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【人】 一年生 花巻 楓[きっとお願いしなくたって先生は来てくれただろう。 時折お客さんとして来てくれるたび、 少しの時間でも他愛ない話をした。 学校でこんなことを教わったんですとか、 今はこんなことが出来るようになりましたとか、 あたしの話だけじゃなく 先生の話も、今年はどんな生徒がいるとか 最中以外に何が好きかとか、 ─── 付き合ってる人は、いるのかとか。 先生の生徒じゃなくなった今なら、 きっと先生は、正面から向き合ってくれるから] (400) 2021/07/30(Fri) 23:36:23 |
【人】 三年生 堂本 明菜再婚する、 とかどう? [一年前の祭りが終わった後、弟を交えた居間でそんな 発言をすれば、父親は飲んでいたビールを噴き出した。 あの時の顔、出来れば写真に収めたかったと思うほど 面白いくらいの慌てぶり。 あまりにもトウモロコシとかけ離れすぎて 驚くのも無理はなかっただろうけれど。] (401) 2021/07/30(Fri) 23:39:27 |
【人】 一年生 花巻 楓[あたしの花は咲いたけど、楓の花は目立たない。 秘めたままじゃ、きっと気付いてもらえない。 それでいいなんて、思える気持ちじゃないって 今のあたしには分かってたから] 先生。 今年のお祭りは 一緒に花火、最初から見てくれませんか? [ 紅葉 みたいに頬を染めて、色付く ための、最初の一歩を踏み出した*] (402) 2021/07/30(Fri) 23:39:42 |
【人】 三年生 堂本 明菜父さんのこと傍で見て、支えてくれる人がいたら 安心かな〜って。 ほら、アタシ来年からお店に立てる時間減るし、 旬も中学生になったしさ、 考えてもいいんじゃないかと思って。 あっ、でも父さんと一緒になりたい人なんていないか〜〜 やっぱり無理かな〜〜〜 [最後は煽ったりもしたけれど、 別に心当たりもなく言ったわけじゃない。 アタシの見当違いで、 どちらかにその気がないならそれまでだけど。 でも父親からは煽り効果か約束は絶対なのか、 それとも他に思うところがあったのか、 否定的な言葉は出なかった。] (403) 2021/07/30(Fri) 23:40:17 |
【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也── その次の、きみと俺の夏祭り ── [ 二年目の甚平は普通の甚平だった。 浴衣姿の夕鶴は、……うん、綺麗で、 ほんの少しだけ、ドキッとさせられたのは本当 鳥の種類を詳しく見分けられるわけではないし 朝焼け と夕焼け を見分けられるほど、俺の目は出来が良くない。 少し考えて答えを出したのは ] 夕焼けの朱鷺? [ 俺の想像は、あたってた?どうかな。 ] (404) 2021/07/30(Fri) 23:40:36 |
【人】 三年生 神田 京平答え合わせには まだ早い むすんでひらいて 両手を上げて 通りゃんせ 通りゃんせ ここは知らぬ細道じゃ うしろの正面 だ あ れ ? 指切っ√︺╲▁︹_/﹀▔\⁄﹀\╱﹀▔︺た ** (405) 2021/07/30(Fri) 23:40:38 |
【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也[ あの日と、それからずっと昔のあの日と。 おんなじように屋台を巡って、みんなのところを回って。 手を差し伸べられたらぎゅっと繋ごう、 きみが、はぐれてしまわないように。 勿論きみのことを見失うことはないよ きみは、女の子の中ではよく目立つから?>>1:110 ] (407) 2021/07/30(Fri) 23:41:24 |
【人】 三年生 堂本 明菜[そんなこんなで現在。] 牡丹さんもなんとか言ってください!! [今は四人で食卓を囲んでいたりする。 こうなったのは最近のことで、 牡丹さん呼びも、敬語もまだまだ取れてはいないけど。 時折お店の方でも、四人がやいのやいのしている姿も 見れたことだろう。] (408) 2021/07/30(Fri) 23:41:44 |
【人】 一年生 花巻 楓[そしていつか、 あたしがゆっくり色付き終わったら] 浩明さん、 あたしはあなたが、大好きです。 [この言葉を、 貴方に伝えることも出来るでしょう**] (409) 2021/07/30(Fri) 23:42:52 |
【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也[ 今もまだ。 お守りの中で寄り添ったままの鶴と朱鷺は、 未だにその願い事を大切に大切に温め続けてる。 何かを願うきみの隣で、 願った願い事は、あの日と一言一句違わぬ言葉 ] ずっと、夕鶴が、 そばに居てくれますように [ なんて。願いが叶いますように。 花火の下で、願いを、祈りを、込めるんだ。 それから ──────── ] (410) 2021/07/30(Fri) 23:42:59 |
【置】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也きみのねがいが はなひらきますように。 そばにいてくれて、ありがとう。 ずっと、ずっと、大 好 きです。蓮見 朱鷺也 (L1) 2021/07/30(Fri) 23:43:52 公開: 2021/07/31(Sat) 0:00:00 |
