜けていく血にそう思った。 意識も遠退いていく。 家族の顔が脳裏に過った。弟は無事だろうか。両親は。 この騒動に巻き込まれたりしていないか。 友達たちは。不良グループは素行こそ悪いが情に厚い者ばかりだ。 啓介が死んだら悲しむだろう。 そして、漸く恋人になれた里津子は。 彼女の笑顔が浮かんでは消えた。 まだキスしかしてない。 何も出来ずに死ぬのか。 でも。人間はちっぽけだ。 どんなに力を尽くしても、小さな切っ掛けで死ぬ時は死ぬ。 とても呆気なく、悪戯に。 どんなにそれを誰かが嫌だと思っても。 それが自然の摂理。 つまりーーそれを覆す程の力が働かなければ啓介は、死ぬ。 死んでいたのだ。 (@10) 2023/10/26(Thu) 16:28:52 |
【見】 不良少年 滝沢啓介誰かに抱き締められる。柔らかく温かい。 誰?もう、目も見えない。 ーー体温が戻る。 次第に啓介に生気が戻る。腹の傷はみるみると塞がった。 ハッと目を覚ます。 「俺はーー里津子、里津子ッ!」 啓介を抱き締めている彼女はーー。* (@11) 2023/10/26(Thu) 16:29:10 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ虹は七大精霊の象徴、イーリスそのものだ。ただ目を奪われて言葉を失っていたユスターシュであったが、すぐチアキローズに駆け寄り、抱き締める。 「姫よ、ご無事ですかッ」 その時にユスターシュは気付いた。彼女の髪色が変わっていることに。 それは魔力を失ったからなのか、違うのか。ユスターシュにはわからない。 「チアキローズ姫…! 貴女が生きていてくれることが、 俺は何より嬉しい。 貴女は俺の全てだ。」* (46) 2023/10/26(Thu) 16:31:06 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス禍々しいものを孕んだサアヤを助けなくては。しかしベアトリスに方法はない。 この青空や虹は、何処かでイーリスが発動したのか? そうだ、イーリスに願えばーー その時、焔がサアヤを包んだ。 一瞬の出来事。彼女が消えてしまうまで。 「サアヤッ!」 ベアトリスが手を伸ばすが間に合わなかった。 しかしーー サアヤがいた場所には違う存在が。それは、誰なのか。 まるでサアヤを子供にしたみたいな姿だが。 「貴女はーー。」 産み落とされた。そう直感で悟る。しかし、邪悪な波動は微塵も感じない。むしろ神々しいくらいであった。 サアヤであり、サアヤではないもの。 (47) 2023/10/26(Thu) 16:32:50 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスまさか名付けを要求されるとは思わず戸惑う。取り敢えず、人間の姿に戻り衣服を纏い考える。 1つの名前が浮かんだ。 「エスポワ。貴女はエスポワよ。」 それはドローイグの古代言語で『希望』を意味する単語であった。* (48) 2023/10/26(Thu) 16:33:10 |
【人】 純真アンサンブル リッコ啓介を抱きしめていた腕はもう力無く。 私の意識は途切れ、蒼白になりながら啓介を抱きしめるようにして倒れ込んでいた。 その姿は、魔法少女と呼ばれる姿のまま。 でも、血の気はなく脈も弱く呼吸も浅い。 瀕死の状態。 それでも辛うじて命を保てたのは、姫様の願いが届いたからだった。 姫様の、皆が傷つかずに癒やされれば良いという願い事。 でも私は呼びかけには応じられない。 意識を失って──次に目覚めるのは治療を受けられたら、そこからになる。 治療を受けられなかったら? 最悪の事態が私を待っていることだろう。 生きながら目を覚まさない、そんな未来だ。 でも、何某かの治療を受けられたなら、身体に支障を抱えながらも目覚めることはできるはず。* (49) 2023/10/26(Thu) 21:39:28 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「エスポワ。ボクの名前はエスポワ! 良い響きだね、ボクは希望の篝火!」 名前を得られて、ボクは上機嫌! 身体に纏う焔が勢いよく噴き出て、キャラキャラ笑いながら宙返りをした。 そこにある姿は、サアヤと瓜二つまで成長した姿。 けど、焔を纏い胸元には虹色に輝く宝石が嵌っている。 イーリスとは違う。けど、ボクの力の源。 焔を意識的に消して、パチンと指を鳴らす。 そうするとほら、学生の方のサアヤの姿にだってなれるんだ。 (50) 2023/10/26(Thu) 21:50:31 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「──エスポワとして生まれ変わってきたよ。 人にも精霊にも囚われないボクだし 自分のために生きていくけどさ。 ボクは、君と絆をつくった。 人としても精霊としても 営みに馴染めないボクだけど ベアトリス、君は、 ──ボクを大事にしてくれる?」* (51) 2023/10/26(Thu) 21:51:43 |
