人狼物語 三日月国


223 【身内】夢のあと

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【人】 客人 ジャヤート

[そうして>>39>>40]


私の話、ですか。


[勿論、話さなければならないだろう。
あらためて言われると少しばかり気恥ずかしくもあるが]


そう、ですね…。
まずはどこから話しましょうか。
(46) 2023/09/03(Sun) 19:54:40

【人】 客人 ジャヤート

[淹れて頂いたチャイを一口。
此方が思っていた以上に、人としての身体は冷えていたのか、
その一口だけで身体の芯が暖かくっなるのを感じる]


今の私について。
そうですね……フィエ嬢は映画はご覧になりますか?


[言いながらポケットから取り出した情報端末を弄ること暫し]


これが、一番新しい物語ですね。
今の私は、こういうことを生業にしています。


[そう言って差し出した情報端末に映っているのは
今劇場で公開されている映画の公式ホームページ。

1930年代、大戦前夜の欧州を舞台に、とある英国貴族によって集められた七人のメンバー。
生まれも立場も異なる彼等が時に対立しながらも絆を結びナチスに奪われた秘宝を奪還するという王道のアクション映画。

その主役七人のなかの一人として映っているのが、私だった]
(47) 2023/09/03(Sun) 19:55:47

【人】 客人 ジャヤート



ジャヤート=アクタル・ヴァルマ=メディナ。
米国カルフォルニア出身。
父はインド系英国人、母は日系ブラジル人。
この映画の他にも幾つかのTVドラマと映画に参加していますね。


[この世界でのフルネームで検索すれば、
今は日本語でもWikipediaにてプロフィールを
閲覧することができる。
特に昨年公開された映画は日本でも好評だったとのこと。

家族構成等多少の虚構は交れども
これがこの世界で生きる人間としての私の顔]*
(48) 2023/09/03(Sun) 20:02:37
客人 ジャヤートは、メモを貼った。
(a0) 2023/09/03(Sun) 21:01:01

【人】 黒薔薇 フィエ

[何気ないはずの部屋の中にその人がいる>>46だけで、いつもとは違うという気がした。少なくとも、さっきまでの土砂降りの中途方に暮れるような気持ちはひとまず治まっていた。
といって、外は相変わらず土砂降りだったのだけど。]

 台風が近いみたいなことは聞きましたけど、
 多分まだのはず…なんですけどね。
 テレビつけないとわからないけど…

[あまり長居してもらうのは、そういう意味ではまずかったりするのだろうか。もし帰れなくなるといけない。
でも、その人の話は気になったから、>>47私もまずは耳を傾ける。買ってきたトマトパスタとカクテルの缶はひとまず冷蔵庫にしまい込んで、私もチャイを一口啜った。これは本式のアフタヌーンティーよりも自信がある。目をつぶってても絶対に失敗はしない]
(49) 2023/09/03(Sun) 21:47:12

【人】 黒薔薇 フィエ

 映画ですか?
 はい、見ます。邦画のアニメとかは口コミで
 評判良ければ。でもレイトショーで安い時に
 洋画見る方が多いかな。
 人も少なくてゆったりしてますしね…
 
[差し出された端末に表示されている画像とかトレイラー映像には見覚えがあった。CG全盛の現代において少し古き良き感じすら漂わせる、アクション映画。メインの7人は国籍も背景も様々で協力して悪というかナチスに立ち向かう…
王道と言えば王道作品で、それだけに私も知っていた]

 あ、これは…今やってるやつですよね。
 近所で上映してるうちに見に行こうと思ってたんです。
 格好いいですよね、こういうの好きなんです、
 インディーみたいな…

 ………あれ。ジャヤート。さんでしたよね。
(50) 2023/09/03(Sun) 21:48:02

【人】 黒薔薇 フィエ

 え、あれっ… 確かキャストの人…

[メインキャストにそんな名前の人がいなかったか?
はっと思い立って、自分の端末で名前を検索してみる。
すぐにWikiに載っている名前に行きついた。]

 ジャヤート=アクタル・ヴァルマ=メディナ。

 そう、私も去年見た映画で、
 主役じゃないけどいい活躍してる俳優さんがいて…
 後で調べたら父親がインド系の英国の人で、
 私と同じだなって、
 だからなんとなく覚えてました、けど…
(51) 2023/09/03(Sun) 21:48:25

