人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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マユミは、いいでしょうこのトライオン。強そうでお気に入りです。
(a2) 2022/07/02(Sat) 22:29:15

マユミは、栗栖、それはトライオンですよ。トラライオン。
(a4) 2022/07/02(Sat) 22:30:51

【人】 元弓道 マユミ

>>14 シロマ

「ん?」

呼ばれた。スマホでの連絡のメッセージを流した後、少女はというと右腕をぐるぐる回してやる気十分に足を踏み出そうとしていたところだった。
この少女、栗栖よりも先に黙ってずかずかずんずん先に行こうとしていたのである!

「成る程?そういう流れだったんです?」

くるりと振り向く。

「それならば喜んで。梢、行きましょうか。
 栗栖!勝負ですよ!『面白い』を多く見出したほうが勝ちです!つよーい拙と、つよーい梢に勝てますかね〜!?」

そんなことを言いつつたたたと小走りで声をかけてくれた彼女の元へ。学年なんて気にしない。
(16) 2022/07/02(Sat) 22:47:38
マユミは、猫島・夢川組にも手を振った。そちらの収穫も楽しみにしていますよ〜!
(a6) 2022/07/02(Sat) 22:48:57

 
 
出席を取ります

 

散開した後。
どこかの時間、どこかの教室。
教卓の前で、少女が教鞭を執っていた。

「……
鳥飼
。」

机に被さる様にして、麦わら帽子の青年が座っていた。
いや、そうさせられていた。

「まだ一人かぁ。
 ふふ、道のりは長いね」

 
「ああ、なんだ」

「こんなところに居たんだ」


──どこかの時間、どこかの教室。
ひょいと一人覗き込んだ先。
そこに居る青年の姿を見て、
実に何でもない事のように、

ただ迷子を見付けたように、それだけを言った。

【人】 元弓道 マユミ

>>【職員室】 >>20

「考えることはたいてい皆一緒なのでしょうね」

ふむ、と周囲をぐるりと見回す。割れた窓が気になった。

「だからこそ、栗栖の言うことの引用になりますが『見出す』ことが大事なのだと思いますよ。似たような体験であっても、その中で自分は何を見つけられるか」

近くに落ちていた手頃な箒を手に取り、軽く埃を払ってからぎゅっと握りなおす。

「職員室ならば、学校に関する資料やここに在籍していた生徒教師の情報などがあるでしょうか?拙はここがどんな学校だったのかがちょっと気になりますね。
 梢、先に適当に調べててもらえます?拙は近くの割れたガラスを掃いてまとめてから調査します故」

そう言うや否や、さささっと箒を動かし始める。積もり積もった埃に顔を顰めつつ手際良くまとめていった。誰かがここに来た時、ガラスを踏んで怪我をしては大変だから。
(25) 2022/07/02(Sat) 23:29:59

【人】 元弓道 マユミ

職員室に入る少し前。

「……あ。そうだ」

スマホをぽちぽち。
(26) 2022/07/02(Sat) 23:31:06
「や、深雪ちゃん。
 ごめんね?彼、攫いやすそうだったからさ」

まだ細い息を残す青年の頭を、麦わら帽子越しに撫でる。
言葉からして、貴方の友人であると知っているようだ。
今回の面子の中で違和感なく過ごす程度には、記憶をある程度把握しているのだろう。

「私はここの在校生だったんだけど……君は多分最近の子だよね」

つまり、若く見積もっても生きていれば──貴方達の祖父母程の年齢になる。

【人】 元弓道 マユミ

>>【職員室】 >>30

「校長室って全然縁がないから、ピンとこないんですよね。
 ふっかふかでくるくる回る校長先生専用のソファがあることくらいしか知りません」

自分の興味あるものしか目に映らない少女の頭では、校長室に何があるかすぐにパッと出てこないようだった。
呼ばれる頃には片付けも粗方終わったのか、まとめたガラスをちりとりで集め、蜘蛛の巣の張ったゴミ箱にざばーっと流してすぐにやって来た。

