メイジは、どうみても読んでと言わんばかりのその手紙を、開いた。 (a11) 2021/07/14(Wed) 20:49:28 |
メイジは、思わずつぶやいた「馬鹿じゃないの……」 (a12) 2021/07/14(Wed) 20:51:36 |
メイジは、泣いていた。 (a13) 2021/07/14(Wed) 20:52:24 |
ロクは、死んでいない。まだ、今のところは。 (a14) 2021/07/14(Wed) 20:53:41 |
ミロクは、この年の夏に起きた事件を奇跡だと信じている。 (a15) 2021/07/14(Wed) 20:53:51 |
傷痕 メイジは、メモを貼った。 (a16) 2021/07/14(Wed) 20:54:50 |
ミロクは、またこの夏に空を見上げ、誰かの生誕を祝うのだろう。 (a17) 2021/07/14(Wed) 20:54:56 |
【人】 警官 ハルカゼ──時は令和三年。東京オリンピックの開催が迫る、夏のことだった。 「あれ、まだ読んでたんですか? ……ま。長いから暇潰しにはなりますよねェ。 昨日は忙しかったから、尚更退屈ですよ」 ハルカゼは溜息を吐く。 小さな駐在所の中は片付いていた。 綺麗好きのハルカゼが赴任してから、所内はいつも整頓されている。▼ (37) 2021/07/14(Wed) 20:55:23 |
セナハラは、遠くから見守っている。 (a18) 2021/07/14(Wed) 20:56:40 |
タマオは、初雪の日に彼を一言祝います。何度も。 (t4) 2021/07/14(Wed) 20:56:49 |
ロクは、一先ず、今日も生きていた。 (a19) 2021/07/14(Wed) 20:57:41 |
メイジは、フジノと約束をした。また会えますように。 (a20) 2021/07/14(Wed) 20:58:47 |
フジノは、願った。また、次が、ありますように (a21) 2021/07/14(Wed) 20:59:50 |
タマオは、相槌を打った。「はい、よく似ていると思いますよ」 (t5) 2021/07/14(Wed) 21:00:02 |
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