【人】 黒薔薇 フィエ

 えっ。じゃあ……
 ジャヤートさんって、この……?
 確かにそう言われれば、そうですけど…

 え、ちょっと待ってください。
 すごい有名人…じゃないですか。 
 確かに私知ってます。だから見覚えあったんですね…
 でも、直接会った事は…


[なんでそんな人がここにいるんだろう?
テンションが上がるのと、困惑と。気持ちはない交ぜになっていた。少なくとも、私の記憶にある限りで会った事はない…はずだけど。]

 もしかして すごく小さい頃とかに
 イギリスでお会いしてました?
 でも……

[いや、待てよ…]
(52) 2023/09/03(Sun) 21:49:40

【人】 黒薔薇 フィエ

 もしかしてすごく小さい頃の話ですか?
 でないなら、すみません、ピンとは来てない…
 「約束」、私が、ジャヤートさんとしたんですか…
 多分それってすごい大事な約束だったんですかね。
 それはわかります。
 そのために私を探して…って言ってましたよね。

 なんでだろう、私、そんな大事なこと
 忘れちゃってるんですか。
 私の事大事だって言ってくれる>>44
 思い出せたらいいんですけど…

[なんだか、思い出せないことに申し訳なさすら感じてしまう。
幼少の頃でないなら、こんなに私の方が思い出せないというのは何かおかしい気がする。どうにか記憶を絞り出そうと考えるうち、ふとさっきの一言>>45に思い至った。]
(53) 2023/09/03(Sun) 22:03:21

【人】 黒薔薇 フィエ

 そう言えば、さっきの私の夢の話…
 そう、女王様とか赤い薔薇の庭園とか、
 ずっと続くお茶会…
 そんな感じだったかもしれません。
 私、とにかくいっぱい料理作った覚えがあります。
 全身全霊で知識と腕前ふるって、
 みんなに喜んでほしいって。
 
 何作ったかな。ミートパイとか、サンドイッチとか、
 タルトにキッシュにオムライス、
 それに…
(54) 2023/09/03(Sun) 22:03:49

【人】 黒薔薇 フィエ

 確かに作った覚えがある、ような…

 ………まさか。

[帰る途中の話>>43を思い返す。
人間の願いや努力は美しくて、その思いや努力は否定されるべきものではなくて…
そんな温かな話をいつかどこかで聞いたような覚えが、確かにある。]

 お会いしてるんですか?
 もしかして、その時に。

[俄かには信じられないけれど、そうなのだろうか。
あれが本当のこと、になるわけだけど…
まじまじとジャヤートさんを見つめた*]
(55) 2023/09/03(Sun) 22:09:57

【人】 客人 ジャヤート



…貴女が、申し訳なく思う必要等ないのですよ。


[あの時の彼女も言っていた。
元の世界に帰ったら忘れてしまうかもしれないと。
或いは此処での出逢いを夢と思って思い出さなくなってしまうかもしれない、と。

其れでも構わないといったのは私のほうだ。
彼女が忘れてしまうというのなら、私が忘れずにいればいい。
ただ、言質だけは取っておきたいと
そんな想いと共に交わした『約束』]
(56) 2023/09/04(Mon) 10:04:13

【人】 客人 ジャヤート

[この世界は広く、人も物語も豊かで、
此方が想定していた以上に時間はかかってしまったけれど。でも、こうして再び巡り会えることができた。
其れだけでも十分すぎるほど、
嬉しかったというのに。>>54>>55]


…。

 
(57) 2023/09/04(Mon) 10:05:17

【人】 客人 ジャヤート



――…ええ、そうですよ。


[微かに目を見開いた後、
自然、はにかむような笑みが浮かぶ。

覚えていなくても。
忘れられていても構わないと。
そう、思っていたけれど。

…交わした言葉を思い出してもらえたということが、
其れが、こんなにも胸を温かくするものだったとは。]
(58) 2023/09/04(Mon) 10:06:17

【人】 客人 ジャヤート



貴女にとっては一睡の夢のようなものだったのかもしれません。
其れでも、私にとっては、かけがえのない唯一無二の思い出なのです。


[そして。]


…あらためて、フィエ嬢。


[こたつテーブルを挟んだ対面越しに恭しく一礼して見せると、そっと立ち上がる。
そうして、彼女の傍らへと移動すると]


思っていたよりも時間がかかってしまい、申し訳ありませんでした。
ですが、またこうしてお会いすることができて、とても嬉しく思います。

[いつかの茶会でそうしてみせたように。
彼女の手をとって、その手の甲にそっと口づけた]**
(59) 2023/09/04(Mon) 10:08:37

【人】 客人 ジャヤート

[其れから、二つ三つ言葉を交わした後になるだろうか]


フィエ嬢。
もし、ご都合が良ければ
明日お時間を頂いてもよろしいでしょうか?