【人】 爽快ブラスト チアキ──長い夢を見ていました。 私が私でない夢。 私は音楽と魔法の国のお姫様で、大好きな人が婚約者で、でも婚約者は失踪して、願いを叶えてくれる宝石イーリスを探しにいく。 魔法少女として戦って、囚われて──あ、あんな事をしてしまうだなんて、流石に夢でもはしたないと思います! でも、その相手である敵が最近やってきた先生だったから…もう、恥ずかしい。確かに良い先生だとは思うけど、先生だもの、恋は叶わないと想わなくてはなりません。 両親を亡くして、一人で生活してきました。 そんな中優しくしてくれた先生にそんな想いを抱いてしまっているなんて、夢で思い知らされて、少し悲しくなってしまいます。 だって、…きっと大学には行けないし。 魔法の世界に憧れはするけれど現実を見なくては。 音楽だって本当は控えなきゃならないのに、軽音部に迷惑かけちゃう。 ああ、でも、誰かしら? 誰かが私を呼んでいる気がする。 (52) 2023/10/26(Thu) 22:05:31 |
【人】 爽快ブラスト チアキ──私なのに、私ではない名前で。 「…ん…、せん、せい?」 なぜか私は先生に抱きしめられていました。 場所はどこ…屋上? 驚いて目をまん丸に見開いてしまいます。 その瞳の色は茶色。 それにしても先生、なんでそんな格好してるの? まるでそれは、夢に見た魔法少女の敵みたいで…ボッ、と頬が熱くなったのはその夢を思い出したからと、抱きしめられてるその状況に。 (53) 2023/10/26(Thu) 22:05:53 |
【人】 爽快ブラスト チアキ「えっえっ、ど、どうして私こんなところで…? 先生、もう大丈夫です、大丈夫で…す…???」 先生の腕から離れようと身じろぎしましたが、自分の格好に気が付きます。 マント?らしき布に身を包まれていましたが、無造作に動いたせいでそれがはらりとはだけて、私の裸…裸が!? 「きゃあああああっ!?」 なんで? どうして??? 驚いて悲鳴を上げながらマントを掻き寄せます。 頭の中はパニックです。 どうしたことなのでしょう。 私にはそれは一切わかりませんでしたが…。 戦うための魔力を無くし、癒しの能力だけを残して記憶も書き換えられていたのです。 癒しの力。 そして、あなたへの恋心だけを残して。** (54) 2023/10/26(Thu) 22:06:14 |
【見】 不良少年 滝沢啓介 「おい里津子、しっかりしろ里津子ッ!」 啓介が起き上がるのと入れ替わるように、彼女は崩れ落ちる。 まさか自分に命を与えるような事をしたなどわからないから、ただ混乱して啓介は青ざめた。 顔色も悪くて息も浅い。今にも命が消えてしまいそうだ。 「死なせるか…死なせるかよッ!」 彼女を抱き上げる。その細身は驚くほど軽かった。 「病院だッ…!」 もう走るしかない。絶対彼女を救うという強い決意で啓介は動物園を後にし、近くの病院まで急いだ。 果たして間に合うのか。 (@12) 2023/10/26(Thu) 22:29:23 |
【見】 不良少年 滝沢啓介走りながら、めちゃくちゃになった街を目の当たりにする。 地割れが起こったせいでアスファルトが陥没、幾つもの車が飲み込まれていた。 怪我人があまり居ないのはおかしいレベル。 それがイーリスの力だなんて啓介にはわからない。 総合病院に駆け込むと、里津子はすぐストレッチャーに乗せられて手術室へと運ばれた。 その間もずっと啓介は語りかける。 「俺を残して逝くな、里津子!!」 手術室の扉が閉じる。赤いランプの点灯を目にし、啓介はただ祈るしかない。* (@13) 2023/10/26(Thu) 22:30:00 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス彼女(?)は人間なのか、精霊なのか?こんな現象は見たことがない。華夜となったベアトリスはただボンヤリと見つめる。 サアヤが居なくなった。 居なくなってしまった…。 そう思った時は絶望しかなかった。 だがーー 彼女が命をかけてサラマンダーを抑え込み、取り込み産み落とした存在は、サアヤの魂を引き継いでいた。 華夜ははらはら涙を流しながら嗚咽を漏らす。 