「お。お手柄ですね梢。流石です。イケメン度が更に増しましたよ。どれどれ……」

名簿をひょこっと覗き込む。知っている名前はすぐに…… 見つからなかった

(35) 2022/07/03(Sun) 0:10:12

【人】 元弓道 マユミ

>>【職員室】 >>30 >>35

「んーーーーー……」

暫くにらめっこ。

「目がしょもしょもします」


細かくて字を追いかけるのが大変らしい。見つけられなかった。多分そのうち祖父の名前くらいは見つかるだろうけど。

「……それにしても、思ったより知らない名前も並んでいますね。やっぱり昔はここも人が多かったんですね」

一度紙から距離を取り、眉間を指で軽く揉んだ。

「梢はどうですか?知り合いの名前などはありました?」
(37) 2022/07/03(Sun) 0:15:50

「そうだね」

教室の戸を後ろ手に閉めて、
まるで幼子にでもするような、青年への仕草をぼうっと見ている。
友人の身に何かが起きている事は明白だというのに、
それについて問い質そうとする気なんてさらさら無いようだった。

「俺がこうなった・・・・・のも最近の事みたい。
 牧夫兄が連れて行きやすそうなのもそう 警戒心無いもんね」

警戒心が無い、というのはまあ主観的な評価でしかないのだけど。
平然と、いくつかこたえを返してから、少し考える。

「在校生。じゃあ、俺達よりずっと上なんだ。
 ……俺からもひとつ聞いていい?梢ちゃんはさ、」

「皆を連れて行って、どうするの」

【人】 元弓道 マユミ

>>【職員室】>>41

「超えました超えました。大気圏突破も秒読みですよ」

息をするように適当を言いつつ──半分本気なのは、彼女に対する信頼からだろう。
周りが何を言おうと
この子がしっかりしていることは、きちんと知っているつもりだから──一緒になってある程度見ていたが。

「行きましょう行きましょう!目指すは全エリア制覇ですからね!
 主事室ですか、馴染みがありませんね〜。用務員さんのお部屋ですよね?そちらもそちらで面白そうなものがありそうでワクワクしますね」

頷き、示された方へ歩き出す。
その際掃除に使った箒も持っていくことにした。気分は剣を得た勇者だ。
(42) 2022/07/03(Sun) 0:46:20
「心配しなくても、酷いことするつもりなんて無いよ」

まるでこの行いが酷いこと≠ナは無い風に告げて微笑んだ。

「……私ね、先生になりたかったんだ」

目を伏せた少女は語る。

でも生徒がいなくちゃ、先生はできないだろう?


だから攫った。只其れだけ。
その精神性は、当時のまま育っていない。

【人】 元弓道 マユミ

>>【職員室】>>43

「学校に寝泊まり!何それ楽しそうじゃないですか。拙もやりたいですよ〜!」

少女にとっては仕事であっても煌めくものに感じたらしい。きっと青い頭の中では非日常的な空間を好きに歩き回り、慣れぬ布団にくるまる体験にはしゃぐ少女を思い描いている頃だ。

「それにしても梢の婆さまは学校のことも教えてくれたんですね。拙の爺さまも昔話はしてくれましたが、己の武勇伝が多かったのでそういった雑学はあまりなく」

嬉しそうでよかったと内心思いつつ、出くわしたのは二人の道を阻む(勝手に思い込んでるだけ)障害。

「梢、拙におまかせを。危ないですから下がってもらえます?」

ガタガタ鳴るだけの取手を両手で握り。片方の足を上げて机を押さえつけ。

「正攻法で突破しますッッッ!!!」


思い切り力任せに引っ張った──!
(46) 2022/07/03(Sun) 1:22:40
マユミは、
バキッッッ!!!
(a20) 2022/07/03(Sun) 1:23:26