[先程の彼女の様子を思い出す。
今、彼女に必要なものは
心と体を休めることではないだろうかと。

どんな屈強な勇者や戦士、魔法使いだとて
常に頑張って張り詰めるばかりでは疲弊してしまうから。

何より、張り詰めて疲弊しきった心では
楽しさも喜びも、何かを美味しいと感じることも
上手くできなくなってしまうと思うから。
そうなる前に休息は必要だ]
(60) 2023/09/04(Mon) 12:32:41

【人】 客人 ジャヤート



…どう、でしょうか?
勿論、都合が悪ければフィエ嬢の都合に合わせます。


[彼女を気遣う気持ちが半分、
彼女と共にいたい気持ちも半分。
心が二つある、とはこういうことだろうかと
そんなことを考えながら、真っ直ぐ彼女の瞳を見つめた]**
(61) 2023/09/04(Mon) 12:32:53

【人】 黒薔薇 フィエ

 本当に、そうなんですか。
 にわかに信じられはしないです、けど…

[あの場所に行ったことも、あそこで起こったことも夢ではなくて、目の前にいる人は、そのまま信じるなら私に逢うためだけにこの場所まで私を探しに来てくれた人だということになる。

そんな事があるものか、と思うくらいに今の私は自分への肯定感を亡くしていたのだけれど。
嬉しくないかと言われたら、嬉しくない訳はなかった…けど。]

 ……ふふ。

[はにかむような笑みにつられて少しだけ笑ってしまった。]
(62) 2023/09/04(Mon) 20:13:11

【人】 黒薔薇 フィエ

 …そうなんですか。
 ごめんなさい、そういう人とお話した覚えはあります。
 それでちょっと…いえ、かなりびっくりしたけれど
 温かな気持ちを覚えたのも、感情に覚えがあります。

 ただ、話の細部までは覚えていないですけど。

 まだ信じられない気持ちのほうが強いですが…

[側に寄って>>59恭しく口づけする姿は、そんな事があったような気がして、くすぐったくて、少し嬉しくて、温かくて、
なんだか申し訳なかった。きちんと覚えていないせいもあるけど、私はそんなプリンセスみたいな存在ではないんだから。
]
(63) 2023/09/04(Mon) 20:18:47

【人】 黒薔薇 フィエ

[それからいくつか話も交わしたけれど、雨は止む気配もない。むしろ窓を叩く雨の音はますます強くなっていそうだった。]

 明日、ですか?
 はい、もちろん空いてます。
 新しい仕事も全然見つかってないし…
 時間はいくらでもありますから。

[なんだろう。と純粋に不思議に思うけれど、多分悪いことではないはず。]

 都合なら私は全然構いません。けど…
(64) 2023/09/04(Mon) 20:22:43

【人】 黒薔薇 フィエ

 あ、すみません。

 …そうですよね。雨も強いし、今帰らないと
 今夜は帰れなくなっちゃうかも。
 こっちではホテルとか取ってるんですよね?なら…

[と気を取り直して送り出そうとしてふと]

 ……そうだ。これだけ…すみません。

[部屋の隅の衣装棚の中を探って、10センチ四方ほどの木箱を取り出し、ジャヤートさんの前に置いた。]

 帰る前にこれだけ、聞かせてもらえませんか。
(65) 2023/09/04(Mon) 20:28:21

【人】 黒薔薇 フィエ

 この箱、前はお店でつけてた紫の蝶の
 髪留めが入ってたんです。

 いつの間にかそれがなくなって……

 もしかして、今「代わりに何が入っているか」、
 ジャヤートさんはご存知ですか?