「……大事にするに決まってるでしょ? ーーお帰りなさい、サアヤ。 いいえーーエスポワ。」 近寄ると思い切り抱き締めた。華夜のボリュームあるバストで彼女の顔をぼすんと挟むようになったか。 それから、額に口づけを。 目線を合わせたらーー唇同士を合わせた。 (55) 2023/10/26(Thu) 22:30:58 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス「エスポワ。一体何が起きているのかしら。 恐らくイーリスの力が発動したのだろうけれど。 貴女の仲間に逢わなくては。 私はーー弟に。 弟は私を思い出してはくれなかったけれど、 新しい人生を歩むというなら送り出してあげないと。」 双子の弟であるユスターシュに対する執着は消えていた。 華夜の心は満たされていたから。 エスポワの存在によって。 彼女の策敵能力により、合流は叶うか。 そしてイーリスを見つければ、もう闘いが起こることはないのかーー。* (56) 2023/10/26(Thu) 22:31:22 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュユスターシュの腕の中にチアキローズは居る。 素肌にマントを纏っただけの格好だが、怪我もなかったし、ユスターシュは胸を撫で下ろした。 ウンディーネの話では精霊は落ち着いたようである。 これで差し迫った危機は回避できた。 しかし、ユスターシュはまだ警戒を解いてはいなかった。何故ならドローイグの焔の魔術師ベアトリスという敵がいるからだ。 ユスターシュはチアキローズへの愛を思い出し、彼女に忠誠を誓った。つまりドローイグとは敵対することになる。 ベアトリスはきっとユスターシュの裏切りを知れば怒り狂うに違いない…。 まだ闘いは終わらないのだ。 イーリスという大きすぎる力がある限りは。 ベアトリス側に起こった変化を知らぬユスターシュはこう考えていた。 (57) 2023/10/26(Thu) 22:45:47 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ思いに耽っていたせいだろう。 チアキローズが、いや、姫宮千秋の姿に戻った彼女が"先生"と呼んだ事に違和感を感じるのが遅れたのは。 「姫?ーー何を言って…」 目線があう。ユスターシュはチアキローズを姫抱きにしていたが、彼女を包むマントがはらり、とはだけ。白い肌が露出。 「?!?!」 響き渡る絶叫にユスターシュは肩を竦めて面食らう。多分今までの戦闘より一番効いた。 「なッ…落ち着いて。どうしたのだ、姫? まさか…俺を覚えていないのか? 精霊の暴走も、その前に俺が貴女をーー…。」 言いかけて口をつぐんだ。明らかに彼女には記憶がない様子だから。 ならば、ユスターシュも譲の姿になるべきだろう。 (58) 2023/10/26(Thu) 22:46:09 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ「兎に角、衣服を着た方がいいですね。 貴女を家まで送ります。」 彼女の家は昨日送っていったし把握している。 他の魔法少女たちや、ベアトリスのことも気がかりではあるが。 彼女が了承するのなら、そのまま車を止めてある駐車場に向かうだろう。* (59) 2023/10/26(Thu) 22:46:28 |
【人】 純真アンサンブル リッコ生きているのが不思議なレベルであると医師は言う。 外傷はないが重度の貧血状態で、手術室ではなくこれから全身を調べるのだそうだ。 結果、どうしてこうなったかやはり謎で体内での出血も見当たらない。 その為たくさんの管に繋がれて輸血や輸液をされながら、私はそのまま入院することになった。 目を覚ますのはまだしばらく経ってから。 私の目覚めまでにはサアヤと姫様の物語が関係するかもしれない。 彼女たちがどう動いたのか。どう動けるのか──。** (60) 2023/10/27(Fri) 6:54:11 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「えへ。嬉しいや…♡」 泣きながらボクを抱きしめて額にキスしてくれるから、ちょっと照れちゃうな。 柔らかい胸で挟まれると心地よい。 背伸びして口付けして、ボクからも腕を伸ばす。 ぎゅっと抱きつきながら長めに唇を合わせたけど──、ちょっといちゃつきたかったけど、今ばかりはそうもいかない。 ボクは分かっていたからね。 何があったのか。何が起きているのか。 イーリスを通じてさ。 「うん。イーリスが発動した。 