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【人】 4年 大木慎之介[思っていたよりも見事に決まった指先が、彼の頬に溜められていた空気を抜いた。怒ってみせようとする表情もまた可愛らしくて、笑みがこみ上げてくる。 変な人なんか近づいても来ないし 日花のことをそんな風に思ったこともないけれど、彼を安心させるために はいはい、わかったわかった、といちおう真剣に応えて 可愛らしいお説教の終了の合図のため、唇を重ねた。] (0) 2024/06/11(Tue) 1:53:52 |
【人】 4年 大木慎之介うんうん、いっぱい考えて。 [その間は俺の助手席にいてくれればいいから。 夏も秋も冬も、次の春も。 これからずっと、彼の歌声と一緒にいられるなんて、幸せだ。 今まで誰も好きになったことはなかったし 好かれることもないと思っていたのに 彼が俺の人生に登場しただけで、世界が彩られる。] (1) 2024/06/11(Tue) 1:55:55 |
【人】 2年 玖流梨日花[頬を突かれたり、抱き合ったり、触れ合ったり お互い顔を見合わせて笑い合ったり。 そんな幸せを一つ一つ噛み締める。 お説教の終わりの合図に重なる唇が離れる頃 擽ったそうな笑顔で、ふにゃと笑った。 その後落ちた囁きにも、腕の中でへへっと笑って。 いつまでだって微笑ましい二人だけの時間に浸るように ぎゅーーーっと腕の力を強めた。] (2) 2024/06/11(Tue) 9:24:15 |
【人】 2年 玖流梨日花[免許は取れなかったとしても、 地図くらいは読めるようになった方がいいかな。 ちょっと方向音痴だし、全然自信はないけど。 それともドライブに合う音楽を選ぼうか。 目的地の情報をしっかり調べようか。 毎回お弁当を作る、のは難しいかも? 俺は俺に出来る事を探そう。 一つ一つ、小さなことでも。 筆に乗せた絵の具を敷き詰めていくように 慎之介さんの人生に、俺と二人で過ごす時間を描こう。] (3) 2024/06/11(Tue) 9:24:24 |
【人】 4年 大木慎之介[免許は取らないにしろ、地図は読めたら―――心配事は減るけど、その分俺の出番も減っちゃうんじゃない?なんて返事したかもしれない。 あの日。 彼がもし正しく地図を読んで、別荘に一人辿り着いていたら。 もしも俺よりも先に誰かが助けの手を差し伸べていたら。 ひょっとしてボタンを掛け違えたみたいに、愛おしく思う気持ちだけが残って 触れ合うことは許されなかったかもしれない。 こんな愛おしさを知らずに、ずっといたかもしれない、なんてちょっと怖くなる。 だからといって、やりたい気持ちを取り上げることなんてできないし。 嬉しいけど無理することなんて1つもない。 日花のその気持ちだけでも十分幸せだよ、って笑ってから ああ、日花の好きな音楽は俺も知りたいから、今度プレイリスト共有して、なんて頼んだかもしれない。 日花と過ごせるこれからの人生。なんて、幸せなんだろう。] (4) 2024/06/11(Tue) 12:30:57 |
【人】 2年 玖流梨日花[出番も減っちゃう、なんて言われたら きっと「そっかぁ」ってまた悩むような顔をして。 嫌な悩みではなく、好きな人のために何ができるかを考える幸せ。 それはあの日のシャワーの後にも似て。 少しでも“大木センパイ”を笑顔にするために出来ること あの時も考えていたし、今もそう。 あの日の掛け違えた世界線はこの先にはなくて。 出来る限り、絶対、ここから掛け違えたりもしたくない。 いつまでも一緒ですよって、回した腕に力を込める。 プレイリストかーっ、好きな曲いっぱい詰め込んじゃお! って意気込む姿は子供っぽかったかもしれない。] (5) 2024/06/11(Tue) 13:55:29 |
【人】 4年 大木慎之介[真剣に悩んでくれる横顔も愛おしくて。 あの時、彼が一生懸命考えて、そうして俺を救ってくれた あの一枚の手作りのチラシのように、また何か考えてくれているのが嬉しいし 俺も日花のために、なんでもしたいって、そう思うんだ。 “もしも”なんてないのだと、これから先もボタンは掛け違わないのだと。 ずっと一緒だと回された腕に甘えるように身を預ける。 音楽の話題に、子どもっぽく目を輝かせた彼の好きなものを沢山詰め込んだプレイリストを想像して、また一つ、彼と過ごす日々の楽しみが増えるのだった。] (6) 2024/06/11(Tue) 18:03:55 |
【人】 2年 玖流梨日花[甘い時間はゆっくりと過ぎていく。 安心させるよう回した腕に、甘えるように預けられる身体。 それこそ、膝の上に乗せるなんてことは 物理的に無理なのかもしれないけど。 それでもこの大きな身体を、その内の繊細な心を 支えてい来たいな、って思う。] (7) 2024/06/11(Tue) 20:31:32 |
【人】 4年 大木慎之介[美味しい食事を楽しんだ後、夜の海辺を散歩をして花火をしたり、翌日は海で泳いでシーグラスを集めたりして、 そんな風に夏休みをはじめて 浴衣を着て花火大会や夏祭りにも行きたいし、 遊園地でナイトパレードを見てもいい。 これからも沢山の夏を重ねていくけれど、彼と一緒に過ごす初めての夏はきっとかけがえのないものになるだろう。 そんな予感を胸に、彼の手をきゅっと握りしめて しばし見つめ合ってから 唇を重ねた。]* (8) 2024/06/15(Sat) 23:52:45 |
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