【人】 元弓道 マユミ

>>【職員室】>>43 >>46

引き出しは……開いた。(悪質確定ロール)。

「ふう。軟弱ですね」

両手をぶんと振ればこきんと軽い音が鳴った。

「お待たせしました。さあ、見てみましょうか」

一仕事したと言わんばかりの顔をしつつ、体を横にずらし白間に場所を譲ったのだった。
(49) 2022/07/03(Sun) 1:26:45

「ああ、うん。大丈夫。
 何か悪い事するんじゃないかって心配してるわけじゃなくて。
 俺から皆を取るんじゃなければ、何だっていいよ」

あなたが何か"酷いこと"をするような人ではないという事は
青年に対する所作を見ればわかると言わんばかり。
事実それは"酷いこと"ではないのだ。両者の間に限っては。

「俺は寂しいのは嫌。誰もこっちを見てくれないのが嫌。
 だから梢ちゃんの──先生の学校・・・・・から、除け者にされないなら」

これからも皆で一緒に居られるなら・・・・・・・・・・・・・・・・
 俺は君が先生になる手伝いをしたっていいくらい。
 だってそれは俺にとって、歓迎するべき素晴らしい事なんだ」

子どもじみた我儘で、子どもじみた願望を抱いている。
これは大人になる前に終わってしまったものだから、
大人になれずに居る少女の夢を否定するはずもない。

「……ふふ。
 こんな良い子を除け者になんて、する筈無いじゃないか」

さみしがりの貴方に近付いて。
自分よりも低い位置にある頭へ手を伸ばす。

「ああ、これからも皆で一緒にいよう。
 先生のこと──手伝ってくれるかい?深雪。」

これまでにもこの校舎を訪れた者はいた。
しかし殆ど大学生の年頃であったりして、白間にとって彼らは生徒というより『大人』だった。

自らも少女と呼べる年齢であるが、長い月日をこの校舎で過ごした故に。
自身を『大人』と考えている。
彼女の刻は、あの夏で止まっているというのに。

【人】 元弓道 マユミ

>>【職員室】 >>52

「鍵ひとつ見つかれば御の字と思っていましたが、これはなかなか。やりましたね」

満足げにふふんと鼻を鳴らした。

「はい!それじゃあ本丸に乗り込みましょう!
 ああ、それと鍵束は梢が持っていてくださいね。しっかり者さんはしっかり者ですから、それ故本当は必要以上に頼って負担をかけたくないものですが。でも拙が持つと落としてしまいそうなので」

少女の表情はなかなか変化しにくいが、普段よりちょっと目が柔らかく細められている。
着実に探索が出来ていることに気分が良くなっているのか、鼻歌でも歌いそうなほど軽やかな足取りで先に進むのだった。

目指すは本丸、校長室。
(57) 2022/07/03(Sun) 11:08:22

【人】 元弓道 マユミ

……校長室に向かう道すがら遠くから聞こえる声にはっと目を見開く。

「あの声、裏道と鹿乃ですか?」

すぅ、と。分かりやすく息を吸ったから、同じように探索する少女が両耳を塞ぐ猶予は一応あったかもしれない。

「うーらーみーちー!
 かーなーいー!

 何かありましたかあああ!」


かあああ……

かああぁ……


かあぁ…………(エコー)
(59) 2022/07/03(Sun) 11:13:36

【人】 元弓道 マユミ

>>【職員室】 >>62

「……ふむ。適当な何かにびっくりしているだけと言う線もありますが、万が一ということもあります。
 そうですね、一旦戻りましょうか。鹿乃がどんな状況なのかは分かりませんが、裏道のほうは連絡を見るに一人で怖がっているみたいですから。せめて明日香のいる場所まで送り届けてあげましょう」