[真剣な、もしかしたら悲愴にも見えるような顔で、私は尋ねた*]
(66) 2023/09/04(Mon) 20:34:03

【人】 客人 ジャヤート

[ーーー…ああ、と。>>62
はにかむその顔に知らず息を呑む。]


…よかった。
漸く笑ってくれましたね。


[まだまだ本調子とは言えないかもしれないけれど。
それでも、いつかの貴女の面影を垣間見たことに。

安堵にも、懐かしさにも、切なさにも似た感慨が胸を満たす。

先程口づけた彼女の掌を、そのまま此方へと寄せれば
此方の頬へと添えさせて]


覚えていないのなら、それでも構わないのです。
少なくとも、私にとって其れは些末なこと。

信じられないというのなら、
信じてもらえるように言葉と行動で示すだけです。
(67) 2023/09/05(Tue) 0:56:20

【人】 客人 ジャヤート



…………。


[差し出された小箱と>>65
彼女の問い掛け。>>66


忘れる筈もない。
何よりも箱の中から感じ取れる懐かしい気配は
嘗ての私の残滓そのものだったから]


…懐かしいですね。


[彼女の頬に添えていた手を、今度は小箱のほうへと添えて]
(68) 2023/09/05(Tue) 0:59:32

【人】 客人 ジャヤート



ガーネットの首飾り、でしょう?


[微笑って首を傾げてから]


そうですね。
…材質は台座、チェーン共に白金、
長さは確かそう…このくらいでしたね。


[親指と人差し指をそっと
彼女の首周りを半円をなぞるように滑らせると]
(69) 2023/09/05(Tue) 1:09:17

【人】 客人 ジャヤート



ガーネットの紅が引き立つように、
そして石の加護があるようにと
ガーネットの周囲には金剛石を添えました。

貴女の行く末に幸あれと。
そう願って作り出したことを覚えていますよ。


[ひらりと、此方の掌と指先とを見せながら。
あのとき指先につけた傷は、今はもう消えてしまっているが
もしかしたら、この仕草で何かを思い出すこともあるかもしれないと。

小箱に手を添えながら、彼女の言葉を待つ。
さて、答えはどうだったろうか?]**
(70) 2023/09/05(Tue) 1:10:13

【人】 黒薔薇 フィエ

 よかったですか?
 …そう言えば、なんか最近、笑えてなかった気がする。
 大人になると、世の中考える事が増えすぎるんですよ。
 でもうらやましい。…ジャヤートさんは、映画スターで…
 もう色々なもの、持ってるんですよね。
 …ううん、僻みとかじゃなくて。

[笑っていると言われて、>>67自分でも少し驚いて、ジャヤートさんを改めて見つめた。掌を頬へ添える仕草はやっぱりちょっと気障な気もするけれど、あの時はたしかお茶会の場だったから、こうして距離が近いとそんな風に思ったりするのだろうか。

でも、今の自分にはそれは効いた。
温かくて、
やっぱり申し訳なくなる。
]
(71) 2023/09/05(Tue) 7:35:55

【人】 黒薔薇 フィエ

[そして、告げられる答え。>>69]

 ……………

[黙って、箱の中を開ける。
中にはな大きめの、鉄礬柘榴石のついた首飾り。
台座もチェーンも白金。
取り出して持ち上げ、首にかけてみた。

ジャヤートさんの指し示した首周りのライン>>69にそのままぴったりと納まった。]

 あたり、です。

 この間まで、いつの間にかなくなったって
 思ってたけど…そう言えば、
 紫の蝶は私が持っていてほしいって
 その人にあげたんでした。
 私が確かにその人と話したっていう思い出で…
 
 私が何か代わりの思い出になるものをってお願いして…

[じっとジャヤートさんを見つめる。
眼の縁に熱いものが溜まっていくのを感じた。]
(72) 2023/09/05(Tue) 7:46:57

【人】 黒薔薇 フィエ



 ジャヤートさん、……… ですね。

 
(73) 2023/09/05(Tue) 7:47:24

【人】 黒薔薇 フィエ

[ジャヤートさんの答は…どちらにしても、少し話が落ち着いたところで席を立つ。テレビはつけず、端末で天気を見た。]

 台風…ではないけど、今夜はずっと雨、
 激しく降りそうですね。
 明日は晴れるだろうから、
 用事は問題ないと思いますけど。

 …ジャヤートさん、ご飯はまだですか?
 私は買ったのもありますけど、せっかくなら
 何かありあわせででも作りますが…

[多分お風呂とかもいるよね、と思いつつ、そう声をかけた*]
(74) 2023/09/05(Tue) 12:11:42
 




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