精霊たちが反乱を起こして イーリスを使って人間たちを滅ぼそうとしたから サアヤと姫様が精霊たちに呼びかけたんだ。 ボクもそれに応えた。 共に奏で歌を捧げる形でね。 それに──イーリスが応えた。 だから今は精霊たちは落ち着きを取り戻してる。」 だけど。その代償もある、とボクは眉を顰めた。 (61) 2023/10/27(Fri) 6:54:50 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「ユスターシュは君の弟だったのか。 ユスターシュの記憶は姫様の治癒の力で ほぼ戻っているよ。精霊の反乱の前にね。 でも、姫様の願いによって負傷者も癒されたけど 姫様はその記憶を全て塗り替えられた。 こちらの世界としての姫宮千秋として。 リッコーリスは…今瀕死の状態だ。 死にゆく恋人を助けようとして 自分の命を引き換えに…と言うところを 姫様の癒しで一命を取り留めた。 命はなんとかなるだろう。」 イーリスを通じて情報を得られるみたいだね。精霊もどきになったから? 人の姿になると見えなくなるけど、宝石がはまっていた位置に手を添えて確認しながら淡々と情報を告げる。 リッコーリスに対して冷たい? まあ、命があるから良いじゃん…みたいなのはお互い様だよね。 (62) 2023/10/27(Fri) 6:55:37 |
【憑】 虹色カンタビレ サアヤ「ボクも。一命を取り留めたのは姫様のおかげ。 でも、あいつを何とかしてやりたいって。 君を返せって願ったからだね。 ボク自身は人とも精霊とも違う存在になった。 でもこれも悪くないと思ってるよ。 ──イーリスは何もなしに願いを叶える訳じゃない。 かつての愚王が人の心を捻じ曲げた結果 相手の魂が砕けたみたいに。」 ボクはベアトリスの手を取った。 そして微笑みかける。 「──行こっか。」 そのつぶやきを最後に。 ぱしゅん、とボクたちは魔力でかき消え、その場から移動した。** (63) 2023/10/27(Fri) 6:56:58 |
【人】 爽快ブラスト チアキは、はだ、裸を見られてしまうなんて…! その前に何で裸なの? 私は完全に混乱してしまっていました。 姫宮ですし、この話し方から姫と呼ばれることもあるので姫と呼ばれたことは完全にスルーしてしまっていました。 精霊の暴走? その前に何があったと言うの? そもそも精霊って? それに、やけに脚の間がぬるぬるしてる気がするのです。 それが、 によって愛された証だとは知りません。 瞬間的に月のものかと思ってこのタイミングで???とさらに混乱してしまいました。 まさか、胎内に注がれたものがこぼれてきたなんて、記憶がない私には分からないのです。 (64) 2023/10/27(Fri) 6:58:35 |
【人】 爽快ブラスト チアキ「せ、先生、何があったんですか…?」 弱々しい声で尋ねます。 うる、と瞳が潤んでしまうのは仕方がありません。だって、何があってこうなっているのか全くわかりませんから。 ただ、先生の格好が変わりました。何と言いますか、普段の先生の姿がはっきりと見えた、が正しいのでしょうか。 先ほどまでも先生は先生でしたのに。 ──本当に? 「ゆ…すた……しゅ………?」 頭がズキリと痛んで、その名前を呟いたのはいつだったでしょう。 屋上で? 駐車場で? それとも、私の家についてからでしょうか。 私の家についたなら、先生に家に上がってもらったかもしれませんね。 だって何があったか教えて欲しかったですから。 でも、そんな私たちの前に。 (65) 2023/10/27(Fri) 6:58:53 |
【見】 不良少年 滝沢啓介気が動転してストレッチャーで手術室に運ばれたのは里津子だと思い、必死に声を掛けていたが、看護婦から「岸咲さんなら向こうの病室ですよ」と言われて啓介はその場にヘナヘナ座り込んだ。 とはいえ、彼女の状態は万全ではなく入院が必要との事。 家族や近親者の方は、と聞かれた啓介は困ってしまった。 異世界の人ですとも言えずに。 それなら学生なので、学校の先生を呼んで下さい、と言われる。 里津子と啓介は同じクラスで、担任は熊切先生だ。 啓介は熊切先生に連絡を取った。 ーー後で保護者として病院に来てくれると言われたので、電話を切る。 (@14) 2023/10/27(Fri) 10:14:46 |