【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也[ きみに渡すのは裏返されたままの一枚の絵馬 恥ずかしいからさ、あとで見てよ。 ] 俺が書いたもの欲しいって言ってたでしょ。 夕鶴が来るまえに、これ書いたんだ。 [ きみには言わないけど、 本当にめちゃめちゃ丁寧に書いたんだ、それでも。 ちょっとだけ癖のある男子らしい文字は、 とびきり上手っていうわけじゃないけれどさ。 今は絶対見ないで!って言いながら 夕鶴が何か手提げみたいなのを持ってたらさ、 そこに無理やり押し込んだ。 ] (411) 2021/07/30(Fri) 23:44:04 |
【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也[ 絵馬の裏だか表だか。 書かれていたのは一羽の鶴で。 でもこんな上手に描かれた鶴よりも、 俺は、きみが描く鶴のほうが好きだよ。 ] (412) 2021/07/30(Fri) 23:44:22 |
【人】 三年生 堂本 明菜[それから、卒業後も変わらずその姿が見えたなら、 アタシは有言実行とばかりにお誘いをしたんだ。 そうだね、今年は少し早めに屋台を抜けさせてもらって、 あの場所に行く前に屋台を見て回るのはどうかな。 射的とか輪投げとか型抜きがあれば 勝った方がお願い何か一つ聞くのはどう? なんて勝負でも挑んでみようか。 社会人になったアタシはなんなら奢るけど?なんて 余裕を見せるように言ってみたりもするだろう。 もし、京平が相変わらずお面をつけたままで、 勝負を受けてくれて、勝てることが出来たなら、 (負けても勝つまでやるつもりだけど) アタシの願いは決まってる。] (413) 2021/07/30(Fri) 23:44:54 |
【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也行こっか。 [ 差し出した手はきっと再び繋がれて、 微笑んだ視線は、きっときみとぴったり合って。 かごめ、かごめ、かごめのはなひらり。 ここは平和な平和な篭芽町。 また、来年、来るね。 そんなふうに呟いたらさ、 どこか遠くで狐の声が聞こえた気がした きっと、不穏なやつじゃなくて、ね! ]** (414) 2021/07/30(Fri) 23:44:57 |
【人】 数学教師 長尾 浩明君はきちんと挨拶に来てくれた。>>399 律儀だなって思いつつ かけようって思ってた言葉をかける。 「 合格おめでとう。 そして、卒業おめでとう。 」 月並みだけど、それが伝えたかったこと。 そして細やかな約束には笑って頷く。 「 勿論。桜餅、買いに行こうって思ってるし またおすすめのお菓子、教えて欲しい。 」 勿論言われなくても行くつもりだった。 (416) 2021/07/30(Fri) 23:49:47 |
【人】 数学教師 長尾 浩明少しの時間でも君とは他愛ない話で盛り上がって。 成長を聞くたびに嬉しくなったし 今年は担任として生徒を見てるとか 最中以外なら羊羹が好きとか、伝えただろうし。 ――――独身で、付き合ってる人はいないとか 生徒じゃなくなった君に逃げずに伝えた。 (417) 2021/07/30(Fri) 23:50:10 |
【人】 数学教師 長尾 浩明君は本当に綺麗に色づいてきて。 いつからかな、 可愛いから綺麗って思うようになったのは。 いつからかな、 一人の女性として君を見るようになったのは。 「 いいよ。一緒に見ようか。 」 きっかけになった日は、 きっと君が最初の一歩を踏み出した日なんだろうな。 (418) 2021/07/30(Fri) 23:51:01 |
【人】 数学教師 長尾 浩明 いつか、君が鮮やかに色づいたなら。 君の想いを聞くことが出来たなら。 「 …俺さ、良い先生でいたかなとは思うけど ……そんなにできた人間じゃないから。 好いてもらえたら自然と意識するし 頑張ってる君は…可愛いって思ってた。 好きだけじゃ嫌だ。 その先が欲しい。 」逃げずに言葉を伝えて。 君の耳元にそっと囁くだろう。 (419) 2021/07/30(Fri) 23:52:21 |
【人】 教師 落川 禅── 卒業式 ── [今年も式は滞りなく終わり。 一息つくように戻った美術室で早速ネクタイを緩める。 机に寄りかかり、久々にスーツを着て凝った肩を回しながら。 ふと、少し色褪せた向日葵色の扇風機が目に入った。] ……ちゃんと卒業できてたなー。 [鳳が美術室に頻繁に来なくなって、一年数ヵ月。>>185 廊下ですれ違えば軽口は交わすし、声を掛ければ無視されることはないけれど。 以前に比べると余所余所しく感じるのは、たぶんそれまでが近すぎたからだろう。 遅かれ早かれ、引かなければならかなった線引き。 でもちょっと早すぎたかもなぁ、なんて後悔したりもしたけれど。 美術室から離れた彼女は、校内のあちこちに居場所を広げ。 校外でも順調に、世界を広げていっている。>>320 きっともう、大丈夫だろう。 巣立っていく姿を、無事見送ることができた。 思い出して目を細めながら、扇風機をそっと撫でた時。] (422) 2021/07/30(Fri) 23:54:55 |
【人】 教師 落川 禅はは……だから、男の趣味が悪すぎるだろ。 後悔しても知らねーぞ。 [いつものように、額をおさえて。 でも口元はどうしようもなく緩んで、笑ってしまう。 彼女が美術室に来なくなってから、感じていた。 早すぎたかもという後悔とか。 余所余所しい距離に感じるもどかしさとか。 ぽっかりと穴が開いたようなそれが、埋まって初めてさみしさだったことにようやく気づく。] ……会えそうな時間あれば連絡よこせよ、 急に来ても、忙しかったら構えないかもしれねーし。 鳳がいるのに、それじゃさみしいしなー。 [ゆっくりと顔を上げて。] (425) 2021/07/30(Fri) 23:56:48 |
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