何でもない様子なので、大声にもきちんと反応できたのだろうと少女は思うことにした。流石しっかりものだなと白間に対してMP(マユミポインツ)が加算された。

「大丈夫、何かあったら拙がしっかり守りますとも。鍵だっていざとなったら壊せますからね。よし、それじゃあ帰還です!」

土間箒を握りなおし、そうして職員室を後にするのだった。
(63) 2022/07/03(Sun) 11:49:26

「うん」

頭に触れる手を受け入れて、うっそりと笑う。

あなたはきっと、良い先生になれる。
いいや、なるんだ。

皆が離れ離れかれがれにならないよう繋ぎ留めて、
きっといつまでもそのままで居られるようにしてくれる。
そんな先生で居てくれるのだと、無責任な期待を掛けている。

何もかもつまらなくなってしまった毎日を、あの日死んだ夢を、
再び何よりも楽しくて、大好きな日々に戻してくれるなら。
それを拒む理由は、何処にも無い。

「手伝うよ、何だって。
 頑張るのは苦手だけど、皆で一緒に居たいから。
 先生のこと、俺に手伝わせて。」

だからあなたは『大人』の『先生』で、
自分達はあなたの庇護下にある『子供』の『生徒』。
およそままごと遊びのようなあなたの夢を、『学校』を
否定する言葉の一つも無く、望み好んでその配役は享受される。

柔らかい髪をするりと撫でる。

「ありがとう、助かるよ。
 生徒集めが一番大変だからね」

この学校だって、生徒がいれば。
名前を変えて、校舎を建て替えて、今日まで続いている筈だった。
誰だって独りは寂しい。
この校舎で何十年もの時を過ごし、少女の欲は膨れ上がっていた。

「皆一緒の方が良いに決まってる。
 歳も関係なくさ、同じ教室で過ごせたら良いなあって。
 新学制って長くても六年しか同じ学校に通えないだろう?」

もしも生きていたのなら。
それは、承認欲求と呼ばれる代物だ。

「ああ、そうそう。ひとつ確認しておかなきゃ」

話を戻すように、少女は軽く手を叩く。


「皆≠チて言ってたけど──……
 それは、
今日ここに来た全員のことかな?


「それとも、
君と特に仲の良い友達だけ?


私はどちらでも良いよ、と付け加えて少女は返答を待った。
生徒が一人でもいれば『先生』役は務まるのだから。


独りは寂しい。
  になりたい。
  に居てほしい。
誰かに自分の事を見てほしい。

ともすれば。
そんなあなたの想いに引き寄せられて──同調して、此処に来た。
これはそういうものだったのかもしれない。


「友達皆で、ずっと同じ場所で過ごせたら。何より幸せだろうな。
 周りの目とか、家の事情とか、将来の事とか。
 何のしがらみも無ければもっといい。」

「…皆が俺の事を好きかはわからないけど。
 俺は……皆の事が好き、だから」

曖昧な色の髪が揺れる。
本当は。自分が皆の事を好きなのか、自分でもわからない。
けれど今この場ではそういう事にして。

自分と鳥飼、それから白間を除いて、7人。
夜が明けて、幽かな者達の時間が終わってしまうまでに。
連れて行く・・・・・事ができるのは、現実的に考えれば──


何人か、なんて。そんな事はどうでもいいんだ。


全員がいいよ・・・・・・。」


「仲間外れは、かわいそうでしょ。
 離れ離れになるのはかわいそう。
 それに俺は、ここに来た皆の事が好きで、友達だと思ってる」

夢川深雪にとって、少しでも話した事のある相手は全員友達だ。
我儘な子どもは多くを欲しがるものだ。
そして、夢川深雪が望む事は、友達とずっと一緒に居る事だ。
それは一度は死んだ夢だったけれど。

「だから全員がいいよ。」

できるかできないかじゃない。
とはいえ無理を道理にしろと言う訳でもない。単なる願望だ。
これは自分はどうしたいのか。ただそれだけの話なんだから。

「……ああ。
 何のしがらみも無く、将来を憂うこともなく、ずっと楽しく穏やかに暮らせたら最高だ」

女だから無理だとか、男だから無理だとか。
子供だから無理だとか、大人だから無理だとか。
そんな無粋なことを言う人間がいない場所で。

「よし、
全員だ

 せっかく奉公も戦争も無くなって、民主主義になったんだから。
 離れ離れになる必要なんて何処にもないもの」

勿論、これは二人の願望というだけ。
七夕の短冊に書く様な、幼く無謀な高望み。

だが、しかし。
夢は大きく、我儘であるべきだ。


鳥飼へ視線を向け、貴方に戻す。

「まずは彼から攫っちゃおう。
 後は……誘いやすい子から誘っていこうか?
 