【見】 不良少年 滝沢啓介それにしても、何がどうなっているのか。 樹木が暴れたのは敵の攻撃? 里津子が言っていたドロ?なんとか国の仕業か。 屋上ではドロ?の敵であるマント姿の男を目撃したがーー。 里津子はまだ目を覚まさない。 覚ましたら話が聞けるだろう。 啓介は自分の家族の安否を確かめてから、病院にて待つことにした。* (@15) 2023/10/27(Fri) 10:15:00 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスエスポワが語る言葉を華夜は頷きながらしっかり聞き入った。 彼女の仲間たちは記憶を失ったり重傷ではあるものの無事のようだ。 また、弟のユスターシュが記憶を取り戻したと聞いて、眉を寄せ唇を噛む。 「私の事も、思い出してくれたのかしら。」 勿論そこまでエスポワにわかる筈はないだろう。 彼女と華夜はもう一度見つめあった。通じたのだろう、弟に逢いたいと願う華夜の気持ちが。 行こうか、と言われ頷く。 精霊でも人間でもない彼女はテレポートの魔法まで使えるのか。 二人は瞬時に移動した。 そこは、姫宮千秋の自宅であった。* (67) 2023/10/27(Fri) 10:15:29 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ彼女は激しく混乱している様子だ。この記憶喪失は一時的なものか、そうでないのか。 どちらにしろ真実を説明しても混乱させるだけだ。 「落ち着いて、チアキロ…姫宮さん。 色々トラブルもありましたが、 今は安全だと思いますし。」 本当はまだ、いつベアトリスが襲ってくるかもしれないと譲はかている。 その場合、魔法を使えないであろう千秋を守りながら闘うしかない。 車を走らせているうちにいつの間にか空は夕暮れに。虹も姿を消していた。 彼女の家に到着すると、当たり前のように一緒に家に上がり込む。 今独りにするわけにはいかない。 「……説明は、しますから。 まずシャワーを浴びて着替えを。」 時間を稼いで考えよう。と、ーー (68) 2023/10/27(Fri) 10:15:56 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ目の前に現れたのは、二人の人物。一人は生徒の橋本彩綾。もう一人はーー。 「……ベアトリスッ!」 譲はすぐに臨戦態勢を取る。また変身を千秋に見せることになるが仕方ない。 「俺は思い出した。俺は、 生まれこそドローイグではあるが、 ミュジークの騎士だッ! 姫に手出しはさせん。」 千秋の前に立ちはだかりかばうような姿勢を取る。が、華夜は変身もしないし、ただーー悲しそうな瞳をした。 『もう私に闘う意志はないわ、 ユスターシュ。 どうか剣を抜かないで。 私には、イーリスはもう必要ない。 ーーエスポワ。彼と二人で話をさせて。 その間に貴女は姫様を。』 奇妙な態度だ。罠だろうか。 しかし、エスポワと呼ばれた橋本彩綾はチアキローズの仲間だ。 ユスターシュは頷いた。 (69) 2023/10/27(Fri) 10:16:27 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ華夜とユスターシュは別室にて話をする。 『……貴方はドローイグにいた家族を覚えている?』 「姉がいたが、焔に包まれ亡くなった。」 すると華夜は長い睫毛を伏せた。 『そう。お気の毒に。 でも貴方は護るべき大切な人を 思い出したのね。 ならば、その人と共に生きるといいーー。』 「言われなくとも。 ベアトリス、お前はもう姫に 危害を加えないのだな?」 『ええ…闘いは終わったのよ。』 (70) 2023/10/27(Fri) 10:17:16 |
【人】 水の魔騎士 ユスターシュ華夜は淋しげに微笑んでいる。 ユスターシュにはその表情の意味がわからなかった。 『大事なのは過去ではなく、 今と未来よ。 私も未来をこれから生きる。 貴方もそうして。』 「……姫の所へ戻る。」 ユスターシュは譲の姿に戻り、千秋の所へ。エスポワはまだ傍にいるだろうか。 彼女はエスポワと何を話しただろうか。* (71) 2023/10/27(Fri) 10:17:24 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス独りになった華夜は大きく息を吐いた。 ーーこれでいい。弟にはもう、 私は必要ないから。 きっとエスポワも真実を告げたりはしないだろう。 そこで華夜のスマホが鳴る。相手はクラスの生徒の滝沢啓介であった。担任として対応する。 どうやら彼はエスポワたちの仲間である岸咲里津子と一緒に病院にいるようだ。 『わかったわ、これから病院に向かうから。』 エスポワに事情を説明しなくては。* (72) 2023/10/27(Fri) 10:17:47 |
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