こちら側
が多くなれば、寂しくなって自ら来たがる子だって出てくるかもしれないしね」

髪を一つに結んだ少女と、自分を遠い血縁だと信じている少女。
彼女たちは誘えばきっと来ると、白間はそう考える。

【人】 元弓道 マユミ

【廊下】>>78

これは盤面を静かに観察していた最年長JK。
事情聴取、情報共有などの面においては白間のほうが得意としていると理解しているため、そっと見守っていたのだ。

「裏道も鹿乃も無事……いえ、鹿乃は擦りむいているようですが。大きなトラブルに巻き込まれていないようで何よりですね。
 冒険はまだ始まったばかりですから、どうか気をつけてくださいよ」

二人がセーブポイントもとい空き教室に向かう際、そう言って見送ったのだった。


「さて梢。私たちは戻りましょうか。それとも私達も休憩兼ねて空き教室に向かいます?拙は元気有り余っているので、どのような選択でも構いませんが」

ブレーキ役として傍にいてくれていることに気付かぬまま、探索においての相方をちらりと見た。
(87) 2022/07/03(Sun) 22:43:10

「うん。
 どっちかと言うと、自分から来てくれた方が。
 俺は嬉しいな。だって、同じ気持ちだって事だから」

とはいえ全て全てが思う通りには行かないだろう。
それは理解しているから、やっぱりこれも願望だ。
けれどそうであればいいと思う事は、誰にも止められはしない。
分不相応な高望みであっても、叶ってしまえばそうではなくなる。

「それでも。待ってるだけじゃだめなのも、わかってる。
 ……でも皆、誘えば来てくれそうだから困っちゃうな。
 最終的には全員連れて来るとしても、順番は考えないと…」

口元に指先をあてて考える。暫しの間。

猫を連れたあの子と、保健室通いのあの子。
それから、好きだったはずの、今も好きなはずのあの子。
それぞれが『仕方ないな』と言って一緒に来てくれる。
真っ先に浮かんだのは、そんな実に都合の良い想像。

もし仮に、拒絶されたら?
その時は、好きじゃなかったのか、好きなのか。
それがはっきりとするだけだ。


「……ねえ、牧夫兄の次は誰にするか、任せてもいい?
 上手くできるかわからないし、もう少しだけ。
 先生のお手本を見ておきたいんだ」

誰を連れて来るにしても。
できるかはわからないけれど、一先ずの姿勢としては。
自分達の『先生』となるあなたのやり方を手本としたい。

何より、このように在る年月はあなたより浅いものだから。
そういう意味でも、生徒とは先生に倣うものだから、と。
先生たるあなたに向けて、なんとも甘ったれたお願いを宣うのだ。

【人】 元弓道 マユミ

>>【廊下】 >>88

当然、鍵だけでは満足しない。
携帯端末を挟んで貴方に眉を吊り上げた強気な笑みを見せ、先へ進む。

「ラスボスのいるところですからね、何が起きるか分かりません。拙が鍵を開けて先に入りましょう」

土間箒を剣の如く持ち直し、白間から鍵を一旦預かって開錠。
握ったドアノブは埃と錆でざらりと嫌な感触に覆われていて、思わず顔をしかめたけれど。だからといって足を止める理由にならず。

「行きますよ」

ぎいい。
軋むドアが高く鳴いて。
侵入者たちは更に奥へと進んでいく。
(92) 2022/07/04(Mon) 2:40:27